JP5259227B2 - 紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法 Download PDF

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本発明は、例えば、紙幣等の紙葉類を処理するための紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法に関する。
従来、有価証券、または紙幣などの紙葉類を計数及び鑑査し、この鑑査結果に応じて施封処理や裁断処理を行なう機器本体と、この機器本体とUSBもしくはLANなどのケーブルにより接続され、上記機器本体と計数情報を管理する管理装置とからなる紙葉類処理装置が実用化されている。
上記したような紙葉類処理装置は、操作者による裁断した紙葉類の枚数の情報(計数情報)の改竄を防止するために、計数情報の暗号化を行なっている。例えば、紙葉類処理装置は、機器本体により裁断された紙葉類の枚数の情報と、動作の回数を数えるカウンタの数値、日付、若しくは時刻等のランダムの要因である乱数とを用いて、トリプルDES(Data Encryption Standard)などの暗号方式により暗号化を行ない、MAC(Message Authentication Code)を生成する。この生成したMACにより、計数情報の正当性を証明する紙葉類処理装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記した従来の紙葉類処理装置は、紙葉類の種類毎にMACを生成している。この為、扱う紙葉類の種類の数が複数である場合、MACを生成するのに時間がかかるという問題がある。
特開2006−201954号公報
そこで、本発明の目的は、より速く紙葉類を処理することができる紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の態様に係る紙葉類処理システムは、供給される複数種類の紙幣を鑑査し、その鑑査結果に基づき前記紙幣を区分し、前記鑑査結果に基づき再使用不能な紙幣を裁断し、前記鑑査された紙幣の枚数および裁断された紙幣の枚数を計数して、少なくとも前記裁断された紙幣の累計の金額情報を取得し、この取得した累計の金額情報とあらかじめ定められた乱数とに基づき第1のMACを生成し、この生成した第1のMACと前記乱数と前記累計の金額情報とを外部へ送信する紙葉類処理装置と、前記紙葉類処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信し、この受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報のうち少なくとも累計の金額情報を記憶手段に記憶し、前記紙葉類処理装置から受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを外部へ送信する情報処理装置と、前記情報処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信し、この受信した前記乱数と累計の金額情報とに基づき第2のMACを生成し、この生成した第2のMACと前記情報処理装置から受信した前記第1のMACとが一致するか否か照合し、その照合結果を前記情報処理装置に送信する携帯可能電子装置とを具備する
また、本発明の態様に係る紙葉類処理方法は、紙葉類処理装置と情報処理装置と携帯可能電子装置とを備えた紙葉類処理システムにおける紙葉類処理方法であって、前記紙葉類処理装置において、供給される複数種類の紙幣を鑑査し、その鑑査結果に基づき前記紙幣を区分し、前記鑑査結果に基づき再使用不能な紙幣を裁断し、前記鑑査された紙幣の枚数および裁断された紙幣の枚数を計数して、少なくとも前記裁断された紙幣の累計の金額情報を取得する第1の工程と、前記紙葉類処理装置において、前記取得した累計の金額情報とあらかじめ定められた乱数とに基づき第1のMACを生成する第2の工程と、前記紙葉類処理装置において、前記生成した第1のMACと前記乱数と前記累計の金額情報とを前記情報処理装置に送信する第3の工程と、前記情報処理装置において、前記紙葉類処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信する第4の工程と、前記情報処理装置において、前記受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報のうち少なくとも累計の金額情報を記憶手段に記憶する第5の工程と、前記情報処理装置において