JP5239625B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
デジタル画像を対象に、画像を変形するための画像処理技術が知られている(特許文献1参照。)。特許文献1には、顔の画像上の一部の領域(頬の画像を表す領域)を補正領域として設定し、補正領域を所定のパターンに従い複数の小領域に分割し、小領域毎に設定された倍率で画像を拡大または縮小することにより、顔の形状を変形する画像処理が開示されている。
特開2004‐318204号公報
従来、このような画像処理においては、正面向きの顔についての画像を対象とすることを想定していた。そのため、変形の対象となる顔の向きが正面向きではなく、顔が振れている状態である場合(例えば、顔が左振りや右振りの状態である場合)には、変形後の顔画像が不自然なものとなるおそれがあった。特に、顔が振れている場合、上記変形後の画像において顎などの特定の線が不自然な線となる場合があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、顔画像を含む画像について、顔画像にかかる顔が正面以外を向いている場合においても、見栄えのよい顔画像の変形結果を得るために最適な処理を行なうことが可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、顔画像が含まれる対象画像において、当該顔画像に含まれる顔の正面向きを基準とした顔の向きと振りの程度とを推定する顔向き推定部と、上記顔画像の所定の顔器官を含む第一領域を基準にして当該第一領域を含む領域を補正対象領域として設定するに際し、上記顔の向きと振りの程度とに応じて当該第一領域に変更を施し、当該変更後の第一領域を基準にして補正対象領域を設定する領域設定部とを備える。本発明によれば、領域設定部が、上記第一領域を基準にして補正対象領域を設定する場合に、上記推定された顔の向き及び顔の振りの程度とに応じて第一領域の位置や大きさに変更を施すため、顔の向き及び顔の振りの程度に応じて位置や大きさが最適化された補正対象領域を設定することができる。このように設定された補正対象領域を対象として画像の変形を行なえば、正面向きではない顔画像であっても見栄えの良い変形結果を得ることができる。
上記領域設定部は、上記顔の振りの程度が大きいと、上記顔の向きと反対側へ大きく上記第一領域を拡大させるとしてもよい。より具体的には、上記顔向き推定部は、上記顔の振りの程度を上記顔器官間の距離に応じて推定し、上記領域設定部は、上記顔器官間の距離に応じて上記第一領域の拡大度合いを決定する。当該構成によれば、対象画像内において左振りや右振りの状態となっている顔の向きと反対側の顎や頬などを十分に含む補正対象領域を設定できるため、顎や頬などのラインや領域に関して違和感の無い補正(変形)結果を得ることができる。
上記領域設定部は、基準とした上記第一領域を予め定められた拡大率で拡大することにより補正対象領域を設定するとしてもよい。当該構成によれば、補正対象領域の設定の基準となる第一領域の位置や大きさにかかわらず、基準となる第一領域を一定の拡大率で拡大するだけで補正対象領域が設定されるため、補正対象領域の設定が非常に容易である。
上記領域設定部は、上記対象画像から上記顔器官を含む領域を検出可能な検出部によって検出された上記顔器官を含む領域を上記第一領域として取得し、上記顔の振りの程度が所定の値より大きい場合に、上記顔の向きと振りの程度とに応じて、上記取得した第一領域に変更を施し、上記顔の振りの程度が上記所定の値以下である場合には、上記取得した第一領域を基準にして補正対象領域を設定するとしてもよい。当該構成によれば、顔の振りの程度が所定の値より大きい場合にのみ、補正対象領域の設定前に第一領域に対する変更が行なわれる。
画像処理装置は、上記設定された補正対象領域に複数の分割点を配置し、分割点同士を結ぶ直線を用いて補正対象領域を複数の小領域に分割し、少なくとも一つの分割点の位置を移動して小領域を変形することにより補正対象領域内の画像の変形を行う画像補正部をさらに備えるとしてもよい。当該構成によれば、最終的に設定された補正対象領域内に分割点を配置し、配置された分割点を移動するだけで画像変形を行うことができるため、多様な変形態様に対応した画像変形処理を、容易に、かつ効率的に実現することができる。
これまでは、本発明にかかる技術的思想を画像処理装置として説明したが、上述した画像処理装置が備える各手段に対応した各工程を備えた画像処理方法の発明や、上述した画像処理装置が備える各手段に対応した各機能をコンピュータに実行させる画像処理プログラムの発明をも把握することができる。また、上記の画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムは具体的には、パーソナルコンピュータやサーバ等のハードウェアによって実現されてもよいし、画像入力装置としてのデジタルスチルカメラやスキャナ、あるいは、画像出力装置としてのプリンタ(印刷装置)やプロジェクタやフォトヴューワ等、様々な製品によって実現することができる。
下記の順序に従って、本発明の実施形態を説明する。
1.画像処理装置の概略構成
2.顔形状補正処理
3.まとめ
1.画像処理装置の概略構成
図1は、本発明にかかる画像処理装置の一例としてのプリンタ100の構成を概略的に示す説明図である。プリンタ100は、メモリカードMC等の記録メディアから取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したカラーインクジェットプリンタである。プリンタ100は、内部メモリ120と、CPU110と、操作部140と、表示部150と、プリンタエンジン160と、カードインターフェース(カードI/F)170と、カードスロット172とを備えている。
内部メモリ120は、ROMやRAMによって構成されており、顔形状補正処理部200と、表示処理部310と、印刷処理部320と、分割点配置パターンテーブル410と、分割点移動テーブル420とを備えている。顔形状補正処理部200は、所定のオペレーティングシステムの下で、後述する顔形状補正処理を実行するためのコンピュータプログラムである。顔形状補正処理部200は、プログラムモジュールとして、顔領域検出部210と、器官領域検出部220と、顔向き推定部230と、領域設定部240と、画像補正部250とを含んでいる。表示処理部310は、表示部150を制御して、表示部150上に処理メニューやメッセージや画像等を表示させるディスプレイドライバである。印刷処理部320は、画像データに対して所定の色変換処理やハーフトーン処理を施すことにより画素毎のインク量を規定した印刷データを生成し、プリンタエンジン160を制御して当該印刷データに基づいて画像の印刷を実行させるためのコンピュータプログラムである。ここで言う画像データには、例えば、顔形状補正処理部200によって顔形状補正処理が実行された後の画像を表す画像データが該当する。CPU110は、上述したこれらのプログラムを内部メモリ120から読み出して実行することにより、これら各部の機能をそれぞれ実現する。
