JP5265737B2 - アトピー性皮膚炎の予防または治療方法およびその装置 - Google Patents

アトピー性皮膚炎の予防または治療方法およびその装置 Download PDF

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Description

本発明は、アトピー性皮膚炎の発症を予防または治療する方法、ならびに、アトピー性皮膚炎の発症を予防または治療する装置に関する。
近年、アトピー性皮膚炎の慢性疾患患者数が急激に増加してきている。アトピー性皮膚炎の症状は強い痒みを伴って湿疹が出るものである。現在、アトピー性皮膚炎の治療方法といえば、外用ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などの薬剤の使用がほとんどである。しかしながらこのような治療は、一時的に症状が改善するが、治療を止めた途端に以前よりさらに症状が悪化してしまう例も少なくない。そのため継続して薬剤を投与する必要があり、また、外用ステロイド剤の場合は長期連用による副作用のため、長期にわたっての投与自体が困難であった。
また、アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎の1種であるため、室内空間の抗原性物質を除去することもアトピー性皮膚炎の予防または治療方法の一つであると考えられている。特開2009−028681号公報(特許文献1)にはハウスダストなどの抗原性物質(アレルゲン)を吸い込み、フィルタで捕集する空気清浄機が開示されている。また、特開2004−268014号公報(特許文献2)にはプラスイオンとマイナスイオンにより空気中に浮遊する抗原性物質を失活させる方法が開示されている。
しかしながら、アトピー性皮膚炎の原因は遺伝的要因などの環境要因以外の要因もあるため、室内空間の抗原性物質を除去または失活させればアトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果があることもあるが、その効果は絶対的なものではない。
特開2009−028681号公報 特開2004−268014号公報 特開2006−075358号公報
上述したように、外用ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などの薬剤を使用して、アトピー性皮膚炎の治療をする方法においては、薬剤を継続投与しなければならない。また、外用ステロイド剤は長期連用による副作用があるため、長期にわたっての投与自体が困難である。抗ヒスタミン剤も患者によっては、不整脈などの副作用が現れることもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、薬剤を使用することなくアトピー性皮膚炎の発症を予防または治療する方法および装置を提供することである。
本発明の方法は、非ヒト哺乳動物自身または非ヒト哺乳動物のアトピー性皮膚炎の患部を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを非ヒト哺乳動物の皮膚表面に接触させることで非ヒト哺乳動物のアトピー性皮膚炎を予防または治療することを特徴とする。
本発明の方法において、放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることが好ましい。
本発明の医療装置は、患者自身または患部を覆う空間を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを皮膚表面に接触させることで患者のアトピー性皮膚炎を予防または治療することを特徴とする。
本発明の医療装置において、放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることが好ましい。
本発明の医療装置は、放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることが好ましい。
本発明の医療装置は、ヒトの腕または脚を通すための空洞が内部に設けられたケーシングと、ケーシング内に設けられ前記空洞にイオンを吹き出すイオン発生素子とを備え、前記ケーシングは前記空洞に連通する開口部を両端に有し、前記開口部にはヒトの腕または脚と前記開口部との隙間を埋めるシール部材を有することが好ましい。
本発明の医療装置において、前記ケーシングは、両端の開口部の間に屈曲可能な部分を備えることが好ましい。
