JP5260473B2 - ゴルフクラブセット - Google Patents

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Description

本発明は、複数本のゴルフクラブを有するゴルフクラブセットに関する。
ゴルフクラブセットが市販されている。アイアン型クラブのセット、ウッド型クラブのセット、ユーティリティ型クラブとアイアン型クラブとが混在するセット、ウッド型クラブとアイアン型クラブとが混在するセットなどが知られている。通常、ゴルフクラブセットは、リアルロフト角、ライ角又は長さの異なる複数のクラブを含む。
ゴルフクラブヘッドには、フェースラインやフェースマーキングが設けられる。特に、アイアン型クラブには、通常、フェースラインが設けられる。このフェースラインは、バックスピン量の増大に寄与する。
特許第3463779号公報は、ロングアイアン群の溝面積比率と、ミドルアイアン群及びショートアイアン群の溝面積比率とを相違させたアイアンゴルフクラブセットを開示する。
特許第3463779号公報
本発明者は、従来技術とは異なる観点から、ゴルフクラブセットにおけるフェースラインの最適化について検討した。その結果、ゴルフクラブセットにおいて従来とは異質な効果を奏しうるフェースラインの仕様を発明するに至った。
本発明の目的は、ドライ条件とウエット条件との間でのバックスピン量の差異が、番手間で均等化されうるゴルフクラブセットの提供にある。
本発明のゴルフクラブセットは、n本(nは3以上の整数)のゴルフクラブを含んでいる。これらのクラブのフェースラインの溝深さD1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にD1(1)、D1(2)、・・・、D1(n)とされ、これらのクラブのフェースラインの30°測定法による溝幅W1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW1(1)、W1(2)、・・・、W1(n)とされるとき、このゴルフクラブセットは、D1(1)≦D1(2)≦・・・≦D1(n)且つD1(1)<D1(n)を満たしている。全てのクラブの溝深さD1が0.0(mm)以上0.508(mm)以下である。全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。このゴルフクラブセットは、 W1(1)≦W1(2)≦・・・≦W1(n)を満たしている。全てのクラブの溝幅W1が0.0(mm)以上0.889(mm)以下である。全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。好ましくは、更に、W1(1)<W1(n)が満たされる。
本発明の他のゴルフクラブセットは、n本(nは3以上の整数)のゴルフクラブを含んでいる。これらのクラブのフェースラインの溝深さD1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にD1(1)、D1(2)、・・・、D1(n)とされ、これらのクラブのフェースラインの30°測定法による溝幅W1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW1(1)、W1(2)、・・・、W1(n)とされるとき、このゴルフクラブセットは、D1(1)≦D1(2)≦・・・≦D1(n)を満たしている。全てのクラブの溝深さD1が0.0(mm)以上0.508(mm)以下である。全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。このゴルフクラブセットは、 W1(1)≦W1(2)≦・・・≦W1(n)且つW1(1)<W1(n)を満たしている。全てのクラブの溝幅W1が0.0(mm)以上0.889(mm)以下である。全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。好ましくは、更に、D1(1)<D1(n)が満たされる。
溝底幅W2が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW2(1)、W2(2)、・・・、W2(n)とされるとき、このゴルフクラブセットは、好ましくは、 W2(1)≦W2(2)≦・・・≦W2(n)且つW2(1)<W2(n)を満たす。好ましくは、全てのクラブの溝幅W2が0.0(mm)以上1.0(mm)以下である。好ましくは、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝底幅W2の比[W2(m)/W2(m−1)]が1.0以上3.0以下である。
好ましくは、比[D1(n)/D1(1)]が1.2以上である。好ましくは、比[W1(n)/W1(1)]が1.1以上である
好ましくは、上記ゴルフクラブセットは、リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブと、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブとを含む。
好ましくは、上記ゴルフクラブセットは、リアルロフト角L1が50°以上であるゴルフクラブを含む。
フェースラインの仕様を番手間で異ならせることにより、ドライ条件とウエット条件との間でのバックスピン量の差異が、番手間で均等化されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブセットを示す図である。 図2は、図1のセットに含まれる一のクラブのヘッドを、フェース側からみた図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、図3の断面線が拡大された図である。 図5は、図1のセットに含まれる他のクラブのヘッドを、フェース側からみた図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は、図6の断面線が拡大された図である。 図8は、比較例1のバックスピン量の測定結果を示すグラフである。 図9は、実施例1のバックスピン量の測定結果を示すグラフである。 図10は、実施例2のバックスピン量の測定結果を示すグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブセット2を示す図である。ゴルフクラブセット2は、アイアン型のゴルフクラブのセットである。アイアン型ゴルフクラブのリアルロフト角L1は、通常、15度以上70度以下の範囲にある。
