JP5252909B2 - 計測制御機器および記憶素子保護方法 - Google Patents

計測制御機器および記憶素子保護方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば温調計などの計測制御機器に係り、特に計測制御機器に搭載されたEEPROM等の記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることができる計測制御機器および記憶素子保護方法に関するものである。
温調計などのループレベルの計測制御機器には、予め数値などが設定され記憶される必要があるパラメータがあり、記憶のためのデバイスとしてEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)が利用される。EEPROMは、ハードウエアの特性として寿命があり、書込み回数が多くなると寿命に達し正常に動作しなくなる。計測制御機器では、EEPROMに書込むパラメータの性質として実用中に書込み更新を行なう必要性は避けられない。一方で計測制御機器として装置に組み込まれ、継続的に使用されるので、EEPROMの交換は容易ではないと同時に、EEPROMが寿命に到達し正常に動作しなくなる事態は好ましくない。
計測制御機器におけるEEPROMへの書込みは、通信機能などを利用して自動的に実施されるようにプログラムされる場合が多い。EEPROMへの書込みはプログラマが常識的な範囲を認識しているので、通常はEEPROMへの書込みが頻繁に行なわれるように設計されることはない。すなわち、計測制御機器においてEEPROMが寿命に到達し正常に動作しなくなる事態の主な原因はプログラマの設計ミスあるいはプログラムミスである。
特許文献1には、特定の時間範囲内でのEEPROMへの書込み回数をカウントして、この書込み回数が書込み回数上限値を超えた場合に警報を発する記憶素子監視保護装置が開示されている。
特開平5−73435号公報
計測制御機器では、EEPROMに書込みを行う回数が、一定の時間内に多くならざるを得ない場合が発生する。このような場合としては、例えば制御対象の変更などの工程切換に伴うパラメータ値の更新時がある。この更新時には、EEPROMに記憶されている多数のパラメータ値が同時に更新される。
特許文献1に開示された技術を計測制御機器に適用すると、上記のような多数のパラメータの更新時に警報が発生する可能性があるので、計測制御機器のオペレータが正常な動作をプログラムミスと誤判断してしまうという問題点がある。また、パラメータ更新による警報発生が頻発すると、オペレータはこの警報発生を習慣的に発生するものであり、問題ないものと見なすので、本当のプログラムミスによる異常な動作によって警報が発生したときに、この異常な動作を問題ないものとして見過ごしてしまう可能性がある。このような判断の誤りが発生すると、EEPROMが早期に寿命に到達する危険性が高くなる。
また、プログラムミスによってEEPROMへの書込みが頻発する場合、特定の時間範囲内ではEEPROMへの書込み回数が常識的な回数であっても、このような書込みが継続する場合があり得る。この場合、特許文献1に開示された技術を計測制御機器に適用したとしても、特定の時間範囲内でのEEPROMへの書込み回数は書込み回数上限値を超えないため、異常な動作でありながら警報は発生しない。したがって、EEPROMが早期に寿命に到達する危険性が高くなる。
なお、以上の問題点は、EEPROMに限らず、書込み回数に制限がある記憶素子であれば同様に発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、オペレータが判断を誤る確率を低減し、EEPROM等の記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることが可能な計測制御機器および記憶素子保護方法を提供することを目的とする。
本発明の計測制御機器は、計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子と、この記憶素子へのパラメータの書込み回数をパラメータの属性毎にカウントする書込み検出手段と、前記パラメータの属性毎の書込み回数と予め設定されたパラメータの属性毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つの属性の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発する警報発生手段とを備え、前記属性が表すパラメータの種類によってパラメータの想定される変更頻度が異なり、この想定される変更頻度に応じて前記書込み回数上限値が前記属性毎に予め設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の計測制御機器の1構成例は、さらに、前記属性毎の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に、この属性のパラメータの前記記憶素子への書込みを禁止する書込み禁止手段を備えるものである。
