JP2019066023A - 複合歯車およびギアードモータ - Google Patents
複合歯車およびギアードモータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019066023A JP2019066023A JP2017195068A JP2017195068A JP2019066023A JP 2019066023 A JP2019066023 A JP 2019066023A JP 2017195068 A JP2017195068 A JP 2017195068A JP 2017195068 A JP2017195068 A JP 2017195068A JP 2019066023 A JP2019066023 A JP 2019066023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- small diameter
- gear member
- outer peripheral
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
【課題】小径歯車部の剛性が高い複合歯車を提供すること。【解決手段】第3複合歯車53は、小径歯車部74を備える金属製の第1歯車部材101と、大径歯車部73および第1歯車部材101を保持する保持部103を備える樹脂製の第2歯車部材102を有する。第1歯車部材101は、第2歯車部材102の保持部103に嵌合して第2歯車部材102により外周側から覆われた連結部分111と、第2歯車部材102から第1方向X1に突出する突出部分112を備える。突出部分112は、小径歯車部74と、小径歯車部74と連結部分111との間に位置する円盤部113を備える。円盤部113は小径部材よりも大径である。連結部分111は、径方向の外側を向く連結部分側環状外周面116に、円盤部113の連結部分側環状外周面116に段差なく連続する環状外周面部分116aを備える。【選択図】図6
Description
本発明は、小径歯車部と大径歯車部とを備える複合歯車に関する。また、モータの駆動力を出力部材に伝達する歯車機構に複合歯車を備えるギアードモータに関する。
モータと、出力部材と、モータの回転を出力部材に伝達する歯車機構と、を備えるギアードモータは、特許文献1に記載されている。同文献では、出力部材は、被駆動部材が連結される出力軸部分と歯車部分とを備える。歯車機構は、減速歯車列であり、モータのロータに設けられたモータピニオンと、モータピニオンと噛合する第1複合歯車と、第2複合歯車と噛合する第2複合歯車と、第2複合歯車と噛合する第3複合歯車と、を備える。各複合歯車は、大径歯車部と、大径歯車部と同軸で当該大径歯車部よりも小径の小径歯車部とを備える。モータピニオンは第1複合歯車の大径歯車部に噛合している。第1複合歯車部の小径歯車部は、第2複合歯車部の大径歯車部に噛合している。第2複合歯車部の小径歯車部は、第3複合歯車部の大径歯車部に噛合している。第3複合歯車部の小径歯車部は、出力部材の歯車部分に噛合している。第1複合歯車、第2複合歯車および第3複合歯車は、いずれも樹脂製である。
被駆動部材を駆動するための負荷が大きくなると、出力部材を回転させるのに必要なトルクが大きくなるので、歯車輪列を構成する各複合歯車にかかる負荷も大きくなる。このような場合には、特に、減速歯車列の最終歯車となる複合歯車において、出力部材の歯車部分と噛合する小径歯車部の剛性を向上させる必要が生じる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、小径歯車部の剛性が高い複合歯車を提供することにある。また、モータから出力部材に回転を伝達する歯車機構に、かかる複合歯車を備えるギアードモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、大径歯車部と、前記大径歯車部と同軸で当該大径歯車部よりも小径の小径歯車部と、を備える複合歯車において、前記小径歯車部を備える金属製の第1歯車部材と、前記大径歯車部および前記第1歯車部材を保持する保持部を備える樹脂製の第2歯車部材と、を有し、前記第1歯車部材は、前記保持部に嵌合して前記第2歯車部材によって外周側から覆われた連結部分と、前記第2歯車部材から軸線方向の第1方向に突出する突出部分と、を備え、前記突出部分は、前記小径歯車部、および、前記小径歯車部と前記連結部分との間に位置し当該小径歯車部と同軸で当該小径歯車部よりも大径の円盤部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複合歯車の小径歯車部は、金属製の第1歯車部材に設けられている。従って、複合歯車の全体が樹脂製であり、小径歯車部が樹脂からなる場合と比較して、小径歯車部の剛性を向上させることができる。
ここで、大径歯車部を備える樹脂製の第2歯車部材によって小径歯車部を備える金属製の第1歯車部材を保持した複合歯車を形成する場合には、第2歯車部材に第1歯車部材を確
実に保持するために、インサート成形を行う。すなわち、金属製の第1歯車部材を金型内に配置した状態で樹脂を金型に充填して第2歯車部材を成形する。しかし、インサート成形に際して、第2歯車部材に隣り合う位置に金属製の第1歯車部材の小径歯車部があると、第2歯車部材を成形するために金型内に充填される樹脂が小径歯車部の側に移動して小径歯車部の歯底などに付着してしまうという問題が発生する。このような問題に対して、本発明では、樹脂製の第2歯車部材と金属製の第1歯車部材の小径歯部との間に円盤部が設けられており、第2歯車部材と小径歯車部とは軸線方向で離間している。よって、インサート成形時に第1歯車部材を成形するための樹脂が小径歯車部に付着することを抑制できる。
ここで、大径歯車部を備える樹脂製の第2歯車部材によって小径歯車部を備える金属製の第1歯車部材を保持した複合歯車を形成する場合には、第2歯車部材に第1歯車部材を確
実に保持するために、インサート成形を行う。すなわち、金属製の第1歯車部材を金型内に配置した状態で樹脂を金型に充填して第2歯車部材を成形する。しかし、インサート成形に際して、第2歯車部材に隣り合う位置に金属製の第1歯車部材の小径歯車部があると、第2歯車部材を成形するために金型内に充填される樹脂が小径歯車部の側に移動して小径歯車部の歯底などに付着してしまうという問題が発生する。このような問題に対して、本発明では、樹脂製の第2歯車部材と金属製の第1歯車部材の小径歯部との間に円盤部が設けられており、第2歯車部材と小径歯車部とは軸線方向で離間している。よって、インサート成形時に第1歯車部材を成形するための樹脂が小径歯車部に付着することを抑制できる。
本発明において、前記円盤部は、径方向の外側を向く環状外周面を備え、前記連結部分は、その外周面に、前記環状外周面に段差なく連続する環状外周面部分を備えることが望ましい。複合歯車をインサート成形する際には、金型として、軸線方向で2分割された第1金型と第2金型とを用い、第1金型に第1歯車部材の突出部分を配置し、第2金型に第2歯車部材を成形するための空洞部を設ける。そして、第1金型と第2金型を軸線方向で積層して第2金型の空洞部内に第1歯車部材の連結部分と突出させた状態とする。その後、金型内に樹脂を充填して第2歯車部材を成形する。ここで、金属製の第1歯車部材は、第2歯車部材によって外周側から被われる連結部分の外周面に、円盤部の環状外周面に段差なく連続する環状外周面部分を備えれば、第1金型と第2金型とのパーティングラインを、第1歯車部材の円盤部の環状外周面と連結部分の環状外周面部分との段差のない境界に位置させて、インサート成形を行うことができる。これにより、第2金型の空洞部に注入された樹脂が、第1金型の側に移動することを阻止できるので、小径歯車部に樹脂が付着することを好適に抑制できる。
