JP5239166B2 - データ通信装置および方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明はデータ通信に関し、特に通信劣化の原因判定、および判定された原因に基づく通信制御に関する。
データ通信においては、伝送路におけるビット反転や、パケット網におけるルータでのバッファあふれによる欠損によって、データにエラーが発生する可能性がある。このデータエラーに対する復元技術として、送り直してもらう部分を受信側が送信側に要求する自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat Request:オートマチック・リピート・リクエスト)や、あらかじめデータを冗長化して送り、一部にデータエラーが発生しても復号できる符号化技術である前方誤り訂正符号(FEC:Forward Error Correction:フォワード・エラー・コレクション)といった技術が用いられる。
FECの手法としては、線形ブロック符号というものが広く使われている。代表的な線形ブロック符号としては、Reed Solomon(リード・ソロモン)符号がある。線形ブロック符号は、ブロックごとの信号長をk(情報長)、FECをかけた後の信号長をn(符号長)といい、符号長n、情報長kの符号を(n,k)-符号という。n-kを冗長性という。
本明細書において冗長度変更とは、冗長性や情報長を変更することによるエラー耐性を変更することを指す。エラー耐性を上げる場合には、情報長を一定として、冗長性を上げるやり方と、冗長性を一定として、情報長を下げる二通りのやり方がある。また、エラー耐性を下げる、冗長データ量を減らす場合には、情報長を一定として、冗長性を下げるやり方と、冗長性を一定として、情報長を上げる二通りのやり方がある。冗長性を変更する方法として、情報長は変えず、符号長を変化させることによって冗長データのサイズを変化させる方法と、あらかじめ長い冗長データを作成しておき、そのうち実際に冗長データとして送るデータサイズを変化させる方法がある。本明細書においては、以後、実際に送信した符号長をn’とし、(n’-k)/n’の値を冗長度という。
データ復元技術として、ARQを用いる場合には、データの完全性は保障される。しかし、再送時には、再送完了まで往復遅延時間分遅れるため、遅延時間が大きい領域では、再送によるデータの到着変動が大きくなり、リアルタイム性が重視されるトラヒックには適さなくなるという問題がある。また、エラー率が高くなると、再送されたデータもエラーが発生する確率が高くなり、再々送が必要となるため、完全に復旧するまでの時間がかかるようになるという問題点がある。
データ復元技術として、FECを用いる場合には、冗長度が固定であるため、ネットワークのエラー率に適する冗長度にならない場合がある。たとえば、FECの冗長度が不十分な場合は、データを完全に復元できず、FECの冗長度が大きい場合には、ネットワークの帯域を余分に使うこととなる。
このようにARQや、FECに適するネットワークの状況は異なる。また、FECについては最適な冗長度がネットワークの状況によって異なる。このため、ネットワーク状況に基づいてデータ復元技術の制御を変更するシステムが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に記載のシステムは、パケットの伝播遅延時間やパケットロスに関する統計情報を受信端末側の統計情報観測手段で測定し、この統計情報によって、送信側に、誤り訂正方式の変更を要求するシステムである。変更できる誤り訂正方式としては、FECからARQへの変更や、FECの冗長度がある。
特許文献2に記載のシステムは、輻輳状態をRTT(往復遅延)の変動から輻輳・非輻輳判定部にて判定し、輻輳状態になった場合には、FECの冗長度を変更するというシステムである。
特開2002-141964号公報 特開2005-175837号公報 高橋 潤、戸出 英樹、村上 孝三、”パケットレベルの畳み込みを用いた効率的なFEC配信方式”、電子情報通信学会技術研究報告Vol.105No.278、2005年9月、p.p.91-94、NS2005-96
従来技術では、ネットワークの状態をエラーに関する統計情報で見ている。このため、一時的なバーストエラーが発生して統計情報が示すエラー率が高くなると、その高くなったエラー率に最適なFECの冗長度を設定する。しかし、エラーが単発で起きる非バーストエラーと異なり、エラーが連続して起きるバーストエラーはFECで修復することは難しいため、冗長度を上げたことによる利点は少なく、反対に、FECの冗長度を定常状態で必要となる冗長度に比べて過度に大きくしてしまうことによる弊害の方が大きい。
また従来技術では、エラー率等に基づいてFECの冗長度を変更しているため、エラー、もしくは、遅延の増加や減少の傾向に応じて通信速度を設定する通信速度制御機能を有する通信装置の場合、通信速度制御機能と連携してFECのパラメータを変更することができず、通信速度制御機能をFECの冗長度の変更に活用することができなかった。
[発明の目的]
本発明の目的は、ネットワークの状態を判断し、最適なFECの冗長度を設定できる通信装置を提供することである。
本発明の別の目的は、通信速度制御機能と連携してFECのパラメータを変更できる通信装置を提供することにある。
本発明は、通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFECを用いてデータを送受信するデータ通信装置において、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、前記エラー性質に応じて、前記FECの冗長度を変更する。
また本発明は、エラー、もしくは、遅延の増加や減少の傾向に応じて通信速度を設定する通信速度制御機能より通信速度を取得し、通信速度に応じて最適なFECのパラメータを算出する。
『作用』
発生したエラーがバースト的であるかどうかを判別し、バーストエラーを除いたエラーに適した値にFECの冗長度を変更することにより、FECの冗長度が過度に大きくなってしまう弊害が防止される。
また、通信速度制御機能より取得した通信速度に応じて最適なFECのパラメータを算出することで、通信速度制御機能と連携したFECパラメータの変更が可能になる。
本発明によれば、ネットワークの状態に応じた最適なFECの冗長度を設定することができる。その理由は、通信網におけるデータのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかどうかを判別し、エラー性質に応じてFECの冗長度を変更するためである。