操作部140は、ボタンやタッチパネルを備えておりユーザによる指示等の入力を受け付ける。表示部150は、例えば液晶ディスプレイによって構成されている。プリンタエンジン160は、印刷処理部320から送信される印刷データに基づき印刷を行う印刷機構である。カードI/F170は、カードスロット172に挿入されたメモリカードMCとの間でデータのやり取りを行うためのインターフェースである。プリンタ100は、カードI/F170以外にも、他の機器(例えばデジタルスチルカメラやパーソナルコンピュータ)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備える構成とすることもできる。以上の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
プリンタ100は、顔画像を含む画像に対して顔形状補正処理を実行することにより、顔画像の一部を含む領域を小さく変形させる(以下、「小顔化する」又は「スリムにする」とも呼ぶ)ことができる。このとき、顔画像に含まれる顔の向きが正面向きでない場合であっても、見栄え良く変形させるように構成されている。
2.顔形状補正処理
図2は、プリンタ100が実行する顔形状補正処理を示すフローチャートである。カードスロット172にメモリカードMCが挿入され、ユーザによる操作部140を介した所定の操作が行われると、顔形状補正処理が開始される。
ステップS(以下、ステップの表記を省略する。)100では、顔形状補正処理部200は、処理対象となる対象画像を設定する。具体的には、顔形状補正処理部200は、対象画像設定のための所定のユーザインターフェース(UI)を表示部150に表示するように表示処理部310に指示する。そして、顔形状補正処理部200は、当該UIからの入力に従って対象画像を設定する。
図3は、S100の過程で表示部150に表示されるUI500の一例を示している。例えば、UI500は、画像表示欄IAと、2つの画像切替用ボタンB1,B2と、決定用ボタンB10と、キャンセル用ボタンB11とを備えている。ユーザは、UI500を見ながら画像切替用ボタンB1,B2を操作して対象画像を選択し、決定用ボタンB10を押下することで対象画像を設定することができる。図3の例では、2人の人物P1,P2が写った画像TIが対象画像として選択されており、この状態でユーザが決定用ボタンB10を押下することで、顔形状補正処理部200は、画像TIを対象画像として設定する。なお、UI500においては、メモリカードMC内の複数の画像を一覧表示する構成とすることもできる。
S200では、顔領域検出部210は、対象画像における顔領域の検出を行う。顔領域とは、対象画像における画像領域であって、少なくとも所定の顔器官(目や鼻や口)を含むと想定される領域である。顔領域検出部210は、対象画像を解析して当該顔器官を含むと想定される矩形の領域を顔領域として検出する。顔領域の検出は、例えばテンプレートを利用したパターンマッチングによる方法(特開2006‐279460参照)といった公知の検出方法を用いて実行される。顔領域検出部210は、上記パターンマッチングにも、顔領域を検出可能な手法であればあらゆる手法を採用することができる。例えば、顔領域検出部210は、対象画像内に設定した矩形領域(検出対象領域)単位で、画像の各種情報(例えば、輝度情報やエッジ量やコントラスト等。)を入力し検出対象領域が顔領域に該当するか否かを示す情報を出力する、予め学習されたニューラルネットワークを用いることにより、顔領域の検出を行なっても良いし、サポートベクタマシンを利用して検出対象領域毎に顔領域であるか否かを判断してもよい。
図4は、S200における顔領域の検出結果の一例を示す説明図である。図4の例では、対象画像TIに人物P1と人物P2との2人の顔画像が含まれているため、人物P1の顔画像に対応する顔領域Fd1と人物P2の顔画像に対応する顔領域Fd2とが検出されている。顔領域Fd1,Fd2は、それぞれ両目と鼻と口の各画像をすべて含む矩形の領域である。検出される顔領域Fd1,Fd2の大きさは人物P1,P2の顔毎に異なる。顔領域検出部210は、これら2つの顔領域Fd1,Fd2を、それぞれ、顔領域の4つの頂点の座標により特定する。
S200において、顔領域の検出に成功しなかった場合は(S300においてNo)、当該検出に成功しなかった旨のメッセージが表示部150を介してユーザに通知される。この場合、ユーザに他の画像を対象画像として選択させるために、UI500が表示部150に再度表示され、対象画像の再設定(S100)が行われる。なお、S100の再実行に代えて、上記検出に成功しなかった旨のメッセージの通知の後に顔形状補正処理を終了させる構成としてもよい。
一方、S200において、少なくとも一つの顔領域の検出に成功した場合には(S300においてYes)、器官領域検出部220は、対象画像TIにおける器官領域の検出を行う(S400)。器官領域とは、上記検出された顔領域内における画像領域であって、少なくとも顔器官の一部の画像を含む領域を意味する。本実施形態では、顔器官として被写体の人物の右目と左目と口とが設定されており、器官領域として、「右目の画像を含む右目領域」と、「左目の画像を含む左目領域」と、「口の画像を含む口領域」とが検出対象となる。器官領域検出部220は、S200で検出された顔領域Fd1,Fd2毎に解析を行い、右目を含むと想定される矩形領域を「右目領域」として検出する。同様に、器官領域検出部220は、顔領域Fd1,Fd2毎に解析を行い、左目を含むと想定される矩形領域を「左目領域」として、口を含むと想定される矩形領域を「口領域」として、それぞれ検出する。この器官領域の検出は、顔領域の検出と同様に、例えばテンプレートを利用したパターンマッチングによる方法といった公知の検出方法を用いて実行することができる。
図5は、S400における器官領域の検出結果の一例を示す説明図である。図5の例では、人物P1の顔領域Fd1において、右目領域Er1と左目領域El1と口領域Ma1とが検出されている。同様に、人物P2の顔領域Fd2において、右目領域Er2と左目領域El2と口領域Ma2とが検出されている。器官領域検出部220は、検出した各器官領域Er1,El1,Ma1,Er2,El2,Ma2を、それぞれの領域の4つの頂点の座標によって特定することができる。なお、器官領域検出部220は、上記検出した各器官領域についてさらに信頼度指標を設定してもよい。信頼度指標とは、検出した器官領域が、真に顔の器官の画像を含む領域であることの確からしさを表す指標である。本実施形態では、信頼度指標として、テンプレートを変更しつつ複数回のパターンマッチングを行った際におけるマッチ回数を用いる。
