JPH09298526A - データ通信における誤り制御方法及び装置 - Google Patents

データ通信における誤り制御方法及び装置

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JPH09298526A
JPH09298526A JP9063964A JP6396497A JPH09298526A JP H09298526 A JPH09298526 A JP H09298526A JP 9063964 A JP9063964 A JP 9063964A JP 6396497 A JP6396497 A JP 6396497A JP H09298526 A JPH09298526 A JP H09298526A
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JP
Japan
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error
transmission
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control method
parameter
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Withdrawn
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JP9063964A
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Inventor
Yoshio Takeuchi
良男 武内
Yoshihiko Ito
嘉彦 伊藤
Akira Yamaguchi
明 山口
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KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路状態の変動に応じて最適の誤り制御方
式及びそのパラメータで誤り制御が可能な移動通信シス
テムを利用したデータ通信における誤り制御方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 ディジタル移動通信システムを利用した
データ通信における誤り制御方法として、データ通信中
に、受信側において伝送誤り情報を含む統計情報を求
め、該求めた伝送誤り情報を含む統計情報に基づいて、
無線回線上のその時の伝送路状態に最適な誤り制御方式
及びそのパラメータを求めて使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信におけ
る誤り制御方法及び装置に関し、特に、簡易型携帯電話
システム(パーソナルハンディホンシステム:PH
S)、各種のディジタル携帯/自動車電話システム又は
ディジタル構内無線LANシステム等のディジタル移動
通信システムで行われるデータ通信のための誤り制御方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン通信やインターネットアクセス
等の普及に伴い、携帯電話等の移動通信を利用したデー
タ通信が頻繁に行われるようになってきている。また、
業務用にも移動通信システムを用いたデータ通信が多く
利用される傾向にある。
【0003】一般に、移動通信の環境においては、無線
回線においてフェージング等の移動通信に特有の現象が
生じ、伝送路状態が大きく変動する。このため、ディジ
タル移動通信システムの多くは、例えば、誤り訂正(f
orward errorcorrection:FE
C)方式及び誤り再送(automatic repe
at request:ARQ)方式等の誤り制御方式
を採用することにより、伝送路状態の変動によって無線
区間で生ずるビット誤りを減少させるようにしている。
【0004】例えば、日本のディジタル自動車電話(携
帯電話)システムであるPDC(personal d
igital cellular)システムにおいて
は、2400bit/sのデータ通信用にBCH符号に
よるFECが採用されており、また、9600bit/
sのデータ通信用にGo−Back−N方式とSele
ctive Repeat方式とを組み合わせたARQ
方式が使われている。その他のシステムにおいても、デ
ータ通信用に、FEC方式、ARQ方式、又は両者を組
み合わせたFEC/ARQハイブリッド方式が用いられ
ている。
【0005】このような従来の移動通信システムを利用
したデータ通信では、少なくとも回線が継続して接続さ
れている間は、その誤り制御方式及びそのパラメータが
固定されていて変化しない。即ち、例えば上述したPD
Cシステムにおける2400bit/sのデータ通信で
は、BCH符号長は15ビット、情報長は4ビットに固
定されており、併せて行われているインタリーブについ
てもその深さが73と固定されている。また、PDCシ
ステムにおける9600bit/sのデータ通信では、
ARQ方式のためのフレーム長及びモジュロ数が共に固
定された値となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】移動通信においては、
誤り制御方式及びそのパラメータが固定されているのに
対し、無線回線の状態が時間につれて変動するので次の
ような問題が生じる。
【0007】一般に、誤り制御方式及びパラメータは、
回線がある程度悪い状態でもビット誤りを少なくできる
ように設計されているので、回線状態が比較的良く誤り
制御を行わなくてもビット誤りがほとんど生じないよう
な状態では、単位時間当たりに伝送できる情報量が少な
くなってしまう。例えば、前述のPDCシステムにおけ
る2400bit/sのデータ通信では、ビット誤りが
ない場合はBCH符号に対応する15ビット全体を情報
の伝送に用いれば最大の伝送効率が得られるが、実際に
は15ビット中の4ビットしか情報伝送に用いることが
できない。このため、伝送効率が4/15と非常に低
い。同様に、PDCシステムにおける9600bit/
sのデータ通信では、176ビットの情報に対し48ビ
ットのARQ制御用情報を用いているため、伝送効率は
176/224と低く、やはりビット誤りのない状態で
の伝送効率が犠牲となっている。
【0008】これとは逆に、回線状態が誤り制御方式の
設計時に想定した状態よりも更に悪くなった場合、その
誤り制御方式では回線品質の維持ができなくなる。その
結果、ユーザ側に送られる情報データにビット誤りが生
じたり、伝送遅延が許容限度以上になったり、スループ
ットが低下する等の悪影響が生じ、極端な場合には全く
データ通信を行えなくなり、回線が切断されことも起こ
り得る。
【0009】従って本発明は従来技術の上述した問題点
を解決するものであり、伝送路状態の変動に応じて最適
の誤り制御方式及びそのパラメータで誤り制御が可能な
移動通信システムを利用したデータ通信における誤り制
