JP5858831B2 - 検知システムおよびその信号処理方法、プログラム - Google Patents

検知システムおよびその信号処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、たとえば、撮像装置等を用いて被写体の状態を検知する検知システムおよびその信号処理方法、プログラムに関するものである。
たとえば、特許文献1に示す夜間の防犯システム等に用いられる撮像装置が提案されている。
この撮像装置は、信号処理部を有し、光源を周波数100Hzまたは120Hz(電源に50Hzまたは60Hzの商用電源を用いた場合、光源はその倍の100Hzまたは120Hzでその明るさが変動する)より高い高周波で変調する。さらに、信号処理部はこの高周波変調信号を検出する検出部を有している。
ただし、この撮像装置はその変調周波数より高いフレームレートを持っている必要がある。
ところで、一般に広く普及している撮像装置はNTSC(National Television Standards Committee)方式またはPAL(Phase Alternating Line)方式と呼ばれる規格が採用されている。
このような規格を採用した撮像装置はフレームレートが遅いため、たとえば特許文献1に示すような防犯システムの撮像装置として使用できない。
そこで、光源または光源に照射された被写体の状態を検知でき、NTSC等の規格を採用した防犯システムに適用可能な検知システムが提案されている(特許文献2参照)。
この検知システムは、光源の周波数成分の被写体の状態を検知する。
しかしながら、上記検知システムでは、光源または光源に照射された被写体の検知において、撮像装置と光源の間の遮断物によって検知が行えない場合に、その遮断情報を検出することができない場合がある。
そこで、特許文献2に記載された技術の応用として、2乗和の演算結果(A+B)の閾値判定から通過物による遮光を判定する検知システムが提案されている(特許文献3参照)。
特許第3019309号公報 特開2008−141251号公報 特開2012−15780号公報
しかしながら、上記検知システムでは、上記演算結果(A+B)は通過物による遮光以外の要因によっても低下することがある。
たとえば、レンズフレアやレンズゴースト、スミアが発生し撮像された映像中の光源と重なった場合、輝度変化の下限のレベルが上がることで変化の幅が狭くなるために、演算結果(A+B)が低下する現象が起こる。
このとき従来の閾値判定では、演算結果(A+B)が閾値よりも低下した場合に通過物による遮光が発生したと判定されてしまい、誤判定となることがある。
本発明は、光源または光源に照射された被写体の状態を検知できることはもとより、通過物による遮光を正確に判定することが可能な検知システムおよびその信号処理方法、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点の検知システムは、光源と、上記光源または上記光源によって照射された被写体を撮像する撮像装置と、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理部と、を有し、上記信号処理部は、上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出部と、上記信号抽出部で抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算部と、上記演算部の取得情報である演算結果を記憶する記憶部と、上記演算部の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定部と、上記演算部において取得される現在の演算結果と上記記憶部に前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出部と、上記光源抽出判定部の判定結果および上記変化量抽出部で抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定部と、を含み、上記演算部は、上記信号抽出部から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、上記遮光判定部は、上記光源抽出判定部により光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、上記光源抽出判定部により光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う
本発明の第2の観点の検知システムの信号処理方法は、光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理ステップを有し、上記信号処理ステップは、上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出ステップと、上記信号抽出ステップで抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算ステップと、上記演算ステップの取得情報である演算結果を記憶する記憶ステップと、上記演算ステップの演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定ステップと、上記演算ステップにおいて取得される現在の演算結果と上記記憶ステップで前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出ステップと、上記光源抽出判定ステップの判定結果および上記変化量抽出ステップで抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定ステップと、を含み、上記演算ステップにおいては、上記信号抽出ステップから所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、上記遮光判定ステップにおいては、上記光源抽出判定ステップにより光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、上記光源抽出判定ステップにより光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う。
