JP5240034B2 - シールドシェル - Google Patents

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Description

本発明は、シールドシェルに関するものである。
特許文献1には、基板用コネクタに用いられるシールドシェルが開示されている。シールドシェルは、所定形状の金属板材に曲げ加工を施すことに成形され、コネクタハウジングを覆う形態のシェル本体と、アース部材に対して導通可能に固定されるアース用接続部とを備えている。
シェル本体は、上面板と、上面板の後端縁に連なる後面板と、後面板の左右両側縁に連なる左右両側面板とから構成された箱形状をなし、左右両側面板と後面板の下縁に形成された基板接続片を介して回路基板に導通可能に固定されている。アース接続部は、上面板の前端縁から上方へ立ち上がった形態となっている。上面板と左右両側面板は前後方向の稜線を介して隣り合うように配置されているが、上面板は、左右両側面板に対し相対的に上下方向へ変位し得るように分離されている。
この分離形態によれば、アース部材におけるアース用接続部の固定位置が上下にばらつくことがあっても、上面板が、アース用接続部と一緒に左右両側面板に対して相対的に上下方向へ変位することにより、アース用接続部の固定位置のばらつきが吸収される。また、基板接続片が形成されている左右両側面板と後面板は、回路基板に固定された状態に保持されるので、基板接続片と回路基板との接続部分に過大な応力が生じる虞はない。
特開2008−171725号公報
上記コネクタでは、上面板が上方へ変位したときに、上面板の左右両側縁と左右両側面板の上縁との間に大きなスリット状の隙間が生じるため、シェル本体のシールド性能が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シールド性能の低下を回避することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングを覆う形態であって、複数の板部で構成された金属製のシェル本体と、前記シェル本体に形成されて回路基板に接続される基板接続片と、前記シェル本体とは非接触であり、アース部材に対して導通可能に固定されるアース用接続部と、前記シェル本体と前記アース用接続部とに連なるように形成され、前記板部に対して相対変位可能とされた撓み部とを備え、前記撓み部は、略U字のスリットによって区画された第1可撓片と第2可撓片とから構成され、前記第1可撓片は、前記スリットよりも外側の領域を占めて、前記シェル本体を構成する前記板部に連なった形態とされ、前記スリットで囲まれた領域を占める前記第2可撓片には、前記アース用接続部が形成されており、前記第1可撓片と前記板部とが連なる境界線と、前記第1可撓片と前記第2可撓片とが連なる境界線とは、互いに平行をなし且つ前記アース用接続部を挟んで互いに反対側に配置されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シェル本体は、所定形状の金属板材を曲げ加工することによって箱状に成形されており、前記複数の板部のうち他の前記板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された前記板部同士は、規制部の係止作用によって相対変位を規制されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記撓み部が板状をなし、前記アース用接続部が、前記撓み部の一部にバーリング加工を施すことにより貫通孔状に形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
アース部材におけるアース用接続部の固定位置のばらつきは、撓み部が変形することによって吸収されるので、基板接続片や基板接続片と回路基板との接続部分における応力集中が回避される。撓み部は、シェル本体を構成する板部と一体に変位するのではなく、板部に対して相対変位可能とされているので、撓み部が弾性変形しても、板部は変形することがなく、シェル本体は変形を来す虞はない。したがって、シェル本体のシールド性能が低下する虞はない。
また、撓み部は、互いに相対変位可能に連なった複数の可撓片によって構成されているので、アース用接続部の変位に伴う撓み部全体の撓み量は、複数の可撓片に分散され、撓み部における応力集中を回避できる。したがって、応力集中の回避を目的として撓み部を大型化する、ということを行う必要がない。
また、アース用接続部がシェル本体に対して相対的に変位すると、第1可撓片が、シェル本体に連なる境界を支点として斜めに変位するとともに、第2可撓片が、第1可撓片に連なる境界を支点として斜めに変位する。
<請求項2の発明>
