JP5257313B2 - 遅延時間測定装置、遅延時間測定プログラム及び方法 - Google Patents

遅延時間測定装置、遅延時間測定プログラム及び方法 Download PDF

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Description

この出願に開示の技術は、遅延時間測定装置、遅延時間測定プログラム及び方法に関する。
ネットワーク形態の複雑化、多様化に伴って、ネットワークの異常箇所を特定する技術の必要性や重要性が高まっているが知られている。また、このような技術として、計測したエンド・エンド間のフローの品質を示す情報に基づいて、ネットワーク内の異常箇所を解析するネットワークトモグラフィ解析が知られている。以下、ネットワークの異常箇所を特定する従来技術として、ネットワークトモグラフィ解析について説明する。図15は、ネットワークトモグラフィ解析の対象としてのネットワークシステムを示す図である。
図15に示すネットワークシステムは、サーバ91、サーバ91とネットワークにより接続された複数の端末装置94、タップ92、モニタ装置93を有する。ネットワークにおいて、タップ92は、サーバ91と複数の端末装置94との間で送受される全てのデータを取得可能に設けられる。このタップ92を介して、モニタ装置93は、ネットワークシステムにおいて送受されるデータとしてのパケットを取得する。また、サーバ91と複数の端末装置94は、ノードを介して接続される。図15において、コアノードをN1とし、N1に接続されたノードであるN2によるネットワークをサブネットA、N1に接続され、N2とは異なるノードであるN3によるネットワークをサブネットBとする。ここで、コアノードとは、ネットワークをツリー構造として見立てた場合に下位リンクにノードだけが接続するノードを示す。上述した複数の端末装置94は、サブネットAまたはサブネットBのいずれかに所属するものとする。また、サーバ91からサブネットAに所属する端末装置94へのフローをF1とし、サーバ91からサブネットBに所属する端末装置94へのフローをF2とする。
このようなネットワークシステムにおいて、モニタ装置93は、タップ92を介して取得したパケットに基づいて、各フローに関してデータ送受に係る遅延時間の変動を算出する。次に、モニタ装置93は、閾値と遅延時間の変動とに基づいて、フロー毎に正常か異常かを判断する。ここで、閾値はフロー毎に設定される変動率であり、遅延時間の変動率が設定された閾値以上である場合、そのフローは異常であると判断される。例えば、F1の遅延時間の変動が20msから40msであり、閾値が200%である場合に、F1は異常であると判断される。また、F2の遅延時間の変動が1000msから1020msであり閾値が101%である場合、F2もまた異常であると判断される。
次に、モニタ装置93は、上述した判断に基づいて、フローが経由するノードに対して、正常/異常情報をマッピングする。この正常/異常情報は、フローが正常であるか否かを示す情報である。マッピング後、モニタ装置93は、最小のノード数で異常なフローをカバーするノードの集合を異常箇所と判断する。例えば、上述したようにF1及びF2が異常なフローと判断された場合、F1及びF2をカバーするノードN1が異常箇所として特定される。なお、異常箇所の特定において、正常なフローをカバーするノードは除外される。
「複数パス上のパケット損失計測に基づく輻輳箇所特定法に関する実験的検討」、電子情報通信学会技術研究報告、2004年9月、vol.104、no.309、CQ2004−76、pp.43−48
しかしながら、上述した異常箇所を特定する技術によれば、異常箇所を正しく特定できない場合が存在する。フローが正常か異常かを判断するための閾値が低く設定されている場合、異常と判定されるべきフローが正常と判断されてしまう。例えば、上述したネットワークシステムにおいて、F2に設定された閾値が110%である場合、F2は異常なフローと判断されない。その結果、F1だけが異常なフローと判断され、N1はF2をカバーするため、N2のみが異常箇所として特定されてしまう。このことは、フロー単位で遅延時間を測定することに起因する。また、ノード単位で遅延時間を測定するために、全てのノードを監視すると、ネットワークに大きな負荷が掛かる。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ネットワークシステムにおいて、低負荷でノード単位の遅延時間を測定することができる遅延時間測定装置、遅延時間測定プログラム及び方法を提供することを目的とする。
サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、前記経路情報記憶部により記憶された経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定するコアノード特定部と、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得する取得部と、前記取得部により取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出する第1遅延時間算出部と、前記コアノード特定部により特定されたコアノードへアクティブパケットを送出する送出部と、前記送出部により送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信する受信部と、前記送出部により送出されたアクティブパケットと、前記受信部により受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出する第2遅延時間算出部と、前記第1遅延時間算出部により算出された前記第1遅延時間と、前記第2遅延時間算出部により算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出する第3遅延時間算出部を有する。