ゴルフクラブセット2は、リアルロフト角L1の相違する複数本のゴルフクラブ4を含む。ゴルフクラブセット2は、8本のゴルフクラブ4を有する。ゴルフクラブセット2のクラブ本数は、3本以上が好ましい。
ゴルフクラブ4は、シャフトsf、ヘッドhd及びグリップgpを有する。シャフトsfの先端部に、ヘッドhdが取り付けられている。シャフトsfの後端部に、グリップgpが取り付けられている。
8本のゴルフクラブ4は、リアルロフト角L1の小さい順に、第一のゴルフクラブc1、第二のゴルフクラブc2、第三のゴルフクラブc3、第四のゴルフクラブc4、第五のゴルフクラブc5、第六のゴルフクラブc6、第七のゴルフクラブc7及び第八のゴルフクラブc8である。低い番手ほど、ヘッドhdのリアルロフト角L1が小さい。
第一のゴルフクラブc1は、シャフトsf1、ヘッドhd1及びグリップgpを有する。第二のゴルフクラブc2は、シャフトsf2、ヘッドhd2及びグリップgpを有する。第三のゴルフクラブc3は、シャフトsf3、ヘッドhd3及びグリップgpを有する。第四のゴルフクラブc4は、シャフトsf4、ヘッドhd4及びグリップgpを有する。第五のゴルフクラブc5は、シャフトsf5、ヘッドhd5及びグリップgpを有する。第六のゴルフクラブc6は、シャフトsf6、ヘッドhd6及びグリップgpを有する。第七のゴルフクラブc7は、シャフトsf7、ヘッドhd7及びグリップgpを有する。第八のゴルフクラブc8は、シャフトsf8、ヘッドhd8及びグリップgpを有する。
ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブ4は、クラブ長さが相違する。クラブ長さの長い順に、第一のゴルフクラブc1、第二のゴルフクラブc2、第三のゴルフクラブc3、第四のゴルフクラブc4、第五のゴルフクラブc5、第六のゴルフクラブc6、第七のゴルフクラブc7及び第八のゴルフクラブc8である。低い番手ほどクラブ長さが大きい。クラブ長さは、主としてシャフトsfの長さによって調整されている。長さが同じゴルフクラブcが含まれていてもよい。
図示されないが、ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブ4は、ライ角が相違する。ライ角の小さい順に、第一のゴルフクラブc1、第二のゴルフクラブc2、第三のゴルフクラブc3、第四のゴルフクラブc4、第五のゴルフクラブc5、第六のゴルフクラブc6、第七のゴルフクラブc7及び第八のゴルフクラブc8である。低い番手ほどライ角が小さい。ライ角が同じゴルフクラブcが含まれていてもよい。
図1の実施形態では、第一のゴルフクラブc1は4番アイアンであり、第二のゴルフクラブc2は5番アイアンであり、第三のゴルフクラブc3は6番アイアンであり、第四のゴルフクラブc4は7番アイアンであり、第五のゴルフクラブc5は8番アイアンであり、第六のゴルフクラブc6は9番アイアンであり、第七のゴルフクラブc7はピッチングウエッジであり、第八のゴルフクラブc8はアプローチウエッジである。本発明では、ゴルフクラブセット2に含まれるゴルフクラブcの番手は限定されない。
図2は、ゴルフクラブc2(5番アイアン)のヘッドhd2をフェース側から見た図である。ヘッドhd2は、フェース5と、ホーゼル6と、ソール7とを有する。フェース5には、フェースラインgvが設けられている。ゴルフクラブヘッドhdは、シャフトを装着するためのシャフト穴10を有している。このシャフト穴10は、ホーゼル6に設けられている。これらの構造は、他の番手のヘッドhdも同じである。
ヘッドhd及びフェース5の材質は限定されない。フェース5は、金属であってもよいし、非金属であってもよい。この金属の例として、鉄、ステンレス鋼、マルエージング鋼、純チタン及びチタン合金が挙げられる。鉄の例として、軟鉄(炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼)が挙げられる。非金属の例として、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)挙げられる。
ヘッドhd2は、複数のフェースラインgvを有する。フェースラインgvは、溝である。本願において、フェースラインgvは、単に溝とも称される。
フェース5の一部には、表面粗さを調整する処理が施されている。この処理の典型例は、ショットブラスト処理である。図2には、ショットブラスト処理がなされているエリアと、ショットブラスト処理がなされていないエリアとの境界線k1が示されている。トウ側の境界線k1tと、ヒール側の境界線k1hとの間のエリアに、ショットブラスト処理が施されている。ショットブラスト処理がなされたエリアに、全てのフェースラインgvが設けられている。トウ側の境界線k1tよりもトウ側のエリアには、ショットブラスト処理が施されていない。ヒール側の境界線k1hよりもヒール側のエリアには、ショットブラスト処理が施されていない。このショットブラスト処理の有無によって、トウ側の境界線k1t及びヒール側の境界線k1hが視認される。このショットブラスト処理により、表面粗さが大きくされている。この大きな表面粗さにより、ボールのバックスピン量が増加しうる。バックスピン量の増加により、落下点の近くでボールが停止しやすい。バックスピン量の増加により、狙った地点にボールを止めることが容易となりうる。特にこのバックスピン量の増加は、グリーンを狙うショット及びアプローチショットにおいて有益である。図2が示すように、境界線k1tと境界線k1hとは、実質的に平行である。
図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。図3では、1本のフェースラインgv2の近傍のみが示されている。フェース5は、ランドエリアLAを有する。ランドエリアLAとは、フェース5の表面(フェース面)のうち、溝が形成されていない部分を指す。このランドエリアLAは、後述されるショットブラスト処理等による細かい凹凸を無視すれば、実質的に平面である。本願において、ランドエリアLAは平面であるとみなされる。