また本発明によれば、通信速度制御機能と連携したFECパラメータの変更が可能になる。その理由は、通信速度制御機能より取得した通信速度に応じて最適なFECのパラメータを算出するためである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
『第1の実施の形態』
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、データを送信する装置であるデータ送信装置11と、データ送信装置11からのデータを受信するデータ受信装置12とを含み、データ送信装置11とデータ受信装置12とは通信網13を通じて接続されている。
図2を参照すると、データ送信装置11は、データ送信部1101、パラメータ算出部1102、エラー情報受信部1103、FEC処理部1104およびデータ生成部1105を備えている。
データ送信部1101は、データ受信装置12へデータを送信する手段である。パラメータ算出部1102は、エラー情報受信部1103から通知されたエラー情報に基づき、FECのパラメータを算出する手段である。エラー情報受信部1103は、データ受信装置12からのエラー情報を受信する手段である。FEC処理部1104は、データ生成部1105からのデータに対して、パラメータ算出部1102で算出されたパラメータに従いFEC処理を行う手段である。使用するFECのアルゴリズムは任意でよく、特に限定されない。
図2を参照すると、データ受信装置12は、エラー性質判定部1201、エラー性質別情報算出部1202、ネットワーク・データ監視部1203、データ受信部1204およびエラー情報通知部1205を備えている。
ネットワーク・データ監視部1203は、データ自体が持つエラー情報、加えて、ネットワークの状態を監視する手段である。エラー性質判定部1201は、エラーの性質をネットワーク・データ監視部1203からの情報に基づいて判定する手段である。エラー性質別情報算出部1202は、エラー性質判定部1201にて判断されたエラー性質別にエラー情報を算出する手段である。データ受信部1204は、データ送信装置11からのデータを受信する手段である。エラー情報通知部1205は、データ送信装置11に対して、エラー性質別情報算出部1202で算出されたエラー情報を送信する手段である。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図3を参照すると、データ送信装置11は、データ受信装置12から送信されたエラー情報をエラー情報受信部1103で受信する(図3のステップA102)。次に、このエラー統計情報に従って、パラメータ算出部1102において、パラメータを算出する(図3のステップA103)。次に、このパラメータに従って、FEC処理部1104において、データ生成部1105からのデータに対してFECを設定する(図3のステップA104)。そして、FEC設定後のデータを、データ送信部1101からデータ受信装置12へ送出する(図3のステップA105)。
図4を参照すると、データ受信装置12は、データ送信装置11から送信されたデータをデータ受信部1204で受信する(ステップA202)。次に、受信したデータの状態やネットワークの状態をネットワーク・データ監視部1203で監視する(ステップA203)。次に、ネットワーク・データ監視部1203で監視した状態により、エラー性質判定部1201で、エラー性質を判定する(ステップA204)。次に、エラー性質とデータやネットワークの状態により、エラー性質別情報算出部1202において、エラー性質別のエラー情報を算出する(ステップA205)。そして、エラー性質別のエラー情報を、エラー情報通知部1205より、データ送信装置11へ通知する(ステップA206)。
次に、データ受信装置12およびデータ送信装置11の備える各手段について詳細に説明する。
まず、ネットワーク・データ監視部1203について、詳細に説明する。
ネットワーク・データ監視部1203は、例えば以下に示す情報を監視する。
(1)エラー情報
a)受信データにエラーがあったか否かを示す情報
b)FEC訂正後にエラーがあったか否かを示す情報
c)受信データについての、エラー率、エラー連続サイズ、エラー発生箇所
d)FEC訂正後のデータについての、エラー率、エラー連続サイズ、エラー発生箇所
(2)ネットワーク情報
a)伝送遅延(遅延時間)
b)データの到着順序
c)電波状態
必ずしも上記の全ての情報を監視する必要はなく、その一部であっても良い。なお、伝送遅延(遅延時間)は、データを送信するときにデータ送信部1101において送信時刻をオプショナルな情報として付加し、データ受信部1204において受信時刻を付加し、ネットワーク・データ監視部1203で、受信時刻から送信時刻を引くことにより算出できる。
次に、エラー性質判定部1201について、詳細に説明する。
エラー性質判定部1201は、ネットワーク・データ監視部1203によって監視された情報に基づいて、エラーの性質を判定する。例えば、バーストエラーか否かは、エラー訂正後のエラー率や、エラー訂正前後のエラー連続サイズが閾値以上であるかどうかで判断できる。
また、エラー性質判定部1201は、ネットワーク・データ監視部1203によって監視された情報に加えて、通信速度を考慮してエラー性質を判定してもよい。通信速度はデータ受信部1204で測定されるデータ通信速度のことで、例えば単位時間当たりのデータ受信サイズである。通信速度は、大きければ大きいほど、輻輳によるエラーが発生しやすくなる。
また、エラー性質判定部1201は、ネットワーク・データ監視部1203によって監視された情報に加えて、通信速度の時間変動を考慮してエラー性質を判定してもよい。通信速度の時間変動はデータ受信部1204で計測される。通信速度の時間変動がプラス方向に大きい場合には、輻輳によるエラーが発生しやすくなる。
エラー性質は、ある状態であるか否かの2値で判定してもよいし、状態A、状態B、状態A・B以外という3値で判定してもよいし、さらに3値以上の多値を用いて判定してもよい。また、互いに独立なn個の状態において、それぞれの状態であるか否かの組み合わせでもよい。2値の状態を持つ例として、エラーがバーストであるか否かである状態例がある。バーストエラーとは、エラーが連続して起きる状態を指す。
多値の状態を持つ例として、バーストエラーの原因をより詳しく判断して、伝送路のエラー、経路変動によるエラー、輻輳によるパケット消失エラーという状態を区別するものがある。これらバーストエラー性質は、1つを用いても良いし、任意の複数を用いても良い。伝送路のエラーであることは、データ情報自体に誤りが生じていることや、電波状態が悪化していることで判断できる。経路変動によるエラーであることは、データの到着順番の入れ違いがおきていることで判断できる。輻輳によるパケット消失エラーであることは、輻輳によって中継器自体でデータに欠落が生じていることで判断できる。