、前記紙葉類処理装置から受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを前記携帯可能電子装置に送信する第6の工程と、前記携帯可能電子装置において、前記情報処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信する第7の工程と、前記携帯可能電子装置において、前記受信した前記乱数と累計の金額情報とに基づき第2のMACを生成する第8の工程と、前記携帯可能電子装置において、前記生成した第2のMACと前記情報処理装置から受信した前記第1のMACとが一致するか否か照合する第9の工程と、前記携帯可能電子装置において、前記照合結果を前記情報処理装置に送信する第10の工程とを備える。
上記構成により、より速く紙葉類を処理することができる紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る紙葉類処理システムについて詳細に説明する。
まず、紙葉類処理システムについて説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る紙葉類処理システムの構成例を概略的に示すものである。図1に示すように、紙葉類処理システムは、客先サーバ1にLAN2を介して接続される複数の鑑査機3(3a、…、3n、…)から構成される。
鑑査機3は、制御ユニット11を有する鑑査機本体(紙葉類処理装置)30、及びコンピュータ(情報処理装置、以下単にPCと略称する)12などを備えている。鑑査機本体30は、例えば、銀行券などの紙幣を詳細に監査し、その監査結果に基づいて紙幣を正券、損券、排除券などの種別ごとに区分する処理などを実行する。また、鑑査機本体30は、制御ユニット11内の図示しない記憶部に記憶されている暗号鍵、紙幣の鑑査処理における計数処理の結果である累計の金額情報、乱数であるカウンタの数値、日付、及び時刻を用いてMACを生成し、累計の金額情報、カウンタの数値、日付、時刻、及びMACをPC12に送信する。
PC12は、図示しないネットワークインターフェースを介してLAN2に接続されるとともに、制御ユニット11に接続されている。PC12は、種々の処理を実行する制御部、記憶手段としての記憶部、及び送受信手段としてのデータ通信部などを有する本体、表示手段としての表示装置(ディスプレイ)、及び操作手段としての操作部(キーボード)を備えている。また、PC12は、ICカード(携帯可能電子装置)Cとデータの送受信を行なうICリーダライタを備えている。なお、客先サーバ1も、PC12と同様の構成を備えている。
ICカードCは、処理結果をPC12の表示装置に表示させるための認証処理に用いられるICカードである。ICカードCは、図示しないCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリを備えている。ICカードCのROMには、暗号鍵と、金額情報、暗号鍵、乱数であるカウンタの数値、日付、及び時刻を用いてMACを生成するMAC生成プログラムと、PC12から受信したMACとMAC生成プログラムにより生成したMACとが一致するか認証を行なう認証プログラムとが記憶されている。
このような構成により、PC12は、鑑査機本体30の制御ユニット11からの紙幣の計数処理の結果である累計の金額情報、カウンタの数値、日付、時刻、及びMACなどを取得し、記憶する。ICカードCを検知すると、PC12は、記憶している金額情報、カウンタの数値、日付、時刻、及びMACなどの情報をICカードに送信する。ICカードCは、受信した情報に基づいてMACを生成し、受信したMACと認証を行い、認証結果をPC12に送信する。PC12は、受信した認証結果と計数処理の結果とを表示装置に表示する。即ち、暗号化されたままの金額情報の認証を行なうことができる。なお、PC12にプリンタを接続し、監査結果及び認証結果を帳票として出力するようにしてもよい。
制御ユニット11は、鑑査機本体30内に設けられるものである。制御ユニット11は、メイン制御部21、サブ制御部22、メイン検知部23などを有し、鑑査機本体30の制御やPC12とのデータ通信などを行うものである。メイン制御部21は、鑑査機本体30全体の制御を司るものであり、鑑査機本体30での紙幣に対する処理の実行、停止、再開などの動作を制御する。
次に、鑑査機本体(紙葉類処理装置)30について説明する。