また、本発明の計測制御機器の1構成例は、通常変更頻度のパラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータについては、前記通常変更頻度パラメータ用の書込み回数上限値よりも少ない書込み回数上限値が予め設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の計測制御機器は、計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子と、外部の機器から通信機能を用いた前記記憶素子へのパラメータの書込みを検出する書込み検出手段と、前記書込みが検出されたときに、通信機能を用いた記憶素子への書込みが行われたことをユーザに通知する通知手段と、通常変更頻度のパラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータを予め登録するためのパラメータ登録手段を備え、前記通知手段は、書込みの対象となったパラメータが通常変更頻度パラメータである場合は、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された第1の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行い、書込み対象のパラメータが前記パラメータ登録手段に登録された低変更頻度パラメータである場合は、前記第1の通知時間よりも長い予め規定された第2の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行うようにしたものである。
また、本発明の記憶素子保護方法は、計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子に対してパラメータの書込みが行われたときに、このパラメータの書込み回数をパラメータの属性毎にカウントする書込み検出手順と、前記パラメータの属性毎の書込み回数と予め設定されたパラメータの属性毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つの属性の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発する警報発生手順とを備え、前記属性が表すパラメータの種類によってパラメータの想定される変更頻度が異なり、この想定される変更頻度に応じて前記書込み回数上限値が前記属性毎に予め設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の記憶素子保護方法は、計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子に対して外部の機器から通信機能を用いたパラメータの書込みが行われたときに、この書込みを検出する書込み検出手順と、前記書込みが検出されたときに、通信機能を用いた記憶素子への書込みが行われたことをユーザに通知する通知手順とを備え、前記通知手順は、書込みの対象となったパラメータが通常変更頻度パラメータである場合は、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された第1の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行い、書込み対象のパラメータが前記通常変更頻度パラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータである場合は、前記第1の通知時間よりも長い予め規定された第2の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行うようにしたものである。
本発明によれば、記憶素子へのパラメータの書込み回数をパラメータ毎にカウントし、パラメータ毎の書込み回数と予め設定されたパラメータ毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つのパラメータの書込み回数が、このパラメータ用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発することにより、オペレータが判断を誤る確率を低減することができ、記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
また、本発明では、パラメータの書込み回数が、このパラメータ用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に、このパラメータの記憶素子への書込みを禁止することにより、記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
また、本発明では、記憶素子へのパラメータの書込み回数をパラメータの属性毎にカウントし、パラメータの属性毎の書込み回数と予め設定されたパラメータの属性毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つの属性の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発することにより、オペレータが判断を誤る確率を低減することができ、記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
また、本発明では、属性毎の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に、この属性のパラメータの記憶素子への書込みを禁止することにより、記憶素子が寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
また、本発明では、低変更頻度パラメータについては、通常変更頻度パラメータ用の書込み回数上限値よりも少ない書込み回数上限値を設定することにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、書込み回数が書込み回数上限値に到達してしまうことを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、書込み回数が書込み回数上限値以内になることを避けることができる。