パケットを用いる網において、下位プロトコルによって、データの誤りがパケット欠落となり、輻輳時の中継器でのバッファあふれによるパケット欠落と同じ状態になる場合には、輻輳によるパケット欠落であるか否かを、単位時間あたりの通信速度変化によって判断できる。変化量が大きい場合は、輻輳による欠落、変化量が小さい場合には、輻輳以外による欠落と判定できる。また、遅延時間の延びによっても、データ誤りによるパケット欠落や、輻輳によるパケット欠落であるか判断できる。データ誤りは遅延時間と無関係におきて、輻輳によるパケット欠落は、パケット欠落が生じた中継器のバッファサイズに依存するため、伝送路の遅延時間+中継バッファによる遅延時間のあたりに欠落が集中するという特性の違いがあるからである。よって、遅延時間を任意の閾値によって分けることにより、データ誤りによるパケット欠落であるか、輻輳によるパケット欠落であるかを判断できる。
次に、エラー性質別情報算出部1202について、詳細に説明する。
エラー性質別情報算出部1202がエラー性質別に算出するエラー情報のパラメータとしては、エラーの有無、エラーの回数、エラーのサイズ、非エラー部分のサイズ、エラー率、エラー連続サイズ、伝送遅延、再送されたデータサイズおよび再送された回数がある。これらのエラー情報は、FECによるエラー訂正前の値でもよいし、エラー訂正後の値でもよい。また、これらエラー情報は全て算出する必要はなく、一つでもよいし、任意の複数を組み合わせてもよい。さらに、エラー性質別に異なる種類のエラー情報を算出してもよい。
次に、パラメータ算出部1102について、詳細に説明する。
パラメータ算出部1102は、エラー性質別情報算出部1202にてエラー性質別に算出されたエラー情報に従い、FECのパラメータの変更が必要かどうかを判断し、変更が必要であればパラメータを変更する。例えば、エラー性質を、バーストエラーであるか否かの2値で判断している場合、パラメータ算出部1102は、発生したエラーがすべてバーストエラーであった場合には、FECの冗長度を変えないようにし、バーストエラーでないエラーが発生している場合には、エラー性質別情報算出部1202で算出されたバーストエラーでないエラー率でも復号できるようにFECの冗長度を変化させる。
また、エラー性質を、伝送路のエラー、経路変動によるエラー、輻輳によるパケット消失エラーという3値、もしくは、伝送路のエラー、輻輳によるパケット消失エラーという2値の状態で判断している場合、パラメータ算出部1102は、アプリケーションからの要求品質に応じて、伝送路のエラーの時にもFECで復元できるように、エラー性質別情報算出部1202で算出したエラー率に応じたFECの冗長度へ変更し、それ以外のときには、変化させないということができる。バーストエラーであるかどうかの判断と組み合わせることにより、伝送路のエラーと判断されて、かつ、発生したエラーがすべてバーストエラーであった場合には、FECの冗長度を変更させないということができる。
パラメータ算出部1102が変更するパラメータとしては、冗長度を定めるパラメータ以外に、FECの使用の有無を定めるパラメータ、FECのアルゴリズム(方式)を定めるパラメータがあっても良い。すなわち、FEC処理部1104は、パラメータ算出部1102から与えられた冗長度パラメータで指定された冗長度となるように動作することができる以外に、FECの使用の有無を定めるパラメータによってFECの使用の有無を外部から制御することができ、また利用アルゴリズムを選択するパラメータによって外部から制御することができる。FEC処理部1104は、パラメータ算出部1102から与えられたパラメータがFEC適用を示す値になっている場合、FECによる処理を実行し、FEC不適用を示す値になっている場合、FECによる処理を実行しない。なお、冗長度パラメータで指定された冗長度が0のときにFEC不適用とすることもできる。さらに、FEC処理部1104は、利用アルゴリズムを選択するパラメータによって外部から制御することができ、パラメータ算出部1102から与えられたパラメータで指定されたアルゴリズムによるFECを実行する。一例としては、符号効率はよいが演算効率は悪いアルゴリズム、符号効率は悪いが演算効率は良いアルゴリズムの2つのアルゴリズムがある場合、エラー量が少ないときには、符号効率は悪いが演算効率は良いアルゴリズムを用い、エラー量が多いときには、符号効率は良いが演算効率は悪いアルゴリズムを用いる。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、エラー性質がバースト的であるか否かを判断し、バーストエラーを除いたエラーに適したFECの冗長度を設定するため、FECの冗長度が過度に大きくなってネットワークの帯域を余分に無駄に使用することがなくなる効果がある。
また本実施の形態によれば、受信側で、エラー性質別にエラー情報を算出して送信側に送るため、監視データそのものを送信側に送る場合に比較して、送信側に送る情報が要約される分だけ通知情報量が削減される。
『第2の実施の形態』
次に、本発明の第2の実施の形態について詳細に説明する。
図5を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、データを送信する装置であるデータ送信装置21と、データ送信装置21からのデータを受信するデータ受信装置22とを含む。なお、データ送信装置とデータ受信装置とを接続する通信網は図示を省略している。この点は以降の実施の形態でも同じである。
データ送信装置21は、データ送信部2101、パラメータ受信部2106、FEC処理部2104およびデータ生成部2105を備えている。
データ送信部2101は、データ受信装置22へデータを送信する手段である。パラメータ受信部2106は、データ受信装置22から送信されるFECのパラメータを受信する手段である。FEC処理部2104は、データ生成部2105からのデータに対して、パラメータ受信部2106で受信されたパラメータに従いFEC処理を行う手段である。FECの処理は、図2のFEC処理部1104と同様である。
データ受信装置22は、エラー性質判定部2201、エラー性質別情報算出部2202、パラメータ算出部2206、ネットワーク・データ監視部2203、データ受信部2204およびパラメータ通知部2207を備えている。
