JP5256563B2 - 表示データ生成装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は液晶パネルの駆動するための表示データの生成装置および方法に関し、特に、液晶ディスプレイ回路をFRC(Frame Rate Control)パターンに従い駆動するための表示データの生成装置および方法に関する。
特開平8−86997号公報と特開平8−262411号公報では、STN(Super-Twisted Nematic)液晶ディスプレイに対する表示データであるRGBデータをウォルシュ符号(直交行列)で変換することにより、表示データの相関をなくし、フレーム応答現象を抑え、スジのない均一な表示品位を実現している。
特開平5−80708号公報では、従来の階調パターンを使って、異なる階調から中間調を生成するようにして新しいパターンを生成する。
特開平8−86997号公報 特開平8−262411号公報 特開平5−80708号公報
上述した従来技術の表示方法であっても、画像のちらつきを防止するためにディザ法に従う乱数パターンであるFRCパターンに従い、STN液晶ディスプレイ回路に画像を表示する場合には、以下の課題が残されていた。
つまり、FRCパターンは乱数パターンであるので、隣接する画素のONとOFFの組の個数がディスプレイの縦列ごとに異なることになる。その結果、STN液晶ディスプレイでは画像とともに縦縞が表示されてしまう。
また、従来は、FRCパターンを生成するには、パターンを構成するドット数分のテーブルが必要であった。たとえば、4ドット×4ドット以上(たとえば4ドット×8ドット、8ドット×8ドット)のドット個数を有するFRCパターンを生成する場合、テーブルからデータを読出すためのアドレスビット数が増える。したがって、FRCパターンを構成するドット個数の増加に従いテーブルを格納するのに必要なメモリ容量が増加して回路規模が大きくなる。
ここで、上述した縦縞が表示される原因について説明する。
従来、STN液晶ディスプレイに1秒間に16フレームを表示する周期に同期して階調表示する場合、LCD(Liquid Crystal Display)の全体表示領域を、4×4=16ドットからなる矩形状の複数個のブロックに分割(図54参照)し、ブロック毎の各画素(ドット)で位相が異なるようにON(点灯)/OFF(消灯)させる(たとえば図55参照)ことにより、階調表示する。
画像を表示するためにSTN液晶ディスプレイ回路に出力されるデータをRGB(Red、Green、Blue)データと称すると、RGBデータにより表示される階調は、赤色(R)と緑色(G)および青色(B)の3色データにより決定される。たとえば階調がW1と決定された場合には、図55では、階調W1で指示される4×4のサイズのブロックが表示される。具体的には、RGBデータにより表示される0番目のフレームにおいては階調W1で指示される列の1番目のブロックがLCD画面の全ブロックに表示されて、1番目のフレームにおいては階調W1で指示される列の2番目のブロックが、そして、3番目のフレームにおいては3番目のブロックが、それぞれLCD画面の各フレームの全ブロックに表示される。このような表示の切替えが16個のフレームの更新周期に同期して行なわれる。
図56は、従来の液晶駆動装置の概略構成図である。液晶駆動装置は、図示しないCPU(Central Processing Unit)から与えられるRGBデータを入力し、入力したデータに基づき各種の入力信号xを生成し出力するCPUインターフェース1、FRC変換回路2A、フレームデータ生成部3、ディスプレイインターフェース4、およびSTN液晶ディスプレイ回路5を備える。FRC変換回路2Aは、入力信号xが与えられて、与えられた入力信号xを、FRCパターンを生成するための出力信号y1に変換し出力する。フレームデータ生成部3は、出力信号y1が与えられて、与えられる出力信号y1に基づき1フレーム分の画像データ(以下、FRCパターンという)を格納するためのSRAM(Static Random Access Memory)からなるフレームメモリ3Fを有する。ディスプレイインターフェース4は、フレームメモリ3Fから読出されたデータを入力し、表示用のLCD画像データに変換し出力する。STN液晶ディスプレイ回路5は、入力したLCD画像データに基づきLCDの液晶素子を駆動して画像を表示する。
フレームデータ生成部3はフレームメモリ3Fのアクセス等を制御するコントローラ3Eを有する。
STN液晶ディスプレイ回路5に与えられるLCD画像データは、図示されないCPUから送られてくる表示したい階調と、フレーム数を表わすフレームカウント値、LCDの縦列であるラインを指示するラインカウント値、および、LCDの横の位置を表わす走査ビットカウント値により決定される。このため、FRC変換回路2Aに、図57で示すテーブルを予め格納させておく。このテーブルには、入力信号(フレームカウント値F、階調W、ラインカウント値Lおよび走査ビットカウント値Sの組で指示される信号)のそれぞれに対応して、出力データYが格納されている。動作において、当該入力信号に基づくアドレス指定によってテーブルを検索して、対応の出力データY(0または1)が読出されて、読出されたデータYは出力信号y1として出力される。出力信号y1は読出された順序に従いフレームメモリ3Fに格納される。1フレーム分のデータが格納されると、フレームメモリ3Fからデータが順次に読出されてディスプレイインターフェース4を介して、RGBデータとしてSTN液晶ディスプレイ回路5に与えられる。
図57の出力データY(F,W,L,S)は、ディザパターンにより階調変換したFRCパターンに従うデータを指す。そのため、ブロック内の各画素で位相が異なるようにON/OFFさせることでフリッカ(チラツキ)を抑えていたが、ディスプレイの縦の各画素列のON/OFFの変化回数(後述する値が異なる組)の合計が0番目の列、1番目の列と2番目の列、3番目の列で以下の式に示すように差があった。
Figure 0005256563
このように、0番目の列、1番目の列と2番目の列、3番目の列の3者間において輝度の差が生じてしまい、これが原因となり表示画面には縦縞が現れる。図58を参照して、縦縞が出現する背景についてさらに説明する。
図58では、1ブロックを4×4ドットのモデルとして想定している。空白のドットは点灯(ON)画素を指し、斜線のドットは消灯(OFF)画素を指す。フレームにおいて、図55のようなパターンに従い液晶の画素(セル)を点灯/消灯させた場合において、隣接するX1列とX2列に着目する。X1列とX2列は、いずれも当該列の全画素のうち1/2の点灯画素を有するので、理論上同じ50%輝度となる。ところが、各列における隣接する画素からなる組のうち画素の値(ONまたはOFF)が異なる組(以下、値が異なる組という)をカウントすると、X1列は図中の破線矢印で指すように4組、X2列は2組というように組数が異なる。そのため、X1列よりもX2列の方が明るくなり、隣接するX2列とX1列との間で輝度の差が生じて、これが縦縞となって表示される。
これを、さらに図59の液晶を駆動する波形で説明する。図59の上段に示す理想的な駆動波形と下段に示すX0列〜X3列、Y0行〜Y3行の実際の駆動波形とは相違する。この相違ゆえに液晶セル(画素)に印加される実効電圧に違いが生じる。X1列とX2列に注目すると、値が異なる組の総数の差が前述したように2個であるため、X1列に比べてX2列の方が液晶セルにかかる実効電圧が図中α分だけ高くなり、X2列の方がX1列よりも輝度が高くなってしまう。これが原因で、縦縞が表示されることになる。なお、図59では、Y側は、どのラインも同じ条件で駆動される。
図60には、FRC変換回路2Aの構成が示される。FRC変換回路2Aは、ビット変換器61R、61G、61B、走査ビットカウンタA50S、ラインカウンタA50L、フレームカウンタ50F、R信号、G信号およびB信号のそれぞれについてFRC変換器40R、40Gおよび40B、テーブル90および出力RGBデータビット変換器91を備える。図62〜図64には、FRC変換回路2Aのタイミングチャートが示される。
ビット変換器61R、61Gおよび61Bのそれぞれには、図示のないCPUから表示モード設定信号が共通して与えられるとともに、Rデータ、GデータおよびBデータがそれぞれ与えられる。表示モード設定信号は、Rデータ、GデータおよびBデータの有効ビット幅、カラー表示またはモノクロ表示、LCDのサイズ、解像度、表示色数、LCDへの出力形式を設定するための信号である。
Rデータ、GデータおよびBデータは、CPUインターフェース1から与えられる入力画像データを構成する赤色画像データ、緑色画像データおよび青色画像データを指す。クロックは入力画像データに同期したクロック信号を指す。リセットは、リセット信号を指す。
水平同期信号は、LCDの行(ライン)ごとにパルスを出力する信号である。垂直同期信号は、LCDの1画面(1フレーム)ごとにパルスを出力する信号である。
画像データイネーブル信号は、Rデータ、GデータおよびBデータが有効データであるか否かを指示する信号である。当該信号がローレベルを指すとき、Rデータ、GデータおよびBデータは有効でないデータであることを指し、当該信号がハイレベルのときは有効データであることを指示する。
FRCイネーブル信号は、当該回路をアクティブにするための制御信号である。ここではその詳細は略す。
ビット変換器61R、61Gおよび61Bは、CPUインターフェース1から出力された画像データ(Rデータ、Gデータ、Bデータ)に基づき、表示モード設定信号が示す表示モードごとにそれぞれ均等な濃淡となるようRデータ、GデータおよびBデータの有効ビット幅を決定する。各ビット変換器の動作例が図61に示される。ビット変換器の出力は重みビットとも言う。決定されたビット幅に従う値を指すR,G,Bの各データについての階調信号WR、WGおよびWBのそれぞれが各ビット変換器から出力される。
FRC変換回路2Aの動作を示すタイミングチャートがここでは図62〜図64に分割されているが、図62のタイミングチャートの右端は図63のタイミングチャートの左端に繋がり、図63のタイミングチャートの右端は図64のタイミングチャートの左端に繋がる。図62〜図64は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができる。後述の図3(A)に示すように、画面にはRデータの列、Gデータの列、Bデータの列、・・・の順に従い画面を構成する列が表示される。ここでは説明を簡単にするために、図3(B)に示すようにRデータの列のみが表示されると想定するが、図3(A)のようにGデータおよびBデータが表示される場合であっても同様に適用することができる。
図62〜図64を参照して、走査ビットカウンタA50Sは、LCDの水平(横)位置を示す2ビットカウンタである。クロックの立上がりごとに0、1、2、3、0、1、2、3、…と走査ビットカウント値Sを生成し出力する。ラインカウンタA50Lは、LCDの行(ライン)数を示す2ビットカウンタを指す。水平同期信号の立上がりごとに0、1、2、3、0、1、2、3、…とラインカウント値Lを生成し出力する。フレームカウンタ50Fは、LCDの表示画面(フレーム)数を表わすカウンタである。垂直同期信号の立上がりごとに0、1、2、3、4、5、6、…、12、13、14、15、0、1、2、…とカウント動作して、フレームカウント値Fを生成し出力する。
テーブル90のデータはアドレス指定されて検索される。検索に用いるアドレスは、タイミングチャートから指示されるフレームカウント値F、階調信号W、ラインカウント値Lおよび走査ビットカウント値Sの組合せにより指示される。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、アドレスを生成する。そして、生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。