S400において、器官領域の検出に成功した場合には(S500においてYes)、処理はS600に進む。器官領域の検出に成功した場合とは、顔領域単位で「右目領域」と「左目領域」と「口領域」との3つの器官領域がすべて検出されたことを意味する。あるいは、器官領域検出部220は、顔領域内において「右目領域」と「左目領域」と「口領域」との3つの器官領域がすべて検出され、かつ、すべての器官領域について信頼度指標の表す確からしさが所定のしきい値より大きい場合に、器官領域の検出に成功したと判断してもよい。
S600では、顔向き推定部230は、対象画像TIに含まれる顔の向き及び顔の振りの程度を推定して、内部メモリ120に格納する。本実施形態で言う「顔の向き」とは、顔の正面向き(対象画像TIの観察者から被写体である人物の顔に向かう方向)を基準とした顔の向きを意味する。また「顔の振りの程度」とは、顔の正面向きを基準(0°)としたときの顔の向きの角度(あるいは角度を間接的に表す情報)を意味する。
図6は、S600における顔の向き及び顔の振りの程度を推定する方法を概念的に示す説明図である。図6において、右目領域Erの中心点Ce(r)と左目領域Elの中心点Ce(l)とを結ぶ線分CLの長さを参照幅Wrと呼び、口領域Maの中心点Cmと線分CLとの距離を参照高さHrと呼ぶ。図6から明らかなように、参照幅Wrは顔の幅に相関のある指標であり、参照高さHrは顔の高さに相関のある指標である。顔向き推定部230は、参照高さHrと参照幅Wrとを算出すると共に参照高さHrと参照幅Wrとの比(Hr/Wr)を判定指標DIとして算出し、判定指標DIに基づき顔の向きの推定を行う。例えば、図6に示すように、判定指標DIの値がしきい値T1以上でしきい値T2(ただし、しきい値T1<しきい値T2)未満である場合には、顔の向きが正面向きであると推定する。また、判定指標DIの値がしきい値T1未満である場合には、顔の向きが上振りまたは下振りであると推定し、判定指標DIの値がしきい値T2以上である場合には、顔の向きが右振りまたは左振りであると推定する。
「左振り」とは、被写体である人物の顔が対象画像TIの観察者から見て左を向いている(すなわち被写体の人物は実際には右を向いている)場合の顔の向きを意味し、「右振り」とは、人物の顔が画像の観察者から見て右を向いている(すなわち人物は実際には左を向いている)場合の顔の向きを意味する。「上振り」とは、被写体である人物の顔が画像の観察者から見て上を向いている場合の顔の向きを意味し、「下振り」とは、人物の顔が画像の観察者から見て下を向いている場合の顔の向きを意味する。顔の向きが右振りまたは左振りである場合には、正面向きである場合と比較して、参照高さHrはほとんど変わらない一方、参照幅Wrは小さいと考えられる。従って、顔の向きが右振りまたは左振りである場合には、正面向きである場合と比較して判定指標DI(=Hr/Wr)の値が大きくなる。顔の向きが上振りまたは下振りである場合には、正面向きである場合と比較して参照幅Wrはほとんど変わらない一方、参照高さHrは小さいと考えられる。従って、顔の向きが上振りまたは下振りである場合には、正面向きである場合と比較して、判定指標DI(=Hr/Wr)の値が小さくなる。しきい値T1およびしきい値T2は、複数の顔のサンプル画像の判定指標DIから統計的に定められる。予め定められたしきい値T1およびしきい値T2は、例えば内部メモリ120内の所定の領域に格納されており、顔向き推定部230は、対象画像の判定指標DIとしきい値T1およびしきい値T2とを用いて、顔の向きの推定を行う。
また図6から明らかなように、判定指標DIは、顔の正面向きを基準とした顔の振りの程度(角度)を示す値であると言える。例えば、右振りまたは左振りと推定された2つの顔画像において、判定指標DIの値がより大きい一方の顔は、他の一方の顔と比較して、正面向きからの振りの程度(角度)がより大きい(より横顔に近い)と推定することができる。また、しきい値T1およびしきい値T2を決定することは、顔の向きが厳密な正面向き(被写体の顔と撮像装置(観察者)とが正対している状態)からどの程度振りのある顔画像までを「正面向き」であるとして推定するかを設定することに相当する。
図7(A)は、図5に示す対象画像TIが得られた際の人物P1と撮像装置との位置関係を示す説明図である。図7(A)の例では、撮影時における二人の人物P1,P2と撮像装置(デジタルスチルカメラ)800との位置関係を上方より示している。2人の人物P1,P2は、互いにデジタルスチルカメラ800からほぼ同じ距離に位置している。このとき、人物P1は、デジタルスチルカメラ800に正対している。したがって、図5に示すように、人物P1の顔の向きは正面向きとなっている。
図7(B)は、図5に示す対象画像TIが得られた際の人物P2と撮像装置との位置関係を示す説明図である。図7(B)も図7(A)と同様に、撮影時における二人の人物P1,P2とデジタルスチルカメラ800との位置関係を上方より示している。人物P2は、デジタルスチルカメラ800と正対する方向(顔の正面向き)を基準として右側(観察者から見て右側)に30°(+30°)だけ振れた方向を向いている。このような位置関係で撮像されて得られた対象画像TIにおいて、顔向き推定部230は、上述した判定指標DIを用いて、例えば、以下のごとく各顔の向きおよび顔の振りの程度を推定することができる。
図8(A)は、顔向きの推定において正面向きと推定された結果の一例を示す説明図である。図8(A)の例では、人物P1の顔画像についての顔の向きの推定の結果、判定指標DI(=Hr1/Wr1)の値がしきい値T1以上でしきい値T2未満であるために、「正面向き」であると推定されている。この場合、顔の向きを示す値として「正面向き」と、顔の振りの程度(角度)を示す値として「0°」とが、顔領域Fd1を示す値(顔領域の矩形の各頂点の座標等)と対応付けて内部メモリ120に格納される。なお、顔の振りの角度は、判定指標DIと角度とを対応付けた角度テーブル(図示省略)を用いて決定することができる。この角度テーブル(図示省略)は、予め実験によって判定指標DI毎の振り角度を求めて設定し、内部メモリ120等に格納しておく。