本発明において、前記第1歯車部材は、前記軸線方向に貫通する軸穴を備え、前記連結部分は、前記第1方向とは反対の第2方向の端に前記軸穴の開口を備える平坦な環状端面を備え、前記第2歯車部材は、前記軸穴よりも内径が大きい中心穴を備え、前記中心穴は、小径穴部分と、前記小径穴部分の前記第1方向に位置し当該小径穴部分よりも内径が大きい大径穴部分と、前記小径穴部分と前記大径穴部分との間で前記第1方向を向く環状面と、を備え、前記保持部は、前記大径穴部分と、前記環状面と、を備え、前記連結部分が前記大径穴部分に嵌合し、前記環状端面が前記環状面に当接し、前記軸穴の開口および前記環状端面における当該軸穴の開口縁部分が前記小径穴部分を介して前記第2歯車部材から第2方向に露出しているものとすることができる。このようにすれば、複合歯車を第2方向から見た場合に、軸穴の開口と連結部分の環状端面における軸穴の開口縁部分とが第2歯車部材の中心穴(小径穴部分)の内周側で第2歯車部材から露出する。換言すれば、連結部分の環状端面に形成された軸穴の開口と、第2歯車部材とは、少なくとも環状端面における軸穴の開口縁部分を間に挟んで、径方向で離間している。従って、インサート成形に際して、第2歯車部材を成形するために金型内に充填された樹脂が、第2歯車部材の側から内周側に移動して、第1歯車部材の軸穴の内部などに付着することを防止あるいは抑制できる。また、このようにすれば、第1歯車部材は、第2歯車部材の中心穴の軸線方向の途中で第1方向を向く環状面に載置された状態となる。従って、第1歯車部材の環状端面(第2方向の端)は、第2歯車部材の第2方向の端よりも第1方向の側に位置する。この結果、複合歯車の第2方向の端は、樹脂製の第2歯車部材によって規定される。ここで、金属製の部材の寸法精度と比較して、樹脂製の部材の寸法精度を高くすることは容易である。よって、複合歯車の軸線方向の一方の端(第2方向の端)を樹脂製の第2歯車部材によって規定すれば、複合歯車の軸線方向の両端を金属製の第1歯車部材によって規定する場合と比較して、軸線方向における複合歯車の長さ寸法の精度を向上させることができる。
本発明において、前記連結部分は、前記環状外周面部分よりも前記第2方向の側に、周
方向の一部分から前記径方向に突出する凸部または前記径方向に窪む凹部を備え、前記保持部は、前記凸部が嵌合する保持部側凹部または前記凹部に嵌合する保持部側凸部を備えるものとすることができる。このようにすれば、第1歯車部材が第2歯車部材から軸線方向に抜け落ちることを防止できる。また、第1歯車部材と第2歯車部材とが軸線回りに相対回転することを防止できる。
方向の一部分から前記径方向に突出する凸部または前記径方向に窪む凹部を備え、前記保持部は、前記凸部が嵌合する保持部側凹部または前記凹部に嵌合する保持部側凸部を備えるものとすることができる。このようにすれば、第1歯車部材が第2歯車部材から軸線方向に抜け落ちることを防止できる。また、第1歯車部材と第2歯車部材とが軸線回りに相対回転することを防止できる。
本発明において、前記連結部分は、前記環状外周面部分よりも前記第2方向の側に、前記環状外周面部分よりも外周側に突出する複数の前記凸部を備え、複数の前記凸部は、前記軸線回りの全周に亘って等角度間隔に設けられており、前記保持部は、複数の前記凸部が嵌合する複数の前記保持部側凹部を備えるものとすることができる。このようにすれば、第1歯車部材が第2歯車部材から軸線方向に抜け落ちることを確実に防止できる。また、第1歯車部材と第2歯車部材とが軸線回りに相対回転することを確実に防止できる。
本発明において、前記第2歯車部材は、前記第2方向の端面における前記小径穴部分の開口縁から当該第2方向に突出する第2歯車部材側環状突部を備えることが望ましい。このようにすれば、複合歯車が、複合歯車と軸線方向で対向する部材から突出する支軸に回転可能に支持される場合などに、当該部材に樹脂からなる第2歯車部材側環状突部を摺接させることができる。従って、第2歯車部材の第2方向の端面の全体が部材に摺接する場合と比較して、部材と複合歯車との間の摺動抵抗を抑制できる。
本発明において、前記第1歯車部材は、前記小径歯車部から前記第1方向に突出する第1歯車部材側環状突部を備え、前記第1歯車部材側環状突部は、前記小径歯車部よりも小径で前記第1方向の端面が前記軸線と直交することが望ましい。このようにすれば、複合歯車が、複合歯車と軸線方向で対向する部材から突出する支軸に回転可能に支持される場合などに、当該部材に第1歯車部材側環状突部を摺接させることができる。従って、第1歯車部材の第1方向の端面の全体が部材に摺接する場合と比較して、部材と複合歯車との間の摺動抵抗を抑制できる。また、インサート成形に際して第1歯車部材を金型内に配置する際に、軸線と直交する第1歯車部材側環状突部の端面を基準面として利用できる。
次に、本発明のギアードモータは、上記の複合歯車を備える歯車機構と、モータと、出力部材と、を有し、前記モータの回転を前記歯車機構によって前記出力部材に伝達することを特徴とする。
本発明によれば、歯車機構を構成する複合歯車では、その小径歯車部の剛性が向上している。従って、出力部材に連結された被駆動部材を駆動するための負荷が大きく、出力部材を回転させるのに必要なトルクが大きい場合でも、複合歯車の小径歯車部が、その負荷に耐えることができる。よって、モータの回転を歯車機構によって確実に出力部材に伝達できる。
本発明において、前記出力部材は、歯車部分を備え、前記複合歯車の前記小径歯車部は、前記歯車部分に噛合しているものとすることができる。複合歯車の小径歯車部が出力部材の歯車部分の噛合する構成では、小径歯車部に負荷がかかりやすい。これに対して、複合歯車は、金属製の小径歯車部を備えるので、その破損や摩耗を抑制できる。
本発明の複合歯車によれば、小径歯車部が金属製であり、その剛性が高い。従って、ギアードモータにおいて、出力部材に連結された被駆動部材を駆動するための負荷が大きく、出力部材を回転させるのに必要なトルクが大きい場合でも、複合歯車の小径歯車部が、その負荷に耐えることができる。
図面を参照して、本発明を適用した歯車機構およびモータの一例を説明する。
(全体構造)
図1は本発明を適用したギアードモータの全体構成を示す説明図である。図1(a)はギアードモータの斜視図であり、図1(b)はギアードモータからカバーを外した状態の分解斜視図であり、図1(c)はギアードモータからカバーおよびケースを外した状態の分解斜視図である。図2は本発明を適用したギアードモータからカバーを外した状態の平面図である。図3は本発明を適用したギアードモータの内部構成を示す説明図である。図3(a)は、ギアードモータを図2のS−S′線に相当する位置でギアードモータを切断したときの断面図であり、図3(b)は図2のO−A−B−C−D−Eに沿って歯車機構を切断したときの断面図である。図4(a)は出力部材3および歯車機構4の斜視図であり、図4(b)は出力部材3および歯車機構4の分解斜視図である。
