JP5248239B2 - 配信システム、配信システムのサーバ、配信システムの端末、配信方法 - Google Patents

配信システム、配信システムのサーバ、配信システムの端末、配信方法 Download PDF

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Description

本発明は配信システム、配信システムのサーバ、配信システムの端末、配信方法、特にデジタル放送に特定情報を配信する配信システム、配信システムのサーバ、配信システムの端末、配信方法に関する。
我が国の衛星・地上デジタル放送は、縦横比が16:9の1080i(1920×1080dot)のHD解像度で、かなり高いビットレートで表示するように送信されている。このため、非常に高精細な質の高い画像を、手軽に視聴することができる。
また、我が国の衛星・地上デジタル放送では、文字データをデジタル放送のTS(トランスポート・ストリーム)データに含めることができる。
さらに、我が国の衛星・地上デジタル放送では双方向性についても考慮されており、テレビジョン受信機やテレビジョンのHDDレコーダ等には、電話モデムまたは、イーサーネットといったネットワーク端子があるため、ある程度のインタラクティブ(双方向)機能を使用することができる。
この文字放送においては、画面制御により、天気予報、交通情報、通販案内、商品広告、
株式動向、ギャンブル等のデータ、有料放送の案内、クイズ参加等インタラクティブ表示、受信料支払い登録といった機能を用いることができる。
このように、複雑で精緻な我が国の衛星・地上デジタル放送のシステム、特に無料の放送を支えているのは、テレビコマーシャルに代表される番組に挿入される広告画像である。
一方、近年、インターネット広告料が、雑誌等の広告料を超えている。これは、インターネット広告をクリックするユーザは、関心ある情報についてクリックを行っているため、効率が高いせいである。
しかしながら、我が国のテレビジョン放送の場合は、主に番組の放送時間帯や番組の内容等により、厳密に広告とスポンサーとの関係を規定した上で、想定される視聴者に放送する、いわゆる「プッシュ」型の広告としての広告画像の送信を行っていた。このようなテレビジョン放送の広告は、個人の好みが多様化し、生活時間帯についても一括りにできなくなった現代社会には合わなくなってきている。
このため、表示装置からインターネットに接続し、インターネット広告のような効率的な広告収入を得ることが求められている。
従来のインターネット接続が可能な情報配信装置としては、特許文献1を参照すると、複数の情報データより配信すべき情報データを検索し、マルチウィンドウ機能を有する受信機を備えるものが記載されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1の情報配信装置は、放送局や様々なコンテンツ供給者をまたがって関連番組やCMを組み合わせて1つのマルチビュー番組として編成し、受信機における提示情報とともに配信することで、選局や画面レイアウトの指定等の操作からユーザを解放し、簡単に関連した複数の番組や情報を同時に楽しむことが可能になるという効果が得られる。
特開2003−101983号公報
しかしながら、従来技術1の情報配信装置は、ユーザ個人に対応する広告を配信することはできないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の配信システムは、デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムにおいて、前記サーバは、前記端末のユーザのユーザIDを記憶するユーザーデータベースと、前記端末から取得された特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データから、前記視聴履歴の類似性を解析して行動ターゲティングを行う視聴パターン認識手段と、前記行動ターゲティングの結果により、前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択する特定情報選択手段と、前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込む画像作成手段とを備え、前記端末は、前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、前記特定のユーザIDの前記特定情報を得る復号化手段と、前記特定のユーザIDの特定情報を描画する特定情報描画手段と、前記特定のユーザIDの行動履歴データを抽出する履歴抽出手段とを備え、前記行動履歴データを前記サーバに送信することを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、更に各ユーザIDの電子番組表の視聴履歴の相同性のスコアからクラスタリングによりグループ分けを行い、前記特定情報選択手段は、前記グループに対応した広告を選択することを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、前記視聴履歴のうち、前記デジタル放送の同一の番組を視聴した回数、同一時間帯に番組を視聴した回数、同一ジャンルでの番組を視聴した回数、同一の役者や原作者や脚本家等の番組を視聴した回数、録画して視聴したかリアルタイム視聴したか、について相同性のスコアを算出することを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記特定情報は、前記特定のユーザIDと、前記特定のユーザID用の広告のURLであり、前記サーバの前記画像作成手段は、前記特定情報を公開鍵により暗号化して、前記特定のユーザIDの行動履歴データから、前記デジタル放送の番組を視聴しそうなユーザIDから優先的に電子透かしに埋め込むことを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記サーバの前記画像作成手段は、前記特定情報を前記画像データの黒帯状の空き領域に埋め込むことを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記端末の特定情報描画手段は、前記特定情報を前記画像データの前記空き領域に描画すことを特徴とする。
本発明の配信システムは、前記端末の前記履歴抽出手段は、前記特定情報の視聴時間、ecサイトでの購買履歴を含む前記行動履歴データを抽出することを特徴とする。
本発明の配信システムのサーバは、デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムのサーバにおいて、前記端末のユーザのユーザIDを記憶するユーザーデータベースと、前記端末から取得された前記特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データから、前記視聴履歴の類似性を解析して行動ターゲティングを行う視聴パターン認識手段と、前記行動ターゲティングの結果により、前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択する特定情報選択手段と、前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込む画像作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の配信システムのサーバは、前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、更に各ユーザIDの電子番組表の視聴履歴の相同性のスコアからクラスタリングによりグループ分けを行い、前記特定情報選択手段は、前記グループに対応した広告を選択することを特徴とする
本発明の配信システムの端末は、デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムの端末において、前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、前記サーバにより送信された前記特定のユーザIDの特定情報を得る復号化手段と、前記特定のユーザIDの特定情報を描画する特定情報描画手段と、前記特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データを抽出する履歴抽出手段とを備え、前記行動履歴データを前記サーバに送信することを特徴とする
