JP4658439B2 - 情報提供装置、制御装置、およびプログラム - Google Patents

情報提供装置、制御装置、およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の提供技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の発明としては、例えば、本出願人による国際公開WO01/28236A1号公報に記載のようなテレビ受信機が知られている。このテレビ受信機は、それぞれの視聴者の嗜好に合ったコマーシャルを自動的に選択し、提供することを目的とする。そのため、このテレビ受信機は、コンテンツを選択する選択基準を記憶しておき、その選択基準にしたがい、予めメモリに記憶された複数のコンテンツから1以上を選択する。この選択基準とは、例えば、視聴者の住所、家族構成、年齢、趣味等の属性データである。
【0003】
しかし、このような半固定的な属性データでは、必ずしも的確にコマーシャルを提供できていなかった。例えば、ゴルフクラブの新製品が発売された場合、その視聴者にそのゴルフクラブのコマーシャルを提供すべきか否かは、属性情報(例えば、視聴者の趣味がゴルフか否か)だけによっては決定できない場合がある。なぜなら、その視聴者の趣味がゴルフであっても、そのゴルフクラブのコマーシャルを繰り返して見ると、もはや見たくなくなるような場合もあるからである。
【0004】
すなわち、視聴者に適切な情報を提供するためには、単に選択基準にしたがい、情報の選択を行うだけでは十分ではない。
【0005】
一方、今日、メディアの双方向化により視聴者が意識的また無意識的に行っている行動を収集し、分析して、視聴者特性にあった最適なコミュニケーション方法をとることが可能になってきた。例えば、衛星放送番組では、電話回線を通じて、視聴者が番組に参加することが可能になっている。このため、番組提供側は、視聴者の特性等、様々な情報を収集することが容易になっている。
【0006】
しかし、このような双方向通信技術の進歩に伴い、視聴者の情報保護が問題になってきている。その場合、情報収集に対して、視聴者がパーミッションを与えているか、または、どこまでのパーミッションを与えるか、の観点で、以下の問題が生じる。
【0007】
まず、上記のような双方向化したメディアにより、視聴者に関する情報を収集すると、視聴者本人が意図して開示している以上の情報が採取されてしまうことがある。その場合、予め、採取されるすべての情報に対して視聴者のパーミッションを得ることはできない。また、採取された情報のすべてについて、改めて視聴者からパーミッションを得るのでは、手続が複雑になる。このため、上記のような双方向化されたメディアが必ずしも、視聴者に関する情報の収集において有効な手段とならない場合がある。
【0008】
次に、例えば、コマースは購入者の意志に基づいて行われるアクティブな行動である。このため、購入者はより良い取引を行うために必要と思う情報を自ら提供する。一方、テレビ広告等の広告は視聴者にとっては基本的にパッシブな行動である。このため、視聴者が広告メッセージの送り手を信頼していないと、広告の効果は発揮されない。そのため、広告事業において視聴者に関する情報を収集する場合、視聴者の信頼を維持することが極めて重要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、視聴者への情報提供において、視聴者の個人情報や家庭内情報を確実に保護した上で、視聴者が意識的また無意識的に行っている行動を収集し、分析し、当該視聴者に適合する情報を選択して、提供する技術を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
【0011】
すなわち、本発明は、利用者に情報を提供する情報提供装置(2)であり、
利用者の入力操作を通じて利用者の行動を特定する手段(23)と、
上記利用者に提供される情報を記録する情報記録手段(20)と、
上記行動に応じて上記情報記録手段に記録された情報の中から提供する情報を選択する選択手段(25)と、
上記選択された情報を出力する出力手段(24)と、
を備えるものである。
【0012】
また、本発明は、利用者の入力操作を検出する操作装置(23)および情報を出力する出力装置(24)を制御する制御装置であり、
上記操作装置への入力操作を通じて利用者の行動を特定する手段と、
上記利用者に提供される情報を記録する情報記録手段(20)と、
上記行動に応じて上記情報記録手段に記録された情報の中から提供する情報を選択する選択手段(25)と、
上記選択された情報を上記出力装置(24)に出力させる出力制御手段とを備えるものでもよい。
【0013】
本発明によれば、利用者が使用する情報提供装置内、あるいは、制御装置内において、利用者の行動を特定し、その行動に基づき情報を選択し、出力手段に出力することができる。また、このような行動の中には、視聴者が意識的また無意識的に行っている行動が含まれる。
【0014】
好ましくは、上記選択手段は、利用者の行動を細分化した行動区分の組み合わせに対応してその利用者に提供する情報を指定する情報選択手段を有してもよい。
【0015】
好ましくは、上記情報提供装置は、上記行動区分の組み合わせとその組み合わせ応じて上記出力手段から出力すべき情報と、を含む選択情報を受信する受信手段をさらに備えてもよい。
【0016】
このような選択情報は、例えば、利用者に情報を提供する事業者から配信すればよい。そのような選択情報は、事業者がモニタ調査等を実施することで構成できる。したがって、事業者は、そのようなモニタ調査で得られた選択情報を利用者の情報提供装置に配信し、利用者側の装置で情報の選択に利用させることができる。このため、本情報提供装置によれば、利用者の行動履歴等を事業者等の第三者に開示する必要がない。
【0017】
好ましくは、上記行動区分には、第1の情報の視聴の有無を含み、上記情報選択手段は、第1の情報の視聴の有無を反映して、その利用者に提供する第2の情報を指定するようにしてもよい。
【0018】
このように、本発明によれば、利用者がある特定の情報を視聴したか否かに基づき、第2の情報を利用者に提供すべきか否かを選択できる。
【0019】
好ましくは、上記行動区分は、商品またはサービスの購入の有無または購入量に係る情報を含み、上記情報選択手段は、上記商品またはサービスの購入の有無または購入量を反映して、その利用者に提供する情報を指定するようにしてもよい。