図65(A)と図65(B)にはテーブル90の記憶内容例を説明するための従来のFRCパターンを示す図である。テーブル90には、図65(A)と図65(B)で示される4ドット×4ドット=16ドットのFRCパターンのデータが予め格納される。図65(A)ではFRCパターンの各ドットの位置(ロケーション)A,B,C,D,・・・M,N,O,Pが示されて、図65(B)では各位置に対応するデータ(0または1)を示す。位置A〜Pはテーブル90をアクセスするためのアドレス(図57のアドレスに対応)により指示されるので、アドレスに基づき指定(指示)された位置に対応するデータ(図57の出力データ(0または1))が読出される。ここで、アドレスは図62〜図64のタイミングチャートに従い順次に生成されるので、順次に生成されるアドレスに基づきテーブル90がアドレス指定される。アドレス指定することによって、テーブル90からは、図62〜図64の最下段に示すFRC変換後データ(0または1)が読出されて、FRC変換後1ビットデータとして出力RGBデータビット変換器91に出力される。ここでは、読出されたデータを、説明の為に、当該データに対応の位置(ロケーション)A〜Pのいずれかで指示する。
出力RGBデータビット変換器91は、R、GおよびBデータのそれぞれについてのFRC変換後1ビットデータをFRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれから入力する。R、GおよびBデータそれぞれのFRC変換後1ビットデータ(計3ビットデータ)を並行して入力し、入力順に、FRC変換後RGBデータ(3ビットデータ)として出力する。したがって、FRC変換後RGBデータは、FRC変換後RGBデータ=[R−FRC変換後1ビットデータ、G−FRC変換後1ビットデータ、B−FRC変換後1ビットデータ]として表わされる。
FRC変換後RGBデータは、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータを入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図65(C)に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。このFRCパターン表は図65(A)の4ドット×4ドットの従来のFRCパターンをそのまま繰返し並べたものを指す。図65(C)のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示される。
図62〜図64のタイミングチャートについてテーブル90から読出されるべきデータの図65(A)の位置(ロケーション)を用いてRデータを例に説明する。
階調信号WR、走査ビットカウント値S、ラインカウント値L、フレームカウント値Fは、図62〜図64に記載されているタイミングに従い図60のFRC変換器40Rに入力される。このタイミングチャートは1フレーム、且つ4階調(すなわちフレームカウント値F=1、階調信号WR=4)の場合を示す。この場合において図57のテーブル90の各アドレスには、以下のように各ロケーションに対応のデータが格納されると想定する。
Y(1,4,0,0)=A、Y(1,4,0,1)=B、Y(1,4,0,2)=C、Y(1,4,0,3)=D、Y(1,4,1,0)=E、Y(1,4,1,1)=F、Y(1,4,1,2)=G、Y(1,4,1,3)=H、Y(1,4,2,0)=I、Y(1,4,2,1)=J、Y(1,4,2,2)=K、Y(1,4,2,3)=L、Y(1,4,3,0)=M、Y(1,4,3,1)=N、Y(1,4,3,2)=O、Y(1,4,3,3)=P
したがって、図60のFRC変換器40Rの出力信号である変換後データは、図62〜図64のタイミングチャートの最下段に記載されているようなタイミングで出力されて画面に表示するLCD画像データに対応するFRCパターン表は、図65(C)のようになる。他のGデータおよびBデータについてのFRC変換も、上述のRデータと同様に行なわれて、LCD画像データに対応するFRCパターン表は、図65(C)のようになる。
このように、従来のFRC変換回路2Aによれば、表示のためのLCD画像データに対応するFRCパターン表は図65(C)に示すように、図65(A)のディザ法に従うFRCパターン(4ドット×4ドット)単位を繰返し配置することで生成されるので、このFRCパターン表に従い表示される画面では画像のちらつきは防止できる。しかし、図58で説明したようにLCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくするようにFRCパターン表が生成されていないために、画面では縦縞が表示されていた。また、フリッカを抑制するためにフレーム周波数を上げる手法がとられるが、その場合には、液晶セルにかかる実効電圧に起因した縦縞の出現がより顕著となる。
それゆえに、この発明の目的は、液晶ディスプレイにおいてFRCパターンに従い画像を表示する画面において縦縞の発生を抑制することのできる表示データの生成装置および方法を提供することである。
この発明のある局面に従う表示データの生成装置は、R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データを生成する装置である。
具体的には、外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカント値、液晶パネル上の液晶素子を指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するアドレス生成部と、ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより表示用のビットデータが読出されるテーブルと、アドレス信号に基づきテーブルを検索して、表示用のビットデータを読出して出力するビットデータ出力部と、ビットデータを受理し、受理したビットデータを表示データに変換して出力する表示データ出力部とを備える。
ここで、液晶パネルに表示される3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、アドレス生成部は、マトリックスのそれぞれの列における隣接する液晶素子がONとOFFである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、ビットデータの読出しを可能ならしめるアドレス信号を生成する。
好ましくは、フレームのそれぞれにおいて、マトリックスの列ごとの隣接する液晶素子のONとOFFである組の数が列同士で等しい。
好ましくは、表示データ生成装置は、マトリックス状に配された行電極と列電極との間の実効電圧値に応答する液晶素子が配される予め準備されたSTN(Super-Twisted Nematic)液晶パネルを、行電極および列電極に表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データを生成する。
好ましくは、表示データ生成装置は、マトリックス状に配されたトランジスタ素子に印加される電圧に応答する液晶素子が配される予め準備されたTFT(Thin Film Transistor)液晶パネルを、トランジスタ素子に表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データを生成する。
好ましくは、所定信号はクロック信号、表示モード信号、RGB画像信号、水平同期信号および垂直同期信号を含み、アドレス生成部は、表示モード信号およびRGB信号に基づき階調値を生成する階調生成部と、クロック信号に基づき走査ビットカウント値を生成する走査ビットカウンタ部と、水平同期信号に基づきラインカウント値を生成するラインカウンタと、垂直同期信号に基づきフレームカウント値を生成するフレームカウンタとを含む。
好ましくは、走査ビットカウンタ部は、動作の異なる複数種類の走査ビットカウンタを有し、アドレス生成部は、階調値に基づき、複数種類の走査ビットカウンタそれぞれが出力する走査ビットカウント値のうちの1つを選択して出力する。
好ましくは、FRCパターンは、4ドット×4ドットのパターンを指す。
この発明の他の局面に従う表示データの生成方法は、R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データを生成する方法である。
具体的には、外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカウント値、前記液晶パネル上の液晶素子を指示する指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するステップと、ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより表示用のビットデータが読出されるテーブルを、アドレス信号に基づき検索して、表示用のビットデータを読出して出力するステップと、ビットデータを受理し、受理したビットデータを表示データに変換して出力するステップとを備える。
液晶パネルに表示される前記3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、前記ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、生成した値の組をアドレス信号として出力するステップでは、マトリックスの列それぞれにおける隣接する液晶素子がONとOFFである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、ビットデータの読出しを可能ならしめる前記アドレス信号を生成する。
本発明によれば、同階調色を表示する場合において液晶パネルの各列において隣接する液晶素子がONとOFFである組の総数を一致させるようなFRCパターンに従う表示データに従い液晶パネルを駆動することができるので、表示画面において縦縞の発生を抑制することができる。
従来は、FRCパターンを生成するには、パターンドット数分のテーブルが必要であった為に、4ドット×4ドット以上(たとえば4ドット×8ドット、8ドット×8ドット)のFRCパターンを生成する場合、テーブルをアドレス指定するために必要とされるアドレスビット数が増え、またテーブルの容量も整数倍に増えるが、本発明によれば、テーブルをアドレス指定するためのアドレス生成を外部から与えられる所定信号に基づき生成することができるので、従来の4ドット×4ドットのFRCパターンのテーブルを使ったとしても新しいFRCパターンを生成できて、回路規模を小さくできる。
本発明では、階調値によっては縦縞の抑制されずに表示品質が悪いケースについては、動作の異なる複数種類の走査ビットカウンタを備えて、階調値に応じて走査ビットカウンタを選択的に用いるから、階調によらず縦縞が抑制されたFRCパターンに従う画像を表示できる。
