JP5260468B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極に複数の開口部(スリット)を有する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、例えば民生用や車載用の各種電子機器における情報表示部として広く利用されている。一般的な液晶表示装置は、数μm程度の間隙を設けて対向配置させた2枚の基板間に液晶材料からなる液晶層を配置して構成されている。このような液晶表示装置において、視角特性の改善を目的として、対向配置された2つの電極のそれぞれに矩形状の開口部を設け、一方の電極側の開口部と他方の電極の開口部とが互いに平面視において重ならずに交互に配置することにより、マルチドメイン配向を実現する技術が知られている。このような開口部を有する電極を用いることにより、各電極の開口部付近において上下それぞれの基板面に直交しない電界(すなわち斜め電界)を発生させることができる。その斜め電界により液晶分子が傾斜配向するので、各開口部を境界として2つの配向ドメインが実現される。
上述した矩形状の開口部を多数設ける液晶表示装置においては、開口部のレイアウトによっては液晶分子の配向が不均一となり、実効的な開口率の低下や電圧印加時の応答速度の低下等の不具合が生じる場合がある。それらに対する解決策の1つとして、特開2009−122271号公報(特許文献1)には、基板上に設けられる複数の矩形状の開口部について、長辺方向に隣接する2つの開口部の相互間距離をそれぞれの開口部の短辺方向の長さ(スリット幅)よりも短くするという発明が開示されている。これによれば、電極に対してパターニング処理をして各開口部を形成する際における面内エッチングムラ等による不具合を解消することが可能である。
ところで、上記特許文献1で提案される手法においては、開口部の短辺方向の長さをより短くしたい場合には、それに伴って、上記した開口部の長辺方向における相互間距離も短くする必要がある。ところが、開口部の長辺方向の相互間距離をより短く設定した場合には、パターニング処理条件によっては、たとえばオーバーエッチング条件において、隣接する開口部同士が結合してしまう場合がある。このような開口部同士の結合が多く発生すると、電極の抵抗値の上昇を招き、表示品位を低下する懸念がある。また、長辺方向に隣接する開口部が全て結合してしまうと、電極の断線を招くため、表示不良が発生し、表示品位を低下する懸念がある。
特開2009−122271号公報
本発明に係る具体的態様は、電極に複数の開口部を設ける液晶表示装置における表示品位の低下を回避することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る一態様の液晶表示装置は、(a)一面側に第1電極を有する第1基板と、(b)一面側に第2電極を有し、当該第2電極と第1基板の第1電極とが向かい合うようにして第1基板と対向配置された第2基板と、(c)第1基板と第2基板との間に設けられた液晶層と、を含み、(d)第1電極は、第1方向に延びた形状の複数の第1開口部を有し、(e)第2電極は、第1方向に延びた形状の複数の第2開口部を有する。複数の第1開口部及び複数の第2開口部の各々は、(f)第1方向に沿って配置された相互に平行な直線からなる2つの第1外縁部と、(g)2つの第1外縁部に挟まれた位置へ向けて窪んでおり、2つの第1外縁部の一端同士および他端同士の各々を結ぶ2つの第2外縁部と、を有する。
かかる液晶表示装置によれば、各開口部(第1開口部又は第2開口部)の長手方向の両端にそれぞれ窪みを設けておくことにより、オーバーエッチング処理したとしても長手方向に隣接する開口部の両端同士が最短距離かそれよりも近い距離で接近する部分を減らせる。それにより、各開口部の両端部分の形状に製造バラツキが生じたとしても、隣接する開口部の長手方向における両端同士が結合する確率を低減することができる。したがって、電極の断線等に起因する表示不良の発生を抑制し、液晶表示装置の表示品位の低下を回避することが可能となる。
上記の液晶表示装置において、例えば、2つの第2外縁部は、各々、2つの第1外縁部に挟まれた位置を通る折れ線からなるものである。また、2つの第2外縁部は、各々、2つの第1外縁部に挟まれた位置を通る曲線からなるものであってもよい。
上記の液晶表示装置において、複数の第1開口部は、各々、長手方向において隣接する他の第1開口部との最小距離が2つの第1外縁部の相互間距離(スリット幅)以下であることが好ましい。複数の第2開口部についても同様である。