データ受信部2204、ネットワーク・データ監視部2203、エラー性質判定部2201は、それぞれ、図2のデータ受信部1204、ネットワーク・データ監視部1203、エラー性質判定部1201と同じである。パラメータ算出部2206は、エラー性質別情報算出部2202からのエラー性質別エラー情報に従って、パラメータを算出する手段である。パラメータの算出方法は、図2のエラー性質別情報算出部1202と同様である。パラメータ通知部2207は、データ送信装置21へパラメータを通知する手段である。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図6を参照すると、データ送信装置21は、データ受信装置22から送信されたFECのパラメータをパラメータ受信部2106により受信する(図6のステップB102)。次に、このFECのパラメータに従って、FEC処理部2104において、データ生成部2105からのデータに対してFECを設定し(図6のステップB103)、FEC設定後のデータを、データ送信部2101からデータ受信装置22へ送出する(図6のステップB104)。
図7を参照すると、データ受信装置22は、データ送信装置21から送信されたデータをデータ受信部2204で受信する(ステップB202)。次に、受信したデータの状態やネットワークの状態をネットワーク・データ監視部2203で監視する(ステップB203)。次に、ネットワーク・データ監視部2203で監視した状態により、エラー性質判定部2201で、エラー性質を判定する(ステップB204)。次に、エラー性質とデータやネットワークの状態により、エラー性質別情報算出部2202において、エラー性質別のエラー情報を算出する(ステップB205)。次に、パラメータ算出部2206において、エラー性質別のエラー情報に従ってFECのパラメータを算出する(ステップB206)。そして、パラメータ通知部2207において、算出されたFECのパラメータをデータ送信装置21へ送信する(ステップB207)。
次に本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、データ受信装置22においてFECのパラメータを算出してデータ送信装置21へ通知するため、第1の実施の形態に比べて、ネットワークに流れるデータ量を少なくできる。
『第3の実施の形態』
次に、本発明の第3の実施の形態について詳細に説明する。
図8を参照すると、本発明の第3の実施の形態は、データを送信する装置であるデータ送信装置31と、データ送信装置31からのデータを受信するデータ受信装置32とを含む。
データ送信装置31は、データ送信部3101、FEC処理部3104、データ生成部3105、パラメータ算出部3102、エラー性質別情報算出部3107、エラー性質判定部3108およびエラー箇所受信部3109を備えている。
データ送信部3101、FEC処理部3104、データ生成部3105、パラメータ算出部3102は、それぞれ、図2のデータ送信部1101、FEC処理部1104、データ生成部1105、パラメータ算出部1102と同一である。エラー性質別情報算出部3107、エラー性質判定部3108は、それぞれ、図2のエラー性質別情報算出部1202、エラー性質判定部1201と同様である。これらの手段の違いは、図2では、データ受信装置側に存在するのに対して、図8では、データ送信装置側に存在する点である。エラー箇所受信部3109は、データ受信装置32からのエラー情報を受信する手段である。
データ受信装置32は、ネットワーク・データ監視部3203、データ受信部3204およびエラー箇所送信部3208を備えている。
データ受信部3204は、図2のデータ受信部1204と同じである。ネットワーク・データ監視部3203は、図2のネットワーク・データ監視部1203で説明した機能のうち、すくなくともFEC訂正後のエラー発生箇所を監視する。図8のエラー箇所送信部3208は、データ送信装置31へエラー箇所の情報を送信する手段である。
エラー箇所の情報とは、データエラーの箇所を明示的に示す情報である。エラー箇所の情報通知の具体的な方法として、データ受信装置32に到着したデータのシーケンス番号を通知する方法(ACK[アック]:Acknowledgment[アクノレジメント])、もしくは、データ受信装置32に到着していないと判断されたデータのシーケンス番号を通知する方法(NACK[ナック]:Negative Acknowledgment[ネガティブ・アクノレジメント])や、この2つを併用する方法がある。情報通知のときに、FEC訂正前の紛失情報というデータの状態や、伝送遅延、データの到着順序、電波状態という伝送路の状態のうち、一つ以上を付加してもよい。
エラー箇所受信部3109にて、あるデータの送信時刻と、該データに対するエラー箇所の情報の受信時刻を監視し、それら2つの値の差分を取ることによって、ネットワークの品質に関する情報である往復遅延を計測することもできる。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図9を参照すると、データ送信装置31は、エラー箇所受信部3109において、データ受信装置31から送信されたエラー情報を受信する(ステップC102)。次に、エラー性質判定部3108において、受信したエラー情報に基づいてエラー性質を判定する(ステップC103)。次に、エラー性質別情報算出部3107において、エラー性質別のエラー情報を算出する(ステップC104)。次に、このエラー情報に従って、パラメータ算出部3102において、パラメータを算出する(ステップC105)。次に、このパラメータに従って、FEC処理部3104において、データ生成部3105からのデータに対してFECを設定する(ステップC106)。そして、FEC設定後のデータを、データ送信部3101からデータ受信装置32へ送出する(ステップC107)。
図10を参照すると、データ受信装置32は、データ送信装置31から送信されたデータをデータ受信部3204で受信する(ステップC202)。次に、受信したデータの状態やネットワークの状態をネットワーク・データ監視部3203で監視する(ステップC203)。次に、エラー箇所送信部3208において、データ送信装置31へエラー箇所情報を送信する(ステップC204)。
次に本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、データ受信装置32において、エラー箇所情報をデータ送信装置31へ通知し、データ送信装置31において、エラー性質の判定、エラー性質別情報の算出、FECパラメータの算出を行なうため、エラーに対する対処方法をデータ送信装置のみで決定し変更することができる。
『第4の実施の形態』
次に本発明の第4の実施の形態について詳細に説明する。
図11を参照すると、本実施の形態は、データ送信装置11の代わりにデータ送信装置41を有する点で図2の第1の実施の形態と相違する。データ送信装置41は、パラメータ算出部1102に代えてパラメータ算出部4102を有し、さらにバーストエラー対策処理部4110を有する点で、図2のデータ送信装置11と相違する。
