JP5257329B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents
燃料噴射制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5257329B2 JP5257329B2 JP2009254119A JP2009254119A JP5257329B2 JP 5257329 B2 JP5257329 B2 JP 5257329B2 JP 2009254119 A JP2009254119 A JP 2009254119A JP 2009254119 A JP2009254119 A JP 2009254119A JP 5257329 B2 JP5257329 B2 JP 5257329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- fuel
- signal
- fuel injection
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
まず、各気筒の燃料噴射弁について、コモンレールの燃料出口から該燃料噴射弁の噴射口までの燃料通路における所定位置に、圧力センサ(燃料圧力センサ)を設ける。具体的には、コモンレールから各燃料噴射弁(インジェクタ)への配管の終端位置であって、各燃料噴射弁の燃料取込口に、圧力センサを設けている。
本発明の燃料噴射制御装置には、燃料噴射弁から燃料を噴射させる燃料噴射制御の処理を実行するマイコンが備えられており、そのマイコンは、燃料噴射が実施される噴射気筒に対応した圧力センサによる燃料圧力検出値と、燃料噴射が実施されない非噴射気筒に対応した圧力センサによる燃料圧力検出値との、差分である燃料圧力変動量を検出し、その燃料圧力変動量を用いて燃料噴射制御の処理を実行する。
即ち、圧力センサからのセンサ信号(詳しくは、それの電圧値)が、燃料圧力の増加に応じて大きくなるのであれば、噴射気筒に対応した圧力センサからのセンサ信号は、燃料噴射に伴って小さくなるため、特定気筒の燃料噴射時において減算回路の出力信号を正値にするためには、減算回路の第2入力端子の方に、特定気筒(=噴射気筒)に対応した圧力センサからのセンサ信号を入力し、減算回路の第1入力端子の方に、他の気筒(=非噴射気筒)に対応した圧力センサからのセンサ信号を入力させれば良い。逆に、圧力センサからのセンサ信号が、燃料圧力の増加に応じて小さくなるのであれば、噴射気筒に対応した圧力センサからのセンサ信号は、燃料噴射に伴って大きくなるため、特定気筒の燃料噴射時において減算回路の出力信号を正値にするためには、減算回路の第1入力端子の方に、特定気筒(=噴射気筒)に対応した圧力センサからのセンサ信号を入力し、減算回路の第2入力端子の方に、他の気筒(=非噴射気筒)に対応した圧力センサからのセンサ信号を入力させれば良い。
また、上記の減算回路を用いて、マイコンが、内燃機関の各気筒について、その気筒が噴射気筒の場合の燃料圧力変動量を取得できるようにするには、請求項4に記載のように構成すれば良い。即ち、前記減算回路が、内燃機関の各気筒について、その各気筒を前記特定気筒として、それぞれ備えられ、その各減算回路の出力信号がマイコンに入力される、という構成である。
この構成によれば、1つの選択回路に対応する複数気筒(その選択回路にセンサ信号が入力される複数気筒)のうちの何れかの燃料噴射と、他の選択回路に対応する複数気筒のうちの何れかの燃料噴射とが、重複する場合でも、その燃料噴射が重複する各気筒についての差分信号をマイコンにそれぞれ入力することができ、マイコンは、その各気筒についての燃料圧力変動量を取得することができる。このため、噴射順序が隣り合う気筒同士の燃料噴射が重複することとなる内燃機関の場合には、噴射順序が隣り合わない気筒同士をグループ化して(同じグループにして)、そのグループ毎に前記減算回路及び選択回路を設ければ良い。
即ち、請求項7の燃料噴射制御装置では、請求項6の燃料噴射制御装置において、内燃機関の前記「2×N」個の各気筒の燃料噴射は重複しないようになっており、入力処理回路は、前記N個の絶対値回路の各出力信号のうち、所定値以上になった出力信号をマイコンに入力させる信号切替回路を備えている。そして、マイコンは、前記「2×N」個の気筒の各々について、その気筒が噴射気筒となる該気筒の燃料噴射期間においては、信号切替回路によって入力される信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を、今回の噴射気筒についての燃料圧力変動量として処理する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態の燃料噴射制御装置(以下、ECUという)11は、車載ディーゼルエンジン13の各気筒(本実施形態では4つの気筒)#1〜#4に設けられている燃料噴射弁としてのインジェクタIJ1〜IJ4を駆動して、エンジン13への燃料噴射を制御するものである。尚、本実施形態において、インジェクタIJ1〜IJ4は、コイルへの通電によって開弁する電磁弁式のものであるが、インジェクタIJ1〜IJ4としては、ピエゾアクチュエータによって開閉弁するタイプのものでも良い。また、各気筒#1〜#4の燃料噴射順序は、「#1→#3→#4→#2」である。
減算回路33a,33bの各々は、同じ構成のものであり、図2に示すように、抵抗R1〜R4とオペアンプOP1からなる周知の差動増幅回路である。そして、抵抗R3のオペアンプOP1側とは反対側の端部が、第1入力端子In1に該当し、抵抗R1のオペアンプOP1側とは反対側の端部が、第2入力端子In2に該当している。また、抵抗R1〜R4の抵抗値は全て同じ値に設定されている。
図1に示すように、まず選択回路35aは、2つの入力端子a,bを有した2つのマルチプレクサ36,37からなる。そのマルチプレクサ36,37の各々は、入力される切替信号がアクティブレベル(本実施形態ではハイ)の場合には、入力端子aへの入力信号を選択して出力する。また、切替信号が非アクティブレベル(本実施形態ではロー)の場合には、入力端子bへの入力信号を選択して出力する。
そして、両マルチプレクサ38,39の入力端子aには、第2気筒#2に対応する圧力センサS2から燃料圧信号P2が入力され、両マルチプレクサ38,39の入力端子bには、第3気筒#3に対応する圧力センサS3から燃料圧信号P3が入力される。