本発明の配信方法は、デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムによる配信方法において、前記サーバの視聴パターン認識手段により、前記端末から取得された前記特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データを、前記視聴履歴の類似性の解析により行動ターゲティングを行い、前記サーバの特定情報選択手段により、前記行動ターゲティングの結果に従い前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択し、前記サーバの画像作成手段により、前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込んで配信することを特徴とする。
本発明の配信方法は、前記端末の復号化手段により、前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、前記特定のユーザIDの前記特定情報を取得し、前記端末の特定情報描画手段により、前記特定のユーザIDの前記特定情報を画像データの空き領域に描画し、前記端末の履歴抽出手段により、前記特定のユーザIDの行動履歴データを抽出し、前記端末は、前記行動履歴データを前記サーバに送信することを特徴とする。

本発明によれば、画面の空き領域にユーザIDに対応した広告情報を電子透かしにより配信することで、ユーザ個人に対応する広告を配信することができる配信システムを提供することができる。
<実施の形態>
〔システム構成〕
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る広告システムXのシステム構成について説明する。
広告システムXは、放送番組と広告を受信する端末1と、主に広告である特定情報を配信するサーバ3と、放送の番組等を配信する放送配信装置6と、広告や視聴履歴等を送受信するためのネットワーク5と、アンテナ7とから構成される。端末1とサーバ3とは、インターネット等のネットワーク5で接続される。また、放送配信装置6からの放送電波は、端末1がアンテナ7を介して受信する。
端末1は、大型の平面テレビジョン受信機、BD/DVDレコーダ内蔵テレビジョン受信機、BD/DVDプレーヤー、セットトップボックス、ネットワーク映像配信端末、ビデオゲーム機、PC(パーソナル・コンピュータ)、携帯電話、PDA等のテレビジョン放送を受信でき、ネットワークに接続可能な端末である。
端末1は、電子番組表の取得機能や録画機能を備えていてもよいレコーダ部10が、表示部40と、入力部60とが、無線LANやワイヤレスUSBやBluetooth(登録商標)や赤外線通信やHDMI/i−link等の有線接続等で接続している。
表示部40は、液晶ディスプレイ・パネルや有機/無機ELディスプレイ・パネルやPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)やFED(フィールド・エミッション・ディスプレイ)パネルやLED(ライト・エミッション・ダイオード)アレイやHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)やビデオ・プロジェクター等である。
入力部60は、リモコンやマウスや加速度検出デバイス等のポインティングデバイスや有線/ワイヤレスキーボード等である。
なお、レコーダ部10と、表示部40と、入力部60とは、それぞれが分離して存在してもよいし、一体型に構成されていてもよい。すなわち、レコーダ部10は、表示部40に内蔵されていてもよい。同様に、入力部60は、表示部40に備え付けられているような構成されることも可能である。
サーバ3は、複数のサーバ群からなっていてもよい、例えばWindows(登録商標)サーバ2008やLinux(登録商標)を備えるサーバであり、本発明の実施の形態に係る広告配信方法を実行する。
ネットワーク5はインターネット等のWAN、無線LAN、有線LAN、電話網、携帯電話網、PHS網、WiMAX、cLink、電灯線ネットワーク、光ファイバーネットワーク、専用線、その他のネットワーク網であり、サーバ3と端末1とを接続する。また、ネットワーク5は、例えばインターネットに接続できるようになっていることが望ましい。
放送配信装置6は、電波塔を備えた放送局のシステムや、有線放送やCATV事業者の配信装置や、ミニコミ局の配信装置や、構内放送設備や、その他の一般的な放送設備であり、光ファイバー等や電波やIPネットワークやデジタル伝送された放送の画像データを受信してARIB(社団法人電波産業会)の規格等の放送電波にて、主に地上デジタル放送の規格であるISDB−Tや衛星放送の規格であるISDB−Sによるデジタル放送を行う。
アンテナ7は、放送配信装置6からの放送電波を送信するためのアンテナや放送塔等である。
なお、端末1は同様の構成の端末1が、後述する契約を結んだ者の台数分以上に、複数存在する。
また、サーバ3が直接ネットワーク5のIP網等を利用して、通常の放送を端末1に配信するIP放送を行うように構成してもよい。
このように、広告システムXは、通常の放送局、CATV、構内放送、再変換放送等に使用することができる。
〔サーバ3の制御構成〕
次に、図2を参照して、サーバ3の制御構成について説明する。上述したように、サーバ3は、複数の専用機やPC/AT互換機等であるサーバで構成することができる。サーバ3は、ユーザ向けの特定情報を配信するためのサーバである。以下、特定情報として広告の情報を用いる例について説明する。
ゲートウェイ部31は、ネットワーク5と接続するゲートウェイ(ルータ)となるサーバであり、放送用の画像データを放送配信装置6に送信するサーバである。また、ゲートウェイ部31は、ロードバランシング、IPマスカレード、ファイアーウォール等の機能を備えている。さらに、ゲートウェイ部31は、WWWウェブサーバやFTPサーバのようなサービス(デーモン)を実行しており、各種設定を行うこともできる。また、ゲートウェイ部31はIP放送の送信を行うように構成されていてもよい。
放送画像作成部32(画像作成手段)は、専用機やPC/AT互換機等であるサーバであり、放送スケジュールに従って、コンテンツデータベース320と、広告データベース325を用いて放送の画像データを作成するサーバである。
ユーザ認証部33は、端末1の認証を行うサーバである。このユーザ認証は、端末1のB−CAS(株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ)が提供する限定受信用のカードの番号を、ネットワーク5を介して受信し、ユーザデータベース330を参照して行うことができる。また、ユーザ名とパスワード等による認証にも対応することができ、クレジットカード認証やその他のユーザ認証にも対応する。このために、ユーザ認証部は、ユーザ認証を行う際に用いる秘密鍵を記憶している。
広告選択部34(特定情報選択手段)は、広告データベース325から広告画像を選択、又は広告画像を作成して広告データベース325に記憶するサーバである。
視聴カウント部35は、ユーザが視聴した広告の時間や数やウェブブラウザによるウェブサイトへのアクセスを計測して、広告料や広告の実効性を算出するサーバである。また、視聴カウント部35は、各ユーザへの広告視聴におけるインセンティブの支払いデータを作成することもできる。
視聴パターン認識部36(視聴パターン認識手段)は、各端末1において履歴抽出部170により抽出された視聴履歴データを用いて、後述するユーザの視聴パターンを分析する行動ターゲティングを行うサーバである。
