JP5262849B2 - プロジェクター - Google Patents

プロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP5262849B2
JP5262849B2 JP2009053056A JP2009053056A JP5262849B2 JP 5262849 B2 JP5262849 B2 JP 5262849B2 JP 2009053056 A JP2009053056 A JP 2009053056A JP 2009053056 A JP2009053056 A JP 2009053056A JP 5262849 B2 JP5262849 B2 JP 5262849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
projector
optical element
color
diffractive optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009053056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010204603A (ja
Inventor
将行 ▲高▼木
泰介 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009053056A priority Critical patent/JP5262849B2/ja
Publication of JP2010204603A publication Critical patent/JP2010204603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5262849B2 publication Critical patent/JP5262849B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

本発明は、プロジェクター、特に、回折光学素子による回折光を利用して画像を表示するプロジェクターに関する。
一つの空間光変調装置によって複数の色光を変調する、いわゆる単板式プロジェクターは、色光ごとに設けられた複数の空間光変調装置を設ける場合に比較して、プロジェクターを簡易な構成とし、小型にできるという利点がある。従来、単板式プロジェクターの一つとして、空間光変調装置に対して互いに異なる入射角で各色光を入射させることにより、各画素へ各色光を振り分けるカラー表示方式を採用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、単板式プロジェクターにおいて、回折光学素子を用いて、各画素へ各色光を振り分ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。回折光学素子は、コヒーレント光であるレーザー光を回折させることにより、照射領域の整形及び拡大、照射領域における光量分布の均一化を行う。回折光学素子に複数の機能を持たせることで、プロジェクターは、さらにコンパクトにできる。回折光学素子としては、例えば、計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いる。CGHは、比較的設計が容易であること、高精度な形状を作製できること、転写によって容易に複製品を作製できることが長所として挙げられる。
特開平4−60538号公報 特開2007−286110号公報
CGHは、入射光の主光線に対して射出光の主光線の角度が大きくなるように光を偏向させるほど、所望の回折光を得る効率が低下することが知られている。CGHからの複数の色光を一つの空間光変調装置の照射領域にて重畳させる場合、CGHで各色光を偏向させることによる光利用効率の低下が課題となる。本発明は、簡易かつ小型な構成で、高い光利用効率のプロジェクターを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るプロジェクターは、互いに異なる波長域の色光であるコヒーレント光を射出する複数の光源部と、複数の光源部から入射したコヒーレント光を回折させ、回折光を射出する回折光学素子と、回折光学素子から入射した回折光の光束を平行化させる平行化レンズと、平行化レンズから入射した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有し、回折光学素子は、複数の光源部からの複数の色光のうちの少なくとも一つの光束を偏向させることにより、平行化レンズで平行化された複数の色光を空間光変調装置の照射領域にて重畳させ、複数の色光の中でピーク波長が最も短い色光の、回折光学素子における主光線の角度変化が、複数の色光のうちの少なくとも一つの色光の、回折光学素子における主光線の角度変化より小さいことを特徴とする。
