JP5265625B2 - 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム - Google Patents
検知システムおよびその信号処理方法、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5265625B2 JP5265625B2 JP2010150114A JP2010150114A JP5265625B2 JP 5265625 B2 JP5265625 B2 JP 5265625B2 JP 2010150114 A JP2010150114 A JP 2010150114A JP 2010150114 A JP2010150114 A JP 2010150114A JP 5265625 B2 JP5265625 B2 JP 5265625B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- signal
- extraction
- unit
- blocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
この撮像装置は、信号処理部を有し、光源を周波数100Hzまたは120Hz(電源に50Hzまたは60Hzの商用電源を用いた場合、光源はその倍の100Hzまたは120Hzでその明るさが変動する)より高い高周波で変調する。さらに、信号処理部はこの高周波変調信号を検出する検出部を有している。
ただし、この撮像装置はその変調周波数より高いフレームレートを持っている必要がある。
このような規格を採用した撮像装置はフレームレートが遅いため、たとえば特許文献1に示すような防犯システムの撮像装置として使用できない。
この検知システムは、光源の周波数成分の被写体の状態を検知する。
背景差分法では、たとえば屋内に固定されたカメラによって撮影された移動物体を含んでいない画像、すなわち背景画像を取得し、その背景画像とカメラによって撮影される動画像の各フレームとの比較から差分画像を求めることで移動物体の検知を行う。
フレーム間差分法では、カメラによって撮影される動画像の連続する2フレームft-1、ftの差分を求める。静止物体についてはフレーム間の差分が0となるため、この方法においても移動物体を検知することができる。
背景差分法では、たとえば撮影を行うカメラを屋外に設置した場合に、天候や日照等の時間的に変化する撮像画像によって背景を容易に決定することができない。
フレーム間差分法では、たとえばカメラの目前に物が置かれた場合その瞬間の差分は抽出されるが、その後フレーム間の差分は無くなるため検知が行えなくなる。このとき、カメラの撮像映像が目的とする映像かどうかの判定は困難であり、人によるカメラ映像の確認が必要となる。
両方法では、画像中の差分を抽出するため、移動物体と背景の色や明るさが近い場合検知できないことがある。
そのため天候や日照等の時間的な要因に左右されず、目的の検出対象を高精度で検出し、それ以外の移動物体に対しては検知を行わない動体検知システムが求められている。
図1は、本発明の実施形態に係る検知システムの構成例を示す図である。
本実施形態において、撮像装置12は、撮像装置の走査面周期の所定倍で変化する光源またはその光源によって照射された被写体(以下光源に含む)を撮像する。
信号処理部13は、撮像装置12から取得した出力信号を処理し、光源11を安定して検知している状況において検知が行えなかった時に、光源11と撮像装置12の間の領域に移動物体が侵入したことを検知する。このとき光源11は複数個あってもよい。
本撮像装置12を構成する撮像素子は一例として、単板補色フィルタ、フィールド蓄積型インターライン転送CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ(以後、単にCCDと記述する)を用いる。
また、一例として撮像装置12のテレビジョン方式はNTSC方式、走査方式はインターレースを採用し、走査周波数は水平周波数が15.734KHzで垂直周波数は59.94Hzである。
このような構成の撮像装置12は、光源11によって照明された被写体を撮像し、撮像して得られた撮像信号を信号処理部13の輝度信号抽出部に出力する。
さらに、信号処理部13は、遮断発生位置抽出部137、遮断発生数カウント部138、遮断情報判定部139、判定テーブル部140、および出力部141を含んで構成されている。
輝度信号抽出部133により抽出される輝度信号は、演算に最適化された信号レベルに調節される。
その信号レベルは、第1の演算部132、第2の演算部133、演算処理部134の出力値においてオーバーフローしない信号レベルである必要がある。そのため、輝度信号抽出部131は、輝度信号レベルを調整する回路を含む。
輝度信号レベルの調整値はいくつかのモードがある場合には、モード切り替えが可能なテーブルをもっていてもかまわない。そのモードはNTSCやPALなどの映像信号規格、撮像装置の周波数モードであってもよい。
この第1の演算部132の出力結果Aは、演算処理部134に出力される。
第2の演算部133は、入力された輝度信号の同一領域において、(m+1)番目と(m+3)番目のフィールドにおける輝度信号のレベル差の時間平均を求める。
この第2の演算部133の出力結果Bは、演算処理部134に出力される。
なお、この第1の演算部132と第2の演算部133の動作の詳細については後述する。
演算処理部134は、光源位置記憶部135から取得した光源11の位置において演算を行って、被写体の周数成分の検出値を求める。
演算処理部134は出力結果の検出値としての2乗和の値(A2+B2)を求め、その結果を光源抽出判定部136に出力する。
光源位置記憶部135は、図2に示すように、安定検出されている光源11−1,11−2の位置が記憶されている。
演算処理部134は、その位置情報で形成される座標情報等に指定される演算範囲RNG1、RNG2で上記した演算処理を行う。
演算範囲RNG1は、{(Xs1,Ys1)−(Xe1,Ye1)}で与えられる。
演算範囲RNG2は、{(Xs2,Ys2)−(Xe2,Ye2)}で与えられる。
