JP5241580B2 - クラッチ付き複合歯車 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチ付き複合歯車に関するものである。
特許文献1、2には、クラッチ付き複合歯車が開示されている。
特開2008−215542号公報 特開2005−53422号公報
特許文献1のクラッチ付き複合歯車では、同軸に配置された第1歯車と第2歯車の対向面にそれぞれクラッチ歯が設けられており、スプリングによりクラッチ歯同士を離間させる方向に付勢された第2歯車が、ソレノイドにより軸方向に変位してクラッチ歯同士を接離させることで、第1歯車と第2歯車の間での回転の伝達/非伝達が切り換えられるようになっている。
特許文献2のクラッチ付き複合歯車では、同軸に配置された第1歯車と第2歯車の対向面にそれぞれラチェット歯が設けられており、スプリングにより第1歯車側に付勢されてラチェット歯同士を係合させた状態の第2歯車が、負荷トルクを受けて軸方向に変位してラチェット歯同士を接離させることで、第1歯車と第2歯車の間での回転の伝達/非伝達が切り換えられるようになっている。
これら特許文献に開示されたクラッチ付き複合歯車では、同軸に配置された一対の歯車のうちの一方が軸方向に変位することで、回転の伝達/非伝達が切り換えられるようになっている。
そのため、歯車が変位するための空間を確保する必要があり、複合歯車が大型化してしまうという問題がある。
よって、クラッチ機構を設けるために大型化させる必要のないクラッチ付き複合歯車が求められている。
第1歯車と第2歯車とが第1軸上で同軸に設けられており、第1歯車と第2歯車との間の回転の伝達がクラッチ機構を介して行われるクラッチ付き複合歯車であって、クラッチ機構は、第1軸の軸方向で第1歯車と第2歯車との間に設けられており、第1歯車と同軸に設けられて第1歯車と一体回転する本体部、および本体部の外周から延出し、係合爪を有する先端側が第1軸の径方向に変位可能な腕部を備えるラチェット部材と、第2歯車に設けられて、径方向で係合爪が弾性係合する係合部と、を備え、本体部の外周を、第1歯車の外周よりも径方向の内側に位置させ、ラチェット部材と第1歯車とを別体に形成し、本体部に、軸方向に貫通する貫通孔を設け、貫通孔に、第1歯車から本体部側に突出する突出部を係合させて、ラチェット部材と第1歯車とを一体回転可能とし、突出部の先端は、本体部から突出して、第2歯車のラチェット部材との対向面に当接しており、ラチェット部材と対向面との間に隙間が確保されている構成とした。
チェット部材と第1歯車とを別体に形成した構成としたことで、第1歯車用の金型とラチェット部材部材用の金型とを、それぞれ単純な上下型で構成することができる。
第1歯車とラチェット部材部材とを一体に形成する場合、本体部の外周面が第1歯車の外周よりも第1軸側にオフセットしており、ラチェット部材の腕部が、第1歯車の外周よりも第1軸側の内側から延びているので、スライド型が必要になり、金型が複雑になる。
別体に形成することで、第1歯車用の金型とラチェット部材用の金型とを、単純な上下型で構成することができ、スライド型が必要とならないので、クラッチ機構の作製コストの低減が可能になる。
さらに、本体部には、軸方向に貫通する貫通孔が設けられており、貫通孔に、第1歯車から本体部側に突出する突出部を係合させて、ラチェット部材と第1歯車とを一体回転可能に構成したことで、簡単な構成で、第1歯車とラチェット部材とを係合させることができるので、第1歯車とラチェット部材とを確実に一体回転させることができる。
さらに、突出部の先端は、本体部から突出して、第2歯車のラチェット部材との対向面に当接しており、ラチェット部材と対向面との間に隙間が確保されている構成としたことで、第1歯車とラチェット部材とが一体に回転する際に、突出部の先端のみが対向面を摺動する。
よって、ラチェット部材の全体が対向面に当接している場合に比べて、ラチェット部材が回転する際の摺動面積が小さくなるので、ラチェット部材の回転を妨げないようにするために摺動面の総てを精度良く平滑に形成しなくても良く、ラチェット部材や第2歯車の形成が容易になる。
