JP5262977B2 - 光導波路組立体および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光導波路組立体および電子機器に関する。
近年、情報化の波とともに、大容量の情報を高速でやりとりできる広帯域回線(ブロードバンド)の普及が進んでいる。また、これらの広帯域回線に情報を伝送する装置として、ルータ装置、WDM(Wavelength Division Multiplexing)装置等の伝送装置が用いられている。これらの伝送装置内には、LSIのような演算素子、メモリーのような記憶素子等が組み合わされた信号処理基板が多数設置されており、各回線の相互接続を担っている。
各信号処理基板には、演算素子や記憶素子等が電気配線で接続された回路が構築されているが、近年、処理する情報量の増大に伴って、各基板では、極めて高いスループットで情報を伝送することが要求されている。しかしながら、情報伝送の高速化に伴い、クロストークや高周波ノイズの発生、電気信号の劣化、特性インピーダンスの不整合等の問題が顕在化しつつある。このため、電気配線がボトルネックとなって、信号処理基板のスループットの向上が困難になっている。
一方、光信号を使用してデータを移送する光通信技術が開発され、近年、この光信号を一地点から他地点に導くための手段としての光配線を有する構造体が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の構造体は、光配線の他に、電気配線も有している。この構造体では、光配線と電気配線とが重なっており、例えば、これらを折り曲げて湾曲した状態で使用される場合がある。この場合、使用される場所によっては、湾曲の程度が極めて大きくなる(例えば曲率半径が1mm)。
ところで、光配線と電気配線との曲げ応力に対する耐久性を比較すると、一般的に、光配線の方が電気配線よりも耐久性が低い。このため、光配線は、湾曲の程度が極めて大きい状態では過剰な曲げ応力が生じ、電気配線よりも厳しい条件下で使用されることとなるという問題があった。
特開2008−158000号公報
本発明の目的は、折り曲げられたフレキシブル基板の内側に、光導波路を折り曲げるように湾曲した状態で設置した際に、当該光導波路に過剰な曲げ応力が生じるのが防止された光導波路組立体および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 可撓性を有する板状の部材で構成され、その途中が折り曲げられるように湾曲した外側湾曲部を有するフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板の前記外側湾曲部の内側に、湾曲した状態で設置され、少なくとも1本のコア部を有する帯板状の光導波路とを備え、
前記光導波路は、その途中が折り曲げられるように湾曲した内側湾曲部を有し、さらに、前記光導波路の表裏が反転するように捩られており、これにより、前記内側湾曲部は、前記外側湾曲部よりも緩やかに湾曲したものとなることを特徴とする光導波路組立体。
(2) 前記内側湾曲部は、前記外側湾曲部に対し異なる方向に湾曲している上記(1)に記載の光導波路組立体。
) 前記光導波路は、その両端部がそれぞれ前記フレキシブル基板の両端側に支持されており、
前記光導波路の各端部同士が前記フレキシブル基板の幅方向に関して同じ位置に配置されている上記(1)または(2)に記載の光導波路組立体。
) 前記光導波路は、その両端部がそれぞれ前記フレキシブル基板の両端部に支持されており、
前記光導波路の各端部同士が前記フレキシブル基板の幅方向にズレた位置に配置されている上記(1)または(2)に記載の光導波路組立体。
) 前記光導波路は、その長手方向の途中の幅が、両端部の幅よりも小さい部分を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光導波路組立体。
) 前記内側湾曲部と前記外側湾曲部とは、互いに離間している上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の光導波路組立体。
) 前記フレキシブル基板は、その前記外側湾曲部を形成する部分が長手方向に沿って移動可能であり、その移動に伴って、前記光導波路の前記内側湾曲部を形成する部分も移動する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の光導波路組立体。
) 前記光導波路は、その幅が前記フレキシブル基板の幅よりも小さいものである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の光導波路組立体。
) 前記フレキシブル基板は、導体回路を有する回路基板である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の光導波路組立体。
