JP5265925B2 - リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体 - Google Patents

リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体 Download PDF

Info

Publication number
JP5265925B2
JP5265925B2 JP2007555016A JP2007555016A JP5265925B2 JP 5265925 B2 JP5265925 B2 JP 5265925B2 JP 2007555016 A JP2007555016 A JP 2007555016A JP 2007555016 A JP2007555016 A JP 2007555016A JP 5265925 B2 JP5265925 B2 JP 5265925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
containing composite
phosphate metal
phosphate
metal
tin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007555016A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007083835A1 (ja
Inventor
浩基 藤田
洋介 佐藤
裕樹 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2007555016A priority Critical patent/JP5265925B2/ja
Publication of JPWO2007083835A1 publication Critical patent/JPWO2007083835A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5265925B2 publication Critical patent/JP5265925B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B25/00Phosphorus; Compounds thereof
    • C01B25/16Oxyacids of phosphorus; Salts thereof
    • C01B25/26Phosphates
    • C01B25/45Phosphates containing plural metal, or metal and ammonium
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1016Fuel cells with solid electrolytes characterised by the electrolyte material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0002Aqueous electrolytes
    • H01M2300/0005Acid electrolytes
    • H01M2300/0008Phosphoric acid-based
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0065Solid electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0088Composites
    • H01M2300/0091Composites in the form of mixtures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/08Fuel cells with aqueous electrolytes
    • H01M8/086Phosphoric acid fuel cells [PAFC]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24942Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree
    • Y10T428/2495Thickness [relative or absolute]
    • Y10T428/24967Absolute thicknesses specified
    • Y10T428/24975No layer or component greater than 5 mils thick
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249953Composite having voids in a component [e.g., porous, cellular, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、携帯機器、移動体、定置型用の燃料電池などの固体電解質として用いられる材料として、好ましく用いることができるリン酸塩金属含有複合体及びそれからなる緻密体に関するものである。
近年になり、ナフィオン(Nafion)(商品名:デュポン社製)膜に代表される高分子膜を利用した固体高分子型燃料電池(PEFC)は、携帯機器、移動体、定置型用の燃料電池として研究、開発が進んでいる。これらの高分子膜は、燃料電池用電解質として作動するのに十分なプロトン伝導性を発揮させるためにその内部に大量の水分子を含んでいる。