御方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディジ
タル移動通信システムを利用したデータ通信における誤
り制御方法として、データ通信中に、受信側において伝
送誤り情報を含む統計情報を求め、該求めた伝送誤り情
報を含む統計情報に基づいて、無線回線上のその時の伝
送路状態に最適な誤り制御方式及びそのパラメータを使
用する誤り制御方法が提供される。
【0011】データ通信中に、伝送誤り情報を含む統計
情報を求め、この求めた伝送誤り情報を含む統計情報か
らその時の伝送路状態に最適な誤り制御方式及びパラメ
ータを選択しているので、伝送路状態の変動に応じて最
適の誤り制御方式及びそのパラメータで誤り制御が可能
となる。即ち、伝送路状態が良好な場合は伝送効率の向
上を図り、伝送路状態が悪くなった場合は回線品質を向
上させるように適応的に誤り制御することができる。
【0012】伝送誤り情報を含む統計情報と無線回線上
の伝送路状態を表わす伝送路状態パラメータとのあらか
じめ定めた関係を参照して、求めた伝送誤り情報を含む
統計情報から伝送路状態パラメータの値を求め、求めた
伝送路状態パラメータ値に従って最適な誤り制御方式及
びそのパラメータを選択することが好ましい。
【0013】この場合、伝送路状態を表わす伝送路状態
パラメータと使用すべき誤り制御方式及びそのパラメー
タとのあらかじめ定めた関係を参照して、求めた伝送路
状態パラメータ値から誤り制御方式及びそのパラメータ
を選択することが好ましい。
【0014】伝送誤り情報を含む統計情報と使用すべき
誤り制御方式及びそのパラメータとのあらかじめ定めた
関係を参照して、求めた伝送誤り情報を含む統計情報か
ら誤り制御方式及びそのパラメータを選択することも好
ましい。
【0015】本発明によれば、さらに、ディジタル移動
通信システムを利用したデータ通信における誤り制御装
置として、データ通信中に、受信側において伝送誤り情
報を含む統計情報を求める統計情報抽出手段と、求めた
伝送誤り情報を含む統計情報に基づいて、無線回線上の
その時の伝送路状態に最適な誤り制御方式及びそのパラ
メータを使用する誤り制御方式/パラメータ使用手段と
を備えた誤り制御装置が提供される。
【0016】誤り制御方式/パラメータ使用手段が、伝
送誤り情報を含む統計情報と無線回線上の伝送路状態を
表わす伝送路状態パラメータとのあらかじめ定めた関係
を記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶さ
れている関係を参照して、求めた伝送誤り情報を含む統
計情報から伝送路状態パラメータの値を求める伝送路状
態パラメータ抽出手段と、求めた伝送路状態パラメータ
値に従って最適な誤り制御方式及びそのパラメータを選
択する選択手段とを含んでいることが好ましい。
【0017】選択手段が、伝送路状態を表わす伝送路状
態パラメータと使用すべき誤り制御方式及びそのパラメ
ータとのあらかじめ定めた関係を記憶する第2の記憶手
段と、第2の記憶手段に記憶されている関係を参照し
て、求めた伝送路状態パラメータ値から誤り制御方式及
びそのパラメータを選択する手段とを含んでいることが
好ましい。
【0018】誤り制御方式/パラメータ使用手段が、伝
送誤り情報を含む統計情報と使用すべき誤り制御方式及
びそのパラメータとのあらかじめ定めた関係を記憶する
第3の記憶手段と、第3の記憶手段に記憶されている関
係を参照して、求めた伝送誤り情報を含む統計情報から
誤り制御方式及びそのパラメータを選択する選択手段と
を含んでいることが好ましい。
【0019】伝送路状態パラメータが、無線回線におけ
るフェージングの速さ、フェージングの深さ、平均受信
レベル対平均雑音レベル比及び遅延分散の少なくとも1
つを含んでいることが好ましい。
【0020】伝送誤り情報を含む統計情報が、受信レベ
ル、受信雑音レベル、訂正したビット誤り/シンボル誤
りに関する情報、及び誤り訂正不能を示す情報の少なく
とも1つを含むことが好ましい。
【0021】伝送誤り情報を含む統計情報が、一定時間
内の誤り数、誤り数の変動、一定時間内の誤り訂正不能
回数、バースト誤り長、バースト誤り間隔、一定時間内
の平均受信レベル、一定時間内の受信レベル変動幅、受
信レベル変動周期、及び一定時間内の平均雑音レベルを
示す情報の少なくとも1つを含むことも好ましい。
【0022】誤り制御方式がFEC方式を含んでいるか
もしれない。この場合、FEC符号がリードソロモン符
号であることが望ましい。
【0023】誤り制御方式がインタリーブ方式を含んで
いるかもしれない。また、ARQ方式を含んでいるかも
しれない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディジタル移動
通信システムを利用したデータ通信における誤り制御シ
ステムの好ましい実施形態を概略的に示すブロック図で
ある。同図から分かるように、この誤り制御システム
は、送信側装置1及び受信側装置2から構成されてお
り、これら送信側装置1及び受信側装置2は無線回線を
含む伝送路3によって接続されている。
【0025】送信側装置1は、FEC符号化部11、イ
ンタリーブ部12及び送信部13を備えており、一方、
受信側装置2は、受信部23、デインタリーブ部22、
FEC復号部21、伝送路状態検知部24及び方式/パ
ラメータ決定部25を備えている。
【0026】送信側装置1内のFEC符号化部11は、
入力されるデータをFEC符号化する。この際、一般に
よく用いられているFEC符号であるBCH符号、リー
ドソロモン(RS)符号等のブロック符号又は畳み込み
符号が用いられる。ブロック符号によるFEC方式のパ
ラメータには、生成多項式(又は生成行列)、ブロック
長、ブロック内の情報長(又は符号化率)、及び訂正可
能なブロック内誤り数等がある。また、畳み込み符号に
よるFEC方式のパラメータには、拘束長(生成多項
式)、符号化率、及びビタビ復号時の打ち切りパス長等
がある。本実施形態では、これらパラメータのうちの少
なくとも1つがデータ通信中に制御できるように構成さ
れている。
【0027】本実施形態では、FEC符号化部11の次
にインタリーブ部12が設けられている。このインタリ
ーブ部12は、FEC符号化されたデータをインタリー
ブする。FEC方式の種類によっては、バースト誤りに
対する訂正能力が不足する場合があるので、インタリー
ブを組み合わせて伝送路上で生ずる誤りをランダム化し
てFECで誤り訂正している。
【0028】図2は、このインタリーブ部12における
インタリーブ方法の一例を示している。この例は、複数
ビットからなるシンボルを単位としてインタリーブする
場合である。同図に示すように、FEC符号化されたデ
ータは、シンボル1、2、3、……、L、L+1、……
の順に入力され、送信部13に対してはシンボル1、L
+1、2L+1、……、(D+1)・L+1、2、L+
2、……、(D−1)・L+2、3、L+3、……の順
に出力される。ここで、Lはインタリーブのためのブロ
ック長を表し、Dはインタリーブの深さを表し、全体と
してL×Dシンボル毎にインタリーブされることにな
