JP2008145511A - 電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、回転ドラム周辺の軸方向実装スペースを増大させることがない電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eに可動ガイド8を設け、かつ、感光ドラム4の着脱時に前記可動ガイド8を前記感光ドラム4の端部(4E)から突出させると共に、前記感光ドラム4の定位置設置時には前記可動ガイド8を前記感光ドラム4の端部(4E)よりも内側に位置するように構成したのである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eに可動ガイド8を設け、かつ、感光ドラム4の着脱時に前記可動ガイド8を前記感光ドラム4の端部(4E)から突出させると共に、前記感光ドラム4の定位置設置時には前記可動ガイド8を前記感光ドラム4の端部(4E)よりも内側に位置するように構成したのである。
【選択図】図1
Description
本発明は電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置に係り、特に、感光ドラムの着脱機構を改善した電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置に関する。
一般に、電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置は、例えば図4に示すように、駆動軸1と、この駆動軸1に固定された第1のフランジ2と、前記駆動軸1に着脱自在に支持された第2のフランジ3と、これら第1のフランジ2と第2のフランジ3との間に跨って支持され前記駆動軸1と同心となる円筒形の感光ドラム4と、前記駆動軸1にねじ込まれ前記第1のフランジ2と第2のフランジ3との間に挟圧力を発生させる締結手段5と、前記駆動軸1上に支持され前記感光ドラム4の内周面に接近して軸方向に延在する感光ドラム着脱用ガイド6とを備えており、さらに、前記感光ドラム4が定位置に設置されたとき、図示しない印刷装置に固定されて前記感光ドラム4の引き出し側端部を覆うカバー7を有している。
そして、前記感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eは、感光ドラム4が定位置にあるとき、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも外側に延長して突出している。このように、感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eを、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも外側に延長して突出させることで、感光ドラム4を定位置に装着するとき、この感光ドラム引き出し側端部6Eをガイドとして装着することで感光ドラム4の表面が周辺機器に接触して損傷することを防止でき、また、感光ドラム4を引き出す場合には、引き出し終了時点で感光ドラム4がいきなり落下しないようにするためである。
尚、このような電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置に関係するものとして特許文献1に開示の電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置が挙げられる。
上記従来における電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置は、感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eが、定位置にある感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも外側に突出しているために、回転ドラム周辺の軸方向実装スペースを増大させる問題がある。
本発明の目的は、回転ドラム周辺の軸方向実装スペースを縮小できる電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部を感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置させ、かつ、感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部に可動ガイドを設け、この可動ガイドを感光ドラムの着脱時に前記感光ドラムの引き出し側端部から軸方向に突出させると共に、前記感光ドラムが定位置に設置された時には前記可動ガイドを前記感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置するように構成したのである。
このように本発明は、通常時は感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置し、着脱時のみ感光ドラムの引き出し側端部から軸方向に突出させることができる可動ガイドを、感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部に設けたので、回転ドラム周辺の軸方向実装スペースは、回転ドラムの軸方向寸法に、回転ドラムを挟圧する第1及び第2のフランジが占有する必要最小限の実装スペースを加えたスペースとなり、その結果、軸方向実装スペースを縮小できる電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置を得ることができる。
以下本発明による電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置の一実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明による電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置の基本構成は、図示しない軸受けによって支承された駆動軸1と、この駆動軸1に固定された第1のフランジ2と、前記駆動軸1に着脱自在に支持された第2のフランジ3と、これら第1のフランジ2と第2のフランジ3との間に跨って支持され前記駆動軸1と同心となる円筒形の感光ドラム4と、前記駆動軸1にねじ込まれて前記第2のフランジ3を締付けることで前記第1のフランジ2と第2のフランジ3との間に挟圧力を発生させるナット等からなる挟圧手段である締結手段5と、前記駆動軸1に支持された第1のフランジ2と一体に形成され前記感光ドラム4の内周面に接近して軸方向に延在するリブ状の感光ドラム着脱用ガイド6とを備えており、さらに、前記感光ドラム4が定位置に設置されたとき、図示しない印刷装置の固定部材に固定されて前記感光ドラム4の引き出し側端部4Eを覆うカバー7を有している。また、前記感光ドラム着脱用ガイド6は、感光ドラム4の周方向に沿って等間隔に複数設けられている。