複数の板部のうち他の板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された板部同士は、撓み部が弾性変形する際に離間するように相対変位し、その結果、この隣り合う板部の間にスリット状の隙間が生じることが懸念される。しかし、本願発明では、規制部の係止作用により、他の板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された板部同士の相対変位を規制しているので、この隣り合う板部の間に隙間が生じる虞がなく、シェル本体のシールド性能の安定化を図ることができる。
請求項3の発明>
撓み部の一部がアース用接続部となっているので、撓み部とは別にアース用接続部を形成する形態に比べると、シールドシェル全体としての小型化や形状の簡素化を図ることができる。
実施形態1においてシールドシェルのアース用接続部をシールドケースに固定した状態をあらわす断面図 シールドシェルの断面図 シールドシェルを含むシールドコネクタと回路基板をシールドケースに収容した状態をあらわす断面図 シールドシェルの斜視図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のシールドシェル20は、回路基板Pに取り付けられるとともに、シールドケース40(本発明の構成要件であるアース部材)内に収容されるシールドコネクタAを構成するものである。以下の説明において、上下方向は、回路基板Pを水平に配置し、その回路基板PにシールドコネクタAを組み付けた状態を基準とする。また、前後方向については、シールドコネクタAの正面方向を前方ということにする。
回路基板Pには、上下方向に貫通する複数の接続孔Hが形成されている。回路基板Pの上面には、シールドコネクタAが載置されるようにして取り付けられている。また、シールドケース40は、金属製であって、回路基板Pの上方に位置する上面壁41と、上面壁41の左右両側縁から下方へ延出した側面壁(図示省略)と、上面壁41の前端縁から下方へ延出して左右両側面壁に連なる前面壁42とを有している。前面壁42には、前後方向に貫通するボルト孔43が形成されている。
シールドコネクタAは、合成樹脂製のコネクタハウジング10と、L字形に屈曲した複数本の細長い端子金具13と、金属製のシールドシェル20とを組み付けて構成されている。コネクタハウジング10は、回路基板Pと略直角な壁状をなす端子保持部11と、端子保持部11から前方へ片持ち状に延出した角筒状のフード部12とを一体に形成したものである。端子保持部11には、端子金具13のうち水平方向(前方)に延びる端子接続部14が前後方向に貫通した状態で保持されており、端子接続部14の前端部がフード部12内に収容されている。端子金具13の下向きの基板接続部15は、端子保持部11よりも後方に配置されている。
シールドシェル20は、所定の形状に打ち抜いた金属板材(図示省略)に曲げ加工とバーリング加工を施して成形したものであり、シェル本体21と、規制部25と、基板接続片27と、撓み部30と、アース用接続部36とを一体に形成したものである。
シェル本体21は、方形の上面板22(本発明の構成要件である板部)と、方形の左右両側面板23(本発明の構成要件である板部)と、方形の後面板24(本発明の構成要件である板部)とにより、前面及び下面が開放された箱状をなすように成形されている。上面板22の後端縁と後面板24の上端縁とが略直角をなすように直接連なっており、上面板22の右側縁と右側面板23の上端縁とが略直角をなすように直接連なっており、上面板22の左側縁と左側面板23の上端縁とが略直角に直接連なっている。
つまり、後面板24と左右両側面板23とは、直接には連なってはおらず、上面板22を介して間接的に連なった形態で互いに略直角に隣接するような位置関係となっている。このため、シェル本体21は、後面板24の側縁と左側面板23や右側面板23の後縁との間の隙間を拡げるような形態で変形する虞がある。このように隙間が拡がるような変形が生じると、シェル本体21のシールド機能の低下が懸念されるため、その対策として、規制部25が形成されている。
規制部25は、左右両側面板23に形成されている。左右両側面板23の後縁のうち略下半分領域からは、内向きに屈曲した縦長の支持板部26が延出し、その支持板部26が後面板24の前面(内面)に沿うように位置している。そして、この左右両支持板部26の下縁からは、規制部25が上方へ折り返されるように延出した形態で形成されている。この左右両規制部25は、後面板24の後面(外面)に沿うように、又は後面板24の後面に当接するように配置されている。この規制部25の存在により、後面板24が左右両側面板23に対して後方へ相対的に変位(離間)すること、つまり、後面板24と左右両側面板23との間の隙間が拡がることが規制される。