る。なお、FEC符号としてBCH符号、RS符号等の
ブロック符号を用いる場合は、Lをブロック符号長と等
しくするのが一般的であるが、必ずしも等しくなくても
よい。このように、インタリーブのパラメータとして
は、ブロック長及びインタリーブ深さがあり、本実施形
態では、これらパラメータのうちの少なくとも1つがデ
ータ通信中に制御できるように構成されている。
【0029】この例では複数ビットからなるシンボル単
位のインタリーブを示しているが、ビット単位でインタ
リーブしてもよい。
【0030】送信部13は、インタリーブ部12から入
力される信号に対して、送信のために必要な公知の処理
を行い、送信処理された信号を伝送路3に対して送信す
る。ここでいう送信のために必要な公知の処理とは、例
えば、伝送用のフレーム化、変調、無線周波数への周波
数変換、及び増幅等を含む一般的な処理である。
【0031】送信部13から送信された信号は、伝送路
3を経由して受信部23に到達する。なお、移動通信に
おいては、伝送路3において通常フェージングが発生
し、受信部23に到達する信号のレベルは時間的に大き
く変動する。また、遅延波の存在により、遅延量の異な
る信号が合成されて受信部23に到達する場合も考えら
れる。
【0032】受信側装置2内の受信部23は、伝送路3
を経由して到達する信号に対して、受信のために必要な
公知の処理を行い、受信処理された信号を出力する。こ
こでいう受信のために必要な公知の処理とは、例えば、
フィルタリング、増幅、周波数変換、復調、及び伝送フ
レーム内のデータ分離等を含む一般的な処理である。
【0033】本実施形態では、受信部23の次にデイン
タリーブ部22が設けられている。このデインタリーブ
部22は、受信処理された信号に対して、インタリーブ
されたシンボル又はビットの順序を元に戻すためのデイ
ンタリーブの処理を行う。例えば、図2に示した方法に
よりインタリーブされている場合は、図3に示す方法で
デインタリーブを行う。即ち、受信部23からは、シン
ボル1、L+1、2L+1、……、(D−1)・L+
1、2、L+2、……、(D−1)・L+2、3、L+
3、L+3、……の順にデータが入力され、FEC復号
部21に対してはシンボル1、2、3、……、L、L+
1、……の順に出力される。
【0034】FEC復号部21は、入力された信号に対
して、使用しているFEC符号に応じた公知の復号方法
を用いてFEC復号処理を行う。このFEC復号部21
においては、データ通信中のFEC復号処理と同時に、
後述する誤りに関する情報を得ている。
【0035】一方、受信部23は、データ通信中の受信
レベル、雑音レベル及びアイパターンの開口度等の情報
を得ている。
【0036】伝送路状態検知部24は、FEC復号部2
1及び受信部23からこれら情報(生情報)をデータ通
信中に受け取り、受信した信号が通過した伝送路の状態
を検知する。図4はこの伝送路状態検知部24の構成を
概略的に示している。
【0037】同図に示すように、伝送路状態検知部24
は、FEC復号部21において得られる誤りに関する情
報(生情報)を必要に応じて加工する第1の情報加工部
241と、受信部23において得られる情報(生情報)
を必要に応じて加工する第2の情報加工部242と、こ
れら生情報又は生情報を加工した加工情報からなる伝送
誤り情報を含む統計情報に基づいて、伝送路の状態を判
定する伝送路状態判定部243と、伝送誤り情報を含む
統計情報と伝送路状態を表わすパラメータ値との関係を
記憶している関係記憶部244とを有している。
【0038】FEC復号部21から第1の情報加工部2
41に入力される誤りに関する情報(生情報)の具体例
としては、訂正したビット/シンボル誤りパルス、及び
誤り訂正不能パルスがある。訂正したビット/シンボル
誤りパルスは、FEC復号部21において、FECによ
って訂正されたビット又はシンボル(誤り訂正の単位)
があるときに出力されるパルスである。誤り訂正不能パ
ルスは、FEC復号部21において、FECによって誤
り訂正不可能な状態、即ち誤り訂正能力を超えた誤りが
発生していることを検知した状態、に出力されるパルス
である。
【0039】第1の情報加工部241では、これら生情
報について、必要に応じて加工を行い、加工情報を出力
する。この加工情報としては、一定時間内の誤り(訂
正)数n、一定時間内の誤り数の変動Σ、一定時間内の
誤り訂正不能回数m、バースト誤り長及びバースト誤り
間隔等がある。一定時間内の誤り(訂正)数nは、ビッ
ト/シンボル誤りパルスを一定時間Tの期間、カウント
することにより得られる。誤り数の変動Σは、一定時間
K×Tに渡って得られるK通りの誤り数nの標準偏差を
求めることによって得られる。一定時間内の誤り訂正不
能回数mは、誤り訂正不能パルスを一定時間Tの期間、
カウントすることにより得られる。近接するビット/シ
ンボル誤りの間隔が、ある一定のビット/シンボル数以
内に場合は、それらの誤りは連続しているものとみな
し、連続している一連の誤りをバースト誤りとすると、
バースト誤り長は、このバースト誤りの長さの平均を求
めることによって得られる。バースト誤り間隔は、バー
スト誤りと次のバースト誤りとのビット/シンボル数の
平均を求めることによって得られる。
【0040】受信部23から第2の情報加工部242に
入力される情報(生情報)の具体例としては、受信レベ
ル及び雑音レベルがある。受信レベルは、受信部23に
おいて受信した信号の強度を測定することによって得ら
れる出力である。雑音レベルは、受信部23において受
信信号に相加されている雑音の強度を測定することによ
って得られる出力である。
【0041】第2の情報加工部242では、これら生情
報について、必要に応じて加工を行い、加工情報を出力
する。この加工情報としては、一定時間内の平均受信レ
ベルr、一定時間内の受信レベル変動幅σ、受信レベル
変動周期及び一定時間内の平均雑音レベル等がある。一
定時間内の平均受信レベルrは、一定時間tの期間内の
受信レベルの平均値を求めることによって得られる。一
定時間内の受信レベル変動幅σは、一定時間k×tに渡
って得られるk通りの平均受信レベルrの標準偏差を求
めることによって得られる。受信レベル変動周期は、例
えば、受信レベルがあるしきい値を下回ってから次に同
じしきい値を下回るまでの時間の平均を求めることによ
って得られる。一定時間内の平均雑音レベルは、一定時
間tの期間内の雑音レベルの平均値を求めることによっ
て得られる。
【0042】これら生情報及び加工情報からなる伝送誤
り情報を含む統計情報と伝送路状態パラメータとの関係
が、関係記憶部244にあらかじめ記憶されている。伝
送路状態を表す主なパラメータとしては、ドップラー周
波数(フェージングの速さ)、フェージングの深さ、平
均受信レベル対平均雑音レベル比(平均C/N)、遅延
分散量(反射によって変動する分散量)、及び見通し
(直接波)/見通し外(反射波)到達レベル比等があ
る。種々の伝送路状態におけるこれら複数の伝送路状態
パラメータの値とそれぞれの伝送路状態において得られ