回折光学素子での偏向による光利用効率の低下は、光が短波長であるほど顕著となる。ピーク波長が最小である色光について、回折光学素子での主光線の角度変化を他の色光より小さくすることにより、ピーク波長が最小である色光について回折光学素子での角度変化による回折効率の低下を低減させる。ピーク波長が最小である色光の回折効率低下を低減させることにより、各色光全体として光利用効率の低下を低減させる。プロジェクターは、複数の色光を変調する空間光変調装置と回折光学素子とを用いることで、簡易かつ小型な構成にできる。これにより、簡易かつ小型な構成で、高い光利用効率のプロジェクターを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、ピーク波長が最も短い色光は、複数の色光のうちで、回折光学素子における主光線の角度変化が最小であることが望ましい。これにより、光利用効率の低下をさらに低減できる。
また、本発明の好ましい態様としては、ピーク波長が最も短い色光は、回折光学素子における主光線の入射角度と出射角度とが略同じであることが望ましい。これにより、光利用効率の低下をさらに低減できる。
また、本発明の好ましい態様としては、空間光変調装置は、照射領域の中心位置を、平行化レンズの光軸からシフトさせて配置されることが望ましい。空間光変調装置は、ピーク波長が最も短い色光の主光線が照射領域の中心位置へ入射するように配置される。これにより、マイクロレンズの中心位置と、画素の中心位置とを略一致させたマイクロレンズアレイを用いて、互いに異なる入射角度で入射する各色光をサブ画素へ振り分ける構成を実現できる。
また、本発明の好ましい態様としては、照射領域における画素と略同じピッチで設けられた複数のマイクロレンズを備えるマイクロレンズアレイを有し、マイクロレンズアレイは、マイクロレンズを並列させる二次元方向において、マイクロレンズの中心位置を、画素の中心位置からシフトさせて配置されることが望ましい。マイクロレンズアレイは、画素のうちピーク波長が最も短い色光が入射するサブ画素の中心位置と、マイクロレンズの中心位置とが同軸上となるように配置される。各色光の光束がいずれも平行化レンズの中心付近を通過することが可能となるため、平行化レンズを小型にでき、平行化レンズに起因する収差を低減させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、照射領域における画素と略同じピッチで設けられた複数のマイクロレンズを備えるマイクロレンズアレイを有し、マイクロレンズアレイは、複数のマイクロレンズを並列させる二次元方向において、マイクロレンズの中心位置を、画素の中心位置と略一致させて配置されることが望ましい。これにより、光軸から中心位置をシフトさせて空間光変調装置を配置することで、互いに異なる入射角度で入射する各色光をサブ画素へ振り分ける構成を実現できる。
また、本発明の好ましい態様としては、ピーク波長が最も短い色光は、青色光であることが望ましい。これにより、赤色光、緑色光、青色光を用いる構成において、高い光利用効率にできる。
実施例1に係るプロジェクターの概略構成を示す模式図である。 図1に示す構成の一部を示す斜視図である。 空間光変調装置における画素の平面模式図である。 従来の単板式プロジェクターの一般的な構成を説明する図である。 回折効率と、主光線の入射角度及び出射角度の差との関係を示す図である。 実施例1に係るプロジェクターの特徴部分を説明する図である。 画素とマイクロレンズとの対応について説明する断面模式図である。 実施例2に係るプロジェクターの特徴部分を説明する図である。 画素とマイクロレンズとの対応について説明する断面模式図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクター10の概略構成を示す模式図である。プロジェクター10は、一つの空間光変調装置14によって三つの色光を変調する、いわゆる単板式プロジェクターである。赤色(R)光用光源部11R、緑色(G)光用光源部11G、青色(B)光用光源部11Bは、コヒーレント光であるレーザー光を射出する光源部であって、互いに異なる波長域の色光を射出する。R光用光源部11Rは、R光を射出するレーザー光源であって、例えば、半導体レーザーを備える。G光用光源部11Gは、G光を射出するレーザー光源であって、例えば、半導体励起固体(Diode Pumped Solid State:DPSS)レーザーを備える。B光用光源部11Bは、B光を射出するレーザー光源であって、例えば、半導体レーザーを備える。
回折光学素子であるCGH12は、各色光用光源部11R、11G、11Bから入射したレーザー光を回折させ、回折光を射出する。CGH12は、ガウス強度分布を持つレーザービームを、空間光変調装置14の矩形形状へ整形し、さらに光量分布を均一化させる。プロジェクター10は、例えば、CGH12で生じた一次回折光を変調することにより、画像を表示する。平行化レンズ13は、CGH12から入射した回折光の光束を平行化させる。CGH12及び平行化レンズ13は、空間光変調装置14の照射領域にて各色光を重畳させる。