本発明はまた、幌を備えた乳母車において、前記幌の内側にイオン発生素子を備え、前記幌で覆われた空間を前記イオン発生素子により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを乳母車に乗った乳児または乳幼児の皮膚表面に接触させることでアトピー性皮膚炎を予防または治療する幌付乳母車についても提供する。
本発明によれば、薬剤を使用することなくアトピー性皮膚炎の発症を予防または治療することができる。
本発明の好ましい一例のアトピー性皮膚炎の予防または治療装置1を模式的に示す図である。 図1に示す装置1をヒトに適用する場合における断面図である。 本発明の好ましい他の例のアトピー性皮膚炎の予防または治療装置11を模式的に示す図である。 図3に示す装置11の断面図である。 図3に示す装置11をヒトの腕に装着した場合を模式的に示す図である。 本発明に好適に用いられるイオン発生素子の一例を模式的に示す図である。 本発明の好ましい一例のアトピー性皮膚炎を予防または治療する幌付乳母車31を模式的に示す図である。 実験例1において試験室の中に設置した飼育ケージの配置を模式的に示す図であり、図8(a)はPCI設置群、図8(b)は空気清浄機設置群である。 実験例1における1群、3群、5群のマウスの皮膚症状を示す写真である。 実験例1における2群、4群、6群のマウスの皮膚症状を示す写真である。 2群、4群、6群のマウスのアトピースコアを示すグラフである。 実験例1において、試験終了後に各群の血漿中のIgEをELISA法により分析した結果を示すグラフである。 実験例1において、試験終了後に各群の血漿中のIFN−γをELISA法により分析した結果を示すグラフである。 実験例1において、試験終了後に各群の血漿中のIL−10をELISA法により分析した結果を示すグラフである。 実験例1において、試験終了時の各群の炎症性細胞を示す写真である。 実験例2の結果を示すグラフであり、PCI設置群および無設置群のそれぞれの生存率の平均を示している。 実験例2の結果を示すグラフであり、PCI設置群および無設置群の皮膚反応の程度によって分けたそれぞれの群の生存率について示している。 実験例2の結果を示すグラフであり、PCI設置群および無設置群の各初期アトピー症状ごとのアトピースコアの総平均を示している。 実験例2の結果を示すグラフであり、PCI設置群および無設置群の各初期アトピー症状ごとのアトピースコアについて示している。
<アトピー性皮膚炎の予防または治療方法>
本発明のアトピー性皮膚炎の予防または治療方法は、非ヒト哺乳動物自身または非ヒト哺乳動物のアトピー性皮膚炎の患部を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを非ヒト哺乳動物の皮膚表面に接触させることで、アトピー性皮膚炎を予防または治療する。
ここで、特開2006−075358号公報(特許文献3)には、動物の損傷した患部または粘膜部にプラスイオンおよびマイナスイオンを放出し、前記患部または粘膜部に存在する微生物またはウイルスが有する核酸を破壊しない条件で微生物またはウイルスが有するタンパク質を断片化することを特徴とする殺菌方法が記載されている。この特許文献3に開示された方法は、肌または粘膜部に付着した微生物またはウイルスを殺菌するものであり、動物の肌に直接働きかけるものではない。
これに対し、本発明の方法は、皮膚に付着した微生物またはウイルスを殺菌することによりアトピー性皮膚炎の予防または治療を行なうものではなく、皮膚に直接高濃度のプラスイオンとマイナスイオンを作用させることによってアトピー性皮膚炎の予防または治療を行なうものである。このように本発明の方法は、特許文献3に開示された方法とは、技術的思想が全く異なるものである。
本発明の方法において治療または予防の対象となる非ヒト哺乳動物としては、たとえば、犬、牛、猫、豚、猿、ウサギ、ラットなどが挙げられる。また、アトピー性皮膚炎の患部としては、たとえば手、足(肢)、胴、顔、頭皮などの皮膚が挙げられる。
(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンおよびO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンは、たとえば、イオン発生素子の放電現象により空気中の酸素(O2)および水(H2O)などの分子がエネルギーを受けることで発生させることができ、通常、正負の電圧を交互に印加させることによりプラスイオンおよびマイナスイオンを同時に発生させ空気中に放出することができる。しかしながら、本発明において用いられるプラスイオンおよびマイナスイオンの発生方法はこれに限定されるものではなく、正負いずれかの一方の電圧のみを印加しプラスイオンおよびマイナスイオンのいずれかの一方のみのイオンを先に発生させた後、次に逆の電圧を印加し既に送出されたイオンとは逆の電荷をもったイオンを発生させることもできる。なお、これらのプラスイオンおよびマイナスイオンの発生に必要な印加電圧は、電極の構造にもよるが1.1kV〜2.0kVの範囲が好ましい。