ネットワークシステムにおいて、低負荷でノード単位の遅延時間を測定することができる。
本実施の形態に係るネットワークシステムと遅延時間測定装置のハードウェア構成とを示す図である。 遅延時間測定装置15の機能構成を示す図である。 経路情報を示す図である。 ノード情報を示す図である。 遅延時間情報を示す図である。 遅延要素情報を示す図である。 遅延時間測定装置の動作を示すフローチャートである。 遅延時間の算出方法を示す図である。 ノード種別の判定方法を示す図である。 異常ノード決定処理の動作を示すフローチャートである。 遅延要素の算出方法を示す図である。 遅延要素に対する閾値を示す図である。 CPU処理負荷による遅延時間の増大を示す図である。 本明細書に開示された技術が適用されるコンピュータシステムの一例を示す図である。 ネットワークトモグラフィ解析の対象としてのネットワークシステムを示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムと遅延時間測定装置のハードウェア構成とについて説明する。図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムと遅延時間測定装置のハードウェア構成とを示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステムは、サーバ11、端末装置12、ノード13、タップ14、遅延時間測定装置15を有する。サーバ11は、端末装置12をクライアントとし、端末装置12との間でネットワークを介してデータを送受する。ノード13(中継ノード)は、サーバ11と端末装置12との接続を中継する中継器である。本実施の形態において、ノード13は複数存在するものとし、タップ14を介してサーバ11と接続されたノード13をN1、N1に接続された2つのノード13をそれぞれN2、N3とし、N2に接続されたネットワークをサブネットA、N3に接続されたネットワークをサブネットBとする。端末装置12は複数存在し、サーバ11とデータを送受する。また、複数の端末装置12は、N2またはN3に接続されているものとする。遅延時間測定装置15は、サーバ11とN1との間のタップ14を介して、ネットワークに接続されており、サーバ11と複数の端末装置12との間で送受されるパケットを送受する。なお、本実施の形態において、サーバ11からサブネットAまでのフローをF1、サーバ11からサブネットBまでのフローをF2とする。
遅延時間測定装置15は、CPU(Central Processing Unit)151、メモリ152、記憶部153、LAN(Local Area Network)インターフェイス154、出力部155を有する。出力部155はディスプレイ156と接続される。記憶部153は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。
次に、遅延時間測定装置の機能構成について説明する。図2は、遅延時間測定装置の機能構成を示す図である。また、図3は、経路情報を示す図である。また、図4は、ノード情報を示す図である。また、図5は、遅延時間情報を示す図である。また、図6は、遅延要素情報を示す図である。
図2に示すように、遅延時間測定装置15は、経路情報生成部21、ノード情報生成部22(コアノード特定部)、遅延時間算出部23(取得部、第1遅延時間算出部)、コアノード監視部24(送出部、受信部、第2遅延時間算出部)、遅延要素算出部25(第3遅延時間算出部)、遅延要素記録部26(第3遅延時間記憶部、第2判断部、減算部)、変動算出部27、異常ノード選択部28(第1判断部、選択部)、表示部29、待機処理部30を機能として有する。これらの機能は、CPU151とメモリ152とが協働することにより実現される。また、遅延時間測定装置15は、経路情報、ノード情報、遅延時間情報、遅延要素情報を記憶部153に記憶する。
経路情報は、図3に示すように、サーバ11から各サブネットまでのフローと、その通過経路を対応付ける情報である。例えば、F1は、サブネットAからN2、N1を経由したサーバ11まで経路として示される。ノード情報は、図4に示すように、各ノードと、その種別とを対応付ける情報である。このノード情報のノード種別において、1は対応するノード13がコアノードであることを示し、0は対応するノード13がエッジノードであることを示す。なお、本実施の形態において、他のノード13を介して、エンドノードである端末装置12に接続するノード13をコアノードとし、端末装置12に直接接続されたノード13をエッジノードとする。遅延時間情報は、図5に示すように、パケットの発信元としてのサブネットと、発信元の端末装置12のIPアドレスと、発信されたパケットのフローにおける遅延時間とを対応付ける情報である。遅延要素情報は、図6に示すように、IDと、遅延要素と、その遅延時間とを対応付ける情報である。遅延要素は、フローにおける遅延時間を各ノードにより分割した遅延時間であり、それぞれのノードNiの遅延要素はβiと示される。遅延要素情報における遅延時間は、遅延要素としての遅延時間であり、遅延時間情報における遅延時間とは異なる。また、本実施の形態におけるネットワークシステムの全ての遅延要素の遅延時間は1つのIDに対応付けられる。遅延要素の遅延時間は、所定時間間隔で算出され、算出毎にカウントアップされたIDが付されるため、遅延要素情報においてIDは時系列を示す。なお、以降の説明において、遅延要素の遅延時間を単に“遅延要素”と呼称する。