空間光変調装置14は、平行化レンズ13から入射した光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置14は、例えば、透過型液晶表示装置である。空間光変調装置14は、複数のマイクロレンズをアレイ状に並列させたマイクロレンズアレイ(図示省略)を有する。投写レンズ15は、空間光変調装置14で変調された光をスクリーン(図示省略)に投写させる。なお、マイクロレンズアレイは、空間光変調装置14に付属するものである場合に限られず、空間光変調装置14とは別のものとしても良い。
図2は、図1に示す構成の一部を示す斜視図である。プロジェクター10は、一つのR光用光源部11R、一つのB光用光源部11B、二つのG光用光源部11Gを有する。各色光用光源部11R、11G、11Bは、射出光束の主光線が互いに略平行になるように設置されている。また、各色光用光源部11R、11G、11Bは、射出光束の主光線に垂直な面方向において二行二列の行列状に配置されている。なお、主光線とは、光束の中心の光線であるものとし、各図において一点鎖線で表している。
CGH12は、微小な凹凸が表面に施された表面レリーフ型の回折光学素子の一つである。各色光用光源部11R、11G、11Bからの各色光は、CGH12の入射面のうち互いに異なる領域へ入射する。CHG12は、それぞれの色光が入射する領域ごとに、色光の波長に応じて、凹凸の幅、配置パターンを含む表面条件が最適化されている。表面条件を最適化する設計手法としては、例えば反復フーリエ変換等、所定の演算手法(シミュレーション手法)を用いる。
CGH12は、例えば、所望の形状を備えるモールド(型)を形成した後、モールドの形状を基板に熱転写する、いわゆるナノインプリントの手法を用いて製造する。この他、CHG12は、所望の形状を形成可能であれば、従来用いられる他の手法により製造することとしても良い。なお、CGH12は、色光ごとに分割されたものとしても良い。回折光学素子は、CGH12に限られず、他の表面レリーフ型回折光学素子や、二光束干渉法等によって作製される体積型回折光学素子等を用いても良い。
図3は、空間光変調装置14における画素16の平面模式図である。図では、空間光変調装置14における多数の画素16のうちの四つを示している。画素16は、一つのR光用サブ画素17R、一つのB光用サブ画素17B、二つのG光用サブ画素17Gからなる。R光用サブ画素17Rは、画像信号に応じてR光を変調する。G光用サブ画素17Gは、画像信号に応じてG光を変調する。B光用サブ画素17Bは、画像信号に応じてB光を変調する。一つの画素16を構成する四つの各サブ画素17R、17G、17Bは、被照射面において二行二列の行列状に配置されている。各色光用光源部11R、11G、11Bの配置は、各サブ画素17R、17G、17Bの配置に対応している。なお、本実施例で説明する画素配置は一例であって、従来知られるいずれの配置としても良い。プロジェクター10は、空間光変調装置14の画素配置に応じて、適宜構成可能である。
図4は、CGH21を備える従来の単板式プロジェクターが採用する一般的な構成を説明するものである。ここでは、R光用光源部11RからのR光と、B光用光源部11BからのB光とを例示している。一般に、プロジェクターの光学系を構成する各要素は、光軸AXを中心として配置されている。光軸AXは、平行化レンズ13の光軸とする。各色光用光源部11R、11G、11Bは、光軸AXを中心として配置されている。空間光変調装置14の照射領域の中心位置Cは、光軸AX上の位置とされる。
各色の光束は、CGH21の入射面において、光軸AXを中心として略対称な位置に入射する。CGH21は、光軸AXを中心とする照射領域において各色光を重畳させるために、各色光の光束を偏向させる。R光の主光線LR、B光の主光線LBは、いずれも、CGH21での回折により、光軸AX側へ折り曲げられる。G光の主光線も、R光の主光線LR、B光の主光線LBと同様に折り曲げられる。CGH21における主光線の入射角度と出射角度との差は、各色光とも同等とされる。
図5は、CGH21によるR光及びB光の回折効率と、CGH21における主光線の入射角度及び出射角度の差との関係を表すグラフである。回折効率は、CGH21から射出させる光全体に対する、一次回折光の割合であるとする。B光、R光のいずれも、主光線の入射角度と出射角度との差が大きくなるほど、回折効率が低下する。回折効率の低下は、光の波長が短いほど顕著となる。従って、CGH21で各色光を同等に偏向させることとすると、R光及びG光に対して短波長であるB光は、利用効率が著しく低下することとなる。