本発明の第3の観点は、光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理を有し、上記信号処理は、上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出処理と、上記信号抽出処理で抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算処理と、上記演算処理の取得情報である演算結果を記憶する記憶処理と、上記演算処理の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定処理と、上記演算処理において取得される現在の演算結果と上記記憶処理で前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出処理と、上記光源抽出判定処理の判定結果および上記変化量抽出処理で抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定処理と、を含み、上記演算処理においては、上記信号抽出処理から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、上記遮光判定処理においては、上記光源抽出判定処理により光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、上記光源抽出判定処理により光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う検知システムの信号処理をコンピュータに実行させるプログラムである


本発明によれば、光源または光源に照射された被写体の状態を検知できることはもとより、通過物による遮光を正確に判定することができる。
本発明の実施形態に係る検知システムの構成例を示す図である。 レンズフレアが光源と重なる等によって発生する様子を示す図である。 演算結果Sの時間による推移の一例を示す図である。 図3の演算結果Sの時間による推移に対する変化量ΔSをグラフ化して示す図である。 本実施形態に係るCCDの構造を説明するための一例を示す図である。 図5のCCDの時系列を説明するための図である。 単板補色フィルタ型CCDの画素の一配列例を示す図である。 奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDにおける色信号の組み合わせの一例を示す図である。 本実施形態に係る第1の演算部および第2の演算部における輝度信号の信号処理法を説明するためのタイミングチャートである。 光源に含まれる周波数成分についての波形W6を示す図である。 デューティー比Dと2乗和Sとの関係の一例を示す図である。 本実施形態に係る検知システムの一連の動作概要を説明するためのフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連づけて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る検知システムの構成例を示す図である。
本検知システム10は、光源11、撮像装置12、信号処理部13、および出力部14を有する。
本実施形態において、撮像装置12は、撮像装置の走査面周期の所定倍で変化する光源またはその光源によって照射された被写体(以下光源を含む)を撮像する。
信号処理部13は、後述する2乗和の演算結果S=(A+B記憶する記憶部を含み、演算結果の時間による変化量を算出する機能を備え、光源(被写体)11と撮像装置との間に通過物が発生したかを正確に判定する機能を有する。このとき光源11は複数個あってもよい。
信号処理部13は、撮像装置12から取得した出力信号を処理し、光源11を安定して検知している状況において検知が行えなかった時に、光源11と撮像装置12の間の領域に移動物体が侵入したことを検知する機能を持つこともできる。このときも光源11は複数個あってもよい。
光源11は、所定の輝度で被写体を照明する。光源11の輝度は可変であり、撮像装置12が有する撮像素子の電荷蓄積時間内の輝度が、撮像装置12のフィールド周期の4n倍周期で変化する。ここで、n=1、2、3、…である。
本実施形態に係る検知システム10で使用する撮像装置12は、以下のような仕様の撮像装置を採用している。
本撮像装置12を構成する撮像素子は一例として、単板補色フィルタ、フィールド蓄積型インターライン転送CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ(以後、単にCCDと記述する)を用いる。
また、一例として撮像装置12のテレビジョン方式はNTSC方式、走査方式はインターレースを採用し、走査周波数は水平周波数が15.734KHzで垂直周波数は59.94Hzである。
このような構成の撮像装置12は、光源11または光源11によって照明された被写体を撮像し、撮像して得られた撮像信号を信号処理部13の輝度信号抽出部に出力する。