このようなPEFCではアノードからカソードへの水の移動などにより水分量が減少し、プロトン伝導性が低下することが問題である。特に、100℃以上の温度で運転すると、水分の蒸発が著しくプロトン伝導度の低下が大きくなる。
また、アノードからカソードへの水の移動を抑制するために、また電解質抵抗を低下させるために、高分子膜の厚さを薄くする手法が用いられているが、膜が薄くなると原料ガス、液体燃料の透過が生じるという問題がある。そこで、この水分蒸発という問題のためにPEFCは100℃以下、典型的には80℃程度で運転されている。同時に、PEFCはシステム内で正確に水分量を管理する必要が生じ、システムが複雑になりがちである。
しかし、PEFCを100℃以下の作動温度範囲で運転する場合、次のような種々の問題が指摘されている。
(1)改質水素ガスに含まれる一酸化炭素により電極触媒が被毒し触媒活性が劣化する。
(2)熱交換効率が低いために冷却装置が大型、複雑になる。
(3)本質的に化学反応の効率が低い温度域であるために高出力が期待できない。
そこで、PEFCの基本技術、用途のままで乾燥問題を克服し、且つ上記(1)〜(3)の問題を解決する方策として運転温度を上昇させるために、無加湿もしくは低加湿雰囲気下、150℃以上の高温で作動する電解質が求められている。
これら新規固体電解質の候補材料として、多孔質ガラス、ポリリン酸アンモニウム、硫酸水素セシウム、含水結晶型酸素酸などが提案されているが、いずれも無加湿もしくは低加湿運転と運転温度の高温化を両立しながら高いプロトン伝導性を示すものではない。
最近になり、150〜400℃の中温領域で高プロトン導電率(〜10−2S・cm−1以上)を示す無機・有機系材料の研究が盛んに行われており、その一つとしてMP(MはSi、Ge、Sn及びTi等の金属)で表されるリン酸塩金属や、Sn4+の一部をインジウム(In3+)イオンで化学量論組成となるようにドーピングしてなるリン酸塩金属が検討されている(非特許文献1を参照)。この材料は、上記した従来技術における問題を克服できるプロトン伝導体になり得る可能性はあるものの、未だ導電率は十分でなく、粉末状の試料しか得られていない。また、図2に示すように、上記したMPのリン酸塩金属からなる粉末状の試料1をプレス成形(圧粉)した成形体2を電解質として供すると、成形体2を構成する粒子間の空隙を燃料ガスや液体燃料Xが透過するリークRの問題や、燃料のクロスオーバーが発生するという課題があった。
Electrochemistry,73,No.9(2005)、「4 MP2O7系固体電解質のプロトン導電性とその応用」、第846頁〜第850頁
本発明は、このような従来技術の有する問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、100℃以上、好ましくは150℃以上の中温・高温域で高い導電性を示し、気体や液体の遮断性に優れ、固体電解質として好適なリン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、リン酸塩系プロトン伝導体にインジウムをドーピングすることで導電性が上がり、なおかつ、リンに対する(スズ+インジウム)の比を2より大きくすると余剰のリン酸化合物が、プレス成形して作製したペレットの空隙に充填されて、ガスリークや燃料クロスオーバーが抑制されることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、M1M21−x(H)の組成(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1、0≦w、2<y<10、0<z<35の不等式を満たす。)を有し、気孔率が10体積%以下であるリン酸塩金属含有複合体が提供される。
また、本発明によれば、M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1である。)と、H(但し、0≦a、0<b、0<cである。)、及び/又はM1(HPO・nHOの組成を有する結晶性リン酸塩水和物(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、n=1又は2である。)を含むリン酸塩金属含有複合体であって、前記複合体中に含まれるP/(M1+M2)の原子数比が2より大きくなるように調合されてなるリン酸塩金属含有複合体が提供される。
さらに、本発明によれば、M1M21−x(H)の組成(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1、0≦w、2<y<10、0<z<35の不等式を満たす。)を有するように、リン酸原料、M1含有化合物原料及びM2含有化合物原料が調合され、当該調合物が200〜700℃の温度にて熱処理されて得られる、気孔率が10体積%以下であるリン酸塩金属含有複合体が提供される。
本発明のリン酸塩金属含有複合体において、2<y≦5であることが好ましい。そして、具体的には、前記Hとしては、オルトリン酸(HPO)、二リン酸(H)、三リン酸(H10)、シクロ−三リン酸(H)、ペルオキシ二リン酸(H)、五酸化リン(P)、又はペルオキシリン酸(HPO)であることが好ましい。
本発明のリン酸塩金属含有複合体は、100〜250℃における電気伝導率が0.01S/cm以上と高い導電性を有しており、固体電解質として優れたものである。
本発明では、上記した構成のリン酸塩金属含有複合体からなる粉末が所定形状に加圧成形されてなり、気孔率が10体積%以下であるような気孔のほとんど存在しない緻密体とすることができる。また、このリン酸塩金属含有複合体緻密体は、内部に存在する気孔の大きさが最大1nmと極めて小さいものであることが好ましい。