本実施の形態に係るアドレス信号生成手順に従う表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る液晶パネル駆動装置の概略構成図である。 画面に表示する画像データについて説明する図である。 実施例1のFRC変換回路の構成図である。 従来の液晶パネルに表示される画像データに対応するFRCパターンの並びを示す図である。 実施例1によるFRCパターン表を説明する図である。 実施例1のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例1のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例1のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2のFRC変換回路の構成図である。 実施例2に関連して、従来の液晶パネルに表示される画像データに対応するFRCパターンの並びを示す図である。 実施例2によるFRCパターン表を説明する図である。 実施例2のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例2のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の構成図である。 実施例3に関連して、従来の液晶パネルに表示される画像データに対応するFRCパターンの並びを示す図である。 実施例3によるFRCパターン表を説明する図である。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の構成図である。 実施例4に関連して、従来の液晶パネルに表示される画像データに対応するFRCターンの並びを示す図である。 実施例4によるFRCパターン表を説明する図である。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例4のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の構成図である。 実施例5に関連して、従来の液晶パネルに表示される画像データに対応するFRCパターンの並びを示す図である。 実施例5によるFRCパターン表を説明する図である。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例5のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施例6のFRC変換回路の構成図である。 実施例5のFRCパターンの並び替えを説明する図である。 実施例6のセレクタの動作を説明する図である。 実施例7のFRC変換回路の構成図である。 実施例7のセレクタの構成を示す図である。 他の実施の形態による表示例を説明する図である。 他の実施の形態による表示可能な階調数が増加することを説明する図である。 他の実施の形態に係る液晶パネル駆動装置の概略構成図である。 他の実施の形態に係るFRC変換回路の構成図である。 フレームの重ね合わせについて説明する図である。 フレームの重ね合わせについて説明する図である。 表示領域をブロック単位で分割する状態を説明する図である。 ブロックの画素のON/OFFによる階調表示を説明する図である。 従来の液晶駆動装置の概略構成図である。 従来および本実施の形態のFRC変換回路が備えるテーブルを示す図である。 液晶ディスプレイにおいて縦縞が出現する背景を説明する図である。 液晶ディスプレイにおいて縦縞が出現する背景を説明する図である。 従来のFRC変換回路の構成図である。 従来のビット変換器の動作例を示す図である。 従来のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のFRC変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のFRCパターンに従うロケーションとデータの関係を説明する図である。
符号の説明
2,21〜27 FRC変換回路、3 フレームメモリ、5 STN液晶ディスプレイ回路、40R,40G,40B FRC変換器、61R,61G,61B ビット変換器、90 テーブル。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図中、同一符号は同一または相当する部分を示す。
本実施の形態の液晶パネルでは、所定のブロックごと、たとえば、縦方向に4つ、横方向に4つの液晶素子を並べたブロックごとに表示色が制御されるようになっている。そして、液晶パネルの縦方向に並べられた液晶素子の数は、ブロックの縦方向に並べられた液晶素子の数の整数倍となっている。液晶パネルの横方向に並べられた液晶素子の数も、縦方向と同様、ブロックの横方向に並べられた液晶素子の数の整数倍となっている。
そして、アドレス信号を生成する基本的な手順は、以下のようになっている。
表示データに含まれる各原色と各原色における全ての階調値との組合せのそれぞれを、液晶パネル全体あるいは、ブロックを縦方向および横方向にならべて形成した画面全体に適用した場合において、各列における液晶素子がONとOFFである組の合計数が、列同士で一致するようなFRCパターンとなるように、アドレス信号は生成される。
なお、ONとOFFである組の合計数は、一つのフレーム内において列同士で一致するようにしてもよいし、所定数のフレーム、たとえば以下に述べる実施の形態のように16個のフレームで列同士で一致するようにしてもよい。
そして、上記のようなFRCパターンを実際の表示データの画面における、各原色と階調値との組合せで表されるそれぞれの部分に適用し、画面に表示データを表示する。
なお、液晶パネル全体も、ブロックを縦方向および横方向に並べて形成されたとみなすことができる。また、所定のブロックは、液晶素子を縦4つ、横4つに並べたものには限られない。ブロックは、縦8つ、横2つの組、縦4つ、横8つの組、縦8つ、横2つの組であればよい。
上記したアドレス信号生成手順に従う表示画面の一例を図1を参照して説明する。図1では、1画面(1フレーム)は、直交するX軸およびY軸で規定される液晶マトリックスにより示される。この画面では、X軸が延びる方向(横または列方向)に従い4個のブロックが配置され、およびY軸が延びる方向(縦または行方向)に従い4個のブロックが配置される。これにより、1画面は4×4の計16個のブロックがマトリックス状に配置される。各ブロックは、液晶素子が縦(行)方向に従い4つ、横(列)に方向に従い4つそれぞれ配置される。これにより、1ブロックは4×4の計16個の液晶素子がマトリックス状に配置される。図1の画面では、それぞれの列における隣接する液晶素子がON(図中の斜線部)とOFF(図中の空白部)である組を矢印(→)で示す。本実施の形態に係るアドレス信号の生成によれば、この組の合計数は各列について、たとえば10個と、一致させることができる。このようなアドレス信号を生成する詳細な手順については以下の実施例で説明する。
本実施の形態で用いるFRCパターンとは、たとえば、STN液晶ディスプレイにRGBに従う中間階調を表示するために、乱数に従いON(1)またはOFF(0)で表されたドットパターンを指す。ここでは、乱数に従うドットパターンとしてディザ法に従うパターン(ディザパターンともいう)を用いる。本実施の形態では、従来のFRCパターンを利用しながら、液晶パネルの各列において、値が異なる組の総数を一致させるように変換したFRCパターンに従うLCD画像データをSTN液晶ディスプレイに出力する。
つまり、本実施の形態では、従来のディザパターンにより階調変換したFRCパターンの読出しは、図57のテーブル90からのデータ読出しに相当するが、その読出されるデータYに関して、以下の関係式が成立する。
Figure 0005256563
上記の関係式が成立するように変換されたFRCパターンに従うLCD画像データをSTN液晶ディスプレイに出力する。これにより、LCDの液晶パネルの各列における隣接する画素(液晶素子)間での値(ON/OFF)が異なる組の総数を一致させるように変換したFRCパターンに従うLCD画像データをSTN液晶ディスプレイに出力する。
図2(A)と図2(B)には、本実施の形態に係る液晶パネル駆動装置の概略構成が示される。図2(A)の液晶パネル駆動装置の構成と、図56に示した従来の構成とを比較し異なる点は、従来のFRC変換回路2Aを、FRC変換回路2で代替した点にある。図2(A)の他の構成は図56に示したものと同じなので説明は略す。FRC変換回路2は後述の各実施例ではFRC変換回路21〜27で説明される。
図2(B)にはフレームメモリ3Fに格納された1フレーム分のSTNRGBデータに基づく画像を表示するためのディスプレインターフェース4およびSTN液晶ディスプレイ回路5の構成が示される。図2(B)を参照して、STN液晶ディスプレイ回路5は、液晶パネル5Aを含む。ディスプレイインターフェース4は、ゲートアレイ4A、信号発生器4B、セグメントドライバを構成する複数のカラムドライバ4C、およびコモンドライバを構成する複数のロードライバ4Dを含む。液晶パネル5Aは、複数の行電極と複数の列電極とを両者の交差部がマトリックス状に配列されるように配置し、この各交差部の行電極と列電極の間に実効電圧値に応答する液晶素子(画素)を挟持して構成される。液晶パネル5Aはフレームメモリ3Fに格納された直交行列に対応するLCD画像データに従う波形の電圧が行電極および列電極に印加されることにより駆動されて画像を表示する。
具体的には、フレームメモリ3Fから順次にデータが読出されて、読出されたデータに基づきゲートアレイ4Aおよび信号発生器4Bは、走査線としての行電極が1本ずつ順次に選択されるようにロードライバ4Dを介して行電極に選択行電圧を印加する。この行電極の選択に同期して、データ線である列電極には、このときフレームメモリ3Fから読出されているデータに基づきゲートアレイ4Aおよびカラムドライバ4Cにより、選択された行電極上の画素の表示データに対応する列電極電圧が印加される。このように行電極および列電極が順番に選択されて駆動されるという順次駆動方式が採用される。
以下の各実施例では、図示のないCPUからの入力データに基づき、従来のFRCパターンを、縦縞の表示を防止するFRCパターン変換回路、表示データおよびタイミングチャートについて説明する。
液晶パネル5Aの画面には、実際には、図3(A)に示すように、Rデータの列、Gデータの列、Bデータの列、・・・の順に従い列データが表示される。ここでは説明を簡単にするために、図3(B)に示すようにRデータの列のみが表示されると想定する。なお、図3(A)のようにGデータおよびBデータが表示される場合であっても各実施例を同様に適用することができる。
(実施例1)
図4には本実施例に係るFRC変換回路21の構成が示される。
図5は、フレームメモリ3Fに格納される従来のFRCパターン表のデータを示し、図6には、フレームメモリ3Fに格納される本実施例に係るFRCパターン表のデータを示す。図5のデータは図65(C)に示したものと同じである。
図5に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの全縦列(X列)について値が異なる組の個数を等しくすることはできず、画面では縦縞が表示されるが、本実施例の図6に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの全縦列(X列)について値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
本実施例に係る図4のFRC変換回路21と図60の従来のFRC変換回路2Aとを比較し、異なる点は、図4のFRC変換回路21は、図60の走査ビットカウンタA50SおよびラインカウンタA50Lに代替して走査ビットカウンタB71SおよびラインカウンタB71Lを含む点にある。図4のFRC変換回路2Aにおけるテーブル90の内容を含む他の部分は、図60に示したものと同様であるから説明は省略する。
図4のFRC変換回路21でも、ビット変換器61R、61Gおよび61Bのそれぞれには、図示のないCPUから、FRC変換回路2Aと同様に表示モード設定信号89が共通して与えられるとともに、Rデータ、GデータおよびBデータがそれぞれ与えられる。表示モード設定信号は、Rデータ、GデータおよびBデータの有効ビット幅、カラー表示またはモノクロ表示、LCDのサイズ、解像度、表示色数、LCDへの出力形式を設定するための信号である。
