JP2012522443A - 適応変調システムにおけるチャネルの推定 - Google Patents

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Abstract

【課題】適応変調通信システム用のデバイス(20)を提供する。
【解決手段】デバイス(20)は、FEC符号を介して符号化されたデータを通信チャネルから受信するように適合された入力デバイス(21)を備える。受信された符号化済みデータのFEC復号のため、及びFEC復号によって決定された誤り情報を提供するために、入力デバイス(21)のダウンストリームに接続されたFEC復号器(23)も提供される。本発明に従ったデバイスは、受信された符号化済みデータのFEC復号前に符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するための手段と、FEC復号器(23)によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段とを、さらに備える。第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて、通信チャネルの状態を推定するための手段(25)も提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、適応変調システムにおけるチャネルの推定に関する。より具体的には、本発明は、無線リンクの品質を向上させるために送信機によって変調及びチャネル符号化が使用される、無線通信システムに適応する。
適応変調は、その可用性に影響を与えることなく通信システムの容量を最大にするために使用される技法である。最も一般的な形では、適応変調を採用している通信システムは、トラフィック容量を最大化する目的で、変調順位(modulation order)及び前方誤り訂正(FEC)オーバヘッドなどの伝送パラメータを制御するために受信器側で導出される、チャネルの推定を使用する。
適応変調システムは図1に示されており、送信器側1及び受信器側2を含む。送信器側1は、情報源からロー・データ・ビットを受信するため、及びそのビットを送信用にスケジューリングするための、メディア・アクセス・コントローラ3a(MAC)を備え、選択される変調レベルMに応じてデータ・レートが増加又は減少する。FEC符号器4aは、MAC 3からのビットを符号化し、この符号化動作は、スクランブル(scrambling)、インタリーブ(interleaving)、ブロック・レベルに基づく外部及び内部符号の符号化、又は他の従来の符号化方法を含んでもよい。
次に、QAMの配置を定義するM点の数に基づく、使用中の変調モードに従ってFEC符号器4aからの符号化ビットストリームをマッピングするための、M点直交振幅変調(M−QAM)変調器5aが提供される。無線伝送の前に、M−QAM変調器5aからシンボルを無線伝送するための処理及び準備のために、TXフィルタ・セクション6aが使用される。
システムの受信器側2は、受信された無線信号上で第1のフィルタリング動作を実行するためのRXフィルタ・セクション6bと、たとえば定モジュラス(CM:Constant Modulus)及び判定指向型(DD:Decision Directed)の両方の更新方法を採用することなどにより、残余シンボル間干渉を除去することによって信号品質を復元する、適応等化器セクション7とを含む。受信器側2には、受信したシンボルをマッピング解除(demapping)するための軟判定(soft-decision)M−QAM復調器5bも提供され、FEC復号器4bは、復調器のダウンストリームで、軟情報(soft information)を使用して復調器5bからのマッピング解除されたビットストリームにFEC誤り訂正を適用する。最後に、第2のMAC3bが可変レート・データストリームを再パッケージングする。
送信器側1は、検出された無線伝搬条件に基づいて、受信器側2からコマンドを受信すると変調レベルMを切り換える機能を有する。たとえば、無線チャネル内の気象条件が晴れから大雨などへと悪化した場合、チャネルの容量低下により、QAM変調レベルMは256−QAMから64−QAMへと変更される可能性がある。
シンボルのマッピング解除とFECの復号の両方の前に使用可能な様々なタイプの情報がチャネル推定量(estimator)として使用されるシステムが知られている。特に、受信器側で測定された信号の平均二乗誤差(MSE)レベルを、信号対雑音比(SNR)又は信号対雑音及び干渉比(SNIR)の推定量として使用することが知られている。通常、MSEは、特定用途に応じて500ミリ秒から3ミリ秒までをカバーすることが可能な、受信した無線通信信号の時間枠全体にわたって測定及び平均化される。次に、平均化されたMSEが、変調又は物理層(PHY)モードのシフト・レベルに対応するしきい値と比較される。シフト中のビット誤りを避けるために、シフト・レベルにマージンがさらに追加され、このマージンは10−6のビット誤り率(BER)での基準SNIRを考慮に入れて算出される。
代わって、国際公開第WO00/76109号は、変調モードを決定するために誤り訂正後の信号強度及びBERの両方を考慮する方法を開示している。
国際公開第WO99/12302号では、BERは、品質レベルを示すための可能な手段のうちの1つとして開示されている。