図2は、鑑査機本体30内の構成例を概略的に示す図である。図2に示すように、鑑査機本体30は、例えば、サイズや図柄などが異なる複数種類の紙幣(ここでは、各紙幣は長方形状であるものとする)が混在する複数の紙幣が一括して投入され、投入された全ての紙幣の特徴量を検出し、その検出結果に基づいて各紙幣の種別を判定し、各紙幣を種別ごとに分類して集積などの処理を行うものである。
鑑査機本体30は、図2に示すように、第1モジュール30Aと第2モジュール30Bと第3モジュール30Cとから構成されているものとする。第1モジュール30Aは、主に、オペレータによる操作、紙幣の取出し、紙幣に対する監査などを行うものである。第2モジュール30Bは、主に、紙幣の集積及び施封を行うものである。第3モジュール30Cは、主に、紙幣の集積、施封、及び裁断を行うものである。
鑑査機本体30は、図2に示すように、複数の紙幣が一括投入される投入部35が設けられている。この投入部35は、全ての紙幣の長手方向に沿った下端辺(一方の長端辺)をステージに当接せしめて整位するとともに、ステージに沿って紙幣の面方向に図示しないバックアッププレートを移動せしめる。これにより、投入部35内の紙幣は、取出し部35aへ移動する。この取込手段としての取出し部35aは、一対の取出しローラにより構成される。この一対の取出しローラが回転すると、ステージ上の紙幣は、端のものから順に搬送路36上に取出される。この搬送路36は、主搬送路36aと、その主搬送路36aから各ゲートG(G11、G21、G22、G51、G52、G53)により分岐される複数の分岐搬送路36b〜36hとにより構成される。
投入部35直後の主搬送路36a上には、図示しない整列整位部が設けられている。整列整位部は、取出し部35aにより主搬送路36a上に取出された紙幣のスキューやシフトに起因した不具合を防止するため、各紙幣のスキューおよびシフトを補正するものである。さらに、整列整位部直後の主搬送路36a上には、紙幣の種類、表裏、天地、汚れや破損の有無等の特徴を検出する検査ユニット37が設けられている。この検査ユニット37は、光学検知部37aなどを含む複数の検査部を有する。この検査ユニット37内の各検査部は、主搬送路36aを搬送される紙幣から各種の情報(複数種類の特徴量)を検出するようになっている。
また、検査ユニット37は、各検査部による検出結果をメイン制御部21へ出力するようになっている。メイン制御部21は、検査ユニット37による検査結果に基づいて紙幣が正券か損券か排除券かを判別する。さらに、メイン制御部21は、正券と判別した紙幣をどの集積装置に集積するかを判定するため、検査ユニット37による検査結果に基づいて正券と判別された紙幣に対して種類などを判別するようになっている。
検査ユニット37より下流側の主搬送路36a上には、検査ユニット37における検出結果に基づいて紙幣の搬送方向を選択的に切換えるための複数のゲートG11、G21、G22、G51、G52、G53が設けられている。
最も上流側に設けられたゲートG11は、紙幣の搬送方向を主搬送路36aから分岐搬送路36bとしての排除搬送路へ分岐するものである。このゲートG11を介して分岐された分岐搬送路36bの終端には、排除すべき紙幣を排除集積するためのリジェクト部Rejが設けられている。
このリジェクト部Rejへ搬送される排除すべき紙幣とは、検査ユニット37による検査結果により2枚取りが判定された紙幣などの後段の処理部における処理が不可能であることが判定された紙幣、及び所定のレベルを超えて大きくスキューしたことが判定された紙幣などである。また、検査ユニット37による検査結果により偽券の可能性があると判定された紙幣、或は検査ユニット37で特徴量を検出できなかった紙幣もリジェクト部Rejへ排除される。リジェクト部Rejは、投入部35の近傍に配置され、外部からのアクセスが可能となっている。
また、ゲートG11の下流側の主搬送路36a上には、ゲートG21、G22、G51、G52、G53が順に設けられている。ゲートG21は、主搬送路36a上を搬送される紙幣を集積装置A1への分岐搬送路36cの方向へ分岐搬送させるものである。ゲートG22は、主搬送路36a上を搬送される紙幣を集積装置A2への分岐搬送路36dの方向へ分岐搬送させるものである。ゲートG51は、主搬送路36a上を搬送される紙幣を集積装置B1への分岐搬送路36eの方向へ分岐搬送させるものである。ゲートG52は、主搬送路36a上を搬送される紙幣を集積装置B2への分岐搬送路36fの方向へ分岐搬送させるものである。また、ゲートG53は、主搬送路36a上を搬送される紙幣を損券集積部Audへの分岐搬送路36g、あるいは裁断処理部SDへの分岐搬送路36hの何れかに選択的に振り分けるものである。