また、本発明では、外部の機器から通信機能を用いた記憶素子へのパラメータの書込みが検出されたときに、通信機能を用いた記憶素子への書込みが行われたことをユーザに通知することができる。
また、本発明では、書込みの対象となったパラメータが通常変更頻度パラメータである場合は、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された第1の通知時間だけユーザへの通知を行い、書込み対象のパラメータが低変更頻度パラメータである場合は、第1の通知時間よりも長い予め規定された第2の通知時間だけユーザへの通知を行うことにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、通知が継続することを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、通知の見落としが発生する確率を低減することができる。
[発明の原理1]
EEPROMの寿命は、単にトータルとしての書込み回数が問題になるのではなく、特定の書込み領域毎の書込み回数で考える必要がある。例えば、同じ10万回の書込みであっても、1個の書込み領域に集中して10万回の書込みが行なわれた場合と、10個の書込み領域に1万回ずつの書込みが行なわれた場合では、寿命に到達する確率は後者の方が圧倒的に低い。
このように、単純にEEPROMへの書込み回数をカウントするのではなく、書込み領域別に書込み回数をカウントするのが妥当であることに発明者は着眼した。また、計測制御機器においては、特定の時間範囲内で常識的に書込まれる回数は、各パラメータの性質に依存して常識的な回数に限られていることに発明者は着眼した。そして、通信などでEEPROMへの書込みが行なわれている頻度をパラメータ別(実質的に書込み領域別)にカウントし、予め設定されたパラメータ毎の単位時間内の書込み回数上限値を超えた場合に警報を出力すれば、課題解決のために有効であることに発明者は想到した。
例えば制御対象の変更などの工程切換に伴うパラメータ値の更新時において、100個のパラメータが更新される場合、EEPROMへの書込み回数は100回になるが、パラメータ別にカウントすれば、全てのパラメータの書込み回数は1回だけである。つまり、このような状況でパラメータ別の書込み回数が例えば3回に達した場合は、プログラムミスである可能性が高い。パラメータ別にカウントすることで、計測制御機器に特有のパラメータ更新動作においても適切な判断が行ないやすくなる。
[発明の原理2]
さらに、EEPROMへのパラメータ別の単位時間内の書込み回数が当該パラメータのために予め設定された書込み回数上限値を超えた場合にEEPROMへの書込みを禁止すれば、課題解決のために有効であることに発明者は想到した。
[発明の原理3]
計測制御機器においては、オンライン実稼動中に処理対象の変更などに合わせて、変更することを前提とした通常変更頻度パラメータ(例えば温調計であれば目標値SPやPIDパラメータ)と、書込みは禁止されていないが、使用方法が決まればオンライン実稼動中には変更しない低変更頻度パラメータ(例えば温調計であれば入力レンジ種類、制御周期、出力種類など)とがある。したがって、低変更頻度パラメータが変更された場合には、EEPROMへの書込み回数が少ない場合でも、オペレータの設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い。よって、通常変更頻度パラメータについては予め多めの書込み回数上限値を規定し、低変更頻度パラメータについては予め少なめの書込み回数上限値(例えば1回)を規定するのが妥当であることに発明者は想到した。
通常変更頻度パラメータと低変更頻度パラメータで書込み回数上限値を変えることにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、書込み回数上限値に到達してしまうことを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、書込み回数上限値以内になることを避けることができる。
[発明の原理4]
EEPROMへの書込みについては、多くの場合において、プログラマだけではなく計測制御機器のオペレータも常識的な範囲を認識している。したがって、通信などでEEPROMへの書込みが行なわれている頻度をオペレータが認識できるだけでも、異常な状態を回避しやすくなることに発明者は着眼した。そして、オンライン稼動中において通信機能によりEEPROMに書込みが行なわれた全ての場合に、そのことがオペレータに認識できるような通知(表示)が予め規定された時間だけ行なわれるようにすれば、課題解決のために有効であることに発明者は想到した。
制御対象の変更などの工程切換時には、EEPROMへの書込みが行われたことを示す通知の頻度も高くなるが、EEPROMへの書込みが多いことを認識しているオペレータが誤った判断をする可能性は低い。また、工程切換時ではないときに、EEPROMへの書込みが行われたことを示す通知が行なわれれば、このEEPROMへの書込みが想定外であることを認識しているオペレータは、異常な動作だと判断することが可能になる。
[発明の原理5]