Rデータ、GデータおよびBデータは、CPUインターフェース1から与えられる入力画像データを構成する赤色画像データ、緑色画像データおよび青色画像データを指す。
走査ビットカウンタ71Sには、図4と同様の、クロック81、リセット信号82、水平同期信号83、画像データイネーブル信号84、およびFRCイネーブル信号85が与えられる。ラインカウンタ71Lには、クロック81、リセット信号82、水平同期信号83、FRCイネーブル信号85および垂直同期信号86が与えられる。フレームカウンタ50Fには、クロック81、リセット信号82、画像データイネーブル信号84、およびFRCイネーブル信号85が与えられる。
図7〜図9には、FRC変換回路21の動作を示すタイミングチャートが示される。一連のタイミングチャートがここでは図7〜図9に分割されているが、図7のタイミングチャートの右端は図8のタイミングチャートの左端に繋がり、図8のタイミングチャートの右端は図9のタイミングチャートの左端に繋がる。図7〜図9は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができるので、ここでは図示を略す。
ラインカウンタB71Lは、液晶パネル5Aの行(ライン)数を示す3ビットカウンタである。具体的には、水平同期信号の立上がりごとに、0、1、2、3、4、5、6、7、0、1、2、3、…とカウント動作し、ラインカウント値Lを生成し順次に出力する。
走査ビットカウンタB71Sは、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lを参照し、その参照結果に応じてカウント動作することにより、走査ビットカウント値Sを生成し出力する。ここでは、ラインカウンタB71Lの出力するラインカウント値Lは、走査ビットカウンタB71Sに、トリガ信号として与えられる。
図7〜図9に示されるように、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lに従い、走査ビットカウンタB71Sが出力する走査ビットカウント値Sの出力が変化するよう動作する。したがって、後段のFRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、このように変化する走査ビットカウンタB71Sから出力される走査ビットカウント値Sを、テーブル90から出力信号を読出すためのアドレスに用いている。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、図7〜図9に示すタイミングチャートに従い与えられる走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、順次にアドレスを生成し、順次に生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。したがって、出力RGBデータビット変換器91には、タイミングチャートに従い順次に生成されるアドレスに基づき、テーブル90からは、図7〜図9の最下段に示すデータの位置(ロケーション)A、B、・・・、E,F,・・・、K,L,・・・、O,P,・・・、C,D,・・・、G,H,・・・、I,J,・・・、M,N・・・の順番に従い、当該位置で指示されるFRC変換後データ(0または1)が読出される。
出力RGBデータビット変換器91から出力されるFRC変換後RGBデータ911は、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータ911を入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図6に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。図5のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示されるので縦縞のない画像を表示できる。
本実施の形態では、FRC変換回路2の出力データ(FRC変換後RGBデータ911)は、図2(A)のディスプレイインターフェース4の出力データ(LCD画像データ)とは、タイミングとデータ幅が異なる。つまり、出力RGBデータビット変換器91は、FRC変換後のRデータ、GデータおよびBデータを1ビットずつ順次に入力し、3ビットのデータとしてクロック同期して出力する。これは、ディスプレイインターフェース4の動作周期に一致したタイミングで出力されるわけではないために、FRC変換後RGBデータ911(3ビットのデータ)はフレームメモリ3Fに順次に格納されて一旦蓄積される。ディスプレイインターフェース4は、フレームメモリ3から格納された順に従い読出されたデータを入力し、Rデータ、GデータおよびBデータからなる8ビットデータ幅のLCD画像データに変換して、STN液晶ディスプレイ回路5の動作周期に一致した(同期した)タイミングに従い出力する。この点が、図4の‘FRC変換後RGBデータ’と図2(A)のディスプレイインターフェース4が出力するLCD画像データとの違いである。どちらもSTN液晶ディスプレイの為の表示データではあるが、データ幅と入出力タイミングが異なる。
本発明では上述するように従来のFRCパターン(図5)を、複数の縦列からなるブロックを繰返し配置してなるFRCパターン表(図6)が生成されるようにアドレスを発生させているので、生成されたFRCパターン表に従う画像を表示することにより、LCDの全縦列(X列)について値が異なる組の個数を等しくすることができる。
図6のFRCパターン表では、縦2列からなる同じブロックが繰返し配置されている。つまり、FRCパターン表では、同じパターン(0,1のパターン)のブロックが並んでいるので、値が異なる組の個数は縦2列毎に(ブロック毎に)一致する。さらに、ブロック中の各列について値が異なる組の個数が一致する。この点について以下に説明する。
まず、従来のFRCパターン表(図5参照)について説明する。従来のFRCパターン表では、図65(A)のFRCパターン(4ドット×4ドット)が繰返し配置されるので、縦4列からなる同じブロックが繰返し配置されることになる。ブロックの0列、1列、2列および3列のそれぞれの値が異なる組の個数をX0、X1、X2およびX3とすると、従来のFRCパターン表では、その特徴(ちらつきを抑制するとの特徴)を実現するためにX0=X1およびX2=X3およびX0≠X2の関係が成立する。
また、0フレームの図5のFRCパターン表のブロックの各列において隣接する画素(ドット)についての変数を規定する。つまり、隣接する‘A’と‘E’についての変数a00、隣接する‘E’と‘I’についての変数b00、隣接する‘I’と‘M’についての変数c00、隣接する‘M’と‘A’についての変数d00、隣接する‘B’と‘F’についての変数a10、隣接する‘F’と‘J’についての変数b10、隣接する‘J’と‘N’についての変数c10、隣接する‘N’と‘B’についての変数d10、隣接する‘C’と‘G’についての変数a20、隣接する‘G’と‘K’についての変数b20、隣接する‘K’と‘O’についての変数c20、隣接する‘O’と‘C’についての変数d20、隣接する‘D’と‘H’についての変数a30、隣接する‘H’と‘L’についての変数b30、隣接する‘L’と‘P’についての変数c30、隣接する‘P’と‘D’についての変数d30を用いる。たとえば、変数a00については、‘A’と‘E’の値(1または0)が一致した場合には、a00=1であり、不一致の場合にはa00=0となる。他の変数についても同様である。したがって、0番目のフレームの変数aj0、変数bj0、変数cj0および変数dj0は、値として1または0をとる。なお、jはブロックの各列を指す値0,1,2,3のいずれかを指す。
ここで変数Vを画面の縦サイズを指すとし、画面は16フレームからなり、1個のフレームにおいては図65(A)のFRCパターンが縦方向にV/4個配置されるとすると、ブロックの0列、1列、2列および3列のそれぞれの値が異なる組の個数をX0、X1、X2およびX3は、(式1)〜(式4)に従い算出できる。なお、前述したように従来のFRCパターン表ではX0=X1およびX2=X3の関係が成立する。
Figure 0005256563
上述した従来のFRCパターン表の特徴を元に、以下に図6のFRCパターン表の特徴を説明する。図6のFRCパターン表のブロック内の各列(0列と1列)について値が異なる組の個数が同じとすれば、全画面に対応するFRCパターン表の全縦列について値が異なる組の個数が等しくなる。
ここで0列と1列のそれぞれの値が異なる組の個数を変数fx0とfx1で表すとすれば、変数fx0と変数fx1は(式5)と(式6)に従い算出される。
Figure 0005256563
ここで変数e0iはi番目のフレームの各列について隣接する‘E’と‘K’についての変数を指し、変数e1iはi番目のフレームの各列について隣接する‘F’と‘L’についての変数を指し、変数f0iはi番目のフレームの各列について隣接する‘G’と‘I’についての変数を指し、変数f1iはi番目のフレームの各列について隣接する‘J’と‘N’についての変数を指す。
さらに上述の変数fx0の算出式を変換すると(式7)となるので、(式8)の関係が成立するとき、fx0=fx1となり0列と1列の値が異なる組の総個数は一致する。よって、(式9)の関係が成立すればfx0=fx1となるはずである。ここで、図6のFRCパターン表を生成するのに用いたFRCパターン(図5)はディザ法に従う乱数パターンであるから、(式10)の関係が成立する。したがって、(式9)の関係が成立する。したがって、本実施例の図6のFRCパターン表によればfx0=fx1が成立する。
したがって、本実施例によれば画面を表示するとき(0〜15フレームを表示するとき)、画面の全縦列について値が異なる組の総個数は等しくなる。その結果、図4のFRC変換回路21によれば、従来の図5のFRCパターンのデータを格納したテーブル90を用いて、画面の全縦列について値が異なる組の総個数を一致させるような図6のFRCパターン表を生成することが可能となる。
このようにして一つの原色と一つの階調値との組合せのFRCパターンが形成される。これを各組合せについて行ない、全ての組合せのFRCパターンを形成する。
そして、液晶パネルにおける各組合せによって表示される部分に、上記のようにして得られた各FRCパターンを適用する。
ここでは実施例1のケースについて、全ての縦列について値が異なる組の総個数を一致させるようなFRCパターン表の生成の原理を説明したが、後述する他の実施例についても同様な考え方を適用することができる。
Figure 0005256563
Figure 0005256563
(実施例2)
図10には本実施例に係るFRC変換回路22の構成が示される。
図11は、フレームメモリ3Fに格納される従来のFRCパターン表のデータを示し、図12には、フレームメモリ3Fに格納される本実施例に係るFRCパターン表のデータを示す。図11のデータは図65(C)に示したものと同じである。
図11に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることはできず、画面では縦縞が表示されるが、本実施例の図12に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
本実施例に係る図10のFRC変換回路22構成と実施例1の図4の構成とを比較し異なる点は、走査ビットカウンタB71Sに代替して、走査ビットカウンタC72Sを設けた点にある。他の構成は図4のそれと同じであるので説明を略す。走査ビットカウンタC72Sは、ラインカウンタB71Lが出力する3ビットのラインカウント値Lを参照し、これをトリガとして走査ビットカウント値Sを出力する。