なお、ここではCCDイメージセンサを例示しているがCMOSイメージセンサも適用可能である。
信号処理部13は、輝度信号抽出部131、第1の演算部(A)132、第2の演算部(B)133、演算処理部(時間平均2乗和演算処理部)134、および光源抽出判定部135を含む。
さらに、信号処理部13は、演算結果記憶部136、変化量抽出部137、および遮光判定部138を含んで構成されている。
信号処理部13の輝度信号抽出部131は、入力された信号から輝度信号を抽出し、この輝度信号を第1の演算部132および第2の演算部133に出力する。
輝度信号抽出部131により抽出される輝度信号は、演算に最適化された信号レベルに調節される。
その信号レベルは、第1の演算部132、第2の演算部133、演算処理部134の出力値においてオーバーフローしない信号レベルである必要がある。そのため、輝度信号抽出部131は、輝度信号レベルを調整する回路を含む。
輝度信号レベルの調整値はいくつかのモードがある場合には、モード切り替えが可能なテーブルをもっていてもかまわない。そのモードはNTSCやPALなどの映像信号規格、撮像装置の周波数モードであってもよい。
第1の演算部132は、入力された輝度信号を撮像素子の同一領域において、m番目と(m+2)番目のフィールドにおける輝度信号のレベル差の時間平均を求める。
この第1の演算部132の出力結果Aは、演算処理部134に出力される。
第2の演算部133は、入力された輝度信号の同一領域において、(m+1)番目と(m+3)番目のフィールドにおける輝度信号のレベル差の時間平均を求める。
この第2の演算部133の出力結果Bは、演算処理部134に出力される。
なお、この第1の演算部132と第2の演算部133の動作の詳細については後述する。
第1の演算部132と第2の演算部133からそれぞれ出力される出力結果Aと出力結果Bは演算処理部134に入力される。
演算処理部134は、光源を抽出しているか否かの情報を取得する。
具体的には、演算処理部134は、光源11の所定位置における演算を行って、被写体の周数成分の検出値を求める。
演算処理部134は出力結果の検出値(演算結果)としての2乗和の値S=(A+B)を求め、その結果を光源抽出判定部135に出力し、またその演算結果Sを演算結果記憶部136に記憶する。
光源抽出判定部135は、演算処理部134の演算結果Sから、閾値Tとの比較により光源を抽出しているか否かの判定(光源の検知状態の判定)を行い、判定結果を遮光判定部138に出力する。
演算結果記憶部136は、演算結果Sを記憶する機能を有し、前回記憶した演算結果Sn−1を変化量抽出部137に出力する。
変化量抽出部137は、演算処理部134により供給される現在の演算結果Sと、演算結果記憶部136に記憶された前回の演算結果Sn−1との差分、つまり演算結果の時間による変化量ΔS=S−Sn−1を算出し、その結果を遮光判定部138に出力する。
遮光判定部138は、光源抽出判定部135からの判定結果および変化量抽出部137で算出した変化量ΔSにより、通過物による遮光の有無を判定する。
遮光判定部138は、光源抽出判定部135の判定結果から光源が抽出されている場合は、遮光は無い(遮光無し)と判定する。
遮光判定部138は、光源が抽出されていない場合は、変化量ΔSによる判定処理を行う。
以下に、信号処理部13に演算結果記憶部136、変化量抽出部137、遮光判定部138を設けた理由、並びに、遮光判定部138等の判定処理等について、図2、図3、および図4に関連付けてさらに詳細に説明する。
図2は、レンズフレアが光源と重なる等によって発生する様子を示す図である。
図3は、演算結果Sの時間による推移の一例を示す図である。
図4は、図3の演算結果Sの時間による推移に対する変化量ΔSをグラフ化して示す図である。
上述したように、第1の演算部(A)132、第2の演算部(B)133、および演算処理部134では、光源の状態を算出する。
そして、光源抽出判定部135では、演算処理部134の演算結果S(=A+B)から閾値Tとの比較により光源11の検知状態を判定する。
通常、検知システムにおいては、光源抽出判定部135での判定結果から通過物による遮光(以下単に遮光)の判定を行う方法が採用される。
しかし、先に述べたとおり演算結果Sの低下は遮光以外の要因、たとえば図2に示すようなレンズフレアが光源と重なる等によっても発生することがある。
閾値との比較による単純な判定方法では、レンズフレアと光源の重なりによって演算結果Sが閾値Tcよりも低下した場合に遮光と判定してしまうことがある。
これを解決する方法として閾値Tを下げることが考えられるが、閾値Tを下げた場合僅かな輝度変化でも光源が抽出されていると判定されるためノイズが発生しやすくなるという欠点がある。
そこで、本実施形態では、信号処理部13に演算結果記憶部136、変化量抽出部137、および遮光判定部138を備え、通過物による遮光を正確に判定するための検知システムを構築している。
上述したように、演算結果記憶部136では、演算結果Sを記憶し、前回記憶した演算結果Sn−1が変化量抽出部137に出力される。
変化量抽出部137では、演算結果Sと前回の演算結果Sn−1との差分、つまり演算結果の時間による変化量ΔS=S−Sn−1が算出され、その結果が遮光判定部138に出力される。
遮光判定部138では、光源抽出判定部からの判定結果および変化量抽出部で算出した変化量ΔSにより、通過物による遮光の有無を判定する。
まず、遮光判定部138は、光源抽出判定部135の判定結果において光源11が抽出されている場合は、遮光無し、と判定する。
一方、遮光判定部138は、光源11が抽出されていない場合は、変化量ΔSによる判定処理を行う。