図8(B)は、顔向き推定において右振りと推定された結果の一例を示す説明図である。図8(B)では、人物P2の顔画像についての顔の向きの推定の結果、判定指標DI(=Hr2/Wr2)がしきい値T2以上であるために、「右振り」または「左振り」と推定される。さらに、顔向き推定部230は、右振りと左振りとのうち、いずれかであるかを推定する。この推定は、例えば、右目領域Erの幅Werと左目領域Elの幅Welとを比較することにより実現可能である。すなわち、右目領域Erの幅Werの方が大きければ右振りであると推定され、左目領域Elの幅Welの方が大きければ左振りであると推定される。図8(B)の例では、右目領域Er2の幅Wer2の方が左目領域El2の幅Wel2よりも大きいので、「右振り」であると推定される。また、顔向き推定部230は、得られた判定指標DIに基づき、上述した角度テーブル(図示省略)を参照して人物P2についての顔画像の振り角度(+30°)を求めることができる。そして、顔向き推定部230は、顔の向きを示す値として「右振り」を、顔の振りの程度(角度)を示す値として「+30°」をそれぞれ、顔領域Fd2を示す値と対応付けて内部メモリ120に格納する。むろん顔向き推定部230は、「右振り」及び「+30°」といった情報の他に、人物P2の顔画像についての判定指標DI(=Hr2/Wr2)も、顔領域Fd2を示す値と対応付けて内部メモリ120に格納してもよい。なお、顔向き推定部230は、顔の振りの程度(角度)を判定指標DIに基づいて決定するのではなく、上記右目領域Erの幅Werと左目領域Elの幅Welとの比と、当該比と顔の振り角度とを予め対応付けた角度テーブル(図示省略)とを用いて決定してもよい。
S700では、領域設定部240は、内部メモリ120に格納されている各顔領域Fd1,Fd2についての情報を参照することにより、対象画像TI内に存在する顔画像が「右振り」または「左振り」であるか否か判断する。当該判断は、上記検出された顔領域毎に行なわれる。つまり、S700において判断対象を顔領域Fd1とした場合には、当該顔領域Fd1の顔は「正面向き」であるため、領域設定部240は“No”と判断し、S800をスキップしてS900に進む。一方、S700において判断対象を顔領域Fd2とした場合には、当該顔領域Fd2の顔は「右振り」であるため、領域設定部240は“Yes”と判断してS800に進む。
S900では、領域設定部240は、対象画像TI内の各顔領域を基準にして補正対象領域(以下では、変形領域とも呼ぶ。)を設定する。変形領域とは、後述するように画像補正部250による変形処理の対象となり得る領域を意味する。
本実施形態では、このように顔領域を基準にして変形領域を設定する前に、顔の振りの程度に応じて、S800の処理を挿入したりしなかったりしている。具体的には、本実施形態では、対象画像TI内に存在するある顔画像が「右振り」または「左振り」である場合(S700においてYes)、言い換えると上記判定指標DIがしきい値T2以上である場合に、S800において、その顔の向き及び振りの程度に応じて顔領域の位置や大きさに変更を施す(S800)。この意味で、本実施形態における顔領域は、特許請求の範囲に言う第一領域に該当する。
上記顔領域Fd2を例に採って、S800の処理を説明する。
図9は、S800の処理前の顔領域Fd2(鎖線)と、S800の処理後の顔領域Fd2´(実線)とを例示している。図9では、領域設定部240が、内部メモリ120に顔領域Fd2に対応付けて格納されている顔の向きおよび顔の振りの程度を示す情報に基づいて、顔領域Fd2を上下左右にそれぞれ拡大し、拡大後の領域を顔領域Fd2´として設定した場合を示している。この場合、領域設定部240は、顔領域Fd2に対応する顔の右または左への振りの程度(角度)が大きいほど、顔領域Fd2に対応する顔の向き(右振り)とは反対側(左側)への拡大量が大きくなるように顔領域Fd2を拡大する。
より具体的には、領域設定部240は、顔の高さ方向(顔の略上下方向)を向く左右の辺を顔の幅方向(顔の略左右方向)外側に移動させて顔領域Fd2を拡大するに際し、顔が向いている側(図9の場合右側)における拡大量と顔が向いている側とは反対側(左側)における拡大量との比が、顔領域Fd2の参照幅Wr2と参照高さHr2との比になるように、顔領域Fd2を拡大する。また、領域設定部240は、顔の幅方向を向く上下の辺を、顔の高さ方向外側にそれぞれ同じ量だけ移動させることにより、顔領域Fd2を拡大する。図9の例では、顔の幅方向については、顔が向いている側(右側)にα・Wr2だけ伸ばし、顔が向いている側とは反対側(左側)にα・Hr2だけ伸ばし、顔の高さ方向については、上側下側それぞれα・(Hr2+Wr2)/2だけ伸ばすことにより、顔領域Fd2´を設定した例を示している。なおαは、Hr2,Wr2を顔領域Fd2の拡大量に正規化するための係数であり、その値は、顔領域Fd2の大きさやHr2,Wr2によって定まる。
図10は、S800の処理前の顔領域Fd2(鎖線)と、S800の処理後の顔領域Fd2´(実線)であって、図9で説明した手法とは別の手法によって顔領域の拡大を行なった場合を例示している。図10でも、領域設定部240は、内部メモリ120に顔領域Fd2に対応付けて格納されている顔の向きおよび顔の振りの程度を示す情報に基づいて顔領域Fd2を拡大し、拡大後の領域を顔領域Fd2´として設定している。この場合も、領域設定部240は、顔領域Fd2に対応する顔の右または左への振りの程度(角度)が大きいほど、顔領域Fd2に対応する顔の向き(右振り)とは反対側(左側)への拡大量が大きくなるように顔領域Fd2を拡大する。ただし図10の例では、図9と異なり、顔領域Fd2の上下左右の辺のうち、顔が向いている側(右側)の辺の位置は固定としている。
具体的には、図10の例では領域設定部240は、顔領域Fd2を顔の幅方向に拡大する場合には、顔が向いている側(右側)とは反対側にβ・(Hr2/Wr2)だけ伸ばし、高さ方向に拡大する場合には、上側下側それぞれβ・(Hr2/Wr2)/2だけ伸ばすことにより、顔領域Fd2´を設定する。なおβは、Hr2/Wr2を顔領域Fd2の拡大量に正規化するための係数であり、その値は、顔領域Fd2の大きさ等によって定まる。
このように領域設定部240は、S800において、図9または図10で説明した何れかの手法によって顔領域Fd2´を設定した場合には、当該設定した顔領域Fd2´を基準にしてS900の処理を行なう。領域設定部240は、S800の処理を実行しなかった顔領域に関しては、そのままの顔領域を基準にしてS900の処理を行なう。
S900では、領域設定部240は、基準とする顔領域毎にその顔領域を予め定められた拡大率で拡大することにより変形領域を設定する。つまり、変形領域の位置及び大きさは、基準とした顔領域の位置および大きさによって決まる。