経路情報生成部21は、traceroute等のコマンドの発行、ノード13内のルーティングテーブルの参照、ネットワーク内を流れるダイナミックルーティングプロトコル(例えば、OSPF:Open Shotest Path First)の解析などによって、各フローの経路を取得し、経路情報を生成する。なお、経路情報生成部21による経路の取得方法は、如何なる手段であっても良い。ノード情報生成部22は、経路情報を参照し、これに基づいて、ノード情報を生成する。遅延時間算出部23は、複数の端末装置12のそれぞれからサーバ11までのフローにおけるパケットの遅延時間を算出し、遅延時間情報に記録する。コアノード監視部24は、ノード情報を参照し、これに基づいて、コアノードに対してPingを発行し、コアノードの遅延時間を算出する。遅延要素算出部25は、遅延時間情報に基づいて、遅延要素を算出する。遅延要素記録部26は、遅延要素算出部25により算出された遅延要素の値がマイナスであるかどうかを判断し、値がマイナスではない場合、遅延要素情報に遅延要素を記録する。変動算出部27は、遅延要素情報を参照し、遅延要素情報における各遅延要素について、時系列が異なる遅延要素から遅延要素の変動を算出する。異常ノード選択部28は、変動算出部27により算出された遅延要素の変動に基づいて、異常のあるノードを選択する。表示部29は、異常ノード選択部28により選択された異常ノードを、出力部155を介してディスプレイに表示する。待機処理部30は、予め設定された一定時間待機する。待機処理部30が一定時間待機することにより、遅延時間算出部23及びコアノード監視部24は、周期的にパケットを取得し、遅延時間を算出する。
次に、遅延時間測定装置の動作について説明する。図7は、遅延時間測定装置の動作を示すフローチャートである。また、図8は、遅延時間の算出方法を示す図である。また、図9は、ノード種別の判定方法を示す図である。
図7に示すように、まず、経路情報生成部21は、記憶部153に経路情報が記憶されているかどうかを判断する(S101)。
記憶部153に経路情報が記憶されている場合(S101,YES)、ノード情報生成部22は、記憶部153にノード情報が記憶されているかどうかを判断する(S102)。
記憶部153にノード情報が記憶されている場合(S102,YES)、遅延時間算出部23は、記憶部153に遅延時間情報が記憶されているかどうかを判断する(S103)。
記憶部153に遅延時間情報が記憶されている場合(S103,YES)、遅延時間算出部23は、サーバ11と各サブネット間において送受されるパケットを取得し、取得したパケットに基づいて、遅延時間を算出する(S104)。ここで、遅延時間の算出方法について説明する。図8に示すように、端末装置12から送出された要求パケットに対してサーバ11から送出された応答パケットを遅延時間算出部23が取得した時刻をT1とする。また、応答パケットに対して端末装置12から送出された確認パケットを遅延時間算出部23が取得した時刻をT2とする。この場合、遅延時間算出部23は、T1とT2との時間差を遅延時間とする。具体的には、遅延時間算出部23は、T2からT1を減算した値を遅延時間とする。なお、遅延時間算出部23は、予め設定されたサンプリング時間内に送受されたパケットを取得し、取得したパケットによるサーバ11と各サブネット間の送受全てについて、上述した遅延時間の算出を行う。
遅延時間の算出後、遅延時間算出部23は、算出した遅延時間により遅延時間情報を更新する(S105)。ここで、遅延時間算出部23は、遅延時間を算出したフローにおいて要求パケットを送出した端末装置12が所属するサブネットと、算出した遅延時間とを対応付けて遅延時間情報に記録する。本実施の形態において、遅延時間の算出は、サーバ11とサブネット間のフローに対してなされる。そのため、異なる端末装置12とサーバ11との間の複数の遅延時間は、所属するサブネットが同じである場合は、同じサブネットの遅延時間として扱われる。
次に、コアノード監視部24は、後述する異常ノード決定処理を実行し(S106)、遅延時間算出部23は、再度、パケットを取得し、遅延時間を算出する(S104)。
また、ステップS103の判断において、記憶部153に遅延時間情報が記憶されていない場合(S103,NO)、遅延時間情報算出部23は、空の遅延時間情報を生成する(S107)。
また、ステップS102の判断において、記憶部153にノード情報が記憶されていない場合(S102,NO)、ノード情報生成部22は、経路情報に基づいて、ノード種別を判定し、各ノードとその判定結果とが対応付けられたノード情報を生成する(S108)。ここで、ノード種別の判定方法について説明する。図9に示すように、ノード情報生成部22は、経路情報に基づいて、各フローにおいて、各ノードがエッジノードであるか否かを判定する。例えば、F1において、N2は、サブネットAと隣り合うため、エッジノードと判定される。ノード情報生成部22は、各フローと各ノードとの組み合わせに対し、エッジノードと判定した場合は1を、エッジノードではないと判定した場合は0を割り当てる。割当後、ノード情報生成部22は、異なるフロー間の論理和演算をノード毎に行うことにより、ネットワークシステムにおけるエッジノード判定を行う。更に、ノード情報生成部22は、ネットワークシステムにおけるエッジノード判定結果に対するXOR演算の結果が、1であるノードをコアノード、0であるノードをそれ以外のノードとして判定する。
