JP5263676B2 - 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5263676B2 JP5263676B2 JP2009047265A JP2009047265A JP5263676B2 JP 5263676 B2 JP5263676 B2 JP 5263676B2 JP 2009047265 A JP2009047265 A JP 2009047265A JP 2009047265 A JP2009047265 A JP 2009047265A JP 5263676 B2 JP5263676 B2 JP 5263676B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- photosensitive
- sleeve
- peripheral surface
- inner peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
- G03G15/751—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to drum
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G21/00—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
- G03G21/16—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
- G03G21/1661—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus
- G03G21/1671—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus for the photosensitive element
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2221/00—Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
- G03G2221/16—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
- G03G2221/1606—Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts for the photosensitive element
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
このように表面を直接手で触ることができないという事情から、感光スリーブ部材のみを交換する装置では、感光体ドラムの交換作業に時間がかかることが多く、保守コストが大きくなってしまう問題があった。この問題に対し従来から種々の工夫がなされてきている。
図15及び図16は、装置本体に対して感光スリーブ部材1が交換可能な感光体ドラム100の一例の説明図である。
図15は従来の感光体ドラム100の中心線を通る断面での断面説明図であり、図16は、感光体ドラム100の中心線に直交する断面での断面説明図である。なお、図16は図15中のA‐A´断面の断面説明図であり、図15は図16中のB‐B´断面の断面説明図である。
また、図17は、図15及び図16に示す感光体ドラム100の感光スリーブ部材1を装置本体側の駆動軸4に対して着脱する手順の説明図である。
感光スリーブ部材1の円筒形の一端側は駆動軸4の小径部4bに装着されたキャップ部材2の外周と嵌合している。一方、感光スリーブ部材1の円筒形の他端側は駆動軸4の小径部4bと大径部4aとの段差部4cに固定したホイール部材3の外周と嵌合している。そして、ハンドル5を駆動軸4の小径部4bの端部に対してねじ込むことによって、感光スリーブ部材1がキャップ部材2によりホイール部材3側に押し付けられて、感光スリーブ部材1はキャップ部材2のキャップフランジ部2fとホイール部材3のホイールフランジ部3fとの間に狭持され、感光スリーブ部材1の駆動軸4に対する固定が成される。また、ホイール部材3は、感光スリーブ部材1を画像形成装置本体に対して脱着するときのガイド部材となり、感光スリーブ部材1の内周面に沿って延びる複数のリブ30を有している。
なお、第一変形防止片71と第二変形防止片72とが突っ張りバネ73によって押圧される位置の第一変形防止片71には、第二変形防止片72の嵌合孔に入り込む嵌合芯部71aを備え、突っ張りバネ73は嵌合芯部71aの内部に配置されている。また、第二変形防止片72には、嵌合孔内の嵌合芯部71aの位置を固定する固定ネジ72aを備えており、固定ネジ72aを締めて第二変形防止片72に対する嵌合芯部71aの位置を固定することにより、突っ張りバネ73の押圧力に関係無く第一変形防止片71及び第二変形防止片72の互いの位置関係を固定することができる。このような構成では、突っ張りバネ73を収縮させた状態で固定ネジ72aを締めることで第一変形防止片71と第二変形防止片72とが感光スリーブ部材1の内周面に対して押圧しなくなり、感光スリーブ部材1内から変形防止部材7を取り外すことができる。
感光スリーブ部材1を交換するときには、先ず、図17(a)に示すようにハンドル5を駆動軸4から取り外し、次にキャップ部材2を取り外す。キャップ部材2を取り外すと感光スリーブ部材1の図中左側が開口状態になり、この開口部から作業者が手を入れることにより感光スリーブ部材1内部の変形防止部材7を掴むことが可能となる。このとき、固定ネジ72aは締めておらず、突っ張りバネ73の押圧力によって第一変形防止片71と第二変形防止片72との各接触部(図16中の71b及び72b)が感光スリーブ部材1の内周面に対して押圧するように接触し、変形防止部材7は感光スリーブ部材1に対して固定され、一体化した状態である。このような状態で、作業者が変形防止部材7を把手部材として掴んで図中左側に引っ張ることにより、図17(b)に示すように、感光スリーブ部材1が駆動軸4及びホイール部材3に対して離間し、感光スリーブ部材1を画像形成装置本体から取り外すことができる。
その後、感光スリーブ部材1の内部から変形防止部材7を取り外し、この変形防止部材7を新たな感光スリーブ部材1に付け替えて、新たな感光スリーブ部材1を取り外しとは逆の手順で駆動軸4に固定することにより、感光スリーブ部材1の交換を行うことができる。
なお、感光スリーブ部材の内部に配置された把手部材を作業者が掴んで感光スリーブ部材を交換する構成としては、感光スリーブ部材と把手部材とが一体となって、把手部材ごと感光スリーブ部材を交換する構成もあるが、このような構成は、資源保護の観点から把手部材の破棄は無駄となるという課題がある。
