JP5260934B2 - 点灯制御回路 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子のオン/オフと、2個以上の定電圧電源部のオン/オフとにより、各並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御する点灯制御回路に関する。
従来、遊技機、例えばパチンコ機やパチスロ機においては、主として遊技中の演出を目的として、遊技盤と対面するように配置された透明ガラス板の周囲に装飾用のレンズカバーが取付けられている。レンズカバー内には、多くの半導体発光素子(例えば、LED)が基板上に取付けられた状態で配置されている。
LEDは、その点灯制御回路として、複数の第1の端子を有する第1の端子群と、複数の第2の端子を有する第2の端子群とを設け、第1の端子と第2の端子との間にLEDをマトリクス状に配置した構成が提案されている(特許文献1参照)。
なお、特許文献1では、上記点灯制御回路を、「ダイナミックドライブ回路」と称している。
上記ダイナミックドライブ回路の最も単純構成を、図8に示す。
図8の点灯制御回路Aでは、定電圧電源部1、定電圧電源部2、並びにスイッチング素子Q1,Q2がそれぞれオン・オフすることで、LED−A、LED−B、LED−C、LED−Dをそれぞれ点灯、消灯制御することができるようになっている。
ここで、上記図8の点灯制御回路Aにおいて、LED−Aのみを点灯させる場合、定電圧電源部1がオン、定電圧電源部2がオフで、ハイインピーダンス、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2がオンとなる。
このときの電流の流れは、図8の実線で示すように流れ、LED−Aが点灯する。
特開2002−177475公報
しかしながら、このLED−Aの点灯時、図8の鎖線で示すような電流の流れが考えられる。すなわち、定電圧電源部1→抵抗R2→LED−B→LED−D→抵抗R4→抵抗R3→LED−C→スイッチング素子Q2を経由する流れである。
この図8の鎖線のルートの場合、実際には、LED−Dに定電圧電源部1による逆電圧がかかることになり、LED−Dの破損につながる。
これを解消するために、各LEDに対して逆電圧を防止するためのダイオードを介在させればよいが(前述の特許文献1参照)、LEDの数だけダイオードが必要となり、部品点数の大幅な増大を招くことになる。
本発明は上記事実を考慮し、半導体発光素子の逆電圧以上の出力電圧となる定電圧電源を用いた際、逆電圧防止ダイオード等の付加的電子部品を用いることなく、各半導体発光素子に最大定格逆電圧以上がかかることを防止することができる点灯制御回路を得ることが目的である。
第1の発明は、定電圧電源部から分岐された複数の並列接続ラインに対して、順方向電圧を加えた際に発光する複数の半導体発光素子を振り分けて並列接続し、当該複数の並列接続ライン毎に設けたスイッチング素子を独立してオン/オフすることで、前記並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御する基本点灯制御回路を構成し、当該基本点灯制御回路を、少なくとも2以上組み合わせ、かつ相対的に対となる並列接続ライン毎に前記スイッチング素子を共通として、各並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御する点灯制御回路であって、一の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子の内、回路構成上、他の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子に対して逆電圧をかけることになる特定半導体発光素子の順方向電圧VF2を、第1の基本点灯制御回路における特定半導体発光素子以外の非特定半導体発光素子の順方向電圧VF1よりも高くし、かつ、前記他の基本点灯制御回路の半導体発光素子の定格値を超えないように、それぞれの基本点灯制御回路の前記定電圧電源部と各半導体発光素子との間に抵抗を介在させて分圧し、基本点灯制御回路における複数の並列接続ライン毎の半導体発光素子の順方向電圧を異ならせることを特徴としている。
第1の発明によれば、基本半導体発光素子点灯制御回路を以下のように構成する。