ここで、図3は演算結果Sの時間による推移の一例を示している。また図4は図3に対する変化量ΔSをグラフ化にしたものを示している。
それぞれの図において、<1>正常に光源を撮像している場合、<2>途中で通過物により遮光が発生した場合、<3>レンズフレアが光源と重なっている場合がグラフで表わされている。
まず、<1>のように正常に光源を撮像している場合、演算結果Sは特定の値を示し変化量ΔSはほぼ0のまま推移する。
次に、<2>のように途中で通過物により遮光が発生した場合、演算結果Sは物体が光源を遮っている間0付近を推移し、変化量ΔSは物体が光源を遮る瞬間および光源位置から抜ける瞬間に検出される。
物体が通過する前後については<1>の正常時とほぼ同様である。
これは光を通さない個体が通過するような場合、光源が完全に遮られるために光源を正常に検出している時からの変化量ΔSが大きいということを示す。
そして、<3>のようにレンズフレアが光源と重なっている場合、演算結果Sは<1>の正常時よりも低い値を示すが変化量ΔSは<1>の正常時と同様にほぼ0を示す。
これは、輝度変化の下限のレベルが上がることで変化の幅が狭くなり演算結果Sが低下することを示す。また、レンズフレアのような現象は時間に対して緩やかに発生するため、その変化量ΔSはほとんど検出されないことを示す。
以上のことから、遮光判定部138は、変化量ΔSによる判定処理では、変化量ΔSを任意の第1の閾値Tと比較し変化量ΔSが第1の閾値Tより大きいとき(ΔS>T)、遮光有りと判定し、変化量ΔSが第1の閾値T以下のとき(ΔS≦T)、次の下限閾値判定を行う。
また、この第1の閾値Tはモード切り替えが可能なテーブルを持っていても構わない。
遮光判定部138は、下限閾値判定では、第1の閾値Tにより低い任意の第2の閾値T(但しT<T)と演算処理部134による演算結果Sとの比較を行う。
演算結果Sが第2の閾値Tより大きいとき(S>T)遮光無し、演算結果Sが第2の閾値T以下のとき(S≦T)遮光有りと判定する。
これらの処理により遮光判定部138では遮光の有無を判定し、その結果を出力部14に出力する。
出力部14は、遮光判定部138の判定結果からその情報を出力する。その出力はLEDの点灯や、ディスプレイへの表示等形式は問わない。
以上の結果より、以下の効果を得ることができる。
光源11または光源11に照射された被写体の状態の検知において、演算処理部134の演算結果S=(A+B)の値が低下した場合に、通過物による遮光とレンズフレアやレンズゴースト、スミア等による要因とを区別し、光源11と撮像装置12の間を通過する物体を正確に検知することが可能となる。
次に、本実施形態に係る検知システムの他の構成および機能について詳細に説明する。
はじめに、本実施形態に係る撮像装置12のCCDの構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るCCDの構造を説明するための一例を示す図である。
図5のCCD20はインターライン転送で、フォトダイオードPD21、垂直転送CCD22、水平転送CCD23、増幅器24を有する。
フォトダイオードPD21は、マトリクス状に配列されている。垂直ライン方向に配列されるフォトダイオードPD21は、列ごとにそれぞれ電荷を転送するための垂直転送CCD22に接続されている。各垂直転送CCD22の端部は、電荷を増幅部に転送する水平転送CCD23にそれぞれ接続されている。また、水平転送CCD23の出力側には増幅器24が接続されている。
映像の走査方式はインターレースであり、一画面は飛び越し走査で、奇数フィールドと偶数フィールドとで構成される。
まず、光がフォトダイオードPD21に入射し、電荷蓄積時間にフォトダイオードPD21で電荷が蓄積されていく。この間、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間は遮断されている。
電荷蓄積時間が終了すると、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間が導通し、蓄積された電荷が垂直転送CCD22に転送される。この直後に、フォトダイオードPD21と垂直転送CCD22間は遮断され、フォトダイオードPD21で次の電荷蓄積が開始する。垂直転送CCD22に転送された電荷は、1水平ライン毎に水平転送CCD23に転送され、増幅器24に入力される。
この1水平ライン毎に、電荷が垂直転送CCD22から水平転送CCD23へ転送されるまでの周波数は、CCD20の水平走査周波数15.734KHzで行われる。垂直転送CCD22のすべての電荷が水平転送CCD23に転送されると、再び垂直転送CCD22とフォトダイオードPD21間が導通し、フォトダイオードPD21の電荷が垂直転送CCD22に移される。フィールド蓄積CCDの場合、光電変換によってフォトダイオードPD21で電荷が蓄積され、この電荷がフォトダイオードPD21から垂直転送CCD22へ転送されるまでの転送周波数は、59.94Hzとなる。
図6は、図5のCCD20の時系列を説明するための図である。
図6に示すように、光電変換によってフォトダイオードPD21で電荷が蓄積されるまでの所要時間をΔT1とし、この電荷がフォトダイオードPD21から垂直転送CCD22へ転送されるまでの所要時間をΔT2とする。
図6から分かるように、CCD20に入射した光エネルギーは、電荷蓄積時間ΔT1の間積分されながら、電荷蓄積周期ΔT=ΔT1+ΔT2=(1/59.94)秒でサンプリングされていることになる。
さて、図1に示すように、撮像装置12によって撮像された撮像画像の信号は輝度信号抽出部131で輝度信号が抽出され、この輝度信号は、第1の演算部132および第2の演算部133に入力される。