また、上記したリン酸塩金属含有複合体からなり、厚さが10〜1000μmである緻密膜とすることもできる。そして、これらの緻密体及び緻密膜は、いずれも100℃以上、特に150℃以上の中温・高温域で高い導電性を示し、かつ気体や液体の遮断性に優れており、固体電解質として好適に用いることができる。
本発明によれば、100℃以上の中温・高温域で高い導電性を示し、気体や液体の遮断性にも優れており、例えば固体電解質として好適に用いることができるリン酸塩金属含有複合体や緻密体、緻密膜を提供することができる。
(a)は本発明のリン酸塩金属含有複合体からなる粉末をプレス成形する一例を示す概略図、(b)はリン酸塩金属含有複合体からなる粉末をプレス成形して得られた緻密体を示す概略図、(c)は燃料の透過状況を示す説明図である。 従来のリン酸塩金属からなる粉末をプレス成形したものの燃料の透過状況を示す説明図である。 比較例1で得られた円板状膜の破断面のSEM写真である。
符号の説明
1:リン酸塩金属からなる粉末状の試料、2:成形体、10:本発明のリン酸塩金属含有複合体からなる粉末、11:余剰のリン酸化合物、12:緻密質の成形体。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
本発明に係るリン酸塩金属含有複合体は、M1M21−x(H)の組成を有するものである。この複合体の組成において、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、ゲルマニウム、M2がインジウムであり、0.5≦x<1、0≦w、2<y<10、0<z<35の不等式を満たすものである。
本発明者らは、リン酸塩系プロトン伝導体について種々の角度から検討を重ねたところ、リン酸塩系プロトン伝導体において、インジウムをドーピングすることにより、導電性が向上するとともに、リンに対する(スズ+インジウム)の比を2より大きくすれば、驚くべきことに、余剰のリン酸化合物がプレス成形して作製した成形体の空隙に充填され緻密質になって、ガスや液体のリークを防止し、燃料のクロスオーバーが抑制されることが判明したのである。
したがって、本発明において、リン酸塩金属含有複合体とは、P/(M1+M2)の原子数比が2より大きくなるように調合された原料を熱処理して得られる粉末状のもので、M1M21−x(H)の組成を有しており、この粉末をプレス成形して成形体とすると、余剰のリン酸化合物が成形体の空隙に充填され緻密質になるものである。
この点を図1(a)〜図1(c)を用いてより具体的に説明する。図1(a)に示すように、M1M21−x(H)の組成を有し、P/(M1+M2)の原子数比が2より大きくなるように調合された原料を熱処理して得られる粉末10を、一軸プレス機などを用いてプレス成形(圧粉)すると、図1(b)のように、余剰のリン酸化合物11が粉末10の間の空隙に充填され気孔の殆んど存在しない緻密質の成形体12が得られる。したがって、この成形体12は、図1(c)に示すように、水素、エタノールなどの気体燃料又は液体燃料Xの透過が抑制される。
本発明のリン酸塩金属含有複合体は、M1M21−x(H)の組成において、M1はスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、M2はインジウムである。M1としては、上記のうち、特にスズが好ましい。また、M1に対するドーパントとしてのM2のドープ割合(1−x)は、0.5≦x<1となるようにしており、好ましくは、0.6≦x<0.95である。
また、本発明のリン酸塩金属含有複合体においては、リン(P)の(M1+M2)に対する割合〔P/(M1+M2)〕が、2<y<10のように2より大きく、2<y≦5であることが好ましい。複合体には、水素(H)が存在しており(0≦w)、酸素(O)も存在しており、その割合は0<z<35であり、好ましくは7≦z<20である。
次に、本発明に係るリン酸塩金属含有複合体の他の実施形態としては、M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1である。)と、H(但し、0≦a、0<b、0<cである。)のリン酸、及び/又はM1(HPO・nHOの組成を有する結晶性リン酸塩水和物(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、n=1又は2である。)を含み、P/(M1+M2)の原子数比が2より大きくなるように調合されてなる複合体が挙げられる。
上記のリン酸塩金属含有複合体は、具体的には次の3つの態様がある。
(1)M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属と、Hのリン酸を含む複合体。
(2)M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属と、M1(HPO・nHOの組成を有する結晶性リン酸塩水和物を含む複合体。
(3)M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属と、Hのリン酸、及びM1(HPO・nHOの組成を有する結晶性リン酸塩水和物を含む複合体。
ここで、前記Hのリン酸としては、例えば、オルトリン酸(HPO)、二リン酸(H)、三リン酸(H10)、シクロ−三リン酸(H)、ペルオキシ二リン酸(H)、五酸化リン(P)、又はペルオキシリン酸(HPO)が挙げられる。このうち、オルトリン酸、五酸化リンが好ましい。
