ここで、表示画面に表示された文字列に対して、ユーザ所望の範囲にマーカを付与するまたはマーカを消去したり、ユーザ所望の単語や文章を隠蔽または隠蔽解除したりするためには、当該操作手順を把握する必要がある。しかしながら、このような表示形態を変更するための操作手順が複雑であると、ユーザが誤入力をすることが考えられる。また、ユーザが所望の用語や範囲のみに特殊な表示形態を付与することが不可能な装置もある。上記特許文献1〜4で開示された装置では、このようなユーザの操作性等が考慮されておらす、ユーザの直感的な操作感覚に馴染まないことが考えられる。
それ故に、本発明の目的は、表示された表示情報に対してマーカを付与したり伏せ字表示したりする操作を容易にする表示形態変更プログラムおよび表示制御装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号やステップ番号(ステップをSと略称しステップ番号のみを記載する)等は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
第1の発明は、ポインティングデバイス(15)によって操作される装置(1)のコンピュータ(21)で実行され、表示装置(12)に表示された表示情報(第2の書籍画像)の表示形態を変更するための表示形態変更プログラムである。ポインティングデバイスは、ユーザの操作に応じて所定の座標系に基づいた座標情報を出力する。表示形態変更プログラムは、表示ステップ(S53)、操作位置指定ステップ(S56、S71、S74、S80)、範囲設定ステップ(S72、S78)、方向検出ステップ(S71)、第1表示形態表示ステップ(S72、S76)、および第2表示形態表示ステップ(S78、S81)をコンピュータに実行させる。表示ステップは、表示情報を表示装置に表示する。操作位置指定ステップは、ポインティングデバイスから出力される座標情報に基づいて、表示装置に表示された表示情報に対する位置(X軸、Y軸座標、マーカ領域座標)を指定してメモリ(24)に記憶する。範囲設定ステップは、操作位置指定ステップが最初に指定した位置(タッチオン座標)と現在指定している位置とを少なくとも含む表示情報上の範囲を設定してメモリに記憶する。方向検出ステップは、最初に指定した位置から現在指定している位置までの方向(順方向、逆方向)を検出する。第1表示形態表示ステップは、方向検出ステップが検出した方向が第1の方向(順方向)のとき、範囲設定ステップが設定した範囲の表示情報を第1の表示形態(マーカ表示)で表示装置に表示する。第2表示形態表示ステップは、方向検出ステップが検出した方向が第1の方向とは逆の第2の方向(逆方向)のとき、範囲設定ステップが設定した範囲の表示情報を第1の表示形態とは異なる第2の表示形態(マーカ消去)で表示装置に表示する。なお、ポインティングデバイスは、画面上での入力位置や座標を指定する入力装置であり、例えば、タッチパネル、マウス、トラックパッド、トラックボールなどで実現される。そして、それぞれの入力装置で用いられる座標系は、タッチパネル座標系や画面座標系である。また、第1の表示形態から第2の表示形態への変更は、マーカ表示→マーカ消去、マーカ表示→伏せ字表示、伏せ字表示→伏せ字解除等の各変化態様を含んでいる。
第2の発明は、上記第1の発明において、表示情報は、横書きまたは縦書きで表示装置に表示される文字情報である。第1の方向は、文字情報を読む順方向である。第1の表示形態で表示する文字情報は、他の文字情報とは異なった態様(マーカ表示)で表示装置に表示される。第2の表示形態で表示する文字情報は、他の文字情報と同じ態様(マーカ消去)で表示装置に表示される。
第3の発明は、上記第1の発明において、さらに第3表示形態表示ステップ(S91、S92)をコンピュータに実行させる。第3表示形態表示ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順(2連続タッチ)で操作を行った際(S91でYes)、第1の表示形態で表示されている範囲(マーカ領域座標)のうち、操作位置指定ステップにおいてその第1の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態および第2の表示形態と異なる第3の表示形態(伏せ字表示)で表示装置に表示する(S92)。ここで、第1の表示形態から第3の表示形態への変更は、マーカ表示→伏せ字表示、マーカ表示→マーカ消去、伏せ字表示→伏せ字解除等、各変化態様を含んでいる。
第4の発明は、上記第3の発明において、さらに第3表示形態解除ステップ(S93、S94)をコンピュータに実行させる。第3表示形態解除ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順で操作を行った際、第3の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定ステップにおいてその第1の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態(伏せ字解除)で表示装置に表示する(S94)。
第5の発明は、上記第3の発明において、さらに第3表示形態一時解除ステップ(S95〜S99)をコンピュータに実行させる。第3表示形態一時解除ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順とは異なる第2の手順(1回のみのタッチ)で操作を行った際(S95でYes)、第3の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定ステップにおいてその第2の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態で表示装置に表示し(S87)、所定時間経過後(S98でYes)にその範囲の表示情報を第3の表示形態で表示装置に表示する(S99)。
第6の発明は、上記第3の発明において、第3表示形態表示ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順とは異なる第3の手順(3連続タッチ)で操作を行った際、第1の表示形態で表示されている範囲の全ての表示情報を第3の表示形態で表示装置に表示するステップを含む。