既知のシステムに影響を与える欠点は、SNIRの信頼できる推定量を取得するために、無線枠全体などの比較的長い期間が必要なことである。
さらに、シンボルのマッピング解除前の受信器情報の使用は、受信器側で使用可能な変調情報のみを考慮に入れるため、符号化されていない信号のBERの挙動及びFEC符号化利得曲線形状は追跡されない。
他の欠点は、適応変調の目的でBERが考慮される場合、誤り後に使用可能なBER、たとえばFEC復号器のダウンストリームで測定されるBERが訂正されていることであり、これは無線チャネルにおける高速変動に対する反応が非常に遅いことを示唆する。
本発明の目的は、上記欠点のうちの少なくともいくつかを回避すること、及び特に適応変調システムに好適な方法及びデバイスを提供することである。
以下でより明らかとなるこの目的及び他の目的は、適応変調通信システムのための方法によって解決され、ここで前方誤り訂正(FEC)符号を通じて符号化されたデータは通信チャネルを通じて受信される。次に、受信された符号化済みデータのFEC復号前に使用可能な符号化済みデータの第1の誤り情報が測定される。符号化済みデータのFEC復号によって使用可能となった、第2の誤り情報も測定される。最後に、第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて、通信チャネルを介した伝送が制御される。
好ましくは、符号化済みデータのFEC復号は、通信チャネルを介して受信された変調済みデータ信号を復調すること、及び、その後、復調済みデータ信号に前方誤り訂正を適用することを含む。
変調済みデータ信号は直交振幅変調(QAM)データ信号であってよく、上記復調ステップは変調済みデータ信号に含まれるシンボルのQAMマッピング解除を含んでよい。
第1の誤り情報は、好ましくは受信した符号化済みデータの平均二乗誤差(MSE)レベルであり、より好ましくは、復調ステップ前の符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比(SNIR)の推定である。
代わって第2の誤り情報は、FEC復号中に検出される誤り数の時間的平均を含むことができる。こうした時間的平均は、有利なことに、通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出することができる。
第1の誤り情報は、事前に定義された率よりも速い通信チャネル状態の変動を検出するために使用することができる。さらにこの場合、第1の誤り情報を変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較することができる。
伝送を制御するために、好ましくは第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせが、通信チャネルを介した伝送モードの決定のために提供される。組み合わせの重みは、通信チャネル状態の変動率に依存するものであってよい。
FEC復号ステップは、単一パリティ・チェック(SPC)復号及びリード・ソロモン(RS)復号を含むことができる。この場合、第2の誤り情報は、SPC復号によって検出されたブロック誤り数とすることができる。
可能な代替として、FEC復号ステップは、低密度パリティ・チェック(LDPC)反復復号を含むことができる。この場合、第2の誤り情報は、第1の復号反復で失敗したパリティ・チェック数、又は第1の反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェック数とすることができる。
本発明に従って、適応変調通信システム用のデバイスも提供される。このデバイスは、FEC符号を通じて符号化されたデータを通信チャネルから受信するように適合された入力デバイスを備える。受信した符号化済みデータのFEC復号、及びFEC復号によって決定された誤り情報の提供のために、入力デバイスのダウンストリームに接続されたFEC復号器も提供される。さらに本発明に従ったデバイスは、受信した符号化済みデータのFEC復号前の符号化済みデータの第1の誤り情報を測定する手段と、FEC復号器によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段とを備える。第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて、通信チャネルの状態を推定するための手段も提供される。
本発明の好ましい実施形態に従ったデバイスは、入力デバイスとFEC復号器との間に接続された復調器を備える。この場合、第1の誤り情報を測定するための手段は、復調器と入力デバイスとの間で符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するように適合される。復調器はQAM復調器とすることができる。
適応変調通信システム用のデバイスにおいて、第1の誤り情報は、受信した符号化済みデータの平均二乗誤差レベルとすることができる。より具体的に言えば、第1の誤り情報は、復調器のアップストリームの符号化済みデータの、信号対雑音及び干渉比の推定とすることができる。
第2の誤り情報は、FEC復号中にFEC復号器によって検出された誤り数の時間的平均を含むことができる。こうした時間的平均は、好ましくは、通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出される。