以上のようなリン酸塩金属含有複合体は、P/(M1+M2)(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムである。)の原子数比が2より大きくなるように、リン酸原料、M1含有化合物原料及びM2含有化合物原料が調合され、この調合物を200〜700℃の温度で熱処理することにより、製造することができる。
上記で説明した本発明のリン酸塩金属含有複合体は、100〜250℃における電気伝導率が0.01S/cm以上、より好ましくは0.02S/cm以上という高い導電性を有しており、例えば固体電解質用途として優れたものである。
本発明では、上記した構成のリン酸塩金属含有複合体からなる粉末を所定形状に加圧成形することにより、気孔率が10体積%以下であるような気孔のほとんど存在しない緻密体を得ることができる。また、上記したリン酸塩金属含有複合体のうち、内部に存在する気孔の大きさが最大1nmと極めて小さい複合体からなる粉末を固めて、厚さが10〜1000μmである緻密膜とすることもできる。これらの緻密体及び緻密膜は、いずれも100℃以上、特に150℃以上の中温・高温域で高い導電性を示し、かつ気体や液体の遮断性に優れており、固体電解質として好適に用いることができる。
上記した緻密体や緻密膜は、その両面に触媒機能および電子伝導性を有する電極を備え付けることにより、電気化学セルとしても、好ましく用いることができる。また、前記電気化学セルを用いて一方の電極から他方の電極にプロトンを移動させる電子デバイスとしても用いることができる。さらに、前記電子デバイスを有する燃料電池としても有効に用いられる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
Sn:In:Pのモル比が0.9:0.1:2.5となるように、二酸化スズと三酸化二インジウムと85重量%リン酸を混合した後、適当量の水を添加して100℃に保ちながら撹拌した。加えた水が全て蒸発するまで撹拌を行い、得られた結果物を650℃で2時間30分熱処理して、P/(Sn+In)(モル比)が2.5の粉末を得た。
得られた粉末を乳鉢で粉砕し、平均粒径1μmの微粒子粉末を調製した。次に、得られた微粒子粉末を1軸プレス成形機にて金型内で450kgf/cmの圧力で加圧成形を行い、直径15mm、厚さ1mmの円板状膜を作製した。寸法および重量から計算された膜の相対密度は98.7%、すなわち気孔率は1.3%であった。
また、パームポロシメトリー法により気孔径分布を測定したところ、1nm以上の気孔の存在は確認されなかった。
次いで、得られた円板状膜の両面に白金箔を貼付して電極とし、両側に電圧、電流の端子を取り付け、4端子交流インピーダンス法により電気伝導率(導電率)を測定した。また、試料を大気炉内に保持することにより測定温度を室温から250℃まで変化させられるようにした。得られた導電率を表1に示す。
Figure 0005265925
次に、得られた円板状膜のガスリーク性を評価した。ガスリーク性の評価方法は以下の通りである。
内部の圧力を検出することのできる圧力容器の一部に直径10mmの円形の小窓を設け、得られた円板状膜を十分なシールを施して小窓に設置した。
そのように作製された圧力容器内を5気圧のヘリウムガスで満たし、3時間放置した。
その結果、3時間後の圧力低下は0.1kPa以下と極めて低く、この円板状膜はガスの透過が殆んどないことが判明した。
(比較例1)
Sn:In:Pのモル比が0.9:0.1:1.8となるように、二酸化スズと三酸化二インジウムと85重量%リン酸水溶液を混合した後、適当量の水を添加して100℃に保ちながら撹拌した。加えた水が全て蒸発するまで撹拌を行い、得られた結果物を650℃で2時間30分熱処理して、P/(Sn+In)(モル比)が1.8の粉末を得た。
得られた粉末を乳鉢で粉砕して微粒子粉末を得た。次に、得られた微粒子粉末を1軸プレス成形機にて金型内で450kgf/cmの圧力で加圧成形を行い、直径15mm、厚さ1mmの円板状膜を作製した。膜の寸法と重量から計算された相対密度は約60.5%、すなわち気孔率は.39.5%であった。また、この円板状膜の破断面のSEM写真を図3に示す。図3に示すように、この円板状膜の内部にはマイクロメートルオーダーの気孔が多く存在しており、実施例1のような緻密体を得ることができなかった。
(比較例2)
Sn:In:Pのモル比が0.9:0.1:2.0となるように、二酸化スズと三酸化二インジウムと85重量%リン酸水溶液を混合した後、適当量の水を添加して100℃に保ちながら撹拌した。加えた水が全て蒸発するまで撹拌を行い、得られた結果物を650℃で2時間30分熱処理して、P/(Sn+In)(モル比)が2.0の粉末を得た。
得られた粉末を乳鉢で粉砕して微粒子粉末を得た。次に、得られた微粒子粉末を1軸プレス成形機にて金型内で450kgf/cmの圧力で加圧成形を行い、直径15mm、厚さ1mmの円板状膜を作製した。膜の寸法と重量から計算された相対密度は約64.5%、すなわち気孔率は.35.5%であった。また、この円板状膜をSEM観察したところ、比較例1で得られた円板状膜(図3参照)と同様、この円板状膜の内部にはマイクロメートルオーダーの気孔が多く存在しており、実施例1のような緻密体を得ることができなかった。
本発明のリン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体は、100℃以上の中温・高温域において高い導電性を示し、気体や液体の遮断性に優れているため、固体電解質として好適であり、したがって、燃料電池の電解質材料として好ましく適用することができる。また、緻密膜に電極を配置して電気化学セルや電子デバイスとして用いることもできる。

Claims (11)

  1. M1M21−x(H)の組成(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1、0≦w、2<y<10、0<z<35の不等式を満たす。)を有し、気孔率が10体積%以下であるリン酸塩金属含有複合体。