画像認識部37は、コンテンツデータベース320と広告データベース325に記憶された画像データから、画像認識部150(図3)のように画像認識を行う部位である。この画像認識に関しては、SVM(サポート・ベクター・マシン)や多次元DP(ダイナミック・プログラミング)等のアルゴリズムにて特徴量を抽出して、高速な画像認識を行う。また、画像認識において、アスペクト比の検出、人物・物体の検索、人物の動き検索、画像の種類検索(実写画像、CG、2Dアニメ画像等)、CM検索、音声認識、文字認識等を行うことができる。また、各端末1において画像認識する画像について指示をし、分散処理を行って各端末が画像認識を行ったデータを取得してチェックすることもできる。さらに、自然言語処理等により、画像データに関連づけられたテキストデータから、画像の特徴を抽出することもできる。
コンテンツデータベース320と、広告データベース325と、ユーザデータベース330とは、MySQLやPostgreSQLのようなSQLデータベースエンジン等を用いたデータベースであり、各種データを記憶する。
コンテンツデータベース320は、放送する番組の画像データ、文字放送データ、放送スケジュール等を記憶しているデータベースである。
広告データベース325は、コマーシャル等の広告画像、その画像の種別、広告主(スポンサー)のウェブサイトのURL(ユニフォーム・リソース・ロケーター)等を記憶しているデータベースである。
ユーザデータベース330は、ユーザのB−CASカードの番号等であるユーザIDを記憶するデータベースである。ユーザデータベース330は、ユーザIDの他にも、ユーザ名、パスワード、ユーザの住所、クレジットカード番号、電話番号等の情報についても記憶することができる。さらに、契約したユーザからの行動履歴データの収集の対価となる「ポイント」を記憶することができる。
〔レコーダ部10の制御構成〕
次に、図3を参照して、端末1のレコーダ部10の制御構成について説明する。
レコーダ部10は、制御部100(復号化手段)と、主記憶部110と、補助記憶部120と、ネットワーク接続部130と、チューナ部140と、画像認識部150と、電子番組表部160と、履歴抽出部170(履歴抽出手段)と、GUI部180と、広告描画部185と、I/O部190とを主に含んで構成される。
制御部100は、CPU(中央処理装置)、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)、MPEG/H.264等のコーデックのエンコーダのASIC等を備え、補助記憶部120等に記憶されているプログラム等を実行する。また、補助記憶部120に記憶された秘密鍵により、電子透かしを復号化する。
主記憶部110は、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)やSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)等であり、補助記憶部120から読み出されたプログラムや各種の一時データ等を記憶する。
補助記憶部120は、フラッシュメモリやHDDやROM(リード・オンリー・メモリー)等の不揮発性の記憶部であり、ユーザが録画した番組の画像、視聴履歴、電子番組表の履歴等のデータを記憶する。また、制御部100が実行するためのLinux(登録商標)等のOS(オペレーティング・システム)やBD/DVDレコーダ・プログラム等も備えている。さらに、後述するログイン処理で用いる公開鍵を備えている。また、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)ウェブサイトを表示するウェブブラウザのプログラムや、FLASHプレーヤー等のベクトルファイルのプレーヤーや、画像ファイルプレーヤー等の各種プログラムも備えている。ウェブブラウザに関しては、表示部40に縮小表示した際に視認性がよいような縮小表示機能を備えている。
ネットワーク接続部130は、ネットワーク5に接続するための、有線LAN、無線LAN、電話線、c.link等の端子である。ネットワーク接続部130から、一般的なルータ等を介しても、ネットワーク5に接続することができる。
チューナ部140は、アンテナ7からの放送電波を受信して、例えばOFDM(直交周波数分割多重)変調を行い、MPEG2−TS(トランスポート・ストリーム)等の放送の画像データを取得して、主記憶部110又は補助記憶部120に記憶する。
画像描画部145は、チューナ部140が変調した放送の画像データを描画するMPEG/H.264等のコーデックのデコーダー/エンコーダ等である。また、画像描画部145は、アスペクト比や空き領域や黒帯について検出することができる。
画像認識部150は、放送の画像データから、画像認識を行う部位である。この画像認識に関しては、画像認識部37と同様である。また、画像認識部150は、画像認識を、リアルタイムで行うことが望ましいが、数秒単位といった間隔で実行することも、補助記憶部120に記憶されたデータを時間をかけて実行することもできる。
電子番組表部160は、MPEG2−TSのSIデータ、ネットワーク5のiEPG(登録商標)、アナログ放送の所定のチャンネルのEPGデータ等から電子番組表(Electric Program Guide)を取得して、放送のキーワード検索やジャンル別検索等を行う部位である。また、画像から文字認識した文字を、電子番組表のデータから検索することもできる。
履歴抽出部170は、ユーザの放送番組の視聴や録画の視聴履歴、ウェブブラウザでURLを呼び出してecサイトを利用した履歴等であるユーザの行動履歴データを検出する部位である。
GUI部180は、ユーザが入力部60を用いて視聴や録画や電子番組表の閲覧等の指示等を行い、その指示を反映させる表示画面を描画するための部位である。また、入力部60によりユーザが表示された広告の画像を指し示したことを検出して、ウェブブラウザ等を起動することもできる。
広告描画部185(特定情報描画手段)は、画像描画部145が検出したアスペクト比の変化等を基にして、空き領域に後述する番組に埋め込まれた広告データを抽出して電子透かしをデコードして、広告の表示等を行うための部位である。
I/O部190は、GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)、画像制御回路、各種I/O回路等である。I/O部190は、放送の画像データやGUI部180により描画された画像データを送信し、赤外線受光部やUSBやBluetooth受光部により入力部60の入力データを受信する。さらに、図示しないB−CASカードのような個人認証を行うことができるICカード等からの信号を受信することができる。
なお、画像認識部150と、電子番組表部160と、履歴抽出部170と、GUI部180と、広告描画部185等は、補助記憶部120に記憶されたプログラムを制御部100が実行するように構成することもできる。
〔サーバ3による放送の画像データ作成/配信処理〕
次に、図4〜図5を参照して、サーバ3にて、放送番組の画像データを作成して配信を行う放送の画像データ作成/配信処理について説明する。
本発明の実施の形態に係る広告システムにおいては、契約に同意したユーザに向けて、地上デジタル放送や衛星デジタル放送やIP放送等を用いてテレビジョン放送と広告を配信する。そして、このユーザがテレビジョンの番組を視聴するのと同時に後述する行動履歴データを収集し、配信された広告を視聴することをカウントする。ユーザは、これによる対価を「ポイント」等として取得することができる。
ここで、本発明の実施の形態に係る放送の画像データ作成/配信処理においては、ユーザの行動履歴データを収集した上で、視聴パターンを抽出し、最適な広告を検索する行動ターゲティングを行い、最適な広告画像を選択することができる。この行動ターゲティング処理の詳細については後述する。
サーバ3の提供者である番組配信業者は、後述するカウント処理により、ユーザの行動履歴データに従って広告料を得ることができる。また、広告主としてecサイトと連携して、URLを送信した分だけそのecサイトから広告料を得るようにすることもできる。
以下で、図4のフローチャートを参照して、より具体的な処理について説明する。
(ステップS101)
まず、視聴パターン認識部36は、視聴パターン認識処理を行う。