また、ステップS101の判断において、記憶部153に経路情報が記憶されていない場合(S101,NO)、経路情報生成部21は、経路情報を生成する(S110)。
次に、異常ノード決定処理の動作について説明する。図10は、異常ノード決定処理の動作を示すフローチャートである。また、図11は、遅延要素の算出方法を示す図である。また、図12は、遅延要素に対する閾値を示す図である。また、図13は、CPU処理負荷による遅延時間の増大を示す図である。
図10に示すように、まず、遅延要素記録部26は、変数iに0をセットし(S201)、記憶部153に遅延要素情報が記憶されているかどうかを判断する(S202)。
記憶部153に遅延要素情報が記憶されている場合(S202,YES)、遅延要素算出部25は、経路情報及び遅延時間情報を記憶部153から取得する(S203)。次に、コアノード監視部24は、コアノードに対して、アクティブパケットとしてPingパケットを送出し(S204)、PingパケットとこのPingパケットに対するコアノードによる応答とに基づいて、コアノードの遅延時間を算出する(S205)。コアノード監視部24は、具体的には、Pingパケットを送出した時刻とその応答が返ってきた時刻との時間差を求め、これをコアノードの遅延時間とする。なお、コアノード監視部24は、フローの遅延時間の算出と同様に設定されたサンプリング時間内にPingパケットを複数回送出し、Pingパケットとその応答毎に遅延時間を算出する。
次に、遅延要素算出部25は、取得した経路情報及び遅延時間情報とコアノード監視部24により算出されたコアノードの遅延時間とに基づいて、遅延要素を算出する(S206)。ここで、遅延要素算出部25による遅延要素の算出方法について説明する。図11に示す方程式において、y1はコアノードであるN1の遅延時間、y2はサブネットA即ちF1の遅延時間、y3はサブネットB即ちF2の遅延時間を示す。遅延要素算出部25は、経路情報を参照し、フローの遅延時間yをフローが経由するノード13の遅延要素の合計とする。本実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、y2はβ1+β2、y3はβ1+β3となる。また、コアノードの遅延時間は遅延要素であるため、y1はβ1となる。遅延要素算出部25は、これらのフロー及びコアノードの遅延時間と遅延要素との間に成り立つ関係を示す連立方程式におけるβiの値を解として求める。これにより、ネットワークシステムにおけるノード13の遅延要素を算出することができる。また、遅延要素算出部25は、連立方程式の解の算出に、重回帰分析を適用する。例えば、F1及びF2の遅延時間がサンプリング時間内に5回ずつ観測され、N1の遅延時間がサンプリング時間内に3回観測された場合、図11に示すように、方程式が13個成立する。この場合、遅延要素算出部25は、重回帰分析を用いることにより、13個全ての方程式から、統計的に最も信頼性の高い遅延要素を算出することができる。なお、連立方程式の解の算出において、遅延算出部25は、数量化I類などの他の手段を用いても良い。遅延要素の算出後、遅延要素記録部26は、算出された全ての遅延要素βにおいて、値がマイナスである遅延要素があるかどうかを判断する(S207)。
値がマイナスである遅延要素がない場合(S207,NO)、遅延要素記録部26は、IDを付して遅延要素βを遅延要素情報へ追加する(S208)。次に、変動算出部27は、遅延要素情報を参照し、前回の遅延要素β、つまり追加された遅延要素βに付されたIDに対して数値が1小さいIDが付された遅延要素βが記録されているかどうかを判断する(S209)。
遅延要素情報に前回の遅延要素βが記録されている場合(S209,YES)、追加された遅延要素βiについて、前回の遅延要素βiとの変動をそれぞれ算出する(S210)。次に、異常ノード選択部28は、設定範囲外の遅延要素βiの変動があるかどうかを判断する(S211)。ここで、設定範囲について説明する。設定範囲は、遅延要素情報に記録された遅延要素βiに基づいて決定される。異常ノード選択部28は、図12に示すように、前回以前の遅延要素βiに対して、これに所定の値で乗算した値を加算した値を上限とし、減算した値を下限として閾値を決定する。つまり、異常ノード選択部28は、前回以前の遅延要素βiに対する遅延要素βiの変動率に基づいて、遅延要素βiが異常であるかどうかを判断する。例えば、前回の遅延要素βiが10であり、所定の値を0.5とした場合、上限は15となり、下限は5となる。また、前回以前の遅延要素βiが複数ある場合、異常ノード選択部28は、複数の遅延要素βiの平均、分散または時系列の変動に基づいて閾値を決定しても良い。
設定範囲外の遅延要素βiの変動がある場合(S211,YES)、設定範囲外の変動があるノード13を異常ノードとして選択することにより、異常ノードを決定する(S212)。次に、表示部213は、決定された異常ノードを、出力部155を介してディスプレイ156に表示する(S213)。異常ノードの表示後、待機処理部30は、予め設定された一定時間待機し(S214)、異常ノード決定処理を終了する。
また、ステップS211の判断において、設定範囲外の遅延要素βiの変動がない場合(S211,NO)、待機処理部30は、一定時間待機し(S214)、異常ノード決定処理を終了する。