すなわち、複数の半導体発光素子を用い、定電圧電源部から分岐された複数のラインに対して、前記複数の半導体発光素子を振り分けることで、前記半導体発光素子を並列接続し、複数の並列接続ライン毎に、それぞれ独立したスイッチング素子を配し、前記スイッチング素子をオン/オフする。この基本半導体発光素子点灯制御回路の最も単純な回路は、2個の半導体発光素子を、1個の定電圧電源部と、2個のスイッチング素子のオン/オフを制御する構成である。
第1の発明では、この基本半導体発光素子点灯制御回路を、少なくとも2以上組み合わせ、かつ相対的に対となる並列接続ライン毎に前記スイッチング素子を共通とし、このスイッチング素子のオン/オフと、前記2個以上の定電圧電源部のオン/オフとにより、各並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御するようにしている。
上記回路において、一の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子の内、回路構成上、他の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子に対して逆電圧をかけることになる特定半導体発光素子の順方向電圧VF2を、第1の基本点灯制御回路における特定半導体発光素子以外の非特定半導体発光素子の順方向電圧VF1よりも高くし、かつ、前記他の基本点灯制御回路の半導体発光素子の定格値を超えないように、それぞれの基本点灯制御回路の前記定電圧電源部と各半導体発光素子との間に抵抗を介在させて分圧し、基本点灯制御回路における複数の並列接続ライン毎の半導体発光素子の順方向電圧を異ならせる。
このため、他の基本半導体発光素子点灯制御回路の半導体発光素子へ逆電圧をかけ得る対象である特定半導体発光素子がオフ指示(消灯指示)のときでも、当該特定半導体発光素子の順方向定格電圧がかかるのみであり、他の基本半導体発光素子点灯制御回路の半導体発光素子への逆電圧も定格順方向電圧以下となる。
これにより、逆方向電圧を阻止するための半導体(ダイオード等)を付加する必要なく、半導体発光素子の破損を防止することができる。
第2の発明は、定電圧電源部の出力線を少なくも2以上に分岐し、前記分岐線には、LEDのアノード側が、それぞれ接続された回路を1組とした場合に、少なくとも2組以上の回路で構成され、前記2組以上の回路が、各組間で対となり得る分岐線同士を前記LEDのカソード側で接続し、かつ接続された分岐線の各LEDのオン・オフを制御するスイッチング素子が共通に利用可能となるように接続されることで、前記定電圧電源部のオン・オフ及び前記スイッチング素子のオン・オフによって、各LEDを独立して点灯又は消灯することが可能な点灯制御回路であって、前記定電圧電源部における前記分岐前の出力線に、各LEDへ印加する電圧が定格以下となるように降圧する共通の抵抗を介在させると共に、分岐後の出力線にさらに抵抗を介在させて各LEDの順方向電圧を相互に異ならせたことを特徴としている。
第2の発明によれば、LEDの場合、定格順方向電圧が、2.0V〜4.0V程度であるのに対し、定電圧電源部の出力電圧は、それよりも高い電圧が出力される場合がある。このため、オフ指示のLEDに逆電圧がかかる経路が存在すると、この逆電圧によってLEDが破損する場合がある。そこで、この定電圧電源部の出力に対して抵抗によって、全てのLEDの順方向電圧に降下させることで、逆電圧を阻止するための半導体(ダイオード等)を付加する必要なく、LEDの破損を防止することができる。
以上説明した如く本発明では、半導体発光素子の逆電圧以上の出力電圧となる定電圧電源を用いた際、逆電圧防止ダイオード等の付加的電子部品を用いることなく、各半導体発光素子に最大定格逆電圧以上がかかることを防止することができるという優れた効果を有する。
図1には、本実施の形態に係るLED点灯制御回路100が示されている。
このLED点灯制御回路100は、2個の基本点灯制御回路(以下、第1の基本点灯制御回路102、第2の基本点灯制御回路104という)が組み合わされて構成されている。
第1の基本点灯制御回路102は、定電圧電源部106を備えている。定電圧電源部106の出力電源線108には、抵抗R1の一端部が接続されている。抵抗R1の他端部は、抵抗R2の一端部に接続されている。
抵抗R2の他端部は、LED1のアノード側(電流入力側電極)に接続されている。このLED1は、順方向電圧VF1で点灯する仕様となっている。