視聴パターン認識部36は、後述する視聴カウント処理によりユーザから収集した行動履歴データを、ユーザデータベース330から取得する。そして、視聴パターン認識部36は、この行動履歴データを用いて、行動ターゲティング(Behavioral Targeting)を行う。行動ターゲティングは、Amazon.com Int'l Sales, Inc.社のec(Electronic commerce、電子商取引)サイトで用いられて世間に認知された手法であり、ユーザの行動履歴を分析し、各種の属性に相当する商品情報等を表示するための手法である。Amazon社のecサイトでは、行動ターゲティングにより、他のユーザと同じ購買パターンを示す商品を「お勧めの商品」(レコメンド)として示すことができる。
本発明の実施の形態に係る視聴パターン認識処理においては、行動ターゲティングのうち、ルールベース、コンテンツベース、協調フィルタリング等の手法を用いて同様の視聴履歴のパターン(視聴履歴の類似性)を算出する。この算出の際に、ユーザ間の視聴履歴の相関係数を求めたり、ベイジアンネットワークを用いることもできる。
この行動ターゲティングで、ユーザ間の視聴履歴の類似性を検索するためには、視聴履歴のうち、(1)同一の番組を視聴した回数、(2)同一時間帯に番組を視聴した回数、(3)同一ジャンルでの番組を視聴した回数、(4)同一の役者や原作者や脚本家等の番組を視聴した回数、(5)録画して視聴したかリアルタイム視聴か、といった指標を用いることができる。
また、図5を参照すると、行動ターゲティングにおいて、各ユーザ間の視聴パターンを、生物配列の解析(配列解析)の手法を用いて算出することもできる。
ここでは、ユーザ毎に視聴した番組を時系列に並べたものを視聴履歴の配列データとして、このユーザ毎の視聴履歴の配列データ同士の相同性を、MSP(極大セグメント対)を求めるローカル・アラインメントと呼ばれる手法で算出する。ローカル・アラインメントは、DP(動的プログラミング法)等を用いて、局所的な最適な配列の並び(アラインメント)を求める手法であり、生物配列の解析においてはBLASTと呼ばれる手法が用いられている。このような配列解析の手法については、生物配列の統計(甘利俊一、岩波書店、1993年刊)等を参照して実装することができる。
ここでは、例えば、15分毎に、同一チャンネルの同一の番組を視聴していた場合にスコアを「1」を加算するように計算し、同一の役者や原作者や脚本家等の番組の場合は「0.5」を加算するように計算することができる。上述の例では、ユーザAとユーザBの相同性のスコアは「5」になる。
この例ではギャップ(各ユーザの視聴時間の差)は考慮していないが、数時間単位でずれると、マイナスのスコアを加算するようにしてもよい。たとえば、2時間以上の間が空くと「−3.0」等を加算等の処理をすることもできる。
このようにして、各日や各週や各月といった所定期間のユーザ毎の視聴履歴の配列データから、MSPを求めて、最大のスコアとなったもの同士を集める。
この上で、視聴パターン認識部36は、ユーザ毎の視聴履歴の配列データを、UPGMA法や隣接結合法やk−means法等のクラスタリング手法を用いてマルチプル・アラインメント(複数配列の並び)を求めて、類似する視聴パターンを発見する。そして、類似する視聴パターンをもつユーザはグループ分けする。
視聴パターン認識部36は、ユーザ毎に、グループ分けされたグループの番号や最大のスコアとなった他のユーザの番号等についても、ユーザデータベース330に記憶する。
(ステップS102)
次に、広告選択部34が、ユーザ用広告選択処理を行う。
具体的には、上述の最大のスコアとなった他のグループや他のユーザのユーザ行動履歴データから、ecサイトでの購買履歴、URLアクセス履歴等のデータを取得する。
この上で、広告選択部34は、取得したデータに対応するユーザ用広告を選択する。この関連する広告としては、上述する他のユーザやグループの行動履歴データに関連する商品やサービスについて、関連するウェブサイトをネットワーク5を介してインターネットからキーワード検索等で検索する。また、広告主として連携するecサイトのURLから、行動履歴データに関連する商品やサービスを検索して選択してもよい。
すなわち、他のユーザやグループがアクセスしていた行動履歴データに係る、ウェブサイト(ウェブサイトのURL)や商品やサービス(商品やサービスのURL)等をユーザ用広告の広告データとして選択する。
これらのURLでは、HTMLやFLASH等のファイルを指定しても、静止画や動画画像のファイルを指定してもよい。
また、このURLに関連するメタタグやHTMLの文字データ等であるウェブサイトの文字データも、広告データに記憶しておく。
これに加えて、広告選択部34は、放送番組について、広告データベース325から、番組用の広告画像データを選択する。
この番組用の広告画像データは、従来のように広告主のコマーシャル画像を用いることもできる。
しかしながら、深夜帯の番組、広告主がつきにくい番組、特定のスポンサーを持つことができない公共的な放送の番組等では、上述の行動ターゲティングにより、もっともこの時間帯に番組を視聴するグループの行動履歴データ等を用いて最適なコマーシャル画像を広告データベース325から選択することができる。
たとえば、深夜に通販番組を視聴するグループが、ダイエット用食品をよく購買していた場合には、広告データベース325から、ダイエット商品のコマーシャル画像を選択するのが好適である。
また、この広告画像データの選択では、画像認識部37により、放送する番組の画像をサーチし、このサーチ結果に含まれる映像の特徴量の情報からコマーシャル画像を選択することもできる。たとえば、画像内に特定の人物や文字が含まれていた場合に、これに関係する企業のコマーシャル画像を選択できる。さらに、電子番組表の番組のジャンル情報や、当該放送時間のCM価格帯等もコマーシャル画像を選択する際に考慮することができる。すなわち、例えば、女優が使っている化粧品や、俳優が乗っている自動車等、番組の内容と関連する広告を表示する。
さらに、広告データベース325に好適なコマーシャル画像がない場合には、広告主として提携しているecサイトにより指定された商品を順番に音楽とともに表示するような広告を用いることもできる。
なお、インターネット上のサイトには、放送倫理規定に合致しない広告も存在する。このため、検索エンジンのURLフィルタリングを利用したり、自然言語処理により複数の「NG」ワードを指定したりして、放送倫理規定に合わない広告のURLは選択しないようにする。また、放送時間帯により、この検索エンジン側のURLフィルタリングの設定をし直すことも可能である。
この番組用の広告画像データには、データ放送用のデータ等に、選択したサイトや商品へのURLと、URLに対応するウェブサイトの文字データを文字放送データとして入れる。さらに、この広告画像データの選択したサイトや商品へのURLは、電子番組表のデータとしても送信する。これにより、端末1以外のテレビジョン受信機を用いた場合でも、文字放送等ですぐに追加情報を引き出すことができる。
(ステップS103)
次に、放送画像作成部32は、放送画像作成処理を行う。
具体的には、放送画像作成部32は、番組の画像データと、番組用の広告画像と、電子透かしに埋め込まれた広告データとを合わせたデータとして放送の画像データを作成する。
より詳しく説明すると、まず、放送画像作成部32は、放送スケジュールに従って、コンテンツデータベース320から番組の画像データを取得する。この画像データは、放送局用のフォーマットやRAWフォーマット等で記憶されているが、アスペクト比は16:9や4:3や他の解像度が混在していてもよい。
そして、放送画像作成部32は、上述の選択された広告画像データを、コマーシャルが挿入される所定のスケジュールで挿入する。この広告画像データに関しても、アスペクト比は任意である。
この上で、放送画像作成部32は、通常のテレビジョン受信機のアスペクト比、たとえば16:9とはアスペクト比が異なる領域の空き領域や黒帯の部分に、電子透かしを用いて、広告のデータを埋め込む。また、オーバースキャンの予備領域として例えば画像の左右に黒帯状に表示される空き領域に広告のデータを挿入することもできる。