ここで、本実施例に係るCCD20(図5を参照)からの画素の読み出し方法について説明する。
図7は、単板補色フィルタ型CCDの画素の一配列例を示す図である。
また、図8は、奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDにおける色信号の組み合わせの一例を示す図である。
画素のカラーフィルタは、Ye(イエロ)、Cy(シアン)、Mg(マジェンタ)、G(グリーン)で構成され、図7に示すような配列になっている。画素の読み出しは、上下の画素を加算して読み出される。この加算する組み合わせは、奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDで、1列ずれる。具体的には、奇数フィールドOFDのnラインでは、(C11+C21)、(C12+C22)、(C13+C23)、(C14+C24)、(C15+C25)、…のようになる。また、偶数フィールドEFDのnラインでは、(C21+C31)、(C22+C32)、(C23+C33)、(C24+C34)、(C25+C35)、…のようになる。
したがって、図8に示すような奇数フィールドOFD、偶数フィールドEFDで色信号が出力される。
いずれも、2画素周期で同一のYe、Cy、Mg、Gの組み合わせの色パターンが繰り返されている。
つまり言い換えると、色信号は2画素周期以上の周波数に重畳して現れる。よって、この色信号を、2画素周期を遮断周波数とするローパスフィルタに通せば、色信号は失われ、輝度信号のみが得られる。
したがって、輝度情報は2画素周期でサンプリングされることになる。
図7の円形で図示される投影領域REGは、光源による被写体の映像が投影されている様子を示している。なお、画素C35、C36、C45、C46、C55、C56は完全に投影領域REGにはいっており、均一に光が照射されているとする。
輝度情報は、奇数フィールドOFDでは、水平ライン(n+1)のC35、C36、C45、C46の組み合わせに、偶数フィールドEFDでは、水平ラインの(n+1)ラインのC45、C46、C55、C56の組み合わせによって読み出しされる。
以上に述べたようにして、撮像装置12からの信号のうち輝度信号が第1の演算部132および第2の演算部133に入力される。この輝度信号は、第1の演算部132および第2の演算部133に入力されて所定の処理が行われる。
次に、第1の演算部132および第2の演算部133で行われる輝度信号の処理方法について図9に関連付けて説明する。
図9は、本実施形態に係る第1の演算部132および第2の演算部133における輝度信号の信号処理法を説明するためのタイミングチャートである。
図9(A)は、撮像装置121のインターライン走査を示す図で、偶数フィールドEFDもしくは奇数フィールドOFDのいずれかの状態を示す。図9(B)〜(E)はそれぞれ、演算部で処理される輝度信号レベルの時間変化を表す波形W1、W2、W3、W4を示し、図9(F)は一定周期で変化する正弦波の波形W5を示す図である。
なお、奇数フィールドOFDと偶数フィールドEFDとで1フレームの走査である。つまり、図9(A)に示すように、AとB、CとDで1フレームの走査である。
また、以降の説明において、fは周波数を、tは時刻を、θは位相差をそれぞれ示し、ωは(ω=2πf)を満たす。なお、πは円周率である。
図9(B)、(C)に図示する波形W1と波形W2は、後で説明する波形W3と波形W4で示される波形の関数を導出するための波形である。
図9(D)に図示する波形W3は、Aのフィールドの輝度信号とCのフィールドの輝度信号との輝度レベルの差をレベル差ACとした時の、レベル差ACを求める関数の時間発展分布を示す。
また、図9(E)に図示する波形W4は、Bのフィールドの輝度信号とDのフィールドの輝度信号との輝度レベルの差をレベル差BDとした時の、レベル差BDを求める関数の時間発展分布を示す。
なお、波形W3は、波形W1と波形W2から導出され、波形W1と波形W2を足して2で割ったものである。また、波形W4は波形W1と波形W2から導出され、波形W2から波形W1を引いて2で割ったものである。
このとき、レベル差ACの第1の時間平均である時間平均SACは図1に示す第1の演算部132で算出される。また、レベル差BDの第2の時間平均である時間平均SBDは第2の演算部133で算出される。
具体的には、時間平均SACは、C35、C36、C45、C46の組み合わせによるAフィールドとCフィールドとの輝度レベル差ACから算出される。
同様に、時間平均SBDは、C45、C46、C55、C56の組み合わせによるBフィールドとDフィールドとのレベル差BDから算出される。
その時間平均の算出方法について述べる。
AフィールドとCフィールドとのレベル差ACの時間平均SACは、波形W1に、図9(D)に示す波形W3を掛けてこの時間平均SACを計算する。
また同様に、BフィールドとDフィールドとのレベル差BDの時間平均SBDは、C45、C46、C55、C56の組み合わせによる画素に照射される光の時間変化を表す波形に、図9(E)に示す波形W4を掛けてこの時間平均SBDを計算する。
はじめに、時間平均SACの算出方法について具体的に説明する。
波形W3を数式で表す。まず、波形W1、波形W2は以下のようなフーリエ級数で表せる。
ここで、波形W1とW2は同一周期f2を有するものとする。(1)式と(2)式より、波形W3は(4)式のように表せる。
ところで、図9(F)に図示する周期f1を有する波形W5は(5),(6)式のような正弦波で表せる。