CPU42は、図4の処理を開始すると、まずS110にて、現在のクランク角が、何れかの気筒のデータ収集期間の開始タイミングであるか否かを判定する。データ収集期間は、各気筒について定められており、その気筒の燃料噴射期間を含む期間であって、その気筒の燃料噴射に伴う燃料圧力変動量のデータをRAM44に蓄積する期間である。また、同じ選択回路35a,35bに燃料圧信号が入力される同じグループの気筒同士(#1と#4同士、#2と#3同士)では、データ収集期間は重複しないようになっている。そして、本実施形態では、各気筒について、圧縮上死点よりも所定角度だけ前のクランク角から、圧縮上死点よりも所定角度だけ後のクランク角までの期間を、その気筒のデータ収集期間としている。
(1)データ収集期間の開始タイミングが到来した気筒#nが、第1気筒#1であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第1チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値(即ち、減算回路33aの出力信号Pdaを一定時間Ts毎にA/D変換した各A/D変換値)を、RAM44に設定された第1気筒#1用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
(2)また、上記気筒#nが第2気筒#2であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第2チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値(即ち、減算回路33bの出力信号Pdbを一定時間Ts毎にA/D変換した各A/D変換値)を、RAM44に設定された第2気筒#2用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
(3)また、上記気筒#nが第3気筒#3であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第2チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値を、RAM44に設定された第3気筒#3用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
(4)また、上記気筒#nが第4気筒#4であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第1チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値を、RAM44に設定された第4気筒#4用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
S140では、現在のクランク角が、何れかの気筒のデータ収集期間の終了タイミングであるか否かを判定する。
(a)データ収集期間の終了タイミングが到来した気筒#nが、第1気筒#1又は第4気筒#4であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第1チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させる。
(b)また、上記気筒#nが、第2気筒#2又は第3気筒#3であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第2チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させる。
特に、選択回路35の各々は、燃料噴射期間が重複しない2つの気筒の燃料圧信号を、自己に対応する減算回路33の各入力端子In1,In2に、マイコン31からの選択信号SEL1,4又はSEL2,3によって指令される組み合わせで入力させるようになっている。そして、マイコン31は、各気筒#1〜#4について、その気筒が噴射気筒となる該気筒の燃料噴射期間(本実施形態では前述のデータ収集期間)においては、その気筒の燃料圧信号が入力される選択回路35に、今回の噴射気筒の燃料圧信号と他の気筒の燃料圧信号との各々を、減算回路33の各入力端子In1,In2に対して、減算回路33の出力信号が正値となる組み合わせで入力させ(図4のS120,S150)、その減算回路33の出力信号のA/D変換値を、今回の噴射気筒についての燃料圧力変動量としてRAM44に記憶する。
即ち、まず、2つの選択回路35を変形して、その各選択回路35は、マイコン31からの指令に応じて、3つの燃料圧信号のうちの1つを自己に対応する減算回路33の第1入力端子In1に入力させ、3つの燃料圧信号のうちの他の1つを自己に対応する減算回路33の第2入力端子In2に入力させる、というものにする。そして、噴射順序が隣り合わない3つの気筒同士をグループ化して、その各グループの気筒の燃料圧信号を、上記変形した2つの選択回路35の各々に入力する、という構成を採れば良い。
[第2実施形態]
図7に示す第2実施形態のECU51は、第1実施形態のECU11と比較すると、下記〈A〉〜〈C〉の点が異なっている。
〈A〉まず、選択回路35a,35bが無い。
〈B〉2つの絶対値回路53a,53bを備えている。
〈C〉マイコン31のCPU42は、図4の処理に代えて、図4からS120とS160の各処理を削除した処理を実行する。選択信号SEL1〜SEL4を出力する必要がないためである。
[第3実施形態]
図9に示す第3実施形態のECU55は、第2実施形態のECU51と比較すると、下記〈D〉〜〈F〉の点が異なっている。
〈D〉まず、図3に例示したように、何れの気筒の燃料噴射も重複しない。このため、減算回路33aに燃料圧信号が入力される第1グループの気筒と、減算回路33bに燃料圧信号が入力される第2グループの気筒との間でも、燃料噴射は重複しない。
〈E〉絶対値回路53a,53bの各出力信号Pda,Pdbのうち、所定値以上になった出力信号を、マイコン31へ、A/D変換器41の第1チャンネルのA/D変換対象信号として入力させる信号切替回路57を備えている。
スイッチSW1は、絶対値回路53aの出力端子と、マイコン31の端子のうち、A/D変換器41の第1チャンネルに信号を入力させる入力端子(以下、第1チャンネルの入力端子という)とを、オンすることで接続する。また、スイッチSW2は、絶対値回路53bの出力端子と、上記第1チャンネルの入力端子とを、オンすることで接続する。