る伝送誤り情報を含む統計情報との関係をあらかじめ実
験等によって求める。この求めた伝送誤り情報を含む統
計情報と伝送路状態パラメータ値との関係が、例え近似
的であっても数式で表される場合はこの数式を関係記憶
部244に記憶しておく。また、伝送誤り情報を含む統
計情報と伝送路状態パラメータ値との関係が、例えば表
1に示すようなテーブルで表わされる場合にはこのテー
ブルを関係記憶部244に記憶しておく。
【0043】
【表1】
【0044】伝送路状態判定部243は、このように関
係記憶部244にあらかじめ記憶されている関係を参照
し、第1及び第2の情報加工部241及び242から与
えられた伝送誤り情報を含む統計情報から伝送路状態パ
ラメータ値を求める。この関係が数式で表されている場
合は、得られた伝送誤り情報を含む統計情報をその数式
に代入することにより伝送路状態パラメータ値を求める
ことができる。その関係がテーブルとして表されている
場合は、実際に得られた伝送誤り情報を含む統計情報が
テーブルに記載されている伝送誤り情報を含む統計情報
に必ずしも完全に一致しない場合があり得る。その場合
は、実際に得られた伝送誤り情報を含む統計情報に最も
近いと判断されるテーブル値に対応する伝送路状態パラ
メータ値を求めるか、又は、実際に得られた伝送誤り情
報を含む統計情報に近いと判断される複数のテーブル値
に対応する複数の伝送路状態パラメータ値を参照して、
多数決又はパラメータ値の内挿などにより最も確かと考
えられる伝送路状態のパラメータ値を決定してもよい。
【0045】伝送誤り情報を含む統計情報と伝送路状態
パラメータ値との間には、定性的に例えば以下のような
関係がある。 バースト誤り長及びバースト誤り間隔とドップラー周
波数(フェージング速さ)との関係 バースト誤り長及びバースト誤り間隔が大きいほど、ド
ップラー周波数が低い(フェージングが遅い)。 受信レベル変動周期とドップラー周波数(フェージン
グ速さ)との関係 受信レベル変動周期が長いほど、ドップラー周波数が低
い(フェージングが遅い)。 受信レベル変動幅とフェージング深さとの関係 受信レベル変動幅が大きいほど、フェージングが深い。 一定時間内の誤り数の変動Σとフェージング深さとの
関係 誤り数の変動Σが大きいほどフェージングが深い。 一定時間内の平均受信レベルr及び平均雑音レベルと
平均C/Nとの関係 平均受信レベルrと平均雑音レベルとの比から平均C/
Nが求められる。 一定時間内の誤り数n、誤り訂正不能回数、平均受信
レベルr及び平均雑音レベルと遅延分散量との関係 平均受信レベルrと平均雑音レベルとの比(平均C/
N)が一定の場合に、一定時間内の誤り数n及び誤り訂
正不能回数が大きいほど、遅延分散量が大きい。
【0046】以上のような関係を定量的に評価すること
によって、数式又はテーブル等で伝送誤り情報を含む統
計情報と伝送路状態パラメータ値との間の関係を表わす
ことができる。例えば、PHSにおいて、1シンボル=
1バイト(8ビット)としたときにシンボル誤り間隔が
20バイト以内であれば誤りが連続しているものとし
て、バースト誤り長及びバースト誤り間隔とドップラー
周波数(フェージング速さ)との関係を求めた例を図5
に示す。このような関係を用いることにより、バースト
誤り長又はバースト誤り間隔からドップラー周波数の値
を決定することができる。
【0047】方式/パラメータ決定部25は、伝送路状
態検知部24から印加されるこのような伝送路状態パラ
メータ値に基づいて、その伝送路状態に最適なFEC方
式及びインタリーブ方式並びにFECパラメータ値及び
インタリーブパラメータ値を決定する。
【0048】本実施形態において、この方式/パラメー
タ決定部25は、次のような方法で方式及びパラメータ
値を決定する。まず、伝送路の状態を表すパラメータ
(例えばドップラー周波数(フェージングの速さ)、フ
ェージングの深さ、平均受信レベル対平均雑音レベル比
(平均C/N)、及び遅延分散量)の種類についていく
つかの代表的な組合わせを選ぶ。選んだ複数のパラメー
タで表わされる種々の伝送路状態について、最適又は最
適に近いと考えられるFEC方式及びインタリーブ方式
並びにFECパラメータ値及びインタリーブパラメータ
値をあらかじめ実験等により求める。この求めた伝送路
状態パラメータ値と最適方式及びパラメータ値との関係
が、例え近似的であっても数式で表される場合はこの数
式を記憶しておく。また、伝送路状態パラメータ値と最
適方式及びパラメータ値との関係が、例えば表2に示す
ようなテーブルで表わされる場合にはこのテーブルを記
憶しておく。
【0049】
【表2】
【0050】方式/パラメータ決定部25は、このよう
にあらかじめ記憶されている伝送路状態パラメータ値と
最適方式及びパラメータ値との関係を参照し、伝送路状
態検知部24から与えられる伝送路状態パラメータ値に
対して最適なFEC方式及びインタリーブ方式並びにF
ECパラメータ値及びインタリーブパラメータ値を求め
る。伝送路状態パラメータ値と最適方式及びパラメータ
値との関係が数式で表されている場合は、検知された伝
送路状態を表すパラメータ値をその数式に代入すること
により最適なFEC方式及びインタリーブ方式並びにF
ECパラメータ値及びインタリーブパラメータ値を求め
ることができる。その関係がテーブルとして表されてい
る場合は、検知された伝送路状態パラメータ値がテーブ
ルに記載されている代表的な伝送路状態に必ずしも完全
に一致しない場合があり得る。その場合は、検知された
伝送路状態パラメータ値に最も近いと判断されるテーブ
ル値に対応するFEC方式及びインタリーブ方式並びに
FECパラメータ値及びインタリーブパラメータ値を求
めるか、又は、検知された伝送路状態パラメータに近い
と判断される複数のテーブル値に対応する複数のFEC
方式及びインタリーブ方式並びにFECパラメータ値及
びインタリーブパラメータ値を参照して、多数決又はパ
ラメータ値の内挿などにより最適と考えられるFEC方
式及びインタリーブ方式並びにFECパラメータ値及び
インタリーブパラメータ値を決定してもよい。
【0051】伝送路状態パラメータ値とFEC方式及び
インタリーブ方式並びにFECパラメータ値及びインタ
リーブパラメータ値との間には、定性的に例えば以下の
ような関係を持たせることが望ましい。 ドップラー周波数(フェージング速さ)とインタリー
ブ長との関係 ドップラー周波数が低いほど、インタリーブ長(インタ
リーブブロック長×インタリーブ深さ)を大きくする。 平均C/N及び遅延分散量とFEC符号化率との関係 平均C/Nが高いほど、FEC符号化率を大きくする。
また、遅延分散量が小さいほど、FEC符号化率を大き
くする。
【0052】以上の説明においては、伝送誤り情報を含
む統計情報から最終的にFEC方式及びインタリーブ方
式並びにFECパラメータ値及びインタリーブパラメー
タ値を決定しているが、同様の方法によりFECパラメ
ータ値及びインタリーブパラメータ値の増減方向を決定
するように構成してもよい。
【0053】このようにして決定されたFEC方式及び
インタリーブ方式並びにFECパラメータ値及びインタ