放電素子の表面に存在する酸素分子および/または水分子を原料として放電現象により発生したプラスイオンおよびマイナスイオンの組成は、主としてプラスイオンとしてはプラズマ放電により空気中の水分子が電離して水素イオンHが生成し、これが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングすることによりH(H2O)m(mは任意の整数)を形成する。一方、マイナスイオンとしてはプラズマ放電により空気中の酸素分子または水分子が電離して酸素イオンO2 が生成し、これが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングすることによりO2 (H2O)n(nは任意の整数)を形成する。またこれらの両者が反応して過酸化水素H22、二酸化水素O2H、ヒドロキシラジカル・OHなどのさらに活性な活性種を容易に生成することができる。
本発明においては、放電により発生させるプラスイオンおよびマイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることが好ましい。プラスイオンおよびマイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3未満である場合には、アトピーの予防・治療の効果が薄れる傾向にあるためである。なお、ここでイオン数の定義としては、小イオンを対象として計数したものであり、空気中の臨界移動度として、1cm2/V・秒としたものである。
空気がこのようなプラスイオンおよびマイナスイオンを含むか否かは、ガス質量分析検査、ガス濃度検査、変色検査、臭気検査、発光検査、発生音検査などによって、ガス組成を検査することで判定することができる。ガス質量分析検査は、従来公知の質量分析装置を利用することができ、ガス濃度検査は、ガスクロマトグラフィやイオンカウンターを利用して計測することができる。また、変色検査や臭気検査は、目視判定や嗅覚検査など官能性検査に付すことができるほか、色差計やニオイセンサなどを利用することもできる。また、発光検査や発生音検査は、これも目視判定や聴覚検査など官能性試験に付すことができるほか、吸光光度計、分光器、光センサ、照度計、マイクロフォンなどを利用することができる。
<アトピー性皮膚炎を予防または治療する医療装置>
本発明は、患者自身または患部を覆う空間を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを患者の皮膚表面に接触させることでアトピー性皮膚炎を予防または治療する医療装置についても提供する。本発明の装置においても、その詳細は本発明の方法について上述したのと同様であり、放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることが好ましい。ただし、本発明の装置は、その予防または治療の対象として、非ヒト哺乳動物だけでなく、ヒトを包含する点において、上述した本発明の方法と相違する。
図1は、本発明の好ましい一例のアトピー性皮膚炎の予防または治療装置1を模式的に示す図であり、図2は、ヒト(患者)4に適用する場合におけるその断面図である。図1および図2に示す例の装置1は、寝台5上に横になったヒト4の頭部側が位置する両側の端部に側板6が設置され、寝台5上にヒトが横になった際にその頭部の上側となるように、側板6のそれぞれに固定されてカバー2が設置されている。カバー2と寝台5との上下方向における距離は、寝台5上に横になったヒト4が寝返りをうつことができる程度の隙間を有するように設定される。また寝台5のヒト4が横になった際の頭部側の長手方向の端部には、頭部側側板7が設けられており、カバー2と側板6と頭部側側板7とで覆われた空間が形成されている。
図1および図2に示す例において、カバー2の前記空間側にはイオン発生素子3が設置され、このイオン発生素子3を駆動させることで、前記空間を高濃度のH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンで満たすことができる。図2に示す例では、このような装置1によって、寝台5上に横たわったヒトの頭部から胸部辺りまでを覆うことができる。これにより、就寝時に装置1を使用することで、頭部または頚部などのアトピー性皮膚炎を予防または治療することが可能となる。
