JP5251257B2 - エレベータ用巻上機 - Google Patents

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この発明は、エレベータ用巻上機、特にその軸受の漏れグリース回収構造に関するものである。
図3(a)〜(c)は従来のエレベータ用巻上機の正面図、縦断側面図及びそのA矢視図を示し、1はフレーム、2はフレーム1に軸受3を介して回転自在に支持された回転軸であり、軸受3はフレーム1の軸受ハウジング部1aにより支持される。4はフレーム1内に固定されたステータコア、5はステータコア4に巻回されたステータコイルであり、ステータコア4とステータコイル5により固定子が形成される。6はロータコア、7は永久磁石であり、ロータコア6と永久磁石7により回転子が形成され、回転子は回転軸2と一体的に形成される。8はロータコア6に一体的に取り付けられたシーブであり、シーブ8の外周にはロープ溝8aが形成され、ロープ溝8aには、図示しないエレベータ昇降路内を昇降する乗りかごを吊り下げるためのロープが巻回される。そして、鋳物製のフレーム1には孔1bが設けられ、孔1bには漏れグリース回収装置9が挿入され、取り付けられる。
前記構成において、回転子は回転軸2と共に回転し、シーブ8も回転子と共に回転し、エレベータ昇降路内を昇降する乗りかごが昇降される。又、図4(a),(b)は図3に示した従来のエレベータ用巻上機の拡大縦断側面図及びそのA矢視図を示し、軸受ハウジング部1aの空間部には斜線で示すグリース10が充填されており、このグリース10は矢印で示すように回転軸2の表面を伝わって下方へ滴下され、漏れグリース回収装置9により受け止められて回収される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、特許文献1〜4がある。
特開昭63−306185号公報 特開平5−256396号公報 特開2005−67799号公報 特開2005−162464号公報
しかしながら、前記した従来のエレベータ用巻上機においては、鋳物製のフレーム1に孔1bを設け、この孔1bに漏れグリース回収装置9を挿入し、取り付けており、孔1bは大きいので、フレーム1の強度が低下する。又、孔1bから挿入した漏れグリース回収装置9の取付に際しては、取付位置の微調整が必要であり、取付工数が増加した。
この発明は前記のような課題を解決するために成されたものであり、フレームの強度の低下を防止することができるとともに、漏れグリース回収装置を不要とし、取付工数及び製造工数を削減することができるエレベータ用巻上機を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係るエレベータ用巻上機は、フレームに軸受を介して回転軸を回転自在に支持するとともに、フレーム内に固定子と回転軸と一体の回転子とを設け、該回転子にシーブを一体に取り付け、前記フレームにおける前記軸受を支持する軸受ハウジング部に上面に漏れグリースを受ける溝状の油溜りが形成された突出部を設けるとともに、前記フレームに前記油溜りから外端まで貫通する排出孔を設けたエレベータ用巻上機において
前記溝状の油溜りは、前記回転子の中心で最も低くなる円弧状に形成された底面を有し、前記排出孔は、断面略円形状に形成されていて、一端側が前記円弧状の底面の最も低い位置において前記溝状の油溜りに連通しているとともに、他端側が前記フレームの外側面に開口していることを特徴とする。
請求項2に係るエレベータ用巻上機は、前記排出孔の外端に、排出孔から排出された漏れグリースを受ける油受け容器を設けたものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、軸受ハウジング部からの漏れグリースは軸受ハウジング部に設けられた突出部の上面の油溜りでいったん受け止められた後、該油溜りの円弧状の底面の最も低い位置に集められて、前記断面略円形状の排出孔を介してフレーム外に排出される。このため、漏れグリース回収装置は不要となる。また、排出孔は小さな断面円形状の孔であるので、フレームには大きな孔をあける必要がなくなり、フレームの強度の低下を防止することができる。又、漏れグリース回収装置は不要であるので、取付工数及び製造工数を削減することができる。