図13〜図15は、FRC変換回路22の動作を示すタイミングチャートが示される。一連のタイミングチャートがここでは図13〜図15に分割されているが、図13のタイミングチャートの右端は図14のタイミングチャートの左端に繋がり、図14のタイミングチャートの右端は図15のタイミングチャートの左端に繋がる。図13〜図15は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができるので、ここでは図示を略す。
図13〜図15に示されるように、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lに従い、走査ビットカウンタB72Sが出力する走査ビットカウント値Sの出力が変化するよう動作する。したがって、後段のFRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、このように変化する走査ビットカウンタB72Sから出力される走査ビットカウント値Sを、テーブル90から出力信号を読出すためのアドレスに用いている。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、図13〜図15に示すタイミングチャートに従い与えられる走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、順次にアドレスを生成し、順次に生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。したがって、タイミングチャートに従い順次に生成されるアドレスに基づき、テーブル90からは、図13〜図15の最下段に示すデータの位置(ロケーション)A、B、C,D・・・、E,F,G,H・・・、I,J,K,L,・・・、M,N,O,P,・・・、C,D,A,B・・・、G,H,E,F,・・・、K,L,I,J,・・・、O,P,M,N・・・の順番に従い、当該位置で指示されるFRC変換後データ(0または1)が読出されて、出力RGBデータビット変換器91に与えられる。
出力RGBデータビット変換器91から出力されるFRC変換後RGBデータ911は、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータ911を入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図11に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。図12のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示されるので縦縞のない画像を表示できる。
(実施例3)
図16には本実施例に係るFRC変換回路23の構成が示される。
図17は、フレームメモリ3Fに格納される従来のFRCパターン表のデータを示し、図18には、フレームメモリ3Fに格納される本実施例に係るFRCパターン表のデータ
を示す。図17のデータは図65(C)に示したものと同じである。
図17に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることはできず、画面では縦縞が表示されるが、本実施例の図18に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
本実施例に係る図16のFRC変換回路23の構成と実施例1の図3の構成とを比較し異なる点は、走査ビットカウンタB71Sに代替して、走査ビットカウンタA′731Sおよび走査ビットカウンタD732Sを備える点にある。走査ビットをカウントするための走査ビットカウンタA′731Sと走査ビットカウンタD732Sは直列に繋がっている。これによって、図17のFRCパターン表の横方向の位置をカウントするカウンタが準備されたことになる。走査ビットカウンタD732Sの出力する走査ビットカウント値Sが、FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれに与えられる。
図19〜図24は、FRC変換回路23の動作を示すタイミングチャートが示される。一連のタイミングチャートがここでは図19〜図24に分割されているが、図19のタイミングチャートの右端は図20のタイミングチャートの左端に繋がり、図20のタイミングチャートの右端は図21のタイミングチャートの左端に繋がる。また、図21のタイミングチャートの右端は図22のタイミングチャートの左端に繋がり、図22のタイミングチャートの右端は図23のタイミングチャートの左端に繋がり、図23のタイミングチャートの右端は図24のタイミングチャートの左端に繋がる。図19〜図24は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができるので、ここでは図示を略す。
図示されるように、走査ビットカウンタD732Sは、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lと走査ビットカウンタA′731Sが出力するカウント値とを入力し、これらをトリガとして動作し、走査ビットカウント値Sを出力する。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、図18〜図23に示すタイミングチャートに従い与えられる走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、順次にアドレスを生成し、順次に生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。したがって、タイミングチャートに従い順次に生成されるアドレスに基づき、テーブル90からは、図19〜図24の最下段に示すデータの位置(ロケーション)A、B、C,D、C,D,A,B・・・、E,F,G,H,G,H,E,F,・・・、I,J,K,L,K,L,I,J,・・・、M,N,O,P,O,P,M,N・・・、C,D,A,BA,B,C,D,・・・、G,H,E,F,E,F,G,H,・・・、K,L,I,J,I,J,K,L・・・、O,P,M,N,M,N,O,P・・・の順番に従い、当該位置で指示されるFRC変換後データ(0または1)が読出されて、出力RGBデータビット変換器91に与えられる。
出力RGBデータビット変換器91から出力されるFRC変換後RGBデータ911は、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータを入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図18に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。図18のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示されるので縦縞のない画像を表示できる。
(実施例4)
図25には本実施例に係るFRC変換回路24の構成が示される。
図26は、フレームメモリ3Fに格納される従来のFRCパターン表のデータを示し、図27には、フレームメモリ3Fに格納される本実施例に係るFRCパターン表のデータを示す。図26のデータは図65(C)に示したものと同じである。
図27に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることはできず、画面では縦縞が表示されるが、本実施例の図28に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
本実施例4による図25のFRC変換回路の構成と、実施例3の図16の構成とを比較し異なる点は、図16の走査ビットカウンタD732Sに代替して、走査ビットカウンタE742Sを備える点にある。他の構成は図16のそれと同じである。
走査ビットをカウントするための走査ビットカウンタA′731Sと走査ビットカウンタE742Sは直列に繋がっている。これによって、図27のFRCパターン表の横方向の位置をカウントするカウンタが準備されたことになる。走査ビットカウンタE742Sの出力する走査ビットカウント値Sが、FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれに与えられる。
図28〜図33は、FRC変換回路24の動作を示すタイミングチャートが示される。一連のタイミングチャートがここでは図28〜図33に分割されているが、図28のタイミングチャートの右端は図29のタイミングチャートの左端に繋がり、図29のタイミングチャートの右端は図30のタイミングチャートの左端に繋がる。そして図30のタイミングチャートの右端は図31のタイミングチャートの左端に繋がり、図31のタイミングチャートの右端は図32のタイミングチャートの左端に繋がり、図32のタイミングチャートの右端は図33のタイミングチャートの左端に繋がる。図28〜図33は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができるので、ここでは図示を略す。
図示されるように、走査ビットカウンタE742Sは、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lと走査ビットカウンタA′731が出力するカウント値とを入力し、これらをトリガとして動作する。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、図28〜図33に示すタイミングチャートに従い与えられる走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、順次にアドレスを生成し、順次に生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。したがって、タイミングチャートに従い順次に生成されるアドレスに基づき、テーブル90からは、図28〜図33の最下段に示すデータの位置(ロケーション)A、B、C,D、D,C,B,A・・・、E,F,G,H,H,G,F,E,・・・、I,J,K,L,L,K,J,I・・・、M,N,O,P,P,O,N,M・・・、D,C,B,A,A,B,C,D,・・・、H,G,F,E,E,F,G,H,・・・、L,K,J,I,I,J,K,L・・・、P,O,N,M,M,N,O,P・・・の順番に従い、当該位置で指示されるFRC変換後データ(0または1)が読出されて、出力RGBデータビット変換器91に与えられる。
出力RGBデータビット変換器91から出力されるFRC変換後RGBデータ911は、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータを入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図27に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。図27のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示されるので縦縞のない画像を表示できる。
(実施例5)
図34には本実施例に係るFRC変換回路25の構成が示される。
図35は、フレームメモリ3Fに格納される従来のFRCパターン表のデータを示し、図36には、フレームメモリ3Fに格納される本実施例に係るFRCパターン表のデータを示す。図35のデータは図65(C)に示したものと同じである。