このとき、光源11と撮像装置12の間に遮断物が存在すると、その演算結果は0に近い値を取り光源11が抽出されていないものと判定される。
ここで発生数とは映像信号におけるフレーム数のことであり、遮断が発生したフレームの枚数をカウントする。
具体的には、たとえばNTSCではフレームレートが30FPSと規定されており、1秒間の遮断であれば30回、0.5秒の間遮断されれば15回カウントされる。
以下の説明では、撮像装置12をカメラとして説明する。
まず、カメラと被写体、およびその構成や設置に関連する各パラメータを図3および図4に示すように定義する。
図3は、被写体OBJを含むカメラ(撮像装置)12の撮像範囲の一例を示す図である。
図4は、カメラ(撮像装置)12の基本構成を示す図である。
カメラ(撮像装置)12は、レンズ121およびイメージセンサ(固体撮像素子)122を有する。レンズ121から被写体OBJまでの距離はL、レンズ121の焦点距離はfに設定される。
イメージセンサ122は、センサ幅はWIS、センサ高さはHIS、画素配列(横)はarrayW、画素配列(縦)はarrayHに設定される。
単位はarrayW、arrayHについては(dot)、その他は(m)であるものとする。
図5は、1画素あたりの撮像範囲IRNGと遮断発生数との関連から遮断物の情報を得る具体例を説明するための図である。
第1は、移動物体MOBJはカメラ(撮像装置)12で撮像された映像中にて、光源11の検知範囲Mnよりも大きいことである。
第2は、移動物体MOBJの速度vは、規定のフレームレートにおいて最低1フレーム光源を遮断する速度であることである。
このとき、幅b(m)の移動物体が速度v(m/s)でx軸方向に移動し光源11とカメラ12の間を横切るものとすると、その遮断発生数は次のようになる。まず、幅bを画素数に変換すると、次のようになる。
たとえば今、人の通過を検知する場合を考える。
カメラ12と光源11の幅は10(m)とし、光源は[20(dot)×20(dot)]で認識されており、その他各パラメータは次に示すとおりであるとする。
このような速度vと遮断発生数Iの関連からこれらの値をテーブルとして、自分が目的とする速度vで移動する人をその遮断発生数Iから検知することができる。
次に、遮断の位置情報による判定について説明する。
図6は、遮断の位置情報による判定について説明するための撮像映像の一例を示す図である。
今、撮像映像が図6のようになっているものとする。
このとき、木の葉LVSが落ちてきたとすると、その大きさから2つ同時に遮断されることはない。
また、小動物SAMが通過した場合に、その設置高さから光源11−1および11−2が遮断されることはない。
また、光源11は各々について認識されているため、小動物SAMが光源11−3の前に停滞し光源を遮断し続けていた場合に木の葉LVSが光源11−1を遮断した場合にも、その遮断が発生したタイミングや遮断発生数Iの違いから人かどうかの判定が可能である。
また、カメラ12の前に物が置かれたり、カメラ12に布が被せられた場合に多数の光源11が遮断され続けるため、目的とする映像かどうかの判定が可能である。また、隣り合う光源11の遮断発生のタイミングから、人が通過した場合の移動方向も検知することができる。
光源11を認識しその遮断を検知するため、天候や日照などの時間的変化に左右されない。
光源11とカメラ(撮像装置)12の間に常駐する遮断物が発生した場合、常に遮断判定が出されるため目的の映像が撮像されているかどうかリアルタイムで判定可能である。
遮断発生数のカウント、またカメラと光源の設置方法により目的とする検知対象と落ち葉やゴミといった外乱との区別ができる。
点滅光源の周波数を検知しているため、移動物体の色や明るさに左右されずに検知を行うことができる。
はじめに、本実施形態に係る撮像装置12のCCDの構成について説明する。
フォトダイオードPD21は、マトリクス状に配列されている。垂直ライン方向に配列されるフォトダイオードPD21は、列ごとにそれぞれ電荷を転送するための垂直転送CCD22に接続されている。各垂直転送CCD22の端部は、電荷を増幅部に転送する水平転送CCD23にそれぞれ接続されている。また、水平転送CCD23の出力側には増幅器24が接続されている。
まず、光がフォトダイオードPD21に入射し、電荷蓄積時間にフォトダイオードPD21で電荷が蓄積されていく。この間、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間は遮断されている。
電荷蓄積時間が終了すると、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間が導通し、蓄積された電荷が垂直転送CCD22に転送される。この直後に、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間は遮断され、フォトダイオードPD21で次の電荷蓄積が開始する。垂直転送CCD22に転送された電荷は、1水平ライン毎に水平転送CCD23に転送され、増幅器24に入力される。
この1水平ライン毎に、電荷が垂直転送CCD22から水平転送CCD23へ転送されるまでの周波数は、CCD20の水平走査周波数15.734KHzで行われる。垂直転送CCD22のすべての電荷が水平転送CCD23に転送されると、再び垂直転送CCD22とフォトダイオードPD21間が導通し、フォトダイオードPD21の電荷が垂直転送CCD22に移される。フィールド蓄積CCDの場合、光電変換によってフォトダイオードPD21で電荷が蓄積され、この電荷がフォトダイオードPD21から垂直転送CCD22へ転送されるまでの転送周波数は、59.94Hzとなる。
図8から分かるように、CCD20に入射した光エネルギーは、電荷蓄積時間ΔT1の間積分されながら、電荷蓄積周期ΔT=ΔT1+ΔT2=(1/59.94)秒でサンプリングされていることになる。
ここで、本実施例に係るCCD20(図7を参照)からの画素の読み出し方法について説明する。
また、図10は、奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDにおける色信号の組み合わせの一例を示す図である。