【0020】
また、本発明によれば、利用者がある特定の商品やサービスを購入したか否かに基づき、情報を利用者に提供すべきか否かを選択できる。
【0021】
好ましくは、所定期間における前記利用者の行動を含む行動履歴を記録する履歴記録手段(12)をさらに備え、
上記選択手段(25)は、その行動履歴に応じて情報を選択してもよい。このように、複数の行動を含む行動履歴を記録することにより、その利用者に提供する情報をさらに的確に選択することができる。
【0022】
好ましくは、上記情報記録手段(20)は、ユーザのアクセスを排除した保護領域(82)に構成されてもよい。情報記録手段をそのような保護領域(82)に構成することで、複数の情報の中からそのユーザに提供することが望ましい情報を選択し、そのユーザに提供することが望ましくない情報を隠蔽することができる。
【0023】
また、本発明は、コンピュータに、以上のいずれかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
【0024】
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0025】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図1から図10の図面に基いて説明する。図1は、従来のカスタマイズド広告の例を示す図であり、図2は、本実施の形態に係る情報システムの構成図であり、図3は、図2に示した端末2のメモリのエリア構成を示す図であり、図4は、図2の出力デバイス24に出力される情報の構造を示す図であり、図5は、図2に示した端末2内に保持されるユーザプロフィール26の例であり、図6は、表示する広告を選択するための表示用広告データベース21のデータ例を示す図であり、図7は、ユーザの行動履歴に基づくステータステーブルのデータ例であり、図8は、端末2に保持されるリダイレクト用CGI(Common Gateway Interface)管理テーブルの例であり、図9は、事業者側でのルール作成、配信処理を示すフローチャートであり、図10は、行動履歴に基づいたカスタマイズド広告の提供手順を示すフローチャートである。
【0027】
<システムの原理>
図1に、従来のブロードバンド(広帯域通信)を利用したカスタマイズド広告の例を示す。従来から、インターネット上のウェブページへのアクセスに対してユーザのアクセス履歴を蓄積し、そのアクセス履歴に基づいて、そのユーザに適した広告を配信するような技術が提案されていた。この技術では、例えば、事業者側に設置されたサーバ1と、ユーザ側に設置された端末2とをブロードバンド通信、例えば、ケーブルテレビ網、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等のxDSL、FTTH(Fiber To The Home)等の光通信ネットワーク、衛星放送、携帯電話網、PHS網等により接続して情報システムが構成される。
【0028】
端末2は、例えば、パーソナルコンピュータ、ケーブルテレビのセットトップボックス、デジタルテレビ、衛星放送受信用チューナ、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)等である。
【0029】
端末2は、ユーザの操作の検出する入力デバイス23を有している。入力デバイス23は、例えば、マウス、タッチパネル、ジョイスティック等のポインティングデバイス、リモートコントローラ、キーボード等である。
【0030】
また、端末2は、情報を出力する出力デバイス24を有している。出力デバイス24は、例えば、テレビモニタ、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フラットディスプレイパネル、スピーカ等である。
【0031】
ユーザは、端末2により、ウェブページや映像の表示、音声の出力等、各種オブジェクトを出力するためのリクエストをサーバ1に送信する。このリクエストは、例えば、ウェブページの表示要求、テレビ番組やビデオの配信要求等である。
【0032】
その場合、例えば、入力デバイス23(リモートコントローラ等)には、家庭内のユーザを個々に識別する色つきボタンを有する。そのため、ユーザが操作する端末2は、端末2の識別情報とともに当該端末2を利用するユーザの識別情報(例えば、世帯主、妻、子等)をサーバ1に提供する。このような識別情報は、例えば、パーソナルコンピュータにおけるクッキーを使用して端末2からサーバ1に引き渡す場合もある。
【0033】
この端末2とユーザの識別情報との組み合わせにより、サーバ1は、ユーザをシステム内でユニークに識別する。ただし、端末2の識別情報とユーザの識別情報の組み合わせの代わりに、各ユーザの識別情報自体をシステム(サーバ1)でユニークなものとしてもよい。
【0034】
サーバ1は、リクエストされたオブジェクト(例えば、番組の本編)を蓄積エリア10、例えば、番組映像を格納した番組データベース等から検索する。また、そのオブジェクトに追加される追加オブジェクトがある場合、サーバ1はその追加オブジェクトを蓄積エリア11から検索する。追加オブジェクトとは、例えば、番組の本編に追加される広告映像等である。
【0035】
そして、サーバ1は、ユーザにリクエストされたオブジェクト、および、そのオブジェクトに対応する追加オブジェクトを端末2に送信する。
【0036】
このとき、サーバ1は、ユーザのリクエストを行動履歴として履歴データベース12に蓄積する。端末2は、受信したオブジェクト、または、追加オブジェクトを組み合わせたオブジェクトを出力デバイス24に出力する。
【0037】
このようにして、従来の情報システムでは、ユーザの行動履歴を蓄積し、そのような行動履歴に応じて番組や広告を配信することが提案されていた。しかし、このようなシステムでは、ユーザの日常生活が第三者であるサーバ1の運用者に開示され、ユーザのプライバシが保護されない危険があった。
【0038】
図2に、本実施形態に係る情報システムの構成を示す。ただし、この情報システムは、図1の場合と同様、サーバ1と端末2とをネットワークで接続して構成される。
【0039】