ゴルフクラブc1(4番アイアン)のフェースラインgv1の断面形状は、フェースラインgv2(5番アイアン)のそれと同じである。ゴルフクラブc3(6番アイアン)のフェースラインgv3の断面形状は、フェースラインgv2のそれと同じである。ゴルフクラブc4(7番アイアン)のフェースラインgv4の断面形状は、フェースラインgv2のそれと同じである。ゴルフクラブc5(8番アイアン)のフェースラインgv5の断面形状は、フェースラインgv2のそれと同じである。ゴルフクラブc6(9番アイアン)のフェースラインgv6の断面形状は、フェースラインgv2のそれと同じである。
図4は、図3の断面図のうち、フェースラインgv2の表面の断面線を記載した拡大図である。図4は、フェースラインgv2の左側半分の断面線を示している。この断面線は、中心線ct1について線対称である。フェースラインgv2の断面形状の詳細については、後述される。
図5は、ゴルフクラブc7(ピッチングウエッジ)のヘッドhd7をフェース側から見た図である。ヘッドhd7は、フェース14と、ホーゼル16と、ソール18とを有する。フェース14には、フェースラインgvが設けられている。ヘッドhd7は、シャフトを装着するためのシャフト穴20を有している。このシャフト穴20は、ホーゼル16に設けられている。これらの構造は、他の番手のヘッドhdと同じである。
図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。図6では、1本のフェースラインgv7の近傍のみが示されている。フェース14は、ランドエリアLAを有する。
図6は、ゴルフクラブc7(ピッチングウエッジ)のフェースラインgv7の断面図である。ゴルフクラブc8(アプローチウエッジ)のフェースラインgv8の断面形状は、フェースラインgv7のそれと同じである。
図7は、図6の断面図のうち、フェースラインgv7の表面の断面線を記載した拡大図である。図7は、フェースラインgvの左側半分の断面線を示している。この断面線は、中心線ct1について線対称である。フェースラインgv7の断面形状の詳細については、後述される。
本願では、フェースラインの深さD1(mm)が定義される(図3及び図6参照)。以下、この深さD1は、溝深さD1とも称される。溝深さD1は、ランドエリアLAとフェースラインの底面bfとの距離である。溝深さD1は、ランドエリアLAに対して垂直な方向に沿って測定される。
フェースラインgvの表面の断面線において、ランドエリアLAとフェースラインgvとの境界点がPaとされる(図3及び図6参照)。フェースラインgvの表面の断面線において、フェースラインgvの側面と底面bfとの交点がPbとされる(図4及び図7参照)。
図3及び図6において両矢印W1で示されているのは、30度測定法で測定されたフェースライン幅(mm)である。
「30度測定法」とは、R&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews;全英ゴルフ協会)が定めるゴルフルールに記載の溝間隔の測定法を意味する。なお、本願における「溝容積」は、このR&Aが定めるゴルフルールに記載されている通りの意味である。
図3及び図6において両矢印W2で示されているのは、溝底幅(mm)である。溝底幅W2は、底面bfの幅である。底面bfは、平面である。
図3及び図6において両矢印W3で示されているのは、フェースラインの開口幅(mm)である。開口幅W3は、30°測定法の溝幅ではなく、実際の溝幅である。幅W3は、上記点Pa同士の距離である。
本発明のゴルフクラブセットは、n本(nは3以上の整数)のゴルフクラブを含んでいる。本実施形態においてnは8である。
[各クラブの溝深さD1]
ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブcのフェースラインgvの溝深さD1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にD1(1)、D1(2)、・・・、D1(n)とされる。本実施形態では、4番アイアンの溝深さD1がD1(1)であり、5番アイアンの溝深さD1がD1(2)であり、6番アイアンの溝深さD1がD1(3)であり、7番アイアンの溝深さD1がD1(4)であり、8番アイアンの溝深さD1がD1(5)であり、9番アイアンの溝深さD1がD1(6)であり、ピッチングウエッジの溝深さD1がD1(7)であり、アプローチウエッジの溝深さD1がD1(8)である。
本実施形態と異なり、例えば、3番アイアンからサンドウエッジまでの10本で構成されたゴルフクラブセットであれば、3番アイアンの溝深さD1がD1(1)であり、
4番アイアンの溝深さD1がD1(2)であり、5番アイアンの溝深さD1がD1(3)であり、6番アイアンの溝深さD1がD1(4)であり、7番アイアンの溝深さD1がD1(5)であり、8番アイアンの溝深さD1がD1(6)であり、9番アイアンの溝深さD1がD1(7)であり、ピッチングウエッジの溝深さD1がD1(8)であり、アプローチウエッジの溝深さD1がD1(9)であり、サンドウエッジの溝深さD1がD1(10)である。
[各クラブの溝幅W1]
ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブcのフェースラインの30°測定法による溝幅W1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW1(1)、W1(2)、・・・、W1(n)とされる。本実施形態では、4番アイアンの溝幅W1がW1(1)であり、5番アイアンの溝幅W1がW1(2)であり、6番アイアンの溝幅W1がW1(3)であり、7番アイアンの溝幅W1がW1(4)であり、8番アイアンの溝幅W1がW1(5)であり、9番アイアンの溝幅W1がW1(6)であり、ピッチングウエッジの溝幅W1がW1(7)であり、アプローチウエッジの溝幅W1がW1(8)である。
[各クラブの溝底幅W2]
ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブcの溝底幅W2が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW2(1)、W2(2)、・・・、W2(n)とされる。本実施形態では、4番アイアンの溝底幅W2がW2(1)であり、5番アイアンの溝底幅W2がW2(2)であり、6番アイアンの溝底幅W2がW2(3)であり、7番アイアンの溝底幅W2がW2(4)であり、8番アイアンの溝底幅W2がW2(5)であり、9番アイアンの溝底幅W2がW2(6)であり、ピッチングウエッジの溝底幅W2がW2(7)であり、アプローチウエッジの溝底幅W2がW2(8)である。
