JP5248903B2 - ライン照明装置およびライン照明方法および光学検査装置および光加工装置 - Google Patents
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Description
「ライン状の照明光を実現する方法」は、従来から種々の方法が知られ、また実施されている。
出願人は先に、長手方向に実質的に均一な光強度分布をもつライン照明を実現できるライン照明装置およびライン照明方法を提案した(特許文献1)。
「光源部」は、微小な光放射部から発散性のレーザ光束を放射させる。
「光拡散部材」は、光放射部に近接もしくは合致して配置され、光放射部から放射される発散性のレーザ光束を透過させ、レーザ光束のコヒーレント性を低減させるとともに、レーザ光束の主光線に直交する面内でレーザ光束に対して変位する。
「レーザラインジェネレータレンズ」は、第1結像光学系による結像光束を入射され、結像光束の主光線方向を保ちつつ、所定の方向において、所望の強度分布で発散角を拡張する。即ち、第1結像光学系による結像光束の主光線は、レーザラインジェネレータレンズを直進的に透過する。
「レーザラインジェネレータレンズ」の詳細については後述する。
「ライン照明装置」は、被検体をライン状に照明する照明装置であって、上記請求項1〜7の何れか一つに記載のものが用いられる。
「移動手段」は、ライン照明装置によるライン状の照明部の長手方向に交わる方向において、ライン状の照明位置と被検体とを、相対的に移動させる手段である。
「ライン照明装置」は、被加工体をライン状に照明する照明装置であって、上記請求項1〜7の何れか一つに記載のものが用いられる。
請求項1記載のライン照明装置では、ライン状の照明部の長手方向(前記「所定の方向」)に直交する方向から見た場合、光源部の微小な光放射部から放射された光線は、第1結像光学系で点像もしくは線像として結像され、次いで、レーザラインジェネレータレンズにより発散角を拡張されて照明領域に入射するので、光線の方向が恰も上記「微小な光放射部」を点光源として放射されたように揃っている。「光線の方向が揃っている」とは光線相互が平行であるというのではなく、光線の向きがランダムでないことを意味する。上記ライン状の照明部の「長手方向に直交する方向」においても同様である。
Z=(X/Rx)2/[1+√{1−(k+1)/(Rx)2}X2]
+A・X4+B・X6+C・X8+D・X10+・・ (1)
で表され、Rx、k、A、B、・・を与えることにより形状として特定される。
図1はライン照明装置の実施の1形態を示している。
図1(a)、(b)において、符号10は「光源部の一部」をなす光ファイバ、符号12は「光拡散部材」である拡散板、符号14は「変位手段」としてのモータ、符号16は第1結像光学系、符号18はレーザラインジェネレータレンズ、符号20は第2結像光学系、符号Sは「平面状の照明領域」を示している。
レーザラインジェネレータレンズ18は、図1(a)、(b)に示すように射出側が「XY面に平行な平面」であり、入射側は「2つの平面による屋根形」をなしている。この屋根形の稜線部はY方向に平行である。
図18(c)は、レーザラインジェネレータレンズ18を説明図的に示している。入射側の「屋根形の稜線」の近傍部分(図1(c)の符号18Aで示す部分)は、XZ面内で前述の非円弧形状をなしている。非円弧形状はY方向には一様である。
ライン照明装置の実施の他の形態を図2、図3に示す。繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を用い、これらについての説明は図1についての説明を援用する。
第2結像光学系20Aは「Y方向にのみ正のパワーを持つシリンダレンズ」である。
XZ面内では、レーザラインジェネレータレンズ18により発散角を拡張され、発散しつつ照明領域Sに至る。従って、照明領域SにはX方向を長手方向とするライン像が結像し、照明領域Sをライン照明する。
第2結像光学系20Bは「Y方向にのみ正のパワーを持つシリンダレンズ」である。
図4において、符号40はライン照明装置、符号50、50Aは被検体、符号60は受光手段を示す。ライン照明装置40は、構造的には図1〜図3の何れかに示した如きものである。被検体50は「透過光により表面や内部の状態を検査する光透過性の検査対象」であり、具体的には、透明な基板ガラスや樹脂シート、透明フィルム等である。被検体50Aは「反射光により表面状態を検査する検査対象」であり、具体的には透明な基板ガラスや樹脂シート、透明フィルム等の「均一平面基材」である。
受光手段60は「微小な受光素子を1方向に配列したもの」であり、具体的にはCCDラインセンサ等である。
η=b・ξ/a
の関係を有するので、上記ξを計測することにより「欠陥の大きさ:η」を知ることができる。
以下の記載において、S0〜S12は光学面、S13は照明領域、Dは面間距離、RxはX方向の曲率半径、RyはY方向の曲率半径、Ndはd線に対する屈折率、νdはアッベ数を表す。長さの次元を持つものの単位は「mm」である。
光ファイバ端面 S0 ∞ ∞ 0.0
拡散板 S1 ∞ ∞ 2.0 1.516 64.1
S2 ∞ ∞ 13.3
球面レンズ1 S3 ∞ ∞ 5.6 1.516 64.1
S4 -15.57 -15.57 0.1 1.516 64.1