図3は、本発明の好ましい他の例のアトピー性皮膚炎の予防または治療装置11を模式的に示す図であり、図4はその断面図である。また図5は、当該装置11をヒトの腕に装着した場合を模式的に示す図である。本発明は、アトピー性皮膚炎の予防または治療装置の好ましい態様の1つとして、ヒトの腕または脚を通すための空洞が内部に設けられたケーシングと、ケーシング内に設けられ前記空洞にイオンを吹き出すイオン発生素子とを備え、前記ケーシングは前記空洞に連通する開口部を両端に有し、前記開口部にはヒトの腕または脚と前記開口部との隙間を埋めるシール部材を有することを特徴とする装置についても提供する。
図3〜図5に示す例において、ケーシング12は略円筒形をしており、その両端に開口部13を有する。開口部13にはそれぞれリング状のシール部材14が備えられている。シール部材14はクッション性のあるウレタンであり、ウレタンの外側を布(図示せず)で覆っている。シール部材14は使用者の腕や脚の太さに合わせて最適なサイズのものに交換することができる。なお、シール部材14は、必ずしも隙間を完全に埋めるものでなくともよく、腕または脚と開口部との間の空間を概ね覆っていれば、少しの隙間があっても構わない。
図3〜図5に示す例のように、ケーシング12は、両端の開口部13の間に屈曲可能な部分(屈曲可能部)15を備えることが、好ましい。屈曲可能部15は、たとえばウレタン製の蛇腹管で形成され、ケーシング12の一方端は他方端に対し屈曲可能である。ケーシング12の表面には操作部16が設けられている。操作部16には、たとえば、電源ON/OFFのためのスイッチ17と、電源ON/OFFの状態確認(たとえば電源ONの状態で点灯し、電源OFFの状態で消灯する)のためのLED18が設けられている。
また、イオン発生素子3がケーシング12の内側の空洞に向けてイオンを放出できるように、ケーシング12の内部に設けられている。イオン発生素子3の近傍に、イオン発生素子3を駆動制御する駆動回路が設けられている。駆動回路は、操作部16およびイオン発生素子3に接続され、操作部16でのスイッチ17の操作によってイオン発生素子3の駆動制御を行なうことができるように実現される。
ここで、図6は、本発明に好適に用いられるイオン発生素子3の一例を模式的に示す図である。イオン発生素子3は、たとえば図6に示す例のように、二つのイオン発生部21,22を保持体により保持する。イオン発生部21,22に電圧を供給する給電部は駆動回路の中に設けられる。給電部からイオン発生部21,22に電圧を供給することによってイオン発生部21,22がイオンを発生する。
イオン発生部21,22は針状を成す放電電極21a,22aと、放電電極21a,22aを囲繞する誘導電極環21b,22bとを有している。放電電極21a,22aはそれぞれ誘導電極環21b,22bの中心部に配される。以下に説明するように、一方のイオン発生部21がプラスイオンを発生し、他方のイオン発生部22がマイナスイオンを発生するように構成されている。イオン発生部21,22から発生するイオンの極性を所定時間毎に切り換えてもよい。
一方のイオン発生部21には正電圧が印加され、放電によるプラズマ領域で空気中の水分子が電気的に分解して主として水素イオンHが生成される。そして、生成された水素イオンの周りに空気中の水分子が凝集し、正のクラスターイオンH(H2O)m(mは任意の整数)が形成される。他方のイオン発生部22には負電圧が印加され、放電によるプラズマ領域で空気中の酸素分子が電気的に分解して主として酸素イオンO2 が生成される。そして、生成された酸素イオンの周りに空気中の水分子が凝集し、負のクラスターイオンO2 (H2O)n(nは任意の整数)が形成される。
また、図3〜図5に示した例の装置11では、ケーシング12の空洞とケーシング12の外部を繋ぐ小さな通風穴19が備えられる。ケーシング12に通風穴19を設けることにより、夏などの発汗量が多い時期に空洞内の湿気を逃がすことができる。
装置11を使用する際は、図5に示すようにケーシング12両端の開口部13に腕を通し、蛇腹管で形成された屈曲可能部15が肘の位置にくるようにする。ケーシング12の蛇腹管が屈曲することにより、使用者は腕に装置11を装着した状態においても、腕の関節を自由に動かすことができる。また、蛇腹管は伸縮自在でもあるため、腕への装着が容易である。
なお、図5には腕への装着例を示したが、脚にも装着することが可能である。この場合は、膝の関節部に蛇腹管がくるように装着することで、装置11を装着した状態で膝の関節を動かすことができる。