また、後面板24には、その下端縁から下方へ突出する基板接続片27が形成されている。基板接続片27は、左右一対形成されており、左右一対の規制部25の間に挟まれるように、且つ規制部25に接近した位置に配置されている。
このシェル本体21内にはコネクタハウジング10が収容されている。これにより、コネクタハウジング10の上面、後面及び左右両側面は、シェル本体21によって覆われることになる。シェル本体21とコネクタハウジング10を組み付けた状態では、端子金具13の基板接続部15の下端部は、回路基板Pの接続孔Hに挿入できるようにするために、シェル本体21の下端縁よりも更に下方へ突出している。
次に、撓み部30について説明する。撓み部30は、全体として方形をなし、幅寸法が上面板22(シェル本体21)とほぼ同じ寸法である平板状をなしている。撓み部30は、上面板22の前端縁から上面板22と略直角(つまり、後面板24と略平行)に上方(つまり、上面板22から左右両側面板23と後面板24が延出する方向とは反対の方向)へ片持ち状に延出した形態である。シールドコネクタAを回路基板Pに組み付けてシールドケース40に収容した状態では、撓み部30は、シールドケース40の前面壁42の内面に対し後方から接近して略平行に対向するようになっている。
撓み部30は、第1可撓片31と第2可撓片32とによって構成されている。撓み部30には、前方または後方から視て略U字形をなす1本のスリット33が前後に貫通して形成されている。スリット33は、上下方向に延びる左右一対の縦溝34と、この両縦溝34の下端同士を繋ぐように水平(左右方向)に延びる横溝35とから構成されている。撓み部30のうち略U字形のスリット33と、左右両縦溝34の上端同士を結んだ水平な仮想線とで囲まれた方形の領域は、第2可撓片32となっている。そして、撓み部30のうちスリット33の外側の領域、つまり第2可撓片32を全周に亘って包囲する枠状の領域は、第1可撓片31となっている。
第2可撓片32には、そのほぼ中央部分にバーリング加工を施すことによってアース用接続部36が形成されている。アース用接続部36は、第2可撓片32から後方(シールドケース40の前面壁42とは反対側)へ円筒状に突出して中心孔が前後に貫通した形態となっている。シールドコネクタAをシールドケース40に収容した状態では、アース用接続部36がシールドケース40のボルト孔43とほぼ同軸状に対応するようになっている。
第1可撓片31の下端縁は上面板22の前端縁に連なっており、この第1可撓片31と上面板22とが連なる左右方向の第1境界線37は、アース用接続部36よりも下方に配置する。一方、第1可撓片31と第2可撓片32とが連なる左右方向の第2境界線38は、アース用接続部36よりも上方に位置している。つまり、第1境界線37と第2境界線38は、互いに平行であって、アース用接続部36を挟んで互いに反対側に位置するように位置関係となっている。
撓み部30は、全体として弾性変形しながら、シェル本体21に対し第1境界線37を支点として前後方向へ相対変位し得るようになっている。つまり、第1可撓片31は、弾性変形しながら、シェル本体21に対し第1境界線37(つまり、第1可撓片31の下端縁)を支点として前後方向へ相対変位し得るようになっている。また、第2可撓片32は、弾性変形しながら、第1可撓片31に対し第2境界線38(つまり、第2可撓片32の上端縁)を支点として前後方向へ相対変位し得るようになっている。そして、これらの前後方向への相対変位は、同時に且つ独立して起こり得るようになっている。
シールドコネクタAを組み付ける際には、端子金具13をコネクタハウジング10に取り付け、そのシールドコネクタAと端子金具13をシールドシェル20に取り付ける。このとき、コネクタハウジング10とシェル本体21に形成した図示しない係止部の係止作用により、コネクタハウジング10とシェル本体21とは組付け状態に保持される。このシールドコネクタAを回路基板Pに組み付ける際には、端子金具13の基板接続部15とシールドシェル20の基板接続片27を、夫々、所定の接続孔Hに差し込みながら、コネクタハウジング10を回路基板Pの上面に載置し、ボルト締めなどの固定手段によってコネクタハウジング10を回路基板Pに固定する。
その後、接続孔Hに挿入した基板接続部15と基板接続片27を、半田付けにより回路基板Pに固着すれば、シールドコネクタAが回路基板Pに組み付けられる。組み付けたシールドコネクタAと回路基板Pをシールドケース40内に収容して所定の位置に固定すると、アース用接続部36が、シールドケース40の前面壁42に対し僅かに隙間を空けてボルト孔43と同軸状に対向する状態となる。