また、ステップS209の判断において、遅延要素情報に前回の遅延要素βが記録されていない場合(S209,NO)、待機処理部30は、一定時間待機し(S214)、異常ノード決定処理を終了する。
また、ステップS207の判断において、値がマイナスである遅延要素がある場合(S207,YES)、遅延要素記録部26は、iに1を加算した値を代入する(S215)。更に、遅延要素記録部26は、iが遅延要素算出のリトライ回数として予め設定された回数以上であるかどうかを判断する(S216)。
iが予め設定された回数以上である場合(S216,YES)、遅延要素記録部26は、コアノードの遅延時間からコアノードのCPU処理による遅延時間を減算する(S217)。具体的には、マイナスの遅延要素βの値における最大の絶対値と、絶対値が最大である遅延要素βiの前回以前の遅延要素βiとを加算した値を、遅延要素の値がマイナスとなったノード13が含まれるフローにおけるコアノードの遅延時間の値より減算する。例えば、N1の遅延時間が100、F1の遅延時間が60、F2の遅延時間が90である場合、β1=100、β2=−40、β3=−10となる。ここで、遅延要素記録部26は、β2の絶対値40と前回のβ2の値25との加算値によりコアノードの遅延時間を減算する。コアノードの遅延時間の値は35となるため、β1=35、β2=25、β3=55となる。なお、予め設定された値をCPU処理時間として設定し、この値によりコアノードの遅延時間を減算しても良い。
PingパケットやSNMPパケットなどのアクティブパケットはその内部にプログラムを含む。アクティブパケットを受信したノード13は、アクティブパケットを受けると、これに含まれるプログラムを実行する。そのため、図13に示すように、偶発的にノード13においてCPU処理負荷により遅延時間が増大することがある。この場合、コアノードの遅延時間よりもフローの遅延時間が小さくなるため、遅延要素記録部26は、マイナスの遅延要素がある場合にCPU処理負荷による遅延時間を除外することができる。
次に、遅延要素算出部25は、減算されることにより補正されたコアノードの遅延時間に基づいて、再度、遅延要素を算出する(S206)。
また、ステップS216の判断において、iが予め設定された回数未満である場合(S216,NO)、コアノード監視部24は、再度、コアノードに対して、アクティブパケットとしてPingパケットを送出する(S204)。
また、ステップS202の判断において、記憶部153に遅延要素情報が記憶されていない場合(S202,NO)、遅延要素記録部26は、空の遅延要素情報を記憶部153に生成する(S218)。
以上説明したように、本明細書に開示された技術によれば、全ノードの遅延時間の算出において、パッシブ観測で不足する情報をコアノードに対する監視によって補うことにより、低負荷でノード単位の遅延時間を測定することができる。ノードがホップ数(k)ごとにn分岐しているネットワークにおいて、全ノードの数Sallは(nk+1−1)/(n−1)となる。これに対して、コアノードの数Scoreは(nk−1)/(n−1)となる。よって、本明細書に開示された技術によれば、全てのノードを監視する場合に比べ、ネットワーク負荷を(nk−1)/(nk+1−1)以下に抑えることができる。例えば、本実施の形態に示したようなクライアントまでのホップ数が4ホップ、ノードごとの分岐数が2であるネットワークの場合、ネットワークに掛かる負荷は、全てのノードを監視する場合に対して、3/7(42.8%)となる。また、ノードごとの分岐数が10である場合、ネットワークに掛かる負荷は、全てのノードを監視する場合に対して、11/111(9%)となる。また、ノード単位の遅延時間に基づいてノード13が異常であるかどうかを判断するため、より正確に異常ノードを検出することができる。
本発明は以下に示すようなコンピュータシステムにおいて適用可能である。図14は、本明細書に開示された技術が適用されるコンピュータシステムの一例を示す図である。図14に示すコンピュータシステム900は、CPUやディスクドライブ等を内蔵した本体部901、本体部901からの指示により画像を表示するディスプレイ902、コンピュータシステム900に種々の情報を入力するためのキーボード903、ディスプレイ902の表示画面902a上の任意の位置を指定するマウス904及び外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードする通信装置905を有する。通信装置905は、ネットワーク通信カード、モデムなどが考えられる。
上述したような、遅延時間測定装置を構成するコンピュータシステムにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、遅延時間測定プログラムとして提供することができる。このプログラムは、コンピュータシステムにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、遅延時間測定装置を構成するコンピュータシステムに実行させることが可能となる。上述した各ステップを実行するプログラムは、ディスク910等の可搬型記録媒体に格納されるか、通信装置905により他のコンピュータシステムの記録媒体906からダウンロードされる。また、コンピュータシステム900に少なくとも遅延時間測定機能を持たせる遅延時間測定プログラム(遅延時間測定ソフトウェア)は、コンピュータシステム900に入力されてコンパイルされる。このプログラムは、コンピュータシステム900を、遅延時間測定機能を有する遅延時間測定装置として動作させる。また、このプログラムは、例えばディスク910等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても良い。ここで、コンピュータシステム900により読取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、ディスク910やフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータシステム並びにそのデータベースや、通信装置905のような通信手段を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