ただし、この情報システムでは、オブジェクトおよび追加オブジェクトは、事前にサーバ1から端末2に配信され、端末2の蓄積エリア20および21に格納されている。また、ユーザからのリクエストは、ユーザの行動履歴として、端末2側の行動履歴ファイル22(ログファイル)に蓄積される。
【0040】
したがって、この情報システムの通常の運用では、ユーザの個人情報や日常生活等に係るプライバシが第三者に開示されることはない(悪意の侵入者による場合は除く)。
【0041】
ただし、この情報システムの構成では、蓄積された行動履歴を分析するロジック、例えばユーザごとに最適な広告を決定する端末広告差替ロジック25をどのように端末2上に構成するかが課題となる。
【0042】
そこで、本実施形態では、モニタ(被験者)を募集し、モニタ分析により広告差替ロジック55を形成し、端末2に配信する。そのため、本情報システムは、被験者が使用する被験者端末6から行動履歴を収集し、モニタ分析を実行する分析サーバ5を備える。
【0043】
被験者端末6は、被験者になることを同意したユーザの端末であり、その構成要素は端末2と同様である。また、分析サーバ5は、被験者の行動履歴ファイル52(ログファイル)と、行動履歴ファイル52の解析結果である広告差替ロジック55を有している。行動履歴ファイル52には、被験者端末6からのリクエストやそのリクエストに対応して送信したオブジェクト等の配信結果を蓄積する。また、広告差替ロジック55には、行動履歴の分析結果(知見)と、その結果に基づくルールを蓄積する。なお、このようなルールそのものを広告差替ロジックともいう。
【0044】
以下に、知見と、ルールの例を示す。
(知見)Aという番組を見た人は広告Bのクリック率が高い。
(ルール)Aという番組を見た直後の広告枠には、広告Bを露出する。
【0045】
このようにして蓄積された広告差替ロジック55は、サーバ1を介してユーザの端末2に配信され、端末広告差替ロジック25として格納される。この配信は、例えば、衛星放送におけるデータ放送(特定のチャンネルを使用して繰り返し放送されるカルーセル方式)を利用する。データ放送によるサーバ1から端末2(セットトップボックス等)への配信方法については、すでに確立されているので、その説明を省略する。
【0046】
さらに、本実施形態では、端末2にユーザプロフィール26を保持する。そして、端末2は、行動履歴ファイル22およびユーザプロフィール26に広告差替ロジック25を適用し、当該ユーザに表示する広告を選択する。
【0047】
<端末2のメモリエリアの構成>
図3に、端末2のメモリエリアの構成を示す。このメモリエリアは、端末2が有する不図示のハードディスク、半導体メモリ、強誘電体メモリ(FRAM)またはリムーバルディスク等に確保される。
【0048】
半導体メモリは、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。また、リムーバルディスクは、例えば、DVD−RW、DVD−RAM等である。
【0049】
図3に示すように、本実施形態の端末2のメモリエリアは、ユーザエリア7とプロバイダエリア8とに分割されて使用される。ユーザエリア7は、ユーザがデータを書き込み、あるいは、データを消去できる領域である。
【0050】
さらに、このユーザエリア7は、オープンエリア71とクローズエリア72に区分されている。オープンエリア71は、例えば、P2P(peer to peer)コミュニケーションに利用される。すなわち、他のユーザからのアクセスを許容し、他のユーザに開放する情報、映像、音データ等のコンテンツが格納される。
【0051】
クローズエリア72は、他のユーザからのアクセスを許容しないプライベートな領域である。
【0052】
一方、プロバイダエリア8は、ユーザがデータを書き込み、または、データを消去することができない領域である。このプロバイダエリア8は、ユーザと契約したプロバイダがデータを蓄積する領域である。
【0053】
さらに、このプロバイダエリア8は、アクセサブルエリア81とストックエリア82に区分される。アクセサブルエリア81は、ユーザが読み出し専用でアクセスできる領域である。一方、ストックエリア82は、ユーザがアクセスできず、プロバイダ(データ放送等を通じたサーバ1からの指令による端末2上のプロバイダ用プログラム)のみがアクセスできる領域である。
【0054】
このストックエリア82には、図2に示したオブジェクトの蓄積エリア20、追加オブジェクトの蓄積エリア21、行動履歴ファイル22および端末広告差替ロジック25が格納される。
【0055】
本情報システムでは、このストックエリア82へのアクセスは、プロバイダ(サーバ1)に対応する特権プログラム(サーバ1との通信プログラムおよび広告選択ロジック25を実行するCGI)に対してのみ認められる。
【0056】
すなわち、サーバ1は、特権プログラム(通信プログラム)を介して、端末広告差替ロジック25をストックエリア25に蓄積する。また、サーバ1は、特権プログラム(CGI)に、端末広告差替ロジック25を実行させる。
【0057】
<データ構造>
図4に、出力デバイス24に出力される情報の構造を示す。この情報は、出力デバイス24の画面に表示される映像や、スピーカから出力される音等である。
【0058】
また、画面に表示される映像は、番組画面41とバナー広告スペース42とから構成される。
【0059】
このうち、バナー広告用スペース42には、CGI(Common Gateway Interface)の実行により、まず、バナー広告の画像が表示され、ユーザがそのバナー広告をクリックすると、番組に対応する広告が選択されて表示される。
【0060】
図4の例では、広告表示用CGIはhttp://ad.dent.com/adf/serverに格納されている。本情報システムでは、このCGIの格納先は、端末2の内部(図3のアクセサブルエリア81)である。
【0061】
端末2のブラウザは、図4のHTMLソースを受けとると、そのウェブページを端末2の画面に表示する。このとき、まず、ブラウザは、<IMG SRC=”http://ad.dentsu.com/adf/server?req=ig&id=54” WIDTH=”468” HEIGHT=”60” BORDER=”0”alt=””>というHTMLソースにより、CGI(http://ad.dentsu.com/adf/server)に、req=ig&id=54” WIDTH=”468” HEIGHT=”60” BORDER=”0”alt=””というパラメータを送信し、バナー広告として表示する画像(広告素材)を要求する。