それにより、各開口部の長手方向の両端近傍における液晶分子の配向不良の発生をより低減し、表示欠陥を回避できる。
一実施形態の液晶表示装置の構造を示す模式的な断面図である。 開口部の構造を説明するための模式的な平面図である。 フォトマスク上に設けられる開口パターンの例を示す図である。 図3に示したフォトマスク上の開口パターンに対応して得られる開口部の形状を示す図である。 開口部の近傍における液晶分子の配向状態を模式的に示した図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の液晶表示装置の構造を示す模式的な断面図である。図1に示す本実施形態の液晶表示装置は、対向配置された第1基板11と第2基板15と、両基板の間に配置された液晶層14と、を備える。第1基板11の外側には第1偏光板21が配置され、第2基板15の外側には第2偏光板22が配置されている。以下、さらに詳細に液晶表示装置の構造を説明する。なお、液晶層14の周囲を封止するシール材等の部材については図示および説明を省略する。
第1基板11は、例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板である。第2基板15は、第1基板11と同様に、例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板である。第1基板11と第2基板15との相互間には、図示しないスペーサー(粒状体)が分散して配置されている。これらのスペーサーにより、第1基板11と第2基板との間隙が所定距離(例えば数μm)に保たれる。
第1電極12は、第1基板11の一面側に設けられている。同様に、第2電極16は、第2基板15の一面側に設けられている。第1電極12および第2電極16は、それぞれ、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。
第1電極12は、一方向に延びた形状を有する複数の第1開口部(スリット)18を有する。同様に、第2電極16は、一方向に延びた形状を有する複数の第2開口部(スリット)19を有する。各第1開口部18は、第1電極12を部分的に除去することによって形成されている。同様に、各第2開口部19は、第2電極16を部分的に除去することによって形成されている。このような電極構造を採用することにより、各第1開口部18および各第2開口部19が配向制御要素として作用するので、各開口部を境界に隣接する2つの領域における液晶層14の配向方位が異なる状態(マルチドメイン配向)が得られる。各第1開口部18および各第2開口部19の形状の詳細については更に後述する。
配向膜13は、第1基板11の一面側に、第1電極12を覆うようにして設けられている。同様に、配向膜17は、第2基板15の一面側に、第2電極16を覆うようにして設けられている。本実施形態においては、配向膜13および配向膜17としては、液晶層14の初期状態(電圧無印加時)における配向状態を垂直配向状態に規制するもの(垂直配向膜)が用いられている。
液晶層14は、第1基板11の第1電極12と第2基板15の第2電極16との相互間に設けられている。本実施形態においては、誘電率異方性Δεが負(Δε<0)の液晶材料(ネマティック液晶材料)を用いて液晶層14が構成されている。液晶層14に図示された太線は、電圧印加時における液晶分子の配向方位を模式的に示したものである。図示のように、本実施形態の液晶表示装置においては、各第1開口部18および各第2開口部19の位置を境界にして液晶分子の配向方位が異なる状態(マルチドメイン配向)が得られる。
図2は、第1開口部18および第2開口部19の構造を説明するための模式的な平面図である。図2においては、第1基板11側から観察した場合の第1開口部18および第2開口部19のそれぞれが平面的に示されている。図中において、各第1開口部18が実線で示され、各第2開口部19が点線で示されている。図2に示すように、各第1開口部18は、一方向(図示のX方向)へ延びた形状を有しており、図示のX方向およびY方向に規則的に配列されている。同様に、各第2開口部19は、一方向(図示のX方向)へ延びた形状を有しており、図示のX方向およびY方向に規則的に配列されている。すなわち、各第1開口部18および各第2開口部19は、各々の長手方位を略同一方向(図示のX方向)に揃えて配列されており、より詳細には互いの長辺がほぼ平行となるように配置されている。なお、各第1開口部18および各第2開口部19の長手方向は、液晶表示装置の左右方位に対してたとえば時計回りに略45°回転して配置されている。また、第1偏光板21、第2偏光板22の各々の吸収軸は、各第1開口部18等の長手方向(すなわち図示のX方向)に対してたとえば時計回りおよび反時計回りに略45°の方向に設定されている。