さらに、通常変更頻度パラメータについては予め規定された短い時間だけ通知(表示)を行い、低変更頻度パラメータについては通常変更頻度パラメータよりも長い時間通知を行うようにすれば、課題解決のためにさらに有効であることに発明者は想到した。通常変更頻度パラメータと低変更頻度パラメータで通知の継続時間を変えることにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、通知が継続することを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、通知の見落としが発生する確率を低減することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記発明の原理1に対応するものである。計測制御機器は、制御対象に対する制御を行うPID制御部1と、計測制御機器のオペレータ(ユーザ)がパラメータを入力するための例えばキーボード等の入力部2と、EEPROM3と、RAM(Random Access Memory)4と、必要に応じてEEPROM3またはRAM4への書込み/読出しを行う書込み/読出し部5と、警報通知用のLED6と、書込み/読出し部5からの警報通知に応じてLED6を点灯させるLED点灯処理部7と、計測制御機器と図示しない外部の機器とを接続する通信インタフェース部8とを有する。書込み/読出し部5は、EEPROM3への書込みを検出する書込み検出部50と、警報通知を行う判定部51とを備えている。判定部51とLED6とLED点灯処理部7とは、警報発生手段を構成している。
図2は本実施の形態の計測制御機器を適用する温度制御系の1例を示す図である。図2の例では、加熱処理炉11の内部にヒータ12と温度センサ13とが設置されている。温度センサ13は、ヒータ12によって加熱される空気の温度PVを測定する。温調計10は、温度PVが設定値SPと一致するように操作量MVを算出する。電力調整器14は、操作量MVに応じた電力を決定し、この決定した電力を電力供給回路15を通じてヒータ12に供給する。こうして、温調計10は、加熱処理炉11内の温度を制御する。計測制御機器は、この温調計10の内部に設けられるものである。なお、図2において、PLC(Programmable Logic Controller)16は、通信機能を利用して温調計10を制御する上位機器である。
以下、計測制御機器の動作について説明する。EEPROM3には、設定値SP、PIDパラメータ(比例帯P、積分時間I、微分時間D)、制御量PVに与える制御量バイアスPVbi、操作量MVの出力上下限値MVli、制御量PVの入力レンジ種類PVra、制御周期dt、操作量MVの出力種類MVvaなどのパラメータが予め設定され記憶されている。入力レンジ種類PVraとしては、例えば温度制御系の温度センサ13の測定レンジ範囲などがある。また、出力種類MVvaとしては、電流出力、電圧出力などがある。以上のパラメータには、運転用パラメータ、設定・調整用パラメータ、モニタ用パラメータの3種類がある。
運転用パラメータは、計測制御機器の運転中に制御対象の変更に合わせて変更することを前提としたパラメータである。この運転用パラメータの例としては、設定値SP、SP組、PID組などがある。SP組は、複数の設定値SPとこれらの各々に割り当てられた複数のコードとからなるものである。制御対象に応じて、入力部2または通信インタフェース部8から特定のコードを入力すると、このコードに応じた設定値SPが読み出されるようになっている。同様に、PID組は、PIDパラメータ(比例帯P、積分時間I、微分時間D)の複数の組み合わせとこれらの組み合わせの各々に割り当てられた複数のコードとからなるものである。制御対象に応じて、入力部2または通信インタフェース部8から特定のコードを入力すると、このコードに応じたPIDパラメータの組み合わせが読み出されるようになっている。
設定・調整用パラメータは、センサやアクチュエータなどの周辺機器および計測制御機器の使用方法に合わせて設定・調整するパラメータである。この設定・調整用パラメータの例としては、制御量バイアスPVbi、PIDパラメータ、出力上下限値MVliなどがある。なお、PIDパラメータは、運転用パラメータとして定義される場合と、設定・調整用パラメータとして定義される場合がある。
モニタ用パラメータは、EEPROM3への書込みは禁止されていないが、使用方法が決まれば運転中には変更しないパラメータである。このモニタ用パラメータの例としては、入力レンジ種類PVra、制御周期dt、出力種類MVvaなどがある。
以上の運転用パラメータ、設定・調整用パラメータ、モニタ用パラメータには、例えば運転用パラメータは「1」、設定・調整用パラメータは「2」、モニタ用パラメータは「0」といったように所定の属性コードが割り当てられている。
図3(A)はEEPROM3の記憶内容の例を示す図、図3(B)はEEPROM3の記憶内容に対応するRAM4の記憶内容の例を示す図である。
EEPROM3のパラメータ記憶領域30には、各パラメータが予め格納され、属性コード記憶領域31には、属性コードがパラメータ毎に予め格納されている。また、EEPROM3には、EEPROM3への単位時間内の書込み回数上限値をパラメータ毎に予め格納する書込み回数上限値記憶領域32と、単位時間内の書込み回数下限値をパラメータ毎に予め格納する書込み回数下限値記憶領域33とがある。なお、モニタ用パラメータについては、書込み回数上限値を1とする。
書込み/読出し部5は、計測制御機器の起動時にEEPROM3から各パラメータの属性コードと書込み回数上限値と書込み回数下限値とを読み出してRAM4上に展開する。属性コードは、RAM4の属性コード記憶領域40にパラメータ毎に格納され、書込み回数上限値は、書込み回数上限値記憶領域42にパラメータ毎に格納され、書込み回数下限値は、書込み回数下限値記憶領域43にパラメータ毎に格納される。また、RAM4には、EEPROM3への単位時間内の書込み回数をパラメータ毎に格納する書込み回数記憶領域41と、警報が発生したか否かを示す警報発生フラグをパラメータ毎に格納する警報発生フラグ記憶領域44と、警報発生の履歴をパラメータの属性毎に格納する警報発生履歴記憶領域45とがある。