バーストエラー対策処理部4110は、バーストエラーへの耐性を向上させるのに適した処理を行う手段である。このような処理の具体例としては、インタリービングや、非特許文献1に記載されている畳み込みがあり、これらのうち一つ以上を用いる。インタリービングとは、ブロックサイズで規定される或る区間ごとのデータの並び順番を、任意の法則で入れ替えて伝送することにより、伝送中にバーストエラーが発生しても、元の順番に戻すとロス箇所が分散するため、ランダムロスと見なせるようにする技術である。非特許文献1に記載されている畳み込みは、FECをかけるデータ区切りをブロックとすると、過去数ブロック分の情報を畳み込んだ情報を付加することにより、バーストエラーによってデータが失われても、過去ブロックを用いて復号を可能とする技術である。
また、パラメータ算出部4102は、第1の形態のパラメータ算出部1102の機能に加えて、バーストエラー対策処理部4110のアルゴリズムのパラメータを算出する点が異なる。具体的には、インタリービングや畳み込みの有無、これら処理を行う範囲(ブロックサイズ)の変更、インタリービングによってデータを入れ替える手法の切り替えがある。ブロックサイズは、バーストエラーと判断されたエラーの連続サイズより算出する。バーストエラーと判断されたエラーの連続サイズは、エラー性質別情報算出部1202において、バーストエラーと判断されたエラーの連続サイズのことを指し、エラー情報通知部1205、エラー情報受信部1103を介して、パラメータ算出部4102に通知される。パラメータ算出部4102においては、エラー連続サイズが0であれば、インタリービングや畳み込みを利用せず、エラー連続サイズが0より大きければ、インタリービングや畳み込みを利用し、エラー連続サイズ以上の単位を一ブロックに設定する。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図12を参照すると、本実施の形態の動作は、バーストエラー対策処理部4110にて、バーストエラー対策の処理(D101)を行なう点が第1の形態の動作と異なる。また、パラメータ算出部4102にて、第1の形態のパラメータ算出部1102の機能に加えて、バーストエラー対策処理部4110のアルゴリズムのパラメータを算出する処理(D102)を行う点が第1の形態の動作と異なる。
次に本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、バーストエラーに適した誤り訂正技術によりバーストエラーに対して対策を行うことができるため、FECのみを用いた場合に比べて、ネットワーク帯域を抑えながらも、バーストエラー耐性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更し、第4の実施の形態にしたのと同様に、第2、第3の実施の形態に対しても、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更する実施の形態も考えられる。
『第5の実施の形態』
図13を参照すると、本発明の第5の実施の形態は、データを送信する装置であるデータ送信装置51と、データ送信装置51からのデータを受信するデータ受信装置52とを含む。
データ受信装置52は、ネットワーク・データ監視部5203、データ受信部5204およびエラー情報通知部5208を備えている。データ受信部5204は、図2のデータ受信部1204と同じである。ネットワーク・データ監視部5203は、図2のネットワーク・データ監視部1203で説明した機能のうち、少なくともFEC訂正前かFEC訂正後のエラー発生箇所を監視する。エラー情報通知部5208は、データ送信装置51へエラーの統計情報を送信する手段である。
データ受信装置52からデータ送信装置51へ送られるエラーの統計情報は、データのエラー発生箇所を統計的に表す情報である。具体的には、単位観測時間当たりのFEC訂正前とFEC訂正後のどちらか、もしくは、両方のデータエラーサイズと総データサイズや、単位観測時間当たりのFEC訂正前とFEC訂正後のどちらか、もしくは、両方のデータエラーパケット数と総データパケット数や、それらの率である。情報通知のときに、FEC訂正前のエラー発生箇所情報というデータの状態や、伝送遅延、データの到着順序、電波状態という伝送路の状態のうち、一つ以上を付加してもよい。
データ送信装置51は、データ送信部5101、FEC処理部5104、データ生成部5105、パラメータ算出部5112、エラー性質判定部5108、通信速度設定部5111およびエラー情報受信部5109を備えている。
データ送信部5101、FEC処理部5104、データ生成部5105は、それぞれ、図2のデータ送信部1101、FEC処理部1104、データ生成部1105と同一である。エラー情報受信部5109は、データ受信装置52から送信されてきたエラーの統計情報を受信する手段である。
通信速度設定部5111は、エラー情報受信部5109で受信した情報に基づき、エラー情報やエラー情報から算出される遅延情報を元に通信速度を設定する手段である。具体的には、エラー情報のうちエラー率、もしくは、遅延を用いて、エラー率が高くなる、もしくは、遅延が増加傾向にあれば、通信速度を下げ、エラー率が低くなる、もしくは、遅延が減少傾向にあれば、通信速度を上げる制御を行う。通信速度としては、単位時間当たりのデータ送信量(レートと呼ぶ)か、1往復時間あたりのデータ送信量(輻輳ウィンドウと呼ぶ)を用いる。
エラー性質判定部5108は、エラー情報受信部5109から受信したエラー情報によってエラー性質を判断し、この判断結果と通信速度設定部5111から取得した通信速度とに基づいて、FECパラメータを変更するかどうかを判定する手段である。パラメータ算出部5112は、エラー性質判定部5108の判定結果にしたがってFECパラメータを算出して変更する手段である。
判断の流れは、FECの冗長度を上げるイベント発生時、具体的にはエラー率が増加した場合、通信速度がある閾値以上であれば、FECの冗長度を上げず、ある閾値より小さければ、FECの冗長度を上げる。また、FECの冗長度を下げるイベント発生時、具体的にはFECの冗長度を下げるタイマーがタイムアウトした場合やエラー率が減少した場合や、FEC訂正前後のエラー率に差が出た場合に、通信速度がある閾値以上であれば、FECの冗長度を下げ、ある閾値より小さければ、FECの冗長度を下げない。ここで、FECの冗長度を下げるタイマーは、たとえばFECの冗長度を上げるイベントとは独立して周期的に起動されるタイマー、あるいはFECの冗長度を上げた時に起動されるタイマー、あるいはその両者のタイマーである。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図14を参照すると、データ送信装置51は、データ受信装置52から送信されたエラー情報をエラー情報受信部5109で受信する(ステップE102)。次に、通信速度設定部5111は、エラー情報やエラー情報から算出される遅延情報を元に通信速度を設定する(ステップE110)。