通信チャネル状態を推定するための手段は、好ましくは、通信チャネル状態の変動が事前に定義された率よりも速い場合、第2の誤り情報よりも第1の誤り情報に対してより大きな重みを与えるように適合される。
さらに、通信チャネル状態を推定するための手段は、第1の誤り情報を変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較するように適合することもできる。
有利なことに、通信チャネル状態を推定するための手段は、通信チャネルを介した伝送モードを決定するために、第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせを提供するように適合され、この場合、組み合わせの重みは通信チャネル状態の変動率に依存する。
FEC復号器は、単一パリティ・チェック復号器及びリード・ソロモン復号器を含むことが可能であり、この場合、第2の誤り情報は、単一パリティ・チェック復号器によって検出されたブロック誤り数であるか、又はこれを含む。
代替として、FEC復号器は低密度パリティ・チェック反復復号器を含むことが可能であり、この場合、第2の誤り情報は、第1の復号反復で失敗したパリティ・チェックの数、又は第1の復号反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である。
本発明によれば、適応変調通信システムも提供され、前方誤り訂正符号を介して符号化されたデータを、通信チャネル状態に従って変調された符号化済みデータと共に、通信チャネルを介して伝送するための送信器ステージを備える。システムは、通信チャネルから符号化済みデータを受信するように適合された入力デバイスと、受信した符号化済みデータをFEC復号し、FEC復号によって決定された誤り情報を提供するために、入力デバイスのダウンストリームに接続されたFEC復号器とを含む、受信器ステージを備える。さらに受信器ステージは、受信した符号化済みデータのFEC復号前に符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するための手段と、FEC復号器によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段とを備える。受信器ステージは、第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて通信チャネルの状態を推定するための手段をさらに含むか、又はこれに接続される。
受信器ステージは、好ましくは、入力デバイスとFEC復号器との間に接続された復調器を備え、この場合、第1の誤り情報を測定するための手段は、復調器と入力デバイスとの間の符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するように適合される。
有利なことに、復調器は直交振幅変調復調器とすることができる。
第1の誤り情報に関しては、復調器のアップストリームの符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比の推定などの、受信した符号化済みデータの平均二乗誤差レベルとすることができる。
第2の誤り情報は、FEC復号中にFEC復号器によって検出された誤り数の時間的平均を含むことができる。こうした時間的平均は、通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出することができる。
通信チャネル状態を推定するための手段は、好ましくは、通信チャネル状態の変動が事前に定義された率よりも速い場合、第2の誤り情報よりも第1の誤り情報に対してより大きな重みを与えるように適合される。
さらに、通信チャネル状態を推定するための手段は、第1の誤り情報を変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較するように適合することができる。
通信チャネルを介して伝送モードを決定するために通信チャネル状態を推定するための手段によって、第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせを提供することが可能であり、この場合、組み合わせの重みは通信チャネル状態の変動率に依存することができる。
特定の実施形態では、FEC復号器は、単一パリティ・チェック復号器及びリード・ソロモン復号器を含む。第2の誤り情報は、単一パリティ・チェック復号器によって検出されたブロック誤り数とすることができる。
他の諸実施形態では、FEC復号器は低密度パリティ・チェック反復復号器を含み、第2の誤り情報は、第1の復号反復で失敗したパリティ・チェック数、又は第1の復号反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェック数である。
本発明に従った方法、システム、及びデバイスを用いると、従来技術によれば最後のBERが測定されるが、受信器の最後のMACブロック前にいくつかの機能ブロックが検出されるため、天候の急激な変化に対するクイック・レスポンスを適応変調システムに与えることが可能である。
SNIRなどの第1の誤り情報を、従来技術の変調シフト・レベルに対応するが、従来技術の追加のシフト・マージンを考慮することなく、しきい値と比較することができる。これは、第1の誤り情報がFEC復号器からシンボル決定前に測定されるためである。