球面レンズ2 S5 51.9 51.9 3.9 1.516 64.1
S6 -51.9 -51.9 0.1
シリンダレンズ1 S7 36.33 ∞ 4.0 1.516 64.1
S8 ∞ ∞ 58.8 1.516 64.1
LLGR S9 * ∞ 10.0 1.516 64.1
S10 ∞ ∞ 9.2 1.516 64.1
シリンダレンズ2 S11 ∞ 259.5 4.0 1.516 64.1
S12 ∞ ∞ 500
照明領域 S13 ∞ 。
拡散板12は「半径:12mmの円板状」とし、中心をモータ14の回転軸に固定し、モータによる回転中心から10mmはなれた部分が、光ファイバ10の射出端に上記の如く近接対向するようにした。モータ14により光拡散板12を毎分略38回転(38rpm)で回転させ、拡散板12がレーザ光に対して略40mm/秒で変位するようにした。
12 光拡散部材
14 モータ(変位手段)
16 第1結像光学系
18 レーザラインジェネレータレンズ
20 第2結像光学系
S 平面状の照明領域
Claims (10)
- 平面状の照明領域を、長手方向に所望の強度分布でライン状に照明するライン照明装置において、
微小な光放射部から発散性のレーザ光束を放射させる光源部と、
上記光放射部に近接もしくは合致して配置され、上記光放射部から放射される発散性のレーザ光束を透過させ、上記レーザ光束のコヒーレント性を低減させるとともに、上記レーザ光束の主光線に直交する面内で上記レーザ光束に対して変位する光拡散部材と、
上記光拡散部材を透過した発散性の光束を、点像もしくは線像として結像させる第1結像光学系と、
この第1結像光学系による結像光束を入射され、上記結像光束の主光線方向を保ちつつ、上記所定の方向において、所望の強度分布で発散角を拡張するレーザラインジェネレータレンズと、
このレーザラインジェネレータレンズにより上記所定の方向において発散角を拡張された光束を、上記所定の方向に直交する方向において集束させ、上記所定の方向に長いライン像を形成するアナモフィックな第2結像光学系と、
上記光拡散部材を変位させる変位手段とを有し、
この変位手段が、上記ライン像におけるスペックルノイズを解消させるように、上記光拡散部材の上記レーザ光束に対する変位を行い、
上記レーザラインジェネレータレンズは、射出面が平面で、入射面が2つの平面による屋根形をなし、屋根形の稜線近傍の部分が、稜線に直交する面内において非円弧形状をなし、この非円弧形状が上記稜線の方向に一様な形状であり、
上記第1結像光学系により結像される点像もしくは線像は、上記非円弧形状の形成された稜線近傍の部分に結像されることを特徴とするライン照明装置。 - 請求項1記載のライン照明装置において、
第1結像光学系が共軸結像系であって、光拡散部材を透過した発散性の光束を点像として結像させるものであることを特徴とするライン照明装置。 - 請求項1記載のライン照明装置において、
第1結像光学系が、所定の方向と上記所定の方向に直交する方向とで異なる正のパワーを持つアナモフィックな光学系であることを特徴とするライン照明装置。 - 請求項1ないし3の任意の1に記載のライン照明装置において、
光源部における発光源として半導体レーザ、ファイバレーザ、ガスレーザ、固体レーザの何れかのレーザ光源が用いられることを特徴とするライン照明装置。 - 請求項4記載のライン照明装置において、
1以上のレーザ光源からのレーザ光を、1本の光ファイバにカップリングして上記光ファイバの射出端から射出させるようにし、上記光ファイバの射出端を微小な光放射部としたことを特徴とするライン照明装置。 - 請求項4記載のライン照明装置において、
レーザ光源からのレーザ光をレンズ系により集光させ、集光部を微小な光放射部としたことを特徴とするライン照明装置。 - 請求項1〜6の任意の1に記載のライン照明装置において、
フロスト型拡散板、オパールガラス、回折光学素子、ホログラム素子の何れかを光拡散部材とし、この光拡散部材を変位手段により回転的もしくは併進的に変位させることを特徴とするライン照明装置。 - 請求項1〜7の任意の1に記載のライン照明装置を用いるライン照明方法。
- 被検体をライン状に照明し、被検体による反射光もしくは上記被検体を透過した透過光を受光手段により受光して上記被検体を光学的に検査する光学検査装置において、
被検体をライン状に照明するライン照明装置と、
上記被検体による反射光もしくは上記被検体を透過した透過光を受光する受光手段と、
上記ライン照明装置によるライン状の照明部の長手方向に交わる方向において、ライン状の照明位置と上記被検体とを、相対的に移動させる移動手段とを有し、
上記ライン照明装置として請求項1〜7の任意の1に記載のライン照明装置を用いることを特徴とする光学検査装置。 - 被加工体をライン状に照明しつつ、ライン状の照明部と上記被加工体を、上記照明部に交わる方向に相対的に移動させ、上記被加工体を光加工する光加工装置において、
被加工体をライン状に照明するライン照明装置と、
上記ライン照明装置によるライン状の照明部の長手方向に交わる方向において、ライン状の照明位置と上記被加工体とを、相対的に移動させる移動手段とを有し、
上記ライン照明装置として請求項1〜7の任意の1に記載のライン照明装置を用いることを特徴とする光加工装置。
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