JP2009110048A - 顔領域の設定 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置は、対象画像における顔の器官の画像を含む領域を器官領域として検出する器官領域検出部と、検出された器官領域に基づき対象画像における顔の画像を含む顔領域を設定する顔領域設定部とを備え、器官領域との間の所定の関係に基づき前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定し、前記特定された傾きと大きさと位置との少なくとも1つを有する領域を、前記顔領域として設定する。
【選択図】図6
Description
対象画像における顔の器官の画像を含む領域を器官領域として検出する器官領域検出部と、
検出された前記器官領域に基づき、前記対象画像における顔の画像を含む顔領域を設定する顔領域設定部と、を備える、画像処理装置。
前記顔領域設定部は、前記器官領域との間の所定の関係に基づき前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定し、前記特定された傾きと大きさと位置との少なくとも1つを有する領域を、前記顔領域として設定する、画像処理装置。
前記顔領域設定部は、
前記対象画像における顔の画像を含む領域を検出顔領域として検出する顔領域検出部を含み、
前記顔領域設定部は、前記検出顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを前記特定された傾きと大きさと位置との少なくとも1つに一致させた領域を、前記顔領域として設定する、画像処理装置。
前記器官領域検出部は、少なくとも、前記顔の器官としての右目の画像を含む右目領域と前記顔の器官としての左目の画像を含む左目領域とを、前記器官領域として検出する、画像処理装置。
前記所定の関係は、前記右目領域内の所定の位置と前記左目領域内の所定の位置との関係に基づき、前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定する関係である、画像処理装置。
前記器官領域検出部は、前記顔の器官としての口の画像を含む口領域を、前記器官領域として検出する、画像処理装置。
前記所定の関係は、前記右目領域内の所定の位置と前記左目領域内の所定の位置と前記口領域内の所定の位置との関係に基づき、前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定する関係である、画像処理装置。
前記器官領域検出部は、検出された前記器官領域について、顔の器官の画像を含む領域であることの確からしさを表す信頼度指標を設定する信頼度設定部を含み、
前記顔領域設定部は、検出された前記器官領域の内、前記信頼度指標の値が所定の閾値より大きい前記器官領域のみに基づき、前記顔領域を設定する、画像処理装置。
前記顔領域に基づき変形領域を設定する変形領域設定部と、
前記変形領域内の画像を変形する変形処理部と、を備える、画像処理装置。
A.実施例:
A−1.画像処理装置の構成:
A−2.顔形状補正印刷処理:
A−3.変形処理:
B.変形例:
A−1.画像処理装置の構成:
図1は、本発明の実施例における画像処理装置としてのプリンタ100の構成を概略的に示す説明図である。本実施例のプリンタ100は、メモリカードMC等から取得した画像データに基づき画像を印刷する、いわゆるダイレクトプリントに対応したカラーインクジェットプリンタである。プリンタ100は、プリンタ100の各部を制御するCPU110と、例えばROMやRAMによって構成された内部メモリ120と、ボタンやタッチパネルにより構成された操作部140と、液晶ディスプレイにより構成された表示部150と、プリンタエンジン160と、カードインターフェース(カードI/F)170と、を備えている。プリンタ100は、さらに、他の機器(例えばデジタルスチルカメラやパーソナルコンピュータ)とのデータ通信を行うためのインターフェースを備えているとしてもよい。プリンタ100の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
プリンタ100は、顔形状補正と顔形状補正後の対象画像の印刷とを行う顔形状補正印刷処理を実行することができる。顔形状補正は、画像中の顔の少なくとも一部の形状(例えば顔の輪郭形状)を補正する処理である。本実施例では、顔の形状をスリムにするための顔形状補正が行われるものとしており、顔形状補正印刷処理により、画像中の顔の形状がスリムに補正された対象画像の印刷が実現可能である。カードスロット172(図1)にメモリカードMCが挿入され、ユーザによる操作部140を介した所定の操作が行われると、顔形状補正印刷処理が開始される。