10上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の光導波路組立体を有することを特徴とする電子機器。
本発明によれば、折り曲げられたフレキシブル基板の内側に、光導波路を折り曲げるように湾曲した状態で設置した際には、光導波路にはフレキシブル基板の外側湾曲部よりも緩やかに湾曲した内側湾曲部が形成されるため、当該光導波路に過剰な曲げ応力が生じるのが確実に防止される。
また、光導波路がその表裏が反転するように捩られ、光導波路の各端部同士がフレキシブル基板の幅方向にズレた位置に配置されている場合には、内側湾曲部がより大きく湾曲することとなり、よって、光導波路に過剰な曲げ応力が生じるのがより確実に防止される。
本発明の光導波路組立体の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す光導波路組立体の展開図である。 図1に示す光導波路組立体の平面図(a)および側面図(b)((a)は図1中の矢印A方向から見た図、(b)は図1中の矢印B方向から見た図)である。 図1に示す光導波路組立体が備える光導波路の横断面斜視図である。 本発明の光導波路組立体の第2実施形態を示す展開図である。 本発明の光導波路組立体の第3実施形態を示す展開図である。 本発明の光導波路組立体の第4実施形態を示す展開図である。
以下、本発明の光導波路組立体および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の光導波路組立体の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す光導波路組立体の展開図、図3は、図1に示す光導波路組立体の平面図(a)および側面図(b)((a)は図1中の矢印A方向から見た図、(b)は図1中の矢印B方向から見た図)、図4は、図1に示す光導波路組立体が備える光導波路の横断面斜視図である。
図1に示す光導波路組立体1は可撓性を有し、途中が折り曲げられたフレキシブル基板2と、フレキシブル基板2の両端部にそれぞれ設置された第1のリジッド基板3aおよび第2のリジッド基板3bと、フレキシブル基板2の内側に湾曲した状態で設置された光導波路4とを備えている。この光導波路組立体1は、例えば、スライド式や折り畳み式の携帯電話機等のような可動部を有する電子機器に内蔵(搭載)可能である。
フレキシブル基板2は、可撓性を有する回路基板である。このフレキシブル基板2は、基板本体21と、基板本体21上に形成された配線パターン(導体回路)29とで構成されている。
基板本体21は、長尺な板状の部材であり、絶縁性を有する材料で構成されている。かかる材料としては、例えば、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂等の各種樹脂材料が挙げられるが、なかでもポリイミド系樹脂を主材料とするものが好ましく用いられる。ポリイミド系樹脂は、耐熱性が高く、優れた可撓性を有していることから、折り曲げられる基板本体21(フレキシブル基板2)の構成材料として特に好適である。
基板本体21には、折り曲げた際に内側となる面(内面22)にあらかじめ導電膜(銅張りフィルム等)が形成されている。この導電膜をフォトリソグラフィ法およびエッチング法により、所望の形状にパターニングすることにより、配線パターン29が形成されている。なお、配線パターン29の構成材料としては、導電性を有する材料であれば、特に限定されず、例えば、Ni、Al、Au、Pt等が挙げられる。
また、基板本体21には、光を発光する発光素子(発光ダイオード)281と、発光素子281からの光を受光する受光素子(フォトダイオード)282とが搭載されている。発光素子281は、基板本体21の一端部211に配置され、受光素子282は、基板本体21の他端部212に配置されている。そして、発光素子281と受光素子282とは、光導波路4を介して、光学的に接続されている。これにより、発光素子281から発光された光は、光導波路4を通過し、受光素子282に至る。
また、基板本体21には、例えばドライバICとトランスインピーダンスアンプ(TIA)とリミッティングアンプ(LA)とのコンビネーションICとで構成された電気素子(図示せず)が搭載されている。この電気素子は、発光素子281および受光素子282を駆動するものであり、各素子と配線パターン29を介して電気的に接続されている。
フレキシブル基板2は、図2に示す展開状態から、その一端部211側(図2中左側)に向かって他端部212側(図2中右側)を図2中の矢印方向に接近させることにより、途中が「U」字状に折り曲げられるように湾曲する。そして、図1に示すように、このフレキシブル基板2には、湾曲した外側湾曲部24が形成される。