図11は、S900における変形領域の設定方法の一例を示す説明図である。図11の例では、図9に示した顔領域Fd2´を基準にして変形領域TA2(太い実線)を設定した様子を示している。基準線RLは、顔領域Fd2´の高さ方向を定義すると共に、顔領域Fd2´の幅方向の中心を示す線である。すなわち、基準線RLは、矩形の顔領域Fd2´の重心を通り、顔領域Fd2´の高さ方向に沿った境界線に平行な直線である。図11に示すように、本実施形態では、変形領域TA2は、顔領域Fd2´を基準線RLと平行な方向(高さ方向)および基準線RLに直行する方向(幅方向)に拡大した領域として設定される。
具体的には、顔領域Fd2´の高さ方向の長さをH2、幅方向の長さをW2とすると、顔領域Fd2´を、上方向にk1・H2、下方向にk2・H2だけ伸ばすと共に、左右にそれぞれk3・W2だけ伸ばした領域が、変形領域TA2として設定される。k1,k2,k3は、顔領域を拡大して変形領域を設定するために予め定められている係数である。S900における変形領域の設定の基準となる顔領域が、上記顔領域Fd1等であっても、領域の拡大に用いる係数k1,k2,k3は変らない。このように変形領域TA2が設定されると、基準線RLは、変形領域TA2の高さ方向の輪郭線にも平行な直線となる。また、基準線RLは、変形領域TA2の幅を半分に分割する直線となる。領域設定部240が変形領域の設定を行なうと、S1000において、画像補正部250は、設定された各変形領域を対象とした変形処理を行なう。
図12は、図11に対する比較例として、人物P2の顔領域Fd2について、S800の処理を経ずにS900の処理対象とした場合、つまり顔領域Fd2を基準として上記係数k1,k2,k3による拡大を行なって変形領域VA(太い実線)を設定した場合を示している。図11と図12との比較から明らかなように、顔領域Fd2´を基準にして設定された変形領域TA2は、顔領域Fd2を基準にして設定された変形領域VAと比較すると、大きく、かつ顔の向きとは反対側のその顔の領域(顔の向きが「右振り」であればその顔の左側(対象画像TIの観察者から見て左側)の頬や顎やエラ等の領域)のほぼ全てを含み、顎の下の領域も十分に含む位置に移動している。
本実施形態の変形処理の対象となる変形領域は、その高さ方向は概ね顎より下の首の途中位置から額までの画像を含み、幅方向は左右の頬の画像を含むように設定されることが好ましく、そのため、上記係数k1,k2,k3も、概ねこのような範囲の画像を含む変形領域が得られるように、予め実験により求めて設定されている。しかしながら、これら係数k1,k2,k3の設定は、あくまで正面向きの顔画像を前提としてその値が最適化されている。正面向きの顔画像と、右振り(あるいは左振り)の顔画像とから夫々顔領域が検出される場合、顔領域の検出手法にもよるが、一般的には右振り(あるいは左振り)の顔画像から検出された顔領域の方が、正面向きの顔画像から検出された顔領域よりも矩形が小さくなる傾向にある。よって、図12に示したように、右振り(あるいは左振り)の顔画像から検出された顔領域に対して直接に上記係数k1,k2,k3を適用して変形領域を設定すると、その変形領域も小さいものとなってしまう。
つまり、右または左への顔の振りの度合いが所定値より大きい顔画像の顔領域について、上記S800の処理を挟むことなくS900で変形領域の設定を行なうと、得られる変形領域は、顔の向きとは反対側のその顔の領域を十分には含まない小さな矩形となってしまう。本実施形態では、このような顔の振りの度合いが所定値より大きい顔画像について設定する変形領域が小さくなってしまうことによる弊害(弊害の内容については後述する)を防止するために、上述したようなS700,S800の処理をS900の前に行なっているのである。
図13は、S1000の変形処理の内容をフローチャートにより示している。
S1010では、画像補正部250は、S900で設定された変形領域を複数の小領域に分割する。
図14は、変形領域の小領域への分割方法の一例を示す説明図である。図14では、人物P1の顔領域Fd1を基準にして設定された変形領域TA1を示している。画像補正部250は、変形領域TA1に複数の分割点Dを配置し、分割点Dを結ぶ直線を用いて変形領域TA1を複数の小領域に分割する。
分割点Dの配置の態様(分割点Dの個数および位置)は、分割点配置パターンテーブル410により定義されている。画像補正部250は、分割点配置パターンテーブル410を参照して分割点Dを配置する。本実施形態の顔形状補正処理では、顔の形状をスリムにするための小顔化が行われるとしており、分割点配置パターンテーブル410には、そのような小顔化に対応した態様で分割点Dの配置パターンが予め定義されている。
図14の例では、分割点Dは、水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの交点と、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと変形領域TA1の外枠との交点とに配置される。水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvは、変形領域TA1内に分割点Dを配置するための基準となる線である。図14に示すように、本実施形態の分割点Dの配置では、基準線RLと直行する2本の水平分割線Lhと、基準線RLに平行な4本の垂直分割線Lvとが設定される。2本の水平分割線Lhを、変形領域TA1の下方から順に、Lh1,Lh2と呼ぶ。また、4本の垂直分割線Lvを、変形領域TA1の左から順に、Lv1,Lv2,Lv3,Lv4と呼ぶ。
水平分割線Lh1は、変形領域TA1において、顎の画像より下方に配置され、水平分割線Lh2は、目の画像の下付近に配置される。また、垂直分割線Lv1およびLv4は、頬(頬骨)のラインの画像の外側に配置され、垂直分割線Lv2およびLv3は、目尻の画像の外側に配置される。水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvの配置は、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと画像との位置関係が結果的に上述の位置関係となるように予め設定された変形領域TA1の大きさとの対応関係に従い実行される。