PID制御部1は、書込み/読出し部5を通じて読み出した設定値SP、PIDパラメータ、制御量バイアスPVbi、出力上下限値MVli、入力レンジ種類PVra、制御周期dt、出力種類MVvaと、センサから入力される制御量PV(図2の例では温度)に基づいて、周知のPID制御演算アルゴリズムにより操作量MVを算出する。図2の例では、この操作量MVは電力調整器14に出力される。
書込み/読出し部5は、PID制御部1、入力部2または通信インタフェース部8からの入力に応じて、EEPROM3またはRAM4へのデータ書込みを行う。書込み/読出し部5内の書込み検出部50は、EEPROM3への書込みを検出する。また、書込み/読出し部5は、必要に応じてEEPROM3またはRAM4からデータを読み出す。
図4、図5は書込み/読出し部5のEEPROM3への書込みに関する動作を示すフローチャートである。
まず、書込み/読出し部5は、入力部2または通信インタフェース部8からのパラメータ入力により、EEPROM3への書込み要求(パラメータ変更要求)が発生すると(図4ステップS100においてYES)、入力されたパラメータをEEPROM3に書き込む(ステップS101)。これにより、EEPROM3上に格納されていた当該パラメータが変更される。
書込み検出部50は、EEPROM3へのパラメータの書込みを検出すると、このパラメータの属性コードをRAM4の属性コード記憶領域40から入手し(ステップS102)、書込み回数記憶領域41に格納されている当該パラメータの書込み回数を1増やす(ステップS103)。
続いて、判定部51は、ステップS103で更新されたパラメータの書込み回数を書込み回数上限値記憶領域42に格納されている当該パラメータの書込み回数上限値と比較する(ステップS104)。そして、判定部51は、パラメータの書込み回数が書込み回数上限値を超える場合、警報発生フラグ記憶領域44に格納されている当該パラメータの警報発生フラグを警報発生を示す値にセットし、警報通知信号をLED点灯処理部7に出力する(ステップS105)。この警報通知信号に応じて、LED点灯処理部7は、LED6を点灯させることにより、オペレータに警報を発する。さらに、判定部51は、ステップS102で入手した当該パラメータの属性コードに従って対応する属性の警報発生履歴記憶領域45に警報が発生したことを示す履歴をセットする(ステップS106)。
また、判定部51は、図5に示すような書込み回数の減算処理を単位時間(例えば10秒)毎に行う。すなわち、判定部51は、単位時間が経過した場合(ステップS200においてYES)、書込み回数記憶領域41を参照して、全てのパラメータの書込み回数が0かどうかを確認する(ステップS201)。
判定部51は、書込み回数が0でないパラメータが存在する場合、書込み回数記憶領域41に格納されている当該パラメータの書込み回数を1減らす(ステップS202)。続いて、判定部51は、ステップS202で更新したパラメータの書込み回数を書込み回数下限値記憶領域43に格納されている当該パラメータの書込み回数下限値と比較する(ステップS203)。そして、判定部51は、パラメータの書込み回数が書込み回数下限値以下の場合、警報発生フラグ記憶領域44に格納されている当該パラメータの警報発生フラグを警報解除を示す値にリセットし、警報解除通知信号をLED点灯処理部7に出力する(ステップS204)。この警報解除通知信号に応じて、LED点灯処理部7は、LED6を消灯させる。なお、警報発生履歴記憶領域45に格納されている警報発生履歴は残したままとする。
以上のように、本実施の形態では、EEPROMへのパラメータの書込み回数をパラメータ毎にカウントし、パラメータ毎の書込み回数と予め設定されたパラメータ毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つのパラメータの書込み回数が、このパラメータ用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発することにより、パラメータの書込み回数が常識的な回数を超える場合に警報を発することができるので、オペレータが判断を誤る確率を低減することができ、EEPROMが寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応するものである。本実施の形態の書込み/読出し部5aは、書込み検出部50と判定部51に加えて、書込み禁止部52を備えている。
書込み禁止部52は、EEPROM3へのパラメータの書込み要求が発生したときに、書込み回数記憶領域41に格納されている当該パラメータの書込み回数をチェックし、この書込み回数が書込み回数上限値記憶領域42に格納されている当該パラメータの書込み回数上限値を超えている場合には、警報発生フラグ記憶領域44に格納されている当該パラメータの警報発生フラグをセットして警報を発すると共に、EEPROM3への当該パラメータの書込みを禁止する。パラメータの書込みが禁止されるので、当該パラメータの書込み回数は増加しないことは言うまでもない。
こうして、本実施の形態では、EEPROMが寿命に到達する確率を低く抑えることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、警報発生用の書込み回数上限値と書込み禁止用の書込み回数上限値とを共通の値にしているが、これらを別々に設定してもよい。この場合、EEPROM3およびRAM4の書込み回数上限値記憶領域32,42には、警報発生用の書込み回数上限値と書込み禁止用の書込み回数上限値とがパラメータ毎に設定されることになる。計測制御機器の構成は第2の実施の形態と同様であるので、図6の符号を用いて本実施の形態の動作を説明する。