さらに、摺動面に不適合箇所が存在しても、不適合箇所によりラチェット部材の回転が阻害されて摺動ロスが大きくなるというリスクも小さくなる。よって、クラッチ機構全体での摺動ロスを減らすことができる。
第1歯車と第2歯車とが第1軸上で同軸に設けられており、第1歯車と第2歯車との間の回転の伝達がクラッチ機構を介して行われるクラッチ付き複合歯車であって、クラッチ機構は、第1軸の軸方向で第1歯車と第2歯車との間に設けられており、第1歯車と同軸に設けられて第1歯車と一体回転する本体部、および本体部の外周から延出し、係合爪を有する先端側が第1軸の径方向に変位可能な腕部を備えるラチェット部材と、第2歯車に設けられて、径方向で係合爪が弾性係合する係合部と、を備え、本体部の外周を、第1歯車の外周よりも径方向の内側に位置させ、 第1歯車の第2歯車との対向面には、第1歯車よりも径の小さい縮径部が設けられており、本体部は縮径部に取り付けられて、第1歯車と腕部との間に隙間が形成されている構成とした。
さらに、第2歯車のラチェット部材との対向面には、ラチェット部材を収容する収容部が形成されており、ラチェット部材は収容部内に配置されている構成とした。
このようにすると、クラッチ機構の軸方向の大きさの短縮が可能になる。
第1軸の径方向で弾性係合する係合爪と係合部とでクラッチ機構が構成されているので、従来例にかかる複合歯車のように、第1歯車と第2歯車のうちの一方を軸方向に変位させずに、第1歯車と第2歯車の間での回転の伝達/非伝達を切り換えることができる。
よって、クラッチ機構を設けるために複合歯車を軸方向に大型化する必要がないので、クラッチ機構を備える複合歯車の薄型化が可能になる。
また、ラチェット部材の本体部の外周を、第1歯車の外周よりも径方向内側の第1軸側に位置させたので、本体部から伸びる腕部の少なくとも基端側は、第1歯車の外周よりも内径側に位置している。よって、腕部が変位するための空間が、第1歯車と第2歯車との間にも確保できるので、クラッチ機構全体の径方向の大きさを小さくできると共に、腕部の設計の自由度が向上するので、腕部の強度確保、所望の弾性の付与が可能になる。
クラッチ付き複合歯車を適用したモータ式駆動装置の輪列展開図である。 第2車の分解斜視図である。 クラッチ機構を説明する図である。 ラチェット部材の説明図である。 ラチェット部材の部分拡大である。 第2歯車の説明図である。 第2ピニオンの説明図である。
本発明に係るクラッチ付き複合歯車の実施形態として、クラッチ付き複合歯車を適用したモータ式駆動装置を例に挙げて説明する。
実施形態にかかるクラッチ付き複合歯車を適用したモータ式駆動装置1は、例えば洗濯機の排水弁の開閉に用いられている。
図1の輪列展開図に示すように、モータ式駆動装置1は、洗濯機本体に取り付けられるケース2を有しており、ケース2には、モータMと、減速歯車列Gと、出力車70と、出力部材80とが、組み込まれている。
このモータ式駆動装置1では、モータMの回転が、減速歯車列Gを介して、出力車70に伝達されて、出力車70に連結された出力部材80の連結部82が、支持軸S6回りに一方向に回転駆動されるようになっており、回転駆動される連結部82に連結された図示しない排水弁が、返戻付勢力に抗して開作動させられるようになっている。
ケース2は、有底箱形状の本体部3と、本体部3の上端にインロー嵌合したカバー4とを備えて構成され、ケース2内には、本体部3の上端開口を塞ぐ蓋部5と、本体部3内を上下二つに区画する仕切壁6とが設けられている。
モータMは、仕切壁6により本体部3の底側に形成される空間内に設けられており、ロータ10と、ステータ20とを備えて構成される。
ロータ10は、円環ブロック形状の永久磁石11と、外周面に永久磁石11が外挿固定された軸部材12とから構成される。
軸部材12は、貫通孔12aに挿通した支持軸S1回りで回転可能に支持されている。