さらに、シンボルのマッピング解除前後の誤り情報の組み合わせは、適用されているFECのタイプに関係なく実行することができる。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面において非制限的な例によって示された特定であるが排他的ではない実施形態の詳細な説明から、より明らかになろう。
従来技術に従った適応変調システムを示す図である。 本発明に従った適応変調システムのための受信器を示す図である。 図2の受信器に好適なチャネル推定手段を示す図である。 本発明の第1の好ましい実施形態に従った適応変調システムの送信器を示す図である。 図4の送信器のための対応する受信器を示す図である。 本発明の第2の好ましい実施形態に従った適応変調システムの送信器を示す図である。 図6の送信器のための対応する受信器を示す図である。 本発明に従ったチャネル推定方法を示す図である。
本発明の好ましい諸実施形態に従った受信器デバイス20が、図2に示される。このデバイスは、天候状態における変化の影響下にある無線チャネルなどの通信チャネルから、FEC符号を介して符号化されたデータを受信するように適合された、入力デバイス21を備える。こうしたデータは、図1の送信器1などの送信器によって生成された可能性がある。
入力デバイス21は、従来技術におけるように、無線チャネルから受信した無線信号において第1のフィルタリング動作を実行するため、及び、符号化済みデータを搬送するための、RXフィルタ・セクション21aを含むことができる。さらに入力デバイス21は、残余シンボル間干渉を除去することによって信号品質を復元するように適合された、適応等化器セクション21bも備えることが可能であり、このために、定モジュラス(CM)及び判定指向型(DD)の両方の更新方法を採用することができる。
FEC復号器23は、入力デバイス21のダウンストリームに接続され、受信した符号化済みデータを前方誤り訂正方法に従って復号するように、及び、FEC復号動作によって、又はその動作中に決定された誤り情報を提供するように、適合される。
本発明に従ったデバイスは、受信した符号化済みデータのFEC復号前に、符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するための手段と、FEC復号器によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段とをさらに備える。こうした手段は、第1及び第2の両方の誤り情報を取り出すように、FEC復号器23のアップストリーム及びFEC復号器のダウンストリームの両方で受信器デバイス20に接続された単一のデバイスによって提供可能である。図3を参照しながら説明するように、両方の誤り情報を交換するように適合された別々のデバイスを、代替に提供することができる。
第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて、通信チャネルの状態を推定し、リモート送信器1に送るための手段25も、受信器20自体に、又はこれと通信している状態で、提供される。こうした手段25は、好ましくは、チャネル状態又は変調レベルの変更を受信器から送信器へと通信するために既知の適応変調システムで使用される任意の既知の方法で、チャネル推定器25から決定を取り出し、これを送信器1に送信するように適合された、好適な制御論理26と結合される。
好ましくは、受信器デバイス20は、受信した符号化済みデータをマッピング解除し、FEC復号器に対応する符号化済みビットストリームを提供するために、入力デバイス21とFEC復号器23との間に接続されたM−QAM復調器22を備える。この場合、第1の誤り情報は、M−QAM復調器22と入力デバイス21との間で使用可能な符号化済みデータの誤り情報であり、本明細書では「決定前誤り情報」又は「シンボルのマッピング解除前誤り情報」としても示される。
より具体的には、第1の誤り情報は、復調器22のアップストリームで使用可能な符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比の推定などの、M−QAM復調器22によって受信されたシンボルの平均二乗誤差(MSE)レベルとすることができる。加えて、又は別の方法として、第1の誤り情報は、RX等化器セクション21bから推定されたシンボル間干渉のレベルを含むものとすることができる。
本明細書では「決定後誤り情報」とも呼ばれる第2の誤り情報は、FEC復号動作中にFEC復号器23によって検出された、いくつかの誤りの時間的平均を含むものとすることができる。以下でより良く説明されるように、こうした時間的平均は、通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い、たとえばその半分などの、積分時間にわたって算出される。
通信チャネル状態を推定及び通信するための手段25は、図3でより詳細に示されている。
こうした手段25は、好ましくは、FEC復号器からの決定前及び決定後に使用可能な誤り情報に関する別々の時間フィルタのカスケードと、重み付け及び組み合わせ論理とに基づく。
時間フィルタリング・ブロックは、各分岐において、選択可能時間ウィンドウを伴う第1及び第2の平均化フィルタ34a及び34bと、第1及び第2の誤り情報の、それぞれ第1及び第2の変化率検出器32a及び32bとを含む。