したがって、図10に示すような奇数フィールドOFD、偶数フィールドEFDで色信号が出力される。
いずれも、2画素周期で同一のYe、Cy、Mg、Gの組み合わせの色パターンが繰り返されている。
つまり言い換えると、色信号は2画素周期以上の周波数に重畳して現れる。よって、この色信号を、2画素周期を遮断周波数とするローパスフィルタに通せば、色信号は失われ、輝度信号のみが得られる。
したがって、輝度情報は2画素周期でサンプリングされることになる。
輝度情報は、奇数フィールドOFDでは、水平ライン(n+1)のC35、C36、C45、C46の組み合わせに、偶数フィールドEFDでは、水平ラインの(n+1)ラインのC45、C46、C55、C56の組み合わせによって読み出しされる。
なお、奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDとで1フレームの走査である。つまり、図11(A)に示すように、AとB、CとDで1フレームの走査である。
また、以降の説明において、fは周波数を、tは時刻を、θは位相差をそれぞれ示し、ωは(ω=2πf)を満たす。なお、πは円周率である。
図11(D)に図示する波形W3は、Aのフィールドの輝度信号とCのフィールドの輝度信号との輝度レベルの差をレベル差ACとした時の、レベル差ACを求める関数の時間発展分布を示す。
また、図11(E)に図示する波形W4は、Bのフィールドの輝度信号とDのフィールドの輝度信号との輝度レベルの差をレベル差BDとした時の、レベル差BDを求める関数の時間発展分布を示す。
なお、波形W3は、波形W1と波形W2から導出され、波形W1と波形W2を足して2で割ったものである。また、波形W4は波形W1と波形W2から導出され、波形W2から波形W1を引いて2で割ったものである。
具体的には、時間平均SACは、C35、C36、C45、C46の組み合わせによるAフィールドとCフィールドとの輝度レベル差ACから算出される。
同様に、時間平均SBDは、C45、C46、C55、C56の組み合わせによるBフィールドとDフィールドとのレベル差BDから算出される。
AフィールドとCフィールドとのレベル差ACの時間平均SACは、波形W1に、図11(D)に示す波形W3を掛けてこの時間平均SACを計算する。
また同様に、BフィールドとDフィールドとのレベル差BDの時間平均SBDは、C45、C46、C55、C56の組み合わせによる画素に照射される光の時間変化を表す波形に、図11(E)に示す波形W4を掛けてこの時間平均SBDを計算する。
波形W3を数式で表す。まず、波形W1、波形W2は以下のようなフーリエ級数で表せる。
したがって、(ω1−(2n−1)ω2=0)である時のみ、定数cosθ1と定数sinθ1が残り、時間平均SACは(15)式のようになる。
図12は、光源11に含まれる周波数成分についての波形W6を示す図である。なお、光源11は、周波数f3で時間τの間、輝度レベルL1で発光している。
したがって、(26)式で表される2乗和SACBDは、次式のようになる。
SAC 2+SBD 2=0.08333L1 2 …(28)
光源として広く使われている白熱電球と蛍光燈は、電源周波数50Hzの地域で100Hz、60Hzの地域で120Hzである。NTSC方式のテレビジョンのフィールド周波数は59.94Hz、パーソナルコンピュータに使用されるモニタのフィールド周波数は、ちらつきがないように60Hz以上である。
f2=59.94/4=14.985Hz …(29)
表3によると、m=30まで、f3が100、120、59.94Hzであり、(n×f3=(2m−1)×f2)が成立するものはない。
すなわち、f3=74.925Hzの時であり、表2に示すように、(5×f2)、(15×f2)、(25×f2)…と(1×f3)、(3×f3)、(5×f3)…が一致する。この時検出される信号レベルは、次式で示される。
次に、撮像装置12からフィールド単位でnフィールド毎に輝度信号抽出部131で輝度信号を取得し(ST2)、この輝度信号を第1の演算部132と第2の演算部133に出力する。
ここで、検出位置が決定され(ST3)、第1の演算部132にて、m番目と(m+2)番目のフィールドの投影領域REGにおける輝度信号レベルのレベル差ACの時間平均SACを求める。また、第2の演算部133にて、(m+1)番目と(m+3)番目のフィールドの投影領域REGにおける輝度信号レベルのレベル差BDの時間平均SBDを求める(ST4)。
これら時間平均SACとSBDは演算処理部134に出力される。
次いで、演算処理部134にて時間平均SACとSBDの2乗和SACBDが求められ(ST5)、その結果が光源抽出判定部136に出力される。
このとき、光源11と撮像装置12の間に遮断物が存在すると、その演算結果は0に近い値を取り光源11が抽出されていないものと判定される。
ステップST6において、光源が抽出されていないと判定されると、遮断発生位置抽出部137において、光源抽出判定部136の判定結果から光源11が抽出されていない、すなわち遮断が発生していると判定された位置が検出され(ST7)、検出結果を遮断発生数カウント部138に出力される。
遮断発生数カウント部138においては、遮断が発生した回数がカウント(+1され)され(ST8)、カウント値が遮断情報判定部139に出力される。
ステップST6において、光源が抽出されていると判定されると、遮断発生位置抽出部137により遮断発生数カウント部138の遮断発生数Iがクリアされる(ST9)。
そして、遮断情報判定部139において、遮断発生位置抽出部137および遮断発生数カウント部138での結果から、判定テーブル部140のテーブルを参照して遮断物に関する情報が抽出され、判定が行われ(ST10)、判定結果が出力部141から出力される(ST11)。
光源とカメラ(撮像装置)の間に常駐する遮断物が発生した場合、常に遮断判定が出されるため目的の映像が撮像されているかどうかリアルタイムで判定可能である。
遮断発生数のカウント、またカメラと光源の設置方法により目的とする検知対象と落ち葉やゴミといった外乱との区別ができる。
点滅光源の周波数を検知しているため、移動物体の色や明るさに左右されずに検知を行うことができる。