[各クラブのリアルロフト角L1]
ゴルフクラブセット2を構成するゴルフクラブcのリアルロフト角L1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にL1(1)、L1(2)、・・・、L1(n)とされる。本実施形態では、4番アイアンのリアルロフト角L1がL1(1)であり、5番アイアンのリアルロフト角L1がL1(2)であり、6番アイアンのリアルロフト角L1がL1(3)であり、7番アイアンのリアルロフト角L1がL1(4)であり、8番アイアンのリアルロフト角L1がL1(5)であり、9番アイアンのリアルロフト角L1がL1(6)であり、ピッチングウエッジのリアルロフト角L1がL1(7)であり、アプローチウエッジのリアルロフト角L1がL1(8)である。
ゴルフクラブセット2は、D1(1)≦D1(2)≦・・・≦D1(n)且つD1(1)<D1(n)を満たしている。即ちゴルフクラブセット2は、D1(1)≦D1(2)≦D1(3)≦D1(4)≦D1(5)≦D1(6)≦D1(7)≦D1(8)を満たしており、且つ、D1(1)<D1(8)を満たしている。具体的には、本実施形態は、次の式(1)を満たしている。
D1(1)=D1(2)=D1(3)=D1(4)=D1(5)=D1(6)<D1(7)=D1(8)・・・(1)
上記式(1)の形態は、あくまでも一例である。不等号の位置及び数は限定されない。等号の位置及び数は、限定されない。
本実施形態では、全てのクラブの溝深さD1が0.0(mm)以上0.508(mm)以下である。好ましくは、全てのクラブの溝深さD1が0.0(mm)を超えて0.508(mm)以下である。
ゴルフクラブセット2では、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。即ち、[D1(2)/D1(1)]が1.0以上3.0以下であり、[D1(3)/D1(2)]が1.0以上3.0以下であり、[D1(4)/D1(3)]が1.0以上3.0以下であり、[D1(5)/D1(4)]が1.0以上3.0以下であり、[D1(6)/D1(5)]が1.0以上3.0以下であり、[D1(7)/D1(6)]が1.0以上3.0以下であり、そして、[D1(8)/D1(7)]が1.0以上3.0以下である。
ゴルフクラブセット2は、W1(1)≦W1(2)≦・・・≦W1(n)且つW1(1)<W1(n)を満たしている。即ちゴルフクラブセット2は、W1(1)≦W1(2)≦W1(3)≦W1(4)≦W1(5)≦W1(6)≦W1(7)≦W1(8)を満たしており、且つ、W1(1)<W1(8)を満たしている。具体的には、本実施形態は、次の式(2)を満たしている。
W1(1)=W1(2)=W1(3)=W1(4)=W1(5)=W1(6)<W1(7)=W1(8)・・・(2)
上記式(2)の形態は、あくまでも一例である。不等号の位置及び数は限定されない。等号の位置及び数は、限定されない。
ゴルフクラブセット2では、全てのクラブの溝幅W1が0.0(mm)以上0.889(mm)以下である。好ましくは、全てのクラブの溝幅W1が0.0(mm)を超えて0.889(mm)以下である。
ゴルフクラブセット2では、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]が1.0以上3.0以下である。即ち、[W1(2)/W1(1)]が1.0以上3.0以下であり、[W1(3)/W1(2)]が1.0以上3.0以下であり、[W1(4)/W1(3)]が1.0以上3.0以下であり、[W1(5)/W1(4)]が1.0以上3.0以下であり、[W1(6)/W1(5)]が1.0以上3.0以下であり、[W1(7)/W1(6)]が1.0以上3.0以下であり、そして、[W1(8)/W1(7)]が1.0以上3.0以下である。
ゴルフクラブセット2は、 W2(1)≦W2(2)≦・・・≦W2(n)を満たしている。ゴルフクラブセット2は、W2(1)<W2(n)を満たしている。
ゴルフクラブセット2では、全てのクラブの溝幅W2が0.0(mm)以上1.0(mm)以下である。好ましくは、全てのクラブの溝幅W2が0.0(mm)を超えて1.0(mm)以下である。
ゴルフクラブセット2では、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝底幅W2の比[W2(m)/W2(m−1)]が1.0以上3.0以下である。
ゴルフクラブセット2では、比[D1(n)/D1(1)]が1.2以上である。ゴルフクラブセット2では、比[W1(n)/W1(1)]が1.1以上である。
ゴルフクラブセット2は、リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブcと、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブcとを含む。ゴルフクラブセット2において、リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブcは、9番アイアン及び9番アイアンよりもリアルロフト角L1が小さいクラブ(4番アイアンから8番アイアンまで)である。リアルロフト角L1が40°よりも小さい他のクラブとして、3番アイアン、2番アイアン、1番アイアン、ドライバー、3番ウッド、4番ウッド、5番ウッド、7番ウッド、9番ウッド、11番ウッド、ユーティリティ型クラブ、ハイブリッド型クラブ等が例示される。ゴルフクラブセット2において、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブcは、ピッチングウエッジ、及びピッチングウエッジよりもリアルロフト角L1が大きいクラブ(アプローチウエッジ)である。リアルロフト角L1が40°を超える他のクラブとして、サンドウエッジ及びロブウエッジが例示される。
ゴルフクラブセット2は、リアルロフト角L1が50°以上であるゴルフクラブを含む。 リアルロフト角L1が50°以上のゴルフクラブcは、アプローチウエッジである。リアルロフト角L1が50°以上の他のクラブとして、サンドウエッジ及びロブウエッジが例示される。
ゴルフプレーにおいて、ドライ条件とウエット条件とが存在する。