図7は書込み/読出し部5aのEEPROM3への書込みに関する動作を示すフローチャートである。まず、書込み/読出し部5aの書込み検出部50は、入力部2または通信インタフェース部8からのパラメータ入力により、EEPROM3への書込み要求が発生すると(図7ステップS300においてYES)、入力されたパラメータに対応する属性コードをRAM4の属性コード記憶領域40から入手し(ステップS301)、書込み回数記憶領域41に格納されている当該パラメータの書込み回数を1増やす(ステップS302)。
続いて、書込み禁止部52は、ステップS302で更新されたパラメータの書込み回数を書込み回数上限値記憶領域42に格納されている当該パラメータの書込み禁止用の書込み回数上限値と比較する(ステップS303)。そして、書込み禁止部52は、パラメータの書込み回数が書込み禁止用の書込み回数上限値以下の場合、当該パラメータのEEPROM3への書込みを許可する。これにより、書込み/読出し部5aは、入力部2または通信インタフェース部8から入力されたパラメータをEEPROM3に書き込む(ステップS304)。
次に、判定部51は、ステップ302で更新されたパラメータの書込み回数を書込み回数上限値記憶領域42に格納されている当該パラメータの警報発生用の書込み回数上限値と比較する(ステップS305)。パラメータの書込み回数が警報発生用の書込み回数上限値を超える場合のステップS306,S307の処理は、図4のステップS105,S106と同じである。
一方、書込み禁止部52は、ステップS303において、パラメータの書込み回数が書込み禁止用の書込み回数上限値を超える場合、このパラメータの書込み回数を書込み禁止用の書込み回数上限値と同じ値に更新し(ステップS308)、EEPROM3への当該パラメータの書込みを禁止して、要求元に書込み不可通知を送る(ステップS309)。オペレータへの書込み不可の通知方法としては、EEPROM3への書込みが不可であることを例えば図示しない表示装置に表示する等の方法がある。また、通信機能を用いた書込み要求の場合には、通信インタフェース部8を介して要求元に書込み不可の応答を返送すればよい。
判定部51が単位時間毎に行う書込み回数の減算処理は、図5に示したとおりである。
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態では、各パラメータに属性コードを割り当てているが、EEPROM3およびRAM4上のアドレスを、例えば運転用パラメータは100番台、設定・調整用パラメータは200番台、モニタ用パラメータは300番台といったようにすれば、書込み/読出し部5,5aは、RAM4上にパラメータ別に属性コードを持つことなしに、アドレスのみでパラメータの属性を判断することができる。
[第5の実施の形態]
また、第1〜第3の実施の形態では、パラメータ毎に書込み回数上限値および書込み回数下限値を予め設定し、パラメータ毎に書込み回数をカウントしているが、パラメータの属性毎に書込み回数上限値および書込み回数下限値を設定し、属性毎に書込み回数をカウントするようにしてもよい。
図8(A)は本実施の形態におけるEEPROM3の記憶内容の例を示す図、図8(B)はEEPROM3の記憶内容に対応するRAM4の記憶内容の例を示す図である。
EEPROM3のパラメータ記憶領域30および属性コード記憶領域31は、図3(A)と同じである。EEPROM3には、EEPROM3への単位時間内の書込み回数上限値(第3の実施の形態に適用する場合には警報発生用と書込み禁止用の書込み回数上限値)をパラメータの属性毎に予め格納する書込み回数上限値記憶領域32aと、単位時間内の書込み回数下限値をパラメータの属性毎に予め格納する書込み回数下限値記憶領域33aとがある。
書込み/読出し部5,5aは、計測制御機器の起動時にEEPROM3から各パラメータの属性コードと書込み回数上限値と書込み回数下限値とを読み出してRAM4上に展開する。属性コードは、RAM4の属性コード記憶領域40にパラメータの属性毎に格納され、書込み回数上限値は、書込み回数上限値記憶領域42aに属性毎に格納され、書込み回数下限値は、書込み回数下限値記憶領域43aに属性毎に格納される。また、RAM4には、EEPROM3への単位時間内の書込み回数を属性毎に格納する書込み回数記憶領域41aと、警報が発生したか否かを示す警報発生フラグを属性毎に格納する警報発生フラグ記憶領域44aと、警報発生の履歴を属性毎に格納する警報発生履歴記憶領域45とがある。
計測制御機器の構成および動作は第1〜第3の実施の形態と同様であり、図4のステップS103〜S106、図5のステップS201〜S204、図7のS302,S303,S305〜S308の処理をパラメータの属性別に行うようにすればよい。
[第6の実施の形態]
第1〜第5の実施の形態では、書込み回数上限値の規定の仕方について詳細に説明していないが、上記発明の原理3に記載したように、通常変更頻度パラメータ(運転用パラメータと設定・調整用パラメータ)については多めの書込み回数上限値を規定し、低変更頻度パラメータ(モニタ用パラメータ)については通常変更頻度パラメータよりも少なめの書込み回数上限値を規定するようにしてもよい。
通常変更頻度パラメータと低変更頻度パラメータで書込み回数上限値を変えることにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、書込み回数が書込み回数上限値に到達してしまうことを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、書込み回数が書込み回数上限値以内になることを避けることができる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。本実施の形態は、上記発明の原理4に対応するものである。計測制御機器の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。ここでは、判定部51とLED6とLED点灯処理部7とは、通知手段を構成している。図9は本実施の形態の書込み/読出し部5のEEPROM3への書込みに関する動作を示すフローチャートである。
