JP5248004B2 - 床材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、床材及びその製造方法に関する。
ピアノ、オルガン等高級楽器に用いる天然木単板貼り化粧板で、表面塗膜を美しく鏡面状に保つため熱硬化性樹脂含浸紙を中芯と天然木単板の間にはさみ貼合したものがある(特許文献1参照)。
特許文献1記載の発明の第一の目的は、注意深い配慮と且つ多大な時間を必要とした塗装工程を簡略化することにある。第二の目的は温湿度の変化による芯材の動きとか、接着剤水分の移動拡散による芯材の伸縮が塗膜平滑性を劣化させることを防ぐことにある。第三の目的は塗膜平面から芯材内部に湿気が侵入し拡散伝達するのを防ぎ、もって塗膜の平滑性を保つことにある。
又、床材として、床材の表面を硬くし各種の傷を防ぐため、基材合板の両面にMDF(中比重繊維板〔JIS A5905〕)を貼着しその一面に天然木単板を貼ったもの、あるいは合板と天然木単板の間に薄いMDFを1層はさみ込むものもある。これは、一般的に合板表面よりMDF表面の方が硬いことによる(例えば特許文献2)。
特公明58−47347 特開2003−27731
合板に天然木単板や化粧紙を直接貼着した床材は、キャスター車輪のおし傷とか、小物等を落とした落下傷が入り易いという問題がある。
また、合板の色は赤系、褐色系、黄色系、ホワイト系と多種多様であり、杢理と一体の模様をつくっている。この合板に色の淡い天然木単板、例えばシナ、ホワイトオーク、メイプル、又は色の淡い化粧紙を直接貼着すると合板の色が反映し、色違いの床材となる。又化粧紙の場合は厚みが薄い(厚いものでも100μmくらい)ので、合板杢理、特に導管溝が化粧紙面に浮き出て見苦しくなる。
また、近年、木材資源が枯渇しだし、合板に用いられる木材も品質が低下してきた。合板表面には開口した割れ、虫穴、抜け節等が多くなり入念なパテ補修とその後のサンダー掛けをして対応している。このパテ補修の負担を軽減し、生産作業能率を上げることが望まれている。
又近年針葉樹合板が広く使われるようになった。しかし針葉樹は年輪の早材部と晩材部の硬さの差が激しく床材にしたあと表面に杢理が映し出されたり、あるいは、特に早材部に擦り傷、押傷が入りやすく改良が望まれている。
床材の硬度を上げる為天然木単板と基材合板の間に繊維板を一層挿みこむものが有る。繊維板はMDFが使われる事が多い。合板両面に同じ厚みのMDFを貼り反りのバランスを取ったものとか、薄い(1mmから1.3mm)MDFを1枚貼ったものが有る。
MDFは合板に比べ吸水厚さ膨張率(JIS A5905)が2倍以上高いので吸水吸湿をすると膨張し乾燥しても元に戻らない。床材雌実上側突出部、雄実突出部のMDFが吸水吸湿すると反って変形し雌実、雄実の嵌合がうまくいかない事が起こる。又床材施工後も吸水吸湿すると床材どうしの突き付け部に段差を生じることがあり改良が望まれている。
同じ厚みで、合板の床材と上下面にMDFを貼ったものとを比較すると、後者は合板上下面のMDFの占める割合が多くなるほど曲げ強さ(JIS A5905)が低下する問題がありこれを補う為床材の厚さを増して対応しているが重くなってしまう。
薄いMDFの場合は厚さ2.5mmから3.0mmの大板を上下2枚に割りさいて2枚とする。例えば、厚さ2,5mmを二枚にして、1.2mmとし、サンダーを複数回かけて1.0mm厚さのMDFとする。この作業は高度の生産技術を要求され、結局、経済的に割高となる。
床材に使われるMDF原料はラワン系が多いので色は暗褐色をしている。天然木単板の色がメイプル等淡いもの、或は色の淡い化粧紙を用いた場合、V溝加工をすると下にあるMDFの暗褐色の色が現れ意匠的に違和感を与える。以上のような問題点の改良が望まれている。
本発明の目的は、耐キャスター性や耐衝撃性に優れ、また、意匠性にも優れた床材を提供することにある。
また、本発明の目的は、そのような床材を、層間の剥離を抑制して効率的且つ経済的に製造することができる床材の製造方法を提供することにある。
本発明は、紙に、メラミン系樹脂、フェノール樹脂又はジアリルフタレート樹脂を主要成分とする熱硬化性樹脂を含浸させた後、硬化させて得られる樹脂含浸紙が、木質系基材の少なくとも一方の面に接着剤を介して接合されており、該樹脂含浸紙における前記木質系基材側とは反対側の面に、天然木単板又は化粧紙を主体とする意匠層が設けられている床材を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明は、請求項1記載の樹脂含浸紙と木質系基材とを、前記木質系基材と前記樹脂含浸紙との間に接着剤を介在させて圧締し、含浸紙一体化基材を得る第1接合工程、及び前記含浸紙一体化基材と天然木単板又は化粧紙とを、該含浸紙一体化基材における樹脂含浸紙と該天然木単板又は該化粧紙との間に接着剤を介在させて圧締する第2接合工程を具備し、第2接合工程は、第1接合工程後、又は第1接合工程と同時に行うことを特徴とする、床材の製造方法を提供するものである。
本発明の床材は、耐キャスター性や耐衝撃性に優れ、また、意匠性にも優れている。
本発明の床材の製造方法によれば、そのような床材を、層間の剥離を抑制して効率的に製造することができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の床材の一実施形態であるフローリング用の床材1を示す断面図である。
本実施形態の床材1においては、紙に、メラミン系樹脂、フェノール樹脂又はジアリルフタレート樹脂を主要成分とする熱硬化性樹脂を含浸させた後、硬化させて得られる樹脂含浸紙2が、木質系基材3の一方の面に接着剤を介して接合されており、該樹脂含浸紙2における木質系基材3側とは反対側の面に、天然木単板又は化粧紙を主体とする意匠層4が設けられている。
本発明の床材に用いられる樹脂含浸紙は、紙に、熱硬化性樹脂を含浸させた後、硬化させて得られるものである。
熱硬化性樹脂を含浸させる紙としては、クラフト紙、チタン紙、及び建材用プリント原紙等を用いることができ、その坪量は60〜280g/m2 であることが好ましい。これらの紙の中でもクラフト紙が好ましく、特に、樹脂が浸透し紙の中の空気が抜け易くした含浸用クラフト紙が好ましい。
含浸用クラフト紙は、長繊維のパルプの量を増して紙力を高めてあり、また、水が浸透し易くするためサイズ剤を用いていない。含浸用クラフト紙は、透気抵抗度(ガーレー,JIS P8117:1998、以下、透気抵抗度と記載する。)が、厚みにより異なるが、10秒/100ml前後と空気が抜けやすい。
本発明に用いる樹脂含浸紙は、樹脂含浸紙と木質系基材との間及び/又は含浸紙一体化基材と天然木単板又は化粧紙との間に層間剥離が生じさせないようにすることと、優れた耐キャスター性及び耐衝撃性とを両立させる観点から、透気抵抗度が、10〜500秒/100mlであることが好ましく、より好ましくは10〜50秒/100mlであり、更に好ましくは10〜20秒/100mlである。
紙に含浸させる熱硬化性樹脂としては、メラミン系樹脂、フェノール樹脂又はジアリルフタレート樹脂を主要成分とする熱硬化性樹脂が用いられる。熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂を主要成分とするものを用いることもできる。
メラミン樹脂を主体とした熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂単体、メラミン・尿素共縮合樹脂、メラミン樹脂液と尿素樹脂液を混合したもの、及びこれらの樹脂の各種変性品等を用いることができる。
熱硬化性樹脂の含浸に用いる含浸機は、浸漬方式、スクイーズ方式、及びこの両者を組み合わせたもの等を用いることができる。
熱硬化性樹脂の含浸させた後の紙は、加熱手段により加熱し、熱硬化性樹脂を硬化させることで、樹脂含浸紙が得られる。
樹脂含浸紙の製造方法について、坪量60g/m2 から280g/m2 のクラフト紙にメラミン系樹脂を主体とする硬化性樹脂を、乾燥重量で60g/m2 から300g/m2 含浸させ、硬化させて樹脂含浸紙を得る場合を例に、より具体的に説明する。尚、この方法によれば、厚み120μmから750μmの樹脂含浸紙が得られる。
含浸機で用いる樹脂濃度は30〜50%ぐらいで、pH4.5〜pH5.5ぐらいであることが好ましい。pHが低すぎると含浸紙が劣化するおそれがあり、中性に近すぎると樹脂の硬化が不充分となる。
含浸樹脂量は原紙重量の50%から120%(乾燥重量換算)が好ましく、50%以下では硬さが十分ではなく、120%を越すと、次第に含浸紙が硬くなり割れやすくなる。あるいは含浸紙表面が樹脂で詰まり、接着剤浸透が不充分となり、接着不良等、接着性に問題が出てくる。
樹脂含浸した後、70℃から130℃の熱風で2分から15分乾燥後、所定の寸法に裁断し、枚葉にしたり、あるいはロール巻きとする。含浸紙自体のバーコル硬度は数枚重ね合せて測定したときに25度から45度が得られる。25度未満では床材の硬さを十分出すことができない恐れがあり、45度を超えると割れやすくなり作業性が悪くなる。バーコル硬度は、米国のバーバー・コルマン社(BARBER−COLMAN COMPANY)製のバーコル硬度計GYZJ−936タイプにて測定した値である。
本発明の床材においては、上述のようにして得られる樹脂含浸紙が、木質系基材の少なくとも一方の面に接着剤を介して接合されており、また、該樹脂含浸紙における前記木質系基材側とは反対側の面に、天然木単板又は化粧紙を主体とする意匠層が設けられている。
樹脂含浸紙と木質系基材側との接合による含浸紙一体化基材の製造及び含浸紙一体化基材に対する意匠層の形成は、例えば以下のようにして行われる。
樹脂含浸紙は、木質系基材との間に接着剤を介在させた状態で、該木質系基材と共にホットプレス法、コールドプレス法で加圧し、木質系基材と一体化させる。樹脂含浸紙と木質系基材とが一体化した複合材を、便宜上、含浸紙一体化基材又は含浸紙貼り合板と呼ぶ。
樹脂含浸紙と一体化させる木質系基材としては、床材等の内装建材に従来用いられている各種の材を用いることができ、例えば、合板(単板の繊維配向方向が交差したもの)、単板積層材(LVL、単板の繊維配向が揃っているもの)、パーティクルボード(OSB)、表面がMDFで中芯層がOSBの3層構造の一体成型複合ボード(例えば、商品名「Triboad」として市販されているもの)、PSL(parellel Strand Lumber)、LSL(Laminated Strand Lumber,例えば、商品名「Timber Strand」として市販されているもの)等が挙げられる。これらの中でも合板やLVLが好ましい。
含浸紙一体化基材のバーコル硬度は、例えば30度から48度になる。合板素板のバーコル硬度は樹種によりバラツキが大きいが10度から30度くらいである。
木質系基材として用いる合板あるいはLVLとしては、広葉樹系と針葉樹系があり、広葉樹系合板としてはラワン材、シナ材、ユーカリ材、ファルカタ材等を用いることができ、針葉樹系合板としてはラジアータパイン材、杉材、カラマツ材等を用いることができる。その他、ラワン材と針葉樹材を複合したもの、同行合板等が有る。合板の単板積層数は厚さにより増していくが、3プライ、5プライ、7プライのもの等、特に制限なく用いることができる。
なお、合板の表面には、開口した割れ、欠け又は虫孔等があり、パテ補修を複数回施した後サンドペーパー又はワイドベルトサンダーにて平滑にすることが好ましい。
樹脂含浸紙と木質系基材との接合に用いる接着剤としては、酢酸ビニル樹脂接着剤、酢酸ビニル樹脂にイソシアネート系架橋剤又は尿素樹脂を添加したもの、アクリル変性酢酸ビニル樹脂若しくはエチレン酢酸ビニル共縮合樹脂などが使用できるが、いずれもJAS規格タイプIの耐水力を出すものが好ましい。
ホットプレス法は生産性が良いが高温で貼着すると床材となってから反りが発生する危険があるが、熱盤温度100℃以下、圧締時間40秒から90秒、圧締圧力3kgf/cm から4.5kgf/cm で貼着することでこの危険を回避することができる。
コールドプレス法は貼着に時間がかかることが欠点であるが、床材となってから反りが発生する危険が少ないという利点がある。
このようにして得られた含浸紙一体化基材には、例えば、厚み0.2mmから2.0mmの天然木単板又はフロアー用化粧紙が接着剤を介して貼着され、更に塗装を施して意匠層が設けられる。天然木単板は、ホットプレス法で貼着し、フロアー用化粧紙はホットプレス法又はラミネーター法で貼着することが好ましい。
含浸紙一体化基材と天然木単板又は化粧紙との接合に用いる接着剤としては、樹脂含浸紙を合板等に貼着する場合に用いるものと同じものを使用できるが、耐水性はJAS規格タイプIに合格するものが好ましい。
さらに、天然木単板を貼る場合には単板に接着剤がにじみ上がる場合があるので、小麦粉を20重量%から30重量%混入することも可能である。
意匠層に天然木単板或はトップコートを施してない化粧紙を貼着したものは、塗装をして床材とする。
ピアノ・オルガンの塗装は美観を重要視し、鏡面に近い平滑性をいつまでも保つことにあるが、床材の塗装は実用上、水雑巾等で拭いたとき汚れが落ち易く、又、靴、スリッパ等による擦り傷が入り難くするために実施するものである。塗料は、ウレタン系塗料、ポリエステル系塗料が好ましく水系塗料も使用される。紫外線硬化法、熱風乾燥法或は電子線硬化法で塗装し、塗膜厚みは30μmから100μmくらいが適当である。
意匠層に用いるフロアー用化粧紙としては、表層トップコート層に減摩剤、セラミック等を混入し耐磨耗性を高めたものを用いることが好ましい。化粧紙原紙は樹脂内添紙とか樹脂含浸紙が使用でき、坪量30g/m2 から45g/m2 が適当である。坪量45g/m2 を超えると床材製作施工作業工程の内で原紙の間から剥離することがある。フロアー用化粧紙の厚みはトップコートを含んで60μmから100μmくらいが適当である。
尚、本発明の床材は、側面に、床材同士を連結するための実加工が施されていることが好ましい。実加工としては、例えば、図1に示すように、床材の相対向する一対の側面の一方に凸状部(雄実)5を形成し、他方に該凸状部と対応する溝(雌実)6を形成する。雄実及び雌実の断面形状は、各種公知のものを特に制限なく採用することができる。実加工として、一本の床材に、雄実及び雌実の何れか一方のみが設けられていても良い。
また、木質系基材と樹脂含浸しとを一体化する第1接合圧と、含浸紙一体化基材と天然木単板又は化粧紙とを一体化する第2接合工程とは、順次行うのに代えて、同時に行うことができる。
次に、実施例及び比較例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
坪量60g/m2 のチタン原紙に浸漬方式でメラミン樹脂(濃度45%、pH3.5)を含浸し、更に70℃〜130℃の熱風で10分間乾燥硬化させ含浸樹脂量60g/m2 (乾燥重量)、厚み143μm、バーコル硬度30度の含浸紙を得た。厚み5.5mm、3プライ合板にエチレン酢ビ共縮合樹脂接着剤を70g/m2 塗付しこの含浸紙をホットプレスにて貼着しバーコル硬度35°の含浸紙貼り合板(含浸紙一体化基材)を得る。
ホットプレス条件:熱盤温度80℃ 圧締圧力 4.0kgf/cm2 、圧締時間45秒
この含浸紙貼り合板に接着剤(酢酸ビニル樹脂接着剤にイソシアネート系架橋剤2.5%、小麦粉15%を添加混合)を80g/m2 塗付し、厚み0.25mmのホワイトオーク単板をホットプレスにて付着し意匠層を形成させる。
ホットプレス条件: 熱盤温度 90℃、圧締圧力 5.0kgf/cm2 、圧締時間 90秒
意匠層にウレタン樹脂塗料をロールコーターにて塗付、熱風乾燥で硬化させ、塗膜厚み40μmの床材を得た。
(比較例1)
実施例1において、含浸紙を貼着せずに直接ホワイトオーク単板を合板に貼着した以外は、実施例1と同様にして、床材を得た。
(評価)
得られた床材について、評価試験を行い、それらの結果を表1に示した。
1.床材の色差
ミノルタ(株)製色彩色差計CR−200を使用し、床材の色差(ΔE)を測定した。
具体的には、L* * * 表色系にて、各々試験片のL* * *の値を測定し、各々の組み合わせの中で、最大の色差(ΔE)を示す組み合わせを選び、その床材の色差(ΔE)とした。
2.キャスター試験
回転型ナイロンキャスターを使用し、意匠層の杢目に直行して、200mmの直線を20kgの荷重で10,000回往復させた。試験片を前後に動かし、1往復毎に1回程度キャスターに回転を加えた。出来た凹みの最も大きな箇所をダイヤルデプスゲージで測定し、6試験体測定の平均値をキャスターによる凹みとして表1に示した。
キャスター:ナイロン強化フェノール樹脂製シングルキャスター(ハンマートン社製 品番420G−MC50)
試験体寸法:幅150mm 長さは試験機固定台に合わせる。
3.バーコル硬度
バーコル硬度計(BARBERCOLMAN社製 品番「GYZJ−936」)を用いて測定した。床材表面30点づつを測定し平均値を採った(含浸紙貼り合板測定の場合も同様)。
測定は、バネで一定力に支えられた針を差し込む。差し込まれた針の深さを表現する。
バーコル硬度は、数値が小さい方が、針が深く刺さったことを示す。
4.耐衝撃性
JAS衝撃A試験に従って測定した。落下重すいで出来た床材表面の凹みをダイヤルデプスゲージで測定し、5試験体の平均値を測定値とした。
Figure 0005248004
床材の色差の結果は、実施例については、樹脂含浸紙により下地の色が統一されホワイトオーク柾目単板の色のバラツキのみとなり最大色差ΔE=0.3となった。
それに対して、比較例1は、基材合板の色のバラツキ(暗褐色系、黄色系、赤系と淡色系)の影響を受け、暗褐色系合板に貼ったものと淡色系のものの差が最大となりΔE=1.0となった。
キャスター試験、バーコル硬度及び耐衝撃性の試験結果から、実施例の床材は、比較例の床材に比べて、凹凸や傷が付きにくいものであることがわかる。
(実施例2)
坪量80g/m2 の含浸用クラフト紙に浸漬方式でメラミン・尿素共縮合樹脂(濃度40%、pH4.8)を含浸し、更に80℃〜120℃の熱風で10分間乾燥硬化させ含浸樹脂量90g/m2 (乾燥重量)、バーコル硬度39度、厚み206μmの含浸紙を得た。
厚み12mm、7プライのラジアータパイン合板に酢酸ビニル樹脂接着剤にイソシアネート系架橋剤2.5重量%混合した接着剤を70g/m2 塗付し、含浸紙をホットプレスにて貼着し、バーコル硬度43度の含浸紙貼りラジアータパイン合板を得る。
ホットプレス条件:熱盤温度85℃、圧締圧力4.2kgf/cm2、圧締時間60秒
この含浸紙貼り合板に接着剤(酢酸ビニル樹脂接着剤にイソシアネート系架橋剤2.5重量%、小麦量20重量%混合)を80g/m2 塗付し、厚み0.25mmのメイプル板目単板をホットプレスにて貼着し、意匠層を形成させる。
ホットプレスの条件;熱盤温度90℃、圧締圧力5.0kgf/cm2、圧締時間90秒
意匠層にポリエステル系塗料を塗付、UV硬化させ、塗膜厚み80μの含浸紙貼り床材を得た。
(比較例2)
実施例2において、実施例2の作業工程から含浸紙貼着のみを省略した以外は、実施例2と同様にして床材を得た。
実施例2と比較例2で得られた床材について、実施例1と同様にして評価を行い、結果を表2に示した。
尚、実施例2以下の各試験方法とその測定器は、実施例1場合と同様である。又、各実施例に対するその比較例の作成方法も実施例1の場合と同様である。
Figure 0005248004
(実施例3)
坪量140g/m2 の含浸用クラフト紙に浸漬方式で、メラミン樹脂(濃度45%)と尿素樹脂(濃度50%)と水を5部:5部:1部の割合で混合した樹脂(樹脂濃度43.2%、pH4.5)を含浸し、更に70℃〜120℃の熱風で15分間乾燥硬化させ、含浸樹脂量145g/m2 (乾燥重量)、バーコル硬度43度、厚み350μm、透気抵抗度13〜16秒/100mLの含浸紙を得た。この含浸紙を厚み12mm、7プライのラワン合板にタイプIの耐水力のあるエチレン酢ビ共縮合樹脂接
着剤を80g/m2 塗付し、コールドプレスにて貼着しバーコル硬度47°の含浸紙貼り合板を得た。
コールドプレス条件:室温 25℃、圧締圧力 4.5kgf/cm2、圧締時間 45分
この含浸紙貼り合板に酢酸ビニル樹脂接着剤にイメシアネート系架橋剤2.5重量%、小麦粉20重量%添加した混合接着剤を80g/m2 塗付し、厚み0.25mmのメイプル板目単板をホットプレスにて貼着し、意匠層を形成させる。
ホットプレス条件: 熱盤温度 90℃、圧締圧力 5.5kgf/cm2、圧締時間 90秒
意匠層にポリエステル系塗料を塗付しUV硬化させ塗膜厚み80μmの含浸紙貼り床材を得た。
(比較例3)
実施例3において、実施例3の作業工程から、含浸紙貼着のみを省略した以外は、実施例3と同様にして床材を得た。
実施例3と比較例3で得られた床材について、実施例1と同様にして評価を行い、結果を表3に示した。比較例3の床材最大色差は暗褐色合板に貼着した場合と淡色合板に貼着した差が最も大きく、ΔE=1.6となった。
Figure 0005248004
(実施例4)
実施例3で得られた含浸紙貼り合板にタイプI仕様のエチレン酢ビ共縮合樹脂接着
剤を70g/m2 塗付しフロアー用プレコート化粧紙(坪量70g/m2 、厚み50μm、褐色コルク柄)をホットプレスで貼着し、含浸紙貼り床材を得た。
ホットプレス条件: 熱盤温度 80℃、 圧締圧力3.5kgf/cm2、圧締時間60秒
(比較例4)
実施例4において、実施例4の作業工程から含浸紙貼着のみを省略した以外は同様にして床材を作成した。実施例4と比較例4で得られた床材について、実施例1と同様にして評価を行い、結果を表4に示した。
Figure 0005248004
表1〜表4に示す結果から、実施例の床材は、比較例の床材に比して、キャスター試験による凹み、即ちキャスター車輪跡の傷が少なくなっていることがわかる。また、実施例の床材は、比較例の床材に比して、JAS衝撃A試験による凹みも少なくなり、バーコル硬度も高くなっており小物落下による押し傷もつきにくくなっている。
また、実施例の床材によれば、合板表面に含浸紙を貼着することにより、木質系基材(合板等)の色のばらつきを押さえ、含浸紙の色に統一され、天然木単板自体の色のバラツキに抑えることが出来ることが判る。即ち、従来の床材においては、フロアー用化粧紙の色の淡い柄は、木質系基材として使用する合板の色のばらつきにより色違い床材の原因となる場合があったが、実施例の床材においては、この問題も解消している。
実施例4の如く意匠層が化粧紙の場合、特にホットプレス貼の時に顕著に現れるが、合板杢理が化粧面に浮き出ることを防ぎ、美麗な面にすることが出来た。比較例では合板杢理と導管溝が化粧面に現れ意匠的に美しさが劣るものとなった。
合板の開口した割れ、虫穴、抜け節のパテ補修も厚くて(厚さ120μmから600μm)硬い(含浸紙貼り合板のバーコル硬度35°〜52°)含浸紙が覆うので、作業負担が軽くなった。
現行床材はJAS普通合板の規格「表面の品質基準」による2等以上の合板が使われている。代表的欠点を挙げると、開口した割れは幅4mm以下、虫穴は円状のもので直径1.5mm以下、線状のもので長径10mm以下、抜け節又は穴は抜け落ちた部分の長径が5mm以下であること等である。以上の欠点の深さは概ね表層原板の厚さであり1mm程である。パテ補修は原則として上記欠点全部に実施される。大きな欠点は2回〜3回小さな欠点でも1回〜2回の丁寧なパテ詰めをした後補修部にサンダーを当て平らにしなければならない。
本発明によれば一番厚さの薄い(143μm)実施例1の含浸紙貼り合板を用いた場合で幅1mm深さ1mmの開口した割れ、幅1mmの線状の虫穴で深さ1mm長さ10mmのもの、それと長径1.5mmの抜け節は各々パテ補修をしなくてもホワイトオーク単板は平滑に貼れた。又上記欠点より大きなものでも1回のパテ詰を省略してホワイトオーク単板は平滑に貼れた。この補修部分にキャスター試験、JAS衝撃試験を実施しても補修の痕跡は現ず実施例の測定値の範囲であった。これは含浸紙貼りの接着剤(塗布量70g/m2)が開口した割れ、虫穴、抜け節に流入硬化して開口部を狭めたり埋めるとともに厚み143μmの含浸紙が開口部を覆った為である。従ってパテ補修の作業負担が軽くなった。
実施例2は早材、晩材の差による杢理の影響は意匠層に現れず、床材表面硬さにも影響はなく試験結果表の測定値を得た。比較例2は意匠層に杢理を反映した光沢の斑が現れ、早材部の表面硬度が弱く試験結果表の測定値となった。
基材合板と天然木単板の間にMDFを貼った床材が有る。
吸水吸湿をするとMDFが膨張し雌実、雄実の嵌合がうまくいかなくなったり、施工後も床材どうしの突き付け部に段差を生ずることが有り種々解決法が提案されている(例えば、特開2003−27731、特開平10−121707、特開平11−50647、特開2005−335204)
実施例3の床材(12mm、7プライラワン合板)で雌実上側突出部の上下方向厚さを4.5mm、長さ6mm、凹部(切り欠き部)の上下方向の幅4mmとする(下側突出部の上下方向厚さは3.5mmとなる)。雄実突出部の上下方向厚さを4mm、長さ5.5mmとし嵌合部とする。雌実、雄実部分を含んだ吸水厚さ膨張率(JIS A5905)試験片を各々10枚づつ作成する。同様にして比較例3の試験片も10枚づつ作成する。試験結果を表5に示す。
Figure 0005248004
雄実、雌実は反る事はなく試験終了時点で実施例どうし雄実、雌実のどの組み合わせもなめらかに嵌合しその突き付け部に段差はなかった。又比較例も同様の結果であった。これはメラミン系樹脂を主成分とする樹脂含浸紙は吸水、吸湿に対してほとんど変形しないので、MDFを利用した床材の前記のような問題がない事を意味している。
合板両面にMDFを張った床材がある。同じ厚さの合板と、MDFの曲げ強度(JIS A5905)を比較するとMDFはしなり易く強度が弱い事は周知のことである。例えば床材で代表的な12mm厚の合板(ラワン系、針葉樹系 5プライ合板)の曲げ強度は長手方向で40N/mm2〜50N/mm2であり、MDFでは20N/mm2〜30N/mm2位である。したがって床材上下断面でMDFの構成比率が多くなるほど床材はしなりやすくなる。これを防ぐ為全体の厚さが増してしまう。例えば9mm5プライ合板の上下に2.5mmMDFを貼着し14mm複合板がある。曲げ強度は略合板と同じ40〜50N/mm2 となるが床材としては重くなる。
床材に多く使用されているラワン系合板の密度は0.5g/cm3 くらいであり、MDFは、0.7g/cm3 くらいである。ラワン系合板で、厚さ1.2cm、幅30cm、長さ180cmくらいの床材1枚の重量は約3.3kgとなるが、MDFの複合合板で厚さ1.4cm(9mm厚さ合板に上下2.5mmMDFを貼着)、幅30cm、長さ180cmの床材1枚の重量は約4.3kgとなり、重くなることが明らかである。
基材合板と天然木単板の間に1mm〜1.3mmの薄いMDF(ラワン系が多い)を挿む場合がある。薄いMDFは硬さに限界があり合板に貼着して測定したバーコル硬度は40°を超えられない。従って床材もバーコル硬度40°を超えることは難しい。本発明の含浸紙貼り合板はバーコル硬度35°〜47°あり硬い床材を作ることができる。
MDFを利用する床材で色の淡い天然木単板(例えばメイプル)或いは色の淡いフロアー用化粧紙を貼着した場合、V溝加工により下側のMDF暗褐色の色が現れ、意匠的に違和感を与える。V溝の幅は1.5mm〜2.5mmくらい、深さは1mm〜2mmのものが多い。天然木単板の厚さは0.25mmくらいが実用上多く、化粧紙の厚みも最大100μmくらいであるので、V溝加工により、含浸紙は必ず表れる。
含侵紙の厚さは最大でも600μmであり薄く、且つ淡い褐色なのでV溝で現れても合板の色に溶け込み意匠層の色がなんでも違和感を与えることはない。図1には、V溝加工によるV溝を符号7で示してある。
図1は、本発明の床材の一実施形態である床材を示す断面図である。
符号の説明
1 床材
2 樹脂含浸紙
3 木質系基材
4 意匠層
5 雄実
6 雌実
7 V溝

Claims (1)

  1. 原紙に、メラミン系樹脂を主要成分とする熱硬化性樹脂を含浸させ、硬化させて得られた樹脂含浸紙と、木質系基材とを、
    前記木質系基材と前記樹脂含浸紙との間に接着剤を介在させて圧締して、含浸紙一体化基材を得る第1接合工程、及び
    前記含浸紙一体化基材と天然木単板又は化粧紙とを、該含浸紙一体化基材における樹脂含浸紙と該天然木単板又は該化粧紙との間に接着剤を介在させて接合する第2接合工程を具備し、
    第2接合工程は、第1接合工程後に行う、床材の製造方法であって、
    第1接合工程において得る含浸紙一体化基材のバーコル硬度が35〜52度であり
    第1接合工程における圧締を、熱盤温度80〜100℃のホットプレス法により行い、
    前記原紙は、坪量60〜280g/m 2 、透気抵抗度(JIS P8117)10〜500秒/100mLのクラフト紙又はチタン紙であり、前記樹脂含浸紙は、厚みが120〜750μmであり、樹脂含浸量(乾燥重量)が前記原紙の重量の50〜120%であり、
    前記樹脂含浸紙は、原紙に前記熱硬化性樹脂を含浸させた後、70〜130℃の熱風で2〜15分間乾燥させて硬化させたものであり、
    製造する床材は、前記木質系基材の両面のうちの床の表面側に向けられる面側に前記樹脂含浸紙を備えている、床材の製造方法。
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