特許文献2に記載の構成では、感光スリーブ部材を交換するときには、操作部材を操作して端面部材と感光スリーブ部材とを連結した状態とする。そして、感光スリーブ部材に対して連結した端面部材を中心線方向に引っ張ることで一方の端面部材及び感光スリーブ部材を一体的に他方の端面部材及び駆動軸に対して取り外す。その後、操作部材を操作して端面部材と感光スリーブ部材との連結を解除して、感光スリーブ部材と一体的に駆動軸から取り外した端面部材を感光スリーブ部材から分離して、感光スリーブ部材のみを交換することができる。
このような構成であれば、感光スリーブ部材と一体的に駆動軸から取り外した端面部材が把手部材として機能するため、感光スリーブ部材から把手部材を取り外すために感光スリーブ部材の内部に手を入れる必要が無く、把手部材と感光スリーブ部材とを容易に分離することができ、感光スリーブ部材の交換作業をいたずらに長引かせることがない。さらに、把手部材として機能する端面部材は、新しい感光スリーブ部材に取り付けて再利用できるため、把手部材を破棄する必要が無く、資源保護の観点からも有用である。
なお、特許文献2の構成では、一方の端面部材及び感光スリーブ部材を一体的に他方の端面部材及び駆動軸に対して取り外す構成となっているが、二つの端面部材と感光スリーブ部材とを駆動軸に対して取り外した後に、一方の端面部材及び感光スリーブ部材を一体的に他方の端面部材に対して取り外す構成であってもよい。このような構成の場合、他方の端面部材の駆動軸が抜けた部分を手や工具で固定し、一方の端面部材を他方の端面部材に対して引き離すことで、一方の端面部材及び感光スリーブ部材を一体的に他方の端面部材に対して取り外すことができる。
このような不具合を防止するために、スリーブ内周面押圧部材のスリーブ内周面に対する押圧力を生じさせるバネ部材などの付勢部材として付勢力が大きいものを使用し、スリーブ内周面押圧部材のスリーブ内周面に対する押圧力を大きくする構成することが考えられる。しかし、付勢部材の付勢力を大きくすると、スリーブ内周面押圧部材とスリーブ内周面との当接部に大きな押圧力が不要なときも含めて端面部材と感光スリーブ部材とを連結した状態では常に大きな押圧力が生じた状態となる。このため、スリーブ内周面押圧部材とスリーブ内周面との当接部に常に大きな押圧力が生じていても変形が生じないように各部材を高強度にする必要があり、製造コストの増大に繋がる。
また、請求項2の発明は、請求項1の感光体ドラムにおいて、上記連結手段の上記スリーブ内周面押圧部材は一方が他方に対して回転可能となるように接続された二つのアーム部材によって構成し、二つの該アーム部材は、上記感光スリーブ部材の中心線に直交する第一仮想軸を中心に一方が他方に対して回転可能となるように、且つ、該第一仮想軸を中心に回転することによって上記第一仮想軸を含む該中心線に平行な仮想平面を挟んで互いに反対側の上記スリーブ内周面に接触可能に配置され、二つの該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態で、二つの該アーム部材のそれぞれと該スリーブ内周面との二つの接触点と該第一仮想軸とを結ぶ二本の仮想直線によって形成される該第一仮想軸周りの二つの仮想角のうち、該第一端面部材と対向する仮想角である第一端面側仮想角の角度が180[°]未満となる構成であり、該連結手段は、該第一端面側仮想角の角度を広げるように該アーム部材に対して付勢力を作用させる付勢部材と、上記操作部材の連結を解除する操作によって該付勢部材の付勢力に抗して該第一端面側仮想角の角度を狭めることで該アーム部材と該感光スリーブ部材とを非接触の状態とする付勢防止手段とを備え、該連結手段は、該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態で該付勢部材が該アーム部材に対して該第一端面側仮想角の角度を広げるように付勢力を作用させることによって、該アーム部材が該スリーブ内周面を押圧して該第一端面部材と該感光スリーブ部材とを連結する構成であり、該第一端面部材は該アーム部材の被保持部で該アーム部材を保持するアーム保持部材を備え、該アーム保持部材は、該被保持部の該第一端面部材に対する中心線方向における位置を固定し、且つ、該第一仮想軸に平行な第二仮想軸を中心に該アーム部材を該第アーム保持部材に対して回転可能に保持する構成であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の感光体ドラムにおいて、上記アーム部材の上記被保持部は、該アーム部材の上記スリーブ内周面との接触部と二つの該アーム部材を回転可能に接続するアーム接続部との間に設けられたアーム長穴と、該アーム長穴と係合するように上記アーム保持部材に設けられアーム保持軸との接触部であり、該アーム部材は上記第一端面部材に対する該アーム接続部の中心線方向における位置が変位可能であるようにアーム保持部材に保持され、該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態では、二つの該アーム部材のそれぞれの該アーム長穴の長手方向に平行な2本の仮想直線の交点で形成される該交点周りの二つの仮想角のうち、該第一端面部材と対向しない側の仮想角の角度が180[°]未満となるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の感光体ドラムにおいて、上記付勢部材は、二つの上記アーム部材の上記アーム接続部と上記アーム長穴との間に一端が固定され、他端が上記第一端面部材に固定されて両端部間の距離を縮める方向付勢力を作用させる弾性部材であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の感光体ドラムにおいて、上記感光スリーブ部材の中心線方向両端部を上記第一端面部材及び上記第二端面部材が挾持することによって該感光スリーブ部材が該第一端面部材及び該第二端面部材に対して固定され、該第一端面部材及び該第二端面部材の少なくとも一方を画像形成装置本体に設けられた駆動軸に対して固定することによって、該駆動軸に対する固定が成されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、外周面に光導電性を有する感光体ドラムと、該感光体ドラムの外周面を帯電する帯電手段と、帯電がなされた該感光体ドラムの外周面に潜像を形成する潜像形成手段と、該感光体ドラムの外周面の潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、該感光体ドラムの外周面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、上記感光体ドラムとして請求項1乃至5のいずれか1項に記載の感光体ドラムを用いることを特徴とするものである。
図1は、本実施形態のプリンタ200の概略構成図である。