図35に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることはできず、画面では縦縞が表示されるが、本実施例の図36に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
図34のFRC変換回路25の構成と、図10のFRC変換回路22の構成を比較し異なる点は、FRC変換回路25が、図10の走査ビットカウンタC72Sに代替して、走査ビットカウンタF75Sを備える点にある。走査ビットカウンタF75Sは、ラインカウンタB71Lが出力する3ビットのラインカウント値Lを参照し、これをトリガとして走査ビットカウント値Sを出力する。
図37〜図42は、FRC変換回路25の動作を示すタイミングチャートが示される。一連のタイミングチャートがここでは図37〜図42に分割されているが、図37のタイミングチャートの右端は図38のタイミングチャートの左端に繋がり、図38のタイミングチャートの右端は図39のタイミングチャートの左端に繋がる。そして、図39のタイミングチャートの右端は図40のタイミングチャートの左端に繋がり、図40のタイミングチャートの右端は図41のタイミングチャートの左端に繋がり、図41のタイミングチャートの右端は図42のタイミングチャートの左端に繋がる。図37〜図42は説明を簡単にするためにRデータについて示すが、GデータおよびBデータについても同様に説明することができるので、ここでは図示を略す。
図37〜図42に示されるように、ラインカウンタB71Lが出力するラインカウント値Lに従い、走査ビットカウンタB75Sが出力する走査ビットカウント値Sの出力が変化するよう動作する。したがって、後段のFRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、このように変化する走査ビットカウンタB75Sから出力される走査ビットカウント値Sを、テーブル90から出力信号を読出すためのアドレスに用いている。
FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、図37〜図42に示すタイミングチャートに従い与えられる走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、順次にアドレスを生成し、順次に生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYをFRC変換後1ビットデータ87R、87Bおよび87Bとして出力RGBデータビット変換器91に出力する。したがって、タイミングチャートに従い順次に生成されるアドレスに基づき、テーブル90からは、図37〜図42の最下段に示すデータの位置(ロケーション)A、B、C,D・・・、E,F,G,H・・・、I,J,K,L,・・・、M,N,O,P,・・・、D,C,B,A・・・、H,G,F,E,・・・、L,K,J,I・・・、P,O,N,M・・・の順番に従い、当該位置で指示されるFRC変換後データ(0または1)が読出されて、出力RGBデータビット変換器91に与えられる。
出力RGBデータビット変換器91から出力されるFRC変換後RGBデータ911は、コントローラ3Eに与えられるので、コントローラ3Eは入力したFRC変換後RGBデータを入力順に従いフレームメモリ3Fに格納する。この結果、フレームメモリ3Fには図36に示すようなFRCパターン表のデータが格納される。図36のFRCパタン表のデータに従う画像がSTN液晶ディスプレイ回路5のLCDに表示されるので縦縞のない画像を表示できる。
(実施例6)
図43には本実施例に係るFRC変換回路26の構成が示される。図44には本実施例に係るFRCパターン表が示される。本実施例の図44に従うLCD画像データに基づき画像を液晶パネル5Aに表示した場合には、LCDの縦列(X列)の値が異なる組の個数を等しくすることができ、縦縞の発生が抑制される。
本実施の形態では、液晶パネル5Aの全体表示領域を図65(A)で4×4=16ドットの1ブロック(FRCパターン)のみを用いて表示している。そのため、発明者の実験によれば、走査ビットカウンタを1つだけ用いた構成では、階調によっては表示品質が改善されない(縦縞でないチラツキが発生する)ケースが生じることがわかった。そこで発明者は、本実施例6および次の実施例7に示すように、FRC変換回路は動作の異なる複数種類の走査ビットカウンタを備えるようにして、各ビット変換器から出力される階調信号(WR、WG、WB)に応じていずれか1つの走査ビットカウンタを選択するよう動作するセレクタを用いた構成を得た。具体的には、このセレクタを、階調に応じて表示品質が改善されたFRCパターンに従う表示データを得ることを可能ならしめる走査ビットカウンタの出力値を選択するように設計した。
図4のFRC変換回路21と図43のFRC変換回路26とを比較し異なる点は、図43では、走査ビットカウント値Sを出力するカウンタとして走査ビットカウンタA50Sと走査ビットカウンタB71Sを備える点と、セレクタA51R、51Gおよび51Bを追加して備える点にある。図43の他の構成は図4に示したものと同様であるので説明は略す。
セレクタA51R、51Gおよび51Bのそれぞれはビット変換器61R、61Gおよび61Bのそれぞれに対応して設けられ、かつFRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれに対応して設けられる。
セレクタA51R、51Gおよび51Bのそれぞれは、表示モード設定信号、対応するビット変換器からの階調信号(WR、WGおよびWBのそれぞれ)、ならびに走査ビットカウンタA50Sの出力するカウント値および走査ビットカウンタB71Sが出力するカウント値を入力する。そして、入力した2つのカウント値のうちの1つを、表示モード設定信号89および対応するビット変換器からの出力信号に基づき選択して、選択したカウント値を走査ビットカウント値として、対応するFRC変換器に出力する。
具体的には、セレクタA51R〜51Bのそれぞれは、図45の表形式で例示されるように、入力する2つの走査ビットカウンタの出力値の1つを選択して出力する。
図45では表示モード設定信号MODE[3:0]の値と対応するビット変換器から出力される階調信号(WR、WG、WB)に従い、いずれか1つの走査ビットカウンタのカウント値が選択されることが示される。図45では、表示モード設定信号MODE[3:0]の値は、白黒表示モードを指す値(8(16進数))またはカラー表示モードを指す値(B,A,9,7(16進数))を取り得る。ここでは説明を簡単にするために、表示モード設定信号MODE[3:0]の値はカラー表示モードのみを指示すると想定するので、本実施例6のFRC変換回路26では、図45の白黒表示モードを指す値(8(16進数))の欄に従う動作は行なわれないことになる。
動作においては、同一表示モードであっても、表示すべき階調によっては表示品質が改善されない場合がある。その場合には、これを改善可能なFRCパターンの並びに変更したSTN用RGB表示データを取得することが求められる。本実施例では、FRCパターンの並びを決定するテーブル90の検索用アドレスを構成する走査ビットカウント値Sを生成する走査ビットカウンタを、表示すべき階調によって選択的に切換える。このような機能を有するセレクタを備えることにより、図44のようなFRCパターン表を生成することができて当該要求に応じることができる。
(実施例7)
図46に、本実施例7によるFRC変換回路27の構成を示す。図4のFRC変換回路21と図46のFRC変換回路27とを比較し異なる点は、図46では、走査ビットカウント値Sを出力するカウンタとして複数の走査ビットカウンタ(走査ビットカウンタA50S、走査ビットカウンタB71S、走査ビットカウンタB72S、・・・走査ビットカウンタN7NS)を備える点と、セレクタ57R、57Gおよび57Bを追加して備える点にある。図46の他の構成は図4に示したものと同様であるので説明は略す。
複数の走査ビットカウンタのうち走査ビットカウンタA50Sを除いたものは、走査ビットカウンタB71Sと同様な機能を有する。
セレクタA57R、57Gおよび57Bのそれぞれはビット変換器61R、61Gおよび61Bのそれぞれに対応して設けられるとともに、FRC変換器40R、40Gおよび40Bのそれぞれに対応して設けられる。
セレクタA57R、57Gおよび57Bのそれぞれは、表示モード設定信号、対応するビット変換器からの出力信号(WR、WGおよびWBのそれぞれ)、ならびに複数の走査ビットカウンタのそれぞれが出力するカウント値を入力し、入力した複数のカウント値のうちの1つを、表示モード設定信号および対応するビット変換器からの出力信号に基づき選択する。選択したカウント値は、走査ビットカウント値として対応するFRC変換器に出力される。
具体的には、セレクタA57R〜57Bのそれぞれは、表示モード設定信号MODE[3:0]の値と対応するビット変換器から出力される階調信号(WR、WG、WB)に従い、複数の走査ビットカウンタが出力する走査ビットカウント値のうちのいずれか1つを選択して走査ビットカウント値Sとして、対応のFRC変換器に出力するよう動作する。
動作においては、同一表示モードであっても、表示すべき階調によっては表示品質が改善されない場合がある。その場合には、これを改善可能なFRCパターンの並びに変更したSTN用RGB表示データを取得することが求められる。本実施例では、FRCパターンの並びを決定するテーブル90の検索用アドレスを構成する走査ビットカウント値Sを生成する走査ビットカウンタを、表示すべき階調によって選択的に切換える。このような機能を有するセレクタを備えることにより、当該要求に応じることができる。
図47には、図46のセレクタ57Rの構成が示される。図47を参照して、セレクタ57Rはデコーダ571、走査ビットカウンタA50S、走査ビットカウンタB71S、・・・走査ビットカウンタN7NSのそれぞれの出力を入力する複数のANDゲート572、および各ANDゲート572の出力信号を入力するORゲート573を含む。
デコーダ571は、ビット変換器61Rの出力値WRに従い、デコーダ571の出力ENB_A、ENB_B、・・・、ENB_N(1ビット信号)のいずれか1つだけをアクティブ(本実施例の場合High)として、出力のそれぞれをANDゲート572のそれぞれに出力する。
ANDゲート572のそれぞれは、対応の走査ビットカウンタからの出力信号と、デコーダ571の出力信号とを入力してAND演算して演算値(1または0)をORゲート573に出力する。ORゲート573は入力した信号値をOR演算して演算値(1または0)を走査ビットカウンタ出力値SRとして出力する。例えば、走査ビットカウンタA50Sの出力ENB_Aがアクティブ(1)になった場合、走査ビットカウンタ出力値SRは走査ビットカウンタA50Sの値を指す。他の走査ビットカウンタ出力値SB、SGを出力するためのセレクタ57Gおよび57Gも同様である。
本実施の形態では、テーブル90は、複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより表示用のビットデータYが読出されるような構成を有する。各実施例のFRC変換回路21〜27のそれぞれによれば、テーブル90に格納される従来の4ドット×4ドットのFRCパターンを使って、液晶パネル5Aに表示されるべきLCD画像データのためのFRCパターン表において各列の値が異なる組の個数を等しくする表示データYの読出しを可能ならしめるアドレス信号を生成できる。これにより、各実施例のFRCパターン表について共通のテーブル90を利用でき、さらには、テーブル90に格納されるFRCパターンは4×4ドットのサイズで済むので、テーブル90を格納するのに必要なメモリ容量およびFRCパターン変換回路の規模を小さくすることができる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態では、STN液晶ディスプレイに適用する場合を説明したが、TFT(Thin Film Transistor)方式による液晶ディスプレイであっても適用することができる。