第7の発明は、上記第3の発明において、第1の表示形態は、他の背景色と異なった色彩で範囲設定ステップが設定した範囲の表示情報の背景色(マーカM)を表示装置に表示する態様である。第2の表示形態は、他の背景色と同じ色彩で表示情報の背景色を表示装置に表示する態様である。第3の表示形態は、範囲設定ステップが設定した範囲の表示情報を表示装置に未表示(伏せ字表示)する態様である。
第8の発明は、ポインティングデバイスによって操作される装置のコンピュータ実行され、表示装置に表示された表示情報の表示形態を変更するための表示形態変更プログラムである。ポインティングデバイスは、ユーザの操作に応じて所定の座標系に基づいた座標情報を出力する。表示形態変更プログラムは、表示ステップ、操作位置指定ステップ、第1表示形態表示ステップ(S76)、および第2表示形態表示ステップ(S91、S92)をコンピュータに実行させる。表示ステップは、表示情報を表示装置に表示する。操作位置指定ステップは、ポインティングデバイスから出力される座標情報に基づいて、表示装置に表示された表示情報に対する位置を指定してメモリに記憶する。第1表示形態表示ステップは、表示情報のうち、少なくとも一部を他の表示情報の表示態様とは異なった第1の表示形態で表示装置に表示する。第2表示形態表示ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順で操作を行った際、第1の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定ステップにおいてその第1の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態と異なる第2の表示形態(伏せ字表示)で表示装置に表示する(S92)。ここで、第1の表示形態から第2の表示形態への変更は、マーカ表示→伏せ字表示、伏せ字表示→伏せ字解除の各変化態様を含んでいる。
第9の発明は、上記第8の発明において、さらに第2表示形態解除ステップ(S93、S94)をコンピュータに実行させる。第2表示形態解除ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順で操作を行った際、第2の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定ステップにおいてその第1の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態で表示装置に表示する(S94)。
第10の発明は、上記第8の発明において、さらに第2表示形態一時解除ステップ(S95〜S99)をコンピュータに実行させる。第2表示形態一時解除ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順とは異なる第2の手順で操作を行った際、第2の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定ステップにおいてその第2の手順の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態で表示装置に表示し、所定時間経過後にその範囲の表示情報を第2の表示形態で表示装置に表示する。
第11の発明は、上記第8の発明において、第2表示形態表示ステップは、ポインティングデバイスを用いてユーザが第1の手順とは異なる第3の手順で操作を行った際、第1の表示形態で表示されている範囲の全ての表示情報を第2の表示形態で表示装置に表示するステップを含む。
第12の発明は、上記第8の発明において、第1の表示形態は、他の背景色と異なった色彩で表示情報の背景色を表示装置に表示する態様である。第2の表示形態は、表示情報を表示装置に未表示する態様である。
第13の発明は、表示装置に表示された表示情報の表示形態を変更する表示制御装置(1)である。表示制御装置は、ポインティングデバイスによって操作される。ポインティングデバイスは、ユーザの操作に応じて所定の座標系に基づいた座標情報を出力する。表示制御装置は、記憶手段(24)、表示制御手段、操作位置指定手段、範囲設定手段、方向検出手段、第1表示形態表示手段、および第2表示形態表示手段を備える。表示制御手段は、表示情報を表示装置に表示する。操作位置指定手段は、ポインティングデバイスから出力される座標情報に基づいて、表示装置に表示された表示情報に対する位置を指定して記憶手段に記憶する。範囲設定手段は、操作位置指定手段が最初に指定した位置と現在指定している位置とを少なくとも含む表示情報上の範囲を設定して記憶手段に記憶する。方向検出手段は、最初に指定した位置から現在指定している位置までの方向を検出する。第1表示形態表示手段は、方向検出手段が検出した方向が第1の方向のとき、範囲設定手段が設定した範囲の表示情報を第1の表示形態で表示装置に表示する。第2表示形態表示手段は、方向検出手段が検出した方向が第1の方向とは逆の第2の方向のとき、範囲設定手段が設定した範囲の表示情報を第1の表示形態とは異なる第2の表示形態で表示装置に表示する。
第14の発明は、表示装置に表示された表示情報の表示形態を変更する表示制御装置である。表示制御装置は、ポインティングデバイスによって操作される。ポインティングデバイスは、ユーザの操作に応じて所定の座標系に基づいた座標情報を出力する。表示制御装置は、記憶手段、表示制御手段、操作位置指定手段、第1表示形態表示手段、および第2表示形態表示手段を備える。表示制御手段と、表示情報を表示装置に表示する。操作位置指定手段は、ポインティングデバイスから出力される座標情報に基づいて、表示装置に表示された表示情報に対する位置を指定して記憶手段に記憶する。第1表示形態表示手段は、表示情報のうち、少なくとも一部を他の表示情報の表示態様とは異なった第1の表示形態で表示装置に表示する。第2表示形態表示手段は、ポインティングデバイスを用いてユーザが所定の操作を行った際、第1の表示形態で表示されている範囲のうち、操作位置指定手段においてその所定の操作で指定される位置を含む範囲の表示情報を第1の表示形態と異なる第2の表示形態で表示装置に表示する。
上記第1の発明によれば、表示された表示情報に対して表示態様を変化させる操作を容易にできる。例えば、ユーザは第1の方向に表示情報の一部を指定するようにポインティングデバイスを操作すると、当該一部の表示情報が第1の表示形態となり、逆の方向に指定するようにポインティングデバイスを操作すると、当該一部の表示情報が第1の表示形態とは異なった態様で表示される。このように、操作方向を逆にするだけで異なった表示態様に変化させることができ、ユーザの直感的な操作感覚に沿ってユーザの操作性を向上することができる。