書込み/読出し部5は、入力部2または通信インタフェース部8からの入力に応じて、EEPROM3へのパラメータの書込みを行う。このとき、書込み検出部50は、例えば上位のPLC16からの通信インタフェース部8を介したパラメータ入力により、EEPROM3への書込み要求が発生した場合、この書込みを検出する(図9ステップS400においてYES)。
判定部51は、通信機能を用いたEEPROM3へのパラメータの書込みが検出された場合、書込み通知信号をLED点灯処理部7に出力する(ステップS401)。
この書込み通知信号に応じて、LED点灯処理部7は、予め規定された時間(例えば1制御周期の間であり通常の温調計であれば0.2秒程度)だけLED6を点灯させる。これにより、外部から通信インタフェース部8を介してEEPROM3への書込みが行われたことを、オペレータに通知することができる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。本実施の形態は、上記発明の原理5に対応するものである。図10は本発明の第8の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。この計測制御機器は、PID制御部1と、入力部2と、EEPROM3と、RAM4と、書込み/読出し部5と、LED点灯処理部7と、LED6と、通信インタフェース部8と、低変更頻度パラメータを予め登録するためのパラメータ登録部9とを有する。
図11は本実施の形態の書込み/読出し部5のEEPROM3への書込みに関する動作を示すフローチャートである。
書込み/読出し部5は、入力部2または通信インタフェース部8からの入力に応じて、EEPROM3へのパラメータの書込みを行う。このとき、書込み検出部50は、通信インタフェース部8を介したパラメータ入力により、EEPROM3への書込み要求が発生した場合、この書込みを検出する(図11ステップS500においてYES)。
判定部51は、通信機能を用いたEEPROM3へのパラメータの書込みが検出された場合、書込みの対象となったパラメータがパラメータ登録部9に登録された低変更頻度パラメータであるかどうかを判定する(ステップS501)。低変更頻度パラメータの例としては、例えばモニタ用パラメータがある。
判定部51は、書込み対象のパラメータが低変更頻度パラメータである場合、低変更頻度パラメータ書込み通知信号をLED点灯処理部7に出力する(ステップS502)。
LED点灯処理部7は、判定部51から低変更頻度パラメータ書込み通知信号を受信した場合には、低変更頻度パラメータ用に予め規定された時間(例えば10制御周期の間であり通常の温調計であれば2秒程度)だけLED6を点灯させる。
また、判定部51は、書込み対象のパラメータがパラメータ登録部9に登録されていない通常変更頻度パラメータである場合には、通常変更頻度パラメータ書込み通知信号をLED点灯処理部7に出力する(ステップS503)。
LED点灯処理部7は、通常変更頻度パラメータ書込み通知信号を受信した場合には、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された短い時間(例えば1制御周期の間であり通常の温調計であれば0.2秒程度)だけLED6を点灯させる。
ただし、低変更頻度パラメータであっても、何らかの事情(例えば初期設定の誤りに気付いて修正する場合など)により、緊急やむを得ない書込みの指示が行なわれることもあるので、EEPROM3への書込みは実行するものとする。
本実施の形態では、通常変更頻度パラメータと低変更頻度パラメータで通知の継続時間を変えることにより、明らかに正常な書込みである可能性が高い場合において、通知が継続することを避けることができると同時に、逆に明らかに設計ミスあるいはプログラムミスである可能性が高い場合において、通知の見落としが発生する確率を低減することができる。
なお、第1〜第8の実施の形態で説明した計測制御機器は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第8の実施の形態で説明した処理を実行する。
また、本実施の形態では、EEPROMを例に挙げて説明しているが、EEPROMに限らず、書込み回数に制限がある記憶素子であれば本発明は有効である。
また、第1〜第8の実施の形態では、警報発生や書込み通知のデバイスとしてLEDを用いているが、これに限るものではなく、例えばLCDなどの表示装置を用いてもよい。
本発明は、EEPROMなどの書込み回数に制限がある記憶素子を搭載した機器に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器を適用する温度制御系の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器のEEPROMおよびRAMの記憶内容の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器の書込み/読出し部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る計測制御機器の書込み/読出し部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る計測制御機器の書込み/読出し部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