JP5255383B2 - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Description

この発明は、弁(バルブ)を駆動するための電動モータをケーシング内に収納した電動アクチュエータに関するものである。
従来より、空調設備やプラント等に使用される回転弁や直動弁の開閉に電動アクチュエータが用いられている。この種の電動アクチュエータは、通常、電動モータや減速機構などの各種電装部品や機械部品を1つのケーシング内に収納し、この各種電装部品や機械部品を収納したケーシングから出力軸を突き出している。また、ケーシングには、外部電源と接続した電線や弁開度信号を出力するための信号線を引き込むためのコンジットが設けられている。
また、この種の電動アクチュエータは、弁体が設けられたバルブに取り付けられ、電動調節弁として一体化される。この場合、電動アクチュエータの出力軸と弁体の弁軸(弁体を軸着している軸)とがジョイントを介して連結される。また、電動アクチュエータのケーシングはバルブにネジ止めされる。
また、この種の電動アクチュエータでは、バルブと一体化されて電動調節弁とされた場合、屋外に設置されることを考慮して、ケーシング内への雨水などの浸入を防ぐような防水構造が採用されている。例えば、バルブの上方に電動アクチュエータが取り付けられ、雨水などはケーシングの上方から降って来るものと考え、すなわちケーシングの上面で雨水を受けるものと考え、ケーシングの上面に開口部を設けない、というような防水構造を採用している(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−25785号公報 特開2000−337551号公報 特開平10−61809号公報 特開平8−285131号公報 特開平5−172571号公報 特開2003−287421号公報 特開平8−334327号公報 特開2000−97695号公報 特開平7−35548号公報
しかしながら、上述した電動調節弁が設置される現場では、その電動調節弁が取り付けられる配管の高さやスペースの制約上、バルブの下方に電動アクチュエータを取り付けざるを得ない場合がある。この場合、ケーシングの下面が上方を向き、この上方に向いたケーシングの下面で雨水を受けるものとなり、出力軸とケーシングの隙間やコンジットと電線の隙間を通って雨水がケーシング内部に浸入して、内部の部品を劣化させてしまうことになる。
また、正常状態で電動調節弁が取り付けられた現場であっても、振動(外部からの振動およびバルブを流れる流体の振動)の影響が大きい現場では、ケーシングを固定しているネジが振動によって緩んで電動アクチュエータの取付姿勢が初期状態から変化することになる。この状態を放置すると、電動アクチュエータの出力軸や弁軸に曲げ応力が発生して、変形したり、破損するなどの障害が発生し易い。
従来では、電動アクチュエータの取付姿勢については特に着目しておらず、電動アクチュエータが動作不良となったときに、現場に出向いた保守員が確認した際に、動作不良の原因が電動アクチュエータの取付異常であることを知る程度であった。
なお、特許文献2では、ケーシング内に湿度センサを設け、ケーシング内への水の浸入を検出するようにしている。この場合、ケーシング内に水が浸入した後、ケーシング内の温度が上昇すると、ケーシング内が高温多湿の状態となる。この高温多湿の状態を湿度センサで検出し、ケーシング内に水が浸入していると判断する。しかし、この方法では、ケーシング内に雨水が浸入したことを検出することはできるが、雨水が浸入する虞のあることを事前に知ることはできない。また、ケーシング内が高温多湿の状態となるまで、ケーシング内への雨水の浸入を検出することができない。また、電動アクチュエータの取付姿勢の変化に起因する障害に対しての対策は何ら講じられていない。
特許文献2の他にも、ケーシング内での水に対しての対策を講じた電動アクチュエータは存在するが(例えば、特許文献3,4参照)、これらの電動アクチュエータは何れもケーシング内部で発生する結露に対する対策を講じたもので、外部から雨水が浸入する場合には対処することができない。