図1にしめすように、プリンタ200は、感光体ドラム100と、感光体ドラム100が回転することによって表面移動する外周面に沿って帯電器19、露光装置20、現像装置21及び転写手段であるコロナ転写器43が配置されている。
帯電器19により感光体ドラム100の表面に一様に電荷が付与された後、画像データに応じて露光装置20によって感光体ドラム100の表面にレーザ光Lが照射される。これにより、感光体ドラム100の表面に静電潜像が形成され、現像装置21により現像されて、感光体ドラム100の表面上にトナー像が形成される。
なお、連続ウェブPとして折り目がある連続紙を用いる場合は、図中一点鎖線で示す装置内収容部75内にZ字型に折り畳んで収容し、連続ウェブPの先端をレジスト装置24のレジストローラ対に挟むようにセットする。
定着部50に向かって搬送される連続ウェブPがプレヒータ26を通過するときに連続ウェブPの表面上に転写されたトナー像は、トナー樹脂の転移温度付近まで加熱される。さらに、連続ウェブPは、ヒータを内蔵した加熱ローラ27とバックアップローラ28とからなる定着部50に到達する。定着部50では連続ウェブP上のトナー像は、加熱ローラ27とバックアップローラ28とにより加熱及び加圧されて連続ウェブPの表面に溶融固着し、連続ウェブPにトナー像が定着され、トナー像が定着された連続ウェブPは印刷後スタック部90に収納される。
図2はプリンタ200内に配置された感光体ドラム100を図1中の右側から見た概略側方断面図である。
図2に示すように、感光スリーブ部材1、第一端面部材であるキャップ部材2及び第二端面部材であるホイール部材3からなる感光体ドラム100は、感光スリーブ部材1に回転駆動を伝達する駆動軸4に係合することでプリンタ200本体に支持された状態となる。また、前カバー210を図2に示すように閉めた状態とすることで、前カバー210に設けられた不図示の軸受によって駆動軸4の軸先端部4eが支持される。
図3及び図4は、プリンタ200から感光体ドラム100を取り外す手順の説明図である。
図2に示す状態から、図3に示すように、前カバー210を開放し、雄ネジ部4dを備える駆動軸4に対して雌ネジが形成されたハンドル5を緩めて取り外す。
次に、図4に示すように、延長シャフト80を駆動軸4の雄ネジ部4dに取り付け、キャップ部材2を握って図4中矢印D方向に引っ張ることで、図4に示すように駆動軸4に対して感光体ドラム100を引き出す。これにより、図5に示すように、感光スリーブ部材1、キャップ部材2及びホイール部材3からなる感光体ドラム100をプリンタ200本体から取り出すことができる。
図5は、感光体ドラム100のみの状態の図2と同様の断面での断面説明図であり、図6は、図5中の矢印E方向から見た感光体ドラム100の正面図である。なお、図5は、感光スリーブ部材1の中心線に平行な仮想平面による断面のうち図6中のh−h´断面の概略側方断面図である。
なお、感光体ドラム100は円筒形状であるが、本実施形態では、図6に示すように、二つの操作部材6が左右対称となり、図5で示すように、第一アーム部材11aが上方、第二アーム部材11bが下方となる位置を感光体ドラム100の正位置とする。以下の説明においては、感光体ドラム100を正位置とした状態で、側方から見た断面図を側方断面図、下方から見た断面図を下方断面図とする。
本実施形態の感光体ドラム100は正位置の状態では中心線を挟んで左右対称となっているが、第一アーム部材11aと第二アーム部材11bとの形状が異なるため正位置の状態では中心線を挟んで上下対称となっていない。また、第一アーム部材11a及び第二アーム部材11bからなるアーム部材11は中心線を挟んで左右に一対配置されている。
また、図5は、図8及び図9中のH−H´断面の概略側方断面図で、図7は、図8及び図9中のI−I´断面の概略側方断面図であり、図8は、図5及び図7中のF−F´断面の概略側方断面図で、図9は、図5及び図7中のG−G´断面の概略側方断面図である。
感光体ドラム100をプリンタ200から取り出した後は、図5〜図9に示す状態から図10(図5と同じ断面の概略側方断面図)に示すように六角穴付きボルト9を取り外し、キャップ部材2に設けられた操作部材6の操作レバー部6bを中心線方向における外側に引き上げる操作を行う。
このときの図10中のF−F´断面の概略下方断面図を図11に示す。なお、図11(a)は感光体ドラム100全体の断面図であり、図11(b)は、詳細は後述する操作部材6やアーム部材11近傍の拡大断面図である。
上述したように操作レバー部6bを中心線方向における外側に引き上げると、操作部材6が操作軸60を中心に図11中矢印J方向に回転する。詳細は後述するが、操作部材6をこのように操作することにより、連結部材であるアーム部材11(図中の11a及び11b)の先端が付勢部材であるバネ部材15(図中の15a及び15b)の弾性力によって、図10に示すように感光スリーブ部材1の内周面に接触して押圧する。これより、キャップ部材2と感光スリーブ部材1との連結が成される。
そして感光スリーブ部材1のみを新しいものに取り替えて、上述した感光スリーブ部材1を取り外す手順とは逆の手順で、感光スリーブ部材1をキャップ部材2及びホイール部材3とで挾持して感光体ドラム100とし、これを駆動軸4に取り付け前カバー210を閉めて感光スリーブ部材1の交換作業を終える。これにより、感光スリーブ部材1の表面に手や工具を接触させることなく、感光スリーブ部材1の交換を行うことができる。
本実施形態の感光体ドラム100は、感光スリーブ部材1に対してキャップ部材2及びホイール部材3が嵌合した状態で、且つ、アーム部材11の感光スリーブ部材1に対する接触が解除された状態で、プリンタ200本体の感光体駆動軸である駆動軸4に取り付けられる構成となっている。
感光体ドラム100が備える感光スリーブ部材1は中空円筒形状であり、その中心線方向両端部の内周面にはキャップ部材2のキャップ部材外周部2aの外周面及びホイール部材3のホイール部材外周部3aの外周面がそれぞれ接触するように嵌合する。
詳しくは、キャップ部材2のキャップ部材外周部2aの外周面を感光スリーブ部材1の中心線方向端部の一方の内周面に嵌合させ、操作部材6の操作レバー部6bがキャップ部材2が形成する端面に対して突出するように(図10及び図11で示す状態となるように)操作部材6を操作することでアーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に当接して、キャップ部材2と感光スリーブ部材1とが一体化する。そして、感光スリーブ部材1の中心線方向端部の他方の開口部からホイール部材3のキャップ部材側先端部3dを挿入し、キャップ部材側フランジ部3cが偏心カム部6aに突き当たるまでホイール部材3を感光スリーブ部材1に挿入する。キャップ部材側フランジ部3cが偏心カム部6aに突き当たると、キャップ部材2のキャップ部材内周部2bの内周面とキャップ部材側先端部3dの外周面とが接触し、感光スリーブ部材1の中心線方向端部の他方の内周面とホイール部材3のホイール部材外周部3aの外周面とが接触する。そして、操作レバー部6bがキャップ部材2が形成する端面に沿う位置となるように操作部材6を操作して、偏心カム部6aのキャップ部材側フランジ部3cに対する突き当たりを解除し、感光スリーブ部材1の中心線方向両端側からキャップ部材2及びホイール部材3を押圧する。これにより、感光スリーブ部材1の中心線方向両端部の内周面にキャップ部材外周部2aの外周面及びホイール部材外周部3aの外周面がそれぞれ接触するようにキャップ部材2及びホイール部材3が感光スリーブ部材1に嵌合する。