各集積装置A1、A2、B1、B2は、それぞれ施封処理部41、帯収納部42、及び収納部43を有している。施封処理部41には、主搬送路36aから分岐搬送された紙幣が所定数に達するまで各紙幣を順次集積する。施封処理部41は、紙幣が所定数に達した場合、帯収納部42に収納されている帯を用いて所定数に達した紙幣を束ねる。この帯により束ねられた所定数の紙幣を1束に束ねる。収納部43は、施封処理部41により1束に把ねられた紙幣を順次収納するものである。通常、収納部43に収納された段階で当該紙幣の数が確定する。
また、検査ユニット37にて損券と判定された紙幣は、主搬送路36a上を搬送されて各ゲートG21、G22、G51、及びG52を通過し、ゲートG53へ至る。ゲートG53に至った紙幣は、ゲートG53により選択的に損券集積部Audあるいは裁断処理部SDへ搬送される。裁断処理部SDは、損券と判定された紙幣を裁断するものであり、損券集積部Audは、損券と判定された紙幣の一部を集積し、集積した紙幣が損券とすべき券であったか否かを検査するものである。
裁断処理部SDは、搬送されてきた紙幣を全て裁断するものである。これに対して、損券集積部Audは、搬送されてきた紙幣が損券として真に処理すべき券(本当に損券として処理すべき汚い紙幣)であるか否かを検査するものである。例えば、損券集積部Audへの集積率を10%とする場合、損券集積部Audには、100枚中10枚の紙幣が集積される。
また、主搬送路36a及び各分岐搬送路36b〜36h上には、複数の検知センサP(P11〜P18、P21〜P24、P51〜P56、SD1A、及びSD1B)が設けられている。各検知センサPは、搬送路36上の紙幣の有無を検知するものである。各検知センサPの検知出力は、メイン検知部23を介してメイン制御部21へ供給されるようになっている。従って、メイン制御部21は、各検知センサPからの検知出力に基づいて搬送路36内の紙幣の位置を判断したり、鑑査機本体30内のジャムなどの搬送異常を判断したりできるようになっている。
さらに、鑑査機本体30には、投入部35近傍に、表示部としてのディスプレイパネル38及び操作部としてのオペレーションパネル39が設けられている。ディスプレイパネル38には、オペレータに対する操作案内、あるいは処理状況などを表示される。また、オペレーションパネル39は、オペレータが操作指示を行うものである。
また、図1に示すように、鑑査機本体30内には、制御ユニット11が設置されている。制御ユニット11は、メイン制御部21、サブ制御部22及びメイン検知部23等を有し、当該鑑査機本体30の全体の制御を司るものである。制御ユニット11は、搬送路36、ゲートG、取出し部35a、集積装置A1、A2、B1、B2あるいは裁断処理部SDなどの各部の駆動機構(図示しない)に接続され、各部の動作を制御するようになっている。また、検知センサP、ディスプレイパネル38、オペレーションパネル39なども制御ユニット11に接続されている。
メイン制御部21は、検査ユニット37による検査結果に基づいて、集積、及び裁断した紙幣の種類毎の枚数を計数する計数処理を行なう。次に、メイン制御部21は、紙幣の計数処理の結果に基づき、集積、及び裁断した複数種類の紙幣の累計の金額情報を取得する。即ち、メイン制御部21は計数手段として機能する。さらに、メイン制御部21は、計数した1作業単位分の累計の金額情報と、カウンタの数値、日付、もしくは時刻などとからMACを生成する。即ち、メイン制御部21は、MAC生成手段としても機能する。
次に、上記したような構成において、図3に示すフローチャートを参照しつつ紙葉類処理システムの処理について説明する。
まず、鑑査機本体30において紙幣を鑑査し、計数処理を行なう(S11)。すなわち、鑑査機本体30は、紙幣を1枚ずつ搬送しながら真偽判定を行ない、真券については更に正損判定を行なうことにより、正券と損券とに区分し、正券は所定枚数ごとに施封処理し、損券は再使用できないように裁断処理する。鑑査機本体30のメイン制御部21は、正券と損券のうち少なくとも損券と判定した紙幣の種類と枚数から、裁断処理した紙幣の累計の金額情報を取得する(ステップS12)。なお、計数処理を行なった正券と損券両方の累計の金額情報を取得するようにしてもよい。
メイン制御部21は、制御ユニット11内の図示しない記憶部に記憶されている暗号鍵と金額情報と、日付、時刻、カウント数値等とを用いてMACを生成する(ステップS13)。メイン制御部21は、金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、MACとをPC12に送信する(ステップS14)。