上記第2の発明によれば、ユーザは表示された文字情報を読む方向(順方向)になぞるような操作を行うことによって、その文字情報を区別(例えば、マーカ付与)して表示することができる。また、ユーザは他と区別して表示された文字情報を読む方向と反対の方向(逆方向)になぞるような操作を行うことによって、その文字情報を他の文字情報と同じ態様で表示(例えば、マーカ消去)することができる。このように、ポインティングデバイスをなぞる方向を逆にするだけで他との区別/区別解除を容易に行うことができ、ユーザの直感的な操作感覚に沿ってユーザの操作性を向上することができる。
上記第3の発明によれば、第1の表示形態で表示された表示情報をユーザが選択して第1の手順(例えば、2連続タッチ)で操作を行うと、当該表示情報のみを第3の表示形態(例えば、伏せ字表示)で表示することができる。
上記第4の発明によれば、ユーザは、同じ操作を行うことによって、第1の表示形態から第3の表示形態への変更、または第3の表示形態から第1の表示形態への変更を行うことができ、それぞれの操作を容易に行うことができる。
上記第5の発明によれば、第3の表示形態から第1の表示形態への変更を一時的に行うことができる。例えば、ユーザは、伏せ字表示(第3の表示形態)を解除したい表示情報を選択して所定の操作を行うだけで容易に隠蔽された文字を一時的に見ることができる。
上記第6の発明によれば、ユーザは、第1の表示形態で表示された表示情報の何れかをユーザが選択して第1の手順と異なる第2の手順(例えば、3連続タッチ)で操作を行うと、第1の表示形態で表示された全ての表示情報を第3の表示形態で表示することができる。
上記第7の発明によれば、ユーザは表示された表示情報を順方向になぞるような操作を行うことによって、その表示情報の背景色を異なった色彩で表示(マーカ表示)することができる。また、ユーザはマーカ表示された表示情報を逆方向になぞるような操作を行うことによって、マーカ表示を消去することができる。さらに、マーカ表示された表示情報をユーザが選択して第1の手順で操作を行うと、当該表示情報を隠蔽して表示することができる。
上記第8の発明によれば、第1の表示形態で表示された表示情報をユーザが選択して第1の手順(例えば、2連続タッチ)で操作を行うと、当該表示情報のみを第2の表示形態(例えば、伏せ字表示)で表示することができる。
上記第9の発明によれば、ユーザは、同じ操作を行うことによって、第1の表示形態から第2の表示形態への変更、または第2の表示形態から第1の表示形態への変更を行うことができ、それぞれの操作を容易に行うことができる。
上記第10の発明によれば、第2の表示形態から第1の表示形態への変更を一時的に行うことができる。例えば、ユーザは、伏せ字表示(第2の表示形態)を解除したい表示情報を選択して所定の操作を行うだけで容易に隠蔽された文字を一時的に見ることができる。
上記第11の発明によれば、ユーザは、第1の表示形態で表示された表示情報の何れかをユーザが選択して第1の手順と異なる第2の手順で操作を行うと、第1の表示形態で表示された全ての表示情報を第2の表示形態で表示することができる。
上記第12の発明によれば、マーカ表示された表示情報をユーザが選択して第1の手順で操作を行うと、当該表示情報を隠蔽して表示することができる。
また、本発明の表示制御装置によれば、上述した表示形態変更プログラムと同様の効果を得ることができる。
図面を参照して、本発明の一実施形態に係る表示形態変更プログラムを実行する表示制御装置について説明する。本発明の表示形態変更プログラムは、少なくとも1つの表示装置に表示可能な任意のコンピュータシステムで実行されることによって適用することができるが、情報処理装置(表示制御装置)の一例としてゲーム装置1で実行される表示形態変更プログラムを用いて説明する。なお、図1は、本発明の表示形態変更プログラムを実行するゲーム装置1の外観図である。ここでは、ゲーム装置1の一例として、携帯ゲーム装置を示す。
図1において、ゲーム装置1は、第1のLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)11および第2のLCD12を含む。ハウジング13は、上側ハウジング13aと下側ハウジング13bとによって構成されており、第1のLCD11は上側ハウジング13aに収納され、第2のLCD12は下側ハウジング13bに収納される。第1のLCD11および第2のLCD12の解像度は、いずれも256dot×192dotである。なお、本実施形態では表示装置としてLCDを用いているが、例えばEL(Electro Luminescence:電界発光)を利用した表示装置等、他の任意の表示装置を利用することができる。また任意の解像度のものを利用することができる。
上側ハウジング13aには、後述する1対のスピーカ(図2の30a、30b)からの音を外部に放出するための音抜き孔18a、18bが形成されている。
下側ハウジング13bには、入力装置として、十字スイッチ14a、スタートスイッチ14b、セレクトスイッチ14c、Aボタン14d、Bボタン14e、Xボタン14f、Yボタン14g、電源スイッチ14h、Lボタン14L、およびRボタン14Rが設けられている。また、さらなる入力装置として、第2のLCD12の画面上にタッチパネル15が装着されている。また、下側ハウジング13bには、メモリカード17やスティック16を収納するための挿入口も設けられている。
タッチパネル15としては、例えば抵抗膜方式や光学式(赤外線方式)や静電容量結合式等、任意の方式のものを利用することができる。タッチパネル15は、その表面をスティック16で触れると、その接触位置に対応する座標データを出力する機能を有するポインティングデバイスの一例である。なお、以下ではプレイヤがタッチパネル15をスティック16で操作するものとして説明を行うが、スティック16の代わりにペン(スタイラスペン)や指でタッチパネル15を操作することももちろん可能である。本実施形態では、タッチパネル15として、第2のLCD12の解像度と同じく256dot×192dotの解像度(検出精度)のものを利用する。ただし、必ずしもタッチパネル15の解像度と第2のLCD12の解像度が一致している必要はない。
メモリカード17は、表示形態変更プログラムおよび書籍をデジタルデータ化した電子書籍データ(以下、単に電子書籍データと記載する)等を記録した記録媒体であり、下部ハウジング13bに設けられた挿入口に着脱自在に装着される。