上述した水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの配置に従い、水平分割線Lhと垂直分割線Lvとの交点と、水平分割線Lhおよび垂直分割線Lvと変形領域TA1の外枠との交点とに、分割点Dが配置される。図14に示すように、水平分割線Lhi(i=1または2)上に位置する分割点Dを、左から順に、D0i,D1i,D2i,D3i,D4i,D5iと呼ぶ。例えば、水平分割線Lh1上に位置する分割点Dは、D01,D11,D21,D31,D41,D51と呼ばれる。同様に、垂直分割線Lvj(j=1,2,3,4のいずれか)上に位置する分割点Dを、下から順に、Dj0,Dj1,Dj2,Dj3と呼ぶ。例えば、垂直分割線Lv1上に位置する分割点Dは、D10,D11,D12,D13と呼ばれる。なお、図14に示すように、分割点Dの配置は、基準線RLに対して対称の配置となっている。
画像補正部250は、配置された分割点Dを結ぶ直線(すなわち水平分割線Lhおよび垂直分割線Lv)によって変形領域TA1を複数の小領域に分割する。図14の例では、変形領域TA1は、15個の矩形の小領域に分割されている。
S1020では、画像補正部250は、内部メモリ120に格納された分割点移動テーブル420に従い分割点Dの位置を移動して小領域を変形することによって、変形領域TA1を変形させる。
図15は、分割点移動テーブル420の例を示している。分割点移動テーブル420では、S1010で配置された各分割点D11〜 D42について、基準線RLと直行する方向(H方向と呼ぶ。)に沿った移動量及び基準線RLと平行な方向(V方向と呼ぶ。)に沿った移動量が設定されている。本実施形態では、この移動量の単位は、対象画像TIの画素ピッチPPである。また、H方向については、向かって右側への移動量が正の値として表され、向かって左側への移動量が負の値として表され、V方向については、上方への移動量が正の値として表され、下方への移動量が負の値として表される。図15の例では、分割点移動テーブル420において分割点D11については、H方向に沿って右側に画素ピッチPPの7倍の距離の移動量が設定され、V方向に沿って上方に画素ピッチPPの14倍の距離の移動量が設定されている。また、分割点D22については、H方向およびV方向共に移動量としてゼロが設定されている。
図16は、分割点移動テーブル420に従った分割点Dの位置の移動の一例を示す説明図である。図16の例では、変形領域TA1について分割点Dの位置を移動させて変形する際の具体的な変形態様を示している。画像補正部250は、変形領域TA1を構成する各小領域について、分割点Dの位置移動前の状態における小領域の画像が分割点Dの位置移動により新たに定義された小領域の画像となるように、画像の変形処理を行う。図16では比較の便宜のため、変形前の人物P1の輪郭を鎖線で示している。また図16では、移動後の分割点Dの符号には「’」を付し、移動する前の分割点D(白丸)の符号には括弧を付している。例えば、分割点D11,D21,D22,D12を頂点とする小領域(ハッチングを付して示す小領域)の画像は、分割点D’11,D’21,D22,D’12を頂点とする小領域の画像に変形される。この小領域画像の変形処理の詳細については後述する。
図16に示すように、S1020における分割点の移動の結果、基準線RLと平行な方向(V方向)に関し、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D11,D21,D31,D41)の位置は上方に移動される一方、水平分割線Lh2上に配置された分割点D(D12,D22,D32,D42)の位置は移動されない。従って、水平分割線Lh1と水平分割線Lh2との間に位置する画像は、V方向に関して縮小される。上述したように、水平分割線Lh1は顎の画像より下方に配置され、水平分割線Lh2は目の画像のすぐ下付近に配置されるため、本実施形態の顔形状補正では、顔画像の内、顎から目の下にかけての部分の画像がV方向に縮小される。この結果、画像中の顎のラインは上方に移動する。
基準線RLと直行する方向(H方向)に関しては、垂直分割線Lv1上に配置された分割点D(D11,D12)の位置は右方向に移動され、垂直分割線Lv4上に配置された分割点D(D41,D42)の位置は左方向に移動される。さらに、垂直分割線Lv2上に配置された2つの分割点Dの内、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D21)の位置は右方向に移動され、垂直分割線Lv3上に配置された2つの分割点Dの内、水平分割線Lh1上に配置された分割点D(D31)の位置は左方向に移動される。従って、垂直分割線Lv1より左側に位置する画像は、H方向に関して右側に拡大され、垂直分割線Lv4より右側に位置する画像は、左側に拡大される。また、垂直分割線Lv1と垂直分割線Lv2との間に位置する画像は、H方向に関して縮小または右側に移動され、垂直分割線Lv3と垂直分割線Lv4との間に位置する画像は、H方向に関して縮小または左側に移動される。さらに、垂直分割線Lv2と垂直分割線Lv3との間に位置する画像は、水平分割線Lh1の位置を中心にH方向に関して縮小される。
上述したように、垂直分割線Lv1およびLv4は、頬のラインの画像の外側に配置され、垂直分割線Lv2およびLv3は、目尻の画像の外側に配置される。そのため、本実施形態では、顔画像の内、両目尻より外側の部分の画像が全体的にH方向に縮小される。特に顎付近において縮小率が高くなる。この結果、画像中の顔の形状は、全体的に幅方向に細くなる。以上のH方向およびV方向の変形態様を総合すると、ステップS1020の処理によって、変形領域TA1に含まれる人物P1の顔の形状はスリム(小顔)になる。プリンタ100では、変形領域TA1の内外の画像間の境界が不自然とならないように、変形領域TA1の外枠上に位置する分割点D(例えば図16に示す分割点D10等)の位置は移動されないものとしている。従って、分割点移動テーブル420では、変形領域の外枠上に位置する分割点Dについての移動量は設定されていない。
図17は、上記顔領域Fd2´を基準にして設定された上記変形領域TA2を対象としてS1000の変形処理を行なった場合を示している。変形領域TA2に対しても画像補正部250は、上記変形領域TA1に対する変形処理と同様に、分割点配置パターンテーブル410を参照して分割点Dを配置し(S1010)、分割点移動テーブル420に従い分割点Dの位置を移動して小領域を変形する(S1020)。図17でも、変形前の人物P2の輪郭を破線で示し、移動後の分割点Dの符号には「’」を付し、移動する前の分割点D(白丸)の符号には括弧を付している。図17から明らかなように、人物P1の変形領域TA1の変形と同様に、人物P2の変形領域TA2においても顔の形状はスリム(小顔)になっている。