図6は、本実施例に係るプロジェクター10の特徴部分を説明するものである。ここでは、R光用光源部11RからのR光と、B光用光源部11BからのB光とを例示している。各色光用光源部11R、11G、11Bは、光軸AXを中心として配置されている。CGH12へ入射するB光の主光線LB、CGH12から射出するB光の主光線LBのいずれも、CGH12の入射面に略垂直であって、光軸AXに略平行である。B光は、CHG12における主光線の入射角度と出射角度とが略同じである。なお、主光線の入射角度、出射角度とは、いずれも光軸AXと主光線とがなす角度とする。本実施例において、B光の主光線LBの入射角度と出射角度は、いずれもゼロである。
これに対して、CHG12は、R光及びG光については光束を偏向させることにより、平行化レンズ13で平行化された各色光を空間光変調装置14の照射領域にて重畳させる。例えば、図2に示すように各色光用光源部11R、11G、11Bを配置する場合に、図中、B光用光源部11Bに対して紙面上側の位置に配置されているG光用光源部11GからのG光の主光線は、紙面下側へ向けて角度を変化させる。B光用光源部11Bに対して紙面左側の位置に配置されているG光用光源部11GからのG光の主光線は、紙面右側へ向けて角度を変化させる。B光用光源部11Bの紙面左斜め上側の位置に配置されているR光用光源部11RからのR光の主光線は、紙面右斜め下側へ向けて角度を変化させる。各色光の主光線は、光軸AXからB光の主光線の側へシフトした位置にて交わる。空間光変調装置14は、各色光の主光線が交わる位置に中心位置Cを一致させて配置されている。このように、空間光変調装置14は、光軸AXから中心位置Cをシフトさせて配置されている。
図7は、画素16とマイクロレンズ18との対応について説明する断面模式図である。マイクロレンズアレイを構成する複数のマイクロレンズ18は、空間光変調装置14の照射領域における画素16と同じピッチで設けられている。複数のマイクロレンズ18は、光軸AXに垂直な二次元方向についてアレイ状に配置されている。また、図中二点鎖線で示すように、マイクロレンズ18の中心位置と画素16の中心位置とは、光軸AXに垂直な面内において一致している。各色光は、色光ごとに異なる入射角度でマイクロレンズ18へ入射するため、色光ごとに異なる位置のサブ画素17R、17G、17Bに集光される。プロジェクター10は、光軸AXから中心位置Cをシフトさせて空間光変調装置14を配置することで、互いに異なる入射角度で入射する各色光をサブ画素17R、17G、17Bへ振り分ける構成を実現できる。また、マイクロレンズアレイを設けることにより、マイクロレンズ18に入射した各色光を異なる位置に集光させ、各サブ画素に各色光を高精度に分配することができる。
プロジェクター10は、各色光を変調する空間光変調装置14とCGH12とを用いることで、簡易かつ小型な構成にできる。また、R光、G光、B光の中でピーク波長が最も短いB光について、CGH12における主光線の角度変化を無くすことで、CGH21での角度変化による回折効率の低下が最も顕著なB光について、回折効率の低下を低減させる。B光の回折効率低下を低減させることにより、各色光全体として光利用効率の低下を低減させる。これにより、簡易かつ小型な構成で、高い光利用効率にできるという効果を奏する。
プロジェクター10は、B光用光源部11Bから平行化レンズ13の間において、B光の主光線LBを光軸AXに平行とする場合に限られない。CGH12におけるB光の主光線LBの入射角度と出射角度とが略同じであれば良く、B光の主光線LBは、光軸AXとは非平行としても良い。また、プロジェクター10は、CGH12におけるB光の主光線の入射角度と出射角度とが同じである場合に限られない。プロジェクター10は、CGH12におけるB光の主光線LBの角度変化が、R光の主光線LR、G光の主光線の角度変化に対して小さければ良い。さらに、プロジェクター10は、CGH12におけるB光の主光線LBの角度変化が、R光の主光線LR、G光の主光線の少なくとも一つのCGH12における角度変化より小さければ良い。これにより、各色光全体として光利用効率の低下を低減させる効果を得ることができる。
図8は、本発明の実施例2に係るプロジェクターの特徴部分を説明するものである。本実施例は、中心位置Cが光軸AX上となるように空間光変調装置14が配置されていることを特徴とする。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。B光の主光線LBは、光軸AXと略一致する。B光用光源部11Bは、光軸AX上に配置されている。各色光の主光線は、空間光変調装置14の中心位置Cにて交わる。
図9は、画素16とマイクロレンズ18との対応について説明する断面模式図である。図中二点鎖線で示すように、マイクロレンズ18の中心位置と、B光用サブ画素17Bの中心位置とは、光軸AXに垂直な面内において一致している。本実施例では、マイクロレンズアレイは、複数のマイクロレンズ18を並列させる二次元方向において、マイクロレンズ18の中心位置を、画素16の中心位置からB光用サブ画素17Bの位置にシフトさせて配置されている。