各第1開口部18および各第2開口部19について図2に基づいてさらに詳細に説明する。各第1開口部18は、図示のX方向(第1方向)に沿って配置された相互に平行な直線からなる2つの第1外縁部18a、18bと、これら2つの第1外縁部18a、18bに挟まれた位置へ向けて窪んでおり、2つの第1外縁部18a、18bの一端同士および他端同士の各々を結ぶ2つの第2外縁部18c、18dと、を有する。同様に、各第2開口部19は、図示のX方向(第1方向)に沿って配置された相互に平行な直線からなる2つの第1外縁部19a、19bと、これら2つの第1外縁部19a、19bに挟まれた位置へ向けて窪んでおり、2つの第1外縁部19a、19bの一端同士および他端同士の各々を結ぶ2つの第2外縁部19c、19dと、を有する。本実施形態における各第2外縁部18c、18d、19c、19dは、それぞれ図示のように折れ線状に形成されている。本実施形態では、各第1開口部18と各第2開口部19とは略同一の形状に形成されている。
各第1開口部18および各第2開口部19の形状を表すパラメータを以下に説明する。各第1開口部18について、長辺長さをL、第1外縁部18a、18bと第2外縁部18c、18dによって画定されるツノ状の突起部の高さをK、2つの第1外縁部18a、18bの相互間距離をS、長手方向(X方向)において隣接する2つの第1開口部18の相互間の最小距離をWと定義する。各第2開口部19についても同様である。また、各第1開口部18と各第2開口部19とのY方向における相互間距離(平面視における距離)をAとする。各パラメータの数値の一例について説明する。例えば、長辺長さLは95μm程度、突起部の高さKは5〜10μm程度、相互間距離Sは10μm程度、最小距離Wは5〜10μm程度、相互間距離Aは5〜40μm程度に設定することができる。
次に、液晶表示装置の製造方法の一例について詳細に説明する。
まず、一面上に透明電極を有する基板を用意する。基板としては、例えばサイズが300mm×200mm、厚さ0.7mm、シート抵抗80Ω□のITO透明導電膜付きのガラス基板を用いることができる。この基板の一面上に、ポジ型のフォトレジストをロールコーターで塗布し、その後、所定のフォトマスクを用いてフォトレジストを露光する。フォトマスクとしては、クロム金属膜によって所定の開口パターンが形成されたフォトマスクが用いられる。ここで用いられるフォトマスクには、各第1開口部18または各第2開口部19に対応する開口パターンが設けられている。フォトマスクの開口パターンについては後ほどさらに詳述する。このようなフォトマスクを基板上のフォトレジスト面に密着した後に、紫外線を照射することにより、フォトマスク上の開口パターンがフォトレジストに焼き付けられる。次いで、フォトレジストを所定条件(例えば、120℃、10分間)にて焼成する。焼成後のフォトレジストに対して、KOH水溶液を用いてウェット現像処理を行うことにより、紫外線照射された部分のフォトレジストを除去する。次いで、さらにフォトレジストを焼成(例えば、120℃、30分間)することにより、レジストパターンの強度を向上させる。このようにして形成したレジストパターンをエッチングマスクとして用いて透明電極をエッチングする。具体的には、例えば、40℃の塩酸と硫酸の混合水溶液を用いたウェットエッチングを行う。最後に、NaOH水溶液によってフォトレジストを完全に除去する。以上により、基板上の透明電極がパターニングされる。すなわち、複数の第1開口部18を有する第1基板11、複数の第2開口部19を有する第2基板15がそれぞれ得られる。
次いで、第1基板11の一面上に配向膜13が形成され、第2基板15の一面上に配向膜17が形成される。具体的には、垂直配向膜の材料液を第1基板11の一面上、第2基板15の一面上にそれぞれパターン印刷した後に、これを焼成する(例えば、180℃、30分間)。次いで、一方の基板上(例えば、第1基板11の一面上)にシール材を形成する。シール材は、例えば数μmの粒径のシリカ製スペーサーが混入されたものをスクリーン印刷等の方法によって塗布することによって形成される。また、他方の基板上(例えば、第2基板15の一面上)に数μmの粒径のスペーサーが散布される。プラスティックスペーサーの散布は、例えば乾式散布法によって行われる。次いで、第1基板11と第2基板15の各一面が対向するようにして両者を貼り合わせ、一定の加圧状態にて焼成することにより両者を固定する。その後、真空注入法等の方法によって、第1基板11と第2基板15の間隙に液晶材料(誘電率異方性Δε<0のもの)を注入し、当該注入に用いた注入口を封止した後に、焼成する(例えば120℃、60分間)。これにより液晶層14が形成される。その後、第1基板11の外側に第1偏光板21を貼り合わせ、かつ第2基板15の外側に第2偏光板22を貼り合わせる。また、リードフレーム等を適宜に取り付ける。以上により、液晶表示装置が完成する。