次に、図2を参照して、ゲーム装置1の内部構成を説明する。なお、図2は、ゲーム装置1の内部構成を示すブロック図である。
図2において、ハウジング13に収納される電子回路基板20には、CPUコア21が実装される。CPUコア21には、バス22を介して、コネクタ23が接続されるとともに、入出力インターフェース回路(図面ではI/F回路と記す)25、第1GPU(Graphics Processing Unit)26、第2GPU27、RAM24、およびLCDコントローラ31が接続される。コネクタ23には、メモリカード17が着脱自在に接続される。メモリカード17は、表示形態変更プログラムおよび電子書籍データを記憶するROM17aと、バックアップデータを書き換え可能に記憶するRAM17bを搭載する。メモリカード17のROM17aに記憶された表示形態変更プログラムは、RAM24にロードされ、RAM24にロードされた表示形態変更プログラムがCPUコア21によって実行される。RAM24には、表示形態変更プログラムの他にも、適宜、電子書籍データ、CPUコア21がプログラムを実行して得られる一時的なデータ、および書籍画像を生成するためのデータ等が記憶される。I/F回路25には、タッチパネル15、右スピーカ30a、左スピーカ30b、および図1の十字スイッチ14aやAボタン14d等から成る操作スイッチ部14が接続される。右スピーカ30aおよび左スピーカ30bは、音抜き孔18aおよび18bの内側にそれぞれ配置される。
第1GPU26には、第1VRAM(Video RAM)28が接続され、第2GPU27には、第2VRAM29が接続される。第1GPU26は、CPUコア21からの指示に応じて、RAM24に記憶されている書籍画像を生成するためのデータに基づいて第1の書籍画像を生成し、第1VRAM28に描画する。第2GPU27は、同様にCPUコア21からの指示に応じて第2の書籍画像を生成し、第2VRAM29に描画する。第1VRAM28および第2VRAM29は、LCDコントローラ31に接続されている。
LCDコントローラ31は、レジスタ32を含む。レジスタ32は、CPUコア21からの指示に応じて0または1の値を記憶する。LCDコントローラ31は、レジスタ32の値が0の場合は、第1VRAM28に描画された第1の書籍画像を第1のLCD11に出力し、第2VRAM29に描画された第2の書籍画像を第2のLCD12に出力する。また、レジスタ32の値が1の場合は、第1VRAM28に描画された第1の書籍画像を第2のLCD12に出力し、第2VRAM29に描画された第2の書籍画像を第1のLCD11に出力する。
なお、本発明の表示形態変更プログラムは、上述したように少なくとも1つの表示装置に表示可能な任意のコンピュータシステムで実行されることによって適用することができるが、メモリカード17等の外部記憶媒体を通じてコンピュータシステムに供給されるだけでなく、有線または無線の通信回線を通じてコンピュータシステムに供給されてもよい。また、表示形態変更プログラムや電子書籍データは、コンピュータシステム内部の不揮発性記憶装置に予め記録されていてもよい。なお、表示形態変更プログラムや電子書籍データを記憶する情報記憶媒体としては、上記不揮発性半導体メモリに限らず、CD−ROM、DVD、あるいはそれらに類する光学式ディスク状記憶媒体でもよい。
次に、図3〜図7を参照して、ゲーム装置1で実行される表示形態変更プログラムによる具体的な処理動作を説明する前に、当該処理動作によって第1のLCD11および第2のLCD12に表示される表示形態例について説明する。説明を具体的にするために、辞書をデジタルデータ化して電子媒体に記録したものを、ゲーム装置1で閲覧する電子辞書を一例に表示形態例を説明する。この場合、メモリカード17に記憶される電子書籍データは、辞書をデジタルデータ化したものとなる。なお、図3は、第1のLCD11および第2のLCD12に表示される電子辞書の画面表示例を示す図である。図4は、第2のLCD12に表示される表示情報の一部にマーカを付与する処理の一例を示す図である。図5は、文字情報に対する順方向および逆方向を説明するための図である。図6は、第2のLCD12に表示される表示情報の一部に付与されたマーカを消去する処理の一例を示す図である。図7は、第2のLCD12に表示される表示情報の一部を伏せ字にする、あるいは伏せ字を解除する処理の一例を示す図である。
図3において、辞書をデジタルデータ化した電子書籍データをゲーム装置1で閲覧する場合、例えば、ユーザが検索した単語に対する説明が文字情報として第1のLCD11および第2のLCD12に表示される。図3に示した表示例では、第1のLCD11にユーザが選択した単語に対する意味が横書きの文字情報で示され、第2のLCD12にユーザが選択した単語に対する類語やその比較が横書きの文字情報として示されている。また、第2のLCD12で示される文字情報の下部欄外には、各種アイコンが表示される。これらのアイコンの上面を覆っているタッチパネル15をユーザがタッチ操作することによって、アイコンに応じた操作を行うことができる。それらアイコンの1つとして、マーカアイコンImが含まれている。ユーザがマーカアイコンIm上のタッチパネル15をタッチ操作すると、マーカモードに移行する。
マーカモードに移行すると、ユーザは、第2のLCD12で表示された文字情報の任意の文字にマーカを付与することが可能となる。図4に示すように、マーカを付与したい文字に対して、当該文字を読む方向(図示a方向)に当該文字上のタッチパネル15をドラッグするようなタッチ操作すると、当該文字上にマーカM1(図4の斜線領域で示す)が当該タッチ操作に合わせて順次付与されていく。ここで、文字を読む方向とは、図5に示すように横書きでは右から左への方向であり、縦書きでは上から下への方向となる。以下、文字を読む方向を順方向と記載する。具体的には、文字「自然に」の「自」の左側の位置からスティック16をタッチパネル15に接触(タッチオン)して「に」の右側の位置までドラッグするタッチ操作を行い、当該位置でタッチパネル15からスティック16を離す(タッチオフ)操作することによって、文字「自然に」にマーカM1が付与される。マーカとは、選択した文字情報を他の文字情報と区別するために、他の文字情報の背景色と異なる色彩で塗りつぶした領域を選択した文字情報の背景に付与して表現するものである。マーカを付与して第2のLCD12で表示する一例として、マーカを表現する塗りつぶし領域の上に選択した文字情報を重畳させ、当該文字情報をユーザが視認可能にする。なお、ユーザは、複数箇所の文字情報に対してそれぞれ順方向にドラッグするタッチ操作を行うことによって、複数のマーカを付与することも可能である(図7のマーカM1〜M4参照)。また、ユーザが第2のLCD12に表示された横書きの文字情報に対して、下斜めの方向(縦書きの文字情報では、左斜め方向)にドラッグするタッチ操作を行った場合、下斜め方向へタッチ操作した始点から終点までの読む方向に沿った全ての文字情報に対してマーカを付与する。