一般に、アトピー性皮膚炎は肘または膝の内側に発症することが多い。本実施例のイオン発生装置1はこのような肘または膝の内側に発症するアトピー性皮膚炎の予防または治療のために用いることができる。
装置11の空洞に腕または脚を通すと、腕または脚の周囲に狭い遮蔽空間が形成される。この狭い遮蔽空間にH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンを放出することで、遮蔽空間内ではプラスイオン濃度およびマイナスイオン濃度は非常に高くなる。したがって、就寝時などに装置11を腕または脚に装着することで、アトピー性皮膚炎の予防または治療を効果的に行なうことができる。
なお、図3〜図5に示した例の装置11では、ケーシング12に小さな通風穴19が設けられており、空洞と外気とは完全には遮蔽されていない。しかしながら、この通風穴19から外気に逃げるイオンは少量であるため、高濃度のプラスイオン/マイナスイオンの空間を作るのには大きく影響しない。
スイッチ17をONにすると、LED18が点灯し、駆動回路によりイオン発生素子3が駆動され、プラスイオンおよびマイナスイオンを放出する。装置11はケーシング12に内蔵されたバッテリー(不図示)によって駆動するようにしても勿論よく、それによって家の中などで日常生活を送る際も使用することができる。
本発明はまた、アトピー性皮膚炎を予防または治療する幌付乳母車についても提供する。図7は、本発明の好ましい一例のアトピー性皮膚炎を予防または治療する幌付乳母車31を模式的に示す図である。本発明の幌付乳母車31は、図7に示す例のように、幌32を備えた乳母車であって、前記幌32の内側にイオン発生素子3を備える。幌付乳母車31は、幌32を広げた際に、乳幼児または幼児を幌32により覆うことができ、幌32の内側に設置さえたイオン発生素子3によりH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンを幌32内に満たし、前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンを幌付乳母車に乗った乳幼児または幼児の皮膚表面に接触させることでアトピー性皮膚炎を予防または治療する。
幌付乳母車31には、イオン発生素子3を駆動させるための電源として、たとえば充電式のバッテリーを搭載するようにしてもよい。また、幌32の外側に太陽電池パネルを備えるように実現されてもよく、このようにすることで、別途電源を設置することなく、イオン発生素子を駆動することもできる。
以下、実験例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実験例1>
アトピー性皮膚炎を自然発症するNC/Ngaマウスを用いて、下記の試験を行なった。NC/Ngaマウスは広くアトピー皮膚炎のモデル動物として認知されている種である。その症状は掻痒を伴う皮膚炎症を示し、発症中の血漿IgEの顕著な増加を特徴とする。また、本マウスはダニ抗原によってアトピー性皮膚炎を発症し、SPF(Specific Pathogen Free)飼育されたマウスではアトピー性皮膚炎の発症は起こらないことから対照群としてSPF動物を用いた。
これらのマウスを体重の平均値がほぼ同じとなるように群分けし、群別に個別のケージで飼育した。また、マウスの尾にマーキングをすることにより、群内の個体識別を行なった。群分けの詳細を表1に示す。
表1に示すとおり、1群から6群までに群分けをした。1群、3群、5群はSPFマウスを各6体、2群、4群、6群はConventional(通常飼育)マウスを各10体とした。1群、2群は空気清浄機、イオン発生器を何も設置しない無設置群とした。3群、4群はH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンを発生させるイオン発生器を設置したPCI(プラズマクラスターイオン)設置群とした。5群、6群は空気清浄機を設置した空気清浄機設置群とした。
これらの群分けされた群ごとにマウスを8畳(約13.26m2)の個別の試験室の中に設置した飼育ケージに移し、3週間飼育した。試験室の温度は23±1℃、湿度50±10%に保ち、持続換気および12時間の明暗サイクルの下に飼育した。飲水は自動給水とし、餌は自動摂取(オリエンタル酵母社齧歯類用通常固形飼料)とした。