マイクロレンズ18の中心位置とB光用サブ画素17Bの中心位置とを一致させることにより、光軸AXに略平行に進行するB光をB光用サブ画素17Bにて集光させる。また、R光及びG光はそれぞれ異なる入射角度でマイクロレンズ18へ入射し、それぞれサブ画素17R、17Gに集光される。本実施例の場合も、プロジェクターは、簡易かつ小型な構成とし、高い光利用効率にすることが可能となる。
本実施例によると、各色光の光束をいずれも平行化レンズ13の中央部分へ通過させることが可能となるため、平行化レンズ13を小型にできる。また、平行化レンズ13は、球面収差を小さくできる部位のみを使用することが可能となる。これにより、平行化レンズ13として安価な球面レンズを適用する場合でも、平行化レンズ13に起因する収差を低減させることができる。
プロジェクターは、フロント投写型プロジェクター、リアプロジェクターのいずれであっても良い。フロント投写型プロジェクターは、スクリーンに光を投写させ、スクリーンで反射する光を観察することで画像を鑑賞するプロジェクターである。リアプロジェクターは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から射出される光を観察することで画像を鑑賞するプロジェクターである。
10 プロジェクター、11R R光用光源部、11G G光用光源部、11B B光用光源部、12 CGH、13 平行化レンズ、14 空間光変調装置、15 投写レンズ、16 画素、17R R光用サブ画素、17B G光用サブ画素、17G B光用サブ画素、18 マイクロレンズ、21 CGH、AX 光軸、C 中心位置、LR、LB 主光線

Claims (4)

  1. 互いに異なる波長域の色光であるコヒーレント光を射出する複数の光源部と、
    前記複数の光源部から入射した前記コヒーレント光を回折させ、回折光を射出する回折光学素子と、
    前記回折光学素子から入射した前記回折光の光束を平行化させる平行化レンズと、
    前記平行化レンズから入射した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有し、
    前記回折光学素子は、前記複数の光源部からの複数の色光のうちの少なくとも一つの光束を偏向させることにより、前記平行化レンズで平行化された前記複数の色光を前記空間光変調装置の照射領域にて重畳させ、
    前記複数の色光の中でピーク波長が最も短い色光の、前記回折光学素子における主光線の角度変化が、前記複数の色光のうちの少なくとも一つの色光の、前記回折光学素子における主光線の角度変化より小さく、
    前記ピーク波長が最も短い色光は、前記複数の色光のうちで、前記回折光学素子における主光線の角度変化が最小であり、前記回折光学素子における前記主光線の入射角度と出射角度とが略同じであり、
    前記空間光変調装置は、前記照射領域の中心位置を、前記平行化レンズの光軸からシフトさせて配置されることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記照射領域における画素と略同じピッチで設けられた複数のマイクロレンズを備えるマイクロレンズアレイを有し、
    前記マイクロレンズアレイは、前記複数のマイクロレンズを並列させる二次元方向において、前記マイクロレンズの中心位置を、前記画素の中心位置からシフトさせて配置されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記照射領域における画素と略同じピッチで設けられた複数のマイクロレンズを備えるマイクロレンズアレイを有し、
    前記マイクロレンズアレイは、前記複数のマイクロレンズを並列させる二次元方向において、前記マイクロレンズの中心位置を、前記画素の中心位置と略一致させて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクター。
  4. 前記ピーク波長が最も短い色光は、青色光であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のプロジェクター。
JP2009053056A 2009-03-06 2009-03-06 プロジェクター Active JP5262849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009053056A JP5262849B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 プロジェクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009053056A JP5262849B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 プロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010204603A JP2010204603A (ja) 2010-09-16