【0062】
ここで、req=igは、画像ファイルを要求する指定であり、id=54は、その画像を表示する広告枠番号である。また、WIDTH、HEIGHT、およびBORDER等のパラメータにより、画像の寸法、境界線の有無を指定している。
【0063】
CGIから画像が送信されると、ブラウザは、その画像をバナー広告として表示する。そして、そのバナー広告がクリックされると、ブラウザは、さらに、同じCGIに、req=ic&id=54”というパラメータを含むリクエストを送信する。ここで、req=icは、バナー広告に対するリダイレクトの指定である。リダイレクトとは、ブラウザーからのウェブページへのアクセスに対して、そのブラウザを別のウェブページへの表示に切り換えさせることをいう。
【0064】
このリクエストにより、CGIは、上記クリックに対するリンク先、すなわち、当該ユーザに表示すべき広告を選択し(このとき、広告差し替えロジック25が実行される)、その格納先のURLをブラウザに返す。ブラウザは、返されたリンク先を画面に表示する。
【0065】
このように、本情報システムでは、同一のCGI(http://ad.dentsu.com/adf/server)がバナー広告の提供と、リンク先へのリダイレクト(広告差し替えロジック)を実行する。どちらの処理を実行するかは、req=igまたはreq=icというパラメータにより指定される。ただし、バナー広告の画像の提供と、リンク先へのリダイレクトを異なるCGIにより実行させてもよい。
【0066】
端末2で表示される番組(コンテンツ)は、番組IDで識別され、番組名を有し、番組エピソードとリンクされている。端末2が番組を表示するとき、番組エピソードが検索される。エピソードは、複数のコンテンツファイル(HTML、画像、オブジェクト動画など)を有し、広告枠もその一つである。
【0067】
図4のエピソードにリンクされるオブジェクト動画は番組画面41に表示される番組の本編である。また、広告枠には、広告サーバを起動するCGIが記述される。このCGIの実行により、広告差し替えロジックが実行され、広告素材(バナー等)および広告が選択され、バナー用広告スペース42に表示される。
【0068】
ここで、番組、エピソード、広告枠は、コンテンツの論理的なレイヤを表している。すなわち、番組は、複数のエピソードを持つ。さらに、エピソードは、複数の広告枠を持つ。そして、これらのエピソードや広告枠は、は具体的なオブジェクト動画、広告素材と対応付けられる。
【0069】
図5に、端末2に保持されるユーザプロフィール26の例を示す。図5に示す表の各行がユーザプロフィール26の1レコードに相当し、ユーザ1人分のプロフィールを記録する。
【0070】
このユーザプロフィール26は、UserID、性別、年齢、家庭内役割、Q1、Q2、...、Qnという項目を有している。このうち、UserIDは、各ユーザを識別する情報である。ユーザが端末2の電源を入れ、ユーザごとに割り当てられたボタンを押下することにより端末2がUserIDを取得し、そのUserIDに対応するユーザプロフィール26を読み出す。このボタンは、例えば、リモートコントローラ上でユーザごとに割り当てられたボタン、あるいは、出力デバイス24の画面上に表示されるトグルボタン(GUI)等である。
【0071】
サーバ1は、端末2から送信された情報を受信し、どのユーザが現在視聴中であるかを認識する。また、家庭内役割とは、例えば、世帯主、世帯主の妻、世帯主の長女等、世帯主との続柄で家族を表現する情報である。
【0072】
Q1〜Qnは、アンケートに対する回答結果である。例えば、Q1は、「インスタント食品に抵抗がないですか?」という問い合わせに対するYesまたはNoの回答である。また、Q2は、「年に何回くらい劇場で映画を見ますか?」という問い合わせに対する回答である。
【0073】
図6に、表示用広告データベース21のデータ例を示す。表示用広告データベース21は、ユーザに現在表示されている番組に対してどの広告を組み合わせるかを決定する。本表示用広告データベース21は、ユーザのコンテンツの視聴実績に対して、効果の大きい推奨広告が設定されている。
【0074】
図6に示したデータは、情報が公開されることを前提に予め協力を依頼した特定のユーザ(以下モニタという)について、そのモニタが視聴したコンテンツと、そのモニタに効果があった広告の組み合わせを記録する。
【0075】
すなわち、表示広告用データベース21の各レコードは、UserID、広告枠番号、広告ID、広告素材、コンテンツA、コンテンツB、・・・コンテンツM等の各フィールドを有している。
【0076】
UserIDは、現在視聴中のユーザまたはモニタを識別する情報である。現在視聴しているユーザをUserIDで区別するのは、現在視聴中のユーザと同じ(または類似した)プロフィールを持っているモニタから集計された表示広告用データベース21のデータを用いるためである。
【0077】
例えば、現在視聴しているユーザが世帯主であった場合、そのユーザにはモニタの世帯主達を集計して計算した表示広告用データベース21のデータを適用する。また、同様に現在視聴しているユーザが専業主婦であるならば、モニタの専業主婦を集計した表示広告用データベース21のデータを適用する。これにより、効果のある広告素材を選択する確率を高めることができる。
【0078】
広告枠番号は、UserIDで指定されたユーザが現在視聴中の番組に組み込まれている広告枠を識別する番号である。
【0079】
広告IDは、その広告枠に表示する広告を識別する情報である。広告素材は、その広告の開始を受け付けるオブジェクト(バナー、アイコン、ボタン等)の格納先を示す情報(例えばURL等)である。
【0080】
コンテンツA〜コンテンツMのフィールドに示されたθa1'等は、過去の所定日時から現在までの期間における各コンテンツの視聴実績(例えば、各番組の過去1月の視聴回数)である。端末2は、これらのコンテンツA〜Mのフィールドの値と、ユーザの実際の視聴実績を比較する。そして、図6の表からユーザの視聴実績に近い行を選択し、その行に定義された広告IDの広告を推奨広告として選択して表示する。
【0081】