エラー情報から遅延情報を算出する方法には、次のような方法がある。データ送信装置51のデータ送信部5101においてデータが送信された時刻を記録しておき、データ受信装置52のエラー情報通知部5208において、受信されたデータの最大のシーケンス番号をエラー情報に付加して、シーケンス番号が付加されたエラー情報をデータ送信装置51に送り、データ送信装置51のエラー情報受信部5109において、エラー情報が受信された時刻と、該当するシーケンス番号のデータの送信時刻との差を求める。これにより、エラー情報から遅延を算出することができる。
また遅延情報を元に通信速度を設定する方法としては、遅延が増加傾向である場合には、通信速度を下げて、遅延が減少傾向にある場合には、通信速度を上げるといった方法がある。
さらにエラー情報および遅延情報に基づいて通信速度を設定する方法としては、エラー率と遅延量から特定のプロトコルの通信速度を求める式を用いる方法がある。具体的には、TCPをモデル化して、エラー率、遅延をパラメータとして通信速度を算出する式を用いる。
次に、エラー性質判定部5108は、エラー性質を判定して後、冗長度のパラメータを変更するタイミングであるかを判断し(ステップE103)、変更するタイミングであれば、通信速度と閾値を比較して、変更を行うかどうか判断する(ステップE104)。通信速度と比較して、変更を行うと判断した後には、パラメータ算出部6112において、冗長度のパラメータを変更する(ステップE105)。そして、このパラメータに従って、FEC処理部5104において、データ生成部5105からのデータに対してFECを設定し(ステップE106)、FEC設定後のデータを、データ送信部5101からデータ受信装置52へ送出する(ステップE107)。
図15を参照すると、データ受信装置52は、データ送信装置51から送信されたデータをデータ受信部5204で受信する(ステップE202)。次に、受信したデータの状態やネットワークの状態をネットワーク・データ監視部5203で監視する(ステップE203)。次に、ネットワーク・データ監視部5203で監視した情報を、エラー情報通知部5208より、データ送信装置51へ通知する(ステップE204)。
次に本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態によれば、エラー、もしくは、遅延の増加や減少の傾向に応じて通信速度を設定する通信速度制御機能より通信速度を取得し、通信速度に応じて最適なFECのパラメータを算出することができる。これにより、通信速度制御機能と連携してFECのパラメータを変更することができる。
本発明の第1の実施の形態に、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更し、第4の実施の形態にしたのと同様に、第5の実施の形態に対しても、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更する実施の形態も考えられる。
『第6の実施の形態』
図16を参照すると、本発明の第6の実施の形態は、データを送信する装置であるデータ送信装置61と、データ送信装置61からのデータを受信するデータ受信装置62とを含む。
データ受信装置62は、ネットワーク・データ監視部6203、データ受信部6204およびエラー箇所送信部6208を備えている。データ受信部6204は、図2のデータ受信部1204と同じである。ネットワーク・データ監視部6203は、図2のネットワーク・データ監視部1203で説明した機能のうち、少なくともFEC訂正後のエラー箇所情報を監視する。エラー箇所送信部6208は、データ送信装置61へエラー箇所の情報を送信する手段である。
エラー箇所の情報とは、データエラーの箇所を明示的に示す情報である。エラー箇所の情報通知の具体的な方法として、データ受信装置62に到着したデータのシーケンス番号を通知する方法(ACK[アック]:Acknowledgment[アクノレジメント])、もしくは、データ受信装置62に到着していないと判断されたデータのシーケンス番号を通知する方法(NACK[ナック]:Negative Acknowledgment[ネガティブ・アクノレジメント])や、この2つを併用する方法がある。情報通知のときに、FEC訂正前のエラー箇所情報というデータの状態や、伝送遅延、データの到着順序、電波状態という伝送路の状態のうち、一つ以上を付加してもよい。
データ送信装置61は、データ送信部6101、FEC処理部6104、データ生成部6105、パラメータ算出部6112、エラー性質判定部6108、エラー箇所受信部6109および通信速度設定部6111を備えている。
データ送信部6101、FEC処理部6204、データ生成部6105は、それぞれ、図2のデータ送信部1101、FEC処理部1104、データ生成部1105と同一である。
エラー箇所受信部6109は、データ受信装置62から送信されるエラー箇所情報を受信する手段である。エラー箇所受信部6109において、あるデータの送信時刻と、概データに対するエラー箇所の情報の受信時刻を監視し、それら2つの値の差分を取ることによって、ネットワークの品質に関する情報である往復遅延を計測することもできる。
通信速度設定部6111は、エラー箇所受信部6109で受信および計測した情報に基づき通信速度を設定する手段である。具体的には、エラー発生箇所や、往復遅延、エラー率のうちの1つ以上を用いて、通信速度を設定する。たとえば、エラー発生状況を用いる場合、データが受信されている場合は、通信速度を上げ、エラーが発生していてデータが紛失する場合は、通信速度を下げるという制御を行う。また、往復遅延を用いる場合には、遅延が伸びない場合には、通信速度を上げて、遅延が伸びる場合には、通信速度を下げるという制御を行う。さらに、エラー率を用いる場合には、エラー率が高くなると、通信速度を下げ、エラー率が低くなると、通信速度を上げる制御を行う。通信速度としては、単位時間当たりのデータ送信量(レートと呼ぶ)か、1往復時間あたりのデータ送信量(輻輳ウィンドウと呼ぶ)を用いる。
エラー性質判定部6108においては、エラー箇所受信部6109から受信したエラー箇所や、通信速度設定部6111から取得した通信速度の大小によって、エラー性質を判断し、FECのパラメータを変更するかどうかを判断する。パラメータ算出部6112は、この判断結果に従ってFECのパラメータを算出して変更する。