図1は本発明を適用したギアードモータの全体構成を示す説明図である。図1(a)はギアードモータの斜視図であり、図1(b)はギアードモータからカバーを外した状態の分解斜視図であり、図1(c)はギアードモータからカバーおよびケースを外した状態の分解斜視図である。図2は本発明を適用したギアードモータからカバーを外した状態の平面図である。図3は本発明を適用したギアードモータの内部構成を示す説明図である。図3(a)は、ギアードモータを図2のS−S′線に相当する位置でギアードモータを切断したときの断面図であり、図3(b)は図2のO−A−B−C−D−Eに沿って歯車機構を切断したときの断面図である。図4(a)は出力部材3および歯車機構4の斜視図であり、図4(b)は出力部材3および歯車機構4の分解斜視図である。
図1に示すように、ギアードモータ1は、モータ2と、出力部材3と、モータ2の回転を出力部材3に伝達する歯車機構4と、を備える。モータ2はステッピングモータであり、ステータ5と、ロータ6と、を備える。また、ギアードモータ1は、モータ2および歯車機構4を収容するハウジング7を備える。ハウジング7はカップ状のケース8と、ケース8に被せられて当該ケース8の開口部を塞ぐ板状のカバー9とを備える。出力部材3は、カバー9に設けられた筒部10の中心穴を貫通して、ハウジング7の内側から外側に突出している。
図1(c)に示すように、ハウジング7内において、モータ2と歯車機構4との間には、後述する支軸を支持する環状の支持板11が配置されている。出力部材3および歯車機構4は、支持板11よりもカバー9の側に位置する。モータ2は、ステータ5が支持板11とケース8との間に位置し、ロータ6は支持板11の中心穴を介して支持板11からカバー9の側に突出している。本例では、出力部材3、ケース8およびカバー9は、いずれも、金属製である。支持板11は金属製である。
以下の説明では、モータ2の軸線L方向をX方向とする。X方向は出力部材3の軸線方向であり、ギアードモータ1の軸線方向ということもできる。X方向において、ハウジング7から出力部材3が突出する方向を第1方向X1、その反対方向を第2方向X2とする。第1方向X1はギアードモータ1(モータ2)の出力側であり、第2方向X2はギアードモータ1(モータ2)の反出力側である。
図3(a)に示すように、モータ2のステータ5は、X方向に重ねて配置された2つのステータ組15、16を備える。ステータ組15、16の各々では、外ステータコア17と内ステータコア18とがX方向で対向するように配置されている。外ステータコア17および内ステータコア18は、いずれも円環状のフランジ部と、フランジ部の内周縁から
X方向に折れ曲がった極歯とを備える。外ステータコア17および内ステータコア18をX方向に配置した状態で、外ステータコア17の極歯と、内ステータコア18の極歯は、周方向で交互に配列される。
X方向に折れ曲がった極歯とを備える。外ステータコア17および内ステータコア18をX方向に配置した状態で、外ステータコア17の極歯と、内ステータコア18の極歯は、周方向で交互に配列される。
ステータ5の内側にはロータ6が配置されている。ロータ6は、軸穴20を備えたロータ本体21と、このロータ本体21の外周面に固定された永久磁石22とを備える。永久磁石22の外周面は、極歯と対向している。ロータ6は、軸穴20に嵌った支軸23により回転可能に支持されている。支軸23は、ケース8の底部8aとカバー9とによってX方向の両端が支持された固定軸である。ロータ本体21において、第1方向X1の側の部分は、回転軸24になっている。回転軸24の第1方向X1の端部分にはモータピニオン50が設けられている。回転軸24は、支持板11の中心穴を介して、支持板11から第1方向X1に突出している。ここで、X方向に重ねて配置された2つのステータ組15、16のうち、第2方向X2に位置するステータ組16の外ステータコア17は、ケース8の一部として、ケース8と一体に構成されている。
2つのステータ組15、16の各々において、外ステータコア17および内ステータコア18は、コイルボビン25に形成されている一対のフランジ部26の各々に重なっている。フランジ部26は、極歯の周りを囲む円筒部27によって繋がっており、円筒部27とフランジ部26によって区画された領域内にコイル28が巻回されている。コイルボビン25は、ステータ5の第1方向X1の端面に対して径方向外側に位置する部分に肉厚の端子保持部29を備える。端子保持部29は、ケース8の側面部に形成された切り欠き8b(図1(c)参照)から径方向外側に突出している。かかる端子保持部29には、複数本のモータ側端子30が保持されている。端子保持部29は、径方向の外側が端子カバー31で覆われ、さらに外カバー32で覆われている。ここで、端子カバー31の内周側には、X2方向から外部コネクタが接続される。これにより、外部コネクタのコネクタ側端子と、モータ側端子30とが電気的に接続される。
(出力部材および歯車機構)
出力部材3は、図3に示すように、第1方向X1の側から第2方向X2の側に向かって出力軸部分41、第1軸部分42、歯車部分43、第2軸部分44をこの順に備える。
出力部材3は、図3に示すように、第1方向X1の側から第2方向X2の側に向かって出力軸部分41、第1軸部分42、歯車部分43、第2軸部分44をこの順に備える。
出力軸部分41は、丸棒を相対向する2面で切り欠いた形状の板状部である。出力軸部分41には、不図示の被駆動部材が連結される。第1軸部分42は、図3(a)に示すように、カバー9の筒部10に回転可能に支持される。歯車部分43は、図2に示すように、外周部に、周方向に複数の歯部45が形成された歯部形成部46と、歯部45が形成されていない欠歯部47と、を備える。第2軸部分44は、図3に示すように、支持板11に設けられた軸受部49に回転可能に支持される。
図2、図3(b)および図4に示すように、歯車機構4は、モータピニオン50と、第1複合歯車51と、第2複合歯車52と、第3複合歯車53と、を備える。図2に示すように、第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53は、出力部材3とともに、モータピニオン50を囲むように配置されている。歯車機構4は減速歯車列である。
図3(b)に示すように、第1複合歯車51はX方向に貫通する軸穴55を備える。第1複合歯車51は、X方向の両端がカバー9と支持板11にそれぞれ固定された支軸56が軸穴55に挿入された状態で、支軸56に回転可能に支持される。第1複合歯車51は、大径歯車部57と、大径歯車部57と同軸で当該大径歯車部57よりも小径の小径歯車部58とを備える。大径歯車部57は、小径歯車部58の第1方向X1に位置する。大径歯車部57はモータピニオン50に噛合する。第1複合歯車51は樹脂製であり、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等からなる。
ここで、第1複合歯車51は、図2に示すように、大径歯車部57の外周部に、歯部が形成された歯部形成部59と、歯部が形成されていない欠歯部60とを備える。欠歯部60は、第1複合歯車51の回転角度範囲を規定する第1ストッパー機構63として機能する。すなわち、モータピニオン50の歯部が歯部形成部59の周方向の一方側の端に到達すると、モータピニオン50の歯部が欠歯部60に当接する。これにより、第1複合歯車51は、それまでの回転方向と同一の方向にそれ以上回転することが阻止される。同様に、モータピニオン50の歯部が歯部形成部59の周方向の他方側の端に到達すると、モータピニオン50の歯部が欠歯部60に当接する。これにより、第1複合歯車51は、それまでの回転方向と同一の方向にそれ以上回転することが阻止される。