このとき、キャップ部材内周部2bの内周面とキャップ部材側先端部3dの外周面とが接触するようにキャップ部材2とホイール部材3とが嵌合する。
なお、駆動軸4は、中心線方向両端の不図示の軸受によってプリンタ200本体に対して支持されている。
アーム部材11は、第一アーム部材11aと第二アーム部材11bとを備え、二つのアーム部材11(11a及び11b)はヒンジ部材14によって互いの一方が他方に対して回転可能に接続されている。また、第一アーム部材11aのヒンジ部材14とは反対側の端部には第一アーム補強シャフト110aが設けられており、中心線を挟んで左右対称に設けられた二つの第一アーム部材11aを接続する構成となっている。また、第二アーム部材11bのヒンジ部材14とは反対側の端部にも同様に、二つの第二アーム部材11bを接続する第二アーム補強シャフト110bが設けられている。なお、アーム部材11のアーム補強シャフト110側の端部はアーム補強シャフト110を中心とした円弧状に形成されている。
また、第一アーム部材11aのヒンジ部材14側の端部には、ヒンジ部材14側からキャップ部材2側に突き出した突起部17が形成されている。
また、アームホルダ10は、ホルダ長穴101の上方に第一アーム部材11aの第一アーム長穴12aと係合する第一シャフト13aを備え、ホルダ長穴101の下方に第二アーム部材11bの第二アーム長穴12bと係合する第二シャフト13bを備える。このようなアーム長穴12とシャフト13との係合により、アーム部材11がシャフト13に対してアーム長穴12の長手方向に移動可能で、且つ、回転可能となる。なお、シャフト13の位置はキャップ部材2に対して固定されているため、アーム長穴12におけるシャフト13が係合する位置からキャップ部材2までの中心線方向における距離は一定である。
操作部材6を図5〜図9に示す状態にしているときは、操作部材6の突き当て部6cが第一アーム部材11aの突起部17に突き当たる構造になっている。さらに、操作軸60を中心に回転可能な操作部材6を不図示のロック部材によって図5〜図9に示す状態で固定できる構造になっている。
この突き当たる構造について、図8(b)及び図9(b)の操作部材6及びアーム部材11近傍の拡大断面図を用いて説明する。図8(b)に示す第一バネ部材15a及び図9(b)に示す第二バネ部材15bは自然長よりも長くなっているため、アーム部材11に対して図中の矢印Q方向の付勢力を付与するが、突起部17が突き当て部6cに突き当たるため、図8及び図9に示す状態よりもアーム部材11が図中の矢印Q方向に移動することを阻止している。そして、上述したように図5〜図9に示す状態では、アーム部材11のアーム補強シャフト110側の先端が感光スリーブ部材1の内周面に接触することはなく、キャップ部材2と感光スリーブ部材1との連結が解除された状態が維持される。
また、図8(b)及び図9(b)に示すように、ヒンジ部材14は、感光スリーブ部材1の中心線に対して外側から第二アーム部材11bの軸穴、第一アーム部材11aの軸穴、及び、アームホルダ10のホルダ長穴101を貫通し、その先端部にはヒンジナット140が固定されている。ヒンジ部材14は、二つのアーム部材11を他方に対して回転可能に、且つ、アームホルダ10に対して回転可能に軸支している。さらに、ヒンジ部材14はホルダ長穴101に係合することによって、二つのアーム部材11の軸穴を設けた位置と共にアームホルダ10、及び、アームホルダ10が固定されたキャップ部材2に対して中心線方向に移動可能に構成されている。
なお、図13は、ヒンジ部材14の近傍を図11(a)中の矢印M方向から見た拡大説明図である。図13に示すようにヒンジ部材14はホルダ長穴101に沿って中心線方向に移動可能となっており、これにより、二つのアーム部材11のヒンジ部材14側の端部のキャップ部材2に対する中心線方向における位置が変位可能となっている。
キャップ部材2を図14中の矢印N方向に引いたときに、キャップ部材2と感光スリーブ部材1とが十分に固定されており、感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置が変位しなければ、感光スリーブ部材1はキャップ部材2とともに図14中の矢印N方向に移動する。
一方、キャップ部材2を矢印N方向に引いたときに、感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置がN方向に変位すると、キャップ部材2に固定されたアームホルダ10のシャフト13がN方向に移動し、アーム長穴12におけるシャフト13が嵌合する位置でシャフト13がアーム部材11をN方向に引っ張る。
このとき、接触部(図14中の112a及び112b)で感光スリーブ部材1とアーム部材11のアーム補強シャフト110側の端部とが滑らない程度の十分な摩擦力で接触していれば、アーム部材11はアーム補強シャフト110側の端部が感光スリーブ部材1の内周面に沿って転がるように回転する。このとき、アーム部材11のアーム補強シャフト110側の端部はアーム補強シャフト110を中心とした円弧状に形成されているため、二つのアーム部材11はそれぞれのアーム補強シャフト110を中心に回転する。
このような構成により、感光スリーブ部材1対するキャップ部材2の中心線方向における位置の変位が大きければ大きいほど、アーム部材11と感光スリーブ部材1の内周面との接触部112に大きな押圧力が作用し、キャップ部材2と感光スリーブ部材1との連結がより強固なものとなる。このため、接触部112に一時的に大きな力が作用してもキャップ部材2と感光スリーブ部材1との連結を維持することができる。また、感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置が中心線方向外側へ変位しなければ、接触部112の押圧力はバネ部材15の付勢力による押圧力のままであるのでキャップ部材2と感光スリーブ部材1とを連結した状態で、接触部112に大きな押圧力が不要なときには大きな押圧力を生じさせる必要がない。
この状態で、キャップ部材2の感光スリーブ部材1に対する位置が図14中の矢印N方向に変位すると、二つのアーム部材11に設けられた2つのアーム長穴12(12a、12b)に対して二つのシャフト13(13a、13b)から分力が作用する。この分力は2つのアーム部材11がお互いに開く方向作用する。