リーブパラメータ値、又はパラメータ値の増減方向に関
する情報は、方式/パラメータ決定部25から、何らか
の方法により送信側のFEC符号化部11及びインタリ
ーブ部12へ必要に応じて伝えられる。通信が双方向で
行われている場合には、受信側から送信側への方向にも
通信回線が接続されていると考えられるので、これらの
情報をその通信回線を介して伝送することができる。ま
た、全く別の通信回線を設定してこれらの情報を伝送し
てもよい。
【0054】移動通信においては、フェージング等の影
響によって、連続的に誤りが発生する状態であるバース
ト的なビット誤りが発生する。その誤りの発生パターン
は、フェージングの速さ、フェージングの深さ、平均受
信レベル対平均雑音レベル比、及び遅延分散等の伝送路
状態に依存する。従って、本実施形態では、データ通信
中における、受信レベル、雑音レベル、訂正したビット
/シンボル誤りパルス、及び誤り訂正不能パルス等の生
情報と、一定時間内の平均受信レベルr、一定時間内の
受信レベル変動幅σ、受信レベル変動周期、一定時間内
の平均雑音レベル、一定時間内の誤り(訂正)数n、誤
り数の変動Σ、一定時間内の誤り訂正不能回数m、バー
スト誤り長、及びバースト誤り間隔等の加工情報とから
なる伝送誤り情報を含む統計情報から、フェージングの
速さ、フェージングの深さ、平均受信レベル対平均雑音
レベル比、及び遅延分散等の伝送路状態を表わすパラメ
ータ値を検知して、その伝送路状態に最適なFEC方式
及びインタリーブ方式並びにFECパラメータ値及びイ
ンタリーブパラメータ値をデータ通信中に選択して使用
することにより、常に伝送効率を最大にしているのであ
る。
【0055】図6は、本発明のディジタル移動通信シス
テムを利用したデータ通信における誤り制御システムの
他の実施形態を概略的に示すブロック図である。同図か
ら分かるように、この誤り制御システムは、送信側装置
61及び受信側装置62から構成されており、これら送
信側装置61及び受信側装置62は無線回線を含む伝送
路3によって接続されている。
【0056】この実施形態は、FEC方式のみで誤り制
御を行い、インタリーブ方式を使用しない場合であり、
図1の実施形態と同様の要素には同じ参照番号が付与さ
れている。送信側装置61では、FEC符号化部11の
出力が直接に送信部13に入力されるように構成されて
おり、一方、受信側装置62では、受信部23の出力が
直接FEC復号部21に入力されるように構成されてい
る。受信側装置62の方式/パラメータ決定部625
は、伝送路状態検知部24から与えられる伝送路状態パ
ラメータ値に応じてFEC方式及びそのパラメータ値を
決定する。インタリーブ及びデインタリーブを行わない
ことを除いて、本実施形態におけるその他の構成、動
作、及び作用効果は図1の実施形態の場合と全く同じで
ある。
【0057】図7は、本発明のディジタル移動通信シス
テムを利用したデータ通信における誤り制御システムの
さらに他の実施形態を概略的に示すブロック図である。
同図から分かるように、この誤り制御システムは、送信
側装置71及び受信側装置72から構成されており、こ
れら送信側装置71及び受信側装置72は無線回線を含
む伝送路3によって接続されている。
【0058】この実施形態は、移動通信において生ずる
誤り対策としてFEC方式及びインタリーブ方式に加え
てARQ方式をも使用する場合であり、図1の実施形態
と同様の要素には同じ参照番号が付与されている。
【0059】送信側装置71は、FEC符号化部11、
インタリーブ部12及び送信部13の他にARQ送信部
10を備えており、一方、受信側装置72は、受信部2
3、デインタリーブ部22及びFEC復号部21の他に
ARQ受信部20、伝送路状態検知部724及び方式/
パラメータ決定部725を備えている。
【0060】ARQ送信部10は送信側装置71に入力
されるデータを、ARQ制御に必要となるフレーム(A
RQフレーム)に変換して出力する。ARQフレーム
は、入力されたデータの他に、送信フレーム番号及び誤
り検出ビット数等のARQ制御に必要となる情報を付加
したものである。ARQ方式としては、一般に使用され
ているGo−Back−N方式、Selective
Repeat方式又はその他の方式等のいずれの方式で
も使用することができる。ARQ方式のパラメータとし
て、ARQフレーム長、最大誤り検出ビット数、及びフ
レーム番号モジュロ数等があり、本実施形態では、これ
らパラメータのうちの少なくとも1つがデータ通信中に
制御できるように構成されている。
【0061】FEC符号化部11、インタリーブ部12
及び送信部13は、図1の実施形態の場合と同じ構成を
有しており、同じ動作を行う。また、受信側装置72に
おける受信部23、デインタリーブ部22及びFEC復
号部21も図1の実施形態の場合と同じ構成を有してお
り、同じ動作を行う。
【0062】FEC復号部21においてFEC復号され
たデータは、ARQ受信部20に入力され、ARQフレ
ーム内のARQ制御情報に基づいて誤りが検査され、誤
りの有無に応じて使用するARQ方式に従った再送要求
処理を行う。なお、FEC復号部21において復号後の
誤りが検知された場合は、ARQ受信部20では誤りの
検査を行わず、FEC復号部21による検知された誤り
の有無に関する情報を利用してもよい。
【0063】ARQ方式に従った処理の一環として、受
信側のARQ受信部20から送信側のARQ送信部10
に対して、必要に応じてARQ制御に必要となる情報
(バックワード制御情報)を何らかの方法により伝送す
る。通信が双方向で行われている場合には、受信側から
送信側の方向にも通信回線が接続されていると考えられ
るので、この情報をその通信回線を介して伝送すること
ができる。また、全く別の通信回線を設定してこの情報
を伝送してもよい。
【0064】ARQ受信部20は、ARQ受信の処理と
同時に、ARQフレームの誤りに関する情報を得て伝送
路状態検知部724に出力する。これにより、伝送路状
態検知部724は、伝送誤り情報を含む統計情報とし
て、図1の実施形態における情報の他に上述したARQ
フレームの誤りに関する情報(生情報)及びそれを加工
した加工情報を用いて、図1の実施形態の場合と同様
に、受信した信号が通過した伝送路3の状態を検知し伝
送路状態パラメータ値を出力する。
【0065】方式/パラメータ決定部725は、伝送路
状態検知部724から出力された伝送路状態パラメータ
値に基づいて伝送路状態に最適なFEC方式、インタリ
ーブ方式及びARQ方式並びにFECパラメータ値、イ
ンタリーブパラメータ値及びARQパラメータ値を、図
1の実施形態の場合と同様に、決定する。
【0066】伝送路状態パラメータ値とFEC方式、イ
ンタリーブ方式及びARQ方式並びにFECパラメータ
値、インタリーブパラメータ値及びARQパラメータ値
との間には、定性的に例えば以下のような関係を持たせ
ることが望ましい。 ドップラー周波数(フェージング速さ)とインタリー
ブ長との関係 ドップラー周波数が低いほど、インタリーブ長(インタ