ドライ条件は、ボールとクラブヘッドとの衝突時において、ボールとヘッドとの間に水滴(液体の水)が存在しない条件である。晴れた日において、ティーアップしてなされるショットやフェアウエイからのショットは、通常、ドライ条件である。
ウエット条件は、ボールとクラブヘッドとの衝突時において、ボールとヘッドとの間に水滴(液体の水)が存在する条件である。ウエット条件は、雨天時、雨天直後、芝生に朝露が付着している場合等に生じうる。また、ラフからのショットは、ボールとヘッドとの間に芝が存在するため、ウエット条件に近い。ラフからのショットで、いわゆる「フライヤー」が生じうる。このフライヤーは、通常のショットと比較して、バックスピン量が少ない。このフライヤーは、意図しない飛距離の増大、意図しない球筋、意図しないグリーン上での転がり等を生じうる。
ドライ条件とウエット条件とでバックスピン量の差異が大きい場合、ミスショットを招きやすい。ゴルファーは通常、ドライ条件をイメージしてクラブ選択を行う。ウエット条件によりバックスピンが大きく低下する場合、意図しない飛距離等に起因して、ミスショットが生じやすい。ドライ条件とウエット条件とで、バックスピン量の差異が少ないゴルフクラブが好ましい。
ドライ条件とウエット条件とのバックスピン量の差異が、以下において「D−W差」とも称される。本発明者は、D−W差が、番手によって相違することを見いだした。この相違は、後述される実施例でも示される。番手によってD−W差が相違する場合、プレーヤーがその相違を予測するのが難しいため、ミスショットの確率が更に大きくなる。
本発明は、D−W差を番手間で均等化しうる。この効果は、後述の実施例でも示される。
ドライ条件とウエット条件との比較では、ウエット条件のほうが、ドライ条件よりも、バックスピン量が少ないと考えられていた。しかし、実際には、ウエット条件が、ドライ条件よりも、バックスピン量が多い場合があることが判った。
リアルロフト角L1が比較的小さいゴルフクラブcでは、ウエット条件のほうが、ドライ条件よりも、バックスピン量が大きいことが判った。一方、リアルロフト角L1が比較的大きいゴルフクラブcでは、逆に、ドライ条件のほうが、ウエット条件よりも、バックスピン量が大きいことが分かった。この逆転現象は、リアルロフト角L1が40°以上45°以下付近の範囲において生じることが判った。
また、リアルロフト角L1が40°を超える場合、リアルロフト角L1が増加するほど、D−W差が大きくなる傾向があることが判った。この傾向は、リアルロフト角L1が50°以上の場合、更に顕在化しやすいことが判った。
これらの現象の詳細は不明であるが、ゴルフボールのリコイル(ねじり戻り)が関与していると推定することができる。リコイルは、バックスピン量を減少させることが知られている。
リアルロフト角L1が小さい番手では、打球時における圧縮変形量が大きいため、リコイルの影響が大きいと考えられる。ウエット条件によりボールとクラブとの間に若干の滑りが生じ、この滑りがリコイルの度合いを抑制すると考えられる。リコイルが抑制されることにより、ウエット条件においてバックスピン量が増加したと考えられる。
一方、リアルロフト角L1が大きい番手では、打球時における圧縮変形量が小さいため、リコイルの影響が少ないと考えられる。加えて、リアルロフト角L1が大きい番手では、ウエット条件によりボールとクラブとの間の滑りは大きい。この滑りが、クラブとボールとの摩擦力に起因するバックスピン量を減少させていると考えられる。
ウエット条件に起因する滑りは、クラブとボールとの摩擦力を低下させる一方で、リコイルを抑制しうる。リアルロフト角L1が小さい番手では、リコイルを抑制する効果が強いため、ウエット条件でのバックスピン量がドライ条件でのバックスピン量を上回ったと考えられる。これに対して、リアルロフト角L1が大きい番手では、クラブとボールとの摩擦力を低下させる影響がリコイル抑制の影響よりも大きいため、ドライ条件でのバックスピン量がウエット条件でのバックスピン量を上回ったと考えられる。
そして、ドライ条件とウエット条件との差異は、リアルロフト角L1が40°以上、更には43°以上、更には45°以上、更には50°以上の場合に拡大しやすいことが判明した。通常のフェースラインでは、リアルロフト角L1が小さいゴルフクラブcでのD−W差よりも、リアルロフト角L1が大きいゴルフクラブcでのD−W差が大きいことが分かった。
前述したようなフェースラインgvの仕様により、ゴルフクラブセット2内におけるD−W差が均等化されうる。前述したようになフェースラインgvの仕様により、リアルロフト角L1が小さいゴルフクラブcでのD−W差と、リアルロフト角L1が大きいゴルフクラブcでのD−W差とが、均等化されうる。この均等化により、番手ごとのD−W差のバラツキが減少し、ミスショットが抑制されうる。
本発明の効果は、リアルロフト角L1の相違が大きいほど顕在化しやすい。この観点から、クラブ本数nは、4以上が好ましく、5以上がより好ましく、6以上が更に好ましく、7以上が更に好ましく、8以上が更に好ましい。ゴルフルールでは、プレー中に使用可能はクラブ本数が制限されている。この観点から、クラブ本数nは、12本以下が好ましく、11本以下がより好ましく、10本以下が更に好ましい。隣接する番手間のリアルロフト角L1の差[L1(m)−L1(m−1)]は、通常、2°以上6°以下である。
D1(1)≦D1(2)≦・・・≦D1(n)且つD1(1)<D1(n)が満たされることにより、D−W差のバラツキが抑制される。前述したリアルロフト角L1とバックスピン量との関連性を考慮すると、リアルロフト角L1が40°以下であるクラブの中で最もリアルロフト角L1が大きいクラブの溝深さD1がD1(X)とされ、リアルロフト角L1が50°以上のクラブの中で最もリアルロフト角L1が小さいクラブの溝深さD1がD1(Y)とされるとき、D1(X)<D1(Y)が満たされているのが好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]が1.0以上とされるのが好ましい。隣接する番手間におけるD−W差の差異を抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]は、3.0以下が好ましく、2.0以下がより好ましく、1.6以下が更に好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、W1(1)≦W1(2)≦・・・≦W1(n)且つW1(1)<W1(n)を満たしているのが好ましい。