すなわち、キャップ部材2を図14中の矢印N方向に引くと二つのアーム部材11はキャップ部材側仮想角θ2を開く方向に回転しようとする。しかし、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に接触した状態では、その状態以上にキャップ部材側仮想角θ2を開く方向にアーム部材11を回転させることができない。このため、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に接触した状態で感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置が図14中の矢印N方向に変位すると、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に食い込む方向で押圧力が強まっていく。
このような構成によって、感光スリーブ部材1とキャップ部材2とはより強固に連結される。よって感光スリーブ部材1とキャップ部材2とを確実に一体化した状態で、ホイール部材3から取り外すことが可能となる。
また、本実施形態では、本発明の特徴部を備えた感光体ドラム100として、スリーブ内周面押圧部材がスリーブ内周面に対して接触した後の感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置の中心線方向外側への変位がスリーブ内周面押圧部材のスリーブ内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構として、スリーブ内周面押圧部材がアーム部材11である構成について説明した。しかし、本発明の特徴部を備えた感光体ドラム100としては、スリーブ内周面押圧部材がアーム部材11である構成に限るものではなく、スリーブ内周面押圧部材がスリーブ内周面に対して接触した後の感光スリーブ部材に対する第一端面部材の位置の中心線方向外側への変位がスリーブ内周面押圧部材のスリーブ内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構を備えていればよい。
なお、感光体ドラム100の連結手段は、アーム部材11、アームホルダ10、バネ部材15、及び、ヒンジ部材14等により構成される。
このような構成では、アーム長穴12におけるシャフト13が接触する被保持部の中心線方向におけるキャップ部材2に対する位置が固定されているため、感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置が変位するとアーム部材11は被保持部でキャップ部材2とともに中心線方向に移動しようとする。しかし、アーム部材11のアーム補強シャフト110側の端部が接触部112で感光スリーブ部材1の内周面を押圧するように接触しているので、アーム部材11のアーム補強シャフト110側の端部が摩擦力によって感光スリーブ部材1に対して中心線方向に移動することが抑制されている。このように、アーム部材11には、被保持部では感光スリーブ部材1に対して中心線方向に移動する力が作用し、アーム補強シャフト110側の端部では感光スリーブ部材1に対して静止する力が作用するため、アーム補強シャフト110側の端部近傍を中心に回転しようとするモーメントが作用する。このとき、アーム部材11は被保持部でアームホルダ10に対して回転可能に保持され、ヒンジ部材14によって他方のアーム部材11に対して回転可能に接続されているため、上記モーメントの作用によって、アーム部材11はヒンジ部材14側の端部がキャップ部材2側に移動するように回転する。二つのアーム部材11が共に、アーム補強シャフト110側の端部近傍を中心にヒンジ部材14側の端部がキャップ部材2側に移動するように回転するため、アーム部材11に対してキャップ部材側仮想角θ2の角度を広げる力が作用する状態となり、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面を押圧する力が大きくなる。これにより、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に対して接触した後の感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置の中心線方向外側への変位がアーム部材11の感光スリーブ部材1の内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構を実現することができる。
なお、2つのアーム部材を備え、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に対して接触した後の感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置の中心線方向外側への変位がアーム部材11の感光スリーブ部材1の内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構としては、上述した第一仮想軸と第二仮想軸とが同一の仮想軸となる構成とすることもできる。
第一仮想軸と第二仮想軸とが同一の仮想軸となる構成としては、キャップ部材側仮想角θ2の角度が180[°]未満となるようにアーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に当接した状態で、ヒンジ部材14のキャップ部材2に対する位置を固定する構成を挙げることができる。このような構成では、ヒンジ部材14のヒンジ中心軸14pが第一仮想軸及び第二仮想軸としての機能を有する。
すなわち、このような構成で、感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置が変位すると、アーム部材11に対してヒンジ部材14ではキャップ部材2とともに中心線方向に移動しようとする力が作用し、感光スリーブ部材1との接触部では感光スリーブ部材1に対して静止する力が作用して、感光スリーブ部材1と接触する側の端部近傍を中心に回転しようとするモーメントが作用する。このとき、アーム部材11はヒンジ部材14でキャップ部材2に対して回転可能に保持され、且つ、ヒンジ部材14によって他方のアーム部材11に対して回転可能に接続されているため、上記モーメントの作用によって、二つのアーム部材11が共に、感光スリーブ部材1と接触する側の端部近傍を中心にヒンジ部材14がキャップ部材2とともに移動するように回転するため、アーム部材11に対してキャップ部材側仮想角θ2の角度を広げる力が作用する状態となり、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面を押圧する力が大きくなる。これにより、アーム部材11が感光スリーブ部材1の内周面に対して接触した後の感光スリーブ部材1に対するキャップ部材2の位置の中心線方向外側への変位がアーム部材11の感光スリーブ部材1の内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構を実現することができる。