又、請求項2によれば、前記排出孔の外端に、排出孔から排出された漏れグリースを受ける油受け容器を設けたので、排出孔から排出された漏れグリースを回収することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施最良形態によるエレベータ用巻上機の拡大縦断側面図及びそのA矢視図を示し、図2(a)〜(c)は同じくエレベータ用巻上機の正面図、縦断側面図及びそのA矢視図を示す。図において、1は鋳物製のフレーム、2はフレーム1に軸受3を介して回転自在に支持された回転軸であり、軸受3はフレーム1の軸受ハウジング部1aにより支持される。4はフレーム1内に固定されたステータコア、5はステータコア4に巻回されたステータコイルであり、ステータコア4とステータコイル5により固定子が形成される。6はロータコア、7は永久磁石であり、ロータコア6と永久磁石7により回転子が形成され、回転子は回転軸2と一体的に形成される。8はロータコア6に一体的に取り付けられたシーブであり、シーブ8の外周にはロープ溝8aが形成され、ロープ溝8aには、図示しないエレベータ昇降路内を昇降する乗りかごを吊り下げるためのロープが巻回される。
又、フレーム1の軸受ハウジング部1aには突出部1cを設け、突出部1cの上面には軸受3からの漏れグリースを受ける油溜り1dを形成する。油溜り1dは回転軸2の中心で最も低くなるような円弧状に形成する。又、フレーム1には、
油溜り1dから外端まで貫通する排出孔1eを設けるとともに、排出孔1eの外端には排出孔1eから排出された漏れグリースを受ける油受け容器11を設ける。
前記構成において、回転子は回転軸2と共に回転し、シーブ8も回転子と共に回転し、エレベータ昇降路内を昇降する乗りかごが昇降される。又、軸受ハウジング部1aの空間部に充填されたグリース10は図1(a)に矢印で示すように回転軸2の表面を伝わって下方へ滴下され、突出部1cの油溜り1dでいったん受け止められ、さらに排出孔1eを通ってフレーム1の外端まで排出され、排出孔1eの外端から排出された漏れグリースは油受け容器11により受けられ、回収される。
前記した実施最良形態においては、フレーム1の軸受ハウジング部1aに突出部1cを設け、この突出部1cの上面に漏れグリースを受ける油溜り1dを設けるとともに、フレーム1の油溜り1dから外端まで貫通する排出孔1eを設けており、軸受ハウジング1aからの漏れグリースは油溜り1dでいったん受け止められた後、排出孔1eから外部へ排出される。このため、従来のようなグリース回収装置は不要となるとともに、排出孔1eは小さな孔でよいので、フレーム1の強度の低下を防止することができる。又、従来のようなグリース回収装置が不要であるので、部品点数を削減することができ、取付工数及び製造工数を削減することができる。さらに、排出孔1eの外端に、排出孔から排出された漏れグリースを受ける油受け容器を設けたので、漏れグリースを回収することができる。
この発明の実施最良形態によるエレベータ用巻上機の拡大縦断側面図及びそのA矢視図である。 実施最良形態によるエレベータ用巻上機の正面図、縦断側面図及びそのA矢視図である。 従来のエレベータ用巻上機の正面図、縦断側面図及びそのA矢視図である。 従来のエレベータ用巻上機の拡大縦断側面図及びそのA矢視図である。
1…フレーム
1a…軸受ハウジング部
1c…突出部
1d…油溜り
1e…排出孔
2…回転軸
3…軸受
4…ステータコア
5…ステータコイル
6…ロータコア
7…永久磁石
8…シーブ
10…グリース
11…油受け容器

Claims (2)

  1. フレームに軸受を介して回転軸を回転自在に支持するとともに、フレーム内に固定子と回転軸と一体の回転子とを設け、該回転子にシーブを一体に取り付け、前記フレームにおける前記軸受を支持する軸受ハウジング部に上面に漏れグリースを受ける溝状の油溜りが形成された突出部を設けるとともに、前記フレームに前記油溜りから外端まで貫通する排出孔を設けたエレベータ用巻上機において
    前記溝状の油溜りは、前記回転子の中心で最も低くなる円弧状に形成された底面を有し、前記排出孔は、断面略円形状に形成されていて、一端側が前記円弧状の底面の最も低い位置において前記溝状の油溜りに連通しているとともに、他端側が前記フレームの外側面に開口していることを特徴とするエレベータ用巻上機。
  2. 前記排出孔の外端に、排出孔から排出された漏れグリースを受ける油受け容器を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用巻上機。
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