そして、本実施の形態では、前記感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eが、感光ドラム4の引き出し側端部4Eと略同位置か、それよりも軸方向の内側に位置している。さらに、このような感光ドラム着脱用ガイド6の感光ドラム引き出し側端部6Eには、可動ガイド8の一端がヒンジ9によって連結されており、感光ドラム4の半径方向に回動可能に連結されている。
この可動ガイド8は、例えば、トグル機構あるいはラッチ機構によって、図1に示すように、感光ドラム4が定位置にあるとき、その半径方向の内径側に折り畳まれた状態で固定されると共に、感光ドラム4の着脱時には、図3の2点鎖線の状態(図1に状態)から矢印で示すようにほぼ90度回動して前記感光ドラム着脱用ガイド6の延長線上に一致する位置に固定されるように構成されている。そして、前記可動ガイド8が、前記感光ドラム着脱用ガイド6の延長線上に一致する位置に固定されたとき、その端部8Eは、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも外側に延在して突出する長さを有している。
以上のように構成したので、感光ドラム4を印刷装置(図示せず)の定位置に装着する際は、図3に示すように、折り畳まれている可動ガイド8を矢印方向に回動させた後、トグル機構あるいはラッチ機構によってその位置を固定し、可動ガイド8の端部8Eを感光ドラム4の引き出し側端部4Eから軸方向の外側に突出させる。この状態で、突出した可動ガイド8をガイドとして感光ドラム4を装着して駆動軸1を中心として押し込み、その後は、感光ドラム着脱用ガイド6に沿って第1フランジ2に突き当たるまで挿入して行く。
その後、第2のフランジ3を駆動軸1上に装着し、感光ドラム4の引き出し側端部4Eを第2のフランジ3の定位置に係合させた状態で、締結手段5を駆動軸1にねじ込んで第2のフランジ3を締付けて行く。この締結手段5の締付けにより、第1のフランジ2と第2のフランジ3との間に挟圧力が生じ、感光ドラム4は定位置に保持されることになる。
そして、感光ドラム4の固定が完了したら、可動ガイド8を図3の矢印方向とは逆に回動させて、図1に示すように、可動ガイド8の先端8Eを内径側に折り畳んでトグル機構あるいはラッチ機構によって固定し、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも軸方向内側に位置するように収納する。このようにして感光ドラム4が定位置に収納されたなら、感光ドラム4の引き出し側端部4Eを覆うようにカバー7を接近させ、このカバー7を印刷装置の固定部に固定して感光ドラム4の設置を完了させる。
他方、感光ドラム4を印刷装置(図示せず)から取外す際は、上述した感光ドラム4の定位置への装着とは逆の順序で作業を行なえばよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも軸方向の内側に感光ドラム引き出し側端部6Eが位置する感光ドラム着脱用ガイド6に可動ガイド8を設けることで、定位置にある感光ドラム4の引き出し側端部4Eに、従来のように、感光ドラム着脱用ガイド6が突出することがなくなる。その結果、回転ドラム4の引き出し側端部4Eにカバー7を接近させて位置させることができるので、感光ドラム周辺の軸方向実装スペースを縮小することができる。さらに、感光ドラム4の引き出し側端部4Eに凹凸物がなくなったので、従来のように、突出した感光ドラム着脱用ガイド6に合わせてカバー7を製作する必要はなくなり、カバー7の形状を単純化させることができる。
ところで、図1に示すように、可動ガイド8の先端8Eを内径側に折り畳んだ際、可動ガイド8をばね等の弾性体(図示せず)で、第2のフランジ3を押し付けるように構成すれば、感光ドラム4の定位置からのずれによる周辺機器への接触事故を防止することができる。即ち、例えば、感光ドラム4の定位置への保持は、締結手段5の締め付けによる第1フランジ2と第2フランジ3との挟圧力によって行われるが、締結手段5の締め付けが弱かったり、運転中に締結手段5が緩んだりすると、感光ドラム4が第1フランジ2及び第2フランジ3との間の定位置からずれて周辺機器に接触する虞がある。しかし、折り畳んだ可動ガイド8によって第2のフランジ3を第1のフランジ2側に押圧する構成とすることで、締結手段5による第1フランジ2と第2フランジ3との挟圧力に加えて可動ガイド8による押圧力を確保できるので、感光ドラム4の設置位置のずれを防止して、周辺機器への接触を防止することができる。
さらに、前記可動ガイド8の表面を、例えばウレタンゴム等の弾性材で被覆することで、弾力を確保することができると共に、摩擦力を向上させることができる。その結果、前記可動ガイド8を折り畳んで第2のフランジ3を押圧する際に、第2のフランジ3との製作誤差によって微小隙間が生じても、その微小隙間を吸収して押圧力を確保することができる。また、感光ドラム4を図3の状態から引き抜くことで、感光ドラム4の引き出し側端部4Eとは反対側端部が水平に張り出した可動ガイド8上に移動してきたとき、その反対側端部が可動ガイド8に被覆した弾性材の摩擦力によって保持されるので、可動ガイド8上から急激に滑落したりするのを防止することができる。
ところで、以上説明の実施の形態は、感光ドラム着脱用ガイド6の端部に可動ガイド8を折り畳み自在に連結したものであるが、感光ドラム着脱用ガイド6をラッチ付きの伸縮スライドレール機構とし、その感光ドラム引き出し側端部に、トグル機構あるいはラッチ機構を介して可動ガイドを連結した構成としてもよい。
この伸縮スライドレール機構を用いた場合、感光ドラムが定位置にあるときは、この伸縮スライドレール機構を縮小させてその感光ドラム引き出し側端部を、感光ドラム4の引き出し側端部4Eよりも軸方向内側に位置させると共に、その先端に連結した可動ガイドを内径側に折り畳んで第2のフランジを第1のフランジ側に押圧するか、あるいは可動ガイドを外径側に折り曲げて直接感光ドラム4の引き出し側端部4Eを押圧させる。
また、伸縮スライドレール機構を用いて感光ドラム4を着脱する場合には、可動ガイドを回動させて伸縮スライドレール機構の伸縮方向に一致させた状態に保持し、前期実施の形態と同じ手順で作業すればよい。
このように、感光ドラム着脱用ガイドを伸縮スライドレール機構としても、上記実施の形態と同様な効果を奏することができる。