2 キャップ部材
2a キャップ部材外周部
2b キャップ部材内周部
2f キャップフランジ部
3 ホイール部材
3a ホイール部材外周部
3b 突き当たり面
3c キャップ部材側フランジ部
3d キャップ部材側先端部
3f ホイールフランジ部
4 駆動軸
4a 大径部
4b 小径部
4c 段差部
4d 雄ネジ部
4e 軸先端部
4f 位置決めフレーム
4p 位置決めピン
5 ハンドル
6 操作部材
6a 偏心カム部
6b 操作レバー部
6c 突き当て部
7 変形防止部材
9 六角穴付きボルト
10 アームホルダ
11 アーム部材
11a 第一アーム部材
11b 第二アーム部材
12 アーム長穴
12a 第一アーム長穴
12b 第二アーム長穴
13 シャフト
13a 第一シャフト
13b 第二シャフト
14 ヒンジ部材
14p ヒンジ中心軸
15 バネ部材
15a 第一バネ部材
15b 第二バネ部材
19 帯電器
20 露光装置
21 現像装置
22 搬送ローラ
22a 第一搬送ローラ
22b 第二搬送ローラ
22c 第三搬送ローラ
23 連続ウェブ張架ローラ
24 レジスト装置
25 ウェブ搬送装置
26 プレヒータ
27 加熱ローラ
28 バックアップローラ
30 リブ
40 転写部
43 コロナ転写器
50 定着部
60 操作軸
70 嵌合部
71 第一変形防止片
71a嵌合芯部
72 第二変形防止片
72a 固定ネジ
73 突っ張りバネ
74 ウェブ供給装置
75 装置内収容部
80 延長シャフト
90 印刷後スタック部
100 感光体ドラム
101 ホルダ長穴
110 アーム補強シャフト
110a 第一アーム補強シャフト
110b 第二アーム補強シャフト
112 接触部
200 プリンタ
210 前カバー
L レーザ光
P 連続ウェブ
θ2 キャップ部材側仮想角
Claims (6)
- 外周面に光導電性を有する中空円筒形の感光スリーブ部材と、
該感光スリーブ部材の中心線方向における一端に嵌合する第一端面部材と、
該感光スリーブ部材の中心線方向における他端に嵌合する第二端面部材と、
該第二端面部材に配置され、操作部材を操作することにより該第一端面部材の該感光スリーブ部材に対する連結または連結の解除の切り換えを行う連結手段とを有し、
該連結手段は、該操作部材を操作することによって、該感光スリーブ部材の内周面であるスリーブ内周面に対して接触及び押圧して該第一端面部材と該感光スリーブ部材とを連結する状態と、該感光スリーブ部材の内周面であるスリーブ内周面に対して非接触となって該第一端面部材の該感光スリーブ部材に対する連結を解除する状態との切り換えを行うことができるスリーブ内周面押圧部材を備える感光体ドラムにおいて、
上記スリーブ内周面押圧部材が上記スリーブ内周面に対して接触した後の該感光スリーブ部材に対する上記第一端面部材の位置の中心線方向外側への変位が該スリーブ内周面押圧部材の該スリーブ内周面に対する押圧力を大きくするように作用する機構を有することを特徴とする感光体ドラム。 - 請求項1の感光体ドラムにおいて、
上記連結手段の上記スリーブ内周面押圧部材は一方が他方に対して回転可能となるように接続された二つのアーム部材によって構成し、
二つの該アーム部材は、上記感光スリーブ部材の中心線に直交する第一仮想軸を中心に一方が他方に対して回転可能となるように、且つ、該第一仮想軸を中心に回転することによって上記第一仮想軸を含む該中心軸に平行な仮想平面を挟んで互いに反対側の上記スリーブ内周面に接触可能に配置され、
二つの該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態で、二つの該アーム部材のそれぞれと該スリーブ内周面との二つの接触点と該第一仮想軸とを結ぶ二本の仮想直線によって形成される該第一仮想軸周りの二つの仮想角のうち、該第一端面部材と対向する仮想角である第一端面側仮想角の角度が180[°]未満となる構成であり、
該連結手段は、該第一端面側仮想角の角度を広げるように該アーム部材に対して付勢力を作用させる付勢部材と、
上記操作部材の連結を解除する操作によって該付勢部材の付勢力に抗して該第一端面側仮想角の角度を狭めることで該アーム部材と該感光スリーブ部材とを非接触の状態とする付勢防止手段とを備え、
該連結手段は、該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態で該付勢部材が該アーム部材に対して該第一端面側仮想角の角度を広げるように付勢力を作用させることによって、該アーム部材が該スリーブ内周面を押圧して該第一端面部材と該感光スリーブ部材とを連結する構成であり、
該第一端面部材は該アーム部材の被保持部で該アーム部材を保持するアーム保持部材を備え、該アーム保持部材は、該被保持部の該第一端面部材に対する中心線方向における位置を固定し、且つ、該第一仮想軸に平行な第二仮想軸を中心に該アーム部材を該第アーム保持部材に対して回転可能に保持する構成であることを特徴とする感光体ドラム。 - 請求項2の感光体ドラムにおいて、
上記アーム部材の上記被保持部は、該アーム部材の上記スリーブ内周面との接触部と二つの該アーム部材を回転可能に接続するアーム接続部との間に設けられたアーム長穴と、該アーム長穴と係合するように上記アーム保持部材に設けられアーム保持軸との接触部であり、
該アーム部材は上記第一端面部材に対する該アーム接続部の中心線方向における位置が変位可能であるようにアーム保持部材に保持され、
該アーム部材が該スリーブ内周面に接触した状態では、二つの該アーム部材のそれぞれの該アーム長穴の長手方向に平行な2本の仮想直線の交点で形成される該交点周りの二つの仮想角のうち、該第一端面部材と対向しない側の仮想角の角度が180[°]未満となるように構成したことを特徴とする感光体ドラム。 - 請求項3の感光体ドラムにおいて、
上記付勢部材は、二つの上記アーム部材の上記アーム接続部と上記アーム長穴との間に一端が固定され、他端が上記第一端面部材に固定されて両端部間の距離を縮める方向付勢力を作用させる弾性部材であることを特徴とする感光体ドラム。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の感光体ドラムにおいて、
上記感光スリーブ部材の中心線方向両端部を上記第一端面部材及び上記第二端面部材が挾持することによって該感光スリーブ部材が該第一端面部材及び該第二端面部材に対して固定され、
該第一端面部材及び該第二端面部材の少なくとも一方を画像形成装置本体に設けられた駆動軸に対して固定することによって、該駆動軸に対する固定が成されるように構成したことを特徴とする感光体ドラム。 - 外周面に光導電性を有する感光体ドラムと、