る計測制御機器のEEPROMおよびRAMの記憶内容の例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態に係る計測制御機器の書込み/読出し部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態に係る計測制御機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施の形態に係る計測制御機器の書込み/読出し部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…PID制御部、2…入力部、3…EEPROM、4…RAM、5,5a…書込み/読出し部、6…LED、7…LED点灯処理部、8…通信インタフェース部、9…パラメータ登録部、10…温調計、11…加熱処理炉、12…ヒータ、13…温度センサ、14…電力調整器、15…電力供給回路、16…PLC、50…書込み検出部、51…判定部、52…書込み禁止部。

Claims (6)

  1. 計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子と、
    この記憶素子へのパラメータの書込み回数をパラメータの属性毎にカウントする書込み検出手段と、
    前記パラメータの属性毎の書込み回数と予め設定されたパラメータの属性毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つの属性の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発する警報発生手段とを備え
    前記属性が表すパラメータの種類によってパラメータの想定される変更頻度が異なり、この想定される変更頻度に応じて前記書込み回数上限値が前記属性毎に予め設定されることを特徴とする計測制御機器。
  2. 請求項記載の計測制御機器において、
    さらに、前記属性毎の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に、この属性のパラメータの前記記憶素子への書込みを禁止する書込み禁止手段を備えることを特徴とする計測制御機器。
  3. 請求項1または2記載の計測制御機器において、
    通常変更頻度のパラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータについては、前記通常変更頻度パラメータ用の書込み回数上限値よりも少ない書込み回数上限値が予め設定されることを特徴とする計測制御機器。
  4. 計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子と、
    外部の機器から通信機能を用いた前記記憶素子へのパラメータの書込みを検出する書込み検出手段と、
    前記書込みが検出されたときに、通信機能を用いた記憶素子への書込みが行われたことをユーザに通知する通知手段と
    通常変更頻度のパラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータを予め登録するためのパラメータ登録手段とを備え、
    前記通知手段は、書込みの対象となったパラメータが通常変更頻度パラメータである場合は、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された第1の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行い、書込み対象のパラメータが前記パラメータ登録手段に登録された低変更頻度パラメータである場合は、前記第1の通知時間よりも長い予め規定された第2の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行うことを特徴とする計測制御機器。
  5. 計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子に対してパラメータの書込みが行われたときに、このパラメータの書込み回数をパラメータの属性毎にカウントする書込み検出手順と、
    前記パラメータの属性毎の書込み回数と予め設定されたパラメータの属性毎の書込み回数上限値とを比較し、少なくとも1つの属性の書込み回数が、この属性用に設定された書込み回数上限値を超えた場合に警報を発する警報発生手順とを備え
    前記属性が表すパラメータの種類によってパラメータの想定される変更頻度が異なり、この想定される変更頻度に応じて前記書込み回数上限値が前記属性毎に予め設定されることを特徴とする記憶素子保護方法。
  6. 計測制御機器内で使用するパラメータを記憶する記憶素子に対して外部の機器から通信機能を用いたパラメータの書込みが行われたときに、この書込みを検出する書込み検出手順と、
    前記書込みが検出されたときに、通信機能を用いた記憶素子への書込みが行われたことをユーザに通知する通知手順とを備え
    前記通知手順は、書込みの対象となったパラメータが通常変更頻度パラメータである場合は、通常変更頻度パラメータ用に予め規定された第1の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行い、書込み対象のパラメータが前記通常変更頻度パラメータよりも変更頻度が低い低変更頻度パラメータである場合は、前記第1の通知時間よりも長い予め規定された第2の通知時間だけ前記ユーザへの通知を行うことを特徴とする記憶素子保護方法。
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