推奨広告とは、上記コンテンツA〜Mの視聴実績を有するユーザに効果的であると想定される広告をいう。このようなコンテンツの視聴実績と、そのような視聴実績を有するユーザに対して表示すべき広告との対応関係は、モニタ調査の結果に基づき設定される。
【0082】
ただし、本表示用広告データベース21では、UserIDごとに区分して視聴実績と推奨広告の組み合わせを有することができる。これは、同一の視聴実績を有するユーザであっても、ユーザの特性により適切な広告が異なる場合があるからである。
【0083】
すなわち、UserID=1(当該世帯の世帯主)、UserID=2(当該世帯の妻)、UserID=3(当該世帯の長女)等、ユーザに応じて、異なる組み合わせを設定してもよい。
【0084】
そして、例えば、今、UserID=1の世帯主が、広告枠番号54が組み込まれた番組を視聴中であるとする。この場合、図6に示した表示用広告データベース21のUserID=1、広告枠番号=54の行のいずれかが、その世帯主の視聴実績に基づき選択されることになる。
【0085】
図7に、ユーザの行動履歴をサマライズしたステータステーブルのデータ例を示す。図7の表の各行が、ステータステーブルの1レコードに相当し、ユーザ1人分のコンテンツの視聴実績を記録する。図7のように、ステータステーブル各レコードは、UserIDと、コンテンツA〜M等のフィールドを有している。
【0086】
UserIDは、端末2を使用する各ユーザを識別する情報である。また、コンテンツA〜M等のフィールドには、各ユーザごとの所定期間におけるコンテンツの視聴回数を記録する。視聴回数は、行動履歴ファイル22から各ユーザによるコンテンツの視聴回数を集計した結果である。
【0087】
そして、端末2は、この視聴回数の組み合わせ(Xa〜Xm)と最も一致する視聴回数のパターンを、ユーザごとに、表示用広告データベース21の行から検索する。そして、端末2は、その行に定義された広告IDの広告を選択し、当該ユーザに表示する。
【0088】
図8は、端末2に保持されるリダイレクト用CGI管理テーブルの例である。リダイレクト用CGI管理テーブルには、各広告IDの広告を表示するCGIへのURLを記録する。すなわち、端末2は、図7のステータステーブルと、図6の表示用広告データベース21から表示すべき広告IDを設定し、広告素材で指定されるオブジェクト(例えば、バナー広告の画像)を表示する。そして、さらに、そのオブジェクトがユーザによって選択(例えば、リモートコントローラ等で決定)されると、その広告をリダイレクト用CGIにより表示する。リダイレクト用CGI管理テーブルには、各広告IDに対応するリダイレクト先のCGIを保持する。
【0089】
<ステータスのマッチング手順>
ここでは、図7のステータステーブルのデータに対して、図6の表示用広告データベース21(UserIDおよび広告枠番号の一致する行)から最も適合するコンテンツの視聴実績を選択する手順(以下、マッチング手順という)を説明する。
【0090】
このような評価関数の例(ここでは評価関数の値が小さいものがより望ましいマッチングを示す)としては、本実施形態では、以下の数1を使用する。
【0091】
【数1】
Figure 0004658439
(a)は、ステータス(例えば、コンテンツA〜Mの視聴実績)が表示用広告データベース21のコンテンツA〜Mの視聴実績値に示されたパターンに最も近いものを選択する評価関数である。この評価関数の機能を距離マッチングという。ただし、評価関数の値の最小値を達成するものが複数ある場合には、確率的に選択する、あるいは、若い番号順に表示するという規則を定めることで決定する。
【0092】
(b)の評価関数では、あるコンテンツツがθkl回以上露出されると、図6の表示用広告データベース21の行lが選択されるという評価関数である。この評価関数の機能を条件マッチングという。
【0093】
ただし、本発明の実施は、このようなマッチング手順に限定されるものではない。すなわち、IF、THEN、ELSEの形式で記述できるようなものであれば、どのようなマッチング手順でも使用できる。以上述べたマッチング手順と、上記表示用広告データベース21の内容が広告差替ロジック25(図2)に相当する。
【0094】
<作用>
本情報システムは、▲1▼事業者側でモニタの行動分析を行って、効率・効果の高いと思われる広告露出ルールを発見し、そのルールを一般ユーザの端末2に配信する、▲2▼各端末2において、配信されたルールに基づき、ユーザに露出する広告を選択する、という2つのステップを実行する。また、▲2▼の処理において、端末2は、端末2内でユーザの行動履歴を記録した行動履歴ファイル22(ログファイル)をステータステーブルにサマライズするプログラムと、ステータステーブルに基づき、最適と考えられる広告を選択するCGIとを実行する。
【0095】
図9は、事業者側でのルール作成、配信処理を示すフローチャートである。まず、事業者側で、広告キャンペーンの計画が作成される(S1)。広告キャンペーンの計画とは、広告対象の製品、販売方法(例えば、ディスカウントの有無)等の決定、広告素材の候補となる映像の選定等をいう。
【0096】
次に、モニタのプロフィールに基づき、モニタ対象の実験計画を立案し、実行する(S2)。すなわち、各モニタに対し、どの広告素材(バナー広告の画像、バナー広告をクリックした後表示される広告コンテンツ等)の反応がよいかを測定する。そのため、サーバ1は、各モニタの端末2に対して、計画的に広告素材を露出し、モニタの応答を端末2のログに記録させる。
【0097】
次に、サーバ1は、モニタの端末2からログを回収し、広告の露出(例えば、バナー広告に対するクリック)の有無、コンテンツ視聴履歴を分析する(S3)。例えば、バナー広告のクリック率が高いのは、どういう番組ジャンルを多く見る人かなどを分析する。このような分析結果をアソシエーションルール(以下、単にルール)といい、データマイニング手法の一つとしてすでに提案されている。このルールは、図2に示した広告差替ロジック55を構成する。また、ルール導出のため様々なベンダーから、相関分析や主成分分析等の分析を実行する分析パッケージプログラムが提供され、このようなルールの導出に利用されている。
【0098】
次に、サーバ1は、生成されたルールの精度が十分か否かを判定する(S4)。例えば、モニタによるサンプルの出現頻度が所定の基準値に達しない場合(データの信頼性が低い場合)、モニタにより、クリック率が所定値以上の広告素材がなかった場合(効果的な広告素材が見いだせない場合)には、サーバ1は、事業者に精度が十分でないとのメッセージを通知する。そこで、事業者は、S2の処理に戻り、再度、実験計画を立案する。