なお、フレキシブル基板2の厚さt1は、例えばフレキシブル基板2が折り曲げられる程度に十分な可撓性を有することと、後述するように随時変形するのに対する耐久性を有すること等の観点から、3〜50μmであるのが好ましく、7〜30μmであるのがより好ましい。
フレキシブル基板2の外面27には、その一端部211に第1のリジッド基板3aが接続され、他端部212に第2のリジッド基板3bが接続されている。第1のリジッド基板3aおよび第2のリジッド基板3bは、それぞれ、フレキシブル基板2よりも高い剛性を有するとともに絶縁性を有する材料で構成された基板である。かかる材料としては、例えば、紙、ガラス繊維、ガラス布、樹脂フィルム等を基材とし、この基材に、フェノール系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シアネート樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂等の樹脂材料を含浸させたものが挙げられる。また、第1のリジッド基板3aおよび第2のリジッド基板3bは、それぞれ、その幅がフレキシブル基板2よりも大きいものである。
図1、図3(b)に示すように、第1のリジッド基板3aと第2のリジッド基板3bとは、互いに離間している。第1のリジッド基板3aは、光導波路組立体1が搭載された構造体に固定、支持されている。第2のリジッド基板3bは、当該構造体が有する移動機構(図示せず)により、図3(b)中左右方向に沿って移動可能に支持されている。
図3(b)に示すように、第2のリジッド基板3bが図中左右方向に移動する(往復動する)ことにより、フレキシブル基板2は、その外側湾曲部24を形成する部分が長手方向に沿って移動して、全体として随時変形することとなる。
図1、図3(a)、(b)に示すように、フレキシブル基板2の内側には、間隙23が形成されており、この間隙23に、湾曲した状態の光導波路4が設置されている。また、光導波路4は、その一端部42がフレキシブル基板2の一端部211に固定、支持されており、他端部43がフレキシブル基板2の他端部212に固定、支持されている。
光導波路4は、光を伝播する帯板状の部材である。光導波路4は、複数本(または1本)の線状のコア部44と、各コア部44の周囲を囲むように設けられたクラッド部45a、45bとを有している。この光導波路4では、発光素子281から各コア部44の一端に入射された光をコア部44とクラッド部45a、45bとの界面で全反射させ、他端に伝搬して、受光素子282で受光することができる。
コア部44とクラッド部45a、45bとは、互いに光の屈折率が異なり、その屈折率の差は、0.5%以上であるのが好ましく、0.8%以上であるのがより好ましい。一方、上限値は、特に設定されなくてもよいが、好ましくは5.5%程度とされる。屈折率の差が前記下限値未満であると光を伝達する効果が低下する場合があり、前記上限値を超えても、光の伝送効率のそれ以上の増大は期待できない。ここで、前記屈折率差とは、コア部44の屈折率をA、クラッド部45a、45bの屈折率をBとしたとき、次式で表される。
屈折率差(%)=|A/B−1|×100
コア部44、クラッド部45a、45bの各構成材料は、それぞれ上記の屈折率差が生じる材料であれば特に限定されないが、具体的には、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂のような各種樹脂材料を用いることができる。
光導波路組立体1では、光導波路4は、「U」字状に折り返される(折り曲げられる)ように湾曲した状態となっており、このため、途中に湾曲した内側湾曲部41が形成される。図3(a)、(b)に示すように、内側湾曲部41は、その湾曲の程度がフレキシブル基板2の外側湾曲部24の湾曲の程度よりも小さくなっている、すなわち、外側湾曲部24よりも緩やかに湾曲している。
このような内側湾曲部41は、図2に示す展開状態で光導波路4をフレキシブル基板2に次のように設置することにより形成される。
図2に示す展開状態では、光導波路4は、その一端部42がフレキシブル基板2の一端部211の幅方向の中央部に配置されており、他端部43がフレキシブル基板2の他端部212の幅方向の中央部に配置されている。すなわち、図2に示す展開状態では、光導波路4は、その一端部42、他端部43がフレキシブル基板2の幅方向に関して同じ位置に配置されている。
また、光導波路4は、その表裏が反転するように捩られている。すなわち、光導波路4は、その中心軸回りに一端部42を他端部43に対し半回転したものとなっている。
このように設置された展開状態の光導波路4を、一端部211側(図2中左側)に向かって他端部212側(図2中右側)を図2中の矢印方向に接近させる。この際、光導波路4は、前述したように捩られていることにより、その途中(内側湾曲部41となる部分)がフレキシブル基板2の外側湾曲部24に対し異なる方向(図3に示す構成ではフレキシブル基板2の幅方向)に湾曲する。これにより、図1、図3(a)、(b)に示すように、光導波路4には、外側湾曲部24よりも緩やかに湾曲した内側湾曲部41が形成される。