電子透かしに埋め込む広告のデータとしては、各ユーザのIDと各ユーザ用の広告のURLを公開鍵により暗号化して入れることが可能である。この際に、各ユーザの行動履歴データから、その番組を視聴しそうなユーザから優先的に電子透かしに埋め込む。
この電子透かしは、数ビット分の階調の変化のような状態で挿入されるため、契約していないユーザのテレビジョン装置で表示した場合にも、暗部のノイズのようにしか知覚されない。
ここで、契約するユーザが多すぎて、ユーザ毎の広告のデータを送信するのが放送の帯域的に難しい場合は、別の番組の時間帯に分散して送信することができる。この場合は、広告のデータに広告のデータを表示する時間帯についても埋め込むことが好適である。そして、端末1では、受信した広告のデータを用いて、番組の視聴時の時間帯になったときに、広告のデータを表示する。
また、深夜/早朝など、通常の番組の放送が行われていない時間帯に、まとめて広告のデータを送信することもできる。
さらに、サーバ3から直接広告のデータを送信することも可能である。この広告のデータは後述するログイン処理時に各ユーザが取得するようにしてもよい。さらに、所定の時間帯、たとえば放送機器のメンテナンスの時間帯や、衛星放送の場合は地球と太陽の位置関係による「食」の時間帯に、サーバ3からダウンロードするようにすることもできる。
さらに、広告のデータは、記憶媒体(フラッシュメモリカードや光学記憶媒体)等から供給することもできる。このため、契約したユーザに、郵送等により記憶媒体を直接届けるようにすることもできる。
なお、上述の電子透かしは、当然、放送の画像データそのものに埋め込むことも可能である。この場合は、画像のアスペクト比や空き領域の箇所を考慮しなくてもよいという効果が得られる。
また、放送の画像のビットレートが規定のビットレートより低い場合には、データ放送用のデータやSI情報(電子番組表の情報)等に公開鍵で暗号化した上で埋め込むことも可能である。これにより、放送の画像データにまったく影響を与えることなく、広告を配信することができるという効果が得られる。
さらに、コマーシャルの音声データに電子透かしで広告のデータを埋め込むことも可能である。この場合は、コマーシャルの音声のトラックを別音声(トラック)で流すか、ミックスダウンして流すかを選択する。
また、電子透かしに入れる各ユーザのIDや各ユーザ用の広告のURLに関しては、各ユーザがログイン後にサーバ3から取得するように構成することもできる。この場合は、グループ毎の広告のデータのみを送信するようにすることができる。これにより、データを圧縮することが可能である。
加えて、電子透かしによらず、サーバ3にログイン後に広告を送信するようにすることも可能である。また、グループ毎に同一の広告のURLを配信する場合は、図示しないプロキシサーバを経由し、ネットワーク負荷を減らして送信することもできる。
(ステップS104)
次に、ゲートウェイ部31は、配信処理を行う。
具体的には、ゲートウェイ部31は、放送画像作成処理により作成された放送の画像データを、放送スケジュールに従って、放送配信装置6に配信する。
また、上述したようにIP放送を行う場合は、ゲートウェイ部31は、直接、放送の画像データをネットワーク5に送信することができる。
以上により、放送の画像データ作成/配信処理を終了する。
〔端末1による視聴処理〕
次に、図6を参照して端末1で契約したユーザが実際に放送番組を受信して広告とともに視聴する視聴処理について説明する。
近年、デジタル放送のテレビジョン受信機には、インターネット接続機能(ウェブブラウザ)が搭載されているのが当たり前になってきている。
また、近年のユーザの視聴形態として、例えばテレビ画面を表示しながら、PCを使用したり食事をしたりといった「ながら視聴」がよく行われている。つまり、番組を視ながら、他の広告等について注目をさせることが可能である。
このために、本発明の実施の形態に係る視聴処理においては、「ながら視聴」を前提として、アスペクト比の異なる画像の黒帯部分に各ユーザに適合した広告を表示する。
以下の処理では、ユーザの視聴を電子番組表により録画して視聴する場合について説明する。しかし、チャンネルのザッピング等によりリアルタイムで視聴した場合にも、その視聴履歴を記憶することに変わりはなく、同様の処理を用いることができる。
(ステップS201)
まず、端末1の電源がユーザによりオンにされると、レコーダ部10の制御部100はログイン処理を行う。
このログイン処理においては、ネットワーク接続部130を介して、ネットワーク5に接続できるかチェックする。
ネットワーク5に接続できる状態であった場合は、制御部100は、処理をステップS202に進める。
ネットワーク5に接続できなかった場合は、制御部100は、その旨の警告を表示部40に表示して、ネットワークの設定を行うようにユーザに促して、視聴処理を停止する。
なお、この視聴処理を停止した状態でも、通常のチャンネル選択によりユーザが放送番組を視聴し、視聴履歴を補助記憶部に記憶することもできる。
また、このログイン処理の際に、ログインしたユーザ個人のID、URLのデータ、放送時間帯等の広告のデータを、サーバ3から受信してもよい。この場合は、広告のデータや補助記憶部120や、I/O部190と接続しているフラッシュメモリカード等に記憶してもよい。
(ステップS202)
ここで、ユーザが電子番組表機能を呼び出す指示を行ったことを検知すると、電子番組表部160は、電子番組表処理を行う。
図7を参照すると、ユーザがGUI部180を用いて入力部60によりカーソル450を移動させた状態を示す。カーソル450は「バラエティー」番組を選択している。
ここで、電子番組表部160は電子番組表の文字情報を参照し、カーソル450で選択された番組に対応した広告画像データ選択したサイトや商品へのURLに、ネットワーク接続部130からネットワーク5を介してアクセスする。そして、このURLのサイトをブラウザを用いて表示する。広告画面420は、このブラウザの表示画面例である。
また、電子番組表部160は同じ電子番組表の文字情報から、キーワード検索を行ってウェブサイトを広告画面として表示することもできる。
広告画面430は、「バラエティー」の出演者の名前でキーワード検索を行って得たURLのウェブサイトをウェブブラウザで表示した例である。この場合は、ブログ(ウェブログ)の表示を行っている。
このキーワード検索としては、提携するecサイトや、提携するキーワード検索の企業のウェブサイトでキーワード検索を行って、アフィリエイト広告やアドセンス広告等に対応したウェブサイトを選択することが好適である。
ここで、カーソル450は、広告画面420や広告画面430に移動させることも可能である。
実際に、ユーザの指示により広告画面420又は広告画面430が移動されると、電子番組表部160は、ブラウザの画面を大きくオーバーレイ表示や全画面表示等をして表示する。
電子番組表部160は、ユーザによるこのアクセスを補助記憶部120に記憶する。
また、電子番組表部160は、ユーザが電子番組表により録画/視聴予約した場合には、この予約情報について補助記憶部120に記憶する。
予約時間がくると、制御部100より、チューナ部140から受信した放送の画像データを補助記憶部120に記憶する。
さらに、電子番組表部160は、ユーザが視聴を行わずに、録画されたデータを削除した場合についても、補助記憶部120に記憶することができる。
(ステップS203)
次に、ユーザが入力部60によりGUI部180を用いて、チャンネルを選択したり、録画されたデータを視聴したりするように選択すると、制御部100は、視聴処理を行う。
この視聴処理においては、契約したユーザが使用する端末1においては、アスペクト比が異なる番組や広告の画像データを上下左右に寄せて、空いた箇所に広告を表示する。
このため、制御部100は、画像描画部145によりコンテンツのアスペクト比と空き領域を検知して、空き領域に電子透かしデータが入っているかどうかを検知する。
ここで、制御部100は、電子透かしが入っていることを検知すると、これを補助記憶部120に記憶した秘密鍵により復号化して、広告のデータを得る。