また、上記マーカモードでは、ユーザは、付与された任意のマーカを消去することが可能となる。図6に示すように、消去したいマーカが付与された文字に対して、当該文字を読む方向とは逆の方向(図示b方向)に当該文字上のタッチパネル15をドラッグするようなタッチ操作すると、当該文字上に付与されたマーカM1が当該タッチ操作に合わせて順次消去されていく。ここで、文字を読む方向の逆の方向とは、図5に示すように横書きでは右から左への方向であり、縦書きでは下から上への方向となる。以下、文字を読む方向の逆の方向を単に逆方向と記載する。具体的には、マーカM1が付与されている文字「自然に」の「に」の右側でタッチオンし、「自」の左側までタッチパネル15をタッチ操作してタッチオフすることによって、文字「自然に」に付与されていたマーカM1が消去される。なお、付与されているマーカの一部に対して逆方向のタッチ操作を行った場合、当該一部のマーカのみ消去される。例えば、マーカM1が付与されている文字「自然に」の「に」の右側でタッチオンし、「に」の左側までタッチパネル15をタッチ操作してタッチオフすることによって、文字「に」に付与されていたマーカM1の一部が消去され、文字「自然」に付与されていたマーカM1は継続して付与されて表示される。なお、マーカが付与されていない文字情報に対して逆方向のタッチ操作を行った場合、表示形態の変更は行われない。また、ユーザが第2のLCD12に表示された横書きの文字情報に対して、上斜めの方向(縦書きの文字情報では、右斜め方向)にドラッグするタッチ操作を行った場合、上斜め方向へタッチ操作した始点から終点までの読む方向の逆の方向に沿った文字情報に付与された全てのマーカを消去する。このように、ユーザは、表示された文字情報の順方向にドラッグするタッチ操作を行うことによってマーカを付与し、逆方向にドラッグするタッチ操作を行うことによってマーカを消去できるため、それぞれの操作を容易に行うことができる。
さらに、上記マーカモードでは、ユーザは、マーカが付与された文字を隠蔽(伏せ字)することが可能となる。図7の上図から下図への動作で示すように、マーカが付与された文字のうち、隠蔽したい文字の上のタッチパネル15を2連続タッチする操作を行うと、当該文字が隠蔽されて伏せ字で表示される。ここで、タッチパネル15を2連続タッチする操作とは、スティック16をタッチパネル15にタッチして離すタッチオン−タッチオフ操作を所定時間内に2度連続して行う操作であり、いわゆる「ダブルクリック」と類似した操作である。具体的には、マーカM1〜M4が付与されたそれぞれの文字のうち、マーカM1が付与されている文字「自然に」を2連続タッチする操作をすることによって、マーカM1が付与された文字「自然に」が隠蔽されて伏せ字となる。本実施形態における伏せ字では、選択した文字情報が塗りつぶし領域であるマーカで隠蔽されて表示される。文字情報を隠蔽する第2のLCD12で表示する一例として、隠蔽する文字情報の上にマーカを重畳させ、当該文字情報をユーザが視認不可能にする。つまり、マーカが付与された文字情報(図7上図のマーカM1)と伏せ字の文字情報(図7下図のマーカM1)とは、マーカと文字情報とを重畳させる上下関係が逆となった形態である。
一方、上記マーカモードでは、ユーザは、マーカで隠蔽された文字に対して、その隠蔽を解除することが可能である。図7の下図から上図への動作で示すように、マーカで隠蔽されている文字のうち、隠蔽解除したい文字の上のタッチパネル15を2連続タッチする操作を行うと、当該文字が隠蔽解除されてマーカが付与された文字として表示される。具体的には、文字を隠蔽しているマーカM1を2連続タッチする操作をすることによって、マーカM1が付与された文字「自然に」が隠蔽解除されて表示される。文字情報の隠蔽を解除して第2のLCD12で表示する一例として、文字情報の上に重畳していたマーカを当該文字情報の下に移動させ、当該文字情報をユーザが視認可能にする。このように、ユーザは、同じタッチ操作(2連続タッチする操作)をマーカに対して行うことによって、文字情報を伏せ字にする、または伏せ字を解除する操作を行うことができ、それぞれの操作を容易に行うことができる。
なお、上記マーカモードでは、ユーザは、マーカで隠蔽された文字に対して、その隠蔽を所定時間だけ解除することが可能である。図7の下図において、マーカM1で隠蔽されている文字の上のタッチパネル15をスティック16でタッチして離すタッチオン−タッチオフ操作を1度行うと、当該文字の隠蔽が所定時間(例えば、2秒間)だけ解除されてマーカが付与された文字として表示される(図7上図の状態)。このように、ユーザは、伏せ字を解除したいマーカをタッチするだけで容易に隠蔽された文字を所定時間見ることができる。
次に、図8〜図10を参照して、ゲーム装置1で実行される表示形態変更プログラムによる具体的な処理動作について説明する。なお、図8は、当該表示変更プログラムを実行することによってゲーム装置1が表示形態変更処理を行う動作を示すフローチャートである。図9は、図8におけるステップ58のマーカ処理について詳細な動作を示すサブルーチンである。図10は、図8におけるステップ59の伏せ字処理について詳細な動作を示すサブルーチンである。なお、これらの処理を実行するためのプログラムは、ROM17aに格納された表示形態変更プログラムに含まれており、ゲーム装置1の電源がオンになったときに、ROM17aからRAM24に読み出されて、CPUコア21によって実行される。
まず、ゲーム装置1の電源(図示せず)がONされると、CPUコア21によってブートプログラム(図示せず)が実行され、これによりメモリカード17に格納されている表示形態変更プログラムがRAM24にロードされる。当該ロードされた表示形態変更プログラムがCPUコア21で実行されることによって、図8に示すステップ(図8〜図10では「S」と略称する)が実行される。なお、上記表示形態変更プログラムを実行することによって、当該表示形態変更プログラムやユーザが選択した単語に応じた書籍画像等が第1のLCD11および第2のLCD12に描画されるが、書籍内容についての詳細な説明を省略し、ここでは主にタッチパネル15から入力される情報に基づいて表示形態が変更される処理について詳述する。