前述したリアルロフト角L1とバックスピン量との関連性を考慮すると、リアルロフト角L1が40°以下であるクラブの中で最もリアルロフト角L1が大きいクラブの溝幅W1がW1(X)とされ、リアルロフト角L1が50°以上のクラブの中で最もリアルロフト角L1が小さいクラブの溝幅W1がW1(Y)とされるとき、W1(X)<W1(Y)が満たされているのが好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]が1.0以上であるのが好ましい。隣接する番手間におけるD−W差の差異を抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]は、3.0以下であるのが好ましく、2.0以下であるのがより好ましく、1.5以下であるのが更に好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、W2(1)≦W2(2)≦・・・≦W2(n)且つW2(1)<W2(n)が満たされるのが好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝底幅W2の比[W2(m)/W2(m−1)]が1.0以上であるのが好ましい。隣接する番手間におけるD−W差の差異を抑制する観点から、全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝底幅W2の比[W2(m)/W2(m−1)]が3.0以下であるのが好ましく、2.0以下がより好ましく、1.5以下が更に好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、比[D1(n)/D1(1)]は1.2以上であるのが好ましく、1.3以上がより好ましく、1.5以上が更に好ましい。ルール適合性の観点から、比[D1(n)/D1(1)]は、4.0以下であるのが好ましい。
セット内におけるD−W差のバラツキを抑制する観点から、 比[W1(n)/W1(1)]は1.1以上であるのが好ましく、1.2以上がより好ましく、1.3以上がより好ましく、1.5以上が更に好ましい。ルール適合性の観点から、比[W1(n)/W1(1)]は、5.5以下であるのが好ましく、4.0以下であるのがより好ましい。
前述したリアルロフト角L1とバックスピン量との関連性を考慮すると、ゴルフクラブセットは、リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブと、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブとを含むのが好ましい。この構成により、リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブのD−W差と、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブのD−W差とを近づけることができる。
前述したリアルロフト角L1とバックスピン量との関連性を考慮すると、ゴルフクラブセットは、リアルロフト角L1が50°以上であるゴルフクラブを含むのが好ましい。この構成により、リアルロフト角L1が50°以上のゴルフクラブにおいて、D−W差を抑制することができる。
フェースラインのエッジの曲率半径R1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にR1(1)、R1(2)、・・・、R1(n)とされる。曲率半径R1は、全てのクラブにおいて一定であってもよい。曲率半径R1が一定とされた場合であっても、前述された溝深さD1又は溝幅W1の規定により、セット内におけるD−W差のバラツキを抑制は達成されうる。また、R1(1)≧R1(2)≧・・・≧R1(n)且つR1(1)>R1(n)が満たされていてもよい。この規定は、上記溝深さD1や溝幅W1の規定と同主旨である。即ち、リアルロフト角L1が大きい場合において曲率半径R1を小さくし、D−W差の拡大を抑制する主旨である。
曲率半径R1は、一定であってもよいし、変化していてもよい。溝加工の容易性の観点から、曲率半径R1は、一定であるのが好ましい。
ルール適合性の観点から、曲率半径R1は、0.10(mm)以上が好ましく、0.20(mm)以上がより好ましく、0.25(mm)以上がより好ましい。エッジに起因するスピン性能の観点から、曲率半径R1は、0.50(mm)以下が好ましく、0.40(mm)以下がより好ましく、0.30(mm)以下がより好ましい。これらの曲率半径R1の範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
スピン性能の観点から、幅W1は、0.4(mm)以上が好ましく、0.5(mm)以上がより好ましい。ルール適合性の観点から、幅W1は、0.889(mm)以下が好ましく、0.8(mm)以下がより好ましい。これらの溝幅W1の数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
溝容積に起因するスピン性能の観点から、幅W2は、0.2(mm)以上が好ましく、0.5(mm)以上がより好ましい。ルール適合性の観点から、幅W2は、0.7(mm)以下が好ましく、0.6(mm)以下がより好ましい。これらの幅W2の数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
溝容積に起因するスピン性能の観点から、幅W3は、0.4(mm)以上が好ましく、0.5(mm)以上がより好ましい。ルール適合性の観点から、幅W3は、1.20(mm)以下が好ましく、1.0(mm)以下がより好ましい。これらの幅W3の数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
ルール適合性の観点から、比(W1/W2)は、1.4以上が好ましく、1.6以上がより好ましく、1.7以上がより好ましい。エッジに起因するスピン性能の観点から、比(W1/W2)は、3.0以下が好ましく、2.7以下がより好ましく、2.5以下がより好ましい。これらの比(W1/W2)の数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