一方、前記抵抗R1と抵抗R2との間(中点110)には、LED2のアノード側に接続されている。このLED2は、順方向電圧VF2で点灯する仕様となっている。
なお、前記LED1の順方向電圧VF1と、LED2の順方向電圧VF2とは、以下の相関関係を持っている。
VF1<VF2・・・(1)
前記LED2のカソード側(電流出力側電極)は、スイッチング素子であるスイッチングトランジスタQ1のコレクタCに接続されている。このスイッチングトランジスタQ1のエミッタEはアースされている。また、スイッチングトランジスタQ1のベースBは、図示しない制御部に接続され、オン信号及びオフ信号が入力されるようになっている。通常ベースBには、オン信号として1V程度以上を入力し、オフ信号として0Vが入力する。
ここで、スイッチングトランジスタQ1のベースBにオン信号が入力されると、コレクタC−エミッタE間がオンする。これにより、定電圧電源部106→抵抗R1→LED2→スイッチング素子Q1という回路が構成され、LED2が点灯する。また、ベースBにオフ信号が入力されると、上記回路が遮断され、LED2が消灯する。
次に、前記LED1のカソード側(電流出力側電極)は、スイッチング素子であるスイッチングトランジスタQ2のコレクタCに接続されている。このスイッチングトランジスタQ2のエミッタEはアースされている。また、スイッチングトランジスタQ2のベースBは、図示しない制御部に接続され、オン信号及びオフ信号が入力されるようになっている。通常ベースBには、オン信号として1V程度以上を入力し、オフ信号として0Vが入力する。
ここで、スイッチングトランジスタQ2のベースBにオン信号が入力されると、コレクタC−エミッタE間がオンする。これにより、定電圧電源部106→抵抗R1→抵抗R2→LED1→スイッチングトランジスタQ1という回路が構成され、LED1が点灯する。また、スイッチングトランジスタQ2のベースBにオフ信号が入力されると、上記回路が遮断され、LED1が消灯する。
第2の基本点灯制御回路104は、定電圧電源部112を備えている。定電圧電源部112の出力電源線114には、抵抗R3の一端部が接続されている。抵抗R3の他端部は、抵抗R4の一端部に接続されている。
抵抗R4の他端部は、LED3のアノード側(電流入力側電極)に接続されている。このLED3は、順方向電圧VF3で点灯する仕様となっている。
一方、前記抵抗R3と抵抗R4との間(中点116)には、LED4のアノード側に接続されている。このLED4は、順方向電圧VF4で点灯する仕様となっている。
なお、前記LED3の順方向電圧VF3と、LED4の順方向電圧VF4とは、以下の相関関係を持っている。
VF3<VF4・・・(2)
前記LED4のカソード側(電流出力側電極)は、スイッチング素子であるスイッチングトランジスタQ1のコレクタCに接続されている。このスイッチングトランジスタQ1のエミッタEはアースされている。また、スイッチングトランジスタQ1のベースBは、図示しない制御部に接続され、オン信号及びオフ信号が入力されるようになっている。通常ベースBには、オン信号として1V程度以上を入力し、オフ信号として0Vが入力する。
ここで、スイッチングトランジスタQ1のベースBにオン信号が入力されると、コレクタC−エミッタE間がオンする。これにより、定電圧電源部112→抵抗R3→LED4→スイッチングトランジスタQ1という回路が構成され、LED4が点灯する。また、ベースBにオフ信号が入力されると、上記回路が遮断され、LED4が消灯する。
次に、前記LED3のカソード側(電流出力側電極)は、スイッチング素子であるスイッチングトランジスタQ2のコレクタCに接続されている。このスイッチングトランジスタQ2のエミッタEはアースされている。また、スイッチングトランジスタQ2のベースBは、図示しない制御部に接続され、オン信号及びオフ信号が入力されるようになっている。通常ベースBには、オン信号として1V以上を入力し、オフ信号として0Vが入力する。
ここで、Q2ベースBにオン信号が入力されると、コレクタC−エミッタE間がオンする。これにより、定電圧電源部112→抵抗R3→抵抗R4→LED3→スイッチング素子Q1という回路が構成され、LED3が点灯する。また、ベースBにオフ信号が入力されると、上記回路が遮断され、LED3が消灯する。
ここで、図1に示される如く、第1の基本点灯制御回路102と第2の基本点灯制御回路104とは、スイッチングトランジスタQ1、Q2が共有されていることがわかる。