図18は、図17に対する比較例として、人物P2の顔領域Fd2を基準にして設定された上記変形領域VAを対象としてS1000の変形処理を行なった場合を示している。図18でも、変形前の人物P2の輪郭を破線で示し、移動後の分割点Dの符号には「’」を付し、移動する前の分割点D(白丸)の符号には括弧を付している。上述したように、変形領域VAは、顔領域Fd2´を基準にして設定された変形領域TA2よりも小さく、かつ、顔の向きとは反対側のその顔の領域を十分には含まない位置に存在する。そのため、顔の向きが「右振り」であれば、各分割点Dの中でも移動量の多い分割点D11,D21,D31,D41のうち特に分割点D11,D21が、図17や図16の例と比較して、顔の顎のライン近傍に配置されてしまう(顔の向きが「左振り」であれば、分割点D31,D41が、顎のライン近傍に配置されてしまう)。このように、変形処理の際特に移動量の多い分割点Dが顔画像の顎のライン近傍に配置されると、図18に例示するように、変形後の顔において、顎のラインが不自然な曲線となったり、場合によっては顎のラインに不自然な段差が生じたりしてしまう。
本実施形態では、このような顎のラインの不自然さや段差の発生といった弊害を回避するために、人物P2のような振りの有る顔画像であれば、上記のような変形領域TA2を対象画像TIに設定し、この変形領域TA2内の各小領域を変形する。上述したように、変形領域TA2は、変形領域VAよりも大きく、かつ顔の向きとは反対側のその顔の領域のほぼ全てを含み、顎の下の領域も十分に含む位置に存在する。そのため、各分割点Dの中でも移動量の多い分割点D11,D21,D31,D41等は、顔の顎のラインから十分に遠い位置に配置され(図17参照)、その結果、変形領域VA(図18参照)を対象として変形処理を行なった場合に生じ得る上記弊害を回避することができる。
図19は、S1020において実行される小領域画像の変形処理を概念的に示す説明図である。図19では、分割点Dを黒丸で示している。また、説明を簡略化するために、4つの小領域について、左側に分割点Dの位置移動前の状態を、右側に分割点Dの位置移動後の状態を、それぞれ示している。図19の例では、中央の分割点Daが分割点Da’の位置に移動され、その他の分割点Dの位置は移動されない。これにより、例えば、分割点Dの移動前の分割点Da,Db,Dc,Ddを頂点とする矩形の小領域(以下「変形前注目小領域BSA」とも呼ぶ)の画像は、分割点Da’,Db,Dc,Ddを頂点とする矩形の小領域(以下「変形後注目小領域ASA」とも呼ぶ)の画像に変形される。
本実施形態では、矩形の小領域を小領域の重心CGを用いて4つの三角形領域に分割し、三角形領域単位で画像の変形処理を行っている。図19の例では、変形前注目小領域BSAが、変形前注目小領域BSAの重心CGを頂点の1つとする4つの三角形領域に分割される。同様に、変形後注目小領域ASAが、変形後注目小領域ASAの重心CG’を頂点の1つとする4つの三角形領域に分割される。そして、分割点Daの移動前後のそれぞれの状態において対応する三角形領域毎に、画像の変形処理が行われる。例えば、変形前注目小領域BSA中の分割点Da,Ddおよび重心CGを頂点とする三角形領域の画像が、変形後注目小領域ASA中の分割点Da’,Ddおよび重心CG’を頂点とする三角形領域の画像に変形される。
図20は、三角形領域における画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。図20の例では、点s,t,uを頂点とする三角形領域stuの画像が、点s’,t’,u’を頂点とする三角形領域s’t’u’の画像に変形される。画像の変形は、変形後の三角形領域s’t’u’の画像中のある画素の位置が、変形前の三角形領域stuの画像中のどの位置に相当するかを算出し、算出された位置における変形前の画像における画素値を変形後の画像の画素値とすることにより行う。
例えば、図20において、変形後の三角形領域s’t’u’の画像中の注目画素p’の位置は、変形前の三角形領域stuの画像中の位置pに相当するものとする。位置pの算出は、以下のように行う。まず、注目画素p’の位置を、下記の式(1)のようにベクトルs’t’とベクトルs’u’との和で表現するための係数m1およびm2を算出する。
Figure 0005239625
次に、算出された係数m1およびm2を用いて、下記の式(2)により、変形前の三角形領域stuにおけるベクトルstとベクトルsuとの和を算出することにより、位置pが求まる。
Figure 0005239625
変形前の三角形領域stuにおける位置pが、変形前の画像の画素中心位置に一致した場合には、当該画素の画素値が変形後の画像の画素値とされる。一方、変形前の三角形領域stuにおける位置pが、変形前の画像の画素中心位置からはずれた位置となった場合には、位置pの周囲の画素の画素値を用いたバイキュービック等の補間演算により、位置pにおける画素値を算出し、算出された画素値が変形後の画像の画素値とされる。
変形後の三角形領域s’t’u’の画像中の各画素について上述のように画素値を算出することにより、三角形領域stuの画像から三角形領域s’t’u’の画像への画像変形処理を行うことができる。このようにして、画像補正部250は、変形領域を構成する各小領域について、上述したように三角形領域を定義して変形処理を行う。
3.まとめ
このように本実施形態によれば、プリンタ100は、対象画像から検出した顔領域における、右目領域と左目領域との距離に相当する参照幅Wrと右目領域と左目領域とを結ぶ線分と口領域との距離に相当する参照高さHrとの比や、右目領域と左目領域との大小関係等に応じて、顔画像の向き(右振りや左振り)および顔画像の振りの程度を推定し、かつ、顔画像が右振りまたは左振りの状態である場合には、上記検出された顔領域について、顔の振りの程度が大きいほど顔の向きと反対側へ大きく拡大するように、その位置および大きさを変更し、当該変更後の顔領域を、予め定められた所定の拡大率(所定の拡大用の係数)に従って拡大して補正対象領域(変形領域)を設定するとした。そして、当該設定された補正対象領域に対して予め定められた小顔化のための変形処理を適用して変形を施すとした。
そのため、従来難しかった、正面向きに該当しない振りの有る顔画像に対しての小顔化のための変形を行なうことが可能となり、かつ、当該振りの有る顔画像を小顔化した結果において生じる可能性のあった顎のライン等の不自然さや段差を解消して、見栄え良く小顔化を実現することが可能となった。また本実施形態の顔形状補正処理において、正面向きの顔画像に対する処理と、右振りまたは左振りの顔画像に対する処理との違いは、一旦検出された顔領域に対して顔の振りの程度と顔の向きとに応じた変更(拡大・移動)が追加されるか否かの違いだけであり、変形領域の設定方法や、設定した変形領域に対する変形処理の内容は共通である。従って、顔画像における顔の向きの違いによって顔形状補正に要する処理量が大きく変わるということも無く、プリンタ100の負担も少ない。