第2複合歯車52は、図3(b)示すように、X方向に貫通する軸穴65を備える。第2複合歯車52は、X方向の両端がカバー9と支持板11にそれぞれ固定された支軸66が軸穴65に挿入された状態で、支軸66に回転可能に支持される。第2複合歯車52は、大径歯車部67と、大径歯車部67と同軸で当該大径歯車部67よりも小径の小径歯車部68とを備える。大径歯車部67は、小径歯車部68の第1方向X1に位置する。大径歯車部67は、第1複合歯車51の小径歯車部58に噛合する。第2複合歯車52は樹脂製であり、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等からなる。
第3複合歯車53はX方向に貫通する軸穴71を備える。第3複合歯車53は、X方向の両端がカバー9と支持板11にそれぞれ固定された支軸72が軸穴71に挿入された状態で、支軸72に回転可能に支持される。第3複合歯車53は、大径歯車部73と、大径歯車部73と同軸で当該大径歯車部73よりも小径の小径歯車部74とを備える。大径歯車部73は、小径歯車部74の第2方向X2に位置する。大径歯車部73は、第2複合歯車52の小径歯車部68に噛合する。一方、第3複合歯車53の小径歯車部74は、出力部材3の歯車部分43の歯部45に噛合する。第3複合歯車53は、第2複合歯車52と噛合する大径歯車部73が樹脂からなり、出力部材3の歯部45と噛合する小径歯車部74が金属からなる。第3複合歯車53の詳細は後述する。
ここで、図2に示すように、出力部材3の欠歯部47は、出力部材3の回転角度範囲を規定する第2ストッパー機構78として機能する。すなわち、第3複合歯車53の小径歯車部74の歯部75が出力部材3の歯部形成部46の周方向の一方側の端に到達すると、小径歯車部74の歯部75は欠歯部47に当接する。これにより、出力部材3はそれまでの回転方向と同一の方向にそれ以上回転することが阻止される。同様に、小径歯車部74の歯部75が歯部形成部46の周方向の他方側の端に到達すると、小径歯車部74の歯部75は欠歯部47に当接する。これにより、出力部材3はそれまでの回転方向と同一の方向にそれ以上回転することが阻止される。なお、第1ストッパー機構63により第1複合歯車51の回転角度範囲が規制されることによって規定される出力部材3の回転角度範囲は、第2ストッパー機構78によって規定される出力部材3の回転角度範囲よりも広い。従って、出力部材3が第3複合歯車53に従動して回転する際、第3複合歯車53の小径歯車部74の歯部75が欠歯部47に当接することはない。
(ギアードモータの動作)
このように構成したギアードモータ1において、モータ2のステータ5に給電されてロータ6が回転すると、その回転は、モータピニオン50、第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53を介して出力部材3(歯車部分43)に伝達され、出力軸部分41が回転する。
このように構成したギアードモータ1において、モータ2のステータ5に給電されてロータ6が回転すると、その回転は、モータピニオン50、第1複合歯車51、第2複合歯車52、第3複合歯車53を介して出力部材3(歯車部分43)に伝達され、出力軸部分41が回転する。
本形態では、ロータ6は時計回りCWの方向および反時計回りCCWの方向に回転し、それに伴い、出力部材3は、所定の角度範囲にわたって往復回転する。従って、出力部材
3の出力軸部分41に連結した被駆動部材の姿勢などを、所定の角度範囲にわたって切り替えることができる。ここで、出力部材3の時計回りCWの回転範囲および時計回りCCWの回転範囲は、モータピニオン50と第1複合歯車51との間に構成された第1ストッパー機構63によって規定されている。従って、被駆動部材の姿勢等が切り換えられる範囲も第1ストッパー機構63により制限される。
3の出力軸部分41に連結した被駆動部材の姿勢などを、所定の角度範囲にわたって切り替えることができる。ここで、出力部材3の時計回りCWの回転範囲および時計回りCCWの回転範囲は、モータピニオン50と第1複合歯車51との間に構成された第1ストッパー機構63によって規定されている。従って、被駆動部材の姿勢等が切り換えられる範囲も第1ストッパー機構63により制限される。
(第3複合歯車)
次に、図5から図9を参照して、第3複合歯車53を詳細に説明する。図5(a)は第3複合歯車53を第1方向X1の側から見た場合の斜視図であり、図5(b)は第3複合歯車53を第2方向X2の側から見た場合の斜視図である。図6は第3複合歯車53の断面図である。図7(a)は第3複合歯車53を構成する第1歯車部材を第1方向X1の側から見た場合の斜視図であり、図7(b)は第1歯車部材の側面図であり、図7(c)は第1歯車部材を第2方向X2の側から見た場合の斜視図である。図8(a)は第3複合歯車53を構成する第2歯車部材を第1方向X1から見た場合の斜視図であり、図8(b)は第2歯車部材を第2方向X2から見た場合の斜視図である。なお、以下では、第3複合歯車53がギアードモータ1に組み込まれている姿勢を基準に、第3複合歯車53を説明する。かかる姿勢では、第3複合歯車53の軸線L1はX方向に延びる。第3複合歯車53の小径歯車部74は大径歯車部73の第1方向X1に位置する。
次に、図5から図9を参照して、第3複合歯車53を詳細に説明する。図5(a)は第3複合歯車53を第1方向X1の側から見た場合の斜視図であり、図5(b)は第3複合歯車53を第2方向X2の側から見た場合の斜視図である。図6は第3複合歯車53の断面図である。図7(a)は第3複合歯車53を構成する第1歯車部材を第1方向X1の側から見た場合の斜視図であり、図7(b)は第1歯車部材の側面図であり、図7(c)は第1歯車部材を第2方向X2の側から見た場合の斜視図である。図8(a)は第3複合歯車53を構成する第2歯車部材を第1方向X1から見た場合の斜視図であり、図8(b)は第2歯車部材を第2方向X2から見た場合の斜視図である。なお、以下では、第3複合歯車53がギアードモータ1に組み込まれている姿勢を基準に、第3複合歯車53を説明する。かかる姿勢では、第3複合歯車53の軸線L1はX方向に延びる。第3複合歯車53の小径歯車部74は大径歯車部73の第1方向X1に位置する。
図5、図6に示すように、第3複合歯車53は、小径歯車部74を備える金属製の第1歯車部材101と、大径歯車部73および第1歯車部材101を保持する保持部103を備える樹脂製の第2歯車部材102と、を有する。第1歯車部材101は金属の粉体を焼結した焼結品(焼結金属)である。第2歯車部材102は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等からなる。
第1歯車部材101は、全体して、円柱形状をしている。図6および図7に示すように、第1歯車部材101は、第2歯車部材102の保持部103に嵌合して第2歯車部材102により外周側から覆われた連結部分111と、第2歯車部材102からX方向の第1方向X1に突出する突出部分112と、を備える。
図5(a)に示すように、突出部分112は、小径歯車部74と、小径歯車部74と連結部分111との間に位置する円盤部113を備える。円盤部113は、小径歯車部74と同軸で当該小径歯車部74よりも大径である。円盤部113のX方向の高さ寸法は、小径歯車部74のX方向の高さ寸法よりも短い。円盤部113は、径方向の外側を向く突出部分側環状外周面114を備える。突出部分側環状外周面114は軸線L1と平行に延びる。
また、突出部分112は、小径歯車部74の円盤部113とは反対側に、小径歯車部74から突出する第1歯車部材側環状突部115を備える。第1歯車部材側環状突部115は、小径歯車部74よりも小径で、その第1方向X1の円環状端面115a(端面)が軸線L1と直交する。第1歯車部材側環状突部115は、小径歯車部74の歯部75の歯底円よりも内周側に位置する。第1歯車部材側環状突部115の中心穴は、軸穴71である。軸穴71は第1方向X1の端に、円環状端面115a(端面)に向かって外周側に広がるテーパー穴部分71aを備える。
円盤部113における小径歯車部74の側の端面(第1方向X1の側の端面)には、小径歯車部74の各歯部75の間に、歯先の側から歯底の側に向かって第1方向X1に傾斜する傾斜面部分113aが設けられている。また、小径歯車部74の各歯部75の第1方向X1の側の端面75aは、歯先の側から歯底の側に向かって(内周側に向かって)第1方向X1に傾斜する傾斜面となっている。ここで、第1歯車部材101は、傾斜面部分1
13aおよび傾斜面からなる端面75aを備えることにより、焼結によって形成することが容易となっている。
13aおよび傾斜面からなる端面75aを備えることにより、焼結によって形成することが容易となっている。
連結部分111は、図7に示すように、円柱形状であり、円盤部113と同一の外径寸法を備える。連結部分111は、径方向の外側を向く連結部分側環状外周面116と、第2方向X2を向き軸線L1と直交する端面117とを備える。図7に良く示すように、連結部分111は、その連結部分側環状外周面116の第1方向X1の端部分に、円盤部113の突出部分側環状外周面114に段差なく連続する環状外周面部分116aを備える。環状外周面部分116aは、軸線L1回りの全周に亘って、X方向の高さ寸法が一定である。また、連結部分111は、環状外周面部分116aの第2方向X2の側に、環状外周面部分116aよりも外周側に突出する複数の凸部118を備える。複数の凸部118は、連結部分111の軸線L1回りの全域に亘って等角度間隔に設けられている。各凸部118は、外周側に向かって先細りとなる形状を備える。
なお、円盤部113の突出部分側環状外周面114と連結部分111の連結部分側環状外周面116とはX方向で段差なく連続しているので、全体として、一つの環状外周面を形成している。当該環状外周面において、第2歯車部材102によって外周側から被われない部分が突出部分側環状外周面114であり、第2歯車部材102によって外周側から被われる部分が連結部分側環状外周面116である。複数の複数の凸部118は、当該環状外周面のX2方向の端部分に設けられている。連結部分111の環状外周面部分116aは、当該環状外周面において、複数の複数の凸部118にX1方向の側で隣接する一定高さの環状外周面部分である。
連結部分111において第2方向X2を向く端面117(環状端面)は、第1歯車部材101の第2方向X2の端面である。端面117は軸線L1と直交する。ここで、軸穴71は、連結部分111および突出部分112を貫通してX方向に延びている。軸穴71の第2方向X2の端は、端面117の中心に開口している。従って、連結部分111の第2方向の端面117は、軸穴71が中心に開口する平坦な環状端面である。軸穴71は、第2方向X2の端に、端面117(円環状端面)に向かって外周側に広がるテーパー穴部分71bを備える。
次に、第2歯車部材102は、図6、図8に示すように、平歯車形状であり、径方向の中央にX方向に貫通する中心穴121を備える。中心穴121に内径は、第1歯車部材101に設けられた軸穴71よりも大きい。第2歯車部材102は、樹脂成形品であり、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等からなる。大径歯車部73は第2歯車部材102の外周部に構成されている。第2歯車部材102の中央部分には、保持部103が設けられている。
第2歯車部材102は、軸線L1と直交して、第1方向X1を向く第1環状端面122を備える。また、第2歯車部材102は、軸線L1と直交して、第2方向X2を向く第2環状端面123を備える。さらに、第2歯車部材102は、その中心穴121の開口縁から第2方向X2に突出する第2歯車部材側環状突部124を備える。すなわち、第2環状端面123の中心穴121の開口縁には、第2方向X2に突出する第2歯車部材側環状突部124が設けられている。第1環状端面122と第2環状端面123とによって規定される第2歯車部材102のX方向の高さ寸法(厚み)は、第1歯車部材101の連結部分111のX方向の高さ寸法よりも長い。
第2歯車部材102の中心穴121は、小径穴部分126と、小径穴部分126の第1方向X1に位置し当該小径穴部分126よりも内径が大きい大径穴部分127を備える。また、これにより、中心穴121は、小径穴部分126と大径穴部分127との間で第1
方向X1を向く環状面128を備える。大径穴部分127の内径寸法は、第1歯車部材101の連結部分111の連結部分側環状外周面116の外径寸法と実質的に同一である。大径穴部分127の内壁面には、軸線L1回りの周方向の全域に亘って等角度間隔で凹部129(保持部側凹部)が設けられている。各凹部129は、外周側に向かって先細りとなる形状を備える。
方向X1を向く環状面128を備える。大径穴部分127の内径寸法は、第1歯車部材101の連結部分111の連結部分側環状外周面116の外径寸法と実質的に同一である。大径穴部分127の内壁面には、軸線L1回りの周方向の全域に亘って等角度間隔で凹部129(保持部側凹部)が設けられている。各凹部129は、外周側に向かって先細りとなる形状を備える。
ここで、大径穴部分127と環状面128とは保持部103を構成している。すなわち、第2歯車部材102によって第1歯車部材101が保持された状態では、第1歯車部材101の連結部分111が大径穴部分127に嵌合し、連結部分111の第2方向X2の端面117(環状端面)が環状面128に当接する。これにより、軸穴71の第2方向X2の開口および端面117(環状端面)における軸穴71の開口縁部分117aは、小径穴部分126を介して第2歯車部材102から第2方向X2に露出する。一方、連結部分111の端面117における開口縁部分117aよりも外周側の環状端面部分117bと連結部分側環状外周面116とが、第2歯車部材102によって被われている。さらに、大径穴部分127の内壁面の各凹部129に連結部分111に設けられた各凸部118が嵌合している。
また、第2歯車部材102によって第1歯車部材101が保持された状態では、第1歯車部材101の第2方向X2の端(連結部分111の端面117)は、第2歯車部材102の第2方向X2の端(第2歯車部材側環状突部124の先端)よりも第1方向X1の側に位置する。
(第3複合歯車の製造方法)
図9は第3複合歯車53の製造方向の説明図である。第3複合歯車53を製造する場合には、第2歯車部材102に第1歯車部材101を確実に保持するために、インサート成形を行う。すなわち、金属製の第1歯車部材101を金型150内に配置した状態で樹脂を金型150に充填して第2歯車部材102を成形する。
図9は第3複合歯車53の製造方向の説明図である。第3複合歯車53を製造する場合には、第2歯車部材102に第1歯車部材101を確実に保持するために、インサート成形を行う。すなわち、金属製の第1歯車部材101を金型150内に配置した状態で樹脂を金型150に充填して第2歯車部材102を成形する。
図9に示すように、インサート成形に際しては、金型150として、軸線L1方向で2分割された第1金型151と第2金型152とを用いる。第1金型151には、第1歯車部材101の突出部分112と嵌合する嵌合部151aを設けておく。第2金型152には、第2歯車部材102を成形するための空洞部153を設けておく。そして、第1金型151の嵌合部151aに第1歯車部材101の突出部分112を配置し、第1金型151と第2金型152を軸線L1方向で積層する。これにより、第2金型152の空洞部153内に第1歯車部材101の連結部分111が突出した状態とする。その後、金型150内(第2金型152の空洞部153内)に樹脂を充填して、第2歯車部材102を成形する。
ここで、金属製の第1歯車部材101は、第2歯車部材102によって外周側から被われる連結部分111の連結部分側環状外周面116に、円盤部113の連結部分側環状外周面116に段差なく連続する環状外周面部分116aを備えるものである。従って、第1金型151と第2金型152とのパーティングラインを、円盤部113の突出部分側環状外周面114と連結部分111の環状外周面部分116aとの段差のない境界Pに位置させることができる。これにより、第2金型152の空洞部153に注入された樹脂が、第1金型151の側に移動することを阻止できるので、小径歯車部74に樹脂が付着することを防止あるいは抑制できる。
また、樹脂製の第2歯車部材102に隣り合う位置に金属製の第1歯車部材101の小径歯車部74があると、第2金型152の空洞部153に注入された樹脂が、第1金型151の側に移動した場合に、第2歯車部材102を成形するための樹脂が小径歯車部74
の側に移動して小径歯車部74の歯底などに付着しやすくなるが、本例では、第2歯車部材102と第1歯車部材101の小径歯部との間に円盤部113が設けられている。これにより、第2歯車部材102と小径歯車部74とは円盤部113の突出部分側環状外周面114の高さ分だけX方向で離間している。よって、インサート成形時に第1歯車部材101を成形するための樹脂が小径歯車部74に付着することを防止或いは抑制しやすい。
の側に移動して小径歯車部74の歯底などに付着しやすくなるが、本例では、第2歯車部材102と第1歯車部材101の小径歯部との間に円盤部113が設けられている。これにより、第2歯車部材102と小径歯車部74とは円盤部113の突出部分側環状外周面114の高さ分だけX方向で離間している。よって、インサート成形時に第1歯車部材101を成形するための樹脂が小径歯車部74に付着することを防止或いは抑制しやすい。
さらに、本例では、第1歯車部材101の端面117において、軸穴71の開口縁部分117aは、小径穴部分126を介して、第2歯車部材102から第2方向X2の側に露出しており、第2歯車部材102によって被われていない。換言すれば、連結部分111の端面117の開口(軸穴71の第2方向の端)と第2歯車部材102とは、少なくとも軸穴71の開口縁部分117aを間に挟んで、径方向で離間している。従って、インサート成形に際して、第2歯車部材102を成形するために金型内に充填された樹脂が、第2歯車部材102の側から内周側に移動して、軸穴71の内部に付着することを防止或いは抑制できる。
また、本例では、第1歯車部材101の第1方向X1の端面となる第1歯車部材側環状突部115の円環状端面115aが軸線L1と直交している。従って、第1歯車部材101を第1金型151の嵌合部151a内に配置する際に、軸線L1と直交する第1歯車部材側環状突部115の円環状端面115aを基準面として、利用できる。
(作用効果)
本例のギアードモータ1において、第3複合歯車53の小径歯車部74は、金属製の第1歯車部材101に設けられている。従って、第3複合歯車53の全体が樹脂製であり、小径歯車部74が樹脂からなる場合と比較して、小径歯車部74の剛性を向上させることができる。
本例のギアードモータ1において、第3複合歯車53の小径歯車部74は、金属製の第1歯車部材101に設けられている。従って、第3複合歯車53の全体が樹脂製であり、小径歯車部74が樹脂からなる場合と比較して、小径歯車部74の剛性を向上させることができる。
また、本例のギアードモータ1では、歯車機構4を構成する第3複合歯車53において、小径歯車部74が金属からなり、剛性が高い。従って、出力部材3に連結された被駆動部材を駆動するための負荷が大きく、出力部材3を回転させるのに必要なトルクが大きい場合でも、第3複合歯車53の小径歯車部74は、その負荷に耐えることができる。
さらに、本例のギアードモータ1のように、第3複合歯車53の小径歯車部74が出力部材3の歯車部分43に噛合する構成では、小径歯車部74に負荷がかかりやすい。これに対して、第3複合歯車53は、金属からなる小径歯車部74を備えるので、その破損や摩耗を防止或いは抑制できる。
また、本例のギアードモータ1では、出力部材3が金属製なので、出力部材3の歯車部分43に噛合する第3複合歯車53の小径歯車部74は摩耗しやすいが、小径歯車部74が金属製とされているので、その摩耗を抑制できる。
さらに、第3複合歯車53において、樹脂製の第2複合歯車52(小径歯車部68)と噛合する大径歯車部73は、樹脂製である。従って、第3複合歯車53の剛性を向上させるために第3複合歯車53の全体を金属製として、金属製の大径歯車部73と樹脂製の第2複合歯車52(小径歯車部68)とを噛合させた場合と比較して、第2複合歯車52(小径歯車部68)の摩耗を抑制できる。
また、第3複合歯車53では、第2歯車部材102によって第1歯車部材101が保持された状態で、第1歯車部材101の第2方向X2の端(連結部分111の端面117)が第2歯車部材102の第2方向X2の端よりも第1方向X1の側に位置する。これにより、第3複合歯車53の第2方向X2の端は樹脂製の第2歯車部材102によって規定さ
れている。ここで、金属製の部材の寸法精度と比較して、樹脂製の部材の寸法精度を高くすることは容易である。よって、第3複合歯車53の軸線L1方向の一方の端(第2方向X2の端)を樹脂製の第2歯車部材102によって規定した本例の第3複合歯車53では、軸線L1方向の両端を金属製の第1歯車部材101によって規定する場合と比較して、軸線L1方向における長さ寸法の精度を向上させることができる。
れている。ここで、金属製の部材の寸法精度と比較して、樹脂製の部材の寸法精度を高くすることは容易である。よって、第3複合歯車53の軸線L1方向の一方の端(第2方向X2の端)を樹脂製の第2歯車部材102によって規定した本例の第3複合歯車53では、軸線L1方向の両端を金属製の第1歯車部材101によって規定する場合と比較して、軸線L1方向における長さ寸法の精度を向上させることができる。
さらに、第3複合歯車53では、第1歯車部材101の連結部分111は、環状外周面部分116aよりも外周側に突出する複数の凸部118を備える。また、これら複数の凸部118は、軸線L1回りの全周に亘って等角度間隔に設けられている。さらに、第2歯車部材102は、その保持部103に、複数の凸部118が嵌合する複数の凹部129を備える。従って、第1歯車部材101が第2歯車部材102から軸線L1方向に抜け落ちることを確実に防止できる。また、第1歯車部材101と第2歯車部材102とが軸線L1回りに相対回転することを確実に防止できる。
また、第2歯車部材102は、その中心穴121の開口縁から第2方向X2に突出する第2歯車部材側環状突部124を備える。従って、本例のギアードモータ1ように、第3複合歯車53が、第3複合歯車53と軸線L1方向で対向する支持板11から突出する支軸72に回転可能に支持されている場合に、樹脂からなる第2歯車部材側環状突部124を支持板11に摺接させることができる。従って、第2歯車部材102の第2方向X2の端面の全体が支持板11に摺接する場合と比較して、支持板11と第3複合歯車53との間の摺動抵抗を抑制できる。
さらに、第1歯車部材101は、小径歯車部74から第1方向X1に突出する第1歯車部材側環状突部115を備える。従って、本例のギアードモータ1のように、第3複合歯車53が、第3複合歯車53と軸線L1方向で対向する金属製のカバー9から突出する支軸72に回転可能に支持される場合などに、カバー9に第1歯車部材側環状突部115を摺接させることができる。従って、第1歯車部材101の第1方向X1の端面の全体がカバー9に摺接する場合と比較して、カバー9と第3複合歯車53との間の摺動抵抗を抑制できる。また、金属製のカバー9と金属製の第1歯車部材101が摺接するので、これらの摩耗を防止或いは抑制できる。
(変形例)
上記の例では、第1歯車部材101は焼結品であるが、第1歯車部材101は、金属基材を切削したものでもよい。
上記の例では、第1歯車部材101は焼結品であるが、第1歯車部材101は、金属基材を切削したものでもよい。
また、上記の例では、連結部分111に、複数の凸部118を設けているが、凸部118の数は一つでもよい。従って、保持部103において、凸部118が嵌合する凹部129も一つとすることができる。
さらに、連結部分111における環状外周面部分116aよりもX2方向の側に、径方向を内側に窪む凹部を設けてもよい。この場合には、第2歯車部材102の保持部103に、凹部に嵌合する保持部側凸部を備える。このようにしても、第1歯車部材101が第2歯車部材102から軸線L1方向に抜け落ちることを防止できる。また、第1歯車部材101と第2歯車部材102とが軸線L1回りに相対回転することを防止できる。
また、上記の例では、第3複合歯車53のみが、金属からなる小径歯車部74と樹脂からなる大径歯車部73を備える複合歯車であるが、歯車機構4を構成する他の複合歯車(第1複合歯車51、第2複合歯車52)においても、第3複合歯車53と同様に、金属製の第1歯車部材101と、樹脂製の第2歯車部材102とからなり、金属からなる小径歯車部74と樹脂からなる大径歯車部73を備える複合歯車を採用できる。
なお、本例の複合歯車53として採用した複合歯車は、本例の歯車機構4とは異なる構成の歯車機構の一部として採用できるのは勿論である。
1…ギアードモータ、2…モータ、3…出力部材、4…歯車機構、5…ステータ、6…ロータ、7…ハウジング、8…ケース、8a…底部、9…カバー、10…筒部、11…支持板、15・16…ステータ組、17…外ステータコア、18…内ステータコア、20…軸穴、21…ロータ本体、22…永久磁石、23…支軸、24…回転軸、25…コイルボビン、26…フランジ部、27…円筒部、28…コイル、29…端子保持部、30…モータ側端子、31…端子カバー、32…外カバー32、41…出力部材の出力軸部分、42…出力部材の第1軸部分、43…出力部材の歯車部分、44…出力部材の第2軸部分、45…歯部、46…歯部形成部、47…欠歯部、49…軸受部、50…モータピニオン、51…第1複合歯車、52…第2複合歯車、53…第3複合歯車、55…第1複合歯車の軸穴、56…支軸、57…第1複合歯車の大径歯車部、58…第1複合歯車の小径歯車部、59…歯部形成部、60…欠歯部、63…第1ストッパー機構、65…第2複合歯車の軸穴、66…支軸、67…第2複合歯車の大径歯車部、68…第2複合歯車の小径歯車部、71…第3複合歯車の軸穴、71a…テーパー穴部分、71b…テーパー穴部分、72…支軸、73…第3複合歯車の大径歯車部、74…第3複合歯車の小径歯車部、75…小径歯車部の歯部、75a…歯部の端面、78…第2ストッパー機構、101…第1歯車部材、102…第2歯車部材、103…保持部、111…連結部分、112…突出部分、113…円盤部、113a…傾斜面部分、114…円盤部の環状外周面、115…第1歯車部材側環状突部、115a…円環状端面、116…連結部分の環状外周面、116a…環状外周面部分、117…連結部分の端面(環状端面)、117a…開口縁部分、117b…環状端面部分、118…凸部、121…中心穴、122…第1環状端面、123…第2環状端面、124…歯車部材側環状突部、126…小径穴部分、127…大径穴部分、128…環状面、129…凹部、150…金型、151…第1金型、152…第2金型、153…空洞部、L…モータの軸線、L1…第3歯車部材の軸線、P…境界、X…軸線方向、X1…第1方向、X2…第2方向
Claims (9)
- 大径歯車部と、前記大径歯車部と同軸で当該大径歯車部よりも小径の小径歯車部と、を備える複合歯車において、
前記小径歯車部を備える金属製の第1歯車部材と、
前記大径歯車部および前記第1歯車部材を保持する保持部を備える樹脂製の第2歯車部材と、を有し、
前記第1歯車部材は、前記保持部に嵌合して前記第2歯車部材によって外周側から覆われた連結部分と、前記第2歯車部材から軸線方向の第1方向に突出する突出部分と、を備え、
前記突出部分は、前記小径歯車部、および、前記小径歯車部と前記連結部分との間に位置し当該小径歯車部と同軸で当該小径歯車部よりも大径の円盤部を備えることを特徴とする複合歯車。 - 前記円盤部は、径方向の外側を向く環状外周面を備え、
前記連結部分は、その外周面に、前記環状外周面に段差なく連続する環状外周面部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の複合歯車。 - 前記第1歯車部材は、前記軸線方向に貫通する軸穴を備え、
前記連結部分は、前記第1方向とは反対の第2方向の端に前記軸穴の開口を備える平坦な環状端面を備え、
前記第2歯車部材は、前記軸穴よりも内径が大きい中心穴を備え、
前記中心穴は、小径穴部分と、前記小径穴部分の前記第1方向に位置し当該小径穴部分よりも内径が大きい大径穴部分と、前記小径穴部分と前記大径穴部分との間で前記第1方向を向く環状面と、を備え、
前記保持部は、前記大径穴部分と、前記環状面と、を備え、
前記連結部分が前記大径穴部分に嵌合し、前記環状端面が前記環状面に当接し、前記軸穴の開口および前記環状端面における当該軸穴の開口縁部分が前記小径穴部分を介して前記第2歯車部材から第2方向に露出していることを特徴とする請求項2に記載の複合歯車。 - 前記連結部分は、前記環状外周面部分よりも前記第2方向の側に、周方向の一部分から前記径方向に突出する凸部または前記径方向に窪む凹部を備え、
前記保持部は、前記凸部が嵌合する保持部側凹部または前記凹部に嵌合する保持部側凸部を備えることを特徴とする請求項3に記載の複合歯車。 - 前記連結部分は、前記環状外周面部分よりも前記第2方向の側に、前記環状外周面部分よりも外周側に突出する複数の前記凸部を備え、
複数の前記凸部は、前記軸線回りの全周に亘って等角度間隔に設けられており、
前記保持部は、複数の前記凸部が嵌合する複数の前記保持部側凹部を備えることを特徴とする請求項4に記載の複合歯車。 - 前記第2歯車部材は、前記第2方向の端面における前記小径穴部分の開口縁から当該第2方向に突出する第2歯車部材側環状突部を備えることを特徴とする請求項3から5のうちのいずれか一項に記載の複合歯車。
- 前記第1歯車部材は、前記小径歯車部から前記第1方向に突出する第1歯車部材側環状突部を備え、
前記第1歯車部材側環状突部は、前記小径歯車部よりも小径で前記第1方向の端面が前記軸線と直交することを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の複合歯
車。 - 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の複合歯車を備える歯車機構と、
モータと、
出力部材と、を有し、
前記モータの回転を前記歯車機構によって前記出力部材に伝達することを特徴とするギアードモータ。 - 前記出力部材は、歯車部分を備え、
前記複合歯車の前記小径歯車部は、前記歯車部分に噛合していることを特徴とする請求項8に記載のギアードモータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017195068A JP2019066023A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 複合歯車およびギアードモータ |
CN201821594995.9U CN208935274U (zh) | 2017-10-05 | 2018-09-28 | 复合齿轮以及齿轮马达 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017195068A JP2019066023A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 複合歯車およびギアードモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019066023A true JP2019066023A (ja) | 2019-04-25 |
Family
ID=66340390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017195068A Pending JP2019066023A (ja) | 2017-10-05 | 2017-10-05 | 複合歯車およびギアードモータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019066023A (ja) |
CN (1) | CN208935274U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023019645A1 (zh) * | 2021-08-16 | 2023-02-23 | 江门市锦隆高科实业有限公司 | 步进电机的传动机构、步进电机和驱动机构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140931A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-05-13 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | モータ |
JP2008069816A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Sayama Precision Ind Co | 多段歯車 |
JP2008141825A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
-
2017
- 2017-10-05 JP JP2017195068A patent/JP2019066023A/ja active Pending
-
2018
- 2018-09-28 CN CN201821594995.9U patent/CN208935274U/zh active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004140931A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-05-13 | Jidosha Denki Kogyo Co Ltd | モータ |
JP2008069816A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Sayama Precision Ind Co | 多段歯車 |
JP2008141825A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023019645A1 (zh) * | 2021-08-16 | 2023-02-23 | 江门市锦隆高科实业有限公司 | 步进电机的传动机构、步进电机和驱动机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN208935274U (zh) | 2019-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101888698B1 (ko) | 기어 기구 및 기어드 모터 | |
EP2341601A2 (en) | Step actuator | |
JP4147232B2 (ja) | 異種材料部品の位置決め構造及びモータの組立構造 | |
JP2011231834A (ja) | 回転式アクチュエータ | |
JPWO2014133119A1 (ja) | モータ装置 | |
JP6625658B2 (ja) | ギアードモータ | |
JP2019066023A (ja) | 複合歯車およびギアードモータ | |
JP6706483B2 (ja) | ギアードモータおよびギアードモータの製造方法 | |
JP2019187180A (ja) | モータ | |
JP2008215549A (ja) | ギヤ歯車、ギヤ歯車の製造方法、及びギヤードモータ | |
JP5845024B2 (ja) | ギヤードモータ | |
JP6276538B2 (ja) | フリクション機構およびギヤードモータ | |
US20130047765A1 (en) | Geared motor and manufacturing method therefor | |
JP4728108B2 (ja) | 直動アクチュエータ | |
CN216290514U (zh) | 电动致动器 | |
JP2020128817A (ja) | 伝動装置、駆動ユニット及び可動ユニット | |
CN213270948U (zh) | 齿轮马达 | |
CN213176710U (zh) | 齿轮马达 | |
WO2021095654A1 (ja) | 回転式アクチュエータ | |
JP2019047635A (ja) | ロータおよびモータ | |
JP7344687B2 (ja) | ステッピングモータ | |
JP5836008B2 (ja) | ギヤードモータおよびその製造方法 | |
JP2018007351A (ja) | ロボット、モーター、及びモーターの製造方法 | |
JP2021016216A (ja) | ステッピングモータ | |
JP2021016218A (ja) | ステッピングモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211207 |