JP5240470B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像を転写紙に転写して定着させる画像形成装置および画像形成システムに関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタおよびこれら機能を複合させた複合機などの画像形成装置では、画像データに基づいて転写紙に画像形成を行っており、さらに、画像形成された転写紙にステープル、製本などの後処理を行う後処理装置を前記画像形成装置に付属させた画像形成システムも実用化されている。
ところで、上記画像形成では、画像データの階調濃度と出力物の階調濃度とを対応させて画像品質を一定レベルに保つため、画像データを各装置の出力階調特性に合わせるように出力濃度調整用の補正カーブを用意し、この補正カーブに基づいて画像形成条件を調整するプリンタγ補正を行うことで、画像品質を向上させている。
上記補正カーブは、種々の方法で取得することができ、予め工場出荷時に設定しておくことができるが、装置の経時的な変化もあるため、例えば、各種濃度の画像データに基づいて、画像形成部の感光体、中間転写ベルトなどに多階調濃度パッチを形成し、これを濃度センサで読み取ることで、画像データ濃度と出力濃度とを関係付けて補正カーブを得たり、該補正カーブを調整したりしている。用紙上にカラー画像を形成する画像形成装置においては、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の単色の階調パッチ画像やCMY混色のパッチ画像を形成し、そのパッチ画像の濃度や色度をカラーセンサで検出して、各色の形成具合を調整している。
また、画像形成装置では、画像が転写された転写紙上のトナー像を加熱、加圧することによって定着する定着部を有しており、最近では、画像の光沢度を増すために、複数の定着部を備え、画像形成された転写紙に対し前記定着部により複数回の定着を行うことが可能な画像形成装置も提案されている(例えば特許文献1)。
複数回の定着が可能な画像形成装置では、画像濃度の調整に加えて、光沢度を適切に調整することで、所望の画質の出力物が得られる。このため、特許文献1に示される画像形成装置では、定着前の画像濃度を測定する第1の測定手段と、定着後の用紙の画像濃度を測定する第2の測定手段とを設け、特には該測定手段として2つの異なるパッチ濃度センサ(拡散方式と正反射方式)を用い、これら測定手段によってパッチ濃度を測定し、その測定結果に基づいて、画像形成条件および定着条件を制御している。
特開2006−267165号公報
しかし、上記特許文献1に示される画像形成装置では、複数の異なるパッチ濃度センサを使用するため、センサ開発工数や部品コストの点で不利になる。また、画像形成条件と定着条件などを制御するので、制御因子が多いほど補正テーブルや演算手段が複雑となりソフト負担がかかるという問題もある。
また、転写紙上に形成されたパッチにおいて、転写されたトナー量は同じであるが(パッチの濃度は変わらない)、第2定着部を通したパッチ(2回定着のパッチ)の光沢度は、第1定着部のみを通したパッチ(1回定着のパッチ)の光沢度に対し変化してしまう。このため、光沢度の大小に応じて乱反射光量が変化してしまい。拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサで正確に画像濃度を検知できない。図10に示すように、2回定着の光沢度は、1回定着のものより高くなり、その結果、拡散方式の転写紙濃度センサの出力も高くなり、同じ濃度(トナー量)にも拘わらず、濃度検知誤差(ΔD)が生じてしまう。
したがって、一つの拡散方式の転写紙濃度センサを使用して、第2定着部を通したパッチの濃度を検知し、その検知結果に基づいてプリンタγ補正による画像濃度制御を正確に行うことができない(高画像品質が得られない)という問題がある。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、1つの拡散方式転写紙濃度センサのみを用いて、一番目の定着部を通したパッチ(1回定着パッチ)の濃度を測定し、プリンタγ補正の補正カーブを調整することができる画像形成装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置または画像形成システムは、画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成がされた転写紙の定着を行う第1定着部および第2定着部を含む複数の定着部と、前記定着がされた転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサと、前記画像形成部に対するプリンタγ補正を行う制御部と、を備え、
通紙経路として前記第2定着部をバイパスするバイパス経路を有し、前記転写紙濃度センサが、前記第1定着部のみを通紙した転写紙上の画像濃度を検知できる通紙経路として、前記第2定着部の下流側であって前記バイパス経路の下流側にある通紙経路に配置されており、
前記制御部は、前記転写紙濃度センサの濃度検知結果に基づいて前記プリンタγ補正における補正カーブを調整可能であり、前記補正カーブの調整の際に、転写紙を前記第2定着部に通紙するか、前記バイパス経路に通紙するかを選択可能にし、前記バイパス経路を通った転写紙を、前記転写紙濃度センサによって検知し、該検知結果に基づいて前記補正カーブを調整可能であることを特徴とする。
本願発明によれば、第1定着部のみを通紙した転写紙の多階調濃度パッチなどの画像濃度が拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサにより検知される。該検知では、光沢による反射光量への影響は小さく、したがって、転写紙上の画像濃度を適切に検知することができる。
制御部では、上記検知濃度と、転写紙に形成した画像の入力画像濃度(階調)との関係を得ることで、補正カーブを調整してプリンタγ補正を行うことを可能にする。これにより入力画像濃度に対応した所望の画像濃度で出力物を得ることが可能になる。なお、調整の対象となる補正カーブは、調整前に予め用意されているものであってもよく、また、本願発明による調整によって補正カーブが生成されるものであってもよい。
本願発明では、画像形成がされた転写紙の定着を行うために少なくとも第1定着部と第2定着部を備えているが、その数は複数であればよく、特にその数が限定されるものではない。上記転写紙濃度センサは、第1定着部のみを通った転写紙の画像濃度を検知可能であるが、さらに、第2定着部を通った転写紙の画像濃度を検知できるのが望ましい。このため、第2定着部をバイパスするバイパス経路を設け、第2定着部の下流側であってバイパス経路の下流側の通紙経路に転写紙濃度センサを設けることで、第1定着部のみを通った転写紙か、第2定着部を通った転写紙かを選択して画像濃度の検知を行うことができる。制御部では、設定に従って、補正カーブの調整を行う際に、転写紙をバイパス経路に通すか、第2定着部に通すかを設定することができ、また、操作表示部への操作入力によって転写紙をいずれの経路に通して画像濃度の検知を行うかを指定することができる。
通常は、補正カーブの調整を行う際にバイパス経路が選択されるようにデフォルトで設定がなされている。ただし、本発明としては、デフォルト設定がこれに限定されるものではない。
以上説明したように、本願発明の画像形成装置または画像形成システムによれば、画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成がされた転写紙の定着を行う第1定着部および第2定着部を含む複数の定着部と、前記定着がされた転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサと、前記画像形成部に対するプリンタγ補正を行う制御部と、を備え、通紙経路として前記第2定着部をバイパスするバイパス経路を有し、前記転写紙濃度センサが、前記第1定着部のみを通紙した転写紙上の画像濃度を検知できる通紙経路として、前記第2定着部の下流側であって前記バイパス経路の下流側にある通紙経路に配置されており、
前記制御部は、前記転写紙濃度センサの濃度検知結果に基づいて前記プリンタγ補正における補正カーブを調整可能であり、前記補正カーブの調整の際に、転写紙を前記第2定着部に通紙するか、前記バイパス経路に通紙するかを選択可能にし、前記バイパス経路を通った転写紙を、前記転写紙濃度センサによって検知し、該検知結果に基づいて前記補正カーブを調整可能であるので、複数の定着部があっても第1の定着部のみを通した転写紙の画像濃度を検知することができ、第1定着部以降の定着による光沢度の影響が排除され、拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサの濃度検知が正しく行われる。この結果、プリンタγ補正による画像濃度制御が正確に行われ高画像品質が得られる。また、1つの拡散方式転写紙濃度センサのみを使用してプリンタγ補正による画像濃度制御ができるため、開発工数やコストを最小限に抑えることができる効果もある。
本発明の一実施形態の概略断面構成図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、転写紙濃度センサ付近での濃度検知状況を示す図である。 同じく、転写紙濃度センサの概略構成図である。 同じく、転写紙濃度センサの回路図である。 同じく、プリンタγ補正時の入力階調と出力濃度との関係を示す図である。 同じく、一回の定着のみを行った転写紙の濃度検知による画像キャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 同じく、濃度検知を行う転写紙が一回定着が二回定着かを選択する操作表示部の画面を示す図である。 同じく、二回の定着を行った転写紙の濃度検知と中間転写ベルトでのトナー像の濃度検知結果とを用いた画像キャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 第1回定着と第2回定着を行った場合の、転写紙上のトナー量と拡散反射光量との関係および濃度検知誤差を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、本実施形態における画像形成システム1の概略断面構成図を示す。
図1に示すように、画像形成システム1は、プリント部40を備えた画像形成装置10、第2定着装置50、中継装置60等を備えて構成される。
プリント部40は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、給紙トレイ41、給紙搬送部42、画像形成部43、第1定着部44、搬出部45等を備えて構成される。
給紙搬送部42は、図2に示す給紙トレイ41又は図示しない手差しトレイから搬送された転写紙を、複数の中間ローラ、レジストローラ42a等を経て二次転写ローラ42bへと搬送する。また、給紙搬送部42は、搬送路の切換により、片面画像形成処理済みの転写紙を両面搬送路42cに搬送し、再び中間ローラ、レジストローラ42aを経て二次転写ローラ42bへと搬送する。この二次転写ローラ42bにより、後述する中間転写ベルト43aに転写されたトナー画像が転写紙上に一括転写される。
画像形成部43は、最大4色(イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K))の画像を形成する際に、夫々異なる色のトナーを充填可能な色毎の画像形成部43Y、43M、43C、43Kと、前記中間転写ベルト43aと、中間転写ベルト43a上のトナー像の濃度を検知するトナー濃度センサ43bとを備える。
なお、画像形成部43は、プリントデータに基づいた多階調濃度のパッチ画像を形成する機能を実現する。本実施形態におけるパッチ画像は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の単色階調画像とする。
例えば、画像形成部43Yは、感光体ドラムの周囲に配置された帯電装置、露光装置、現像装置、一次転写ローラ、クリーニング装置を備え、イエロー(Y)の画像を形成する。
具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに、露光装置からイエロー(Y)の画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成する。そして、現像装置は、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したイエロー(Y)のトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置によりトナーが付着された感光体ドラムは、一次転写ローラが配置された転写位置へ一定速度で回転されながら後述する中間転写ベルト43aに転写される。中間転写ベルト43aにトナーが転写された後、図示しないクリーニング装置によって感光体ドラムの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
画像形成部43M、43C、43Kは、上記画像形成部43Yと同様の構成を備え、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像をそれぞれ形成する。
中間転写ベルト43aは、複数のローラに懸架され回転可能に支持されたエンドレスベルトであり、ローラの回転に伴って回転駆動される。
この中間転写ベルト43aは、各画像形成部43Y、43M、43C、43Kの一次転写ローラによりそれぞれの感光体ドラムに圧着される。これにより各感光体ドラムの表面に現像された各トナーは、各一次転写ローラによる転写位置で中間転写ベルト43aに転写され、二次転写ローラ42bによる転写位置で転写紙にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーが順次重ねて転写される。そして、中間転写ベルト43aは、二次転写ローラ42aにより転写紙にトナー画像を転写した後、転写紙を分離して、残留トナーが除去される。
トナー濃度センサ43bは、IDC(Image Density Control)センサ等を用いることができ、中間転写ベルト43a上に形成されたトナー画像の濃度を検出し、当該検出濃度を出力する。
画像の転写が行われた転写紙は、給紙搬送部42によって定着部44に搬送され、定着がなされる。定着部44は、熱源を有する回転定着部材44aと、当該回転定着部材44aに圧接してニップ部を形成する加圧ローラ44bとを備え、転写紙に転写されたトナー像を熱定着する。回転定着部材44aとしては、加熱ローラ、加熱ベルト等を挙げることができる。トナー像が定着された転写紙は、搬出部45の排紙ローラに挟持されて搬出口から第2定着装置50に搬出される。
第2定着装置50の搬入側には給紙搬送部51の一端が位置している。給紙搬送部51は、搬入直後に給紙搬送部51aとバイパス経路52に分岐しており、搬送切り換え可能になっている。給紙搬送部51aには、第2定着部53が介設されており、第2定着部53の下流側では、給紙搬送部51aとバイパス経路52とが合流して搬出部54が設けられている。
第2定着部53は、熱源を有する回転定着部材53aと、当該回転定着部材53aに圧接してニップ部を形成する加圧ローラ53bとを備え、転写紙に転写されたトナー像を熱定着する。回転定着部材53aとしては、加熱ローラ、加熱ベルト等を挙げることができる。第1定着部44と第2定着部53とは同様の構成でもよく、また、それぞれ異なる構成を有するものであってもよい。
トナー像が定着された転写紙は、搬出部54の排紙ローラに挟持されて搬出口から中継装置60に搬出される。
中継装置60は、第2定着装置50から搬出された転写紙を搬送する給紙搬送部61を有している。給紙搬送部61の搬入側には搬入された転写紙を冷却する冷却部62を有しており、その下流側の給紙搬送部61にはカール矯正ローラ対63を備えている。
さらに、給紙搬送部61の下流側には、該給紙搬送部61によって搬送される転写紙の先端を検知する先端検知センサ64が配置され、その直後に、転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサ65が配置されている。給紙搬送部61の最下流域には搬出部66が設けられており、転写紙が中継装置60外に搬出される。
図2に、画像形成システム1の制御ブロック図を示す。
画像形成システム1は、図1で示すように、画像形成装置10と、第2定着装置50と、中継装置60とを主構成として構成されており、画像形成装置10に備えられるシステム制御部100からの指示に従って稼働されている。なお、図1で説明した各部と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
画像形成装置10は、図1で説明した構成およびそれ以外に、システム制御部100、記憶部110、操作表示部111、画像形成部43を制御する画像形成制御部120、ドラム駆動部121、トナー濃度センサ43b、高圧電源、現像などを制御するプロセス制御部122、中間転写ベルト駆動制御部123、紙駆動制御部124、第1定着部制御部125、該第1定着部制御部125に制御可能に接続され、第1定着部44の温度を検知して検知結果を前記第1定着部制御部125に出力する温度検知センサ125aを備えている。
システム制御部100は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部110に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出して記憶部110内のワークエリアに展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、画像形成システム1の各部を集中制御する。
システム制御部100は、記憶部110から本実施形態に係る画質補正処理プログラムと記憶部110から補正カーブを含む各種データとを読み出して、画像形成条件を調整してプリンタγ補正を行う制御手段としての機能を実現する。
記憶部110は、画像形成に係る各種処理プログラム及び各種データの他、本実施形態に係る画質補正処理プログラム、多階調濃度パッチを形成するための画像データ等を記憶したり、システム制御部100により実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータ、ジョブデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
操作表示部111は、LCD(Liquid Crystal Display)、LCDを覆うように設けられたタッチパネル、その他図示しない操作キー群から構成され、操作者の操作入力を受け付けその入力情報をシステム制御部100に出力し、また、システム制御部100から入力される表示信号に従って、各種設定条件を入力するための各種設定画面や各種情報等を表示する。
画像形成制御部120は、原稿の読み取りなどによって取得された画像データをシステム制御部100からの指示に従って各種処理を施してプリントデータを生成すると共に、システム制御部100からの指示に従って画像形成部43の各部の駆動制御を行なう。
ドラム駆動部121は、システム制御部100からの指示に従って、画像形成部43の各色の感光体ドラムを駆動させるモータ等の制御を行なう。
中間転写ベルト駆動制御部123は、システム制御部100からの指示に従って、中間転写ベルト43aを支持及び回転させているローラを駆動させるモータ等の制御を行なう。
紙駆動制御部124は、システム制御部100からの指示に従って、給紙搬送部42に含まれる複数の中間ローラ、レジストローラ42a、二次転写ローラ42bなどを駆動させるモータ等の制御を行う。
第1定着部制御部125は、システム制御部100からの指示に従って、第1定着部44の回転定着部材44a又は加圧ローラ44bを支持又は回転させているローラを駆動させるモータ等の制御や、回転定着部材44a内に設けられている熱源の制御を行なう。
第2定着装置50は、バイパス搬送制御部130、第2定着部制御部131、該第2定着部制御部131に制御可能に接続され、第2定着部53の温度を検知して検知結果を前記第2定着部制御部131に出力する温度検知センサ131aを備えている。
第2定着装置のバイパス搬送制御部130は、システム制御部100からの指示に従って、給紙搬送部51、バイパス経路52に含まれる複数のローラ、搬送切換板などを駆動させるモータ等の制御を行う。
第2定着部制御部131は、システム制御部100からの指示に従って、定着部53の回転定着部材53a又は加圧ローラ53bを支持又は回転させているローラを駆動させるモータ等の制御や、回転定着部材53a内に設けられている熱源の制御を行なう。
中継装置60は、RU(Relay Unit)搬送制御部140、搬送センサ141、先端検知センサ64、転写紙濃度センサ65等を備えて構成されている。
RU(Relay Unit)搬送制御部140は、システム制御部100からの指示に従って、給紙搬送部61に含まれる複数のローラなどを駆動させるモータ等の制御を行う。
搬送センサ141は、給紙搬送部61を搬送される転写紙の有無を検知し、検知結果をシステム制御部100に送信する。搬送センサ141としては、例えば、反射型又は透過型の光学式のセンサを挙げることができる。
先端検知センサ64は、前記したように給紙搬送部61を搬送される転写紙の先端を検知し、先端検知信号をシステム制御部100に送信する。先端検知信号を受けるシステム制御部100は、転写紙濃度センサ65にLED駆動電圧を供給しており、前記検知信号の如何に基づいて、転写紙濃度センサ65にLEDのON/OFF制御信号を送出する。
転写紙濃度センサ65は、各色のパッチ画像に対応して、それぞれ対応する発光スペクトルの光を照射するセンサ65Y、65M、65C、65Kを備え、画像形成部43により転写紙上に形成された各色のパッチ画像の濃度を検出する機能を実現する。
例えば、センサ65Yは、イエロー(Y)のパッチ画像に対応するカラーセンサであり、青(B)の発光スペクトルを有し、パッチ画像に光を照射する発光素子を有する発光部と、当該発光部から照射された光の反射光を受光する受光素子を有する受光部とを備える。
センサ65Mは、マゼンタ(M)のパッチ画像に対応するカラーセンサであり、緑(G)の発光スペクトルを有しパッチ画像に光を照射する発光素子を有する発光部と受光素子を有する受光部とを備える。
センサ65Cはシアン(C)のパッチ画像、センサ65Kはブラック(K)のパッチ画像にそれぞれ対応するカラーセンサであり、赤(R)の発光スペクトルを有しパッチ画像に光を照射する発光素子を有する発光部と受光素子を有する受光部をそれぞれ備える。
発光素子としては、各色の発光スペクトルを発光するLED(Light Emitting Diode)や、白色の発光スペクトルを発光するLEDに各色の分光透過率を有するフィルタを付加したものを挙げることができる。受光素子としては、パッチ画像から反射された光のスペクトルを受光可能なフォトダイオードを挙げることができる。
センサ65Y、65M、65C、65Kは、支持部材65aにより支持されている。
また、図3に示す多階調濃度パッチは、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブロック)は、搬送方向と交差する方向に色別にパッチが並列されており、各色毎に搬送方向に階調(図ではN階調)を変えてパッチが形成されている。これらパッチは、上記センサ65Y、65M、65C、65Kの搬送方向と交差する位置に対応させて転写紙上に形成されている。
また、センサ65Y、65M、65C、65Kは、転写紙の拡散反射光量を測定するものであり、その構成を図4に示す。ここでは、転写紙濃度センサ65として説明する。
転写紙濃度センサ65は、転写紙に対し略平行に配置する集光レンズ651と、該集光レンズ651の焦点距離位置に位置し、フォトダイオードやフォトトランジスタにより構成される受光部652とからなるレンズ受光部を有している。また、基準位置に置かれた転写紙に対し、所定の基準距離から所定の角度で光が照射されるように、LEDなどの光源650の光軸が上記レンズ受光部の光軸と角度差を有するように配置されており、この実施形態では、上記角度差は大凡45度に設定されている。光源650から照射される光は転写紙表面で拡散反射し、該拡散反射光が集光レンズ651で集光され、受光部652で受光され、その光量が測定される。
上記転写紙濃度センサの回路構成を図5に示す。
各色では、LEDからなる光源650Y、650M、650C、650Kを有しており、前記したように、光源650Yの光はブルーの発光スペクトルを有し、光源650Mの光はグリーンの発光スペクトルを有し、光源650C、650Kは、レッドの発光スペクトルを有する。各光源650Y、650M、650C、650Kには、システム制御部100におけるCPU101のD/Aポートから増幅回路を介してアナログ電圧が供給可能になっており、該アナログ電圧は、CPU101から与えられるON/OFF制御信号によって光源650Y、650M、650C、650Kへの電圧印加がオンオフされる。
各センサ65Y、65M、65C、65Kには、フォトトランジスタを備える受光部652Y、652M、652C、652Kを有しており、該受光部652Y、652M、652C、652Kでは、フォトトランジスタの出力がオペアンプを介して、受光された拡散反射光量相当の電圧が前記CPU101のA/Dポートにアナログ電圧として入力される。
システム制御部100では、上記受光光量と入力画像濃度(入力階調値)とを関連付けて記憶部110に記憶し、補正カーブの調整を行う。
例えば、画像形成装置が0〜255階調を有し、ある色(イエロー、マゼンタ、シアンまたはブラック)の濃度制御で、図6に示すように、階調度150の濃度ターゲットに対して、実際に得られた転写紙濃度センサ出力は、それよりも低く、同じ濃度を得るためには。階調度200にしなければならないことが分かる。したがって、階調度150を階調度200へ変換するようにプリンタγ補正カーブを調整すればよい。この作業を多数の階調度において行い、図3に示すように、N個(例えば32個)の階調濃度パッチを作成して転写紙濃度センサ65に検知させ、その検知結果に基づいてプリンタγ補正カーブを調整する画像キャリブレーションを実施する。
以下に、システム制御部100による画像キャリブレーションの制御手順を図7に基づいて説明する。
先ず、図8に示すように、操作表示部111に表示された設定画面で、画像キャリブレーションの実行モードが選択されることにより処理が開始される(ステップs1)。
操作表示部111では、デフォルトモード釦111aとユーザーモード釦111bとが入力可能に表示され、さらに、実行釦111cが入力可能に表示される。ユーザーの入力がないデフォルトの状態では、デフォルトモード釦111aが優先的に選択可能な状態になっており、実行釦111cが押釦されると、デフォルトモードが自動的に選択される。この選択によって、画像キャリブレーションは、第1定着部のみで定着された転写紙のパッチの読み取りにより行われる。
一方、ユーザーモード釦111bが選択されて実行釦111cが押釦されると、ユーザモードが選択され、画像キャリブレーションは、第1定着部および第2定着部で定着された転写紙のパッチの読み取りにより行われる。
このフローチャートでは、デフォルトモードが選択されている場合とし、該モードでの画像キャリブレーションの実行手順に移行する(ステップs2)。
先ず、記憶部111で記憶された画像データに基づいて、画像形成部43において、Y/M/C/Kの各色の多階調濃度パッチを画像形成し(ステップs3)、該画像を中間転写ベルト43a、二次転写ローラ42bによって、給紙トレイ41から給紙される転写紙に転写する(ステップs4)。画像が形成された転写紙は、給紙搬送部42によって第1定着部44に搬送され、回転定着部材43aおよび加圧ローラ43bによる加熱、加圧を受けて定着がなされる(ステップs5)。
一回の定着がなされた転写紙は、紙駆動制御部124で制御される給紙搬送部42によって搬出部45から排出される。
画像形成装置10から排出された転写紙は、第2定着装置50に搬入され(ステップs7)、給紙搬送部51によって搬送される。バイパス搬送制御部130では、上記デフォルトモードの選択にしたがって、搬送路の切り換えを行い、転写紙はバイパス経路52へと搬送され、第2回目の定着が行われることなく、搬送部54より排出されて、中継装置60に搬入される(ステップs8)。転写紙は、RU搬送制御部140の制御を受ける給紙搬送部61によって搬送されつつ、冷却部62による冷却、カール矯正ローラ対63によるカール矯正を受け、先端検知センサ64による先端検知がなされる(ステップs9)。先端検知がONになると(ステップs9、YES)、検知タイミングによって、転写紙濃度センサ65の発光部650を各色毎にONにし、受光部652で転写紙に対する拡散反射光を受光し、光量に応じた出力がシステム制御部100に入力される。これにより転写紙上に形成された各色の多階調濃度パッチの濃度が検知される(ステップs10)。システム制御部100では、上記出力値に基づいて予め定めたパラメータによって画像濃度に変換し(ステップs11)、ターゲット濃度と比較する(ステップs12)。これらの関係からプリンタγ補正カーブを調整する(ステップs13)。
その後、この補正カーブを用いて画像形成を行うことにより、入力階調に応じた適切な出力濃度で出力物を得ることができる。
なお、上記では、デフォルトモードによって第1回の定着のみを行った転写紙の多階調濃度パッチの画像濃度を検知して補正カーブを調整する手順について説明をしたが、前記したように、本発明では、選択によって2回の定着を行った転写紙の多階調濃度パッチの画像濃度を検知して補正カーブを調整することができる。また、本発明では、拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサで転写紙のパッチ濃度を測定しているが、該転写紙濃度センサに加えて、中間転写部でトナー像を検出するセンサを併用して、それぞれの検知結果を用いて補正カーブの調整を行うようにしてもよい。
上記手順について図9のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、図9に示すように、操作表示部111に表示された設定画面で、画像キャリブレーションの実行モードが選択されることにより処理が開始される(ステップs20)。
操作表示部111では、前記と同様に、デフォルトモード釦111aとユーザーモード釦111bとが入力可能に表示され、さらに、実行釦111cが入力可能に表示される。 操作者によって、ユーザーモード釦111bが選択されて実行釦111cが押釦されると、ユーザモードが選択され、画像キャリブレーションは、第1定着部および第2定着部で定着された転写紙のパッチの読み取りにより行われ、該モードでの画像キャリブレーションの実行手順に移行する(ステップs21)。
先ず、記憶部111で記憶された画像データに基づいて、画像形成部43において、Y/M/C/Kの各色の多階調濃度パッチを画像形成する(ステップs22)。
中間転写ベルト43a上に形成された多階調濃度パッチのトナー像の画像濃度を、トナー濃度センサ43bによって検出する(ステップs23)。システム制御部100では、該検知値を画像濃度に変換し、画像濃度1として記憶部110に記憶する(ステップs24)。また、中間転写ベルト43a上のトナー像は、二次転写ローラ42bによって、給紙トレイ41から給紙される転写紙に転写する(ステップs25)。画像が形成された転写紙は、給紙搬送部42によって第1定着部44に搬送され、回転定着部材43aおよび加圧ローラ43bによる加熱、加圧を受けて定着がなされる(ステップs26)。
一回の定着がなされた転写紙は、給紙搬送部42によって搬出部45から排出される(ステップs27)。画像形成装置10から排出された転写紙は、第2定着装置50に搬入され(ステップs28)、バイパス搬送制御部130で制御される給紙搬送部51によって搬送される。バイパス搬送制御部130では、上記ユーザーモードの選択にしたがって、搬送路の切り換えを行わず、転写紙は給紙搬送部51aへと搬送され、第2定着部53で2回目の定着が行われる。第2定着部53では、回転定着部材53aおよび加圧ローラ53bによる加熱、加圧を受けて定着がなされる(ステップs29)。
第2回目の定着が行われた転写紙は、搬送部54より排出されて、中継装置60に搬入される(ステップs30)。転写紙は、RU搬送制御部140の制御を受ける給紙搬送部61によって搬送されつつ、冷却部62による冷却、カール矯正ローラ対63によるカール矯正を受け、先端検知センサ64による先端検知がなされる(ステップs31)。先端検知がONになると(ステップs31、YES)、検知タイミングによって、上記と同様に、転写紙濃度センサ65による拡散反射光量の検出がなされ、光量に応じた出力がシステム制御部100に入力される。これにより転写紙上に形成された各色の多階調濃度パッチの濃度が検知される(ステップs32)。システム制御部100では、上記出力値に基づいて予め定めたパラメータによって変換し、画像濃度2とする(ステップs33)。
トナー濃度センサによって検出された上記画像濃度1を記憶部110より読み出し、この画像濃度1と、上記転写紙濃度検知センサによって検出された画像濃度2とをある割合で総合し、画像濃度を算出する。
上記算出式は例えば以下に示すことができる。
画像濃度=α・画像濃度1+β・画像濃度2 (ただしα+β=1)
上記で算出された画像濃度とターゲット濃度と比較する(ステップs35)。これらの関係からプリンタγ補正カーブを調整する(ステップs36)。その後、この補正カーブを用いて画像形成を行うことにより、入力階調に応じた適切な出力濃度で出力物を得ることができる。
なお、上記手順では、中間転写ベルト上のトナー像の濃度を勘案して画像濃度を定めたが、第1定着、第2定着を経た転写紙の拡散反射光量を検出するだけで画像濃度を決定するものであってもよい。
なお、上記実施形態では、第2定着部が画像形成装置と別体で構成され、該画像形成装置外の中継装置に、転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサが設けられているものとして説明したが、本発明としては、画像形成装置に第2定着部を備え、画像形成装置外に上記転写紙濃度センサを備えるものであってもよく、また、画像形成装置に、第2定着部および転写紙濃度センサを備えるものであってもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記説明に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
40 プリント部
42 給紙搬送部
43 画像形成部
43a 中間転写ベルト
43b トナー濃度センサ
44 第1定着部
50 第2定着装置
51 給紙搬送部
51a 給紙搬送部
52 バイパス経路
53 第2定着部
60 中継装置
61 給紙搬送部
64 先端検知センサ
65 転写紙濃度センサ

Claims (14)

  1. 画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成がされた転写紙の定着を行う第1定着部および第2定着部を含む複数の定着部と、前記定着がされた転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサと、前記画像形成部に対するプリンタγ補正を行う制御部と、を備え、
    通紙経路として前記第2定着部をバイパスするバイパス経路を有し、前記転写紙濃度センサが、前記第1定着部のみを通紙した転写紙上の画像濃度を検知できる通紙経路として、前記第2定着部の下流側であって前記バイパス経路の下流側にある通紙経路に配置されており、
    前記制御部は、前記転写紙濃度センサの濃度検知結果に基づいて前記プリンタγ補正における補正カーブを調整可能であり、前記補正カーブの調整の際に、転写紙を前記第2定着部に通紙するか、前記バイパス経路に通紙するかを選択可能にし、前記バイパス経路を通った転写紙を、前記転写紙濃度センサによって検知し、該検知結果に基づいて前記補正カーブを調整可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写紙濃度センサは、転写紙上に形成された多階調濃度パッチの濃度検知を行うものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写紙濃度センサが、前記第2定着部の下流側に接続された中継ユニットに配置されており、
    前記制御部は、前記バイパス経路を通って前記中継ユニットに至り、前記転写紙濃度センサによって検知された転写紙の画像濃度によって前記補正カーブを調整可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正カーブの調整を行う際の通紙経路として前記バイパス経路がデフォルトに設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記転写紙濃度センサは、前記第1定着部のみを通紙した転写紙と、前記第2定着部を通紙した転写紙のいずれに対しても画像濃度を検知することができ、
    前記制御部は、記第1定着部のみを通紙した転写紙または前記第2定着部を通紙した転写紙のいずれに対し、前記転写紙濃度センサによる画像濃度検知を行うかを選択して、前記補正カーブを調整することが可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 操作者による操作入力が可能な操作表示部を備え、
    前記制御部は、前記操作表示部において前記選択の指定を可能にすることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部に中間転写部を備え、該中間転写部に形成されたトナー像の画像濃度を検知するトナー濃度検知センサを有しており、
    前記制御部は、該トナー濃度検知センサおよび前記転写紙濃度センサを併用し、両センサの検知結果に基づいて、前記補正カーブを調整することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、前記画像形成がされた転写紙の定着を行う第1定着部および第2定着部を含む複数の定着部と、前記定着がされた転写紙の拡散反射光量を測定する転写紙濃度センサと、前記画像形成部に対するプリンタγ補正を行う制御部と、を備え、
    通紙経路として前記第2定着部をバイパスするバイパス経路を有し、前記転写紙濃度センサが、前記第1定着部のみを通紙した転写紙上の画像濃度を検知できる通紙経路として、前記第2定着部の下流側であって前記バイパス経路の下流側にある通紙経路に配置されており、
    前記制御部は、前記転写紙濃度センサの濃度検知結果に基づいて前記プリンタγ補正における補正カーブを調整可能であり、前記補正カーブの調整の際に、転写紙を前記第2定着部に通紙するか、前記バイパス経路に通紙するかを選択可能にし、前記バイパス経路を通った転写紙を、前記転写紙濃度センサによって検知し、該検知結果に基づいて前記補正カーブを調整可能であることを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記転写紙濃度センサは、転写紙上に形成された多階調濃度パッチの濃度検知を行うものであることを特徴とする請求項記載の画像形成システム。
  10. 前記転写紙濃度センサが、前記第2定着部の下流側に接続された中継ユニットに配置されており、
    前記制御部は、前記バイパス経路を通って前記中継ユニットに至り、前記転写紙濃度センサによって検知された転写紙の画像濃度によって前記補正カーブを調整可能であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成システム。
  11. 前記補正カーブの調整を行う際の通紙経路として前記バイパス経路がデフォルトに設定されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の画像形成システム。
  12. 前記転写紙濃度センサは、前記第1定着部のみを通紙した転写紙と、前記第2定着部を通紙した転写紙のいずれに対しても画像濃度を検知することができ、
    前記制御部は、記第1定着部のみを通紙した転写紙または前記第2定着部を通紙した転写紙のいずれに対し、前記転写紙濃度センサによる画像濃度検知を行うかを選択して、前記補正カーブを調整することが可能であることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の画像形成システム。
  13. 操作者による操作入力が可能な操作表示部を備え、
    前記制御部は、前記操作表示部において前記選択の指定を可能にすることを特徴とする請求項12記載の画像形成システム。
  14. 前記画像形成部に中間転写部を備え、該中間転写部に形成されたトナー像の画像濃度を検知するトナー濃度検知センサを有しており、
    前記制御部は、該トナー濃度検知センサおよび前記転写紙濃度センサを併用し、両センサの検知結果に基づいて、前記補正カーブを調整することを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の画像形成システム。
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