リーブブロック長×インタリーブ深さ)を大きくする。 フェージング深さ、平均C/N及び遅延分散量とAR
Qの有無との関係 平均C/Nが高く、フェージングが浅くかつ遅延分散量
が小さい場合は、ARQを用いない。 平均C/N及び遅延分散量とFEC符号化率との関係 平均C/Nが高いほど、FEC符号化率を大きくする。
また、遅延分散量が小さいほど、FEC符号化率を大き
くする。
【0067】なお、図1の実施形態の変更態様と同様
に、伝送誤り情報を含む統計情報から直接的に最適なF
EC方式、インタリーブ方式及びARQ方式並びにFE
Cパラメータ値、インタリーブパラメータ値及びARQ
パラメータ値を選択するようにしてもよい。
【0068】また、図1の実施形態の変更態様と同様
に、FECパラメータ値、インタリーブパラメータ値及
びARQパラメータ値の増減方向を決定するように構成
してもよい。
【0069】このようにして決定されたFEC方式、イ
ンタリーブ方式及びARQ方式並びにFECパラメータ
値、インタリーブパラメータ値及びARQパラメータ値
に関する情報、又はパラメータ値の増減方向に関する情
報は、方式/パラメータ決定部725から、何らかの方
法により送信側のARQ送信部10、FEC符号化部1
1及びインタリーブ部12に必要に応じて伝えられる。
前述したように、通信が双方向で行われている場合に
は、受信側から送信側の方向にも通信回線が接続されて
いると考えられるので、この情報をその通信回線を介し
て伝送することができる。また、全く別の通信回線を設
定してこの情報を伝送してもよい。
【0070】図8は、本発明のディジタル移動通信シス
テムを利用したデータ通信における誤り制御システムの
またさらに他の実施形態を概略的に示すブロック図であ
る。同図から分かるように、この誤り制御システムは、
送信側装置81及び受信側装置82から構成されてお
り、これら送信側装置81及び受信側装置82は無線回
線を含む伝送路3によって接続されている。
【0071】図7の実施形態では送信側でARQ送信の
後にFEC符号化を行っているが、この図8の実施形態
では逆の順序で行っている。従って、送信側ではFEC
符号化部11の後でインタリーブ部12の前にARQ送
信部10が置かれ、受信側ではデインタリーブ部22の
後でFEC復号部21の前にARQ受信部20が置かれ
る構成となっている。図7の実施形態と同様の要素には
同じ参照番号が付与されている。ARQとFECの順序
が逆であることを除いて、本実施形態におけるその他の
構成、動作、及び作用効果は図7の実施形態の場合と全
く同じである。
【0072】図9は、本発明のディジタル移動通信シス
テムを利用したデータ通信における誤り制御システムの
さらに他の実施形態を概略的に示すブロック図である。
同図から分かるように、この誤り制御システムは、送信
側装置91及び受信側装置92から構成されており、こ
れら送信側装置91及び受信側装置92は無線回線を含
む伝送路3によって接続されている。
【0073】この実施形態は、ARQ方式でのみ誤り制
御を行い、FEC方式及びインタリーブ方式を使用しな
い場合であり、図7の実施形態と同様の要素には同じ参
照番号が付与されている。送信側装置91では、ARQ
送信部10の出力が直接に送信部13に入力されるよう
に構成されており、一方、受信側装置92では、受信部
23の出力が直接ARQ受信部20に入力されるように
構成されている。受信側装置92の伝送路状態検知部9
24はARQ受信部20から与えられるARQフレーム
の誤りに関する情報及び受信部23から与えられる情報
とこれら情報を加工した情報とから伝送路状態を検知し
伝送路状態パラメータ値を出力する。方式/パラメータ
決定部925は、伝送路状態検知部924から与えられ
る伝送路状態パラメータ値に応じてARQ方式及びその
パラメータ値を決定する。FEC、インタリーブ及びデ
インタリーブを行わないことを除いて、本実施形態にお
けるその他の構成、動作、及び作用効果は図7の実施形
態の場合と全く同じである。
【0074】図10は、本発明のディジタル移動通信シ
ステムを利用したデータ通信における誤り制御システム
のまたさらに他の実施形態を概略的に示すブロック図で
ある。この実施形態は、互いに同一の構成であり各々が
送信側装置及び受信側装置の両方を有する通信端末Aと
通信端末Bとが伝送路3で接続されており、双方向のデ
ータ通信を行うことができるように構成されている。な
お、図7の実施形態と同様の要素には同じ参照番号が付
与されている。
【0075】本実施形態では、双方向の通信を行ってい
ることから、受信側から送信側に通知すべきFEC方
式、インタリーブ方式及びARQ方式並びにFECパラ
メータ値、インタリーブパラメータ値及びARQパラメ
ータ値に関する情報、又はパラメータ値の増減方向の変
更に関する情報を通信回線にのせて送ることができる。
具体的には、方式/パラメータ決定部725で決定され
た方式/パラメータに関する情報を方式/パラメータ情
報挿入部19に渡して送信すべきデータのなかに挿入す
る。これによって、方式/パラメータに関する情報が通
信回線を経由して相手側の端末まで送信される。相手側
の端末では、方式/パラメータ情報抽出部29において
送られてきた方式/パラメータに関する情報を抽出し、
それらをARQ送信部10、FEC符号化部11及びイ
ンタリーブ部12に設定することにより、方式/パラメ
ータの変更が達成される。なお、本実施形態において
は、ARQ制御情報についても双方向通信を利用して相
手側に伝えられることになるが、ARQ受信部20で生
成されたARQ制御情報はARQ送信部10において送
信データに挿入されて通信の相手側に伝えられる。以上
述べた双方向通信による情報の伝送に関する構成を除い
て、本実施形態におけるその他の構成、動作、及び作用
効果は図7の実施形態の場合と全く同じである。
【0076】以上述べた実施形態では、伝送誤り情報を
含む統計情報から伝送路状態を表わすパラメータ値を検
知し、検知した伝送路状態パラメータ値に応じて最適な
誤り制御方式及びそのパラメータ値を選択しているが、
伝送誤り情報を含む統計情報から直接的に最適な誤り制
御方式及びそのパラメータ値を選択するようにしてもよ
い。
【0077】図11は、本発明のディジタル移動通信シ
ステムを利用したデータ通信における誤り制御システム
のさらに他の実施形態を概略的に示すブロック図であ
る。この実施形態では、伝送誤り情報を含む統計情報か
ら直接的に最適なFEC方式及びインタリーブ方式並び
にFECパラメータ値及びインタリーブパラメータ値を
選択するようにしている。即ち、受信側装置112内の
方式/パラメータ決定部1125は、伝送誤り情報を含
む統計情報と伝送路状態パラメータ値との関係、及び伝
送路状態パラメータ値と最適方式/パラメータ値との関
係から、伝送誤り情報を含む統計情報と最適方式/パラ
メータ値との関係をあらかじめ求めて記憶しており、こ
の記憶されている関係を用いて、伝送誤り情報を含む統
計情報から直接的に最適なFEC方式及びインタリーブ
方式並びにFECパラメータ値及びインタリーブパラメ
ータ値を決定するように構成されている。上述の関係が
数式で表されている場合は、その数式を記憶しておく。
また、伝送誤り情報を含む統計情報と伝送路状態パラメ
ータ値との関係が前述した表1に示すようなテーブルで
表され、伝送路状態パラメータと最適方式/パラメータ
値との関係が表2に示すようなテーブルで表される場合
は、それらのテーブルをもとに、伝送誤り情報を含む統
計情報と最適方式/パラメータ値との関係を表3に示す
ようなテーブルの形で求めてこれを記憶しておく。
【0078】
【表3】
【0079】伝送誤り情報を含む統計情報から直接的に
最適なFEC方式及びインタリーブ方式並びにFECパ
ラメータ値及びインタリーブパラメータ値を求めること
を除いて、本実施形態におけるその他の構成、動作、及
び作用効果は図1の実施形態の場合と全く同じである。
また、図1の実施形態と同様の要素には同じ参照番号が
付与されている。
【0080】以上説明した実施形態によれば、例えばレ
ーリーフェージングの環境でC/N比が10dB程度の
伝送路状態においても、RS符号を使用して最適な方式
/パラメータを設定することによって誤りの影響を抑え
ることにより、0.5以上のスループットを達成するこ
とが可能である。また、基地局の近傍において通信を行
う場合等は、最適な方式/パラメータを設定することに
より、1.0に近いスループットを達成することができ
る。
【0081】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディジタル移動通信システムを利用したデータ通
信における誤り制御方法として、データ通信中に、伝送
誤り情報を含む統計情報を求め、この求めた伝送誤り情
報を含む統計情報からその時の伝送路状態に最適な誤り
制御方式及びパラメータを選択しているので、伝送路状
態の変動に応じて最適の誤り制御方式及びそのパラメー
タで誤り制御が可能となる。即ち、伝送路状態が良好な
場合は伝送効率(スループット)の向上を図り、伝送路
状態が悪くなった場合は回線品質を向上させるように適
応的に誤り制御することができる。
【0083】その結果、移動通信において基地局から離
れたところで平均的な受信レベルが低くフェージングが
激しい状況においても、本発明の誤り制御方法及び装置
を用いることにより、安定したデータ通信を提供するこ
とができる。また、本発明の誤り制御方法及び装置によ
れば、自動車又は歩行等による移動に伴って伝送路の状
態が大きく変動する場合においても安定したデータ通信
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル移動通信システムを利用し
たデータ通信における誤り制御システムの好ましい実施
形態を概略的に示すブロック図である。
【図2】FEC符号化されたデータのインタリーブ例を
示す図である。
【図3】インタリーブされたデータのデインタリーブ例
を示す図である。
【図4】図1の実施形態における伝送路状態検知部の具
体的構成例を示すブロック図である。
【図5】バースト誤り長及びバースト誤り間隔とドップ
ラー周波数との関係の一例を示す特性図である。
【図6】本発明のディジタル移動通信システムを利用し
たデータ通信における誤り制御システムの他の実施形態
を概略的に示すブロック図である。
【図7】本発明のディジタル移動通信システムを利用し
たデータ通信における誤り制御システムのさらに他の実
施形態を概略的に示すブロック図である。
【図8】本発明のディジタル移動通信システムを利用し
たデータ通信における誤り制御システムのまたさらに他
の実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図9】本発明のディジタル移動通信システムを利用し
たデータ通信における誤り制御システムのさらに他の実
施形態を概略的に示すブロック図である。
【図10】本発明のディジタル移動通信システムを利用
したデータ通信における誤り制御システムのまたさらに
他の実施形態を概略的に示すブロック図である。
【図11】本発明のディジタル移動通信システムを利用
したデータ通信における誤り制御システムのさらに他の
実施形態を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1、61、71、81、91 送信側装置 2、62、72、82、92、112 受信側装置 3 伝送路 10 ARQ送信部 11 FEC符号化部 12 インタリーブ部 13 送信部 19 方式/パラメータ情報挿入部 20 ARQ受信部 21 FEC復号化部 22 デインタリーブ部 23 受信部 24、724、924 伝送路状態検知部 25、625、725、925、1125 方式/パラ
メータ決定部 29 方式/パラメータ情報抽出部 241、242 情報加工部 243 伝送路状態判定部 244 関係記憶部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル移動通信システムを利用した
    データ通信における誤り制御方法であって、データ通信
    中に、受信側において伝送誤り情報を含む統計情報を求
    め、該求めた伝送誤り情報を含む統計情報に基づいて、
    無線回線上のその時の伝送路状態に最適な誤り制御方式
    及び該誤り制御方式のパラメータを求めて使用すること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 伝送誤り情報を含む統計情報と無線回線
    上の伝送路状態を表わす伝送路状態パラメータとのあら
    かじめ定めた関係を参照して、前記求めた伝送誤り情報
    を含む統計情報から伝送路状態パラメータの値を求め、
    該求めた伝送路状態パラメータ値に従って最適な誤り制
    御方式及び該誤り制御方式のパラメータを選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 伝送路状態を表わす伝送路状態パラメー
    タと使用すべき誤り制御方式及び該誤り制御方式のパラ
    メータとのあらかじめ定めた関係を参照して、前記求め
    た伝送路状態パラメータ値から前記誤り制御方式及び該
    誤り制御方式のパラメータを選択することを特徴とする
    請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送路状態パラメータが、無線回線
    におけるフェージングの速さ、フェージングの深さ、平
    均受信レベル対平均雑音レベル比及び遅延分散の少なく
    とも1つを含んでいることを特徴とする請求項2又は3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 伝送誤り情報を含む統計情報と使用すべ
    き誤り制御方式及び該誤り制御方式のパラメータとのあ
    らかじめ定めた関係を参照して、前記求めた伝送誤り情
    報を含む統計情報から前記誤り制御方式及び該誤り制御
    方式のパラメータを選択することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記伝送誤り情報を含む統計情報が、受