  2. M1M21−xの組成を有するリン酸塩金属(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1である。)と、
    (但し、0≦a、0<b、0<cである。)、及び/又は
    M1(HPO・nHOの組成を有する結晶性リン酸塩水和物(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、n=1又は2である。)
    を含むリン酸塩金属含有複合体であって、
    前記複合体中に含まれるP/(M1+M2)の原子数比が2より大きくなるように調合されてなるリン酸塩金属含有複合体。
  3. M1M21−x(H)の組成(但し、M1がスズ、チタニウム、ジルコニウム、シリコン、及びゲルマニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素、M2がインジウムであり、0.5≦x<1、0≦w、2<y<10、0<z<35の不等式を満たす。)を有するように、リン酸原料、M1含有化合物原料及びM2含有化合物原料が調合され、当該調合物が200〜700℃の温度にて熱処理されて得られる、気孔率が10体積%以下であるリン酸塩金属含有複合体。
  4. 2<y≦5である請求項1記載のリン酸塩金属含有複合体。
  5. 前記Hが、オルトリン酸(HPO)、二リン酸(H)、三リン酸(H10)、シクロ−三リン酸(H)、ペルオキシ二リン酸(H)、五酸化リン(P)、又はペルオキシリン酸(HPO)である請求項2に記載のリン酸塩金属含有複合体。
  6. 100〜250℃における電気伝導率が0.01S/cm以上である請求項1〜5のいずれか一項に記載のリン酸塩金属含有複合体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のリン酸塩金属含有複合体からなる粉末が所定形状に加圧成形されてなり、気孔率が10体積%以下である緻密体。
  8. 内部に存在する気孔の大きさが最大1nmである請求項1〜6のいずれか一項に記載のリン酸塩金属含有複合体。
  9. 固体電解質体として用いる請求項7に記載の緻密体。
  10. 請求項8に記載のリン酸塩金属含有複合体からなり、厚さが10〜1000μmである緻密膜。
  11. 固体電解質体として用いる請求項10に記載の緻密膜。
JP2007555016A 2006-01-18 2007-01-18 リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体 Active JP5265925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007555016A JP5265925B2 (ja) 2006-01-18 2007-01-18 リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010254 2006-01-18
JP2006010254 2006-01-18
PCT/JP2007/051118 WO2007083835A1 (ja) 2006-01-18 2007-01-18 リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体
JP2007555016A JP5265925B2 (ja) 2006-01-18 2007-01-18 リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007083835A1 JPWO2007083835A1 (ja) 2009-06-18
JP5265925B2 true JP5265925B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=38287774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007555016A Active JP5265925B2 (ja) 2006-01-18 2007-01-18 リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7824781B2 (ja)
EP (1) EP1977996A4 (ja)
JP (1) JP5265925B2 (ja)
WO (1) WO2007083835A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5203596B2 (ja) * 2006-11-22 2013-06-05 関西電力株式会社 プロトン伝導体およびそれを含む燃料電池
JP5099096B2 (ja) * 2008-09-30 2012-12-12 大日本印刷株式会社 プロトン伝導性電解質の製造方法及びプロトン伝導性電解質膜の製造方法並びに燃料電池の製造方法
CN102047351B (zh) * 2008-11-21 2012-10-31 松下电器产业株式会社 质子传导结构体及其制造方法
JP2010199061A (ja) * 2009-01-28 2010-09-09 Dainippon Printing Co Ltd 燃料電池用電解質膜、燃料電池用膜・電極接合体及び燃料電池
GB0921451D0 (en) * 2009-12-08 2010-01-20 Univ St Andrews Membrane
