JP5244660B2 - 揮散容器 - Google Patents
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Description
なお、前記中栓に設けられた含浸体用孔部には、棒状の含浸体(吸液芯)が挿通保持され、前記トレー付きキャップのトレーには、略直方体状の含浸体(吸液体)が配置される。
前記輸送用キャップを取り除くことにより、前記中栓に設けられた通気孔を通して外部の空気が前記空洞部に取り込まれることが可能となる。これにより、前記空洞部に貯蔵されていた液体(薬液)が前記吸液芯の一端側から他端側へと吸い上げられ、他端側で前記吸液体に浸透して、その表面から外部へ揮散される。
しかし、自宅で使用しているときに、前記揮散容器を誤って横に倒すおそれがある。このような転倒の際に、前記トレーと前記吸液体との間から薬液が液漏れして、使用者に不具合を生じさせる場合があった。
図10(a)に示すように、揮散容器161は、ボトル型の容器本体部101と、容器本体部101の空洞部101cに連通する開口101dを備えた口部101Aを塞ぐように取り付けられた中栓104と、中栓104を覆うように取り付けられたトレー付きキャップ130と、トレー付きキャップ130を覆うように取り付けられた外部キャップ145と、を有している。
中栓104に設けられた含浸体用孔部104aには、吸液芯スリーブ107によって棒状の含浸体(吸液芯)106が挿通保持されている。また、トレー付きキャップ130のトレー133には、略直方体状の含浸体(吸液体)116が配置されている。吸液体116と吸液芯106とが接触するように中栓104を覆うようにトレー付きキャップ130を取り付けられている。
空洞部101cには、液体(薬液)Lが貯蔵されている。
トレー付きキャップ130のトレー133の内底面133dと吸液体116を密接させて配置して、内底面133dと吸液体116との隙間を無くしても、前記液漏れを十分に防止することはできない。
本発明の揮散容器は、液体を貯蔵可能な空洞部を有する容器本体部と、前記空洞部に連通する開口を備えた口部に取り付け自在な中栓と、前記中栓を覆うように前記容器本体部に取り付け自在なトレー付きキャップと、を有し、前記トレー付きキャップが、内壁面にネジ部を有するキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーと、前記トレーにヒンジを介して取り付けられたヒンジ蓋と、を有する揮散容器であって、前記トレーの内底面には開口部が設けられており、前記開口部を囲むように平面視環状の液漏れ防止リブが形成されていることを特徴とする。
本発明の揮散容器は、前記液漏れ防止リブの上面が凹凸面とされていることを特徴とする。
本発明の揮散容器は、前記液漏れ防止リブの内周側に平面視環状の補助リブが形成されていることを特徴とする。
本発明の揮散容器は、前記補助リブの上面が凹凸面とされていることを特徴とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の揮散容器61の一例を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態である揮散容器61は、ボトル型の容器本体部1と、容器本体部1の空洞部1cに連通する開口1dを備えた口部1Aを塞ぐように取り付けられた中栓4と、中栓4を覆うように取り付けられたトレー付きキャップ30と、トレー付きキャップ30を覆うように取り付けられた外部キャップ45と、を有している。
中栓4に設けられた含浸体用孔部4aには、棒状の含浸体(以下、吸液芯)6が挿通保持されている。また、トレー付きキャップ30のトレーには、略直方体状の含浸体(以下、吸液体)16が配置されている。吸液体16と吸液芯6とが接触するように中栓4を覆うようにトレー付きキャップ30を取り付けられている。
外部キャップ45は、ポリプロピレン(PP)などのプラスチック樹脂などを材料として形成されたカバー覆いであり、射出成型法などを用いて成型することができる。
外部キャップ45を備えることにより、本発明の実施形態である揮散容器61の使用時に、薬液が含浸された吸液体16を空気中に露出させていても、子供やペットなどが誤って吸液体16に触れることがない。
容器本体部1は、空洞部1cを有する大径部11と、大径部11と外周面が滑らかに接続され、大径部11より小径とされた小径部(ボトルネック部)12とからなる。