エラーの性質は、通信速度に反映される。たとえば、エラーによって通信速度が変化するTCP-Renoの場合、エラー率が高くなると通信速度が低くなり、エラー率が低くなると通信速度が高くなる。特に、バースト的にエラーが発生した場合、タイムアウトが発生しやすいため、通信速度は低くなりやすい。また、往復遅延を制御のベースにした、TCP-Vegasは、往復遅延が伸びると、中継器のキューにパケットがたまるため、輻輳度が上り、エラーが発生しやすくなると判断して、通信速度を下げ、中継器のキューにパケットがたまっていない場合には、輻輳度が低く、エラーが発生しにくいと判断して、通信速度を上げる。特に、中継器のキューがあふれて、バースト的なエラーが発生しやすい状態では、通信速度は低くなりやすい。以上のことから、エラー性質がバースト的であるかどうかは、データの通信速度のみでも判別可能である。
判断の流れは、FECの冗長度を上げるイベント発生時、具体的にはエラー箇所受信部6109でエラー箇所情報を受信したときに、通信速度がある閾値以上であれば、FECの冗長度を上げず、ある閾値より小さければ、FECの冗長度を上げる。また、FECの冗長度を下げるイベント発生時、具体的にはFECの冗長度を下げるタイマーがタイムアウトした場合やFEC後とFEC前のロス率の差が閾値以上になった場合に、通信速度がある閾値以上であれば、FECの冗長度を下げ、ある閾値より小さければ、FECの冗長度を下げない。
次に本実施の形態の動作を説明する。
図17を参照すると、データ送信装置61は、エラー箇所受信部6109において、データ受信装置62から送信されたエラー箇所情報を受信する(ステップF102)。次に、通信速度設定部6111において、エラー箇所情報やエラー箇所情報から算出される遅延情報を元に通信速度を設定する(ステップF110)。次に、エラー性質判定部6108において、受信したエラー箇所情報および設定された通信速度に基づいて、エラー性質を判定する(ステップC103)。次に、エラー性質別情報算出部3107において、冗長度のパラメータを変更するタイミングであるかを判断する(ステップF103)。変更するタイミングであれば、通信速度と閾値を比較して、変更を行うかどうかを判断する(ステップF104)。通信速度と比較して、変更を行うと判断した場合には、パラメータ算出部6112において、冗長度のパラメータを変更する(ステップF105)。次に、このパラメータに従って、FEC処理部6104において、データ生成部6105からのデータに対してFECを設定する(ステップF106)。そして、FEC設定後のデータを、データ送信部6101からデータ受信装置62へ送出する(ステップF107)。
データ受信装置62における動作は、第3の実施の形態のデータ受信装置32と同様である。
なお、本実施の形態のデータ送信装置61において、エラー箇所受信部6109で受信したエラー箇所を再送する機能を加えても良い。
次に本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、通信速度制御機能より通信速度を取得し、通信速度に応じて最適なFECのパラメータを算出することができる。
本発明の第1の実施の形態に、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更し、第4の実施の形態にしたのと同様に、第6の実施の形態に対しても、バーストエラー対策処理部を追加し、パラメータ算出部の動作や手順を変更する実施の形態も考えられる。
本実施の形態において、エラー箇所送信部6208、エラー箇所受信部6109、データ生成部6105は、既存のTCP(Transport Control Protocol:トランスポート・コントロール・プロトコル)のスタックを用いることで実施が可能である。エラー箇所をやりとりするには、TCPのACKを用いる。TCPは、ACK番号を重複させることにより、データのエラーを通知する。SACK(SelectiveACK:セレクティブ・アック)オプションを用いて、明示的に紛失箇所を示してもよい。既存のTCPと互換性を持たせるために、FEC処理部6104においては、冗長部分を含んだセグメントを、オプションフィールドのフラグによって識別する。通信速度は、TCPの輻輳ウィンドウの値を用いることができる。なぜならば、輻輳ウィンドウの値は、通信速度×往復遅延となるため、通信速度の増減と関係があるからである。冗長部分は、TCPの輻輳ウィンドウによるフローコントロールの対象に含めても、含めなくても良い。最もよい方法は、含める方法である。なぜならば、輻輳ウィンドウによるフローコントロールにより、セルフクロッキングによるボトルネックキューの帯域に合わせた間隔での送信が可能だからである。
本発明の実施の形態においては、データ送信装置とデータ受信装置とが1対1である場合を例に説明したが、本発明は、1対多、多対1、多対多でも実施可能であり、装置の数や組み合わせ数の制限を受けない。また、本発明におけるデータ送信装置を構成する要素とデータ受信装置を構成する要素を同一の装置に持たせることで、送受信装置を構成することができる。
本発明は、パケットや、セグメントなど、FECをかけることができるように連続データに区切りがあり、ネットワークやデータバスなど通信網を介するプロトコルを用いれば、実施が可能である。データは、ディジタルデータに変換できればよく、音声、映像などコンテンツの種類は問わない。
IP(Internet Protocol:インターネット・プロトコル)上に実装する場合には、パケットフォーマットとして、UDP(User Datagram Protocol:ユーザ・データグラム・プロトコル)やUDP上のRTP(Real-time Transport Protocol:リアルタイム・トランスポート・プロトコル)を用いることで実施が可能である。
本発明の通信装置は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態における通信装置として機能させる。
本発明によれば、IPなどパケットによる通信を行う装置や、IPなどパケットによる通信を実現するプログラムといった用途に適用できる。