(4)式によって表される波形W3に(5)式で表せる正弦波W5を掛けると(7)式となる。
次に、時刻0から時刻Tまでにおける(7)式の時間平均をとる。(7)式の右辺に示す各項の内、時間tを含む項は交流信号であるから、その時間平均は0である。
したがって、(ω−(2n−1)ω=0)である時のみ、定数cosθと定数sinθが残り、時間平均SACは(8)式のようになる。
このようにして、時間平均SACが第1の演算部132にて求まる。時間平均SBDも同様にして第2の演算部133にて求められ、(9)式で表される。
さて、(8)式と(9)式で表される時間平均SACとSBDとの2乗和(SAC +SBD )は(10)式で表される。
この(10)式より、CCD20(図5を参照)に入射される光に(f=(2n−1)f)なる周波数成分が含まれているとき、(10)式で表される波形の成分が検出される。
次に、光源11に含まれる周波数成分について考察する。
図10は、光源11に含まれる周波数成分についての波形W6を示す図である。なお、光源11は、周波数f3で時間τの間、輝度レベルL1で発光している。
この波形W6をフーリエ級数に展開する。波形W6は、周期(T=1/f3)の周期関数であり、(ω3=2πf3)とすると、(11)式のようにフーリエ級数の一般式で表される。
(11)式の各係数a、a、bは波形W6より(12)〜(14)式のように求まる。
したがって、波形W6のフーリエ級数は、(15)式で表される。
よって、光源11の点滅周期をフィールド周期の4倍にした時、すなわち(f=f)である時、(7)式と(15)式より奇数項で周波数が一致し、時間平均SACとSBDの2乗和は(16)式のようになる。
光源11の点灯のデューティー比をDとすると(17)式で表される。
よって、(16)式で表される時間平均SACとSBDとの2乗和SACBDは、(17)式を用いると(18)式のようになる。
ところで、以下に示す(18)式の右辺の項(19)は収束する。
この(18)式の右辺の項(19)は、デューティー比Dに対し、表1のような値をとる。以下に、表1を示す。
表1に基づいて、横軸にデューティー比Dをとり、縦軸に時間平均SACとSBDとの2乗和SACBDをとると、デューティー比Dと2乗和SACBDとの関係は図11に示すようになる。
図11より、2乗和SACBDはデューティー比D=0.5で最大となることが分かる。
したがって、(18)式で表される2乗和SACBDは、次式のようになる。
[数15]
AC +SBD =0.08333L …(20)
(20)式に示すように、演算処理部134は光源11(図1を参照)の輝度を検出し、この検出結果(2乗和SACBD)は光源抽出判定部135にて光源抽出処理の判定に用いられる。


本実施形態に係る光源11は特定の光源に依存しない。そこで、他の光源についても輝度を検出できるかについて考察する。
光源として広く使われている白熱電球と蛍光燈は、電源周波数50Hzの地域で100Hz、60Hzの地域で120Hzである。NTSC方式のテレビジョンのフィールド周波数は59.94Hz、パーソナルコンピュータに使用されるモニタのフィールド周波数は、ちらつきがないように60Hz以上である。
NTSC方式のテレビジョンのフィールド周波数は59.94Hzであり、その1/4倍周期で光源を発光させるとすると、輝度レベル差の周波数f2は次式のようになる。
[数16]
=59.94/4=14.985Hz …(21)
(7)式と(15)式より、周波数f2の奇数倍と光源11の周波数f3の整数倍が一致したときに信号成分が検出される。
表2は、異なる光源の発光周波数と輝度信号レベルの差における周波数との関係を示す値の表である。
表2のf1は(5)式の正弦波の有する周波数で、f2は(21)式に示す周波数で、f3はそれぞれ、光源11の周波数、50Hz地域での照明の周波数、60Hz地域での照明の周波数、NTSC方式のテレビジョンのフィールド周波数、パーソナルコンピュータに使用されるモニタのフィールド周波数である。
表2によると、m=30まで、f3が100、120、59.94Hzであり、(n×f=(2m−1)×f)が成立するものはない。
たとえばパーソナルコンピュータのモニタに関して、そのフィールド周波数が60Hz以上であるとすると、本検知システム10の信号処理出力に最も大きな出力が検出される可能性としては、74.925Hzでスキャンされているモニタが存在したときである。
すなわち、f=74.925Hzの時であり、表2に示すように、(5×f)、(15×f)、(25×f)…と(1×f)、(3×f)、(5×f)…が一致する。この時検出される信号レベルは、次式で示される。
したがって、(22)式で示される信号レベルは光源11の1/25のレベルであり、図1に図示していない信号処理で別に除去できる。
以上に述べたように、本検知システム10は、光源の発光周波数に依存せず、光源または光源に照射された被写体の状態を検知する。
以下に、本実施形態に係る検知システムの一連の動作を図12に関連付けて説明する。
図12は、本実施形態に係る検知システムの一連の動作概要を説明するためのフローチャート図である。
たとえば、撮像装置12の電荷蓄積時間内の光源11の輝度を撮像装置12のフィールド周期の4n倍で変化させる(ST1)。
次に、撮像装置12からフィールド単位でnフィールド毎に輝度信号抽出部131で輝度信号を取得し(ST2)、この輝度信号を第1の演算部132と第2の演算部133に出力する。
ここで、第1の演算部132にて、m番目と(m+2)番目のフィールドの投影領域REGにおける輝度信号レベルのレベル差ACの時間平均SACを求める。また、第2の演算部133にて、(m+1)番目と(m+3)番目のフィールドの投影領域REGにおける輝度信号レベルのレベル差BDの時間平均SBDを求める(ST3)。