該感光体ドラムの外周面を帯電する帯電手段と、
帯電がなされた該感光体ドラムの外周面に潜像を形成する潜像形成手段と、
該感光体ドラムの外周面の潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
該感光体ドラムの外周面のトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
上記感光体ドラムとして請求項1乃至5のいずれか1項に記載の感光体ドラムを用いることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047265A JP5263676B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 |
US12/692,975 US8213834B2 (en) | 2009-02-27 | 2010-01-25 | Photoconductive drum and image forming apparatus having the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047265A JP5263676B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010204211A JP2010204211A (ja) | 2010-09-16 |
JP5263676B2 true JP5263676B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=42667156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009047265A Expired - Fee Related JP5263676B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8213834B2 (ja) |
JP (1) | JP5263676B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5901997B2 (ja) * | 2012-02-24 | 2016-04-13 | シャープ株式会社 | プロセスユニットおよびこれを備えた画像形成装置 |
JP2013182034A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 回転軸の締結構造及びこれを用いた中間転写ユニット並びに画像形成装置 |
JP2014092554A (ja) | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5741752B1 (ja) * | 2014-06-23 | 2015-07-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 接触部材、像保持体、画像形成装置 |
EP3825770B1 (en) | 2015-02-27 | 2024-01-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Drum unit, cartridge and coupling member |
GB2563253B (en) * | 2017-06-07 | 2019-12-25 | Dynamic Cassette International Ltd | A photoconductor drum assembly and a method of repairing a photoconductor drum assembly of a cartridge for a laser printer |
CN113608419A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-11-05 | 珠海天威飞马打印耗材有限公司 | 显影盒 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2717055A1 (de) * | 1977-04-18 | 1978-10-19 | Siemens Ag | Einrichtung zum lagern einer als zwischentraeger in einem nach dem elektrostatischen prinzip arbeitenden druck- oder kopiergeraet verwendeten trommel |
JPS5479044A (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-23 | Fujitsu Ltd | Latent image forming drum for electrostatic printing device |
JPS5813559U (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-27 | 株式会社リコー | 円筒状感光体の取付け構造 |
JPS5933060U (ja) * | 1982-08-25 | 1984-02-29 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体 |
DE3703942A1 (de) | 1987-02-09 | 1988-08-18 | Siemens Ag | Spielfreie lagereinrichtung fuer fotoleitertrommeln in druck- oder kopiergeraeten |
JP2502130B2 (ja) | 1988-09-09 | 1996-05-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 熱現像転写装置 |
JPH0349573U (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-15 | ||
JPH0487305A (ja) | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 希土類ボンド磁石 |
JP2001096210A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Toray Eng Co Ltd | チャック装置および浸漬型塗布機 |
JP3968940B2 (ja) * | 2000-03-03 | 2007-08-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 円筒体用軸受部材の固定方法、円筒体用軸受部材の固定構造、軸受部材付き電子写真感光体、プリントカートリッジ及び画像形成装置 |