そして、この復号化された広告のデータに視聴している端末1のIDが含まれている場合には、広告描画部185を用いて広告のデータを、URL自体を文字表示、ウェブブラウザによりURLのウェブサイトのHTMLや画像のファイル等として、画面の空いた箇所に表示する。また、番組の時間帯を指定して、放送電波又はネットワーク5経由で送信されていた広告のデータについても、指定された時間帯に表示する。
図8を参照すると、例えば、4:3の番組の画像データを1080iにアップ・コンバートして放送する場合は、この画像データを左に寄せて表示して、空いた領域に広告の画像データを表示した例について示す。ここでは更に、画像描画部145により、4:3の番組の画像データを少し縮小して、上下にも画面上の空き領域を作成している。
放送画面500は、画像描画部145により表示されている放送の画像データである。
URL510は、広告のデータに含まれていた、視聴しているユーザのIDに対応したURLである。また、URL511のように、番組の文字情報データや電子番組表データに含まれていたURLを表示することもできる。なお、ここでは、URL510とURL511とは、URLのみを表示するようにしたが、URLとウェブサイトの文字データをスクロール表示することも可能である。
ここで、カーソル550は、入力部60により入力されたユーザの指示を検知して、GUI部180に移動している。ここで、入力部60のボタンの押下等を検知すると、ウェブブラウザを起動して、このウェブサイトにアクセスすることができる。このウェブサイトをアクセスしたことに関しても、制御部100は補助記憶部120に行動履歴データ用に記憶する。
また、上述の電子番組表処理と同様に、ユーザ用の広告データに含まれているURLのサイトをブラウザを用いて広告画面530のように表示することもできる。
また、文字放送のデータを用いてキーワード検索をすることも当然可能である。このキーワード検索されたウェブサイトをウェブサイトで画面表示した例を、広告画面520として示す。この画面表示を行っている場合、制御部100は補助記憶部120に行動履歴データ用に記憶する。
また、表示したURLや広告画面は、リモコンのボタン一発で、メモとして保存することができる。これを追いかけ再生や録画した番組を再生した際に、そのメモを基にすぐにウェブブラウザでアクセス可能である。このアクセスのデータについても記憶する。
これに加えて、画像認識部150を用いて画像認識を行って、この結果を基にキーワード検索を行うこともできる。そして、ユーザがリモコンのボタンを押すことでウェブブラウザにてすぐに検索結果を広告画面として表示することができる。このキーワード検索されたウェブサイトのURL等については、制御部100が補助記憶部120に記憶する。
なお、画像認識部150は、ユーザが番組を視聴している間に、バックグラウンドでこの画像認識処理を行って、結果をサーバ3に送信してもよい。サーバ3の視聴パターン認識部36は、この結果を記憶する。
広告のデータは複数用意されており、広告画面、URL、ウェブサイトの文字データを、所定時間で、順次、異なるものを描画してゆくようにすることができる。この際に、トランジションのような視聴効果を用いて、ユーザの番組の視聴を妨げないようにすることができる。また、番組とコマーシャル画像の間でアスペクト比が変化した際にも、広告のデータの描画をし直すことができる。
また、広告のデータが表示されている間、制御部100は視聴履歴を補助記憶部120に記憶する。
さらに、制御部100は、広告のデータが表示されている間、チャンネルを変更させなくすることができる。視聴中、ずっと広告を流すことができるので、広告の効率が向上する。
また、制御部100は、ユーザが視聴していることを、リアルタイムでサーバ3に送信するようにしてもよい。
ここで、制御部100は、ユーザが視聴処理を終了したことを検知した場合には、次のステップに処理を進める。
この際に、制御部100は、行動履歴データの記憶を中止する。
(ステップS204)
次に、ユーザが視聴を終了したことを検知すると、履歴抽出部170は、視聴カウント処理を行う。
具体的には、履歴抽出部170は、上述の電子番組表処理や視聴処理で補助記憶部120に記憶されている、視聴履歴、ユーザが電子番組表に指示した履歴、電子番組表を用いて録画した番組のデータを視聴したか/削除したかについての履歴、URLアクセス履歴、ecサイトでの購買履歴等を用いて、行動履歴データを抽出する。
この上で、履歴抽出部170は、公開鍵を用いて、ユーザを特定するユーザID(Identification)を暗号化して、ネットワーク接続部130からネットワーク5を介してサーバ3へ送信する。このユーザIDとしては、端末1に接続されているB−CASカードの固有の番号であるB−CASカード番号等を用いることができる。
サーバ3のゲートウェイ部31は、このユーザIDを受けとると、ユーザ認証部33に送信する。
ユーザ認証部33は、秘密鍵により暗号化されたユーザIDを復号化し、ユーザデータベース330の該当IDを参照してユーザ認証を行い、ゲートウェイ部31に通知する。
ゲートウェイ部31は、ユーザ認証の結果をネットワーク5を介して端末1へ送信する。
端末1のレコーダ部10のネットワーク接続部130は、このユーザ認証の結果を受信すると、履歴抽出部170に通知する。
履歴抽出部170は、ユーザ認証の結果がOKであれば、補助記憶部120に記憶されているユーザの行動履歴データを、ネットワーク接続部130からネットワーク5を介してサーバ3に送信する。
サーバ3のゲートウェイ部31は、ユーザの行動履歴データを受信すると、この行動履歴データを視聴カウント部35に送信する。
視聴カウント部35は、行動履歴データに従って、ユーザの視聴やURLアクセスの対価である「ポイント」の値を計算して、ユーザデータベース330に記憶する。サーバ3の提供者である放送事業者や広告主は、所定の期間(例えば、1月)で、ユーザに対してポイントに応じた入金をすることができる。また、ユーザは、ポイントにより提携しているecサイトで購買すること等も可能である。
さらに、視聴カウント部35は、サーバ3の提供者である番組配信業者が広告主から受けとるための広告料についても計算する。
この広告料としては、ユーザが実際にテレビのウェブブラウザで、当該広告のURLをクリックすると、広告料を増額するように設定することもできる。さらに、提携しているecサイトにアクセスした際に、アドセンス広告の料金を増やすように設定することも可能である。逆に、ユーザがURLとウェブサイトの文字データを見ただけのものに関しては、配信料のみ計算するようにすることもできる。
視聴カウント部35は、計算したポイントの値について、ゲートウェイ部31に送信する。
ゲートウェイ部31は、計算したポイントの値を、ネットワーク5を介して、端末1に送信する。
レコーダ部10の制御部100は、ポイントの値を受信して、補助記憶部120に記憶する。ユーザは、GUI部180により、このポイントの値をいつでも確認可能であり、ウェブブラウザを起動して、提携しているecサイトにより使用することができる。
以上により、端末1による視聴処理を終了する。
なお、「ポイント」の計算については、端末1の制御部100で計算することも可能である。この場合は、制御部100は、行動履歴データが改ざんされないように、上述のI/O部190に接続されたフラッシュメモリカード等の記憶媒体に記憶することも可能である。この記憶媒体のデータを、ネットワーク5経由で送信するか、記憶媒体を郵送で送信する。
以上のように構成することで、以下のような効果が得られる。
我が国の地上デジタル放送の場合は、HD解像度でも実際の解像度は1440×1080dotを1080iに引き延ばして表示している。また、放送番組等のコンテンツはHD解像度で表示するものの、コマーシャルの部分では縦横比が4:3の480i(720×480dot)のSD解像度で表示するものも存在する。さらに、元々はSD解像度のコンテンツをHD解像度に変換(アップコンバージョン)して送信しているものも存在する。また、映画等のコンテンツでは、シネスコサイズやビスタサイズといった、映画館のスクリーンに合わせた特殊な縦横比で製作されていることがある。
しかし、16:9とはアスペクト比が異なるコンテンツを、16:9のテレビジョン等の映像表示装置に表示した場合、縦横比が異なる箇所の画像が表示されない領域(空き領域)は、「黒帯」と呼ばれて、黒く表示されていた。