これら時間平均SACとSBDは演算処理部134に出力される。
次いで、演算処理部134にて時間平均SACとSBDの2乗和Sが求められ(ST4)、その結果が光源抽出判定部135および演算結果記憶部136に出力される。
光源抽出判定部135においては、演算処理部134の演算結果Sから、閾値TCとの比較判定により光源を抽出しているか否かの判定が行われ(ST5)、判定結果が遮光判定部138に出力される。
また、演算結果記憶部136では、演算結果Sを記憶し、前回記憶した演算結果Sn−1が変化量抽出部137に出力される。
変化量抽出部137では、演算結果Sと前回の演算結果Sn−1との差分、つまり演算結果の時間による変化量ΔS=S−Sn−1が算出され、その結果が遮光判定部138に出力される(ST6)。
遮光判定部138では、光源抽出判定部からの判定結果および変化量抽出部で算出した変化量ΔSにより、通過物による遮光の有無を判定する。
まず、遮光判定部138は、光源抽出判定部135の判定結果において光源11が抽出されている場合は、遮光無し、と判定する(ST7)。
一方、遮光判定部138は、光源11が抽出されていない場合は、変化量ΔSによる判定処理を行う。
遮光判定部138は、変化量ΔSによる判定処理では、変化量ΔSを任意の第1の閾値Tと比較し(ST8)、変化量ΔSが第1の閾値Tより大きいとき(ΔS>T)、遮光有りと判定し(ST9)、変化量ΔSが第1の閾値T以下のとき(ΔS≦T)、次の下限閾値判定を行う(ST10)。
遮光判定部138は、ステップST10の下限閾値判定では、任意の第2の閾値T(但しT<T)と現在の演算結果Sとの比較を行う。
演算結果Sが第2の閾値Tより大きいとき(S>T)遮光無し、と判定し(ST7)、演算結果Sが第2の閾値T以下のとき(S≦T)遮光有りと判定する(ST9)。
これらの処理により遮光判定部138では遮光の有無を判定し、その結果を出力部14に出力する。
出力部14は、遮光判定部138の判定結果からその情報を出力する(ST11)。
以上に説明したように、本実施形態によれば、撮像画像の背景ノイズを除去し、光源もしくは光源によって照射された被写体の状態を検出できる。
そして、本実施形態によれば、光源11または光源11に照射された被写体の状態の検知において、演算処理部134の演算結果S=(A+B)の値が低下した場合に、通過物による遮光とレンズフレアやレンズゴースト、スミア等による要因とを区別し、光源11と撮像装置12の間を通過する物体を正確に検知することが可能となる。
さらに本検知システムは、複数の光源を使用し、信号を並列に信号処理部に伝送することができる。
あるいは、光源の色を複数設け、信号の波長多重伝送も可能である。
また、光源を適宜点滅させて信号を処理することも可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本第2の実施形態は、第1の実施形態に係るフィールド蓄積、インターレース型の撮像装置12をフレーム蓄積、インターレース型の撮像装置に置き換えたものである。また同時に、第1実施形態に係る光源11の輝度の変化周期をフィールド周期の4n倍からフレーム周期の4n倍に変更したものである。この変化周期の変更に伴い、輝度信号の取得もnフィールドごとから2nフィールドごとに輝度信号の取得周期を変更する。
このように、光源11の輝度の変化周期と輝度信号の取得周期を変更することで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
したがって、本実施形態によれば、撮像画像の背景ノイズを除去し、光源もしくは光源によって照射された被写体の状態を検出でき、被写体が複数存在する場合であっても被写体別に検知することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本第3の実施形態は、第1の実施形態に係るフィールド蓄積、インターレース走査型の撮像装置12をフレーム蓄積、ノンインターレース走査型の撮像装置に置き換えたものである。
このように、ノンインターレース走査の撮像装置を用いても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
したがって、本実施形態によれば、撮像画像の背景ノイズを除去し、光源もしくは光源によって照射された被写体の状態を検出でき、被写体が複数存在する場合であっても被写体別に検知することができる。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
10・・・検知システム、11・・・光源、12・・・撮像装置、13・・・信号処理部、131・・・輝度信号抽出部、132・・・第1の演算部(A)、133・・・第2の演算部(B)、134・・・演算処理部(時間平均2乗和演算処理部)、135・・・光源抽出判定部、136・・・演算結果記憶部、137・・・変化量抽出部、138・・・遮光判定部、14・・・出力部。

Claims (5)

  1. 光源と、
    上記光源または上記光源によって照射された被写体を撮像する撮像装置と、
    上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理部と、を有し、
    上記信号処理部は、
    上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出部と、
    上記信号抽出部で抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算部と、