図8において、CPUコア21は、ユーザによる表示データ(単語)の選択を促し、ユーザが操作した操作スイッチ部14からの操作信号に応じて第1のLCD11および第2のLCD12に描画する書籍画像のための表示データを選択する(ステップ51)。次に、CPUコア21は、メモリカード17に格納されている電子書籍データから選択された表示データを読み出し(ステップ52)、第1のLCD11および第2のLCD12に表示データに応じた書籍画像(図3参照)を表示する(ステップ53)。そして、CPUコア21は、処理を次のステップに進める。
次に、CPUコア21は、ユーザがマーカアイコン(図3のマーカアイコンIm)を選択したか否かを判断する(ステップ54)。そして、CPUコア21は、マーカアイコンが選択された場合、マーカモードに移行して処理を次のステップ55に進める。一方、CPUコア21は、マーカアイコンが未選択の場合、処理を次のステップ61に進める。
ステップ55において、CPUコア21は、ユーザの操作に応じたタッチパネル15からのタッチ入力があるか否かを判断する。そして、タッチ入力がある場合、CPUコア21は、現在タッチパネル15をタッチしている接触位置に対応する第2のLCD12に表示される画像上の座標(以下、タッチ座標と記載する)をタッチオン座標として、RAM24に記憶し(ステップ56)、処理を次のステップ57に進める。一方、CPUコア21は、タッチ入力がない場合、処理を次のステップ60に進める。
ステップ57において、CPUコア21は、上記ステップ56で設定したタッチオン座標がマーカ表示領域内か否かを判断する。例えば、図7に示した表示例では、タッチオン座標がマーカM1〜M4の塗りつぶし領域のいずれかの内部であれば、マーカ表示領域内であると判断する。そして、CPUコア21は、タッチオン座標がマーカ表示領域外である場合にマーカ処理(ステップ58)を行い、タッチオン座標がマーカ表示領域内である場合に伏せ字処理(ステップ59)を行って、処理を次のステップ60に進める。なお、マーカ処理および伏せ字処理の詳細な動作については、後述する。
ステップ60において、CPUコア21は、ユーザがマーカアイコンの選択を継続(マーカモードを継続)しているか否かを判断する。そして、マーカアイコンの選択が継続している場合、CPUコア21は、上記ステップ55に戻って処理を繰り返す。一方、上記ステップ54および60においてマーカアイコンが選択されていない場合、CPUコア21は、他のアイコンが選択されているか否かを判断する(ステップ61)。次に、他のアイコンが選択されている場合、CPUコア21は、選択されたアイコンに応じた処理を実行し(ステップ62)、処理を次のステップ63に進める。一方、他のアイコンも選択されていない場合、CPUコア21は、そのまま処理を次のステップ63に進める。
ステップ63において、CPUコア21は、ユーザが別の表示データ(単語)を選択したか否かを判断する。そして、CPUコア21は、別の表示データが選択された場合、上記ステップ51に戻って処理を繰り返す。一方、別の表示データが選択されていない場合、CPUコア21は、辞書表示処理を終了するか否かを判断する(ステップ64)。そして、辞書表示処理を終了する場合、CPUコア21は、当該フローチャートによる処理を終了する。一方、辞書表示処理を継続する場合、CPUコア21は、上記ステップ54に戻って処理を繰り返す。
次に、図9を参照して、上記ステップ58におけるマーカ処理について説明する。まず、CPUコア21は、上記ステップ56で設定されたタッチオン座標に対して、現在のタッチ座標が表示されている文字情報における順方向(図5参照)にあるか否かを判断する(ステップ71)。そして、現在のタッチ座標が順方向にある場合、CPUコア21は、タッチオン座標から現在のタッチ座標までの順方向の文字情報上にマーカを表示し(ステップ72;図4参照)、ユーザがタッチオフしたか否かを判断する(ステップ73)。そして、CPUコア21は、ユーザがステップ73でタッチオフした場合に処理を次のステップ74に進め、タッチ操作を継続している場合に上記ステップ71に戻って処理を繰り返す。
ステップ74において、CPUコア21は、現在のタッチ座標をタッチオフ座標として、RAM24に記憶する。次に、CPUコア21は、マーカ番号を定義するマーカカウンタを+1して(ステップ75)、タッチオン座標を始点およびタッチオフ座標を終点としたマーカ領域座標をマーカ番号に応じてRAM24に記憶して(ステップ76)、当該サブルーチンによる処理を終了する。図11および図12を用いて、記憶されるマーカ番号およびマーカ領域座標について説明する。
図11において、文字情報に付与されるマーカは、マーカ番号、マーカ領域座標、および伏せ字フラグによって管理され、それらのデータがRAM24に記憶される。そして、CPUコア21は、RAM24に記憶されたこれらのデータに基づいて、マーカをそれぞれ第2のLCD12に表示する。マーカ番号は、ステップ75でカウントされるマーカカウンタ値に応じて決定される。マーカ領域座標は、第2のLCD12に表示される書籍画像上に重畳されるマーカの表示位置を示す座標データである。
図12に示すように、第2のLCD12に表示される書籍画像には、直交するX軸およびY軸座標が定義されている。マーカ領域座標は、X軸およびY軸座標に対するマーカの始点(Xs、Ys)および終点(Xe、Ye)をそれぞれ示す。例えば、文字「自然に」に付与されたマーカM1のマーカ領域座標は、始点(Xs1、Ys1)および終点(Xe1、Ye1)でその位置が示される。ここで、文字情報が横書きの場合、文字の高さ方向(図12のY軸方向)におけるマーカM1の幅は、幅Wで一定値である。例えば、幅Wは、文字情報の行幅や行ピッチに応じて設定される。そして、マーカM1は、始点(Xs1、Ys1)および終点(Xe1、Ye1)を幅Wの中点となるように設定して、始点(Xs1、Ys1)から終点(Xe1、Ye1)まで幅WのマーカM1が形成される。なお、文字情報が縦書きの場合、文字の幅方向(図12のX軸方向)におけるマーカMの幅が、幅Wで一定値となる。また、始点(Xs、Ys)および終点(Xe、Ye)をマーカMにおける角部となるように設定してもかまわない。