この構成により、2個の定電圧電源部106、112と、2個のスイッチングトランジスタQ1,Q2により、LED1、LED2、LED3、LED4に対して、4種類(=2×2)の点灯制御パターン(LEDを組合わせると理論的に16通り、詳細後述)を構築することができる。言い換えれば、LED1、LED2、LED3、LED4をそれぞれ独立して点灯又は消灯させることができる。
ところで、定電圧電源部106、112は、文字通り定電圧を出力するが、LED1〜4に対して、所定の電圧値以上で出力させる必要がある。
すなわち、LEDの定格順方向電圧が2〜4Vであるのに対して、これ以上の電圧を出力させる場合がある。従って、図8に示すように従来は、第1の基本点灯制御回路102のオフ指示のLED(より具体的には、LEDAがオン指示でLEDBオフ指示の場合のLEDBが対象)を経由する不必要な回路が存在し、第2の基本点灯制御回路104のオフ指示のLED(より具体的には、LEDD)に逆電圧がかかることがあったが、図1に示すように本実施の形態では、抵抗R1と抵抗R2の中点にLED2を接続したため、オフ指示にかかる電圧がほぼVF2であり、LED定格逆電圧を超えるような電圧がかかることがない回路構成となっている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パターン1)LED1の点灯制御(以下、図2参照)
この場合は、定電圧電源部106をオン(ON)、定電圧電源部112をオフ(OFF)、スイッチングトランジスタQ1をオフ(OFF)、スイッチングトランジスタQ2をオン(ON)とする。
この結果、図2(A)の実線で示されるように電流が流れ、LED1が点灯する。
(パターン2)LED2の点灯制御
この場合は、定電圧電源部106をオン(ON)、定電圧電源部112をオフ(OFF)、スイッチングトランジスタQ1をオン(ON)、スイッチングトランジスタQ2をオフ(OFF)とする。
この結果、図2(B)の実線で示されるように電流が流れ、LED1が点灯する。
(パターン3)LED3の点灯制御
この場合は、定電圧電源部106をオフ(OFF)、定電圧電源部112をオン(ON)、スイッチングトランジスタQ1をオフ(OFF)、スイッチングトランジスタQ2をオン(ON)とする。
この結果、図2(C)の実線で示されるように電流が流れ、LED1が点灯する。
(パターン4)LED4の点灯制御
この場合は、定電圧電源部106をオフ(OFF)、定電圧電源部112をオン(ON)、スイッチングトランジスタQ1をオン(ON)、スイッチングトランジスタQ2をオフ(OFF)とする。
この結果、図2(D)の実線で示されるように電流が流れ、LED1が点灯する。
上記4種類のパターンが基本となり、これらを組み合わせることで、この回路では理論的には、2通り(=16通り)のパターンが存在するが、定電圧電源106、112が双方ともオフの場合、並びにスイッチングトランジスタQ1,Q2の双方ともオフの場合は、そもそも電流が流れないので、LED1〜4が点灯することはなく、実質的には、全消灯を除くと9通りのパターンとなる(表1参照)。なお、現状の使用状態はLEDの1個単位の点灯モードだけである。
このように、各LEDを独立して点灯制御することが可能であるということは、それぞれのデューティを調整することで輝度調整も独立して可能ということができる。さらに、輝度調整が独立して可能ということは、RGBのLEDを組み合わせる(後述する変形例等)ことで、フルカラー色を実現することができる。
Figure 0005260934
ここで、図2(A)の状態(すなわち、パターン1の状態)を例にとって説明する。図3は、前記図2(A)において、発生し得る電流の流れを鎖線で示したものである。
すなわち、本来は、図3の実線で示すように電流が流れ、LED1が点灯するが、本構成の点灯制御回路のように、2以上の基本点灯制御回路(第1の基本点灯制御回路102、第2の基本点灯制御回路104)がスイッチング素子Q1,Q2を共有していると、図3の鎖線のような電流の流れる回路が生成される。
すなわち、定電圧電源部106→抵抗R1→LED2→LED4→抵抗R4→LED3→スイッチングトランジスタQ2のルートである。これは、言い換えれば、LED4に対して逆電圧の係るルートである。