〈F〉本第3実施形態では、2つの絶対値回路53a,53bの出力信号Pda,Pdb(即ち、各気筒の燃料圧力変動量信号)が、上記信号切替回路57からマイコン31に、1系統の信号として入力され、マイコン31では、その信号切替回路57からの信号をA/D変換器41の第1チャンネルだけを使ってA/D変換するため、マイコン31のCPU42は、図4のS130で、前述した(2),(3)の処理に代えて、下記(2’),(3’)の処理を行う。
(2’)データ収集期間の開始タイミングが到来した気筒#nが第2気筒#2であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41の第1チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値を、RAM44に設定された第2気筒#2用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
(3’)また、上記気筒#nが第3気筒#3であるならば、DMAC45に対して、A/D変換器41の第1チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値を、RAM44に設定された第3気筒#3用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
即ち、データ収集期間の終了タイミングが到来した気筒#nが、どの気筒であっても、DMAC45に対して、A/D変換器41からRAM44へのDMA転送を停止させる。
一方、信号切替回路57を構成する信号有無判定回路59a,59bとしては、入力信号の大小を判定する閾値が1つだけの比較回路でも良いが、シュミット回路を用いる方が、ノイズによるスイッチSW1,SW2のチャタリングを防止できるという面で有利である。
[第4実施形態]
図11に示す第4実施形態のECU61は、第1実施形態のECU11と比較すると、下記〈G〉,〈H〉の点が異なっている。
〈G〉まず、選択回路35a,35bが無く、その代わりに、2つの減算回路33c,33dが追加されている。
〈H〉マイコン31のCPU42は、図4の処理に代えて、その図4を下記のように変更した処理(以下、第4実施形態の処理という)を実行する。
そして、第4実施形態の処理では、S130にて、前述した(3),(4)の処理に代えて、下記(3”)〜(4”)の処理を行う。
(3”)データ収集期間の開始タイミングが到来した気筒#nが、第3気筒#3ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第3チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値(即ち、減算回路33dの出力信号を一定時間Ts毎にA/D変換した各A/D変換値)を、RAM44に設定された第3気筒#3用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
(4”)上記気筒#nが第4気筒#4ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41のチャンネルのうち、第4チャンネルの一定時間Ts毎の各A/D変換値(即ち、減算回路33cの出力信号を一定時間Ts毎にA/D変換した各A/D変換値)を、RAM44に設定された第4気筒#4用のデータ領域へ、その領域の先頭アドレスから順番にDMA転送で格納していくように指令する。
即ち、データ収集期間の終了タイミングが到来した気筒#nが、第1気筒#1ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41における第1チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させ、上記気筒#nが第2気筒#2ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41における第2チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させ、上記気筒#nが第3気筒#3ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41における第3チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させ、上記気筒#nが第4気筒#4ならば、DMAC45に対して、A/D変換器41における第4チャンネルのA/D変換値のRAM44への転送を停止させる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
具体例を挙げると、エンジン13の気筒数が6であれば、第1実施形態については、減算回路33及び選択回路35を1組増やせば良く、第2実施形態については、減算回路33及び絶対値回路53を1組増やせば良い。また、第3実施形態については、減算回路33及び絶対値回路53を1組増やすと共に、信号切替回路57が、3つの絶対値回路53の各出力信号のうちで所定値以上になった1つの出力信号を、マイコン31へ入力させるように構成すれば良い。また、第4実施形態については、減算回路33を2つ増やせば良い。
また、第4実施形態において、エンジン13の気筒数が奇数(ここでは例えば気筒数=5とする)である場合には、減算回路33を1つ追加すると共に、その減算回路33の第2入力端子In2に、第5気筒の燃料圧信号を入力し、その減算回路33の第1入力端子In1には、第5気筒と燃料噴射期間が重複しない何れかの気筒の燃料圧信号を入力すれば良い。
Claims (7)
- 燃料ポンプによって圧送される燃料を蓄える蓄圧容器と、
内燃機関の複数の各気筒についてそれぞれ設けられ、前記蓄圧容器から供給される燃料を噴射口から噴射する燃料噴射弁と、
各気筒の前記燃料噴射弁についてそれぞれ設けられ、前記蓄圧容器の燃料出口から前記燃料噴射弁の噴射口までの燃料通路における所定位置の燃料圧力を検出する圧力センサと、
を備えた燃料噴射システムに適用され、
前記燃料噴射弁から燃料を噴射させる燃料噴射制御の処理を実行するマイコンを備えると共に、
前記マイコンは、燃料噴射が実施される噴射気筒に対応した前記圧力センサによる燃料圧力検出値と、燃料噴射が実施されない非噴射気筒に対応した前記圧力センサによる燃料圧力検出値との、差分である燃料圧力変動量を検出し、その燃料圧力変動量を用いて前記燃料噴射制御の処理を実行する燃料噴射制御装置において、