このように光導波路組立体1では、折り曲げられたフレキシブル基板2の内側に、光導波路4が折り曲げるように湾曲した状態で設置されている。そして、この設置された光導波路4には、外側湾曲部24よりも緩やかに湾曲した内側湾曲部41が形成され、これにより、過剰な曲げ応力が生じる(応力が過剰に集中する)のが確実に防止される。なお、光導波路4では、内側湾曲部41以外の部分は、内側湾曲部41よりも著しく緩やかに湾曲しているかまたはほぼ平坦となっている(図3(a)、(b)参照)。
また、前述したように、フレキシブル基板2は、移動機構により、外側湾曲部24を形成する部分が長手方向に沿って移動して、全体として随時変形する(図3(b)参照)。これに伴い、光導波路4も、その内側湾曲部41を形成する部分が長手方向に沿って移動するが、当該部分に関わらず、形成される内側湾曲部41は、外側湾曲部24よりも緩やかに湾曲したものとなる。このように、光導波路4は、内側湾曲部41を形成する部分が長手方向に沿って移動して、全体として随時変形しても、緩やかに湾曲した内側湾曲部41が確実に形成され、よって、光導波路4に過剰な曲げ応力が生じるのが防止される。
図3(b)に示すように、光導波路4の内側湾曲部41とフレキシブル基板2の外側湾曲部24とは、互いに離間している。これにより、前記移動機構が作動した際に、内側湾曲部41と外側湾曲部24との間に摩擦が生じて、これらが摩耗するのを防止することができる。なお、内側湾曲部41と外側湾曲部24とを互いに離間させるには、例えば、フレキシブル基板2の長さに対する光導波路4の長さを適宜設定することによりなされる。
図2、図3(a)に示すように、光導波路4は、その幅w2がフレキシブル基板2の幅w1よりも小さいものである。これにより、光導波路4がフレキシブル基板2の幅内に収まり、よって、光導波路4をフレキシブル基板2で保護することができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の光導波路組立体の第2実施形態を示す展開図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路組立体および電子機器の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、フレキシブル基板に対する光導波路の設置状態が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示す光導波路組立体1Aでは、光導波路4Aは、その一端部42がフレキシブル基板2の一端部211の幅方向の一方側(図5中の上側)に配置されており、他端部43がフレキシブル基板2の他端部212の幅方向の他方側(図5中の下側)に配置されている。すなわち、光導波路4Aは、その一端部42、他端部43がフレキシブル基板2の幅方向にズレた位置に配置されている。また、光導波路4Aは、その表裏が反転するように捩られている。
このように設置された光導波路4Aは、一端部42、他端部43がフレキシブル基板2の幅方向にズレた位置に配置されていることと、捩られていることとによる相乗効果で、内側湾曲部41が前記第1実施形態の光導波路4の内側湾曲部41よりもさらに緩やかに湾曲した(湾曲の程度がより大きい)ものとなる。これにより、光導波路4Aに過剰な曲げ応力が生じるのがより確実に防止される。
<第3実施形態>
図6は、本発明の光導波路組立体の第3実施形態を示す展開図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路組立体および電子機器の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、フレキシブル基板に対する光導波路の設置状態が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図6に示す光導波路組立体1Bでは、光導波路4Bは、その表裏が反転するように捩られてはいない。また、光導波路4Bは、その一端部42、他端部43がフレキシブル基板2の幅方向にズレた位置に配置されている。
このように設置された光導波路4Bは、一端部42、他端部43がフレキシブル基板2の幅方向にズレた位置に配置されていることにより、内側湾曲部41が前記第1実施形態の光導波路4の内側湾曲部41とほぼ同程度に湾曲したものとなる。これにより、光導波路4Bに過剰な曲げ応力が生じるのが確実に防止される。
<第4実施形態>
図7は、本発明の光導波路組立体の第4実施形態を示す展開図である。
以下、この図を参照して本発明の光導波路組立体および電子機器の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、光導波路の形状が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