また、PC用WUXGA(1920×1200pixel)に1080i(1920×1080pixel)画像を表示した際の空き領域も、黒く表示されていた。
この黒く表示される空き領域については、従来の自発光型の表示装置、例えばブラウン管表示装置、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)、有機ELパネル等では、部分的な光量の経年劣化の度合いが異なってくる。よって、長年表示していると、いわゆる「焼き付き」と呼ばれる光量のムラができてしまうという問題点があった。
このため、この空き領域に何らかの表示を行うことが求められていた。
しかしながら、従来技術1の情報配信装置は、アスペクト比の異なる空き領域については考慮していなかった。このため、アスペクト比が違う番組の空き領域にインターネットへのリンクを表示することはできず、単純に番組の画面を縮小して表示するため、視認性が悪くなるという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る広告システムXにおいては、広告をアスペクト比が異なる画像の空き部分に同時に表示することもできる。このために、契約したユーザである視聴者の視界の邪魔をせず、視認性がよくなるという効果が得られる。
また、電子透かしを用いて放送するために、契約をしていないユーザの普通のテレビジョン放送では、暗部の微妙なざわめき程度にしか感じられないために通常の放送を見る際には問題なく用いることができる。
さらに、PC用ディスプレイは、1920×1200dot等のWUXGA解像度で16:10の比率のものがあり、1080iを表示した場合は必ず上下に空き領域ができていた。ここにURL等の広告の情報を描画することができる。
また、これまでは無駄なデータであった画像データの空き領域に、既存の地上デジタル放送の規格の範囲内で独自コンテンツを送信できる。
また、画面の空き領域に広告を表示することで、有機ELやPDP等の自発光のディスプレイ・パネルで「焼き付き」を防止することができる。
また、テレビの録画の横に必ず広告を入れ込んで放送するために、必ず広告も一緒にコピーされるため、再エンコードなしでコピーさせる場合は、コピーワンス/ダビング10等ではないコピー制御を選択させるようにすることができる。
また、従来技術1の情報配信装置は、ユーザ個人に対応する広告を配信することはできなかった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る広告システムXにおいては、ユーザIDに対応した広告情報を電子透かしにより配信することで、ユーザ個人に対応する広告を配信することができる。
さらに、ユーザの視聴履歴を含む行動履歴データを基に行動ターゲティングを行うことで、より効率的な広告を配信可能である。
この行動ターゲティングにおいては、配列解析の手法を用いて視聴履歴から類似のパターンを検索することで、精度の高い行動ターゲティングができる。
また、番組配信業者、広告主は、視聴者が広告を見たという情報を欲しがっていた。
これに対して、本発明の実施の形態に係る広告システムXにおいては、ユーザが、テレビのウェブブラウザで、当該広告のURLに簡単にアクセスでき、ユーザがアクセスした行動履歴データをサーバ3に伝えることができる。これにより、マーケッティングと、広告の実効性に関する情報を得ることができる。
これにより番組配信業者は、また、新たな広告手段が得られる。ユーザがURL等にアクセスすると、その分、アドセンス広告の料金を増やしてもらうこともできる。
よって、これまでのテレビ局による番組の提供に応じた広告から、インターネット広告のようなボトムアップ型の広告を提供できる。
また、従来のテレビのコマーシャルは、直接視聴時以外にあまり利用されていないという問題があった。このため、ネット広告のような柔軟な広告よりも効率が低かった。
一方、電子番組表の情報を基に録画を行うユーザの行動様式は、インターネット広告をクリックするユーザに近いものがあるものの、ユーザのこのような行動を生かし切れなかった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る広告システムXにおいては、番組配信を行うと同時に、契約を行っているユーザに向けて、1080i等の地上デジタルハイビジョン放送等の既存の放送画像の空き領域となる部分に電子透かし技術で、広告に関する特定情報を入れて送信する。
これにより、現在のテレビジョン放送のシステムを活かしたまま、特定のユーザ用の広告を配信することができる。
また、ユーザは、番組を視聴していて広告の情報にすばやくアクセスでき、購買もできる。さらに、ユーザは、広告を見ることで、経済的な恩恵を得られる。
また、従来、深夜帯の番組、広告主がつきにくい番組では、広告の価格が安く抑えられていた。また地方局では、広告は単純なものを繰り返し流すだけになりがちだった。また、コミュニティ用のテレビやCATV等では、機器の償還を行うためには、広告費で回収する必要があるが、そもそも広告主を取得することが難しかった。さらに、特定のスポンサーをもつことは避けるべきである公共的な放送では、中立的な広告主を得ることが難しかった。
加えて、従来、端末側で画像検索を行って広告のクエリーを行うシステムはあったが、サーバ側で画像検索を行って広告を配信してそれを表示するものはなかった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る広告システムXにおいては、番組の画像に近い広告を画像検索で選んで放送することができる。そして、放送局で放送する放送番組に、ネット上からアドセンス広告を表示して加えることができる。
すなわち、サーバ3では、主に視聴履歴を取得する契約を結んだ視聴者であるユーザ向けに、番組の特徴に即した中立的な広告主の広告をユーザの特性に合わせて送信することができる。
このために、広告システムXは、放送局の深夜帯の番組や広告主がつきにくい番組、地方局コミュニティ用のテレビやCATVの番組、特定のスポンサーをもつことは避けるべきである公共的な放送の番組等に用いることができ、広告の効率を高めることができる。また、広告システムXは、スポンサーを限定せずに、商品の広告を提供できる。
さらに、電子番組表データに行動ターゲティングを行って、同じ視聴パターンをもつユーザ向けに通常の放送の文字データ等にも広告を入れて送信する。このために、広告の実効性がさらに高まるという効果が得られる。
なお、本発明の実施の形態に係る広告システムXは、主に広告の配信について説明したが、特定情報として、広告以外のものを同様な仕組みで放送の画像データに入れ込むこともできる。
たとえば、特定のユーザ用に、レコーダ部10で実行するソフトウェア等を配信することも考えられる。
レコーダ部10は、JAVA(登録商標)等を実行可能であるので、このソフトウェアにより、レコーダ部10に新たなインタラクティブ機能を付加することができ、また、ユーザがゲーム等で遊ぶことも可能である。
また、特定情報として、医療用の情報等を埋め込むことも可能である。これにより、例えば、契約した高齢者が、テレビジョン受信機を見ていると「今日は検査の日です」等と表示して、病院に行くことを促すこともできる。また、料理番組等で、メタボリック・シンドロームのユーザに対しては、カロリーが少なめのレシピを追加で紹介することも可能である。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る広告システムXのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ3の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るレコーダ部の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ3による放送の画像データ作成/配信処理処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るユーザ間の視聴パターンを配列解析で算出する概念図である。 本発明の実施の形態に係る端末1による視聴処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電子番組表処理の概念図である。 本発明の実施の形態に係る視聴処理の概念図である。