本発明の第1の実施の形態の全体構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ受信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ受信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデータ受信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第4の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第4の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第5の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第5の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第5の実施の形態におけるデータ受信装置の動作を示す流れ図である。 本発明の第6の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置のブロック図である。 本発明の第6の実施の形態におけるデータ送信装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
11,21,31,41,51,61…データ送信装置
12,22,32,52,62…データ受信装置
13…通信網

Claims (16)

  1. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置において、前記データのエラーに関する情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置において、前記データのエラーに関する情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  3. 請求項2に記載のデータ通信装置において、前記データの通信速度の大小を、閾値を用いて比較することを特徴とするデータ通信装置。
  4. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置において、受信側での前記データエラーの統計情報を受信するエラー情報受信部と、前記データエラーの統計情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  5. 請求項4に記載のデータ通信装置において、前記データの通信速度の大小を、閾値を用いて比較することを特徴とするデータ通信装置。
  6. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置において、受信側での前記データエラーの発生箇所情報を受信するエラー箇所受信部と、前記エラー発生箇所情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。
  7. 請求項6に記載のデータ通信装置において、前記データの通信速度の大小を、閾値を用いて比較することを特徴とするデータ通信装置。
  8. 請求項6に記載のデータ通信装置において、前記エラー箇所受信部で受信したエラー箇所を再送することを特徴とするデータ通信装置。
  9. 請求項8に記載のデータ通信装置において、データ通信プロトコルとしてTCP(トランスミッション・コントロール・プロトコル)を用いることを特徴とするデータ通信装置。
  10. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信方法において、前記データのエラーに関する情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出することを特徴とするデータ通信方法。
  11. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信方法において、エラー性質判定部が、前記データのエラーに関する情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、パラメータ算出部が、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出することを特徴とするデータ通信方法。
  12. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信方法において、エラー情報受信部が、受信側での前記データエラーの統計情報を受信し、エラー性質判定部が、前記データエラーの統計情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、パラメータ算出部が、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出することを特徴とするデータ通信方法。
  13. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信方法において、エラー箇所受信部が、受信側での前記データエラーの発生箇所情報を受信し、エラー性質判定部が、前記エラー発生箇所情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別し、パラメータ算出部が、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出することを特徴とするデータ通信方法。
  14. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置を構成するコンピュータを、前記データのエラーに関する情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部として機能させるためのプログラム。
  15. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置を構成するコンピュータを、受信側での前記データエラーの統計情報を受信するエラー情報受信部と、前記データエラーの統計情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部として機能させるためのプログラム。
  16. 通信網を介して、データに対して冗長化を行う符号であるFEC(フォーワード・エラー・コレクション)を用いて、前記通信網におけるデータエラーと遅延のいずれか、もしくは、両方を含むデータ受信状態に基づき通信速度制御を行い、データを送信するデータ通信装置を構成するコンピュータを、受信側での前記データエラーの発生箇所情報を受信するエラー箇所受信部と、前記エラー発生箇所情報を受信した場合に、前記データの通信速度の大小により、前記通信網における前記データのエラーの発生パターンに関する情報であるエラー性質がバースト的であるかを判別するエラー性質判定部と、前記エラー性質の判別結果に基づいて前記FECのパラメータを算出するパラメータ算出部として機能させるためのプログラム。
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