アース用接続部36と前面壁42との位置関係(即ち、シールドケース40におけるアース用接続部36の相対的な固定位置)は、各部品の寸法公差や組付け公差が原因となって前後方向にばらつくことが懸念され、そのばらつきによってアース用接続部36と前面壁42とが干渉する虞があることから、この干渉を回避するために、アース用接続部36と前面壁42との間に隙間が空くような寸法設定がなされている(図3を参照)。
シールドコネクタAをシールドケース40内に固定した後は、ボルト44を、シールドケース40の外部からボルト孔43に差し込み、アース用接続部36の内周にねじ込む。ボルト44をねじ込む過程において、ボルト44の頭部45が前面壁42の外面(前面)に当接した後は、アース用接続部36が次第に前面壁42へ引き寄せられる。そして、アース用接続部36の前端が前面壁42に当接したところで、ボルト44のねじ込みが阻止され、前面壁42とアース用接続部36とが電気的導通可能に固定される。
ボルト44のねじ込みに伴ってアース用接続部36がシールドケース40に引き寄せられる過程では、シェル本体21が回路基板Pを介してシールドケース40に対し移動規制状態に固定されているため、撓み部30が弾性的に変形する。つまり、第1可撓片31が、その下端の第1境界線37を支点として、上端側を前方へ変位させるように斜めに姿勢を傾けながら変形するとともに、第2可撓片32が、その上端の第2境界線38を支点として、下端側を前方へ変位させるように斜めに姿勢を傾けながら変形する。
このように撓み部30が弾性的に変形することにより、アース用接続部36と前面壁42との位置関係のばらつきが吸収され、これにより、回路基板Pにおける基板接続片27の半田付け部分において過大な外力が作用することに起因する応力集中を回避しながら、アース用接続部36が前面壁42に導通可能に正しく固定される。
本実施形態のシールドシェル20は、アース用接続部36をシェル本体21とは非接触の形態とした上で、シェル本体21とアース用接続部36とに連なるように形成されて上面板22に対して相対変位可能な撓み部30を設けている。この撓み部30は、シェル本体21を構成する上面板22と一体に変位するのではなく、上面板22に対して相対変位可能とされているので、撓み部30が弾性変形しても、上面板22は変形することがなく、したがって、左右両側面板23も後面板24も変形しない。このように、アース用接続部36をシールドケース40に固定するのに伴って撓み部30が変形しても、シェル本体21は変形を来す虞はないので、後面板24と左右両側面板23との間の隙間が拡がることがなく、シェル本体21のシールド性能が低下する虞はない。
また、シェル本体21は、所定形状の金属板材を曲げ加工することによって箱状に成形されており、複数の板部のうち上面板22を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された後面板24と左右両側面板23は、規制部25の係止作用によって相対変位を規制されている。この規制部25の係止作用により、後面板24と左右両側面板23との間に隙間が生じることがより確実に規制され、シェル本体21のシールド性能の安定化を図ることができる。
また、撓み部30は、全体として平板状をなすとともに、スリット33により区画され且つ互いに相対変位可能に連なった形態の第1可撓片31と第2可撓片32とによって構成され、第2可撓片32にアース用接続部36を形成している。このように、本実施形態の撓み部30は、互いに相対変位可能に連なった2つの可撓片31,32によって構成されているので、アース用接続部36の変位に伴う撓み部30全体の撓み量は、2つの可撓片31,32に分散され、撓み部30における応力集中を回避できる。したがって、応力集中の回避を目的として撓み部30を大型化させる、ということを行う必要がない。
また、撓み部30が板状をなすという点に着目し、本実施形態では、アース用接続部36を、撓み部30の一部(第2可撓片32)にバーリング加工を施すことによって貫通孔状に形成した。本実施形態では、撓み部30の一部がアース用接続部36となっているので、撓み部とは別にアース用接続部を形成する形態に比べると、シールドシェル20全体としての小型化や形状の簡素化が実現されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、シェル本体を構成する複数の板部のうち上面板を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された後面板と側面板とは、規制部の係止作用によって相対変位を規制されるようになっているが、このような規制部を設けない形態としてもよい。
(2)上記実施形態のシェル本体は、後面板と側面板が上面板を介して間接的に連なる形態としたが、シェル本体は、上面板と側面板が後面板を介して間接的に連なる形態としてもよく、上面板と後面板が左右いずれか一方の側面板を介して間接的に連なる形態としてもよい。