ボトルネック部12には、空洞部1cに連通する開口1dを備えた口部1Aが設けられている。また、ボトルネック部12の外周面には、ねじ部1fが形成されている。
前記薬液の粘度は、30mPa・s以下とすることが好ましい。前記薬液の粘度は、10mPa・s以下とすることがより好ましく、吸液芯を通して十分な量の薬液を吸上げて吸液体にスピ−ディに行渡らせることができる。
また、中栓4上には、含浸体(吸液体)16と、トレー33の内底面33dと、液漏れ防止リブ71で囲まれる上部空間81fが形成されている。そして、上部空間81fは、通気孔4bを介してヘッドスペース83と連通する。
中栓4は、中心部に設けられた含浸体用孔部4aと、含浸体用孔部4aを取り囲むように、下方向に突出されるように形成された筒部(以下、吸液芯スリーブ)7と、その周囲に設けられた通気孔4bと、を備えている。
中栓4の含浸体用孔部4aには、一端側が下側(容器本体部1の内底面側)に突出し、他端側が中栓4から上側に突出するように棒状の吸液芯6が挿通されており、棒状の吸液芯6は吸液芯スリーブ7により押さえつけられて保持されている。また、吸液芯6の他端側は吸液体16に接するように配置されている。
図1に示すように、容器本体部1の空洞部1cに薬液Lが貯蔵されたとき、吸液芯6の一端側は薬液Lに浸漬される。そして、毛細管現象により、薬液Lは吸上げられて、吸液体16に供給される。
また、吸液芯6の平面形状は、中栓4の含浸体用孔部4aの形状に合わせて設定することが好ましい。たとえば、円形、星形、矩形形状などとすることができる。
図1に示すように、吸液芯6の他端側と接するように吸液体16が配置されている。これにより、吸液芯6により吸い上げられた薬液を吸液体16に供給することができる。
吸液体16は、一定量の薬液を貯蔵するとともに、前記薬液をその表面から徐々に揮発させることが可能な媒体からなる。たとえば、吸液体16は、ガラス繊維、不織布、樹脂繊維、Pパルプ、ウレタンフォーム等の発泡成形体等を用いて形成することができる。
トレー付きキャップ30は、内壁面にネジ部30fが設けられたキャップ部32と、キャップ部32の上部に取り付けられたトレー33と、を有している。また、トレー33には、ヒンジ35を介してヒンジ蓋34が取り付けられている。
キャップ部32の内壁面にはネジ部30fが形成されている。図1に示すように、ねじ部30fを容器本体部1のねじ部1fに螺合させて、トレー付きキャップ30を容器本体部1に取り付けることができる。
トレー付きキャップ30は、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、ナイロン、ポリエステル等の樹脂、ガラスまたは金属等の材料を用いて形成することができる。
図2に示すように、トレー33の中心には、平面視円形状の開口部81が設けられている。開口部81を囲むように、平面視円環状の液漏れ防止リブ71が形成されている。開口部81上に平面視略矩形状の吸液体16が戴置される。吸液体16は、トレーの側面から内側に突出する8つの突出部76により位置決めがされる。
また、図2に示すように、トレー33には、ヒンジ35を介してヒンジ蓋34が取り付けられており、ヒンジ蓋34には窓36が設けられている。そのため、吸液体16を固定した状態で、窓36から、吸液体16に供給された薬液を外部に揮散させることができる。
また、窓36の平面視形状は、図2に示す形状に限定されるものではなく、たとえば、矩形、5角形、6角形などとしてもよい。
図2に示すように、トレー33の内底面33dには、開口部81を囲むように平面視円環状の液漏れ防止リブ71が形成されている。また、図1に示すように、液漏れ防止リブ71の断面形状は、矩形状とされている。
液漏れ防止リブ71は、液漏れ防止機能及び外気導入(空気置換)機能を有する。
図3に示すように、揮散容器61が横倒しされた場合(転倒時)に、通常、中栓4の通気孔4bや吸液芯6と吸液芯スリーブ7との間を通って上部空間81fへ薬液が移動した後、トレー33の内底面33dと吸液体16との隙間から外部へ薬液は液漏れする。
しかし、本実施形態では、トレー33の内底面33dに液漏れ防止リブ71が設けられた構成なので、上部空間81f及び上部空間81fと連通するヘッドスペース83を密閉して、上部空間81fへの薬液の移動を妨げる。これにより、外部への液漏れが防止することができる。更に、薬液が上部空間81fへ移動したとしても、液漏れ防止リブ71が吸液体16を押さえつけ、液漏れ防止リブ71に吸液体16が密着されて配置された構成なので、外部への液漏れを防止することができる。
また、揮散容器61が横倒しされた場合に、液漏れを防止することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態の揮散容器62の一例を示す断面図である。
本発明の実施形態である揮散容器62は、液漏れ防止リブ71の内周側に補助リブ72が形成されているほかは、実施形態1と同様の構成とされている。なお、実施形態1と同一の部材については同一の符号を付して示している。
なお、本実施形態では、1つの補助リブ72を用いる構成としたが、これに限られるものではなく、複数の補助リブを設けてもよい。たとえば、補助リブ72の内周側に更に別の補助リブを配置することができる。
図6は、本発明の第3の実施形態の揮散容器63の一例を示す断面図であり、図7は、図6に示す揮散容器63に取り付けられたトレー付きキャップの平面図である。
本発明の実施形態である揮散容器63は、液漏れ防止リブ71と補助リブ72にそれぞれ切欠部74、73が形成されているほかは、実施形態2と同様の構成とされている。なお、実施形態2と同一の部材については同一の符号を付して示している。
なお、第1の線Xは、係止凸部41の中心位置と、フック部40の中心位置とを結ぶ線でもある。
図8に示すように、液漏れ防止リブ71の切欠部74は、液漏れ防止リブ71の一部が逆三角形状に切り欠けられて形成されている。
切欠部74の幅l1は0.3〜1.3mmとすることが好ましく、0.5〜1.2mmとすることがより好ましい。切欠部74の幅l1が0.3mm未満であると、空気の流入量が減って、吸液芯6からの吸い上げを低減する。逆に、切欠部74の幅l1が1.3mmを超えると、液漏れ防止効果が低減して、液漏れするおそれを生じさせる。
また、図7に示す切欠部74の形状は逆三角形であるが、特に限られるものではなく、例えば、矩形状、逆半円状に形成してもよい。
なお、切欠部73は、切欠部74と同じ形状で形成されていていても、異なる形状で形成されていてもよい。
図9は、本発明の第4の実施形態の揮散容器に用いるトレー付きキャップ30の一例を示す斜視図である。
本発明の実施形態である揮散容器に用いるトレー付きキャップ30は、液漏れ防止リブ71の上面71aが凹凸面75とされているほかは、実施形態1と同様の構成とされている。なお、実施形態1と同一の部材については同一の符号を付して示している。
一方、液漏れ防止リブ71の前記当りの強いところが吸液体16を押さえる構成なので、揮散容器61が横倒しされた場合(転倒時)でも、急激に液が漏れることはなく、転倒時の液漏れを防止することができる。
上記の平均幅及び平均深さを有する凹凸面75は、エンボス加工、ブラスト加工またはローレット加工(ギザギザ)を用いて形成することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
まず、図1に示す揮散容器(実施例1)を構成する次の部品を用意した。
外部キャップは、PP(樹脂メーカー:サンアロマー、グレード:PM970W)を材料として射出成型法により形成した。
容器本体部は、ポリプロピレン(PP)(樹脂メーカー:住友化学、グレード:AS321)を材料として用い、射出成型法により、直径70mm、高さ68mm、肉厚0.5〜1.5mm、容積200mlになるように形成した。
中栓は、LLDPE(樹脂メーカー:住友化学 グレード:G801)を材料として用い、射出成型法により、直径31.5mm、高さ30mmになるように形成した。
トレー付きキャップは、ポリプロピレン(PP)(樹脂メーカー:サンアロマー、グレード:PM970W)を材料として用い、射出成型法により、縦58mm、横54mm、高さ29.2mmになるように形成した。
液漏れ防止リブは、幅1.0mm、高さ1.0mm、内径30mmの円環状となるように形成した。
含浸体(吸液体)は、Pパルプ製であり、縦40mm、横40mm、高さ10mmの直方体となるように形成した。その質量は2.5gであり、密度は0.15g/cm3であった。
次に、液体薬剤として、蚊用ホウ酸ベイト剤(以下、ベイト剤)を用意した。表1に、このベイト剤の組成を示す。
なお、このベイト液の粘度(21℃時)を、BL型粘度計(TOKI SANGYO CO.,LTD製)を用いて、No.1(H−1)のローターで20rpm、60秒間の測定条件で測定した。このベイト液の粘度は7mPa・sであった。
まず、容器本体部(満中200ml)に上記ベイト液を180ml入れ、吸液芯を備えた中栓を嵌め、トレー付きキャップを嵌め、前記トレー付きキャップのトレーに吸液体を戴置した後、ヒンジ蓋を閉じ、最後に外部キャップを装着して、揮散容器(実施例1)とした。このとき、トレー上の吸液芯の高さは2.0mmとした。
7分後、含浸状態を目視により観察した。含浸体が十分含浸している状態を+++とし、かなり含浸している状態を++とし、含浸している状態を+とし、一部含浸している状態を±とし、含浸していない状態を−と評価する。
揮散容器(実施例1)は、かなり含浸体が含浸している状態であったので、評価は++とした。
次に、揮散容器(実施例1)を横倒しして、24時間放置した。
24時間後、液漏れの有無を目視により観察した。液漏れがあったものを×、ごく僅かに液漏れがあったものを△、ほとんど液漏れがなかったものを○、液漏れが全くなかったものを◎と評価する。
揮散容器(実施例1)は、液漏れが無かったので、評価は◎とした。
液漏れ防止リブの高さh1を0.1mm(実施例2)、0.5mm(実施例3)、1.5mm(実施例4)、1.7mm(実施例5)、2.0mm(実施例6)と変えた他は実施例1と同様にして揮散容器(実施例2〜6)を作製した。
実施例1と同様の条件で、揮散容器(実施例2〜6)の評価を行った。
トレー上の吸液芯の高さh2を1.0mm(実施例7)と変えた他は実施例1と同様にして揮散容器(実施例7)を作製した。
実施例1と同様の条件で、揮散容器(実施例7)の評価を行った。
液漏れ防止リブの構造を変えたほかは実施例1と同様にして揮散容器(実施例8〜12)を作製した。
揮散容器(実施例8)は、平均幅及び平均深さが0.2mmの凹凸面を備えた液漏れ防止リブとした他は実施例1と同様の構成とした。
また、揮散容器(実施例9)は、幅1.0mm×深さ0.3mmの切欠部を2つ最も離間するように設けた液漏れ防止リブとした他は実施例1と同様の構成とした。
また、揮散容器(実施例10)は、幅1.0mm×深さ1.0mm、内径25mmの補助リブを備えた他は実施例1と同様の構成とした。
また、揮散容器(実施例11)は、幅1.0mm×深さ1.0mm、内径25mmの補助リブを備え、液漏れ防止リブ及び補助リブの上面を平均幅及び平均高さが0.2mmの凹凸面とした他は実施例1と同様の構成とした。
更に、揮散容器(実施例12)は、幅1.0mm×深さ1.0mm、内径25mmの補助リブを備え、液漏れ防止リブ及び補助リブにそれぞれ2つの幅1.0mm×深さ0.3mmの切欠部を最も離間するように設けた他は実施例1と同様の構成とした。
実施例1と同様の条件で、揮散容器(実施例8〜12)の評価を行った。
液漏れ防止リブを設けなかったほかは実施例1と同様にして揮散容器(比較例1)を作製した。
実施例1と同様の条件で、揮散容器(比較例1)の評価を行った。1分後から液漏れが始まり、揮散容器(比較例1)の評価は×であった。
実施例1〜12、比較例1の条件及び評価結果について、表1にまとめた。
Claims (6)
- 液体を貯蔵可能な空洞部を有する容器本体部と、前記空洞部に連通する開口を備えた口部に取り付け自在な中栓と、前記中栓を覆うように前記容器本体部に取り付け自在なトレー付きキャップと、を有し、前記トレー付きキャップが、内壁面にネジ部を有するキャップ部と、前記キャップ部に取り付けられたトレーと、前記トレーにヒンジを介して取り付けられたヒンジ蓋と、を有する揮散容器であって、
前記トレーの内底面には開口部が設けられており、前記開口部を囲むように平面視環状の液漏れ防止リブが形成されていることを特徴とする揮散容器。 - 前記液漏れ防止リブに1以上の切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の揮散容器。
- 前記液漏れ防止リブの上面が凹凸面とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の揮散容器。
- 前記液漏れ防止リブの内周側に平面視環状の補助リブが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の揮散容器。
- 前記補助リブに1以上の切欠部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の揮散容器。
- 前記補助リブの上面が凹凸面とされていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の揮散容器。
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