軸部材12は、仕切壁6を貫通して設けられており、仕切壁6よりも先端側は縮径されて縮径部12bが形成されている。この縮径部12bの仕切壁6寄りの位置の外周面には、モータピニオン13が全周に亘って形成されている。
ステータ20は、有底円筒形状を有しており、強磁性材料から構成される。ステータ20の周壁部20aは、永久磁石11の外周面を所定間隔で囲んでいる。
ステータ20の径方向外側には、絶縁性材料で形成された糸巻き形状のボビン22が位置しており、ボビン22に対してワイヤが巻き回されてコイル21が構成されている。
減速歯車列Gは、モータM側から順に、第1車30、第2車40、第3車50、第4車60と、を備えて構成される。
第1車30は、支持軸S2で回転可能に支持された第1歯車31と、第1歯車31と同軸に設けられた第1ピニオン32とを備える。
第1ピニオン32は、第1歯車31の蓋部5側の上面から軸方向に延出して設けられており、第1歯車31と一体に形成されている。
第1歯車31の外周面に形成された歯部31aは、モータピニオン13に噛合しており、第1ピニオン32の外周面に形成された歯部32aは、第2歯車41の歯部41aに噛合している。
第2車40は、第1車30を介してモータMの回転が入力される第2歯車41と、第2歯車41と同軸に設けられた第2ピニオン42とを備え、これらは支持軸S3上で同軸に設けられている。
支持軸S3の軸方向における第2歯車41と第2ピニオン42との間には後記するクラッチ機構100が設けられており、第2歯車41と第2ピニオン42との間の回転伝達が、クラッチ機構100を介して行われるようになっている。
第2ピニオン42の外周面に形成された歯部42aは、第3歯車51の歯部51aに噛合しており、クラッチ機構100を介して第2ピニオン42に伝達されたモータMの回転が、第2ピニオン42を介して、第3車50に伝達されるようになっている。
第3車50は、支持軸S4で回転可能に支持された第3歯車51と、第3歯車51と同軸に設けられた第3ピニオン52とを備える。
第3ピニオン52は、第3歯車51の仕切壁6に対向する下面から軸方向に延出して設けられており、第3歯車51と一体に形成されている。
第3歯車51の外周面に形成された歯部51aは、第2ピニオン42の歯部42aに噛合しており、第3ピニオン52の外周面に形成された歯部52aは、第4歯車61の歯部61aに噛合している。
第4車60は、支持軸S5で回転可能に支持された第4歯車61と、第4歯車61と同軸に設けられた第4ピニオン62とを備える。
第4ピニオンは、第4歯車61の蓋部5に対向する上面から軸方向に延出して設けられており、第4歯車61と一体に形成されている。
第4歯車61の外周面に形成された歯部61aは、第3ピニオン52の歯部52aに噛合しており、第4ピニオン62の外周面に形成された歯部62aは、出力歯車71の歯部71aに噛合している。
出力車70は、支持軸S6で回転可能に支持された出力歯車71と、出力歯車71のカバー4側の上面から軸方向に突出するボス部72とを備え、出力歯車71とボス部72とは一体に形成されている。
ボス部72には、出力歯車71の支持軸S6を挿入するための挿入孔71bと同軸に、ボルト挿入孔72bが設けられている。
ボス部72の上端側の縮径部72aには、出力部材80の厚肉円筒部81が外挿されており、出力部材80とボス部72とは、ボス部72のボルト挿入孔72bに螺入されたボルトB2により、一体回転可能に連結されている。
なお、出力部材80の厚肉円筒部81よりも径方向外側の上端には、図示しない排水弁が連結される連結部82が設けられている。
以下、第2車40が備えるクラッチ機構100を詳細に説明する。
図2は、第2車40を仕切壁6側から見た分解斜視図であり、図3の(a)は、第2車40を仕切壁6側から見た平面図であり、(b)は、(a)におけるX−X断面図である。図4の(a)は、ラチェット部材110を第2ピニオン42側から見た平面図であり、(b)は、(a)におけるX−X断面図であり、図5は、図4の部分拡大図である。