PC12は、メイン制御部21から送信された金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、MACとをPC12内の記憶部に記憶する(ステップS15)。同時に、PC12は、金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、MACとを図1に示す客先サーバ1に送信する(ステップS16)。
客先サーバ1は、PC12から送信された金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、MACとを客先サーバ1内の記憶部に記憶する(ステップS17)。
ここで、PC12のICリーダライタにICカードCが投入され、鑑査結果を表示する操作が入力された場合、PC12は、金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、MACとをICカードCに送信する(ステップS18)。
ICカードCは、PC12から送信された金額情報と、日付、時刻、カウント数値等と、ICカードCのROMに記憶されている暗号鍵とからMACを生成する(ステップS19)。ICカードCは、生成したMACと、PC12から送信されたMACとが一致するか否か認証処理を行なう(ステップS20)。ICカードCは、認証結果をPC12にレスポンスとして送信する(ステップS21)。
PC12は、受信した認証結果をPC12の表示部に表示する(ステップS22)。また、客先サーバ1とICカードCの間においても、ステップS23乃至S27に示すように、上記したステップS18乃至S22と同じ処理が行なわれる。
この認証処理において、PC12から受信したMACと、生成したMACとが一致すると判定した場合、ICカードCは、PC12から受信したデータは改竄されていないものと判定する。また、PC12から受信したMACと、生成したMACとが一致しないと判定した場合、ICカードCは、PC12から受信したデータは改竄されていると判定する。
なお、認証結果の他に、さらに計数処理の結果、例えば裁断した紙幣の累計の金額情報などを表示するようにしてもよい。また、計数処理の結果を表示するか否かを、受信した認証結果に応じて決定し表示するようにしてもよい。
以上のように構成された紙葉類処理システムによれば、鑑査機本体30は、紙幣を正券、損券、排除券などの種別ごとに区分し、それぞれを計数し、少なくとも損券の紙幣の種類と枚数から、損券の累計の金額情報を取得する。鑑査機本体30は、取得した金額情報と、カウンタの数値、日付、若しくは時刻などの乱数と、記憶している暗号鍵とからMACを生成し、金額情報と、上記した乱数と、生成したMACとをPC12に送信する。PC12は、受信したデータを記憶すると同時に、客先サーバ1に送信する。客先サーバは受信したデータを記憶する。
ここで、PC12のICリーダライタにICカードCが投入され、PC12に記憶されている損券の累計の金額情報とMACとが正しいか確認する操作が入力されると、PC12は、金額情報とMACと上記した乱数をICカードCに送信する。ICカードは受信したデータを元にMACを生成し、受信したMACと一致するか否か認証処理を行ない、認証結果をPC12に送信する。PC12は、受信した認証結果を表示する。
上記したように、MACを券種毎に生成するのではなく、損券の累計の金額情報に基づいてMACを生成することにより、簡易な処理により、損券の計数情報の改竄を防止することができる。上記構成により、より速く紙幣を処理することができる紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
実施形態に関わる紙葉類処理システムの構成例を概略的に示すブロック図。 実施形態に関わる鑑査機本体内の構成例を概略的に示す模式図。 実施形態に関わる紙葉類処理システムの処理を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…客先サーバ、2…LAN、3…鑑査機、11…制御ユニット、12…PC、21…メイン制御部、22…サブ制御部、23…メイン検知部、30…鑑査機本体、35…投入部、37…検査ユニット、41…施封処理部、42…帯収納部、43…収納部、C…ICカード、SD…裁断処理部。

Claims (8)

  1. 供給される複数種類の紙幣を鑑査し、その鑑査結果に基づき前記紙幣を区分し、前記鑑査結果に基づき再使用不能な紙幣を裁断し、前記鑑査された紙幣の枚数および裁断された紙幣の枚数を計数して、少なくとも前記裁断された紙幣の累計の金額情報を取得し、この取得した累計の金額情報とあらかじめ定められた乱数とに基づき第1のMACを生成し、この生成した第1のMACと前記乱数と前記累計の金額情報とを外部へ送信する紙葉類処理装置と、