図10は、変形処理(図2のステップS700)の流れを示すフローチャートである。ステップS710では、変形領域設定部240が変形領域TAを設定する。変形領域TAは、対象画像TI上の領域であって顔形状補正のための変形処理の対象となる領域である。図11は、変形領域TAの設定方法の一例を示す説明図である。図11には、設定された決定顔領域FAsが示されている(図9参照)。図11に示した基準線RLは、決定顔領域FAsの高さ方向(上下方向)を定義すると共に、決定顔領域FAsの幅方向(左右方向)の中心を示す線である。すなわち、基準線RLは、矩形の決定顔領域FAsの重心を通り、決定顔領域FAsの高さ方向(上下方向)に沿った境界線に平行な直線である。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、1人の人物の画像を含む対象画像TIを例に用いて説明したが、対象画像TIに複数の人物の画像が含まれている場合には、図2のステップS200において複数の顔領域FA(検出顔領域FAd)が検出され得る。複数の顔領域FAが検出された場合には、各顔領域FAについて、器官領域の検出(図2のステップS400)や、決定顔領域FAsの設定(同ステップS600および610)、変形処理(同ステップS700)が行われるとしてもよい。あるいは、自動的に、またはユーザの指定に従い、選択された顔領域FAについてのみ、上記の処理が行われるとしてもよい。
上記実施例では、検出顔領域FAdを対象として器官検出が行われているが、必ずしも器官検出を行う範囲が検出顔領域FAdに限られる必要はなく、例えば、対象画像TI全体を対象として器官検出が行われるとしてもよい。ただし、検出顔領域FAdを対象として器官検出を行えば、処理の高速化を図ることができる。
上記実施例では、顔領域FA(検出顔領域FAd)の検出が行われているが(図2のステップS200)、必ずしも顔領域FAの検出を行う必要はない。顔領域FAの検出が行われない場合であっても、対象画像TIの所定の範囲(例えば全体)を対象として器官領域の検出を行い、検出された器官領域に基づき、決定顔領域FAsを設定することが可能である。
上記実施例では、検出された各器官領域について設定される信頼度指標としてマッチ回数が用いられているが、信頼度指標として他の指標(例えばテンプレートとのマッチ率)が用いられるとしてもよい。また、器官領域の検出の際に(図2のステップS400)、必ずしも信頼度指標が設定される必要はない。器官領域について信頼度指標が設定されない場合には、器官領域の検出に成功したか否かを判定する際に(図2のステップS500)、信頼度指標は用いられない。ただし、器官領域について信頼度指標が設定され、信頼度指標の値が所定の閾値より大きい器官領域のみに基づき決定顔領域FAsが設定されるとした場合には、決定顔領域FAsの設定精度の低下を抑制することができる。
上記実施例では、顔の器官として、右目と左目と口とが設定されており、器官領域として、右目領域EA(r)と左目領域EA(l)と口領域MAとの検出が行われるが、顔の器官として顔のどの器官を設定するかは変更可能である。例えば、顔の器官として、右目と左目のみが設定され、器官領域として、右目領域EA(r)と左目領域EA(l)との検出が行われるとしてもよい。この場合には、顔領域FA(決定顔領域FAs)の左右辺の長さ(すなわち顔領域FAの高さ)を設定する際に(図7参照)、距離Hrではなく距離Wrに所定の係数を乗じて長さを設定すればよい。また、顔の器官として、右目と左目と口とのいずれか1つのみが設定されるとしてもよい。この場合にも、検出される1つの器官領域と顔領域FA(決定顔領域FAs)との間の傾き、大きさ、位置に関する関係を予め定めておけば、器官領域に基づき顔領域FA(決定顔領域FAs)を設定することが可能である。また、顔の器官として、右目と左目と口とに加えて、または右目と左目と口とに代わり、顔のその他の器官(例えば鼻や眉)が設定され、器官領域としてこのような器官の画像を含む領域が検出されるとしてもよい。
上記実施例における決定顔領域FAsの傾き、大きさ、位置の特定方法(図6から図8参照)は、あくまで一例であり、決定顔領域FAsの傾き、大きさ、位置を他の方法を用いて特定してもよい。例えば、決定顔領域FAsの傾きを、直線CL(図6)の傾きとは異なる部分の傾き(例えば器官領域自体の傾き)に基づき特定するとしてもよい。また、決定顔領域FAsの大きさを、距離Wrや距離Hr(図7)の大きさとは異なる部分の大きさ(例えば器官領域自体の大きさ)に基づき特定するとしてもよい。また、決定顔領域FAsの位置を、中点BP(図8)とは異なる点(例えば器官領域の頂点)の位置を基準として特定するとしてもよい。
上記実施例では、器官領域の検出に成功したと判定される条件として、右目領域EA(r)と左目領域EA(l)と口領域MAとの3つの器官領域がすべて検出されることが課せられているが、必ずしもこのような条件が課せられる必要はない。例えば、少なくとも右目領域EA(r)と左目領域EA(l)との2つの器官領域が検出されれば、器官領域の検出に成功したと判定されるとしてもよい。この場合には、右目領域EA(r)および左目領域EA(l)に基づき顔領域FA(決定顔領域FAs)を設定可能なように、右目領域EA(r)および左目領域EA(l)と決定顔領域FAsとの傾き、大きさ、位置に関する関係を予め定めておけばよい。このように、検出に成功した器官領域に応じて決定顔領域FAsの設定方法を変更させてもよい。
上記実施例では、決定顔領域FAsの設定の際に(図2のステップS600)、器官領域に基づき特定された傾きと大きさと位置とを有する領域を決定顔領域FAsとして設定しているが、器官領域に基づき決定顔領域FAsの傾きと大きさと位置とのいずれか1つまたは2つのみが特定されるとしてもよい。この場合には、特定されなかった決定顔領域FAsの傾き、大きさ、位置については、検出顔領域FAdの傾き、大きさ、位置の値が採用されるとしてもよいし、所定の値が採用されるとしてもよい。
上記実施例では、顔領域FAおよび器官領域は矩形の領域であるが、顔領域FAおよび器官領域は矩形以外の形状の領域であってもよい。