符号の説明
1 端末
3 サーバ
5 ネットワーク
6 放送配信装置
7 アンテナ
10 レコーダ部
31 ゲートウェイ部
32 放送画像作成部
33 ユーザ認証部
34 広告選択部
35 視聴カウント部
36 視聴パターン認識部
37、150 画像認識部
40 表示部
60 入力部
100 制御部
110 主記憶部
120 補助記憶部
130 ネットワーク接続部
140 チューナ部
145 画像描画部
160 電子番組表部
170 履歴抽出部
180 GUI部
185 広告描画部
190 I/O部
320 コンテンツデータベース
325 広告データベース
330 ユーザデータベース
450、550 カーソル
420、430、520、530 広告画面
500 放送画面
510、511 URL
X 広告システム

Claims (12)

  1. デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記端末のユーザのユーザIDを記憶するユーザーデータベースと、
    前記端末から取得された特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データから、前記視聴履歴の類似性を解析して行動ターゲティングを行う視聴パターン認識手段と、
    前記行動ターゲティングの結果により、前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択する特定情報選択手段と、
    前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込む画像作成手段とを備え、
    前記端末は、
    前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、前記特定のユーザIDの前記特定情報を得る復号化手段と、
    前記特定のユーザIDの特定情報を描画する特定情報描画手段と、
    前記特定のユーザIDの行動履歴データを抽出する履歴抽出手段とを備え、
    前記行動履歴データを前記サーバに送信する
    ことを特徴とする配信システム。
  2. 前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、更に各ユーザIDの電子番組表の視聴履歴の相同性のスコアからクラスタリングによりグループ分けを行い、
    前記特定情報選択手段は、前記グループに対応した広告を選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の配信システム。
  3. 前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、前記視聴履歴のうち、前記デジタル放送の同一の番組を視聴した回数、同一時間帯に番組を視聴した回数、同一ジャンルでの番組を視聴した回数、同一の役者や原作者や脚本家等の番組を視聴した回数、録画して視聴したかリアルタイム視聴したか、について相同性のスコアを算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の配信システム。
  4. 前記特定情報は、前記特定のユーザIDと、前記特定のユーザID用の広告のURLであり、
    前記サーバの前記画像作成手段は、前記特定情報を公開鍵により暗号化して、前記特定のユーザIDの行動履歴データから、前記デジタル放送の番組を視聴しそうなユーザIDから優先的に電子透かしに埋め込む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配信システム。
  5. 前記サーバの前記画像作成手段は、前記特定情報を前記画像データの黒帯状の空き領域に埋め込む
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の配信システム。
  6. 前記端末の特定情報描画手段は、
    前記特定情報を前記画像データの前記黒帯状の空き領域に描画す
    ことを特徴とする請求項から5のいずれか1項に記載の配信システム。
  7. 前記端末の前記履歴抽出手段は、前記特定情報の視聴時間、ecサイトでの購買履歴を含む前記行動履歴データを抽出する
    ことを特徴とする請求項に記載の配信システム。
  8. デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムのサーバにおいて、
    前記端末のユーザのユーザIDを記憶するユーザーデータベースと、
    前記端末から取得された特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データから、前記視聴履歴の類似性を解析して行動ターゲティングを行う視聴パターン認識手段と、
    前記行動ターゲティングの結果により、前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択する特定情報選択手段と、
    前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込む画像作成手段とを備える
    ことを特徴とする配信システムのサーバ。
  9. 前記サーバの前記視聴パターン認識手段は、更に各ユーザIDの電子番組表の視聴履歴の相同性のスコアからクラスタリングによりグループ分けを行い、
    前記特定情報選択手段は、前記グループに対応した広告を選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の配信システムのサーバ。
  10. デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムの端末において、
    前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、特定のユーザIDの特定情報を得る復号化手段と、
    前記特定のユーザIDの特定情報を描画する特定情報描画手段と、
    前記特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データを抽出する履歴抽出手段とを備え、
    前記行動履歴データを前記サーバに送信する
    ことを特徴とする配信システムの端末。
  11. デジタル放送の画像データを作成するサーバと、前記デジタル放送を配信する放送配信装置と、前記デジタル放送を受信しネットワークに接続する端末とを備えた配信システムによる配信方法において、
    前記サーバの視聴パターン認識手段により、前記端末から取得された特定のユーザIDの視聴履歴及びecサイトでの購買履歴を含む行動履歴データを、前記視聴履歴の類似性の解析し行動ターゲティングを行い、
    前記サーバの特定情報選択手段により、前記行動ターゲティングの結果に従い前記特定のユーザIDに対する特定情報を選択し、
    前記サーバの画像作成手段により、前記デジタル放送の画像データに、電子透かしを用いて前記特定のユーザIDに対する特定情報を埋め込んで配信する
    ことを特徴とする配信方法。
  12. 前記端末の復号化手段により、前記デジタル放送の電子透かしを復号化して、前記特定のユーザIDの前記特定情報を取得し、
    前記端末の特定情報描画手段により、前記特定のユーザIDの前記特定情報を画像データの空き領域に描画し、
    前記端末の履歴抽出手段により、前記特定のユーザIDの行動履歴データを抽出し、
    前記端末は、前記行動履歴データを前記サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項11に記載の配信方法。
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