そして、本実施形態に係る検知システムによれば、カメラを用いた移動物体の検知において、天候や日照等の時間的要因に左右されず、非検知時に撮像状態の異常を検知することができ、目的の検知対象以外の外乱とを区別することができ、移動物体を高精度で検知することができる。
あるいは、光源の色を複数設け、信号の波長多重伝送も可能である。
また、光源を適宜点滅させて信号を処理することも可能である。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
このように、光源11の輝度の変化周期と輝度信号の取得周期を変更することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
したがって、本実施形態によれば、撮像画像の背景ノイズを除去し、光源もしくは光源によって照射された被写体の状態を検出でき、被写体が複数存在する場合であっても被写体別に検知することができる。
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
このように、ノンインターレース走査の撮像装置を用いても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
したがって、本実施形態によれば、撮像画像の背景ノイズを除去し、光源もしくは光源によって照射された被写体の状態を検出でき、被写体が複数存在する場合であっても被写体別に検知することができる。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
Claims (7)
- 光源と、
上記光源または上記光源によって照射された被写体を撮像する撮像装置と、
上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理部と、を有し、
上記信号処理部は、
上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出部と、
検出可能な光源の位置を記憶する光源位置記憶部と、
上記信号抽出部から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記光源位置記憶部から取得した光源位置において上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求める演算部と、
上記演算部の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定部と、
上記光源抽出判定部の判定結果から光源が抽出されず遮断が発生していると判定された位置を検出する遮断発生位置抽出部と、
上記遮断発生位置抽出部の抽出結果により遮断発生数をカウントする遮断発生数カウント部と、
上記遮断発生数カウント部のカウント結果から遮断物に関する情報を抽出して判定処理を行う遮断情報判定部と、を含む
検知システム。 - 上記遮断情報判定部は、
遮断発生位置および遮断発生数を基に移動物体検知の判定を行う
請求項1記載の検知システム。 - 上記遮断情報判定部は、
遮断発生数により検知対象が目的の移動物体であるか否かの判定を行う
請求項2記載の検知システム。 - 上記遮断発生数カウント部は、
上記光源が抽出されていない場合にはクリアされる
請求項1から3のいずれか一に記載の検知システム。 - 上記遮断発生数は、
映像信号において遮断が発生したフレーム数である
請求項1から4のいずれか一に記載の検知システム。 - 光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理ステップを有し、
上記信号処理ステップは、
上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出ステップと、
上記信号抽出ステップから所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、あらかじめ取得した検出可能な光源位置において上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求める演算ステップと、
上記演算ステップの演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定ステップと、
上記光源抽出判定ステップの判定結果から光源が抽出されず遮断が発生していると判定された位置を検出する遮断発生位置抽出ステップと、
上記遮断発生位置抽出ステップの抽出結果により遮断発生数をカウントする遮断発生数カウントステップと、
上記遮断発生数カウントステップのカウント結果から遮断物に関する情報を抽出して判定処理を行う遮断情報判定ステップと、を含む
検知システムの信号処理方法。 - 光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理を有し、
上記信号処理は、
上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出処理と、
上記信号抽出処理から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、あらかじめ取得した検出可能な光源位置において上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求める演算処理と、
上記演算処理の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定処理と、
上記光源抽出判定ステップの判定結果から光源が抽出されず遮断が発生していると判定された位置を検出する遮断発生位置抽出処理と、
上記遮断発生位置抽出処理の抽出結果により遮断発生数をカウントする遮断発生数カウント処理と、
上記遮断発生数カウント処理のカウント結果から遮断物に関する情報を抽出して判定処理を行う遮断情報判定処理と、を含む