上記実施例では、画像処理装置としてのプリンタ100による顔形状補正印刷処理(図2)を説明したが、処理の一部(例えば図2のステップS100からS700まで)がパーソナルコンピュータにより実行されるものとしてもよい。また、プリンタ100はインクジェットプリンタに限らず、他の方式のプリンタ、例えばレーザプリンタや昇華型プリンタであるとしてもよい。また、本発明は、顔領域FAの設定のための画像処理一般に適用可能であり、例えば、パーソナルコンピュータによる顔領域FA(決定顔領域FAs)の設定のみが行われる処理にも適用可能である。
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
110…CPU
120…内部メモリ
140…操作部
150…表示部
160…プリンタエンジン
170…カードインターフェース
172…カードスロット
200…顔形状補正印刷部
210…顔領域設定部
212…顔領域検出部
220…器官領域検出部
222…信頼度設定部
240…変形領域設定部
250…変形領域分割部
260…分割領域変形部
310…表示処理部
320…印刷処理部
410…分割点配置パターンテーブル
420…分割点移動テーブル
Claims (11)
- 画像処理装置であって、
対象画像における顔の器官の画像を含む領域を器官領域として検出する器官領域検出部と、
検出された前記器官領域に基づき、前記対象画像における顔の画像を含む顔領域を設定する顔領域設定部と、を備える、画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記顔領域設定部は、前記器官領域との間の所定の関係に基づき前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定し、前記特定された傾きと大きさと位置との少なくとも1つを有する領域を、前記顔領域として設定する、画像処理装置。 - 請求項2に記載の画像処理装置であって、
前記顔領域設定部は、
前記対象画像における顔の画像を含む領域を検出顔領域として検出する顔領域検出部を含み、
前記顔領域設定部は、前記検出顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを前記特定された傾きと大きさと位置との少なくとも1つに一致させた領域を、前記顔領域として設定する、画像処理装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置であって、
前記器官領域検出部は、少なくとも、前記顔の器官としての右目の画像を含む右目領域と前記顔の器官としての左目の画像を含む左目領域とを、前記器官領域として検出する、画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置であって、
前記所定の関係は、前記右目領域内の所定の位置と前記左目領域内の所定の位置との関係に基づき、前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定する関係である、画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置であって、
前記器官領域検出部は、前記顔の器官としての口の画像を含む口領域を、前記器官領域として検出する、画像処理装置。 - 請求項6に記載の画像処理装置であって、
前記所定の関係は、前記右目領域内の所定の位置と前記左目領域内の所定の位置と前記口領域内の所定の位置との関係に基づき、前記顔領域の傾きと大きさと位置との少なくとも1つを特定する関係である、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記器官領域検出部は、検出された前記器官領域について、顔の器官の画像を含む領域であることの確からしさを表す信頼度指標を設定する信頼度設定部を含み、
前記顔領域設定部は、検出された前記器官領域の内、前記信頼度指標の値が所定の閾値より大きい前記器官領域のみに基づき、前記顔領域を設定する、画像処理装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
前記顔領域に基づき変形領域を設定する変形領域設定部と、
前記変形領域内の画像を変形する変形処理部と、を備える、画像処理装置。 - 画像処理方法であって、
(a)対象画像における顔の器官の画像を含む領域を器官領域として検出する工程と、
(b)検出された前記器官領域に基づき、前記対象画像における顔の画像を含む顔領域を設定する工程と、を備える、画像処理方法。 - 画像処理のためのコンピュータプログラムであって、
対象画像における顔の器官の画像を含む領域を器官領域として検出する器官領域検出機能と、
検出された前記器官領域に基づき、前記対象画像における顔の画像を含む顔領域を設定する顔領域設定機能と、を、コンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
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JP2000156775A (ja) * | 1998-11-19 | 2000-06-06 | Toshiba Corp | 撮影機と画像生成方法 |
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