しかし、本実施の形態では、定電圧電源部106から出力される電圧が抵抗R1(及び抵抗R2)に流れる電流により、抵抗R1と抵抗R2の中点の電圧が降下している。設計上のこの電圧は、LED2の順方向電圧(約3V前後)としているため、LED4にかかる逆電圧も定格逆電圧(約5.0V)を超えるようなことがない。
このため、本実施の形態のようにスイッチングトランジスタQ1,Q2を共有する、2以上の基本点灯制御回路が所謂たすきがけの如き配線されたとしても、相関する2以上の基本点灯制御回路間で定格逆電圧以上の逆電圧がかかることを防止することができる。
また、上記構成により、逆電圧防止用のダイオード等を付加する必要がなく、部品点数も少なく、回路構成が単純化し、基板面積を小さくすることができる。
なお、上記では、図2(A)のパターン1を例にとり逆電圧発生ルートと、当該逆電圧に対する本発明の対応を説明したが、他のパターンであっても同様に逆電圧を低く抑える(各LEDの定格順方向電圧以下に抑える)ことが可能である。
(変形例1)
図4に、本実施の形態の変形例1を示す。この変形例1は、LEDとしてR(レッド)色LED(以下、「LED−R」という)、G(グリーン)色LED(以下、「LED−G」という)、B(ブルー)色LED(以下、「LED−B」という)の各色を用い、その点灯制御(点灯時間を含む)により、フルカラーを再現させることがきる点灯制御回路である。
図4に示される如く、変形例では第1の基本点灯制御回路118と第2の点灯制御回路120の2組構成であり、基本的には、図1の点灯制御回路と同等であるため、同一構成部分は同一の符号を付す。
第1の基本点灯制御回路118と第2の点灯制御回路120には、それぞれにLED−R、LED−G、LED−Bの3個のLEDが取付けられ、それぞれスイッチングトランジスタQ1,Q2,Q3によって独立して点灯制御可能となっている。なお、第1の基本点灯制御回路118と第2の点灯制御回路120とにおいて、スイッチングトランジスタQ1,Q2,Q3が共有される。
図4において、それぞれの順方向電圧VFの関係は、LED−R1<LED−G1、かつLED−B1<LED−G1とする。また、同様に、LED−R2<LED−G2、かつLED−B2<LED−G2とする。
ここで、定電圧電源部106とスイッチングトランジスタQ3がオンで、他がオフの場合、電流は抵抗R1→LED−G1→Q3のルートで電流が流れ、LED−G1にかかる電圧は、当該LED−G1の順方向電圧VFとなる。
このとき、一例として、電圧が抵抗R1→R3→LED−B1→LED−B2→抵抗R6→LED−G2→Q3のルートにかかり、LED−B2に逆電圧がかかるが、R1とLED−G1の中点の電圧はLED−G1のVFになっているため、LED−B2に定格逆電圧以上の逆電圧がかかることがない。このため、逆電圧防止のためのダイオードが不要となる。
(変形例2)
変形例2として、図5に示される如く、図4の回路構成に対して、LED−G1及びLED−G2の給電ラインに抵抗を入れている。なお、図5では、具体的な抵抗値を示す。
LED−G1及びLED−G2の給電ラインの抵抗は、約10Ωであり、これを入れることで、他の抵抗も+10Ωとする。
以下に本発明の実施例(適用例)を示す。
図6及び図7には、遊技機としてのパチンコ機10が示されている。パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、ガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の裏面側には、矩形状の開口部が設けられ、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠16を閉塞した状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用のレンズカバー20が配置されており、上部には、遊技の効果音やBGM、音声等をステレオ出力する中・高音用スピーカ22L、22Rが配設されている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。この一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル26が取り付けられている。また、一体皿24には、前記スピーカ22L、22Rと共に2.1サラウンドシステムを構成する低音用スピーカ(図示省略)が内蔵されている。