噴射気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号と、非噴射気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号との、差を表す差分信号が、前記マイコンの外部に設けられた入力処理回路から前記マイコンに入力され、
前記マイコンは、前記差分信号を当該マイコン内のA/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を前記燃料圧力変動量として処理するようになっており、
更に、前記入力処理回路は、第1入力端子への入力信号から第2入力端子への入力信号を引いた信号を出力する減算回路を備え、
前記減算回路の前記第1入力端子と前記第2入力端子との各々には、前記内燃機関の何れかの気筒である特定気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号と、前記特定気筒とは燃料噴射期間が重複しない他の気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号との各々が、前記特定気筒の燃料噴射時において前記減算回路の出力信号が正値となる組み合わせで入力され、
前記マイコンは、前記特定気筒が噴射気筒となる該特定気筒の燃料噴射期間において、前記減算回路の出力信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を、前記特定気筒についての前記燃料圧力変動量として処理すること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射制御装置において、
前記入力処理回路は、前記内燃機関において燃料噴射期間が重複しない複数気筒の各々に対応する前記圧力センサからのセンサ信号が入力されて、それらセンサ信号のうちの2つを、前記減算回路の前記第1入力端子と前記第2入力端子との各々に、前記マイコンによって指令される組み合わせで入力させる選択回路を備えており、
前記マイコンは、前記複数気筒の各々について、その気筒が噴射気筒となる該気筒の燃料噴射期間においては、前記選択回路に、今回の噴射気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号と、他の気筒に対応した前記圧力センサからの信号との各々を、前記減算回路の前記第1入力端子と前記第2入力端子との各々に対して、前記減算回路の出力信号が正値となる組み合わせで入力させると共に、前記減算回路の出力信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を、今回の噴射気筒についての前記燃料圧力変動量として処理すること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 請求項2に記載の燃料噴射制御装置において、
前記入力処理回路は、前記減算回路及び前記選択回路を複数組備えていること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射制御装置において、
前記減算回路が、前記内燃機関の各気筒について、その各気筒を前記特定気筒として、それぞれ備えられており、
前記各減算回路の出力信号が前記マイコンに入力されること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 燃料ポンプによって圧送される燃料を蓄える蓄圧容器と、
内燃機関の複数の各気筒についてそれぞれ設けられ、前記蓄圧容器から供給される燃料を噴射口から噴射する燃料噴射弁と、
各気筒の前記燃料噴射弁についてそれぞれ設けられ、前記蓄圧容器の燃料出口から前記燃料噴射弁の噴射口までの燃料通路における所定位置の燃料圧力を検出する圧力センサと、
を備えた燃料噴射システムに適用され、
前記燃料噴射弁から燃料を噴射させる燃料噴射制御の処理を実行するマイコンを備えると共に、
前記マイコンは、燃料噴射が実施される噴射気筒に対応した前記圧力センサによる燃料圧力検出値と、燃料噴射が実施されない非噴射気筒に対応した前記圧力センサによる燃料圧力検出値との、差分である燃料圧力変動量を検出し、その燃料圧力変動量を用いて前記燃料噴射制御の処理を実行する燃料噴射制御装置において、
噴射気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号と、非噴射気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号との、差を表す差分信号が、前記マイコンの外部に設けられた入力処理回路から前記マイコンに入力され、
前記マイコンは、前記差分信号を当該マイコン内のA/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を前記燃料圧力変動量として処理するようになっており、
更に、前記入力処理回路は、
前記内燃機関において燃料噴射期間が重複しない2つの気筒の各々に対応する前記圧力センサからのセンサ信号が入力されて、前記2つの気筒のうちの一方の気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号から、他方の気筒に対応した前記圧力センサからのセンサ信号を引いた信号を出力する減算回路と、
前記減算回路の出力信号が入力され、その入力信号の絶対値の信号を出力する絶対値回路とを備え、
前記マイコンは、前記一方の気筒の燃料噴射期間においては、前記絶対値回路の出力信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換して、そのA/D変換値を、前記一方の気筒についての前記燃料圧力変動量として処理し、前記他方の気筒の燃料噴射期間においては、前記絶対値回路の出力信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換して、そのA/D変換値を、前記他方の気筒についての前記燃料圧力変動量として処理すること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 請求項5に記載の燃料噴射制御装置において、
前記内燃機関の気筒は、少なくとも「2×N」個(Nは2以上の整数)あり、
前記入力処理回路は、前記「2×N」個の気筒の2つずつに対して、前記減算回路及び前記絶対値回路を1組ずつ備えていること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。 - 請求項6に記載の燃料噴射制御装置において、