また、引用文献2と同様、電動アクチュエータの取付姿勢の変化に起因する障害に対しての対策も講じられていない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、雨水の浸入によって障害が発生する虞のあることを事前に知り、早期に対策を講じることが可能な電動アクチュエータを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、弁を駆動するための電動モータをケーシング内に収納し、弁に一体的に取り付けられる電動アクチュエータにおいて、ケーシング内に設置され電動アクチュエータのケーシングの傾斜角を測定する傾斜角センサと、電動アクチュエータのケーシングを弁の上方に取り付けた取付姿勢を正常な取付姿勢とし、この正常な取付姿勢に関する情報を正常取付姿勢として記憶する正常取付姿勢記憶手段と、傾斜角センサが測定した傾斜角より電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢に関する情報を現在取付姿勢として作成する現在取付姿勢作成手段と、正常取付姿勢と現在取付姿勢とに基づいて電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常を判定する取付姿勢判定手段と、取付姿勢判定手段での判定結果を電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢に関する情報として外部装置へ送信する送信手段とを設けたものである。
この発明によれば、ケーシング内に設置された傾斜角センサによって電動アクチュエータのケーシングの傾斜角が測定され、この傾斜角センサが測定した傾斜角より電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢に関する情報が現在取付姿勢として作成される。そして、この作成された現在取付姿勢と記憶されている正常取付姿勢(電動アクチュエータのケーシングを弁の上方に取り付けた取付姿勢に関する情報)とに基づいて電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常が判定され、この判定結果が電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢に関する情報として外部装置へ送信される。
本発明において、正常取付姿勢と現在取付姿勢との差分に基づいて電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢のずれ量を算出する取付姿勢ずれ量算出手段と、電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢のずれ量の正常範囲の閾値を正常範囲閾値として記憶する正常範囲閾値記憶手段とを設けるようにし、取付姿勢ずれ量算出手段によって算出された取付姿勢のずれ量と正常範囲閾値とを比較して電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常を判定するようにしてもよい。
本発明によれば、ケーシング内に設置された傾斜角センサによって電動アクチュエータのケーシングの傾斜角が測定され、この傾斜角センサが測定した傾斜角より電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢に関する情報が現在取付姿勢として作成され、この作成された現在取付姿勢と記憶されている正常取付姿勢(電動アクチュエータのケーシングを弁の上方に取り付けた取付姿勢に関する情報)とに基づいて電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常が判定され、この判定結果が電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢に関する情報として外部装置へ送信されるものとなり、この送られてくる電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢に関する情報から雨水の浸入によって障害が発生する虞のあることを事前に知り、早期に対策を講じることが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る電動アクチュエータの一実施の形態の要部を示すブロック図である。同図において、100は本発明に係る電動アクチュエータであり、弁体が設けられたバルブ(弁)200に取り付けられ、電動調節弁として一体化される。また、外部コントローラ300との間で、情報の授受を行う。
電動アクチュエータ100は、制御回路1と、不揮発性メモリ2と、A/D変換器3と、通信回路4と、マルチプレクサ5と、設定入力回路6と、電動モータ7と、モータ駆動回路8と、フィードバック回路9と、減速機構10と、傾斜角センサ11とを備えており、これらはケーシング12内に収納されている。ケーシング12はバルブ200にネジ止めされる。