【0099】
一方、S4の判定で、生成されたルールの精度が十分であった場合、サーバ1は、一般ユーザの端末2に、ルールを配信する(S5)。端末2は、ルールを表示用広告データベース21のデータおよび上記マッチングを実行するプログラムとして蓄積し、このルールにしたがい、広告選択処理を実行する。
【0100】
次に、サーバ1は、一般ユーザに対する成果を計測する(S6)。一般ユーザに対する成果は、特定サイト(放送局もしくは広告主の管理下)のトラフィックの増加や、広告対象商品、広告対象サービスへの成約率の増加として計測できる。このように、一般ユーザに対する成果は、ユーザ全体で集計・サマライズされた形でしか取得できない。
【0101】
次に、サーバ1は、成果が予想通りか否かを判定する(S7)。例えば、広告対象の商品またはサービスに関連するウェブページでのアンケート応募件数、その商品やサービスへの問い合わせ件数の増加率を所定の予測値と比較する。
【0102】
サーバ1の判定で成果が予想通りであった場合、事業者は、S1のステップへ戻る。一方、成果が予想通りでなかった場合、ユーザの端末2から、ユーザの承諾を得て、モニタログを回収し、予想がはずれた原因の詳細分析を行う(S8)。
【0103】
図10に、行動履歴に基づいたカスタマイズド広告の提供手順を示す。この処理では、端末2は、ユーザの操作にしたがい、広告表示プロセスを起動する(S10)。
【0104】
次に、端末2は、ユーザの入力操作からユーザIDを取得する。また、端末2は、広告枠番号(図10では、広告スペースID)等のパラメータを表示中の情報から取得する(S11)。
【0105】
次に、端末2は、ユーザプロフィールを読み出す(S12)。ユーザプロフィールは、各ユーザから提供を許諾され、端末2に記録されている。
【0106】
次に、端末2は、広告表示プロセスに引き渡されたパラメータ、時刻等から表示すべき広告の特性を表示用広告データベース21で特定する。これは、例えば、図6の表示用広告データベース21において、UserIDと広告枠番号から、使用するレコードを絞る処理である。次に、端末2は、ユーザの行動履歴を記録したログ、またはステータス(行動履歴のサマライズ結果)を取得する(S14)。
【0107】
そして、端末2は、利用者のステータス(例えば、当該ユーザのコンテンツ視聴実績)と、表示用広告データベース21のデータ(モニタから収集したコンテンツ視聴実績等)を比較する(S15)。この比較は、例えば、条件マッチングや、距離マッチング等による。
【0108】
次に、端末2は、表示用広告を決定する。そして、表示用広告データベース21に記録された広告IDに基づき、広告素材(例えば、バナーの画像)を表示する(S16)。また、このとき、ユーザが広告素材を選択すると、その広告IDに対応するCGIが実行され、広告コンテンツが表示される。
【0109】
次に、端末2は、その広告素材の表示記録、および広告コンテンツの表示の有無を行動履歴ファイル22に記録する。さらに、端末2は、行動履歴ファイル22に記録した内容をステータステーブルに反映する。
【0110】
この行動履歴ファイル22は、所定の期間、例えば、過去1日、1週間、あるいは1ヶ月等において特定されたユーザの行動履歴を記録するようにすればよい。また、期間を規定せず、所定のデータ容量、例えば、10Kバイト、1Mバイト等のファイル容量を各ユーザにの行動履歴ファイル22に割り当て、そのファイル容量が満たされると、順次古い行動履歴を削除するようにしてもよい。
【0111】
<実施形態の効果>
以上述べたように、本情報システムによれば、端末2のユーザの個人情報や日常生活に係る行動履歴を第三者に開示することなく、個人情報や行動履歴に適合する情報をユーザに提供できる。
【0112】
また、この情報システムでは、適切な情報を選択するための広告差替ロジックが、モニタ調査の結果に基づき、サーバ1から端末2に配信される。このため、モニタにおいて実績を得た広告差替ロジックを用いて、端末2内のローカルな広告の差替を実現できる。
【0113】
<利用者の行動に基づく広告の選択>
上記実施形態では、利用者の行動を行動履歴ファイル22に記録し、その行動履歴をステータステーブルに反映した。そして、そのユーザのステータスとモニタから収集したコンテンツ視聴実績を比較し、ユーザに表示する表示用広告を決定した。しかし、本発明の実施は、このような構成や手順には限定されない。
【0114】
例えば、必ずしも行動履歴を記録する必要はない。すなわち、直近または現在時点のユーザの行動を特定し、その行動に対応して、表示用広告を決定するようにしてもよい。
【0115】
その場合、表示用広告データベース21には、モニタが直近または現在時点において取った行動と、その行動後のモニタに対する表示により効果があった広告を記録するようにすればよい。
【0116】
<その他の変形例>
上記実施形態では、作成されたルール(広告差替ロジック)による一般ユーザに対する成果は、特定サイト(放送局もしくは広告主の管理下)のトラフィックの増加等により計測した。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。
【0117】
例えば、端末2において、一般ユーザの応答をユーザの許諾を得た範囲で抽象化し、サーバ1に報告するようにしてもよい。
【0118】
上記実施形態では、表示用広告データベース21において、特定のコンテンツA〜Mの視聴実績に対して最適な推奨広告を設定し、そのような視聴実績とのマッチングにより、視聴者に表示する広告を決定した。しかし、本発明の実施は、そのような手順には限定されない。例えば、このようなコンテンツは、番組の本編である必要はなく、広告コンテンツであってもよい。
【0119】
また、例えば、視聴者が特定の商品を購入したか否か、特定のサービスを受けたか否か、その購入量や購入頻度等、視聴者の購買履歴とのマッチングにより、視聴者に表示する広告を決定してもよい。すなわち、視聴者が図3のメモリ領域に構築されたバーチャルショールームやバーチャルショップにおいて購入した商品やサービスの購入実績を行動履歴として記録してもよい。
【0120】