以上、本実施の形態によれば、以下の付記で示す技術的思想が開示されている。
(付記1) サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、
前記経路情報記憶部により記憶された経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定するコアノード特定部と、
前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得する取得部と、
前記取得部により取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出する第1遅延時間算出部と、
前記コアノード特定部により特定されたコアノードへアクティブパケットを送出する送出部と、
前記送出部により送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信する受信部と、
前記送出部により送出されたアクティブパケットと、前記受信部により受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出する第2遅延時間算出部と、
前記第1遅延時間算出部により算出された前記第1遅延時間と、前記第2遅延時間算出部により算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出する第3遅延時間算出部を備える遅延時間算出装置。
(付記2) 前記第3遅延時間算出部は、所定の周期毎に前記第3遅延時間を算出し、
前記所定の周期毎に算出された前記第3遅延時間を累積させて記憶する第3遅延時間記憶部と、
前記第3遅延時間算出部により算出された前記第3遅延時間と、前記第3遅延時間記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間とに基づいて、前記複数の中継ノードのそれぞれの遅延時間の変動を算出する変動算出部と、
前記変動算出部により算出された複数の変動のそれぞれについて、所定の閾値以上であるか否かを判断する第1判断部と、
前記複数の中継ノードのうち、前記第1判断部により変動が所定の閾値以上であると判断された中継ノードを選択する選択部とを更に備える付記1に記載の遅延時間測定装置。
(付記3) 前記第3遅延時間算出部により算出された前記複数の第3遅延時間において、値がマイナスである第3遅延時間があるかどうかを判断する第2判断部と、
前記第2判断部により値がマイナスである第3遅延時間があると判断された場合、前記第2遅延時間の値から所定の値を減算する減算部とを更に備え、
前記第3遅延時間算出部は、前記減算部により減算された第2遅延時間と、前記第1遅延時間と、前記経路情報に基づいて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記1または付記2に記載の遅延時間測定装置。
(付記4) 前記所定の閾値は、前記第3遅延時間記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間に基づく値であることを特徴とする付記2または付記3に記載の遅延時間測定装置。
(付記5) 前記取得部は、所定の時間内に前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
前記送出部は、前記コアノード特定部により特定されたコアノードへアクティブパケットを複数回送出し、
前記第3遅延時間算出部は、重回帰分析を用いて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の遅延時間測定装置。
(付記6) 記憶部に記憶され、サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定し、
前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出し、
特定されたコアノードへアクティブパケットを送出し、
送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信し、
送出されたアクティブパケットと、受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出し、
算出された前記第1遅延時間と、算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出することをコンピュータに実行させる遅延時間算出プログラム。
(付記7) 前記第3遅延時間の算出は、所定の周期毎に前記第3遅延時間を算出することを特徴とし、
前記所定の周期毎に算出された前記第3遅延時間を累積させて前記記憶部に記憶し、
算出された前記第3遅延時間と、前記記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間とに基づいて、前記複数の中継ノードのそれぞれの遅延時間の変動を算出し、