また、プリンタ100は、顔形状補正に必要な情報(例えば、変形領域を設定するための上記係数k1,k2,k3や、分割点配置パターンテーブル410や、分割点移動テーブル420)を、正面向きの顔画像の変形処理と、右振りまたは左振りの顔画像の変形処理とのために夫々保有しておく必要がないため、プリンタ100におけるメモリ資源の節約も実現される。
プリンタの構成を概略的に示す説明図である。 顔形状補正処理の手順を示すフローチャートである。 UIの一例を示す説明図である。 顔領域の検出結果の一例を示す説明図である。 器官領域の検出結果の一例を示す説明図である。 顔の向きと顔の振りの程度とを推定する方法を概念的に示す説明図である。 人物と撮像装置との位置関係を示す説明図である。 顔向き推定において正面向きと推定された結果の一例および右振りと推定された結果の一例を示す説明図である。 顔の向きと顔の振りの程度とに応じて顔領域を拡大する様子の一例を示した図である。 顔の向きと顔の振りの程度とに応じて顔領域を拡大する様子の一例を示した図である。 変形領域の設定方法の一例を示す説明図である。 顔の向きと顔の振りの程度とに応じた拡大を行なわなかった顔領域を基準にして変形領域を設定した様子を示した図である。 変形処理の詳細手順を示すフローチャートである。 変形領域の小領域への分割方法の一例を示す説明図である。 分割点移動テーブルの例を示す説明図である。 正面向きの顔画像にかかる変形領域の具体的変形態様を示す説明図である。 右振りの顔画像にかかる変形領域の具体的変形態様を示す説明図である。 顔の向きと顔の振りの程度とに応じた拡大を行なわなかった顔領域を基準にして設定した右振りの顔画像にかかる変形領域の具体的変形態様を示す説明図である。 小領域画像の変形処理を概念的に示す説明図である。 三角形領域における画像の変形処理方法の概念を示す説明図である。
符号の説明
100…プリンタ、110…CPU、120…内部メモリ、140…操作部、150…表示部、160…プリンタエンジン、170…カードインターフェース、172…カードスロット、200…顔形状補正処理部、210…顔領域検出部、220…器官領域検出部、230…顔向き推定部、240…領域設定部、250…画像補正部、310…表示処理部、320…印刷処理部、410…分割点配置パターンテーブル、420…分割点移動テーブル

Claims (5)

  1. 顔画像が含まれる対象画像において、当該顔画像に含まれる顔の正面向きを基準とした顔の向きと振りの程度とを推定する顔向き推定部と、
    上記顔画像の所定の顔器官を含む第一領域を基準にして当該第一領域を含む領域を補正対象領域として設定するに際し、上記顔の向きと振りの程度とに応じて当該第一領域に変更を施し、当該変更後の第一領域を基準にして補正対象領域を設定する領域設定部と、 上記設定された補正対象領域に複数の分割点を配置し、分割点同士を結ぶ直線を用いて補正対象領域を複数の小領域に分割し、少なくとも一つの分割点の位置を移動して小領域を変形することにより補正対象領域内の画像の変形を行う画像補正部と、を備え、
    上記領域設定部は、上記顔の振りの程度が大きいほど上記顔の向きと反対側へ大きく上記第一領域を拡大させる変更を施し、当該変更後の第一領域を予め定められた拡大率で拡大することにより補正対象領域を設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記顔向き推定部は、上記顔の振りの程度を上記顔器官間の距離に応じて推定し、上記領域設定部は、上記顔器官間の距離に応じて推定された上記顔の振りの程度に応じて上記第一領域の拡大度合いを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記領域設定部は、上記対象画像から上記顔器官を含む領域を検出可能な検出部によって検出された上記顔器官を含む領域を上記第一領域として取得し、上記顔の振りの程度が所定の値より大きい場合に、上記顔の向きと振りの程度とに応じて、上記取得した第一領域に変更を施し、上記顔の振りの程度が上記所定の値以下である場合には、上記取得した第一領域を基準にして補正対象領域を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 顔画像が含まれる対象画像において、当該顔画像に含まれる顔の正面向きを基準とした顔の向きと振りの程度とを推定する顔向き推定工程と、
    上記顔画像の所定の顔器官を含む第一領域を基準にして当該第一領域を含む領域を補正対象領域として設定するに際し、上記顔の向きと振りの程度とに応じて当該第一領域に変更を施し、当該変更後の第一領域を基準にして補正対象領域を設定する領域設定工程と
    上記設定された補正対象領域に複数の分割点を配置し、分割点同士を結ぶ直線を用いて補正対象領域を複数の小領域に分割し、少なくとも一つの分割点の位置を移動して小領域を変形することにより補正対象領域内の画像の変形を行う画像補正工程と、を備え、
    上記領域設定工程では、上記顔の振りの程度が大きいほど上記顔の向きと反対側へ大きく上記第一領域を拡大させる変更を施し、当該変更後の第一領域を予め定められた拡大率で拡大することにより補正対象領域を設定することを特徴とする画像処理方法。
  5. 所定の機能をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    顔画像が含まれる対象画像において、当該顔画像に含まれる顔の正面向きを基準とした顔の向きと振りの程度とを推定する顔向き推定機能と、
    上記顔画像の所定の顔器官を含む第一領域を基準にして当該第一領域を含む領域を補正対象領域として設定するに際し、上記顔の向きと振りの程度とに応じて当該第一領域に変更を施し、当該変更後の第一領域を基準にして補正対象領域を設定する領域設定機能と
    上記設定された補正対象領域に複数の分割点を配置し、分割点同士を結ぶ直線を用いて補正対象領域を複数の小領域に分割し、少なくとも一つの分割点の位置を移動して小領域を変形することにより補正対象領域内の画像の変形を行う画像補正機能と、を実行させ、
    上記領域設定機能は、上記顔の振りの程度が大きいほど上記顔の向きと反対側へ大きく上記第一領域を拡大させる変更を施し、当該変更後の第一領域を予め定められた拡大率で拡大することにより補正対象領域を設定することを特徴とする画像処理プログラム。
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