JP4322452B2 (ja) * | 2001-09-12 | 2009-09-02 | 株式会社リコー | 電子写真装置用筒状体部材のハンドリング治具 |
JP4087305B2 (ja) | 2003-07-29 | 2008-05-21 | 三菱化学株式会社 | 感光体ドラムの製造方法、および感光体ドラム用部品つかみ装置 |
JP2005069362A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Kyocera Mita Corp | 電子写真用回転体の構造 |
JP2007025019A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 制振部材、像担持体及び制振部材の着脱方法 |
US7991324B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Photosensitive unit and image forming apparatus |
JP2008145511A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Ricoh Printing Systems Ltd | 電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置 |
JP5021332B2 (ja) * | 2007-02-19 | 2012-09-05 | 株式会社リコー | 電子写真式印刷装置 |
JP5483177B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2014-05-07 | 株式会社リコー | 感光体ドラム装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2011043692A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム支持装置及び印刷装置 |
JP2011141380A (ja) * | 2010-01-06 | 2011-07-21 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム装置及び画像形成装置 |
-
2009
- 2009-02-27 JP JP2009047265A patent/JP5263676B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-01-25 US US12/692,975 patent/US8213834B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100221041A1 (en) | 2010-09-02 |
JP2010204211A (ja) | 2010-09-16 |
US8213834B2 (en) | 2012-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5263676B2 (ja) | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP5762054B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5554981B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
EP2975463B1 (en) | Image forming apparatus | |
JP5448245B2 (ja) | シート材排出装置及び画像形成装置 | |
US9170536B2 (en) | Fixing device having pressure release member supported reciprocably, and image forming apparatus equipped therewith | |
KR20110123961A (ko) | 현상유닛 및 그를 구비한 화상형성장치 | |
JP2011141380A (ja) | 感光体ドラム装置及び画像形成装置 | |
JP5483177B2 (ja) | 感光体ドラム装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP5423448B2 (ja) | 定着装置の部品交換補助具 | |
JP4360616B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008046145A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4886303B2 (ja) | 画像形成装置 | |
WO2011000285A1 (zh) | 一种成像设备上的定影装置 | |
JP2018013711A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5248699B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5493921B2 (ja) | 定着装置のローラ交換補助具 | |
JP4875371B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009265327A (ja) | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5106832B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4953617B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5812905B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2006176320A (ja) | シート材供給装置、画像形成装置及び収納カセット | |
JP4401515B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5924697B2 (ja) | クリーニング装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130418 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5263676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |