JP5240034B2 - シールドシェル - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールド性能の低下を回避することを目的とする。
アース部材におけるアース用接続部の固定位置のばらつきは、撓み部が変形することによって吸収されるので、基板接続片や基板接続片と回路基板との接続部分における応力集中が回避される。撓み部は、シェル本体を構成する板部と一体に変位するのではなく、板部に対して相対変位可能とされているので、撓み部が弾性変形しても、板部は変形することがなく、シェル本体は変形を来す虞はない。したがって、シェル本体のシールド性能が低下する虞はない。
また、撓み部は、互いに相対変位可能に連なった複数の可撓片によって構成されているので、アース用接続部の変位に伴う撓み部全体の撓み量は、複数の可撓片に分散され、撓み部における応力集中を回避できる。したがって、応力集中の回避を目的として撓み部を大型化する、ということを行う必要がない。
また、アース用接続部がシェル本体に対して相対的に変位すると、第1可撓片が、シェル本体に連なる境界を支点として斜めに変位するとともに、第2可撓片が、第1可撓片に連なる境界を支点として斜めに変位する。
複数の板部のうち他の板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された板部同士は、撓み部が弾性変形する際に離間するように相対変位し、その結果、この隣り合う板部の間にスリット状の隙間が生じることが懸念される。しかし、本願発明では、規制部の係止作用により、他の板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された板部同士の相対変位を規制しているので、この隣り合う板部の間に隙間が生じる虞がなく、シェル本体のシールド性能の安定化を図ることができる。
撓み部の一部がアース用接続部となっているので、撓み部とは別にアース用接続部を形成する形態に比べると、シールドシェル全体としての小型化や形状の簡素化を図ることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のシールドシェル20は、回路基板Pに取り付けられるとともに、シールドケース40(本発明の構成要件であるアース部材)内に収容されるシールドコネクタAを構成するものである。以下の説明において、上下方向は、回路基板Pを水平に配置し、その回路基板PにシールドコネクタAを組み付けた状態を基準とする。また、前後方向については、シールドコネクタAの正面方向を前方ということにする。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、シェル本体を構成する複数の板部のうち上面板を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された後面板と側面板とは、規制部の係止作用によって相対変位を規制されるようになっているが、このような規制部を設けない形態としてもよい。
(2)上記実施形態のシェル本体は、後面板と側面板が上面板を介して間接的に連なる形態としたが、シェル本体は、上面板と側面板が後面板を介して間接的に連なる形態としてもよく、上面板と後面板が左右いずれか一方の側面板を介して間接的に連なる形態としてもよい。
(3)上記実施形態では、撓み部を全体として平板状としたが、撓み部は、屈曲面や湾曲面を有する板状のものであってもよい。
(4)上記実施形態では、撓み部を全体として方形としたが、撓み部の全体形状は、方形に限らず、台形や三角形などの方形以外の形状であってもよい。
(5)上記実施形態では、アース用接続部をバーリング加工によって貫通孔状に形成したが、アース用接続部は、肉厚の母体に雌ネジ孔を形成した形態としてもよく、板状の母体にナットを固着した形態であってもよい。
(6)上記実施形態では、基板接続片を回路基板に対して半田付けにより接続したが、基板接続片を、弾性変形可能な接続部を有するプレスフィットタイプのものとし、回路基板の接続孔に対し基板接続片を弾性撓みさせた状態で貫通させるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、撓み部が上面板に連なる形態としたが、撓み部は、側面板に連なる形態であってもよく、後面板に連なる形態であってもよい。
<参考例>
(1)上記実施形態ては、撓み部を構成する可撓片の数を2つとしたが、撓み部は、3つ以上の可撓片によって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、2つの可撓片を区画するスリットの形状を略U字形としたが、スリットの形状は、V字形、I字形、L字形等、略U字形以外の形状であってもよい。
(3)上記実施形態では、スリットの数を1つとしたが、スリットの数は複数であってもよい。
(4)上記実施形態では、撓み部の一部にアース用接続部を形成したが、アース用接続部は、撓み部とは別に独立した形態のものであってもよい。
(5)上記実施形態では、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線とが、互いに平行をなすようにしたが、この2本の境界線は、互いに平行をなさないように配置されていてもよい。
(6)上記実施形態では、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線とが、アース用接続部を挟んで互いに反対側に位置するようにしたが、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線は、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、アース用接続部との間に配置してもよい。
20…シールドシェル
21…シェル本体
22…上面板(板部)
23…側面板(板部)
24…後面板(板部)
25…規制部
27…基板接続片
30…撓み部
31…第1可撓片
32…第2可撓片
33…スリット
36…アース用接続部
37…第1境界線(第1可撓片と上面板とが連なる境界線)
38…第2境界線(第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線)
40…シールドケース(アース部材)
P…回路基板
Claims (3)
- コネクタハウジングを覆う形態であって、複数の板部で構成された金属製のシェル本体と、
前記シェル本体に形成されて回路基板に接続される基板接続片と、
前記シェル本体とは非接触であり、アース部材に対して導通可能に固定されるアース用接続部と、
前記シェル本体と前記アース用接続部とに連なるように形成され、前記板部に対して相対変位可能とされた撓み部とを備え、
前記撓み部は、略U字のスリットによって区画された第1可撓片と第2可撓片とから構成され、
前記第1可撓片は、前記スリットよりも外側の領域を占めて、前記シェル本体を構成する前記板部に連なった形態とされ、
前記スリットで囲まれた領域を占める前記第2可撓片には、前記アース用接続部が形成されており、
前記第1可撓片と前記板部とが連なる境界線と、前記第1可撓片と前記第2可撓片とが連なる境界線とは、互いに平行をなし且つ前記アース用接続部を挟んで互いに反対側に配置されていることを特徴とするシールドシェル。 - 前記シェル本体は、所定形状の金属板材を曲げ加工することによって箱状に成形されており、
前記複数の板部のうち他の前記板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された前記板部同士は、規制部の係止作用によって相対変位を規制されていることを特徴とする請求項1記載のシールドシェル。 - 前記撓み部が板状をなし、
前記アース用接続部が、前記撓み部の一部にバーリング加工を施すことにより貫通孔状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシールドシェル。
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