検知システムの信号処理をコンピュータに実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010150114A JP5265625B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010150114A JP5265625B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012015780A JP2012015780A (ja) | 2012-01-19 |
JP5265625B2 true JP5265625B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=45601690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010150114A Expired - Fee Related JP5265625B2 (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5265625B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5858831B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2016-02-10 | リズム時計工業株式会社 | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム |
US9599697B2 (en) | 2014-04-15 | 2017-03-21 | The Johns Hopkins University | Non-contact fiber optic localization and tracking system |
JP6408932B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2018-10-17 | リズム時計工業株式会社 | 検知システム、検知システムの信号処理方法、およびプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4703547B2 (ja) * | 2006-11-29 | 2011-06-15 | リズム時計工業株式会社 | 検知システム |
-
2010
- 2010-06-30 JP JP2010150114A patent/JP5265625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012015780A (ja) | 2012-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4703547B2 (ja) | 検知システム | |
KR101950396B1 (ko) | 촬상장치 및 촬상방법 | |
JP4856765B2 (ja) | 撮像装置及びフリッカ検出方法 | |
US7750949B2 (en) | Automatic flicker frequency detection device and method | |
JP2004304718A (ja) | 近接領域画像抽出装置及び近接領域画像抽出方法 | |
CN104364824A (zh) | 物体检测装置 | |
TW200822724A (en) | Method of processing noise in image data, noise reduction unit, and imaging apparatus | |
TWI489833B (zh) | A detection system, a signal processing method for detecting a system, and a smoke sensor | |
JP4689518B2 (ja) | 火災検出装置 | |
JP6722041B2 (ja) | 監視システム | |
JP5265625B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
CN101998111A (zh) | 高清摄像机视频采集模式自动转换的系统和方法 | |
JP5406787B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5349413B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5349405B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5858831B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5839515B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5770123B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP5265619B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP2012209904A (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム | |
JP2008113237A (ja) | 撮像装置におけるフリッカ検出方法と装置 | |
JP5242470B2 (ja) | 検知システムおよびその信号処理方法 | |
JP2011205623A (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2015072204A (ja) | 監視カメラ及び監視システム | |
JP6408932B2 (ja) | 検知システム、検知システムの信号処理方法、およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130430 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5265625 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |