JP2006268340A - 紙幣結束処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 結束条件の確認と結束不良原因の調査を容易に行うことのできる紙幣結束処理装置を提供する。
【解決手段】 紙幣結束処理装置10は、紙幣受入ロ101又は紙幣収納部から繰り出された紙幣の識別手段105と、結束対象の紙幣の複数の集積部111〜115と、識別結果により前記紙幣を前記集積部へ振り分ける第1の搬送手段104と、集積紙幣を結束帯で結束する結束手段202と、前記集積部の所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段300と、前記結束帯に所定の情報の印字手段212と、前記集積部情報を印字させる印字制御部400とを備える。集積部情報の代わりに新旧情報、あるいは正損情報を印字するようにしても良く、またこれら、あるいはこれらと集積部の任意の組み合わせを印字するようにしても良く、これらの組み合わせはアルファベット1文字に割り当てることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は紙幣結束処理装置に関するもので、特に紙幣受入口または紙幣収納部から繰り出されたバラ状態の紙幣を識別し金種、券種、刷種別に複数の集積部に分類し、所定枚数毎に結束を行うものに関する。
銀行等の金融機関においては、紙幣の取り扱いを容易にするために、紙幣処理装置を用い、所定枚数(通常100枚)計数して堆積させ、この単位ごとに紙テープを巻回させて結束紙幣として取り扱うことが通常行われている。
特許文献1に記載された紙幣処理装置においては、紙幣束の結束帯に金融機関名や店舗記号、処理の日付などの情報を印字することが一般的に行われており、さらに、個々の紙幣束を特定できるようにするために、束毎に一連番号を印字することも提案されている。
特許文献1には、印字手段によって、当該紙幣束が各処理部において如何なる処理を経たものかを判別可能な処理判別情報を印字している。この処理判別情報は、当該紙幣束が機外紙幣と機内紙幣のいずれを結束したものであるか、また放出紙幣束と収納紙幣束のいずれであるかを判別可能なものとなっている。
さらに、特許文献1には、紙幣束の処理時刻を特定可能な処理時刻情報をさらに印字している。これにより、追跡調査を行う際、結束帯に印字された処理時刻情報によって、当該紙幣束の処理時刻を特定することができる。さらに、紙幣束の処理に関わったオペレータを特定可能なオペレータ情報を印字することも開示されている。これにより、追跡調査を行う際、結束帯に印字されたオペレータ情報によって、当該紙幣束の処理に関わったオペレータを直接的に特定することができる。
特開2003−141606公報
しかしながら、このような処理判別情報を結束帯に印字したとしても、結束時に発生する種々の不良を特定することは困難であった。
結束時の不良としてはその前段階における集積に問題がある場合が多い。すなわち、例えば、搬送された紙幣を集積部へ送り込む分岐爪が原因で紙幣の端折れが発生したり、集積時に揃え機構が良好に作動せず、紙幣取り揃え状況が不十分であるような場合に結束不良が多発することか経験的に知られている。
しかし、従来はこのような集積不良に伴う結束不良があっても結束された紙幣束から原因が推定できる場合であっても、どの集積部で発生したかを判定するのは容易でなく、原因を突き止めるのは困難であった。
また、新紙幣と旧紙幣を区別して結束するか、混合で結束するかを設定できる設定手段を備えた紙幣処理機の場合には、全ての紙幣を確認しなければ混合状態の紙幣束であるかどうかの確認ができなかった。さらに、例えば新紙幣の中に旧紙幣が1枚だけ混入していた場合には、設定が不明であるため、設定上の問題であるのか、装置の振り分けミスや制御ソフトウェアのバグによるかを追跡するのは容易ではない。このような問題は紙幣の新旧の場合に限らず、紙幣の正券と損券を区別して結束するか、混合で結束するかの設定を行う設定手段を備えている場合も全く同様に存在する。
本発明にかかる紙幣結束処理装置は、紙幣受入ロまたは紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、前記識別手段の識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、前記複数の集積部の内の何れの集積部に集積された紙幣であるかを示す集積部情報を前記印字手段により印字させる印字制御部とを具備したことを特徴とする。
集積部情報の代わりに結束対象紙幣が新紙幣と旧紙幣を区別されたものであるかを示す新旧情報、あるいは正券と損券を区別されたものであるかを示す正損情報を印字するようにしても良く、またこれら、及びこれらと集積部の任意の組み合わせを印字するようにしても良い。このような組み合わせはアルファベット1文字に割り当てることが可能である。
本発明にかかる紙幣処理装置では、結束対象紙幣が新紙幣と旧紙幣を区別されたものであるかを示す新旧情報、正券と損券を区別されたものであるかを示す正損情報、どの集積部で集積されたものかを示す集積部情報のうち少なくともいずれかについて、紙幣を結束する結束帯に印字するようにしているため、結束の条件確認と問題が発生したときの原因特定を迅速に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明にかかる紙幣処理装置の内部構成を模式的に示す縦断面図である。
紙幣処理装置10は最上部に操作表示部11を有し、主として前面上部の分類集積部100、前面下部の紙幣結束部200、背面の搬送部300から構成されている。
(分類集積部100)
前面のほぼ中央部に処理すべき紙幣を受け入れる入金口101が設けられ、ここに投入された金種の混合された紙幣は繰り出しローラ102,103により繰り出され、搬送路104に沿って搬送される。
搬送路104の途中には識別部105が設けられ、ここで金種、正損、真偽、表裏を識別する。なお、ここで示す識別部105は同じ金種でデザインが相違する新旧券も識別可能となっている。
搬送路は識別部105の先で分岐されており、識別部105による識別の結果に応じて、正券と識別できなかった紙幣はリジェクト紙幣としてリジェクト紙幣集積部106に集積される。一方、正券で真券のものは、表裏反転部107において、識別部105による表裏判定結果に応じ、すべての紙幣の表裏面が一致するようにされ、さらに判定された金種等に基づいて結束対象紙幣を収納する集積部111〜115のいずれかに集積される。
これらの各集積部111〜115はそれぞれ集積用のステージ111a〜115aを有しており、これらは図示しない駆動手段で昇降可能とされている。
図1においては、各集積部111〜115は集積可能な状態として図示されている。すなわち、上側約2/3に設けられた壁部材111b〜115bの下端位置にステージ111a〜115aが位置しているため、搬送された紙幣は壁部材111b〜115bに当たって停止し、集積される。この際、紙幣の飛び出しを防止し、安定な集積を可能とするために、集積量に応じて回動可能な押さえ板111c〜115cが設けられている。
一方、結束対象外の紙幣はさらに搬送され、外部集積部121および122に集積される。
これらの集積部111〜115および外部集積部121および122に対して集積すべき対象を種々設定することができ、様々な処理が可能であり、例えば金種/正損/新旧等の種類の組み合わせで設定することができる。なお、この設定内容自体については、本発明とは直接関係がないので、ここでは言及しない。
表示操作部11の下には結束対象となったものの、結束可能枚数に達しなかった端数紙幣を返却するための端数紙幣返却部130が設けられており、端数紙幣返却トレイ131の下面に設けられた突き当て部材132の先端部132aが背面より押されることにより、端数返却トレイ131が前進し、前面に設けられたシャッタ133が開いて一点鎖線で示された位置まで進み、端数紙幣を取り出すことができる。
(紙幣結束部200)
分類集積部100の下に設けられた紙幣結束部200は、所定枚数(通常100枚)に達した分類・集積された紙幣に紙の帯を巻回させ帯封を行う部分である。
集積部111〜115において集積枚数が所定枚数に達したものは後述する搬送部300によりセット部201に移送され、挟持される。
挟持された紙幣の所定箇所に帯封テープを巻回させるための回転機構202が設けられ、帯封テープを帯封テープ集積部203より取り出された帯封テープ204の先端をテープ止め205で止め、回転させることにより結束紙幣を得るようになっている。また、結束後、テープの先端を切断するためのカッタ206およびその先端部を熱接着するためのヒータ207も設けられている。
帯封された結束紙幣はベルト式の搬送機構208で結束紙幣投出口209に投出されるが、搬送途中には処理を行った金融機関印を帯封上に押印する行名スタンプ部210、損券であることを帯封上に押印する損券スタンプ部211が設けられている。
帯封テープ204の繰り出し部には、処理日付、処理時刻、号機番号、本発明で特徴的な処理情報、担当者番号などを印字する印字部212が設けられている。
なお、結束紙幣はこの実施例のように結束紙幣投出口に投出される場合の他、従来技術として挙げた特開2003−141606号公報に開示された装置のように、結束紙幣を束収納部へ収納するものであってもよい。
(搬送部300)
次に、背面に設けられた搬送部300は、集積部111〜115と紙幣結束部200または端数紙幣返却部130との間で結束対象紙幣または端数紙幣を搬送するものである。
搬送部300は、装置の下端から上端に到る垂直に設置されたガイド軸301、このガイド軸301に係合しつつ上下移動の可能な昇降ユニット310、この昇降ユニット310を昇降させるための駆動ベルト302を備える。
昇降ユニット310はベルト機構311による前進後退可能なブロック312を有しており、このブロック312には固定の下ハンド313と、ベルト316により軸315に沿って上下移動する上ハンド314を有している。ハンド313と314は、集積部111〜115に集積された結束対象紙幣あるいは端数紙幣を挟んで取り出し、紙幣結束部200あるいは端数紙幣返却部130に移送するためのものである。
(制御部400)
本紙幣処理装置の全体の動作を制御するための制御装置400が設けられている。この制御装置400は制御手段としてのマイクロプロセッサおよびこの制御手段と例えば金融機関のセンター等に設置された上位のコンピュータ等と通信回線で接続するための通信手段を備えている。この通信手段を介して、装置内のあらゆる状況データが上位にコンピュータに逐一送信される。
この制御部400は係員より指示された処理内容と、実際の処理状況に応じて帯封テープへの印字内容を確定させ、印字部212に対して印字を指示する印字制御部の機能も有している。
なお、図1においては、制御手段400は便宜上紙幣結束部200の下に描かれているが、設計に際して収納の余裕が確保された空間であれば、装置内のあらゆる場所に設置することができ、例えば表示操作部11の裏側等に設置することができる。
以上のような構成の紙幣処理機において、本発明では帯封を行う紙幣のための集積部と、帯封を行わない紙幣に対して集積を行う外部集積部を、金種、正券か損券かの券種、新券か旧券かの刷種について種々に指定可能としている。
図2は、操作表示部に表示されるモード設定画面の一例を示しており、最も左の列の最上位にある設定ボタンを押したときの画面である。この画面はタッチパネルとなっており、オベレータが画面上の該当箇所に触れることにより、各種の操作を行うことができるようになっている。
この画面中、左端の一列、右端の2列に設けられた種々の設定ボタンを押すことにより、集積部および外部集積部に集積すべき紙幣の金種、券種、刷種を指定することができる。
左から2番目の欄は各集積部の設定内容および扱った金額を表している。最上段の2行は外部集積部121および122に対する設定内容、次の4行は集積部111〜114における設定内容を示している。なお、集積部115は集積部111〜114のいずれかが満杯になったとき、予備的に用いられる。
図2に示す例では2つの外部集積部121、122とも混合であり、4つの集積部111〜114はそれぞれ5千円札の正券を新旧混合、5千円札の損券を新旧混合、2千円札の正券を新旧混合、2千円札の損券を新旧混合という設定となっている。なお、ここで述べた混合、新旧混合等の意味については後述する。
これらの設定表示の下の部分は実際に取り込まれた各紙幣の金額および総合計を示している。
図3は本発明が適用される紙幣処理機で設定可能な各種の処理設定の一例を示す図表である。
図3は旧券を新券と区別せず通常の扱いをする場合において、帯封を行う金種を選択する場合を示している。
詳細を説明すると、帯封モードで、帯封を行う金種を選択する場合が示されている。この帯封モードは初期値(デフォルト)である。
図1に示したように、集積部は5つあるので、万、五千、2千、千の各金種について一つずつ集積部を割り当てることができる。デフォルト値は4金種を全部指定する場合であるが、整理の際これら全部について帯封を希望するとは限らないので、これら4金種から任意の1金種、2金種、3金種を選択することができる。なお、現実の使用量を考慮して1金種選択の場合の初期値は万、2金種選択の場合の初期値は万と千、3金種選択の場合の初期値は万、五千、千となっているが、任意の金種に変更することができる。
これらの金種について結束対象の券種を選択できる。この券種としては正券、損券、混合正券、混合損券の一つから選択でき、初期値は正券である。なお、混合正券とは、正券と損券を区別せずに混合して集積して帯封を行い、損券も正券として取り扱う場合、逆に混合損券とは、混合して集積して帯封を行ったものは損券として扱い、帯封に「損」スタンプを押す場合を言う。
また、刷種を選択できる。これはデザイン変更のあった金種について新券あるいは旧券を指定し、または両者を区別しない新旧券を指定することができるものである。初期値は新券である。
以上のように集積部に集積される内容が金種、券種、刷種で指定されるため、この札種以外のものは結束対象ではなく、これらは集積部に集積されることなく外部集積部に送られる。
この外部集積部での指定札種以外の札種についての集積条件も設定することができる。本実施の形態では外部集積部は2つ設けられているため、正損分類、新旧分類、混合のいずれかを指定することができる。
このうち正損分類の場合には、例えば外部集積部121には帯封指定札種以外の正券、外部集積部122には帯封指定札種以外の損券を金種、券種混合で集積する。このような正損分類をすることにより、損券を除去できるため、次の処理の際には正券のみを挿入することができ、処理効率を上げることができる。
また、新旧分類の場合には、例えば外部集積部121には帯封指定札種以外の新券、外部集積部122には帯封指定札種以外の旧券を集積する。このような新旧分類をすることにより、旧券を確実に除き、流通させないようにすることができる。
なお、混合を指定したときには外部集積部121が満杯(通常200枚程度)になったときには外部集積部122に集積を行うようにする。この外部集積部122に集積中に外部集積部121内の集積紙幣を取り除けば、外部集積部122が満杯になった後に再度外部集積部121に集積を行うことができる。なお、外部集積部から満杯になった紙幣を抜き取った内容を表示部に確定データとして表示し、かつ制御部400の通信手段を介して上位コンピュータに送信することが好ましい。
本発明にかかる紙幣結束処理装置においては、このような種々の設定が可能であるという前提のもとに、集積態様と集積部の割り当てを集積部情報として表現して結束の際に帯封テープに印字するようにしている。
図4は印字内容の具体例を示しており、5つのグループに分かれている。
第1グループの8桁は西暦で表示した日付を表している。第2グループは24時制で表した時刻を時分秒で表している。第3グループは号機を示しており、店舗規模等により3桁が必要になる場合もある。第4グループは本願発明において特徴的な部分であり、後述するように集積情報を表している。最後に第5グループは担当者情報を表しており、担当者が多いときには適宜桁数を増加できる。
図5から図7は集積情報の詳細を説明する説明図である。ここで、集積情報とは、後述した集積部情報、新旧情報、正損情報等を総称するものである。