PCI設置群については、図8(a)に示すように、試験室51にイオン発生素子53(SHARP IG−B200)を3台設置し、かつ、飼育ケージ52にイオン発生素子を別途複数個設置することで、飼育ケージ52内のプラスイオン濃度およびマイナスイオン濃度が20万個/cm3になるように調整した(イオン濃度は、ケージの給餌部にイオンカウンターの吸込み口を向け、適当なレンジにして測定)。
空気清浄機設置群については、図8(b)に示すように、試験室51に空気清浄機54(SHARP FU−Y53CX)を1台設置して空気清浄機54を稼働させながら飼育ケージ52内でマウスを飼育した。なお、空気清浄機からはイオンが発生しないように設定した。空気清浄機にはHEPAフィルタが備えられており、抗原性物質を捕獲し除去することができる。
各群において、試験開始時(0日目)、7日目、14日目、21日目にマウスの皮膚症状の観察を行なった。皮膚症状は写真撮影とアトピースコア(浮腫および紅斑の程度:0=None;1=Slight;2=Moderate;3=Severe)で判定した。
1群、3群、5群におけるマウスの皮膚症状の写真を図9に示す。また、2群、4群、6群におけるマウスの皮膚症状の写真を図10に示す。同じく2群、4群、6群におけるマウスのアトピースコアを図11に示す。
図9に示すとおり、SPF飼育された1群、3群、5群のマウスに対して皮膚反応は認められなかった。一方、図10に示すように、Conventionalのマウスは皮膚反応が認められた。その中でも無設置群が最も高いアトピースコアを示した。PCI設置群と空気清浄機設置群は無設置群に比べると有意にアトピースコアが減少した。また、PCI設置群と空気清浄機設置群とを比べると、PCI設置群が空気清浄機設置群よりも優位に低いアトピースコアを示した。
また、各群において、試験終了時(21日目)に血液を採取して血漿を分離後、血漿中IgE、IFN−γ(interferon-gamma)およびIL−10をELISA法により測定した。この結果を図12、図13および図14にそれぞれ示す。
血漿中IgE含量は、Conventionalのマウスでは増加を示すが、各群において大きな差は見られなかった。血漿中IFN−γおよびIL−10含量は、Conventionalのマウスでは増加を示すが、IL−10含量はPCI設置群および空気洗浄機設置群において有意に減少した。またPCI設置群と空気洗浄機設置群との比較においては、PCI設置群が空気洗浄機設置群より有意に低い値を示した。IFN−γ含量は、PCI設置群のみ有意に低い値を示した。
なお、血漿中IgE、IFN−γ、IL−10およびアトピースコアは、平均値±標準偏差として表示した。有意差の検定は、無設置群、PCI設置群または空気清浄機設置群間でt検定により行なった。なお検定は、統計解析ソフト(ANOVA)を用い、危険率が5%未満の場合を有意差ありとした。
試験終了時(21日目)に背前部を採取し、HE染色を行ない、顕微鏡を用いて炎症性細胞の観察を行なった。結果を図15に示す。試験21日目においてConventionalの無設置群に顕著な皮膚(特に表皮)の肥厚が見られた。また、浮腫および炎症性細胞の浸潤が認められた。PCI設置群および空気洗浄機設置群では無設置群と比較して表皮の肥厚および炎症性細胞の浸潤の減少が見られた。PCI設置群と空気洗浄機設置群の比較において、PCI設置群では空気洗浄機設置群より表皮の肥厚は軽度であり、炎症性細胞の浸潤も少なかった。
以上より、H(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンを発生させるイオン発生器を設置したPCI設置群のマウスは、イオンを発生させない空気清浄機のみを設置した空気清浄機設置群のマウスと比べてアトピー性皮膚炎の発症を効果的に抑制することができることが分かった。PCI設置群、空気清浄機設置群はそれぞれ、空気中の抗原性物質を失活、除去させることができるにも関わらず、PCI設置群と空気清浄機設置群とで有意な差がある。このことから、H+(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンとが直接生体自身に作用し、アトピー性皮膚炎の発症を抑制することができることがわかる。
<実験例2>