1…駆動軸、2…第1のフランジ、3…第2のフランジ、4…感光ドラム、4E…引き出し側端部、5…締結手段、6…感光ドラム着脱用ガイド、6E…感光ドラム引き出し側端部、7…カバー、8…可動ガイド、8E…先端。
Claims (5)
- 駆動軸と、この駆動軸に固定された第1のフランジと、前記駆動軸に着脱自在に支持された第2のフランジと、これら第1のフランジと第2のフランジとの間に跨って支持され前記駆動軸と同心となる円筒形の感光ドラムと、前記駆動軸に支持され前記第1のフランジと第2のフランジとの間に挟圧力を発生させる挟圧手段と、前記駆動軸上に支持され前記感光ドラムの内周面に接近して軸方向に延在する感光ドラム着脱用ガイドと、固定部材に固定されて前記感光ドラムの引き出し側端部を覆うカバーとを備えた電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置において、前記感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部を前記感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置させ、かつ、前記感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部に可動ガイドを設け、この可動ガイドを前記感光ドラムの着脱時に前記感光ドラムの引き出し側端部から軸方向に突出させると共に、前記感光ドラムが定位置に設置された時には前記可動ガイドを前記感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置するように構成したことを特徴とする電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置。
- 前記可動ガイドは、前記感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部に、内径側に折り畳み可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置。
- 前記可動ガイドは、前記感光ドラムの引き出し側端部よりも内側に位置するとき、前記第1のフランジと第2のフランジとの間に挟圧力を発生させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置。
- 駆動軸と、この駆動軸に固定された第1のフランジと、前記駆動軸に着脱自在に支持された第2のフランジと、これら第1のフランジと第2のフランジとの間に跨って支持され前記駆動軸と同心となる円筒形の感光ドラムと、前記駆動軸にねじ込まれて前記第2のフランジを前記第1のフランジに向かって締付ける締結手段と、前記駆動軸上に支持され前記感光ドラムの内周面に接近して軸方向に延在する感光ドラム着脱用ガイドと、固定部材に固定されて前記感光ドラムの引き出し側端部を覆うカバーとを備えた電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置において、前記感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部を前記感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置させ、かつ、前記感光ドラム着脱用ガイドの感光ドラム引き出し側端部に折り畳み可能な可動ガイドを設け、この可動ガイドを前記感光ドラムの着脱時に前記感光ドラムの引き出し側端部から軸方向に突出させて前記感光ドラム着脱用ガイドの延長線上に位置させると共に、前記感光ドラムが定位置に設置された時には前記可動ガイドを前記感光ドラムの引き出し側端部よりも内径側に折り畳んで前記第2のフランジを前記第1のフランジに向かって押し付けるように構成したことを特徴とする電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置。
- 駆動軸と、この駆動軸に固定された第1のフランジと、前記駆動軸に着脱自在に支持された第2のフランジと、これら第1のフランジと第2のフランジとの間に跨って支持され前記駆動軸と同心となる円筒形の感光ドラムと、前記駆動軸に支持され前記第1のフランジと第2のフランジとの間に挟圧力を発生させる挟圧手段と、前記駆動軸上に支持され前記感光ドラムの内周面に接近して軸方向に延在する感光ドラム着脱用ガイドと、固定部材に固定されて前記感光ドラムの引き出し側端部を覆うカバーとを備えた電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置において、前記感光ドラム着脱用ガイドを伸縮スライドレール機構で構成し、かつ、この伸縮スライドレール機構の感光ドラム引き出し側端部に可動ガイドを設け、前記感光ドラムの着脱時に、前記伸縮スライドレール機構を伸長させて前記可動ガイドを前記感光ドラムの引き出し側端部から軸方向に突出させると共に、前記感光ドラムが定位置に設置された時には、前記伸縮スライドレール機構を縮小させて前記可動ガイドを前記感光ドラムの引き出し側端部よりも軸方向の内側に位置するように構成したことを特徴とする電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置。
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JP2006329530A JP2008145511A (ja) | 2006-12-06 | 2006-12-06 | 電子写真式印刷装置の感光ドラム支持装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010204211A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 |
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2006
- 2006-12-06 JP JP2006329530A patent/JP2008145511A/ja active Pending
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JP2010204211A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | 感光体ドラム及びこれを用いた画像形成装置 |
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