    上記演算部の取得情報である演算結果を記憶する記憶部と、
    上記演算部の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定部と、
    上記演算部において取得される現在の演算結果と上記記憶部に前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出部と、
    上記光源抽出判定部の判定結果および上記変化量抽出部で抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定部と、を含み、
    上記演算部は、
    上記信号抽出部から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、
    上記遮光判定部は、
    上記光源抽出判定部により光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、
    上記光源抽出判定部により光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う
    検知システム。
  2. 上記遮光判定部は、
    変化量による判定処理では、変化量を第1の閾値と比較し、変化量が第1の閾値より大きいとき、遮光有りと判定し、変化量が第1の閾値以下のとき、上記第1の閾値より小さい第2の閾値を適用して下限閾値判定処理を行う
    請求項1記載の検知システム。
  3. 上記遮光判定部は、
    上記第2の閾値による下限閾値判定処理では、第2の閾値と上記演算部の現在の演算結果との比較を行い、
    当該演算結果が第2の閾値より大きいとき、遮光無し、と判定し、当該演算結果が第2の閾値以下のとき、遮光有り、と判定する
    請求項2記載の検知システム。
  4. 光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理ステップを有し、
    上記信号処理ステップは、
    上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出ステップと、
    上記信号抽出ステップで抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算ステップと、
    上記演算ステップの取得情報である演算結果を記憶する記憶ステップと、
    上記演算ステップの演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定ステップと、
    上記演算ステップにおいて取得される現在の演算結果と上記記憶ステップで前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出ステップと、
    上記光源抽出判定ステップの判定結果および上記変化量抽出ステップで抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定ステップと、を含み、
    上記演算ステップにおいては、
    上記信号抽出ステップから所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、
    上記遮光判定ステップにおいては、
    上記光源抽出判定ステップにより光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、
    上記光源抽出判定ステップにより光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う
    検知システムの信号処理方法。
  5. 光源または上記光源によって照射された被写体を撮像装置で撮像し、上記撮像装置から取得した信号に対して信号処理を行って被写体の状態を検知する信号処理を有し、
    上記信号処理は、
    上記撮像装置から取得した信号から上記被写体の状態検知のために信号処理に用いる信号を抽出する信号抽出処理と、
    上記信号抽出処理で抽出された信号に基づく演算により光源を抽出しているか否かの情報を取得する演算処理と、
    上記演算処理の取得情報である演算結果を記憶する記憶処理と、
    上記演算処理の演算結果により光源を抽出しているか否かを判定する光源抽出判定処理と、
    上記演算処理において取得される現在の演算結果と上記記憶処理で前回記憶した演算結果とにより、演算結果の時間による変化量を抽出する変化量抽出処理と、
    上記光源抽出判定処理の判定結果および上記変化量抽出処理で抽出された変化量により、通過物による遮光の有無を判定する遮光判定処理と、を含み、
    上記演算処理においては、
    上記信号抽出処理から所定走査面周期ごとに上記信号を取得し、複数の異なる走査面間で当該信号の信号レベル差から当該信号レベル差の時間平均を求め、上記時間平均の値をもとに時間平均の2乗和を求め、当該2乗和を取得情報である演算結果として出力し、
    上記遮光判定処理においては、
    上記光源抽出判定処理により光源が抽出されたとの判定結果を得た場合には、遮光無し、と判定し、
    上記光源抽出判定処理により光源が抽出されていないとの判定結果を得た場合、上記変化量による判定処理を行う
    検知システムの信号処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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