(3)上記実施形態では、撓み部を全体として平板状としたが、撓み部は、屈曲面や湾曲面を有する板状のものであってもよい。
(4)上記実施形態では、撓み部を全体として方形としたが、撓み部の全体形状は、方形に限らず、台形や三角形などの方形以外の形状であってもよい。
(5)上記実施形態では、アース用接続部をバーリング加工によって貫通孔状に形成したが、アース用接続部は、肉厚の母体に雌ネジ孔を形成した形態としてもよく、板状の母体にナットを固着した形態であってもよい。
(6)上記実施形態では、基板接続片を回路基板に対して半田付けにより接続したが、基板接続片を、弾性変形可能な接続部を有するプレスフィットタイプのものとし、回路基板の接続孔に対し基板接続片を弾性撓みさせた状態で貫通させるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、撓み部が上面板に連なる形態としたが、撓み部は、側面板に連なる形態であってもよく、後面板に連なる形態であってもよい。
<参考例>
(1)上記実施形態ては、撓み部を構成する可撓片の数を2つとしたが、撓み部は、3つ以上の可撓片によって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、2つの可撓片を区画するスリットの形状を略U字形としたが、スリットの形状は、V字形、I字形、L字形等、略U字形以外の形状であってもよい。
(3)上記実施形態では、スリットの数を1つとしたが、スリットの数は複数であってもよい。
(4)上記実施形態では、撓み部の一部にアース用接続部を形成したが、アース用接続部は、撓み部とは別に独立した形態のものであってもよい。
(5)上記実施形態では、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線とが、互いに平行をなすようにしたが、この2本の境界線は、互いに平行をなさないように配置されていてもよい。
(6)上記実施形態では、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線とが、アース用接続部を挟んで互いに反対側に位置するようにしたが、第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線は、第1可撓片と板部とが連なる境界線と、アース用接続部との間に配置してもよい。
10…コネクタハウジング
20…シールドシェル
21…シェル本体
22…上面板(板部)
23…側面板(板部)
24…後面板(板部)
25…規制部
27…基板接続片
30…撓み部
31…第1可撓片
32…第2可撓片
33…スリット
36…アース用接続部
37…第1境界線(第1可撓片と上面板とが連なる境界線)
38…第2境界線(第1可撓片と第2可撓片とが連なる境界線)
40…シールドケース(アース部材)
P…回路基板

Claims (3)

  1. コネクタハウジングを覆う形態であって、複数の板部で構成された金属製のシェル本体と、
    前記シェル本体に形成されて回路基板に接続される基板接続片と、
    前記シェル本体とは非接触であり、アース部材に対して導通可能に固定されるアース用接続部と、
    前記シェル本体と前記アース用接続部とに連なるように形成され、前記板部に対して相対変位可能とされた撓み部とを備え、
    前記撓み部は、略U字のスリットによって区画された第1可撓片と第2可撓片とから構成され、
    前記第1可撓片は、前記スリットよりも外側の領域を占めて、前記シェル本体を構成する前記板部に連なった形態とされ、
    前記スリットで囲まれた領域を占める前記第2可撓片には、前記アース用接続部が形成されており、
    前記第1可撓片と前記板部とが連なる境界線と、前記第1可撓片と前記第2可撓片とが連なる境界線とは、互いに平行をなし且つ前記アース用接続部を挟んで互いに反対側に配置されていることを特徴とするシールドシェル。
  2. 前記シェル本体は、所定形状の金属板材を曲げ加工することによって箱状に成形されており、
    前記複数の板部のうち他の前記板部を介して間接的に連なった状態で隣り合うように配置された前記板部同士は、規制部の係止作用によって相対変位を規制されていることを特徴とする請求項1記載のシールドシェル。
  3. 前記撓み部が板状をなし、
    前記アース用接続部が、前記撓み部の一部にバーリング加工を施すことにより貫通孔状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシールドシェル。
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