バーチャルショールームやバーチャルショップは、例えば、図3のプロバイダ領域8に格納したウェブページとして構築できる。また、バーチャルショールームやバーチャルショップから事業者への注文情報は、電子メールで発信すればよい。
【0121】
このような行動履歴により、例えば、自動車を購入したユーザにそのユーザの居住地からドライブに適した観光地の観光案内を表示させればよい。また、特定の間隔で特定の商品、例えば化粧品を購入するユーザには、その購入間隔から次の購入時期を予測し、新商品の広告を表示させるようにすればよい。
【0122】
さらに、行動履歴から特定の商品の購入量が増加している場合には、お買い得プランを含む広告を提示し、さらに、購入量を増加させればよい。逆に、動履歴から特定の商品の購入量が減少している場合には、代替商品の提案となる広告を提示してもよい。
【0123】
このように、本情報システムによれば、ユーザの行動履歴に応じて、その時々で最適と想定される情報をモニタ調査の実績に基づき、ユーザのローカルな装置で提供するように、情報の表示を制御できる。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、視聴者への情報提供において、視聴者の個人情報や家庭内情報を確実に保護した上で、当該視聴者に適合する情報を選択し、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のブロードバンド(広帯域通信)を利用したカスタマイズド広告の例
【図2】 本発明の一実施形態に係る情報システムの構成図
【図3】 端末2のメモリエリアの構成図
【図4】 出力デバイス24に出力される情報の構造を示す図
【図5】 端末2に保持されるユーザプロフィール26の例
【図6】 表示用広告データベース21のデータ例
【図7】 ステータステーブルのデータ例
【図8】 リダイレクト用CGI管理テーブルの例
【図9】 事業者側でのルール作成、配信処理を示すフローチャート
【図10】行動履歴に基づいたカスタマイズド広告の提供手順を示す図
【符号の説明】
1 サーバ
2 端末
5 分析サーバ
6 被験者端末
10、11、20、21 オブジェクトの蓄積エリア
12、22 ユーザの行動履歴
23 入力デバイス
24 出力デバイス
25、55 広告差替ロジック

Claims (8)

  1. 利用者の入力操作を検出する操作手段と、
    前記操作手段への利用者の入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツの視聴に対する要求を特定する手段と、
    前記利用者ごと、前記要求対象のコンテンツの種類ごとに、前記要求の回数を含む、要求履歴を記録する履歴記録手段と、
    モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴に対する視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記要求対象のコンテンツの種類ごとのモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定される、前記それぞれのコンテンツの視聴に対する要求の基準回数との関係を記録する情報記録手段と、
    前記要求対象のコンテンツの種類ごとの前記利用者の要求履歴中の要求の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数よって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場合の適性に係る評価値を算出する手段と、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択手段と、
    前記選択された推奨情報を出力する手段と、を備える情報提供装置。
  2. 利用者の入力操作を検出する操作手段と、
    前記操作手段への利用者の入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツの視聴に対する要求を特定する手段と、
    前記利用者ごと、前記コンテンツの種類ごとに、そのコンテンツの視聴の回数を含む、視聴履歴を記録する履歴記録手段と、
    モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記コンテンツの種類ごとのモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定される、前記それぞれのコンテンツの視聴の基準回数との関係を記録する情報記録手段と、
    前記コンテンツの種類ごと前記利用者の視聴履歴中の視聴の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数によって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場
    合の適性に係る評価値を算出する手段と、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択手段と、
    前記選択された推奨情報を出力する手段と、を備える情報提供装置。
  3. 前記情報記録手段は、ユーザのアクセスを排除した保護領域に構成される請求項1または2に記載の情報提供装置。
  4. 利用者の入力操作を検出する操作装置および情報を出力する出力装置を制御する制御装置であり、
    前記操作装置への入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツの視聴に対する要求を特定する手段と、
    前記利用者ごと、前記要求対象のコンテンツの種類ごとに、前記要求の回数を含む、要求履歴を記録する履歴記録手段と、
    モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴に対する視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記要求対象のコンテンツの種類ごとのモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定される、前記それぞれのコンテンツの視聴に対する要求の基準回数との関係を記録する情報記録手段と、