この電動アクチュエータ100において、傾斜角センサ11は、電動アクチュエータ100のケーシング12のX軸方向の傾斜角θx、Y軸方向の傾斜角θy、Z軸方向の傾斜角θzを測定し、これを傾斜角θ(θx,θy,θz)として制御回路1へ与える。なお、傾斜角センサについては、既に公知であるので(例えば、特許文献5〜9参照)、ここでの説明は省略する。
制御回路1は、中央演算処理装置(CPU)を備えており、不揮発性メモリ2に格納されているプログラムに従って処理動作を行う。不揮発性メモリ2には、バルブ200における弁体の開度を制御する開度制御プログラムに加え、本実施の形態特有のプログラムとして電動アクチュエータの取付姿勢の正常/異常判断プログラムが格納されている。
また、不揮発性メモリ2には、上述した取付姿勢の正常/異常判断プログラムに従う制御回路(CPU)1の処理動作において、正常/異常の判断に際して用いられる閾値α1(α1x,α1y,α1z)とα2(α2x,α2y,α2z)が格納されている。閾値α1,α2については後述する。
また、不揮発性メモリ2には、電動アクチュエータ100のケーシング12のバルブ200に対する正常取付姿勢と初期取付姿勢が格納されている。
この実施の形態では、電動アクチュエータ100のケーシング12のバルブ200に対する正常取付姿勢として、電動アクチュエータ100のケーシング12をバルブ200の上方に取り付けるものとして設計上定められたX軸方向の取付姿勢(θxnc)、Y軸方向の取付姿勢(θync)およびZ軸方向の取付姿勢(θznc)が不揮発性メモリ2に格納されている。
また、電動アクチュエータ100のケーシング12のバルブ200に対する初期取付姿勢として、電動アクチュエータ100のケーシング12をバルブ200に取り付けて運用を開始する前の実際のX軸方向の取付姿勢(θxst)、Y軸方向の取付姿勢(θyst)およびZ軸方向の取付姿勢(θzst)が不揮発性メモリ2に格納されている。以下、電動アクチュエータ100のケーシング12のバルブ200に対する取付姿勢(電動アクチュエータ100のケーシング12の取付姿勢)を、単に電動アクチュエータ100の取付姿勢と呼ぶ。
〔弁開度の制御〕
制御回路(CPU)1は、通常の処理として、不揮発性メモリ2に格納されている開度制御プログラムに従ってバルブ200における弁体の開度を制御する。この弁体の開度制御は次のようにして行われる。
制御回路(CPU)1には、外部コントローラ300からの弁開度の設定値(設定開度)が設定入力回路6→マルチプレクサ5→A/D変換器3の経路で与えられ、フィードバック回路9からの弁開度の実測値(実開度)がマルチプレクサ5→A/D変換器3の経路で与えられる。
制御回路(CPU)1は、A/D変換器3からの設定開度と実開度とを比較し、設定開度と実開度とが一致するように、モータ駆動回路8へ駆動指令を送る。これにより、電動モータ7が駆動され、この電動モータ7の駆動力が減速機構10を介してバルブ200の弁軸に伝わり、この弁軸に軸着された弁体の開度が調整される。
〔自己診断〕
制御回路(CPU)1は、電源が投入されると(図2:ステップS101)、自己診断を行い(ステップS102)、電動アクチュエータ100における処理機能についての正常/異常を判断する(ステップS103)。ここで、自己診断の結果が「異常」であれば(ステップS103のNO)、システムを停止させ(ステップS104)、その自己診断の結果を通信回路4を介して外部コントローラ300へ送信する(ステップS105)。
〔電動アクチュエータの取付姿勢の正常/異常の判断〕
自己診断の結果が正常であれば(ステップS103のYES)、制御回路(CPU)1は、傾斜角センサ11からの傾斜角θ(θx,θy,θz)を電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢として取り込む(ステップS106)。
そして、傾斜角θxとX軸方向の正常取付姿勢(θxnc)との差(絶対値)をずれ量δ1xとして求め、傾斜角θyとY軸方向の正常取付姿勢(θync)との差(絶対値)をずれ量δ1yとして求め、傾斜角θzとZ軸方向の正常取付姿勢(θznc)との差(絶対値)をずれ量δ1zとして求める(ステップS107)。
そして、ずれ量δ1xと閾値α1xとを比較し、ずれ量δ1yと閾値α1yとを比較し、ずれ量δ1zと閾値α1zとを比較し、ずれ量δ1x,δ1y,δ1zのうちの1つでも閾値α1x,α1y,α1zを超えていれば、フラグF1を立ててF1=1とする(ステップS108)。すなわち、電動アクチュエータ100の取付姿勢の正常取付姿勢からのずれ量δ1とそのずれ量に対して定められている正常範囲の閾値α1とを比較し、ずれ量δ1が正常範囲の閾値α1を超えていれば、異常であると判定し、フラグF1を「1」とする。