伏せ字フラグは、マーカが付与された文字を隠蔽(伏せ字)するか否かを設定するフラグである。伏せ字フラグが「ON」の場合、文字情報の上にマーカを重畳させ、当該文字情報を隠蔽する。また、伏せ字フラグが「OFF」の場合、マーカの上に文字情報を重畳させ、当該文字情報の隠蔽を解除(ユーザから視認可能)する。なお、上記ステップ76において、新規のマーカがRAM24に記憶された際、伏せ字フラグは「OFF」に設定される。
図9に戻り、上記ステップ71において、上記ステップ56で設定されたタッチオン座標に対して、現在のタッチ座標が表示されている文字情報における逆方向(図5参照)にある場合、CPUコア21は、処理をステップ77に進める。ステップ77において、CPUコア21は、タッチオン座標から現在のタッチ座標までの逆方向の文字情報上にマーカ表示領域があるか否かを判断する。そして、逆方向の文字情報上にマーカ表示領域がある場合、処理を次のステップ78に進める。一方、逆方向の文字情報上にマーカ表示領域がない場合、そのまま処理を次のステップ79に進める。
ステップ78において、CPUコア21は、タッチオン座標から現在のタッチ座標までの逆方向の文字情報上にあるマーカを消去する(図6参照)。そして、CPUコア21は、ユーザがタッチオフしたか否かを判断し(ステップ79)、タッチオフした場合に処理を次のステップ80に進め、タッチ操作を継続している場合に上記ステップ71に戻って処理を繰り返す。
ステップ80において、CPUコア21は、現在のタッチ座標をタッチオフ座標として、RAM24に記憶する。そして、CPUコア21は、タッチオン座標からタッチオフ座標までの逆方向の文字情報上のマーカが消去されるように、RAM24に記憶されているマーカ領域座標を書換または削除して、当該サブルーチンによる処理を終了する。
次に、図10を参照して、上記ステップ59における伏せ字処理について説明する。まず、CPUコア21は、上記ステップ56で設定したタッチオン座標が伏せ字表示領域内か否かを判断する(ステップ90)。図7に示した表示例では、タッチオン座標がマーカM1〜M4の塗りつぶし領域のうち、伏せ字フラグが「ON」になった領域(図7下図のマーカM1)の内部であれば、伏せ字表示領域内であると判断する。そして、CPUコア21は、タッチオン座標が伏せ字表示領域以外、すなわち、伏せ字フラグ「OFF」のマーカ表示領域内である場合、処理を次のステップ91に進める。一方、CPUコア21は、タッチオン座標が伏せ字表示領域内である場合、処理を次のステップ93に進める。
ステップ91において、CPUコア21は、ユーザがタッチパネル15を2連続タッチする操作を行ったか否かを判断する。そして、CPUコア21は、2連続タッチする操作である場合、タッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「ON」に変更して(ステップ92)、当該サブルーチンによる処理を終了する。このタッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「ON」に変更することによって、文字情報の上にマーカが重畳されるため、マーカに重畳された文字情報がユーザから視認不可能となる(図7下図参照)。一方、CPUコア21は、2連続タッチする操作でない場合、上記ステップ71(マーカ処理)に処理を進める。
図13は、図12で示したマーカM1が伏せ字表示に変更された一例を示す図である。図12と図13とを比較すれば明らかなように、図12で示したマーカM1に対して、伏せ字表示のマーカM1は、同じ始点(Xs1、Ys1)、終点(Xe1、Ye1)、およびマーカ幅Wで形成されている。そして、両者の違いは、マーカM1と文字「自然に」とを重畳させる上下関係が逆となった形態である。
ステップ93において、CPUコア21は、ユーザがタッチパネル15を2連続タッチする操作を行ったか否かを判断する。そして、CPUコア21は、2連続タッチする操作である場合、タッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「OFF」に変更して(ステップ94)、当該サブルーチンによる処理を終了する。このタッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「OFF」に変更することによって、マーカの上に文字情報が重畳されるため、マーカが付与された文字情報はユーザから視認可能となる(図7上図参照)。一方、CPUコア21は、2連続タッチする操作でない場合、次のステップ95に処理を進める。
ステップ95において、CPUコア21は、ユーザがタッチパネル15にタッチオン−タッチオフ操作を1度行ったか否かを判断する。そして、CPUコア21は、タッチオン−タッチオフ操作を1度行う操作でない場合、上記ステップ71(マーカ処理)に処理を進める。一方、CPUコア21は、タッチオン−タッチオフ操作を1度行う操作である場合、隠蔽解除する時間を計測するカウンタのカウントを開始し(ステップ96)、処理を次のステップに進める。
次に、CPUコア21は、タッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「OFF」に変更して当該マーカによる隠蔽を解除し(ステップ97)、上記カウンタの計測による所定時間(例えば、2秒間)の経過を待つ(ステップ98)。そして、上記カウンタの計測による所定時間が経過する(ステップ98でYes)と、CPUコア21は、タッチ操作されたマーカの伏せ字フラグを「ON」に戻して当該マーカを伏せ字表示にして文字を隠蔽して(ステップ99)、当該サブルーチンによる処理を終了する。これらステップ95〜99の処理によって、伏せ字を解除したいマーカをタッチするだけでユーザが容易に隠蔽された文字を所定時間見ることができる。