次に、各第1開口部18および各第2開口部19を形成する際におけるフォトマスク上のパターンの形状と、それを用いたパターニング処理(露光、現像およびエッチング処理)により実際に得られる各第1開口部18等の形状との対応関係について詳述する。
図3は、フォトマスク上に設けられる開口パターンの例を示す図である。また、図4は、図3に示したフォトマスク上の開口パターンに対応して得られる各第1開口部18の形状を示す図である。なお、各第2開口部19については各第1開口部18と同様であるため、ここでは各第1開口部18についてのみ説明する。
図3(A)に示す開口パターン30aは、第1開口部18のツノ状の突起部に対応すべき部分の高さが比較的低く設定されている。すなわち、第2外縁部18c、18dに対応すべき部分の窪みが比較的浅い。例えば、開口パターン30aは、第1開口部18の高さKに相当する部分の高さを5μmとしている。その他の部分についても第1開口部18の各パラメータの期待値に応じて適宜設定されている。このような開口パターン30aを用いたパターニング処理によって得られる第1開口部18の形状例を図4(A)に示す。パターニング処理時の条件を適宜に設定することにより、図4(A)に示すように、第1開口部18の長手方向の両端部(短辺に相当する部分)はほぼフラットな形状となる。
図3(B)に示す開口パターン30bは、第1開口部18のツノ状の突起部に対応すべき部分の高さが比較的高く設定されている。すなわち、第2外縁部18c、18dに対応すべき部分の窪みが比較的深い。例えば、開口パターン30bは、第1開口部18の高さKに相当する部分を10μmとしている。その他の部分についても第1開口部18の各パラメータの期待値に応じて適宜設定されている。このような開口パターン30aを用いたパターニング処理によって得られる第1開口部18の形状例を図4(B)に示す。パターニング処理時の条件を適宜に設定することにより、図4(B)に示すように、第1開口部18の長手方向の両端部、すなわち各第2外縁部18c、18dの各々は、2つの第1外縁部18a、18bに挟まれた位置を通る折れ線からなる形状となる。ただし、各第2外縁部18c、18dの形状は、開口パターン30bと厳密には一致していない。また、エッチング条件によってはツノ状の突起部に相当する部分が丸まる場合もある。すなわち、図4(D)に示すように、各第2外縁部18c、18dは、2つの第1外縁部18a、18bに挟まれた位置を通る曲線からなる形状となる場合もある。
図3(C)に示す開口パターン30cは、比較例としてのものであり、第1開口部18のツノ状の突起部に対応すべき部分を備えていない。このような開口パターン30cを用いたパターニング処理によって得られる第1開口部18の形状例を図4(C)に示す。パターニング処理時の条件を適宜に設定しても、多くの場合、図4(C)に示すように、第1開口部18は、長手方向の両端部(短辺に相当する部分)の角が取れてしまった形状となる。たとえばオーバーエッチングになった場合は、第1開口部18の長手方向における両端部が盛り上がった形状となる。このため、隣接する第1開口部18の相互間距離をより短くすると、両者が結合してしまう確率が上がる。
以上のことから、各第1開口部18の4隅にツノ状の突起部が配置されるようにフォトマスク上の開口パターンを設けておくことは、そのフォトマスクを用いて形成される各第1開口部18の4隅のシャープさを改善するうえで効果的であることが分かった。フォトマスク上の開口パターン30bにおいて、ツノ状の突起部の高さKに相当する部分は、5μm以上であることが好ましく、また2つの第1外縁部18a、18bの相互間距離Sに相当する部分と同じかそれ以下であることが好ましい。
図5は、第1開口部18(又は第2開口部19)の近傍における液晶分子の配向状態を模式的に示した図である。図中の太線が平面視における液晶分子の配向方向を表している。また、この図においては、着色した部分が第1電極12(又は第2電極16)の導電膜が存在する部分を示し、白抜き部分が第1開口部18(又は第2開口部19)の一部を示している。