次に、制御回路(CPU)1は、傾斜角θxとX軸方向の初期取付姿勢(θxst)との差(絶対値)をずれ量δ2xとして求め、傾斜角θyとY軸方向の初期取付姿勢(θyst)との差(絶対値)をずれ量δ2yとして求め、傾斜角θzとZ軸方向の初期取付姿勢(θzst)との差(絶対値)をずれ量δ2zとして求める(ステップS109)。
そして、ずれ量δ2xと閾値α2xとを比較し、ずれ量δ2yと閾値α2yとを比較し、ずれ量δ2zと閾値α2zとを比較し、ずれ量δ2x,δ2y,δ2zのうちの1つでも閾値α2x,α2y,α2zを超えていれば、フラグF2を立ててF2=1とする(ステップS110)。すなわち、電動アクチュエータ100の取付姿勢の初期取付姿勢からのずれ量δ2とそのずれ量に対して定められている正常範囲の閾値α2とを比較し、ずれ量δ2が正常範囲の閾値α2を超えていれば、異常であると判定し、フラグF2を「1」とする。
このようにして、制御回路(CPU)1は、傾斜角θ(θx,θy,θz)、ずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)、ずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)、フラグF1,F2を求めた後、これらの情報を通信回路4を介して外部コントローラ300へ送信する(ステップS111)。
また、制御回路(CPU)1は、フラグF1,F2をチェックし、フラグF1,F2が1つでも「1」であれば(ステップS112のYES)、システムを停止させる(ステップS114)。フラグF1,F2が何れも「1」でなければ(ステップS112のNO)、ステップS106で取得した傾斜角θ(θx,θy,θz)を不揮発性メモリ2に保存し(ステップS113)、ステップS106へ戻る。
外部コントローラ300は、電動アクチュエータ100からの傾斜角θ(θx,θy,θz)、ずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)、ずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)、フラグF1,F2を受信し、これらの情報をディスプレイなどに表示する。このディスプレイに表示された情報から、保守員は、電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢、現在の取付姿勢の正常取付姿勢に対するずれ量、現在の取付姿勢の初期取付姿勢に対するずれ量、現在の取付姿勢の正常取付姿勢に対しての正常/異常、現在の取付姿勢の初期取付姿勢に対しての正常/異常を知ることができる。
例えば、電動アクチュエータ100が正常取付姿勢に対して逆に取り付けられた場合には、フラグF1が「1」となる。このフラグF1の状態から、保守員は、電動アクチュエータ100に雨水が浸入する虞があることを事前に知り、早期に対策を講じることができる。
また、ケーシング12を固定しているネジが振動によって緩んで電動アクチュエータ100の取付姿勢が初期状態から変化し、正常範囲を超えた場合には、フラグF2が「1」となる。このフラグF2の状態から、保守員は、電動アクチュエータ100の出力軸やバルブ200における弁軸に曲げ応力が発生して、変形したり、破損するなどの障害が発生する虞があることを事前に知り、早期に対策を講じることができる。
このようにして、本実施の形態によれば、突発的なアクチュエータの故障による停止がなくなり、システムの稼働性が向上する。また、本実施の形態では、傾斜角θの履歴を不揮発性メモリ2に保存するようにしているので(図2:ステップS113)、この傾斜角θの履歴を検討することにより有用な故障解析が可能となる。
なお、この実施の形態では、電動アクチュエータ100から外部コントローラ300へ傾斜角θ(θx,θy,θz)、ずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)、ずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)、フラグF1,F2を送るようにしたが、必ずしもこれらの情報の全てを送るようにしなくてもよい。