    前記要求対象のコンテンツの種類ごとの前記利用者の要求履歴中の要求の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数によって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場合の適性に係る評価値を算出する手段と、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択手段と、
    前記選択された推奨情報を前記出力装置に出力させる出力制御手段とを備える制御装置。
  5. 利用者の入力操作を検出する操作装置および情報を出力する出力装置を制御する制御装置であり、
    前記操作装置への入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツに対する視聴要求を特定する手段と、
    前記利用者ごと、前記コンテンツの種類ごとに、そのコンテンツの視聴の回数を含む、視聴履歴を記録する履歴記録手段と、
    モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記コンテンツの種類ごとのモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定される、前記それぞれのコンテンツの視聴の基準回数との関係を記録する情報記録手段と、
    前記コンテンツの種類ごとの前記利用者の視聴履歴中の視聴の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数によって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場合の適性に係る評価値を算出する手段と、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択手段と、
    前記選択された推奨情報を前記出力装置に出力させる出力制御手段とを備える制御装置。
  6. 前記情報記録手段は、ユーザのアクセスを排除した保護領域に構成される請求項4または5に記載の制御装置。
  7. コンピュータに利用者の入力操作を検出する操作装置および情報を出力する出力装置を制御させ、利用者に情報を提供させるプログラムであり、
    前記コンピュータは前記利用者ごと、それぞれのコンテンツの種類ごとに、コンテンツの視聴に対する要求の回数を含む、要求履歴を記録する履歴記録手段と、モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴に対する視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と前記コンテンツの種類ごとのモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定される前記それぞれのコンテンツの視聴に対する要求の基準回数との関係を記録する情報記録手段と、を有し、前記コンピュータに、
    前記操作装置への入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツの視聴に対する要求を特定するステップと、
    前記特定された要求対象のコンテンツの種類ごとに、前記要求の回数を含む、要求履歴前記履歴記録手段に記録するステップと、
    前記履歴記録手段から前記利用者について、前記要求対象のコンテンツの種類ごとの前記要求の回数を読み出すステップと、
    前記情報記録手段から、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記要求対象のコンテンツの種類ごとの前記実績値として決定される、前記それぞれのコンテンツの視聴に対する要求の基準回数との関係を読み出すステップと、
    前記要求対象のコンテンツの種類ごとの前記利用者の要求履歴中の要求の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数によって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場合の適性に係る評価値を算出するステップと、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択ステップと、
    前記選択された推奨情報を前記出力装置に出力させる出力制御ステップとを備えるプログラム。
  8. コンピュータに利用者の入力操作を検出する操作装置および情報を出力する出力装置を制御させ、利用者に情報を提供させるプログラムであり、
    前記コンピュータは前記利用者ごと、コンテンツの種類ごとに、コンテンツの視聴の回数を含む、視聴履歴を記録する履歴記録手段と、モニタ端末でのモニタ対象ユーザの前記コンテンツの視聴に対する視聴の回数と前記モニタ対象ユーザに提供したときに所定以上の応答が検知された推奨情報との関係から決定される関係であって、前記利用者に提供されるべき推奨情報と前記コンテンツの種類ごとにモニタ対象ユーザの視聴の回数の実績値として決定されるそれぞれのコンテンツの視聴の基準回数とを記録する情報記録手段と、を有し、前記コンピュータに、
    前記操作装置への入力操作を通じて利用者のそれぞれのコンテンツの視聴に対する要求を特定するステップと、
    視聴されたコンテンツの視聴の回数を視聴履歴として前記履歴記録手段に記録するステップと、
    前記履歴記録手段から前記利用者について、コンテンツの種類ごとの視聴の回数を読み出すステップと、
    前記情報記録手段から、前記利用者に提供されるべき推奨情報と、前記コンテンツの種類ごとの前記実績値として決定される前記視聴の基準回数との関係を読み出すステップと、
    前記コンテンツの種類ごとの前記利用者の視聴履歴中の視聴の回数と前記基準回数との差分を2乗した項の和を含む評価関数によって、前記利用者に前記推奨情報を提供する場合の適性に係る評価値を算出するステップと、
    前記評価値により最適とされる推奨情報を前記情報記録手段に記録された前記関係から選択する選択ステップと、
    前記選択された推奨情報を前記出力装置に出力させる出力制御ステップとを備えるプログラム。
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