    前記紙葉類処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信し、この受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報のうち少なくとも累計の金額情報を記憶手段に記憶し、前記紙葉類処理装置から受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを外部へ送信する情報処理装置と、
    前記情報処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信し、この受信した前記乱数と累計の金額情報とに基づき第2のMACを生成し、この生成した第2のMACと前記情報処理装置から受信した前記第1のMACとが一致するか否か照合し、その照合結果を前記情報処理装置に送信する携帯可能電子装置と、
    を具備する紙葉類処理システム。
  2. 前記情報処理装置は、前記携帯可能電子装置から送信される前記照合結果を受信し、この受信した照合結果を表示する請求項1記載の紙葉類処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記受信した照合結果が前記第2のMACと第1のMACとが一致するという照合結果の場合、前記記憶手段に記憶している累計の金額情報を表示する請求項2記載の紙葉類処理システム。
  4. 前記乱数として前記紙幣の計数を行なった時刻もしくは日時を用いる請求項1記載の紙葉類処理システム。
  5. 紙葉類処理装置と情報処理装置と携帯可能電子装置とを備えた紙葉類処理システムにおける紙葉類処理方法であって、
    前記紙葉類処理装置において、供給される複数種類の紙幣を鑑査し、その鑑査結果に基づき前記紙幣を区分し、前記鑑査結果に基づき再使用不能な紙幣を裁断し、前記鑑査された紙幣の枚数および裁断された紙幣の枚数を計数して、少なくとも前記裁断された紙幣の累計の金額情報を取得する第1の工程と、
    前記紙葉類処理装置において、前記取得した累計の金額情報とあらかじめ定められた乱数とに基づき第1のMACを生成する第2の工程と、
    前記紙葉類処理装置において、前記生成した第1のMACと前記乱数と前記累計の金額情報とを前記情報処理装置に送信する第3の工程と、
    前記情報処理装置において、前記紙葉類処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信する第4の工程と、
    前記情報処理装置において、前記受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報のうち少なくとも累計の金額情報を記憶手段に記憶する第5の工程と、
    前記情報処理装置において、前記紙葉類処理装置から受信した前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを前記携帯可能電子装置に送信する第6の工程と、
    前記携帯可能電子装置において、前記情報処理装置から送信される前記第1のMACと乱数と累計の金額情報とを受信する第7の工程と、
    前記携帯可能電子装置において、前記受信した前記乱数と累計の金額情報とに基づき第2のMACを生成する第8の工程と、
    前記携帯可能電子装置において、前記生成した第2のMACと前記情報処理装置から受信した前記第1のMACとが一致するか否か照合する第9の工程と、
    前記携帯可能電子装置において、前記照合結果を前記情報処理装置に送信する第10の工程と、
    を具備する紙葉類処理方法。
  6. 前記情報処理装置において、前記携帯可能電子装置から送信される前記照合結果を受信する第11の工程と、
    前記情報処理装置において、前記受信した照合結果を表示する第12の工程と、
    をさらに具備する請求項5記載の紙葉類処理方法。
  7. 前記情報処理装置において、前記受信した照合結果が前記第2のMACと第1のMACとが一致するという照合結果の場合、前記記憶手段に記憶している累計の金額情報を表示する第13の工程をさらに具備する請求項6記載の紙葉類処理方法。
  8. 前記乱数として前記紙幣の計数を行なった時刻もしくは日時を用いる請求項5記載の紙葉類処理方法。
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