例えば、本発明の権利範囲からは外れるが、傾斜角θ(θx,θy,θz)だけを送るようにしてもよい。この場合、保守員は、送られてくる傾斜角θ(θx,θy,θz)から電動アクチュエータ100の取付姿勢を知り、電動アクチュエータ100の取付姿勢が逆さまであれば雨水が浸入する虞があると判断することができ、電動アクチュエータ100の取付姿勢に大きな変化があれば出力軸や弁軸が変形したり破損する虞があると判断することができる。
また、本発明の権利範囲からは外れるが、ずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)だけを送るようにしてもよい。この場合、保守員は、送られてくるずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)から電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢の正常取付姿勢に対するずれ量を知り、電動アクチュエータ100の取付姿勢が雨水が浸入する虞のある異常範囲にあるのか正常範囲にあるのかの判断を行うことができる。
また、本発明の権利範囲からは外れるが、ずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)だけを送るようにしてもよい。この場合、保守員は、送られてくるずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)から電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢の初期取付姿勢からのずれ量(変動量)を知り、電動アクチュエータ100の取付姿勢が出力軸や弁軸が変形したり破損する虞がある異常範囲にあるのか正常範囲にあるのかの判断を行うことができる。
図3に上述した電動アクチュエータ100における制御回路1および不揮発性メモリ2の要部の機能ブロック図を示す。制御回路1は、現在取付姿勢作成部1Aと、取付姿勢ずれ量算出部1Bと、取付姿勢異常判定部1Cとを備えている。不揮発性メモリ2は、正常取付姿勢記憶部2Aと、初期取付姿勢記憶部2Bと、取付姿勢ずれ量正常範囲閾値記憶部2Cとを備えている。
不揮発性メモリ2において、正常取付姿勢記憶部2Aには、電動アクチュエータ100のX軸方向の正常取付姿勢(θxnc)、Y軸方向の正常取付姿勢(θync)およびZ軸方向の取付姿勢(θznc)が保存されている。初期取付姿勢記憶部2Bには、電動アクチュエータ100のX軸方向の初期取付姿勢(θxst)、Y軸方向の初期取付姿勢(θyst)およびZ軸方向の初期取付姿勢(θzst)が保存されている。取付姿勢ずれ量正常範囲閾値記憶部2Cには、電動アクチュエータ100の取付姿勢の正常取付姿勢からのずれ量の正常範囲の閾値α1および初期取付姿勢からのずれ量の正常範囲の閾値α2が保存されている。
制御回路1において、現在取付姿勢作成部1Aは、傾斜角センサ11からの傾斜角θ(θx,θy,θz)を電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢とする。取付姿勢ずれ量算出部1Bは、現在取付姿勢作成部1Aからの現在の取付姿勢θ(θx,θy,θz)と正常取付姿勢記憶部2Aにおける正常取付姿勢θnc(θxnc,θync,θznc)との差(絶対値)をずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)として求め、現在取付姿勢作成部1Aからの現在の取付姿勢θ(θx,θy,θz)と初期取付姿勢記憶部2Bにおける初期取付姿勢θst(θxst,θyst,θzst)との差(絶対値)をずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)として求める。
取付姿勢異常判定部1Cは、取付姿勢ずれ量算出部1Bで求められたずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)と取付姿勢ずれ量正常範囲閾値記憶部2Cにおける正常範囲の閾値α1とを比較し、ずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z)が正常範囲の閾値α1を超えていた場合に取付姿勢の異常と判定する。また、取付姿勢ずれ量算出部1Bで求められたずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)と取付姿勢ずれ量正常範囲閾値記憶部2Cにおける正常範囲の閾値α2とを比較し、ずれ量δ2(δ2x,δ2y,δ2z)が正常範囲の閾値α2を超えていた場合に取付姿勢の異常と判定する。