上記パチンコ機10において、主として遊技中の演出を目的として、前記レンズカバー20に覆われた位置に、本発明の点灯制御回路の少なくともLEDが取り付けられた基板(LED基板20A)が配置され、当該LEDが適宜点灯・消灯する。
なお、当該LEDの点灯制御回路は、パチンコ機10の裏面側に集中的に配設される制御基板の一部として設けられているのが一般的である。この制御基板からのリード線等により、前記レンズカバー20に覆われたLED基板20Aまで配線される。
特に、パチンコ機10等の遊技機では、遊技趣向性の向上のための電飾が大きな割合を示し、年々派手な演出(多色、フルカラー演出、光量差等)となってきており、LEDの使用数もその分増加傾向にある。
このような遊技機業界において、LEDが増加した分、逆電圧防止用ダイオードが増えるのは致命的であり、安価な定電圧電源を用い、かつスイッチング素子を共有した回路において、逆電圧防止用ダイオードが不要な、本発明は有用である。
本実施の形態に係るLED点灯制御回路図(基本構成)である。 各LEDの点灯時の電流の流れを示す、図1のLED点灯制御回路図である。 図2(A)の点灯制御状態を例にとって逆電圧発生ルートを示すLED点灯制御回路図である。 変形例1に係るLED点灯制御回路図(RGB組み合わせ構成)である。 変形例2に係るLED点灯制御回路図(RGB組み合わせ構成)である。 本発明の実施例に係るパチンコ機の正面図である。 本発明の実施例に係るパチンコ機の斜視図である。 従来例に係るLED点灯制御回路図である。
符号の説明
LED1(半導体発光素子)
LED2(半導体発光素子)
LED3(半導体発光素子)
LED4(半導体発光素子)
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R4 抵抗
Q1 スイッチングトランジスタ
Q2 スイッチングトランジスタ
100 LED点灯制御回路
102 第1の基本点灯制御回路
104 第2の基本点灯制御回路
106 定電圧電源部
108 出力電源線
110 中点
112 定電圧電源部
114 出力電源線
116 中点

Claims (2)

  1. 定電圧電源部から分岐された複数の並列接続ラインに対して、順方向電圧を加えた際に発光する複数の半導体発光素子を振り分けて並列接続し、当該複数の並列接続ライン毎に設けたスイッチング素子を独立してオン/オフすることで、前記並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御する基本点灯制御回路を構成し、
    当該基本点灯制御回路を、少なくとも2以上組み合わせ、かつ相対的に対となる並列接続ライン毎に前記スイッチング素子を共通として、各並列接続ライン毎の半導体発光素子の点灯を制御する点灯制御回路であって、
    一の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子の内、回路構成上、他の基本点灯制御回路に属する半導体発光素子に対して逆電圧をかけることになる特定半導体発光素子の順方向電圧VF2を、第1の基本点灯制御回路における特定半導体発光素子以外の非特定半導体発光素子の順方向電圧VF1よりも高くし、かつ、前記他の基本点灯制御回路の半導体発光素子の定格値を超えないように、
    それぞれの基本点灯制御回路の前記定電圧電源部と各半導体発光素子との間に抵抗を介在させて分圧し、基本点灯制御回路における複数の並列接続ライン毎の半導体発光素子の順方向電圧を異ならせることを特徴とする点灯制御回路。
  2. 定電圧電源部の出力線を少なくも2以上に分岐し、前記分岐線には、LEDのアノード側が、それぞれ接続された回路を1組とした場合に、少なくとも2組以上の回路で構成され、前記2組以上の回路が、各組間で対となり得る分岐線同士を前記LEDのカソード側で接続し、かつ接続された分岐線の各LEDのオン・オフを制御するスイッチング素子が共通に利用可能となるように接続されることで、前記定電圧電源部のオン・オフ及び前記スイッチング素子のオン・オフによって、各LEDを独立して点灯又は消灯することが可能な点灯制御回路であって、
    前記定電圧電源部における前記分岐前の出力線に、各LEDへ印加する電圧が定格以下となるように降圧する共通の抵抗を介在させると共に、分岐後の出力線にさらに抵抗を介在させて各LEDの順方向電圧を相互に異ならせたことを特徴とする点灯制御回路。
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