クラッチ機構100は、第2ピニオン42と第2歯車41の間に設けられており、第2ピニオン42と連結されて第2ピニオン42と共に一体回転可能なラチェット部材110と、第2歯車41に設けられた係合歯部121とを備えて構成される。
図3に示すように、第2歯車41と、ラチェット部材110と、第2ピニオン42とが組み付けられた状態において、ラチェット部材110は、腕部112の先端112a側を回転中心O側に弾性変形させた状態で、第2歯車41の収容部120内に配置収容されており、爪部113は、支持軸S3(図3の(b)参照)の径方向で係合歯部121に弾性係合している。
図4に示すように、ラチェット部材110は、軸方向から見てリング形状の本体部111と、本体部111の外周面111aから延びる腕部112とを備えている。
本体部111の中央部には、支持軸S3(図4の(b)参照)を挿通させる挿通穴111bが、本体部111を厚み方向(軸方向)に貫通して設けられている。
本体部111では、挿通穴111bから径方向外側に所定距離離間した位置に、後記する第2ピニオン42の係合凸部46が挿入される係合孔111cが設けられている。
係合孔111cもまた、本体部111を厚み方向(軸方向)に貫通して設けられており、ラチェット部材110の回転中心O回りで120°間隔で3箇所設けられている。
図5に示すように、腕部112は、本体部111の外周面111aから径方向外側に延びており、外周面111aから所定距離離間した位置から先は、外周面111aに沿って時計回り方向に延びている。
腕部112の内周面112dのうち、先端112a側と基端112b側を除く大部分は、回転中心Oを中心とする仮想円B上に位置しており、腕部112の外周面112eのうち、先端112a側と基端112b側を除く大部分は、仮想円C上に位置している。
ここで、仮想円B、Cは、本体部111の外周を規定する仮想円Aと同心であり、仮想円A、B、Cの径は、仮想円A、仮想円B、仮想円Cの順で大きくなっている。
そのため、軸方向から見て腕部112の径方向幅Wは、先端112a側と基端112b側を除いた大部分の範囲で同じ幅となっている。
図4に示すように、腕部112は、本体部111の回転中心O回りの周方向において、3つ設けられている。各腕部112の周方向長さL1〜L3は、それぞれ異なる長さで形成されており、ラチェット部材110が反時計回り方向に回転する際に、腕部112の先端に形成された爪部113の各々が、係合歯部121の歯溝121c(図3参照)に同時に落ち込まないようにしている。このようにすることで、爪部113の各々が、係合歯部121の歯溝121c(図3参照)に同時に落ち込まないので、爪部113の歯溝121cへの落ち込みに起因するノイズが集中せず、大きなノイズが発生しない。
なお、爪部113の各々が歯溝121cに同時に落ち込まないようにされている場合であっても、ラチェット部材110が時計回り方向に回転する際には、爪部113の各々が係合歯部121の歯溝121cに噛合して、駆動力が、第2歯車41に伝達されるようになっている。
また、各腕部112の周方向長さL1〜L3は、上述の実施の形態のものに限定されるものではなく、爪部113の各々が係合歯部121の歯溝121cに同時に落ち込むような長さであっても良い。
図5に示すように、腕部112は、本体部111で片持ち支持されており、爪部113が形成された先端112a側は、本体部111と接続する基端112bを支点として弾性変形可能となっている。そのため、ラチェット部材110が反時計回り方向に回転する際に腕部112の先端112a側が弾性変形すると、爪部113は図中矢印αで示す本体部111側に変位して、後記する係合歯部121の傾斜面121bを摺動できるようになっている。
軸方向から見て尖形状の爪部113は、回転中心Oからみて径方向外側に伸びており、爪部113は、腕部112が弾性変形していない状態において、係合歯部121の歯溝121cに係合する長さで形成されている。
そのため、図3に示すように、爪部113が係合歯部121の傾斜面121bと当接する位置にある場合には、腕部112の先端112a側は、常に径方向内側に弾性変形させられた状態となり、爪部113はこの弾性変形により生ずる反力により、係合歯部121側に付勢されて弾性係合した状態となっている。
図6の(a)は、第2歯車41を第2ピニオン42側から見た平面図であり、(b)は、(a)におけるX−X断面図である。
図6に示すように、第2歯車41は、軸方向から見てリング形状を有しており、外周面には、第1ピニオン32の歯部32a(図1参照)が噛合する歯部41aが設けられている。
第2歯車41のラチェット部材110(第2ピニオン42)との対向面には、有底円柱形状の収容部120が設けられている。
収容部120の回転中心Oを所定間隔で囲む内周面には、係合歯部121が全周に亘って設けられており、係合歯部121で囲まれた空間内に、ラチェット部材110が配置収容される。
係合歯部121は、軸方向から見て鋸歯形状を有しており、第2歯車41が反時計回り方向に回転する際に腕部112の先端面112cが当接する当接面121aと、ラチェット部材110が反時計回り方向に回転する際に爪部113が摺動する傾斜面121bとを有する。
当接面121aは、第2歯車41の回転中心Oを通る直線Yに沿って形成されている。傾斜面121bは、基端である歯溝121cから先端側に向かうにつれて、直線Yから離れるように、反時計回り方向に延びている。
図7の(a)は、第2ピニオン42をラチェット部材110側から見た平面図であり、(b)は、(a)におけるX−X断面図である。
図7の(b)に示すように、第2ピニオン42は、歯車部43と、ボス部44とを備える。
円板形状の歯車部43の外周面には、第3歯車51が噛合する歯部42aが全周に亘って形成されている(図7の(a)参照)。ボス部44は、中央の開口42bを囲むように歯車部43から軸方向に延出しており、円筒形状を有している。
図7に示すように、歯車部43のボス部44とは反対側の面には、軸方向から見てリング形状の縮径部45が設けられている。
図7の(a)に示すように、縮径部45は、歯車部43の直径R1よりも短い直径R2を有しており、外周面45bは、全周に亘って、歯車部43の外周の歯部42aよりも径方向内側の回転中心O側に位置している。また、縮径部45は、ラチェット部材110の本体部111と略同一の平面形状を有している。
これにより、第2ピニオン42がラチェット部材110に組み付けられた状態において、本体部111から伸びる腕部の基端112bは、第2ピニオン42の外周の歯部42aよりも内径側に位置するようになっている(図3の(a)参照)。
図7の(b)に示すように、縮径部45のラチェット部材110側の面45aには、円柱形状の係合凸部46が、ラチェット部材110側(ボス部44とは反対方向)に突出して設けられている。
係合凸部46は、縮径部45の中央に位置する開口42bから径方向外側に所定距離離間した位置に設けられており、第2ピニオン42の回転中心O回りで120°間隔で3箇所設けられている。
係合凸部46の突出高さh1は、図中仮想線で示すラチェット部材110の本体部111の軸方向厚みh2よりも若干長く形成されており、係合凸部46の先端46aが、本体部111から僅かに突出するようになっている。
また、係合凸部46の直径d1は、図4に示すラチェット部材110の係合孔111cの直径d2よりも若干小さくなっている。
かかる構成のラチェット機構によると、図3に示すように、図示しない歯車列と噛合する第2ピニオン42を介して、ラチェット部材110を反時計回り方向に回転させる回転トルクが入力されると、入力された回転トルクが、腕部112の先端112a側を本体部111(回転中心O)側に弾性変形させながら爪部113を係合歯部121の傾斜面121bを摺動させるのに必要な応力よりも大きくなった時点で、ラチェット部材110が反時計回り方向に回転する。
また、図示しないモータから入力される回転で第2歯車41が反時計回りに回転させられると、係合歯部121の当接面121aが爪部113と当接するので、ラチェット部材110は第2歯車41と一体に反時計回り方向に回転する。
これにより、モータの回転がラチェット部材110の第2ピニオン42に噛合する歯車列を介して出力部材側に伝達される。
すなわち、実施形態にかかるラチェットでは、ラチェット部材110は第2歯車41に対して一方向にのみ回転可能とされる。
なお、実施形態では、図3の(b)に示すように、ラチェット部材110の本体部111は、第2ピニオン42の歯車部43よりも径が小さく、かつラチェット部材110側に突出する縮径部45に当設して設けられているので、腕部112の基端112b側と第2ピニオン42の間には、縮径部45の突出高さの分だけ隙間C1が確保されている。
さらに、図1に示すように、第2ピニオン42を重力方向の下方側に配設すると共に、ラチェット部材110を重力方向の上方側に配設した場合、係合凸部46の先端46aは、本体部111から僅かに突出しているので、本体部111と第2歯車41の収容部120の底面120aとの間にも隙間C2が確保されている。なお、第2ピニオン42を重力方向の上方側に配設すると共に、ラチェット部材110を重力方向の下方側に配設した場合には、本体部111と縮径部45との間に隙間C2に相当する隙間が形成されることになる。
よって、これら隙間C1、C2により、ラチェット部材110が反時計回り方向に回転する際に、腕部112の基端112bを支点とした弾性変形が阻害されないようになっている。
ここで、実施形態における第2ピニオン42が、発明における第1歯車に相当し、第2歯車41が、発明における第2歯車に相当し、支持軸S3が、発明における第1軸に相当し、爪部113が、発明における係合爪に相当し、係合歯部121が、発明における係合部に相当し、係合凸部46が、発明における突出部に相当する。
以上の通り、実施形態では、図3に示すように、第2ピニオン42と、第2歯車41とが支持軸S3上で同軸に設けられており、第2ピニオン42と第2歯車41との間の回転の伝達がクラッチ機構100を介して行われるクラッチ付き複合歯車(図1参照)であって、クラッチ機構100は、支持軸S3の軸方向で第2ピニオン42と第2歯車41との間に設けられており、第2ピニオン42と同軸に設けられて第2ピニオン42と一体回転する本体部111、および本体部111の外周面111aから延出し、爪部113を有する先端112a側が支持軸S3の径方向に変位可能な腕部112を備えるラチェット部材110と、第2歯車41に設けられて、支持軸S3の径方向で爪部113が弾性係合する係合歯部121と、を備え、本体部111の外周面111aを、第2ピニオン42の外周の歯部42aよりも径方向内側の支持軸S3側に位置させた構成とした。
これにより、支持軸S3の径方向で弾性係合する爪部113と、ラチェット部材110の係合歯部121とでクラッチ機構100が構成されているので、従来例にかかる複合歯車のように、第2ピニオン42と第2歯車41のうちの一方を軸方向に変位させずに、回転の伝達/非伝達を切り換えることができる。
よって、クラッチ機構100を設けるために複合歯車を軸方向に大型化する必要がないので複合歯車の薄型化が可能になる。
また、ラチェット部材110の本体部111の外周面111aを、第2ピニオン42の外周の歯部42aよりも径方向内側の支持軸S3側に位置させたので、本体部111から伸びる腕部の基端112bは、第2ピニオン42の外周の歯部42aよりも内径側に位置する。
これにより、第2ピニオン42と第2歯車41との間に腕部112が弾性変形するための空間を確保でき、腕部112の断面積の確保や、腕部112の弾性変形を可能にするための長さを確保ができるので、腕部112の設計の自由度が向上し、腕部112の強度確保、所望の弾性の付与が可能になる。さらに、クラッチ機構100全体の径方向の大きさを小さくすることができる。
さらに、クラッチ機構100を設けるために、複合歯車の減速比を変更する必要が生じることもない。
また、ラチェット部材110と第2ピニオン42とを別体に形成したので、第2ピニオン用の金型とラチェット部材110用の金型とを、それぞれ単純な上下型で構成することができる。
第2ピニオン42とラチェット部材110とを一体に形成する場合には、本体部111の外周面111aが第2ピニオン42の外周よりも径方向内側の支持軸S3側に位置しており、ラチェット部材110の腕部112が、第2ピニオン42の外周よりも支持軸S3側である内側から延びているので、金型としてスライド型が必要になり、金型が複雑になるが、別体に形成することで、スライド型が不要になり、クラッチ機構100の作製コストの低減が可能になる。
さらに、本体部111には、軸方向に貫通して係合孔111cが設けられており、係合孔111cに、第2ピニオン42から本体部111側に突出する係合凸部46を係合させて、ラチェット部材110と第2ピニオン42とが一体回転するようにした。
このように構成すると、簡単な構成で、第2ピニオン42とラチェット部材110とを係合させることができるので、第2ピニオン42とラチェット部材110とを確実に一体回転させることができる。
また、係合凸部46の先端46aは、本体部111から突出して、第2歯車41のラチェット部材110との対向面となる収容部120の底面120aに当接しており、ラチェット部材110と底面120aとの間に隙間C2が確保されている構成とした。
このように構成すると、第2ピニオン42とラチェット部材110とが一体に回転する際に、係合凸部46の先端46aのみが底面120aを摺動する。
よって、ラチェット部材110の全体が底面120aに当接している場合に比べて、ラチェット部材110が回転する際の摺動面積が小さくなるので、ラチェット部材110の回転を妨げないようにするために摺動面の総てを精度良く平滑に形成しなくても良く、ラチェット部材110や第2歯車41の形成が容易になる。
さらに、摺動面に不適合箇所が存在しても、不適合箇所によりラチェット部材110の回転が阻害されて摺動ロスが大きくなるというリスクも小さくなる。よって、クラッチ機構100全体での摺動ロスを減らすことができる。
さらに、第2ピニオン42の第2歯車41(ラチェット部材110)との対向面には、第2ピニオン42よりも径の小さい縮径部45が設けられており、ラチェット部材110の本体部111は縮径部45に取り付けられて、第2ピニオン42とラチェット部材110の腕部112との間に隙間C1が形成されている構成とした。
これにより、ラチェット部材110の腕部112が、第2ピニオン42の外周よりも径方向内側の支持軸S3側から延びていても、爪部113を有する腕部112の径方向への変位が、第2ピニオン42により阻害されない。
これにより、ラチェット部材110の腕部112を第2ピニオン42の外周から大きく径方向外側に突出させて設けずに済むようになるので、クラッチ機構100の径方向の大きさの短縮が可能になる。
また、第2歯車41のラチェット部材110との対向面には、ラチェット部材110を収容する有底円柱形状の収容部120が形成されており、係合歯部121は、収容部120の内周面に全周に亘って設けられており、ラチェット部材110は収容部120内に配置されて、腕部112の爪部113を係合歯部121に弾性係合させている構成としたので、クラッチ機構100の軸方向の大きさの短縮が可能になる。
実施形態では、第2ピニオン42とラチェット部材110とを一体回転可能とし、第2歯車41側にラチェット部材110の収容部120を設けた構成としたが、第2歯車41と第2ピニオン42の径に応じて、第2歯車41とラチェット部材110とを一体回転可能とし、第2ピニオン42側に収容部を設けるようにしても良い。
さらに、ラチェット部材110と第2ピニオン42とを一体に形成するようにしても良い。
また、実施形態では第2車40にクラッチ機構100を設けたが、減速歯車列Gを構成する他の歯車(第3車50など)に設けるようにしても良い。
1 モータ式駆動装置
2 ケース
3 本体部
4 カバー
5 蓋部
6 仕切壁
10 ロータ
11 永久磁石
20 ステータ
21 コイル
22 ボビン
30 第1車
40 第2車
41 第2歯車
41a 歯部
42 第2ピニオン(第1歯車)
42a 歯部
43 歯車部
44 ボス部
45 縮径部
45a 面
45b 外周面
46 係合凸部
46a 先端
50 第3車
60 第4車
70 出力車
71 出力歯車
80 出力部材
82 連結部
100 クラッチ機構
110 ラチェット部材
111 本体部
112 腕部
113 爪部
120 収容部
121 係合歯部
121a 当接面
121b 傾斜面
121c 歯溝
G 減速歯車列
M モータ
S1〜S6 支持軸

Claims (6)

  1. 第1歯車と第2歯車とが第1軸上で同軸に設けられており、第1歯車と第2歯車との間の回転の伝達がクラッチ機構を介して行われるクラッチ付き複合歯車であって、
    クラッチ機構は、
    第1軸の軸方向で前記第1歯車と前記第2歯車との間に設けられており、
    前記第1歯車と同軸に設けられて前記第1歯車と一体回転する本体部、および前記本体部の外周から延出し、係合爪を有する先端側が前記第1軸の径方向に変位可能な腕部を備えるラチェット部材と、
    前記第2歯車に設けられて、前記径方向で前記係合爪が弾性係合する係合部と、を備え、
    前記本体部の外周を、前記第1歯車の外周よりも前記径方向の内側に位置させ
    前記ラチェット部材と第1歯車とを別体に形成し、
    前記本体部に、前記軸方向に貫通する貫通孔を設け、前記貫通孔に、前記第1歯車から前記本体部側に突出する突出部を係合させて、前記ラチェット部材と前記第1歯車とを一体回転可能とし、
    前記突出部の先端は、前記本体部から突出して、第2歯車の前記ラチェット部材との対向面に当接しており、前記ラチェット部材と前記対向面との間に隙間が確保されていることを特徴とするクラッチ付き複合歯車。
  2. 第1歯車と第2歯車とが第1軸上で同軸に設けられており、第1歯車と第2歯車との間の回転の伝達がクラッチ機構を介して行われるクラッチ付き複合歯車であって、
    クラッチ機構は、
    第1軸の軸方向で前記第1歯車と前記第2歯車との間に設けられており、
    前記第1歯車と同軸に設けられて前記第1歯車と一体回転する本体部、および前記本体部の外周から延出し、係合爪を有する先端側が前記第1軸の径方向に変位可能な腕部を備えるラチェット部材と、
    前記第2歯車に設けられて、前記径方向で前記係合爪が弾性係合する係合部と、を備え、
    前記本体部の外周を、前記第1歯車の外周よりも前記径方向の内側に位置させ、
    前記第1歯車の前記第2歯車との対向面には、前記第1歯車よりも径の小さい縮径部が設けられており、前記本体部は前記縮径部に取り付けられて、前記第1歯車と前記腕部との間に隙間が形成されていることを特徴とするクラッチ付き複合歯車。
  3. 前記ラチェット部材と第1歯車とを別体に形成したことを特徴とする請求項2に記載のクラッチ付き複合歯車。
  4. 前記本体部には、前記軸方向に貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔に、前記第1歯車から前記本体部側に突出する突出部を係合させて、前記ラチェット部材と前記第1歯車とを一体回転可能にしたことを特徴とする請求項に記載のクラッチ付き複合歯車。
  5. 前記突出部の先端は、前記本体部から突出して、第2歯車の前記ラチェット部材との対向面に当接しており、前記ラチェット部材と前記対向面との間に隙間が確保されていることを特徴とする請求項4に記載のクラッチ付き複合歯車。
  6. 前記第2歯車の前記ラチェット部材との対向面には、前記ラチェット部材を収容する収
    容部が形成されており、前記ラチェット部材は前記収容部内に配置されていることを特徴
    とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のクラッチ付き複合歯車。
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