JP5262849B2 true JP5262849B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42966111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009053056A Active JP5262849B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 プロジェクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5262849B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6041093B2 (ja) * 2012-07-06 2016-12-07 大日本印刷株式会社 ホログラム再生装置、ホログラム再生方法、投射型映像表示装置
JP6299809B2 (ja) * 2016-05-16 2018-03-28 大日本印刷株式会社 照明装置、投射装置および投射型映像表示装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2622185B2 (ja) * 1990-06-28 1997-06-18 シャープ株式会社 カラー液晶表示装置
JPH10227906A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Asahi Glass Co Ltd 投射型光学装置
CN1914556B (zh) * 2004-01-29 2010-05-26 松下电器产业株式会社 光源装置和二维图像显示装置
JP2007101875A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sony Corp 照明光学装置及び反射型画像投射装置
JP4736921B2 (ja) * 2006-04-12 2011-07-27 ソニー株式会社 液晶プロジェクタおよび画像再生装置
JP5024859B2 (ja) * 2006-06-14 2012-09-12 株式会社リコー 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010204603A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10566021B2 (en) Image display device and light guiding device with diffraction elements
JP7135909B2 (ja) プロジェクター
JP5211697B2 (ja) 照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ
JP5262860B2 (ja) プロジェクター
JP3629273B2 (ja) カラー表示装置
US20100177253A1 (en) Coherent imaging method of laser projection and apparatus thereof
JP2020106692A (ja) プロジェクター
JP2020101711A (ja) プロジェクター
CN111142352B (zh) 提供扩大的观察窗的全息显示装置和由其执行的显示方法
JP2009530661A (ja) 動的裸眼立体視ディスプレイ
JP2012159823A (ja) プロジェクター
US20110141439A1 (en) Image display device
JP5262850B2 (ja) プロジェクター
US9618767B2 (en) Projector
US9541819B2 (en) Illuminator and projector for preventing a shift of an illumination region
JP5262849B2 (ja) プロジェクター
US11378878B2 (en) Projector
JP5532210B2 (ja) 照明装置およびプロジェクター
JP6427856B2 (ja) マイクロレンズ素子、光変調装置およびプロジェクター
JP5541375B2 (ja) プロジェクター
JP2015169675A (ja) 照明装置およびプロジェクター
JP2013145381A (ja) 照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ
JP2015049461A (ja) 照明装置及びプロジェクター
JP2014191177A (ja) プロジェクター
JP2015049380A (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5262849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350