TFT液晶ディスプレイは、マトリックス状に液晶素子が配される画面の画素に相当する液晶素子のそれぞれに対応して、トランジスタが配置される。そして、制御回路から、表示するべき画像データに基づき各トランジスタに印加する電圧レベルを個別に制御する。これにより、画像データに従う画像が表示される。
TFT液晶ディスプレイであっても、LCD画像データに基づき画像を液晶パネルに表示した場合には、LCDの全縦列(X列)について値が異なる組の個数を等しくすることができる。具体的には、縦縞の発生を抑制するために、STN液晶ディスプレイでは図48(A)のように、隣接する液晶素子がONとOFFである組の総数を一致させるのに対し、TFT液晶ディスプレイでは図48(B)のように、隣接する液晶素子が表示する階調値が異なる組(階調差がある組)の総数を一致させればよい。階調値は印加される電圧レベルに従う。図48(B)では、R(1)、R(2)、R(3)、R(4)・・・は各液晶素子が表示する階調値を指す。階調差がある組においては、該組の大きい方の階調値をONとした場合に、他方の液晶素子の低い方の階調値をOFFとみなすことができる。
さらに、本実施の形態のTFT液晶ディスプレイでは、従来のTFT液晶ディスプレイを用いた場合に比べて表示可能な階調数を増やすことができる。
図49には、階調が増加することの一例が示される。図50には本実施の形態に係る液晶パネル駆動装置の概略構成が示される。図51には、本実施の形態によるFRC変換回路の構成が示される。
従来のTFT液晶ディスプレイのためのCPUとのインターフェイスは、Rデータ、GデータおよびBデータを供給するためのR、G、Bビット幅は{6bit、6bit、6bit}であるため、最高階調数は18ビットで表せる数となる。これに対し、図50および図51の回路によればインターフェイスがR、G、Bビット幅が{6bit、6bit、6bit}のままであっても、図49のようなデータとして表示することにより、最高R、G、Bビット幅={10bit、10bit、10bit}とすることができる。これにより、R、GおよびBの各ビット幅について、従来ビット数(6ビット)に4ビット増やすことができる。
この結果、従来は、6ビットを用いて、図49の左側の赤色の1色(1階調)を表示することができたが、本実施の形態によれば、図49の右側の4色(4階調)に拡張することができる。本実施の形態によれば、表示画面において、1画素を4×4または4×8のブロックに拡張することができる。図49では画素を4×4ブロックに拡張した例が示される。
階調数を増やすために、本実施の形態では、図2(A)の構成が図50のように変更される。図50の装置は、図2(A)のCPUインターフェイス1、FRC変換回路2、ディスプレイインターフェイス4およびSTN液晶ディスプレイ回路5に代替して、CPUインターフェイス1X、FRC変換回路2X、ディスプレイインターフェイス4XおよびTFT液晶ディスプレイ回路5Xを備える。フレームデータ生成部3は前述したものと同様である。
CPUインターフェイス1Xは、CPUから与えられる表示のための18ビット幅以上のデータ幅を有するRGBデータを入力する。RGBデータは[17:0]以上のデータ幅を有する。たとえば、Rデータ、GデータおよびBデータのそれぞれが8ビット幅を有する。
TFT用ディスプレイインターフェイス4Xは、フレームメモリ3Fから読出されたデータを入力し、表示用のLCD画像データに変換し出力する。TFT液晶ディスプレイ回路5Xは、入力したLCD画像データに基づきLCDの液晶素子のトランジスタを制御して画像を表示する。
TFTとSTNでは、送るRGBデータのビット幅およびタイミングが異なるので、図51では、図4のビット変換器61R、61Gおよび61Bに代替してビット変換器61RX、61GXおよび61BXが備えられる。また、FRC変換器40R、40Gおよび40Bに代替してFRC変換器40RX、40GXおよび40BXが備えられる。また、出力RGBデータビット変換器91に代替して回路81R、81Gおよび81B、ならびに回路80R、80Gおよび80Bを備える。回路81R、81Gおよび81Bそれぞれの出力は、回路80R、80Gおよび80Bそれぞれに与えられる。
図51では、CPUから与えられるRGBデータは、Rデータ、GデータおよびBデータについてそれぞれ[x:0]のビット幅を有する。入力したRデータの上位の(x−N)bitのデータは、回路81Rと80Rに与えられ、同様に、Gデータの上位の(x−N)bitのデータは、回路81Gと80Gに与えられ、同様に、Bデータの上位の(x−N)bitのデータは、回路81Bと80Bに与えられる。また、入力したRデータの下位のNbitのデータR[N:0](ただし、N=3または2または1)は、ビット変換器61RXに与えられる。同様に、Gデータの下位のNbitのデータG[N:0](ただし、N=3または2または1)は、ビット変換器61GXに与えられる。同様に、Bデータの下位のNbitのデータB[N:0](ただし、N=3または2または1)は、ビット変換器61BXに与えられる。
回路81R、81Gおよび81Bのそれぞれは、同様の動作をするので、ここでは回路81Rについて説明する。回路81Rは、与えられるRデータの上位の(x−N)bitのデータについてビット幅を1減算して出力する。したがって、Rデータの上位の(x−N−1)bitのデータを出力する。回路81Gおよび81Bもそれぞれ、Gデータの上位の(x−N−1)bitのデータおよびBデータの上位の(x−N−1)bitのデータを、それぞれ出力する。
ここで、(x−N)bitはTFT用ディスプレイインターフェイス4Xの入力データのビット幅に一致する。
動作において、ビット変換器61RX、61GXおよび61BXは、CPUインターフェース1Xから出力された画像データのデータR[N:0]、G[N:0]およびB[N:0]に基づき、表示モード設定信号89が示す表示モードごとにそれぞれ均等な濃淡となるようRデータ、GデータおよびBデータの有効ビット幅を決定する。各ビット変換器からは、決定されたビット幅に従う値を指すR,G,Bの各データについての階調信号WR、WGおよびWBのそれぞれが出力される。
FRC変換器40RX、40GXおよび40BXのそれぞれは、階調信号W(WR、WGおよびWB)、走査ビットカウント値S、ラインカウント値Lおよびフレームカウント値Fに基づき、アドレスを生成する。そして、生成したアドレスに基づきテーブル90を参照(検索)し、当該アドレスに対応して格納された表示データYをテーブル90から読出し、読出した表示データYを、FRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bとして回路80R、80Gおよび80Bそれぞれに出力する。FRC変換後1ビットデータ87R、87Gおよび87Bは、1または0の値を指す。
ここで、回路80Rについて説明をする。回路80Rの動作は、回路80Gおよび80Bについても同様に適用される。回路80Rは、回路81Rからの出力と、Rデータの上位の(x−N)bitのデータと、FRC変換後1ビットデータ87Rとを入力する。回路81Rは、FRC変換後1ビットデータ87Rに従い、回路81Rからの出力と、Rデータの上位の(x−N)bitのデータとのいずれか一方をフレームデータ生成部3に出力する。具体的には、FRC変換後1ビットデータ87Rが1を指示するとき、Rデータの上位の(x−N)bitのデータを出力し、0を指示するとき回路81Rからの出力をフレームデータ生成部3に与える。
このように、R、GおよびBデータのそれぞれについて、下位Nビットのデータをテーブル90から表示データYを読出すためのアドレスを生成するために用い、そして、残りの上位ビットから得られる2種類のデータ((x−N)bitのデータと(x−N−1)bitのデータ)を階調を決定するために用いるので、図49に示したように、1画素について表示可能な階調数を増やすことができる。
以上の各実施の形態では、1フレームを表示する液晶パネルの各列において、隣接する液晶素子がONとOFFである組の総数を一致させているが、これは、液晶ディスプレイに1秒間に16個のフレームを周期的に逐次更新しながら表示することで1個の画面を表示する場合に応用される。
図52(A)のようにSTNの液晶パネル5Aは表示領域E1、E2、E3、E4、・・・を有するとした場合において、領域E1の画像は、図52(B)に示すように当該領域に0番目のフレームFR(0)〜15番目のフレームFR(15)が周期的に逐次更新されながら、重ねられるようにして表示される。他の領域E2、E3、E4、・・・においても同様である。各フレームは列1、列2、列3、・・・の複数の列を有する。フレームが重ね合わせられるように表示されるとき、列1の位置では16個の列1が重ね合わせられるように表示される。同様に、列2の位置では16個の列2が重ね合わせられるように表示される。他の列についても同様である。ここでは、このように重ね合わせられる16個の列1からなる群と、同様に16個の列2からなる群と、同様に16個の列2からなる群と、・・・とが得られる。
各実施の形態では、このような列の各群において、隣接する液晶素子がONとOFFである組の総数を一致させている。この関係が成り立つことは(式1)〜(式4)により示される。図52(C)によれば、列1の群のONとOFFである組の総数(=N0(1)+N1(1)+N2(1)+・・・+N15(1))と、列2の群のONとOFFである組の総数(=N0(2)+N1(2)+N2(2)+・・・+N15(2))と、列3の群のONとOFFである組の総数(=N0(3)+N1(3)+N2(3)+・・・+N15(3))とは、等しくなる。
したがって、従来は図53(A)のように縦縞が生じていたが、列の各群において、隣接する液晶素子がONとOFFである組の総数を一致させることにより、図53(B)の縦縞の発生が抑制される。
なお、各実施の形態では、テーブル90から表示用のビットデータを読出すようにしているが、表示用のビットデータの生成方法はこれに限定されない。たとえば、テーブル90を用いずに、表示用のビットデータを所定の計算式に従い算出するようにしてもよい。
各実施の形態では、液晶パネル5AなどにはR(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に液晶素子が配される。そして、マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する当該液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データを生成する。
FRC変換回路2は、ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより表示用のビットデータが読出されるテーブル90を予め格納する。
動作においてFRC変換回路2は、外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値(階調信号WR、WG、WB)、フレームカウント値F、液晶パネル上の液晶素子を指示するラインカウント値Lおよび走査ビットカウント値Sを生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力する。アドレス信号に基づきテーブル90を検索して、表示用のビットデータが読出される。出力RGBデータビット変換器91は、この読出されたビットデータを受理し、受理したビットデータを表示データに変換して、フレームデータ生成部3に出力する。