    信レベル、受信雑音レベル、訂正したビット誤り/シン
    ボル誤りに関する情報、及び誤り訂正不能を示す情報の
    少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から5
    のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記伝送誤り情報を含む統計情報が、一
    定時間内の誤り数、誤り数の変動、一定時間内の誤り訂
    正不能回数、バースト誤り長、バースト誤り間隔、一定
    時間内の平均受信レベル、一定時間内の受信レベル変動
    幅、受信レベル変動周期、及び一定時間内の平均雑音レ
    ベルを示す情報の少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記誤り制御方式がFEC方式を含んで
    いることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記FEC方式におけるFEC符号がリ
    ードソロモン符号であることを特徴とする請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記誤り制御方式がインタリーブ方式
    を含んでいることを特徴とする請求項1から9のいずれ
    か1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記誤り制御方式がARQ方式を含ん
    でいることを特徴とする請求項1から10のいずれか1
    項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ディジタル移動通信システムを利用し
    たデータ通信における誤り制御装置であって、データ通
    信中に、受信側において伝送誤り情報を含む統計情報を
    求める統計情報抽出手段と、該求めた伝送誤り情報を含
    む統計情報に基づいて、無線回線上のその時の伝送路状
    態に最適な誤り制御方式及び該誤り制御方式のパラメー
    タを使用する誤り制御方式/パラメータ使用手段とを備
    えたことを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 前記誤り制御方式/パラメータ使用手
    段が、伝送誤り情報を含む統計情報と無線回線上の伝送
    路状態を表わす伝送路状態パラメータとのあらかじめ定
    めた関係を記憶する第1の記憶手段と、該第1の記憶手
    段に記憶されている関係を参照して、前記求めた伝送誤
    り情報を含む統計情報から伝送路状態パラメータの値を
    求める伝送路状態パラメータ抽出手段と、該求めた伝送
    路状態パラメータ値に従って最適な誤り制御方式及び該
    誤り制御方式のパラメータを選択する選択手段とを含ん
    でいることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記選択手段が、伝送路状態を表わす
    伝送路状態パラメータと使用すべき誤り制御方式及び該
    誤り制御方式のパラメータとのあらかじめ定めた関係を
    記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手段に記憶さ
    れている関係を参照して、前記求めた伝送路状態パラメ
    ータ値から前記誤り制御方式及び該誤り制御方式のパラ
    メータを選択する手段とを含んでいることを特徴とする
    請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記伝送路状態パラメータが、無線回
    線におけるフェージングの速さ、フェージングの深さ、
    平均受信レベル対平均雑音レベル比及び遅延分散の少な
    くとも1つを含んでいることを特徴とする請求項13又
    は14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記誤り制御方式/パラメータ使用手
    段が、伝送誤り情報を含む統計情報と使用すべき誤り制
    御方式及び該誤り制御方式のパラメータとのあらかじめ
    定めた関係を記憶する第3の記憶手段と、該第3の記憶
    手段に記憶されている関係を参照して、前記求めた伝送
    誤り情報を含む統計情報から前記誤り制御方式及び該誤
    り制御方式のパラメータを選択する選択手段とを含んで
    いることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記伝送誤り情報を含む統計情報が、
    受信レベル、受信雑音レベル、訂正したビット誤り/シ
    ンボル誤りに関する情報、及び誤り訂正不能を示す情報
    の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12か
    ら16のいずれか1項に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記伝送誤り情報を含む統計情報が、
    一定時間内の誤り数、誤り数の変動、一定時間内の誤り
    訂正不能回数、バースト誤り長、バースト誤り間隔、一
    定時間内の平均受信レベル、一定時間内の受信レベル変
    動幅、受信レベル変動周期、及び一定時間内の平均雑音
    レベルを示す情報の少なくとも1つを含むことを特徴と
    する請求項12から17のいずれか1項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記誤り制御方式がFEC方式を含ん
    でいることを特徴とする請求項12から18のいずれか
    1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記FEC方式におけるFEC符号が
    リードソロモン符号であることを特徴とする請求項19
    に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記誤り制御方式がインタリーブ方式
    を含んでいることを特徴とする請求項12から20のい
    ずれか1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記誤り制御方式がARQ方式を含ん
    でいることを特徴とする請求項12から21のいずれか
    1項に記載の装置。
  23. 【請求項23】 請求項12から22のいずれか1項に
    記載の誤り制御装置を少なくとも一対含んでいる送信側
    装置及び受信側装置と、該送信側装置及び受信側装置を
    互いに接続する双方向伝送路とを備えたことを特徴とす
    るデータ通信システム。
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