制御回路1は、現在取付姿勢作成部1Aで作成された電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢θ(θx,θy,θz)、取付姿勢ずれ量算出部1Bで算出されたずれ量δ1(δ1x,δ1y,δ1z),δ2(δ2x,δ2y,δ2z)、取付姿勢異常判定部1Cでの取付姿勢の判定結果を通信回線4を介して外部コントローラ300へ送信する。この現在取付姿勢作成部1A、取付姿勢ずれ量算出部1Bおよび取付姿勢異常判定部1Cは制御回路1におけるCPUの処理機能として実現される。
なお、図3に示した機能ブロック図中、現在取付姿勢作成部1Aにおいて、傾斜角センサ11からの傾斜角θx,θy,θzよりX軸方向,Y軸方向およびZ軸方向の傾斜角を合成し、この合成傾斜角を電動アクチュエータ100の現在の取付姿勢とし、これに対応して保存されている正常取付姿勢や初期取付姿勢との差として取付姿勢のずれ量を求め、このずれ量と正常範囲の閾値とから取付姿勢の正常/異常の判定を行うようにしてもよい。
本発明に係る電動アクチュエータの一実施の形態の要部を示すブロック図である。 この電動アクチュエータにおける取付姿勢の正常/異常判断プログラムに従う処理動作を説明するためのフローチャートである。 この電動アクチュエータにおける制御回路および不揮発性メモリの要部の機能ブロック図である。
符号の説明
1…制御回路、2…不揮発性メモリ、3…A/D変換器、4…通信回路、5…マルチプレクサ、6…設定入力回路、7…電動モータ、8…モータ駆動回路、9…フィードバック回路、10…減速機構、11…傾斜角センサ、12…ケーシング、100…電動アクチュエータ、200…バルブ、300…外部コントローラ、1A…現在取付姿勢作成部、1B…取付姿勢ずれ量算出部、1C…取付姿勢異常判定部、2A…正常取付姿勢記憶部、2B…初期取付姿勢記憶部、2C…取付姿勢ずれ量正常範囲閾値記憶部。

Claims (3)

  1. 弁を駆動するための電動モータをケーシング内に収納し、前記弁に一体的に取り付けられる電動アクチュエータにおいて、
    前記ケーシング内に設置され前記電動アクチュエータのケーシングの傾斜角を測定する傾斜角センサと、
    前記電動アクチュエータのケーシングを前記弁の上方に取り付けた取付姿勢を正常な取付姿勢とし、この正常な取付姿勢に関する情報を正常取付姿勢として記憶する正常取付姿勢記憶手段と、
    前記傾斜角センサが測定した傾斜角より前記電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢に関する情報を現在取付姿勢として作成する現在取付姿勢作成手段と、
    前記正常取付姿勢と前記現在取付姿勢とに基づいて前記電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常を判定する取付姿勢判定手段と、
    前記取付姿勢判定手段での判定結果を前記電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢に関する情報として外部装置へ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載された電動アクチュエータにおいて、
    前記取付姿勢判定手段は、
    前記正常取付姿勢と前記現在取付姿勢とを比較して前記電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常を判定する
    ことを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項1に記載された電動アクチュエータにおいて、
    前記正常取付姿勢と前記現在取付姿勢との差分に基づいて前記電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢のずれ量を算出する取付姿勢ずれ量算出手段と、
    前記電動アクチュエータのケーシングの取付姿勢のずれ量の正常範囲の閾値を正常範囲閾値として記憶する正常範囲閾値記憶手段とを備え、
    前記取付姿勢判定手段は、
    前記取付姿勢ずれ量算出手段によって算出された取付姿勢のずれ量と前記正常範囲閾値とを比較して前記電動アクチュエータのケーシングの現在の取付姿勢の正常/異常を判定する
    ことを特徴とする電動アクチュエータ。
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