ここで、アドレス信号の生成においては、以下の特徴を有する。つまり、表示データにおいて、液晶パネルに表示される3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、ブロックを縦および横の方向に並べて形成される画面に適用したと仮定する。この仮定の下では、図52で説明したように、マトリックスの列のそれぞれにおける隣接する液晶素子がONとOFFである組の、16個のフレームFR(0)〜FR(15)での合計数が、列同士で一致するように、ビットデータの読出しを可能ならしめるアドレス信号を生成する。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は請求の範囲によって画定され、また請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明は、同一色彩の広い画面領域を有する液晶ディスプレイ装置において、同一模様の静止画像を長時間表示する場合に有効である。具体的には、銀行のATM(Automatic Teller Machine)または駅の自動券売機などに使用されるタッチパネルに利用される。

Claims (6)

  1. R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、前記マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための前記表示データの生成装置であって、
    外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカウント値、前記液晶パネル上の液晶素子を指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するアドレス生成部と、
    ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより前記表示用のビットデータが読出されるテーブルと、
    前記アドレス信号に基づき前記テーブルを検索して、前記表示用のビットデータを読出して出力するビットデータ出力部と、
    前記ビットデータを受理し、受理した前記ビットデータを前記表示データに変換して出力する表示データ出力部とを備え、
    前記液晶パネルに表示される前記3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、前記ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、
    前記アドレス生成部は、
    前記マトリックスのそれぞれの列における隣接する液晶素子がオンとオフである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、前記ビットデータの読出しを可能ならしめる前記アドレス信号を生成し、
    前記アドレス信号を表す前記値の組を構成する前記表示すべき階調値をW、前記フレームカウント値をF、前記ラインカウント値をL、および前記走査ビットカウント値をSとし、前記ビットデータ出力部により、当該アドレス信号に基づき前記テーブルを検索して、読出される前記表示用のビットデータをY(F,W,L,S)とした場合に、当該表示用のビットデータY(F,W,L,S)に関して、階調値Wをi=0,1,...,15と変化させた場合に、
    Figure 0005256563
    で表される関係式が成立する、表示データ生成装置。
  2. R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、前記マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データ生成装置であって、
    外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカウント値、前記液晶パネル上の液晶素子を指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するアドレス生成部を、備え、
    前記所定信号はクロック信号、表示モード信号、RGB(Red、Green、Blue)画像信号、水平同期信号および垂直同期信号を含み、
    前記アドレス生成部は、
    前記表示モード信号およびRGB画像信号に基づき前記階調値を生成する階調生成部と、
    前記クロック信号に基づき前記走査ビットカウント値を生成する走査ビットカウンタ部と、
    前記水平同期信号に基づき前記ラインカウント値を生成するラインカウンタと、
    前記垂直同期信号に基づき前記フレームカウント値を生成するフレームカウンタとを含み、
    前記走査ビットカウンタ部は、動作の異なる複数種類の走査ビットカウンタを有し、
    前記アドレス生成部は、
    前記階調値に基づき、前記複数種類の走査ビットカウンタそれぞれが出力する走査ビットカウント値のうちの1つを選択して出力し、
    前記表示データ生成装置は、さらに、
    ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより前記表示用のビットデータが読出されるテーブルと、
    前記アドレス信号に基づき前記テーブルを検索して、前記表示用のビットデータを読出して出力するビットデータ出力部と、
    前記ビットデータを受理し、受理した前記ビットデータを前記表示データに変換して出力する表示データ出力部とを、備え、
    前記液晶パネルに表示される前記3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、前記ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、
    前記アドレス生成部は、
    前記マトリックスのそれぞれの列における隣接する液晶素子がオンとオフである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、前記ビットデータの読出しを可能ならしめる前記アドレス信号を生成する、表示データ生成装置。
  3. 前記フレームのそれぞれにおいて、前記マトリックスの列ごとの隣接する液晶素子のオンとオフである組の数が列同士で等しい、請求項1または2に記載の表示データ生成装置。
  4. 前記FRCパターンは、4ドット×4ドットのパターンを指す、請求項1または2に記載の表示データ生成装置。
  5. R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、前記マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための前記表示データの生成方法であって、
    外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカウント値、前記液晶パネル上の液晶素子を指示する指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するステップと、
    ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより前記表示用のビットデータが読出されるテーブルを、前記アドレス信号に基づき検索して、前記表示用のビットデータを読出して出力するステップと、
    前記ビットデータを受理し、受理した前記ビットデータを前記表示データに変換して出力するステップとを備え、
    前記液晶パネルに表示される前記3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、前記ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、
    前記生成した値の組をアドレス信号として出力するステップでは、
    前記マトリックスの列それぞれにおける隣接する液晶素子がオンとオフである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、前記ビットデータの読出しを可能ならしめる前記アドレス信号を生成し、
    前記アドレス信号を表す前記値の組を構成する前記表示すべき階調値をW、前記フレームカウント値をF、前記ラインカウント値をL、および前記走査ビットカウント値をSとし、前記表示用のビットデータを読出して出力するステップにおいて、当該アドレス信号に基づき前記テーブルを検索して、読出される前記表示用のビットデータをY(F,W,L,S)とした場合に、当該表示用のビットデータY(F,W,L,S)に関して、階調値Wをi=0,1,...,15と変化させた場合に、
    Figure 0005256563
    で表される関係式が成立する、表示データ生成方法。
  6. R(Red)、G(Green)およびB(Blue)の3原色の液晶素子のうちの少なくとも1種類の液晶素子がマトリックス状に配されるとともに、前記マトリックスの液晶素子により構成される所定の大きさのブロックごとに表示色を制御する液晶パネルを、表示データに従う電圧を印加することにより駆動するための表示データ生成方法であって、
    外部から与えられる所定信号に基づき、表示すべき階調値、フレームカウント値、前記液晶パネル上の液晶素子を指示する指示するラインカウント値および走査ビットカウント値を生成し、生成した値の組をアドレス信号として出力するステップを、備え、
    前記所定信号はクロック信号、表示モード信号、RGB(Red、Green、Blue)画像信号、水平同期信号および垂直同期信号を含み、
    前記生成した値の組をアドレス信号として出力するステップでは、
    前記表示モード信号およびRGB画像信号に基づき前記階調値を生成するステップと、
    動作の異なる複数種類の走査ビットカウンタを用いて、前記クロック信号に基づき前記走査ビットカウント値を生成するステップと、
    前記水平同期信号に基づき前記ラインカウント値を生成するステップと、
    前記垂直同期信号に基づき前記フレームカウント値を生成するステップとを含み、
    前記階調値に基づき、前記複数種類の走査ビットカウンタそれぞれが出力する走査ビットカウント値のうちの1つを選択して出力し、
    前記表示データ生成方法は、さらに、
    ディザ法に従うFRC(Frame Rate Control)パターンにより示される複数の表示用のビットデータを予め格納し、アドレス指定されることにより前記表示用のビットデータが読出されるテーブルを、前記アドレス信号に基づき検索して、前記表示用のビットデータを読出して出力するステップと、
    前記ビットデータを受理し、受理した前記ビットデータを前記表示データに変換して出力するステップとを備え、
    前記液晶パネルに表示される前記3原色と全ての階調値との組合せそれぞれについて、当該組合せを、前記ブロックを縦および横の方向に、それぞれ複数並べて形成される画面に適用した場合において、
    前記生成した値の組をアドレス信号として出力するステップでは、
    前記マトリックスのそれぞれの列における隣接する液晶素子がオンとオフである組の、所定数のフレームでの合計数が、列同士で一致するように、前記ビットデータの読出しを可能ならしめる前記アドレス信号を生成する、表示データ生成方法。
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