図7に示す光導波路組立体1Cでは、光導波路4Cは、その長手方向の途中(中央部46)の幅が、一端部42および他端部43の幅よりも小さいものとなっている。これにより、光導波路4Cの中央部46は、その幅が小さく(細く)なった分、湾曲し易くなる。これにより、内側湾曲部41がより緩やかに湾曲した(湾曲の程度がより大きい)ものとなる。これにより、光導波路4Cに過剰な曲げ応力が生じるのがより確実に防止される。
なお、光導波路4Cは、その表裏が反転するように捩られてもよい。
以上、本発明の光導波路組立体および電子機器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光導波路組立体および電子機器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、光導波路組立体は、移動機構によりリジッド基板同士のうちの一方のリジッド基板が他方のリジッド基板に対しその面方向に移動して互いに接近・離間するものに限定されず、例えば、リジッド基板同士がフレキシブル基板を回動支持部として、互いに接近・離間するように回動するものであってもよい。
また、光導波路組立体では、光導波路の両端部は、図示の構成ではそれぞれフレキシブル基板の両端部に支持されているが、これに限定されず、例えば、フレキシブル基板の両端部にそれぞれ接続された第1のリジッド基板および第2のリジッド基板に支持されていてもよい。
また、光導波路組立体では、光導波路の両端部は、図示の構成ではそれぞれフレキシブル基板の両端部に直接的に接続されているが、これに限定されず、例えば、コネクタを介して接続されていてもよい。
1、1A、1B、1C 光導波路組立体
2 フレキシブル基板
21 基板本体
211 一端部
212 他端部
22 内面
23 間隙
24 外側湾曲部
27 外面
281 発光素子(発光ダイオード)
282 受光素子(フォトダイオード)
29 配線パターン(導体回路)
3a 第1のリジッド基板
3b 第2のリジッド基板
4、4A、4B、4C 光導波路
41 内側湾曲部
42 一端部
43 他端部
44 コア部
45a、45b クラッド部
46 中央部
R 曲率半径
t1 厚さ
w1、w2 幅

Claims (10)

  1. 可撓性を有する板状の部材で構成され、その途中が折り曲げられるように湾曲した外側湾曲部を有するフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の前記外側湾曲部の内側に、湾曲した状態で設置され、少なくとも1本のコア部を有する帯板状の光導波路とを備え、
    前記光導波路は、その途中が折り曲げられるように湾曲した内側湾曲部を有し、さらに、前記光導波路の表裏が反転するように捩られており、これにより、前記内側湾曲部は、前記外側湾曲部よりも緩やかに湾曲したものとなることを特徴とする光導波路組立体。
  2. 前記内側湾曲部は、前記外側湾曲部に対し異なる方向に湾曲している請求項1に記載の光導波路組立体。
  3. 前記光導波路は、その両端部がそれぞれ前記フレキシブル基板の両端側に支持されており、
    前記光導波路の各端部同士が前記フレキシブル基板の幅方向に関して同じ位置に配置されている請求項1または2に記載の光導波路組立体。
  4. 前記光導波路は、その両端部がそれぞれ前記フレキシブル基板の両端部に支持されており、
    前記光導波路の各端部同士が前記フレキシブル基板の幅方向にズレた位置に配置されている請求項1または2に記載の光導波路組立体。
  5. 前記光導波路は、その長手方向の途中の幅が、両端部の幅よりも小さい部分を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の光導波路組立体。
  6. 前記内側湾曲部と前記外側湾曲部とは、互いに離間している請求項1ないし5のいずれかに記載の光導波路組立体。
  7. 前記フレキシブル基板は、その前記外側湾曲部を形成する部分が長手方向に沿って移動可能であり、その移動に伴って、前記光導波路の前記内側湾曲部を形成する部分も移動する請求項1ないし6のいずれかに記載の光導波路組立体。
  8. 前記光導波路は、その幅が前記フレキシブル基板の幅よりも小さいものである請求項1ないし7のいずれかに記載の光導波路組立体。
  9. 前記フレキシブル基板は、導体回路を有する回路基板である請求項1ないし8のいずれかに記載の光導波路組立体。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の光導波路組立体を有することを特徴とする電子機器。
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