アトピー性皮膚炎を自然発症するNC/Ngaマウスを用いて、治療効果を観るため皮膚反応の程度によって3群に分け、さらにそれぞれをPCI設置の有無で2群(PCI設置群、無設置群)に分けて、計6群で試験を行なった。反応程度は、アトピースコア(浮腫および紅斑の程度:0=None;1=Slight;2=Moderate;3=Severe)で判定し、平均を算出した。図16および17は、実験例2の結果を示すグラフであり、図16はPCI設置群および無設置群のそれぞれの生存率の平均を示し、図17はPCI設置群および無設置群の皮膚反応の程度によって分けたそれぞれの群の生存率について示している。なお、図16および図17において、縦軸は生存率(%)、横軸は週を示している。また、図18および図19は、実験例2の結果を示すグラフであり、図18はPCI設置群および無設置群の各初期アトピー症状ごとのアトピースコアの総平均を示し、図19はPCI設置群および無設置群の各初期アトピー症状ごとのアトピースコアについて示している。なお、図17および図19に示すPCI設置群、無設置群それぞれの括弧内の数値(2、0.6、0.5または0)は、実験開始時点での上記アトピースコアを示している。上記アトピースコアは、マウスの初期アトピー症状として、未発症:0、軽度:0.5(無設置群)、0.6(PCI設置群)、重度:2(PCI設置群、無設置群)をそれぞれ示す。
図17に示されるように、プラズマクラスターイオン(H(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオン)を当てたPCI設置群のマウスは、アトピー様皮膚反応の程度に関わらず生存率は100%であるのに対し、無設置群においては、試験開始後19週目を境に、以後3週間で全て亡くなるという結果が得られたことが分かる。
また、図19に示されるように、初期アトピー症状が重度2の場合、プラズマクラスターイオンを当てたPCI設置群であっても、試験開始15週目でアトピースコアは最大値である3となった。一方、初期アトピー症状が軽度0.6の場合、プラズマクラスターイオンを当てたPCI設置群では、アトピースコアは試験開始5週から13週にかけてアトピースコアで1を少し上回るものの、17週目から段々と改善される傾向にあることが分かる。また、未発症のマウスに対してもプラズマクラスターイオンを当てたPCI設置群では、一時的にアトピースコアが高くなるものの、改善傾向であることが分かる。
以上の実験例2より、プラズマクラスターイオン(H(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンで満たした空間ではマウスのアトピー性皮膚炎を治療することができることが分かった。
1,11 アトピー性皮膚炎の予防または治療装置、2 カバー、3 イオン発生素子、4 ヒト、5 寝台、6 側板、7 頭部側側板、12 ケーシング、13 開口部、14 シール部材、15 屈曲可能部、16 操作部、17 スイッチ、18 LED、19 通風穴、21,22 イオン発生部、21a,22a 放電電極、21b,22b 誘電電極環、31 幌付乳母車、32 幌。

Claims (6)

  1. 非ヒト哺乳動物のアトピー性皮膚炎の患部を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記放電によって生じるプラズマ領域から離れたところで、非ヒト哺乳動物の皮膚に高濃度のプラスイオンとマイナスイオンを直接作用させることで非ヒト哺乳動物のアトピー性皮膚炎を予防または治療する方法。
  2. 放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 患部を覆う空間を覆い、覆われた空間を大気中での放電により発生するH(H2O)m(mは任意の整数)からなるプラスイオンとO2 (H2O)n(nは任意の整数)からなるマイナスイオンにより満たし、前記放電によって生じるプラズマ領域から離れたところで、患者の皮膚に高濃度のプラスイオンとマイナスイオンを直接作用させることでアトピー性皮膚炎を予防または治療する医療装置。
  4. 放電により発生させる前記プラスイオンおよび前記マイナスイオンの濃度がそれぞれ200000個/cm3以上であることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. ヒトの腕または脚を通すための空洞が内部に設けられたケーシングと、ケーシング内に設けられ前記空洞にイオンを吹き出すイオン発生素子とを備え、
    前記ケーシングは前記空洞に連通する開口部を両端に有し、前記開口部にはヒトの腕または脚と前記開口部との隙間を埋めるシール部材を有し、
    皮膚に高濃度のプラスイオンおよびマイナスイオンを直接作用させることでアトピー性皮膚炎を予防または治療する、請求項3または4に記載の装置。
  6. 前記ケーシングは、両端の開口部の間に屈曲可能な部分を備える、請求項5に記載の装置。
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