カッターの耐久性、ボールの傷つきの抑制等の観点から、全てのクラブにおいて、フェースラインの側面(点Paから点Pbまで)は、滑らかに連続しているのが好ましい。
ルール適合性の観点から、溝深さD1(mm)は、0.508(mm)以下とされるのが好ましく、0.480(mm)以下がより好ましく、0.460(mm)以下がより好ましい。溝容積に起因するスピン性能の観点から、溝深さD1は、0.100(mm)以上が好ましく、0.200(mm)以上がより好ましく、0.250(mm)以上がより好ましい。これらの溝深さD1の数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
点Paにおける接線とランドエリアLAとの成す角度θaは限定されない。ボールの傷つきを抑制する観点から、点PaとランドエリアLAとは、滑らかに近いのが好ましい。この観点から、角度θaは、20度以下が好ましく、10度以下が好ましく、5度以下がより好ましく、0度が最も好ましい。なお、点Paにおける接線とは、点Paと点Pbとの間に位置する断面線上の点Px(図示されない)を考え、更に、この点Pxと点Paとを結ぶ直線Lax(図示されない)を考えた場合において、この点Pxが上記断面線に沿って限りなく点Paに近づくときに、上記直線Laxが限りなく近づく直線を意味する。図4及び図7の実施形態では、角度θaは0度である。これらの角度θaの数値範囲は、全てのクラブで満たされているのが好ましい。
溝間隔S1(隣り合った2本の溝の間のランドエリアLAの幅)は、ゴルフルールへの適合を考慮して設定されるのが好ましい。ルール適合性の観点から、溝間隔S1は、溝幅W1の3倍以上であるのが好ましい。
フェースラインgvの形成方法は、限定されない。フェースラインgvの形成方法として、鍛造、プレス加工、鋳造及び切削加工(彫刻)が例示される。
上記切削加工では、カッターを用いてフェースラインが切削加工される。一方、上記プレス加工では、フェースラインgvの形状に対応した凸部を有するフェースライン金型を用い、このフェースライン金型をフェースに押しつけて、フェースラインgvが形成される。なお、上記プレス加工におけるフェースライン金型は、当業者において、「フェースライン刻印」と称されることがある。
鍛造の場合、金型費用が比較的安く、修正等のメインテナンスも容易である。一方、鍛造の場合、ヘッドのバック側を支持するための受け治具が必要であり、この受け治具には高い精度が要求される。また、鍛造時の熱処理において組織変化が発生しやすい。この組織変化は、強度低下の原因となりうる。
上記鍛造の場合、上記フェースライン金型の費用が安く、修正等のメインテナンスも容易である。一方、プレス加工の場合、ヘッドのバック側を支持するための受け治具が必要であり、この受け治具には高い精度が要求される。
鋳造の場合、ヘッドが鋳造されると同時にフェースラインgvも形成されるため、フェースラインgvを形成するための手間が少ない。ただし、鋳造時の湯流れに起因して、フェースラインgvに不良が生じる場合がある。
フェースラインgvの断面形状の寸法精度の観点から、切削加工が最も好ましい。
切削加工の場合、フェースラインgvのエッジが鋭くなりやすい。このエッジは、ボールを傷つけやすい。この観点から、切削加工の後にエッジを丸める加工が行われても良い。このエッジを丸める加工として、バフ及びショットブラストが例示される。このバフは、例えばワイヤーブラシによりなされる。切削加工の後にエッジを丸める加工が行われる場合、フェースラインgvの断面形状のバラツキが生じやすい。この観点からは、切削加工により、エッジが丸められるのが好ましい。即ち、上記曲率半径R1はカッターによって付与されるのが好ましい。
生産性及び寸法精度の観点から、上記カッターによる一度の切削で、フェースラインgvが形成されるのが好ましい。
図3及び図6に示されるように、フェースラインgvのエッジには、曲率半径R1の丸みが付与されるのが好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
フェースライン形成前のヘッドとして、商品名「XXIO5 アイアン」3番アイアンからサンドウエッジまでのヘッドが用いられた。これらのヘッドに、フェースラインが形成された。フェースラインの加工には、カッターを有するNC加工機が用いられた。カッターを用いた切削加工によりフェースラインが形成された。カッターの材質は、タングステンカーバイド製とされた。カッターの断面形状は、フェースラインの断面形状と同一とされた。従って、一度の切削により、フェースラインが形成された。
フェースラインの本数及び配置は、「XXIO5 アイアン」と同じとされた。
フェースラインが形成された後のフェース面に、ショット仕上げが施された。このショット仕上げは、フェースラインの断面形状を実質的に変化させない。
また、得られたヘッドにシャフト及びグリップを装着して、ゴルフクラブを得た。シャフトとして、日本シャフト社製の商品名「NS950 R」が用いられた。クラブ長さ及びスイングバランス(14インチ方式)は、「XXIO5 アイアン」と同じとされた。
[実施例2及び3、比較例1、2]
カッターの形状を変更することにより、フェースラインの断面形状が異なるヘッドを得た。下記の表に示される仕様の他は実施例1と同様にして、実施例2、実施例3,比較例1及び比較例2のヘッド及びクラブを得た。
図7の実施形態の如く、フェースラインgvの側面に平面部PLが存在する場合、溝角度θ1が定義される(図7参照)フェースラインgvの側面に平面部PLが存在しない場合、角度θ1は存在しない。下記の表において角度θ1が記載されていないヘッドでは、フェースラインgvの側面が全て曲面とされた。
実施例1の仕様が、以下の表1に示されている。実施例2の仕様が、以下の表2に示されている。実施例3の仕様が、以下の表3に示されている。比較例1の仕様が、以下の表4に示されている。比較例2の仕様が、以下の表5に示されている。
Figure 0005260473
Figure 0005260473
Figure 0005260473
Figure 0005260473
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[バックスピン量の評価]
クラブをスイングロボットに装着し、スイートスポットSSで打球させて、バックスピン量を測定した。ヘッドスピードは次のように設定した。これらのヘッドスピードは、各クラブの使用において、頻度が高いヘッドスピードを想定したものである。