このように、本実施例の表示形態変更プログラムを実行するゲーム装置によれば、表示された表示情報に対してマーカを付与したり伏せ字表示したりする操作を容易にできる。例えば、文字情報にマーカを付与する場合、ユーザはその文字情報を読む方向(順方向)にマーカを付与したい文字情報をタッチパネル15上でなぞるタッチ操作を行う。一方、文字情報に付与されたマーカを消去する場合、ユーザはその文字情報を読む方向と反対の方向(逆方向)に消去したいマーカをタッチパネル15上でなぞるタッチ操作を行う。このように、タッチパネル15をなぞる方向を逆にするだけでマーカ付与/消去を容易に行うことができ、ユーザの直感的な操作感覚に沿ってユーザの操作性を向上することができる。また、マーカが付与された文字情報をユーザがタッチパネル15上で2連続タッチするタッチ操作を行うと、当該文字情報を隠蔽した伏せ字にすることができる。また、伏せ字表示された文字情報をユーザがタッチパネル15上で2連続タッチするタッチ操作を行うと、当該文字情報の隠蔽が解除される。このように、ユーザは、同じタッチ操作(2連続タッチする操作)をマーカに対して行うことによって、文字情報を伏せ字にする、または伏せ字を解除する操作を行うことができ、それぞれの操作を容易に行うことができる。さらに、伏せ字表示された文字情報をユーザがタッチパネル15上で1度タッチするタッチ操作を行うと、当該文字情報の隠蔽が一定時間解除される。このように、ユーザは、伏せ字を解除したいマーカをタッチするだけで容易に隠蔽された文字を所定時間見ることができる。
なお、上述では、説明を具体的にするために、具体的な操作手順を用いて各表示形態の変更を説明したが、これらは一実施例であり、本発明がこれらの操作手順に限定されることはないことは言うまでもない。例えば、タッチパネル15上で順方向に文字情報をなぞるタッチ操作を行うことによってマーカを付与し、逆方向に文字情報をなぞるタッチ操作を行うことによってマーカを消去したが、他の方向でマーカ付与/消去が行われてもかまわない。例えば、タッチパネル15上で逆方向に文字情報をなぞるタッチ操作を行うことによってマーカを付与し、順方向に文字情報をなぞるタッチ操作を行うことによってマーカを消去してもかまわない。また、タッチパネル15上で文字情報を最初になぞってタッチ操作した方向がマーカを付与する方向とし、その逆の方向に文字情報をなぞるタッチ操作を行うことによってマーカを消去してもかまわない。また、ユーザによってマーカを付与する方向および消去する方向を選択可能に構成してもかまわない。この場合、ユーザは、利き腕等に応じてマーカを付与する方向および消去する方向を選択することができるため、さらに使い勝手がよくなる。
また、上記ステップ92や図7を用いて説明したように、伏せ字表示となるマーカは、ユーザによってタッチ操作されたマーカのみであるが、第2のLCD12に表示されている全てのマーカが伏せ字表示に変更されてもかまわない。例えば、図7に示すマーカM1〜M4の何れかのマーカに別のタッチ動作(例えば、3連続タッチ)を与えることによって、全てのマーカM1〜M4が伏せ字表示に変更してもかまわない。この場合、ユーザが伏せ字表示にするバリエーションを増やすことができる。
また、上述した説明では、ユーザが2連続タッチする操作をマーカに対して行うことによって、文字情報が隠蔽/隠蔽解除されるが、他の操作で文字情報が隠蔽/隠蔽解除されてもかまわない。例えば、マーカが付与された文字情報をユーザがさらに順方向にタッチパネル15上でなぞるタッチ操作を行うと、当該文字情報が隠蔽されて伏せ字表示に変更されるようにしてもかまわない。この場合、伏せ字表示された文字情報をユーザが逆方向にタッチパネル15上でなぞるタッチ操作を行うと、当該文字情報の隠蔽が解除される。
また、上記ステップ76では、新規のマーカがRAM24に記憶された際に伏せ字フラグは「OFF」に設定される説明をしたが、伏せ字フラグを「ON」に設定してもかまわない。この場合、ユーザがマーカを付与する操作を行うだけで、なぞられた文字が新たに付与されるマーカによって隠蔽される表示が行われる。また、第2のLCD12に表示される書籍画像がデフォルト状態でマーカ表示や伏せ字表示を含んでいてもかまわない。この場合、デフォルト状態で表示されているマーカは、上述と同様の動作(S78)で消去することができ、デフォルト状態で伏せ字表示の文字情報は、上述と同様の動作(S94)で伏せ字解除することができる。
また、上述した実施形態では、2画面分の液晶表示部の一例として、物理的に分離された第1のLCD11および第2のLCD12を互いに上下に配置した場合(上下2画面の場合)を説明した。しかしながら、2画面分の表示画面の構成は、他の構成でもかまわない。例えば、下側ハウジング13bの一方主面に第1のLCD11および第2のLCD12を左右に配置してもかまわない。また、第2のLCD12と横幅が同じで縦の長さが2倍のサイズからなる縦長サイズのLCD(すなわち、物理的には1つで、表示サイズが縦に2画面分あるLCD)を下側ハウジング13bの一方主面に配設して、第1および第2の書籍画像を上下に表示(すなわち上下の境界部分無しに隣接して表示)するように構成してもよい。また、第2のLCD12と縦幅が同じで横の長さが2倍のサイズからなる横長サイズのLCDを下側ハウジング13bの一方主面に配設して、横方向に第1および第2の書籍画像を左右に表示(すなわち左右の境界部分無しに隣接して表示)するように構成してもよい。すなわち、物理的に1つの画面を2つに分割して使用することにより第1および第2の書籍画像を表示してもかまわない。いずれのゲーム画像の形態に対しても、第2の書籍画像が表示される画面上にタッチパネル15を配設すれば、同様に本発明を実現することができる。
また、上述した実施例では、ゲーム装置1にタッチパネル15が一体的に設けられているが、ゲーム装置とタッチパネルとを別体にして構成しても、本発明を実現できることは言うまでもない。また、第1のLCD11の上面にタッチパネル15を設けても良い。さらに、上記実施例では表示画面を2つ(第1のLCD11、第2のLCD12)を設けたが、表示画面は1つであってもかまわない。すなわち、上記実施例において、第1のLCD11設けず単に第2のLCD12のみを表示画面としてタッチパネル15を設けるように構成してもよい。また、上記実施例において、第2のLCD12を設けず第1のLCD11の上面にタッチパネル15を設けても良い。
また、上記実施例では、ゲーム装置1の入力手段としてタッチパネルを用いたが、他のポインティングデバイスを用いてもかまわない。ここで、ポインティングデバイスは、画面上での入力位置や座標を指定する入力装置であり、例えば、マウス、トラックパッド、トラックボールなどを入力手段として使用し、入力手段から出力される出力値から計算された画面座標系の情報を用いれば、本発明を同様に実現することができる。
また、上記実施例では、ゲーム装置1にタッチパネル15が一体的に設けられているが、タッチパネルを入力手段の1つとする一般的なパーソナルコンピュータなどの情報処理装置(表示制御装置)でもかまわない。