図5の場合、新旧別の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にAからEを割り当て、新旧混合の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にGからKを割り当てるようにしている。
このような設定とすることにより、例えば、刷種を新旧券(つまり、新旧混合状態で結束すること)に設定されたモードで、図1の第1集積部111に万円券が集積された後に紙幣結束部200で結束された場合は、結束紙幣の帯封テープの集積情報の部分に「G」が印字される。
この印字がなされることにより、係員は、印字されたアルファベットが何であるかを確認するだけで、何れの集積部に集積された後に結束されたものであるかという情報と、新旧別か新旧混合かのいずれのモードで結束されたものかを瞬間的に見分けることが可能となる。
従って、もし結束紙幣の中に端折れや揃え不良により結束状態が悪いものが含まれており、その悪いものの集積情報が例えば全て「G」であるとなれば、明らかに第1集積部が原因による結束不良であることが判明し、問題の解析、解決が迅速に行える。
また、仮に新紙幣の中に旧紙幣が1枚だけ混ざっていたような場合に、使用者から装置の振り分けミスやソフトのバグによるのではないかといった苦情に対しても、帯封テープへの集積情報からどの様な設定で結束されたのかを瞬時に解明することができ使用者と装置メーカー間のトラブルを防止することができる。
図6の場合には、正損を主に分類している。すなわち、正損別の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にOからSを割り当て、正損混合の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にVからZを割り当てるようにしている。
アルファベットは26文字であるので、図5の例と図6の例とを組み合わせることが可能である。
図7はこのような例を示すものであり、
新旧別かつ正損別の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にAからEを割り当て、新旧混合かつ正損別の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にGからKを割り当て、新旧別かつ正損混合の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にOからSを割り当て、新旧混合かつ正損混合の集積を行うモードでは第1集積部から第5集積部にVからZを割り当てるようにしている。
このようにアルファベット1文字で種々の集積態様を記録できるため、問題が発生したときのトレースが容易になるとともに、結束帯への印字数が制限されているときには特に有効である。
なお、この例ではアルファベット1文字で表現したが、使用可能な桁が多ければさらに多くの組み合わせ態様について記録することが可能となる。また、ひらがな、カタカナが使用できる場合には1文字で50の集積態様の組み合わせが表現できる。
また、集積態様としては、使用可能な文字数の制限内で、例示した集積部情報、新旧情報、正損情報以外の集積の際のあらゆる条件を含めることができる。
本発明にかかる紙幣処理装置の概略構成を示す断面図である。 操作表示部に表示される、結束処理におけるモード設定画面の一例を示す説明図である。 旧券を新券と区別せず通常の扱いをする場合において、帯封を行う金種を選択する場合を示す図表である。 帯封テープに印字される印字内容の具体例を示す説明図である。 集積部情報における各集積部に対する文字の割り当ての一例を示す図表である。 積部情報における各集積部に対する文字の割り当ての他の例を示す図表である。 積部情報における各集積部に対する文字の割り当てのさらに他の例を示す図表である。
符号の説明
10 紙幣処理装置
11 操作表示部
100 分類集積部
101 入金口
105 識別部
111〜115 集積部
200 紙幣結束部
202 回転機構
212 印字部
300 搬送部
400 制御部

Claims (8)

  1. 紙幣受入ロまたは紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記識別手段の識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    前記複数の集積部の内の何れの集積部に集積された紙幣であるかを示す集積部情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備した紙幣結束処理装置。
  2. 新紙幣と旧紙幣を区別して結束するか、新旧混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入口または紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段での設定内容および前記識別手段の識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    新紙幣と旧紙幣を区別して結束された紙幣束であるか、新旧混合で結束された紙幣束であるかを示す新旧情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備した紙幣結束処理装置。