算出された複数の変動のそれぞれについて、所定の閾値以上であるか否かを判断し、
前記複数の中継ノードのうち、変動が所定の閾値以上であると判断された中継ノードを選択することを更にコンピュータに実行させる付記6に記載の遅延時間測定プログラム。
(付記8) 算出された前記複数の第3遅延時間において、値がマイナスである第3遅延時間があるかどうかを判断し、
値がマイナスである第3遅延時間があると判断された場合、前記第2遅延時間の値から所定の値を減算することを更にコンピュータに実行させ
前記第3遅延時間の算出は、減算された第2遅延時間と、前記第1遅延時間と、前記経路情報に基づいて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記6または付記7に記載の遅延時間測定プログラム。
(付記9) 前記所定の閾値は、前記記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間に基づく値であることを特徴とする付記7または付記8に記載の遅延時間測定プログラム。
(付記10) 前記パケットの取得は、所定の時間内に前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
前記アクティブパケットの送出は、特定されたコアノードへアクティブパケットを複数回送出し、
前記第3遅延時間の算出は、重回帰分析を用いて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記6乃至付記9のいずれかに記載の遅延時間測定プログラム。
(付記11) 記憶部に記憶され、サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定し、
前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出し、
特定されたコアノードへアクティブパケットを送出し、
送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信し、
送出されたアクティブパケットと、受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出し、
算出された前記第1遅延時間と、算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出する遅延時間算出方法。
(付記12) 前記第3遅延時間の算出は、所定の周期毎に前記第3遅延時間を算出することを特徴とし、
前記所定の周期毎に算出された前記第3遅延時間を累積させて前記記憶部に記憶し、
算出された前記第3遅延時間と、前記記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間とに基づいて、前記複数の中継ノードのそれぞれの遅延時間の変動を算出し、
算出された複数の変動のそれぞれについて、所定の閾値以上であるか否かを判断し、
前記複数の中継ノードのうち、変動が所定の閾値以上であると判断された中継ノードを選択する付記11に記載の遅延時間測定方法。
(付記13) 算出された前記複数の第3遅延時間において、値がマイナスである第3遅延時間があるかどうかを判断し、
値がマイナスである第3遅延時間があると判断された場合、前記第2遅延時間の値から所定の値を減算し、
前記第3遅延時間の算出は、減算された第2遅延時間と、前記第1遅延時間と、前記経路情報に基づいて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記11または付記12に記載の遅延時間測定方法。
(付記14) 前記所定の閾値は、前記記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間に基づく値であることを特徴とする付記12または付記13に記載の遅延時間測定方法。
(付記15) 前記パケットの取得は、所定の時間内に前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
前記アクティブパケットの送出は、特定されたコアノードへアクティブパケットを複数回送出し、
前記第3遅延時間の算出は、重回帰分析を用いて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする付記11乃至付記14のいずれかに記載の遅延時間測定方法。
11 サーバ、12 端末装置、13 ノード、14 タップ、15 遅延時間測定装置、21 経路情報生成部、22 ノード情報生成部、23 遅延時間算出部、24 コアノード監視部、25 遅延要素算出部、26 遅延要素記録部、27 変動算出部、28 異常ノード選択部、29 表示部、30 待機処理部、151 CPU、152 メモリ、153 記憶部、154 LANインターフェイス、155 出力部、156 ディスプレイ。

Claims (7)

  1. サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、
    前記経路情報記憶部により記憶された経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定するコアノード特定部と、
    前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出する第1遅延時間算出部と、
    前記コアノード特定部により特定されたコアノードへアクティブパケットを送出する送出部と、