JP2012054081A (ja) 2010-09-01 2012-03-15 Nippon Soken Inc プロトン導電体、及びその製造方法、並びに炭素量検出センサ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003187635A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Honda Motor Co Ltd プロトン導電体およびその製造方法
JP2005197100A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Techno Rashi Kogyo Kk プロトン伝導性材料およびその製造方法
JP2005294245A (ja) * 2004-04-03 2005-10-20 Sanyo Electric Co Ltd プロトン伝導体および燃料電池

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITPG20030005A1 (it) * 2003-02-19 2004-08-20 Giulio Alberti Preparazione di nuovi fosfati acidi di metalli tetravalenti

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003187635A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Honda Motor Co Ltd プロトン導電体およびその製造方法
JP2005197100A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Techno Rashi Kogyo Kk プロトン伝導性材料およびその製造方法
JP2005294245A (ja) * 2004-04-03 2005-10-20 Sanyo Electric Co Ltd プロトン伝導体および燃料電池

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012053617; 長尾征洋他: 'MP2O7系固体電解質のプロトン導電性とその応用' Electrochemistry Vol.73,No.9, 200509, p.846-850, 社団法人電気化学会 *
JPN6012053620; 竹内明彦他: 'In3+ドープSnP2O7を電解質とする中温作動型燃料電池' 電池討論会講演要旨集 Vol.46, 20051116, p.762-763, 社団法人電気化学会電池技術委員会 *
JPN6012053622; PROTON CONDUCTING SOLID ELECTROLYTES BASED ON DIPHOSPHATES: 'Takaaki SHIRAI, et al.' Phosphorus Res. Bull. Vol.21, 20070926, p.31-37, 日本無機リン化学会 *
JPN6013001726; Masahiro NAGAO et al.: 'A Proton-Conducting In3+-Doped SnP2O7 Electrolyte for Intermediate-Temperature Fuel Cells' Electrochem. Solid-State Lett. Vol.9, No.3, 2006, p.A105-A109 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20090022972A1 (en) 2009-01-22
JPWO2007083835A1 (ja) 2009-06-18
US7824781B2 (en) 2010-11-02
EP1977996A1 (en) 2008-10-08
WO2007083835A1 (ja) 2007-07-26
EP1977996A4 (en) 2010-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Xie et al. Effects of Co doping on the electrochemical performance of double perovskite oxide Sr2MgMoO6− δ as an anode material for solid oxide fuel cells
Xu et al. B-site cation-ordered double-perovskite oxide as an outstanding electrode material for supercapacitive energy storage based on the anion intercalation mechanism
Huan et al. Intrinsic effects of Ruddlesden‐Popper‐based bifunctional catalysts for high‐temperature oxygen reduction and evolution
Xu et al. Recent advances in hybrid sodium–air batteries
Zhang et al. Evaluation of the CO2 poisoning effect on a highly active cathode SrSc0. 175Nb0. 025Co0. 8O3-δ in the oxygen reduction reaction
JP5265925B2 (ja) リン酸塩金属含有複合体とそれからなる緻密体
Jin et al. Effect of nonequivalent substitution of Pr 3+/4+ with Ca 2+ in PrBaCoFeO 5+ δ as cathodes for IT-SOFC
Liu et al. A novel approach for substantially improving the sinterability of BaZr0. 4Ce0. 4Y0. 2O3− δ electrolyte for fuel cells by impregnating the green membrane with zinc nitrate as a sintering aid
Meng et al. Insights into the CO2 stability-performance trade-off of antimony-doped SrFeO3− δ perovskite cathode for solid oxide fuel cells
Yang et al. Enhancing the performance of traditional La2NiO4+ x cathode for proton-conducting solid oxide fuel cells with Zn-doping
Sun et al. Perovskite La0. 5Sr0. 5CoO3− δ Grown on Ti3C2T x MXene Nanosheets as Bifunctional Efficient Hybrid Catalysts for Li–Oxygen Batteries
Qiu et al. Template-directed fabrication of 3D graphene-based composite and their electrochemical energy-related applications
Anfimova et al. CsH2PO4/NdPO4 composites as proton conducting electrolytes for intermediate temperature fuel cells
EP2506351A2 (en) Material for solid oxide fuel cell, cathode including the material, and solid oxide fuel cell including the same
Bai et al. Electrical and electrocatalytic properties of a La0. 8Sr0. 2Co0. 17Mn0. 83O3− δ cathode for intermediate-temperature solid oxide fuel cells
Filonova et al. Assessment of prospective cathodes based on (1-x) Ca 3 Co 4 O 9+ δ-x BaCe 0.5 Zr 0.3 Y 0.1 Yb 0.1 O 3-δ composites for protonic ceramic electrochemical cells
Yao et al. Characterization of SrFe0. 9‐xCuxMo0. 1O3‐δ (x= 0, 0.1 and 0.2) as cathode for intermediate‐temperature solid oxide fuel cells
Yu et al. Superior Durability and Activity of a Benchmark Triple‐Conducting Cathode by Tuning Thermo‐Mechanical Compatibility for Protonic Ceramic Fuel Cells
JP4836172B2 (ja) 金属酸化物ナノポーラス材料からなるプロトン伝導体、同伝導体を用いた燃料電池の電解質又はプロトン伝導性デバイス及び同伝導体の製造方法
Heo et al. Intermediate-temperature fuel cells with amorphous Sn0. 9In0. 1P2O7 thin film electrolytes
Shin et al. Oxygen-electrode catalysis on oxoperovskites at 700° C versus 20° C
Qing et al. CsH 5 (PO 4) 2/quartz fiber thin membranes for intermediate temperature fuel cells and electrochemical synthesis of ammonia
US20210043946A1 (en) Cobalt-substituted perovskite compounds for solid oxide electrochemical cells
Ozawa et al. Preparation and some electrical properties of yttrium-doped antimonic acids
US9590261B2 (en) Solid electrolyte, solid electrolyte membrane, fuel battery cell, and fuel battery

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5265925

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150