3番アイアン(#3) :41m/s
4番アイアン(#4) :40m/s
5番アイアン(#5) :38.5m/s
6番アイアン(#6) :37m/s
7番アイアン(#7) :36m/s
8番アイアン(#8) :35m/s
9番アイアン(#9) :33.5m/s
ピッチングウエッジ(PW):30m/s
アプローチウエッジ(AW):25m/s
サンドウエッジ(SW) :21m/s
バックスピン量の評価には、ウレタン系化合物を主成分とするカバーを備えたボールが用いられた。具体的には、カバーSRIスポーツ社製の商品名「SRIXON Z−STAR」を用いた。
ウエット条件でのバックスピン量と、ドライ条件でのバックスピン量とが測定された。ウエット条件の測定では、ボール全体を水に浸した後、スイングロボットのティーにセットして打球させた。ドライ条件の測定では、表面が乾いた状態のボールを打球させた。
10回の測定の平均値を評価値とした。このバックスピン量の測定結果が、グラフで示される。
図8は、比較例1のグラフである。図9は、実施例1のグラフである。図10は、実施例2のグラフである。
これらのグラフで示されるように、比較例では、D−W差のバラツキが大きい。特に、比較例では、リアルロフト角L1の大きなクラブにおいてD−W差が大きい。比較例では、リアルロフト角L1の小さなクラブのD−W差と、リアルロフト角L1の大きなクラブでのD−W差との間で、差が大きい。実施例では、セット内におけるD−W差のバラツキが抑制されている。このように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。この結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、あらゆるゴルフクラブセットに適用されうる。
2・・・ゴルフクラブセット
4・・・ゴルフクラブ
5、14・・・フェース
6、16・・・ホーゼル
7、18・・・ソール
sf・・・シャフト
hd・・・ヘッド
gv・・・フェースライン
gv1〜gv8・・・フェースライン(番号が小さいほど、リアルロフト角が小さいクラブのフェースラインである。)
hd1〜hd8・・・ヘッド(番号が小さいほど、リアルロフト角が小さいヘッドである。)
c1〜c8・・・ゴルフクラブ(番号が小さいほど、リアルロフト角が小さいクラブである。)
LA・・・ランドエリア(フェース面のうち、フェースラインの無い部分)
W1・・・溝幅(フェースラインの幅)
W2・・・溝底幅(フェースラインの底面の幅)
D1・・・溝深さ(フェースラインの深さ)

Claims (4)

  1. n本(nは3以上の整数)のゴルフクラブを含んでおり、
    これらのクラブのフェースラインの溝深さD1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にD1(1)、D1(2)、・・・、D1(n)とされ、
    これらのクラブのフェースラインの30°測定法による溝幅W1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW1(1)、W1(2)、・・・、W1(n)とされるとき、
    D1(1)≦D1(2)≦・・・≦D1(n)且つD1(1)<D1(n)を満たしており、
    全てのクラブの溝深さD1が0.0(mm)以上0.508(mm)以下であり、
    全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝深さD1の比[D1(m)/D1(m−1)]が1.0以上3.0以下であり、
    W1(1)≦W1(2)≦・・・≦W1(n)を満たしており、
    全てのクラブの溝幅W1が0.0(mm)以上0.889(mm)以下であり、
    全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝幅W1の比[W1(m)/W1(m−1)]が1.0以上3.0以下であり、
    W1(1)<W1(n)を満たしており、
    溝底幅W2が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にW2(1)、W2(2)、・・・、W2(n)とされるとき、
    W2(1)≦W2(2)≦・・・≦W2(n)且つW2(1)<W2(n)であり、
    全てのクラブの溝底幅W2が0.0(mm)以上1.0(mm)以下であり、
    全てのクラブにおいて、隣接する番手間における溝底幅W2の比[W2(m)/W2(m−1)]が1.0以上3.0以下であり、
    比[D1(n)/D1(1)]が1.2以上であり、比[W1(n)/W1(1)]が1.1以上であり、
    リアルロフト角L1が40°以下であるゴルフクラブと、リアルロフト角L1が40°を超えるゴルフクラブとを含み、
    リアルロフト角L1が50°以上であるゴルフクラブを含み、
    上記フェースラインのエッジに、曲率半径R1の丸みが付与されており、
    上記曲率半径R1が、0.10(mm)以上0.50(mm)以下であり、
    リアルロフト角L1が40°以下であるクラブの中で最もリアルロフト角L1が大きいクラブの溝深さD1がD1(X)とされ、リアルロフト角L1が50°以上のクラブの中で最もリアルロフト角L1が小さいクラブの溝深さD1がD1(Y)とされるとき、D1(X)<D1(Y)が満たされており、
    リアルロフト角L1が20°以上39°以下である番手では、溝深さD1が一定であり、リアルロフト角L1が44°以上56°以下である番手では、溝深さD1が一定であるゴルフクラブセット。
  2. 全ての番手において、上記曲率半径R1が一定である請求項1に記載のゴルフクラブセット。
  3. 上記曲率半径R1が、リアルロフト角L1の小さいクラブから順にR1(1)、R1(2)、・・・、R1(n)とされるとき、R1(1)≧R1(2)≧・・・≧R1(n)且つR1(1)>R1(n)である請求項1に記載のゴルフクラブセット。
  4. 全ての番手において、上記フェースラインの側面が全て曲面とされている請求項1からのいずれかに記載のゴルフクラブセット。
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