前記内燃機関の前記「2×N」個の各気筒の燃料噴射は重複しないようになっており、
前記入力処理回路は、前記N個の絶対値回路の各出力信号のうち、所定値以上になった出力信号を前記マイコンに入力させる信号切替回路を備えており、
前記マイコンは、前記「2×N」個の気筒の各々について、その気筒が噴射気筒となる該気筒の燃料噴射期間においては、前記信号切替回路によって入力される信号を前記差分信号として前記A/D変換器によりA/D変換し、そのA/D変換値を、今回の噴射気筒についての前記燃料圧力変動量として処理すること、
を特徴とする燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009254119A JP5257329B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009254119A JP5257329B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011099374A JP2011099374A (ja) | 2011-05-19 |
JP5257329B2 true JP5257329B2 (ja) | 2013-08-07 |
Family
ID=44190752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009254119A Active JP5257329B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5257329B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5293775B2 (ja) * | 2011-06-29 | 2013-09-18 | 株式会社デンソー | エンジン制御システム、燃料噴射装置及び噴射駆動装置 |
JP6435926B2 (ja) * | 2015-03-04 | 2018-12-12 | 株式会社デンソー | 制御システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11101153A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Zexel:Kk | 燃料噴射制御装置 |
JP2007193416A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路 |
JP4424395B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2010-03-03 | 株式会社デンソー | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
-
2009
- 2009-11-05 JP JP2009254119A patent/JP5257329B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011099374A (ja) | 2011-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101603027B1 (ko) | 내연 기관의 연료 분사 제어 장치 | |
JP4414377B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
US8280614B2 (en) | Device for controlling quantity of injected fuel | |
JP5851358B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5293775B2 (ja) | エンジン制御システム、燃料噴射装置及び噴射駆動装置 | |
JP2021188548A (ja) | 噴射制御装置 | |
JP5257329B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP6369305B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP5681072B2 (ja) | 空気流量測定装置 | |
JP4974777B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6330616B2 (ja) | 制御装置 | |
JP6035583B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP5493585B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6915389B2 (ja) | 燃料噴射制御システム | |
JP2004108354A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP5343944B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP4497129B2 (ja) | 内燃機関のスロットル制御装置 | |
JP6642403B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP2011179344A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP2019090339A (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP5418678B2 (ja) | 内燃機関の噴射量学習装置 | |
JP5884490B2 (ja) | データ処理装置 | |
JP4985577B2 (ja) | 空燃比センサの異常診断装置 | |
JP2005273532A (ja) | エンジンの空燃比制御装置 | |
JP2006250115A (ja) | エンジン制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130408 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5257329 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |