JP5247165B2 - 吐出ヘッドユニット - Google Patents

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本発明は、薬剤を吐出して利用者に吸入させるための吸入装置に関するものである。また、この吸入装置に取り付け可能な吐出ヘッドユニットに関するものである。
近年、医学及び科学の進歩により、平均寿命が延びて高齢化社会となりつつある。特に、先進国と呼ばれる国々においては、糖尿病や高血圧など生活習慣病の患者の増加が問題となっている。一方、医療機関の数はこのような患者の増加に対応できるほど増えておらず、通院可能な医療機関がない地域もあるため、政策を含めた今後の対応が懸念されている。
具体的な例を挙げて説明すると、現在増加傾向にある糖尿病の患者のうち、I型と呼ばれるインスリン依存型糖尿病の患者は、膵臓からインスリンが分泌されないため、定期的にインスリンを投与する必要がある。インスリンの投与は現在皮下注射によって行われているため、利用者の肉体的・精神的負担は大きい。
このような利用者の負担を軽減するために、針が細くあまり痛みを感じないペン型の注射器も開発されているが、I型糖尿病の患者は、インスリンを定期的に投与する必要がある以外は健常者と同様の生活を送っている場合が多い。ペン型であっても人前で注射を打つことには精神的に抵抗があるため、適切な時間に投与を行うのが困難となり、結果として、このような方法では利用者への適切な処置がなされないおそれがあった。一方、マウスピースを介して吸入される空気が流れる気流路中に、インクジェット方式の吐出原理を利用して薬液の微小液滴を吐出させて利用者に吸入させる吸入装置が開発されている(特許文献1、2参照)。
このような吸入装置は、所定量の薬液を均一化した粒径によって精密に噴霧することができるという利点を有している。このような薬液吐出装置の基本的な構成として、発熱素子などの吐出エネルギー発生素子が配された吐出ヘッドと、その吐出ヘッドに供給する薬液を収容する薬剤タンクがある。吐出ヘッドと薬剤タンクとが一体としてカートリッジを構成している場合も、別々の部材として独立に交換可能な構成でも、同一の吐出ヘッドを複数回の吸入で使用することが想定される。
WO95/01137号公報 WO04/04043号公報
しかし、吸入装置では、液滴の粒径が数ミクロンと非常に微小であることが重要であり、それに伴って吐出口(ノズル)の径も数ミクロンが要求されている。同一の吐出ヘッドにて複数回の吸入を行う場合、残った薬剤が吐出口の内壁に付着して吐出口を塞ぎやすい。そのため、次の吸入の際に液滴を吐出する吐出オリフィスの数が少なくなって所定の吐出量よりも少ない吐出量となる問題があった。また、吸入間隔は、毎食後での吸入あるいは1回/日などになるが、その場合、薬剤の変質等の問題、衛生面の問題が発生する。
この問題を解決するため、公知のインクジェットプリンタで採用されているように、薬液を利用して吸引回復を行っても良いが、高価な薬液を無駄にするのは好ましくないし、装置も大型化する。これらの問題によって、吸入毎に吐出ヘッドの交換と言う煩わしい作業が必要であり、実用的になっていないのが実情である。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、複数回の吸入に対して吐出ヘッドの交換する手間を低減しつつ、吐出量が安定化し、適切な吸入量の薬剤を吸入できる吸入装置を提供することを目的にする。
上記課題を解決するための本発明の吐出ヘッドユニットは、吸入口と、薬剤を収容する薬剤タンクと、開口部を備え前記吸入口に前記薬剤を導く気流路とを有する吸入装置に対して、取り付け可能な吐出ヘッドユニットであって、前記薬剤を吐出するためのエネルギーを発生させる素子と、前記素子により前記薬剤が吐出される複数の吐出口と、を有する複数の吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドユニットを前記吸入装置に対して回転させるための回転軸と、前記吐出ヘッドを前記回転軸のまわりに周方向へ互いに間隔をおいて固定する複数の支持部と、を有し、前記吐出ヘッドユニットは、前記回転軸を回転中心として前記吸入装置に対して回転させることによって、前記複数の吐出ヘッドのうちの1つの吐出ヘッドを前記開口部と対向させるとともに前記薬剤タンクと連通可能なように、該吸入装置に対して取り付け可能であることを特徴とする。
本発明は、上述のとおり構成されているので次に記載するような効果を奏する。
同一の吸入装置による複数回の吸入を行っても、吐出ヘッドから薬剤の液滴の安定した吐出量を維持でき、利用者が所定の薬剤量を吸入することが可能となる。また、衛生的な吸入も維持しつつ、吸入毎の吐出ヘッドの交換による煩わしさも低減される。
本発明に係る吸入装置の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態による吸入装置の模式斜視図である。本実施形態の吸入装置は、開放面を有する箱状のハウジングケース1とアクセスカバ2で本体外装が形成されている。アクセスカバ2は、ハウジングケース1の開放面の一側縁部にヒンジ(不図示)を介して回動自在に取り付けられており、図示しないバネによって開くように常時付勢されている。アクセスカバ2の反ヒンジ側端にはフック爪(不図示)が設けられており、閉鎖時にロック解除ボタン3と一体の係合部に前記ロック爪を係合させて不用意に開かないようにロックすることができる。アクセスカバ2を開くときには、ロック解除ボタン3を押すことでフック爪が係合部から外れて、アクセスカバ2がバネの力によって開くように構成されている。加えて、アクセスカバ2には、投与量、時刻、エラー表示等を行うための表示ユニット5を設けている。また、利用者が設定を行うためのメニューボタン6、設定ボタンのアップボタン8、ダウンボタン7、決定ボタン9を設けている。
本実施形態による吸入装置は、リボルバー式の吐出ヘッドユニットを備えている。図2は、リボルバー式の吐出ヘッドユニットの模式斜視図である。図2に示すように、吐出ヘッドユニット10は、回転軸12のまわりに周方向へ互に間隔をおいて配設された複数の支持部11a(図示のものは4個)を有している。各支持部11aには、それぞれ吐出ヘッド13が着脱自在に保持、固定されている。吐出ヘッドユニットは、吸入装置に対して取り付け可能である。
吐出ヘッドユニット10には、吐出ヘッド13が複数設けられている。それぞれの吐出ヘッド13は、薬剤を吐出するための複数の吐出口(ノズル)があり、吐出口付近には、薬剤を吐出するためのエネルギーを発生させる素子が配される。この素子としては、薬剤に熱エネルギーを付与する電気熱変換素子(いわゆるサーマルインクジェット方式)、あるいは、薬剤に機械エネルギーを付与する電気機械変換素子(いわゆるピエゾインクジェット方式)有することが好ましい。特に、サーマルインクジェット方式を用いることが好ましい。サーマルインクジェット方式を用いた場合、個々の吐出ヘッドについて、吐出口の口径、吐出に利用される熱パルスの熱量、それに用いるヒータなどのサイズ精度、再現性を高くすることが可能である。このため、狭い液滴径分布を達成することが可能である。また、吐出ヘッドの製作コストが低く、ヘッドを頻繁に交換する必要がある小型の装置への適用性も高い。従って、吸入装置のように携帯性や利便性が求められる場合には、特に、サーマルインクジェット方式の吐出装置が好ましい。
図3は、本実施形態による吸入装置の模式断面図である。図3に示すように、ハウジングケース1内には、利用者が吸気とともに吸入する薬剤を吸入口であるマウスピース4(図1)に導く気流路53が配設されている。この気流路53には、開口部51が設けられており、開口部51に対向する吐出可能な位置に位置決めされた吐出ヘッド13から吐出された薬剤の液滴を気流路53の気流中に導入する。マウスピース4をくわえた利用者が息を吸い込むと、吸気と共に薬剤がマウスピース4の方向へ導かれる。
利用者の吸入と液滴の吐出とを同期させるために、利用者の吸入開始を検知し、吸入開始検知信号に基いて液滴の吐出を開始することにより、効率的に薬剤の吸入を行うことができる。そのために、吸入検知センサとして圧力センサ18をコントロール基板17に設けている。圧力センサ18の圧力検知ノズル52は孔54を介して気流路53に連通している。すなわち、利用者の吸入によって気流路53内に生じる負圧を圧力センサ18により検知できる構成となっている。
コントロール基板17には、3軸加速度方式による傾き検知センサ(不図示)を配置し、吸入装置の姿勢異常をアクセスカバ2に設けた表示ユニット5で表示するとともに、音や振動モータによる振動やLED等による照明で利用者に告知するのが良い。さらに、処方箋データ等を保存するRAM、吸入装置の動作プログラムを記憶するROMとこのROM、RAMのデータから吸入装置をコントロールするCPU等が、コントロール基板17上に配置されている。また、コントロール基板17には、充電式のバッテリ32の電流を吐出ヘッド13に通電するためのコンタクトピン19を配置している。コンタクトピン19は、吐出ヘッドユニット10の外周部に接着されている電気接続部材14上の電気接点15と接触する。吐出ヘッドユニット10には各吐出ヘッド13に対応して、薬剤を収容する薬剤タンク50と吐出ヘッド13とを連通させるための連通管16が設けられているる。しかし、吐出ヘッド13と薬剤タンク50とは、使用前は、連通されていない。これは、薬剤が空気に触れることによる変質等を防ぐためであって、薬剤の安全性を考慮している。
薬剤タンク50の連通管16側の面には、可撓性の連結膜24が密着配置され、薬剤タンク50からの薬剤23の漏れ出しを防いでいる。
次に、複数の吐出ヘッド13のうちの一つの吐出ヘッドを、開口部51に対向する吐出可能な位置に位置決めするための位置決め手段について説明する。
リボルバー式の吐出ヘッドユニット10を、回転軸12を回転中心として回転させ、未使用の吐出ヘッド13の吐出ノズルが気流路53の開口部51と一致(対向)する位置にて回転停止させる。そのために、吐出ヘッド駆動モータ22のモータ軸に取り付けたギア21に噛み合うように、吐出ヘッドユニット10の回転軸12と一体にギア20を設けている。吐出ヘッド駆動モータ22の駆動力により吐出ヘッドユニット10が回転し、検出スイッチ(マイクロスイッチ、フォトセンサ等)にて吐出ヘッドユニット10に設けた突起形状を検出し、開口部51に対応する位置にて停止させる。
すなわち、突起は吐出ヘッド13の数と同じ数だけ吐出ヘッドユニット10に設けられており、検出スイッチとの関係で、それぞれの吐出ヘッド13を開口部51に位置決めできるように配置されている。または、インデックスプランジャを用いて、吐出ヘッドユニット10の位置決めを行っても良い。
次に、薬剤タンク50を、開口部に位置決めされた吐出ヘッド13に連通または離間させるための可動手段について説明する。吐出ヘッド13のサブタンク33に薬剤を充填するための連通管16は、その先端は尖った形状を有している。ソレノイド31に通電することで移動台40とともに薬剤タンク50が、吐出ヘッド13側に移動し、連通管16が薬剤タンク50に設けた連結膜24を突き破って吐出ヘッド13と薬剤タンク50とが連通されることになる。連結膜24は、液漏れを防いで連通可能であれば目的は達成されるので厚みのあるゴムでもよい。その場合、連通管16を注射針のように材質がステンレスで細い形状とすると、連通管16の複数回の抜き差しも可能となる。長時間の間隔を空けて、次の吸入を行うような場合、薬剤と空気との接触を防止しなければならなくなるが、このような場合には、非常に有効な接続方法である。ソレノイド31が動作し、吐出ヘッド13と薬剤タンク50と連通した状態を図4に示す。
薬剤を吐出ヘッド13に充填させるためのモータ30は、ギア28を介して、スクリュギア27を回転させる。スクリュギア27の内径側にネジ形状が形成されていて、このネジ形状に噛み合うスクリュ軸26が配設されている。スクリュ軸26には、回転運動を直線運動に変えるために回転止め形状が形成されていて、プランジャ(可動壁)25を図示矢印方面へ押し込むことにより、薬剤タンク50内の薬剤23を連通管16を介して吐出ヘッド13までの薬剤の充填を行う。
なお、本実施例では、吸入装置内の記憶部(不図示:読み出しと書き込みが可能)に吐出ヘッドの未使用残数カウントエリアを設けている。
本実施形態の操作及び動作の例を図5に示すフローチャートに沿って説明する。
利用者は、複数の吐出ヘッド13を内蔵している吐出ヘッドユニット10を吸入装置にセットするとともに、薬剤タンク50を吸入装置にセットする。この後、吸入装置のアクセスカバ2を閉じると、吸入装置は表示ユニット5に“POWER ON”を表示するなどの初期設定を実行する(S001)。その後、S002で吸入装置は、表示ユニット5に“吐出ヘッドユニットを装着しましたか?”を表示し、利用者に判断を仰ぐ。YES(吸入装置のアップ設定ボタン8を押す)ならS017に遷移し、未使用吐出ヘッドの残数を4(初期値)に設定する。その後、S003に遷移する。
S002で、NO(直ちに決定ボタンを押した)ならS003に遷移する。S003で吐出ヘッドユニット10が、装着されていて、未使用の吐出ヘッド13が有るかを判断するために吐出ヘッド13の未使用残数カウンタが、1以上かを判断する。NOならS016に遷移し、“新しい吐出ヘッドユニットを装着して下さい”を所定時間表示し、S014に遷移する。前記S003で、YESならS004に遷移する。S004で、薬剤タンクが装着されているかを判断する。NOならS015に遷移する。S015で、“薬剤タンクを装着して下さい”を所定時間表示し、S014に遷移する。S004で、YESならS005の投与量入力モードに遷移する。吸入装置は、この時、表示ユニット5に薬剤吐出の初期値“01”を表示する。患者は、ここで吸入装置のアップ設定ボタン8とダウン設定ボタン7を操作することで、投与したい量を表示させる。
その後、S006に遷移し、決定ボタン9を押し、設定した投与量を確定させ、S007に遷移する。S007で、薬剤タンク50が所定の距離移動するようにソレノイド31を駆動し、連結膜24をサブタンク33より突出する連通管16で破り、サブタンク33と薬剤タンク50を連結させる。その後S008で、モータ30を所定量回転させ、ギア28とスクリュギア27を介してスクリュ軸26でプランジャ25を押すことでサブタンク33と吐出ヘッド13に薬剤を充填する。その後、S009に遷移する。
S009では、表示ユニット5に“READY ”(吸入準備完了)を表示し、S010で患者からの吸入動作を待つ(吸入動作は、圧力センサ18により、検知する。)。NO(吸入動作の負圧を検出しない)なら“READY ”を表示し、吸入動作待ちを続ける。YES(吸入動作の負圧を検出した)なら表示ユニット5の“READY ”表示を消し、S011に遷移。S011では、所定時間で所定量の薬剤を吐出する。その後、吸入装置はS012に遷移する。S012で、吐出ヘッドユニットを“吐出ヘッド1つ分”、移動させる(未使用の吐出ヘッドが開口部51に対向する位置で停止させる。)。その後、S013に遷移し、吐出ヘッド13の未使用残数カウンタを−1とする。その後、S014に遷移し、表示ユニット5の“POWER ON”表示を消し、電源オフモードに遷移する。この後、吸入装置のアクセスカバ2が利用者によって閉じられることで、S001(POWER ON)に遷移するのを待つ。
図6は、吐出ヘッドユニット10の中に吐出ヘッド13の未使用残数カウント値を記憶した一変形例の動作を示すフローチャートである。
本変形例では、吐出ヘッドユニット10内の記憶部(不図示:読み出しと書き込みが可能)に吐出ヘッド13の未使用残数カウント値“4”を工場出荷時に書き込んである。
患者は、吐出ヘッド13を複数内蔵している吐出ヘッドユニット10を吸入装置にセットするとともに、薬剤タンク50を吸入装置にセットする。この後、吸入装置のアクセスカバ2が閉じられると、表示ユニット5に“POWER ON”を表示する(S102)。吸入装置は、吐出ヘッドユニット10が装着されていて、未使用の吐出ヘッドが有るかをコンタクトピン19を介して電気的に判断する(S103)。
つまり、吐出ヘッドユニット10の記憶部(不図示)からコンタクトピン19を介して吐出ヘッド13の未使用残数カウント値を読み出す。そして吐出ヘッド13の未使用残数カウンタが、1以上かを判断する。NOならS116に遷移し、〔新しい吐出ヘッドユニットを装着して下さい〕を所定時間表示し、S114に遷移する。前記S103で、YESならS104に遷移する。S104では、薬剤タンクが装着されているかを判断する。NOならS115に遷移する。S115では、〔薬剤タンクを装着して下さい〕を所定時間表示し、S114に遷移する。S104で、YESならS105の投与量入力モードに遷移する。吸入装置は、この時、表示ユニット5に薬剤吐出の初期値“01”を表示する。患者は、ここで吸入装置のアップ設定ボタン8とダウン設定ボタン7を操作することで、投与したい量を表示させる。
その後、S106に遷移し、決定ボタン9を押し、設定した投与量を確定させ、S107に遷移する。S107で、ソレノイド31を所定の距離移動するように駆動し、連結膜24をサブタンク33の連通管16で破り、サブタンク33と薬剤タンク50を連結させる。その後S108で、モータ30を所定量回転させ、ギア28とスクリュギア27を介してスクリュー軸26でプランジャを押すことでサブタンク33と吐出ヘッド13に薬剤を充填する。その後、S109に遷移する。S109では、表示ユニット5に“READY ”(吸入準備完了)を表示し、S110で患者からの吸入動作を待つ(吸入動作は、負圧センサ18により、検知する。)。NOなら“READY ”を表示し、吸入動作待ちを続ける。YESなら表示ユニット5の“READY ”表示を消し、S111に遷移。S111では、所定時間で所定量の薬剤を吐出する。吸入装置はS112に遷移する。S112で、吐出ヘッド13を“吐出ヘッド一つ分”、移動させる(未使用の吐出ヘッドが開口部51に対向する位置で停止させる。)。
その後、S113に遷移する。ここで吸入装置は、コンタクトピン19を介して吐出ヘッドユニット10に記憶された吐出ヘッドの未使用残数カウント値を読み出し、−1として書き込む。その後、S114に遷移し、表示ユニット5の“POWER ON”表示を消し、電源オフモードとし、S102に戻る。
次に、本発明の第2の実施形態による吸入装置及び吐出ヘッドユニットについて図7〜図10を参照しつつ説明する。図7は、本実施形態の吐出ヘッドユニットの模式外観図である。本実施形態の吐出ヘッドユニットは、複数の吐出ヘッドを内部に収納するための筐体を有している。本実施形態では、複数の吐出ヘッド13が重なった状態で筐体60内に一列に収納されている。筐体60を吸入装置に装着することにより、複数個の吐出ヘッドを1回の動作にて装着可能となる。
図8に示すように、筐体60の内部には、吐出ヘッド13を移動させるための圧縮バネ41が内蔵されており、加圧板42を介して吐出ヘッド13を常に圧縮バネ41の反対側面方向に加圧している。これにより反加圧板側端の吐出ヘッド13が開口部51に対向する吐出位置に位置決めされる。そののち、複数回分の吸入量に相当する薬剤を収容する薬剤タンク50がソレノイド31への通電により、吐出ヘッド13の連通管16によって連結膜24が突き破られる方向に移動し、連通状態になる。さらに、モータ30の回転によりギア28が回転し、ギア28に噛み合っているスクリュギア27が回転する。すると、スクリュギア27の内径側のネジ形状に噛み合うように配置されている薬剤充填スクリュ軸26が薬剤充填プランジャ25を押し込む。これにより、連通管16を薬剤が通って吐出ヘッド13までの薬剤の充填を行う。
コントロール基板17には、充電式バッテリ32の電流を吐出ヘッド13に通電するためのコンタクトピン19を配置している。コンタクトピン19は、吐出ヘッド13の外周部に接着されている電気接続部材14上の電気接点15と接触する。
図9は、サブタンク33および吐出ヘッド13への薬剤充填が完了し、ソレノイド31への通電をOFFにし、薬剤タンク50が待機位置に戻った状態を示す断面図である。この状態で利用者の吸入待ちとなり、利用者の吸入開始を検知し、吸入検知信号に基いて吐出を開始する。吸入検知センサとして圧力センサ18をセンサ基板61に設けている。圧力センサ18の圧力検知ノズル52に対応する気流路53には、孔54が設けられている。
図10は、吐出ヘッド13の取り出し状態を示した断面図である。吐出ヘッド13の交換時に、吐出ヘッドを排出するためのソレノイド62を作動させ、吐出可能な位置にある使用済みの吐出ヘッドを吸入装置からアクセスカバ2に開けられた吐出ヘッド排出口63から外部に押し出す。また、排出口63の位置に合うように、吐出ヘッドユニットの筐体60の一部にも、排出口が設けられている。吐出ヘッドの外部への押し出しが完了するとソレノイドの通電をOFFにし、待機位置に戻す。吐出ヘッドが押し出されたスペースには、図7に示した圧縮バネ41の力によって筐体60の中で取り外された吐出ヘッドと隣り合っていた未使用の吐出ヘッドが吐出可能な位置にスライド移動してくる。
すなわち、圧縮バネ41が、排出口63から吐出ヘッドが取り外されたときに、取り外された吐出ヘッドと筐体内で隣り合っていた一の吐出ヘッドが、前記吐出可能な位置にスライドするための押し機構を果たしている。圧縮バネ41は、また、複数の吐出ヘッドのうちの一つの吐出ヘッドを開口部51に位置決めするための位置決め手段としての機能を果たしている。次の吸入時にこの未使用の吐出ヘッドに再び、薬剤を充填し、吸入を行う。未使用の吐出ヘッドが無くなれば、筐体60を交換することになる。動作フローチャートは、実施例1と同様なので省略する。
なお、本実施形態の吸入装置において、吐出ヘッドユニットが筐体60を有していることは必須ではない。複数の吐出ヘッドが吸入装置内部にユニット化して一列に収納されている構成などでも構わない。
本発明の吸入装置は、薬剤吸入用に限らず、確実で衛生的な液滴吐出を必要とする種々の用途に用いられ得る。例えば、芳香剤などの噴霧状吐出装置、ニコチンなどの嗜好品の吸入装置などにも使用することができる。
本発明の第1の実施形態による吸入装置を示す外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態によるリボルバー式の吐出ヘッドユニットの外観斜視図である。 第1の実施形態において吐出ヘッドと薬剤タンクとを連結する前の吸入装置の模式断面図である。 第1の実施形態において吐出ヘッドと薬剤タンクとを連結させた後の吸入装置の模式断面図である。 第1の吸入装置制御例のフローチャートである。 第2の吸入装置制御例のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の吐出ヘッドユニットの外観図である。 第2の実施形態において吐出ヘッドと薬剤タンクとを連結させた後の吸入装置の模式断面図である。 第2の実施形態において吐出ヘッドと薬剤タンクとを連結する前の吸入装置の模式断面図である。 第2の実施例の吸入装置において、使用済みの吐出ヘッドを取り出す状態を示す模式断面図である。
符号の説明
1 ハウジングケース
2 アクセスカバー
3 ロック解除ボタン
4 マウスピース(吸入口)
5 表示ユニット
10 吐出ヘッドユニット
11 本体
11a 支持部
12 回転軸
13 吐出ヘッド
14 電気接続部材
15 電気接点
16 連結管
17 コントロール基板
18 圧力センサ
19 コンタクトピン
20、21、28 ギア
22 吐出ヘッド駆動モータ
23 薬剤
24 連結膜
25 プランジャ
26 スクリュ軸
27 スクリュギア
30 モータ
31 ソレノイド
33 サブタンク
50 薬剤タンク
51 開口部
53 気流路
54 孔
60 筐体

Claims (2)

  1. 吸入口と、薬剤を収容する薬剤タンクと、開口部を備え前記吸入口に前記薬剤を導く気流路とを有する吸入装置に対して、取り付け可能な吐出ヘッドユニットであって、
    前記薬剤を吐出するためのエネルギーを発生させる素子と、前記素子により前記薬剤が吐出される複数の吐出口と、を有する複数の吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドユニットを前記吸入装置に対して回転させるための回転軸と、
    前記吐出ヘッドを前記回転軸のまわりに周方向へ互いに間隔をおいて固定する複数の支持部と、を有し、
    前記吐出ヘッドユニットは、前記回転軸を回転中心として前記吸入装置に対して回転させることによって、前記複数の吐出ヘッドのうちの1つの吐出ヘッドを前記開口部と対向させるとともに前記薬剤タンクと連通可能なように、該吸入装置に対して取り付け可能であることを特徴とする吐出ヘッドユニット。
  2. 前記複数の吐出ヘッドの各々に、前記薬剤を収容する薬剤タンクと連通させるための連通管を設けた請求項に記載の吐出ヘッドユニット。
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