  3. 新紙幣と旧紙幣を区別して結束するか、新旧混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入ロまたは紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段での設定内容および前記識別手段での識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    新紙幣と旧紙幣を区別して結束された紙幣束であるか、新旧混合で結束された紙幣束であるかを示す新旧情報と、前記複数の集積部の内の何れの集積部に集積された紙幣であるかを示す集積部情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備した紙幣結束処理装置。
  4. 紙幣の正券と損券を区別して結束するか、正損混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入口または紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段’での設定内容および前記識別手段での識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出し前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    紙幣の正券と損券を区別して結束された紙幣束であるか、正損混合で結束された紙幣束であるかを示す正損情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備したことを特徴とする紙幣結束処理装置。
  5. 紙幣の正券と損券を区別して結束するか、正損混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入口または紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段での設定内容および前記識別手段での識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出し前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    紙幣の正券と損券を区別して結束された紙幣束であるか、正損混合で結束された紙幣束であるかを示す正損情報と、複数の集積部の内の何れの集積部に集積された紙幣であるかを示す集積部情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備したことを特徴とする紙幣結束処理装置。
  6. 新紙幣と旧紙幣を区別して結束するか、新旧混合で結束するかの設定、および紙幣の正券と損券を区別して結束するか、正損混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入ロまたは紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段での設定内容および前記識別手段の識別結果に基づいて前記紙幣を前記集積部へ振り分け搬送する振分搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣束を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される前記結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    紙幣の正券と損券を区別して結束された紙幣束であるか、正損混合で結束された紙幣束であるかを示す正損情報、および新紙幣と旧紙幣を区別して結束された紙幣束であるか新旧混合で結束された紙幣束であるかを示す新旧情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備したことを特徴とする紙幣結束処理装置。
  7. 新紙幣と旧紙幣を区別して結束するか、新旧混合で結束するかの設定、および紙幣の正券と損券を区別して結束するか、正損混合で結束するかの設定を行う設定手段と、
    紙幣受入ロまたは紙幣収納部から繰り出された紙幣を識別する識別手段と、
    結束対象の紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記設定手段での設定内容および前記識別手段での識別結果に基づいて前記集積部へ振り分け搬送する第1の搬送手段と、
    集積紙幣を結束帯により結束する結束手段と、
    前記集積部に集積された所定枚数の集積紙幣を取り出して前記結束手段へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記結束手段に供給される結束帯に所定の情報を印字する印字手段と、
    紙幣の正券と損券を区別して結束された紙幣束であるか、正損混合で結束された紙幣束であるかを示す正損情報、新紙幣と旧紙幣を区別して結束された紙幣束であるか、新旧混合で結束された紙幣束であるかを示す新旧情報、および前記複数の集積部の内の何れの集積部に集積された紙幣であるかを示す集積部情報を前記印字手段により印字させる印字制御部と、
    を具備したことを特徴とする紙幣結束処理装置。
  8. 前記印字制御部は、前記新旧情報、前記正損情報、前記集積部情報の任意の組み合わせについてアルファベット1文字を当てることを特徴とする請求項7に記載の紙幣結束処理装置。
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