    前記送出部により送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信する受信部と、
    前記送出部により送出されたアクティブパケットと、前記受信部により受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出する第2遅延時間算出部と、
    前記第1遅延時間算出部により算出された前記第1遅延時間と、前記第2遅延時間算出部により算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出する第3遅延時間算出部を備える遅延時間算出装置。
  2. 前記第3遅延時間算出部は、所定の周期毎に前記第3遅延時間を算出し、
    前記所定の周期毎に算出された前記第3遅延時間を累積させて記憶する第3遅延時間記憶部と、
    前記第3遅延時間算出部により算出された前記第3遅延時間と、前記第3遅延時間記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間とに基づいて、前記複数の中継ノードのそれぞれの遅延時間の変動を算出する変動算出部と、
    前記変動算出部により算出された複数の変動のそれぞれについて、所定の閾値以上であるか否かを判断する第1判断部と、
    前記複数の中継ノードのうち、前記第1判断部により変動が所定の閾値以上であると判断された中継ノードを選択する選択部とを更に備える請求項1に記載の遅延時間測定装置。
  3. 前記第3遅延時間算出部により算出された前記複数の第3遅延時間において、値がマイナスである第3遅延時間があるかどうかを判断する第2判断部と、
    前記第2判断部により値がマイナスである第3遅延時間があると判断された場合、前記第2遅延時間の値から所定の値を減算する減算部とを更に備え、
    前記第3遅延時間算出部は、前記減算部により減算された第2遅延時間と、前記第1遅延時間と、前記経路情報に基づいて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遅延時間測定装置。
  4. 前記所定の閾値は、前記第3遅延時間記憶部に記憶された前回以前の周期の第3遅延時間に基づく値であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遅延時間測定装置。
  5. 前記取得部は、所定の時間内に前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
    前記送出部は、前記コアノード特定部により特定されたコアノードへアクティブパケットを複数回送出し、
    前記第3遅延時間算出部は、重回帰分析を用いて、前記第3遅延時間を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遅延時間測定装置。
  6. 記憶部に記憶され、サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定し、
    前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
    取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出し、
    特定されたコアノードへアクティブパケットを送出し、
    送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信し、
    送出されたアクティブパケットと、受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出し、
    算出された前記第1遅延時間と、算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出することをコンピュータに実行させる遅延時間算出プログラム。
  7. 記憶部に記憶され、サーバと、該サーバに接続された複数の端末装置と、前記サーバと前記複数の端末装置との接続を中継する複数の中継ノードとを含むネットワークに関して、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの接続経路を示す経路情報に基づいて、前記複数の中継ノードのうち、前記複数の端末装置と他の中継ノードを介して接続されたコアノードを特定し、
    前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間で送受されるパケットを取得し、
    取得されたパケットに基づいて、前記サーバと前記複数の端末装置のそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第1遅延時間を、前記経路情報における接続経路毎に算出し、
    特定されたコアノードへアクティブパケットを送出し、
    送出されたアクティブパケットに対する前記コアノードからの応答を受信し、
    送出されたアクティブパケットと、受信された応答とに基づいて、前記サーバと前記コアノードとの間のパケットの伝送に係る第2遅延時間を算出し、
    算出された前記第1遅延時間と、算出された前記第2遅延時間と、前記経路情報とに基づいて、前記サーバと前記複数の中継ノードのそれぞれとの間のパケットの伝送に係る第3遅延時間を算出する遅延時間算出方法。
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