図5(A)は本実施形態の第1開口部18、すなわち長手方向の両端部に窪みを有する第1開口部18を備えた第1電極11を用いた場合における液晶分子の配向状態を示したものである。また、図5(B)は比較例として、長手方向の両端部がフラットな状態の第1開口部18を備えた第1電極11を用いた場合における液晶分子の配向状態を示したものである。
図5(B)に示すように、長手方向の両端部がフラットな第1開口部18を用いた場合には、本来的に配向制御されるべき方位に液晶分子が配向した領域が広くなっている。また、図5(A)に示すように、長手方向の両端部に窪みを有する第1開口部18を用いた場合にあっても、図5(A)に示すものと比較して遜色がなく良好に液晶分子の配向状態を制御できる。さらに、両端部に窪みがあることにより、ディスクリネーションラインの発生位置が不定とならないため、第1開口部18の端部における配向安定性を向上し、表示のざらつき感を低減できる効果が期待できる。
これらに対して、図5(C)に示すように、第1開口部18の長手方向の両端部が丸まっている場合には、本来的に配向制御されるべき方位である図中の左右方位又は上下方位から外れた方位に液晶分子が配向した領域が多くなり、配向安定性が低下する。図5(D)に示す例においては、隣接する第1開口部18の相互間距離がより小さくなっているため、図5(C)の例に比べれば配向安定性が改善されているが、図5(A)、図5(B)の例よりは配向安定性が劣っている。
以上のような本実施形態によれば、各開口部(第1開口部又は第2開口部)の長手方向の両端にそれぞれ窪みを設けておくことにより、隣接する開口部の両端同士が最短距離かそれよりも近い距離で接近する部分を減らせる。それにより、各開口部の両端部分の形状に製造バラツキが生じたとしても、隣接する開口部の長手方向における両端同士が結合する確率を低減することができる。したがって、電極の断線等に起因する表示不良の発生を抑制し、液晶表示装置の表示品位の低下を回避することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上述した実施形態においては、第1開口部と第2開口部とをほぼ同じ大きさとしていたが大きさは異なっていてもよい。また、第1開口部と第2開口部の配置についても、長手方向における両端は必ずしも揃っていなくてもよい。さらに、各第1開口部および各第2開口部の長手方向と液晶表示装置の左右方向との相対的関係については任意に設定することができる。
11…第1基板、12…第1電極、13…配向膜、14…液晶層、15…第2基板、16…第2電極、17…配向膜、18…第1開口部、19…第2開口部、21…第1偏光板、22…第2偏光板

Claims (5)

  1. 一面側に第1電極を有する第1基板と、
    一面側に第2電極を有し、当該第2電極と前記第1基板の前記第1電極とが向かい合うようにして前記第1基板と対向配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた液晶層と、
    を含み、
    前記第1電極は、第1方向に延びた形状の複数の第1開口部を有し、
    前記第2電極は、前記第1方向に延びた形状の複数の第2開口部を有し、
    前記複数の第1開口部及び前記複数の第2開口部の各々は、
    前記第1方向に沿って配置された相互に平行な直線からなる2つの第1外縁部と、
    前記2つの第1外縁部に挟まれた位置へ向けて窪んでおり、前記2つの第1外縁部の一端同士および他端同士の各々を結ぶ2つの第2外縁部と、を有する、
    液晶表示装置。
  2. 前記2つの第2外縁部は、各々、前記2つの第1外縁部に挟まれた位置を通る折れ線からなる、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記2つの第2外縁部は、各々、前記2つの第1外縁部に挟まれた位置を通る曲線からなる、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数の第1開口部は、各々、長手方向において隣接する他の第1開口部との最小距離が前記2つの第1外縁部の相互間距離以下である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数の第2開口部は、各々、長手方向において隣接する他の第2開口部との最小距離が前記2つの第1外縁部の相互間距離以下である、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
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