平均化フィルタ34a及び34bは、それぞれ、着信する誤り情報の特徴に従って調整される時間ウィンドウと共に、第1及び第2の誤り情報の平滑値(smoothed value)を取得するように適合される。
変化率検出器32a及び32bは、時間変形伝搬状態を検出及び追跡するように適合され、それぞれのフィルタ34a及び34bによって適用される時間ウィンドウに関して、一般的には短い、異なる時間ウィンドウ内で、着信する誤り情報の平均値を決定するために、それぞれ時間フィルタ31a及び31bが先行することが可能である。代替として、変化率検出器32a及び32bは、いずれのアップストリーム時間フィルタ31a及び31bもなしに、直接誤り情報を受信することができる。
重み付け及び組み合わせ論理35は、第1及び第2の両方の誤り情報の平均値と、第1及び第2の両方の誤り情報の変化率とを、別々のしきい値比較器33a/39a及び33b/39bで、それぞれ事前に定義されたしきい値と比較された後、前のブロックから受信するように適合される。
具体的には、第1及び第2の変化率しきい値比較器33a及び33bは、それぞれ、検出器32a及び32bからの第1及び第2の誤り情報の変化率を受信し、これを複数の変化率しきい値と比較するために好適である。これに代わって、第1及び第2の平均しきい値比較器39a及び39bは、時間平均化された第1及び第2の誤り情報をフィルタ34a及び34bからそれぞれ受信するため、ならびに、これを事前に定義された平均誤りしきい値と比較するために好適である。
論理35は、平均量に関する別々の重みを設定するために、ブロック33a、39a、33b、及び39bで比較の結果を使用するように適合された、重み付け手段36a及び36bをさらに備える。
最後に、これらの重み付けされた量を合計して、最終的な推定量関数値を取得するために、論理35内に加算器手段37が含められ、その後この関数値が、変調シフト・レベルなどの推定量しきい値の所定のセットと比較するために、しきい値比較器38に送られる。
本発明の第1の好ましい実施形態に従った適応変調システムが、図4及び図5に示されている。システムの送信側40は、リード・ソロモン(RS)外部符号及び単一パリティ・チェック(SPC)内部符号を備える、連結方式に基づくMACコントローラ41及びFEC符号器を含む。このため、FEC符号器は、RX符号器42及びSPC符号器43を含み、これらは、図1を参照しながら前述したような従来のM−QAM変調器44及びTXフィルタ45のアップストリームに提供される。
第1の好ましい実施形態に従ったシステムの受信器側50は、前述のデバイス21に対応する、すなわち従来技術に従ったRXフィルタ51a及びRX等化器51bを備える、入力デバイス51を備える。
FEC復号器は、前述のM−QAM復調器22に対応するM−QAM復調器52のダウンストリームに提供された、SPC復号器53及びRS復号器54を含む。
第2の誤り情報は、SPC復号器によって検出されたブロック誤り数であるか、又はこれを含むが、第1の誤り情報は、復調器52のアップストリームで使用可能なSNIRである。加えて、又は別の方法として、第1の誤り情報は、RX等化器セクション51bからの推定されたシンボル間干渉レベルを含むことができる。
本発明の第2の好ましい実施形態に従った適応変調システムが、図6及び図7に示されている。システムの送信側60は、図1を参照しながら前述したような従来のM−QAM変調器63及びTXフィルタ64のアップストリームに提供された、MACコントローラ61及び低密度パリティ・チェック(LDPC)符号器62を含む。
LDPC符号は、反復的に復号されるブロック符号であり、すべてのパリティ・チェックが満足されるか又は最大反復回数に達するまで、所定の最大反復回数の間、入力ビット値の推定を精緻化する。例として、最大反復回数は20に固定される。
本発明の第1の好ましい実施形態に従ったシステムの受信器側70は、前述のデバイス21に対応する、すなわち従来技術に従ったRXフィルタ71a及びRX等化器71bを備える、入力デバイス71を備える。
FEC復号器はLDPC復号器73であり、その後に従来のMAC 74が続く。この実施形態では、第2の誤り情報は、第1の復号反復で失敗したパリティ・チェックの数、又は第1の復号反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である。こうした2種類の誤り情報について、以下で別々に対処する。
上記説明に基づいて、本発明の動作(200)はほぼ以下の通りである(図8)ことに留意されたい。前方誤り訂正、FEC符号を介して符号化されたデータを、無線通信チャネルを介して受信した後、ステップ201で、受信された符号化済みデータのFEC復号前に使用可能な符号化済みデータの第1の誤り情報が測定される。次に、ステップ202で、FEC復号器によって使用可能となった第2の誤り情報も測定される。最後に、ステップ204で、第1の誤り情報及び第2の誤り情報の両方に基づいて、通信チャネルを介した伝送が制御される。
ステップ204で使用される第1の誤り情報及び第2の誤り情報の組み合わせは、チャネル状態を推定し、その結果最も適切な伝送変調を選択するために、重み付けされた組み合わせであり、重みは、第1の誤り情報によって決定されたチャネル状態の変化率に依存して、ゼロまで変化する可能性もある。
図4及び図5に示された本発明の第1の好ましい実施形態の動作は、以下の通りである。
SNIR値は、時間フィルタ34aによって1つの無線枠にわたって積分され、ブロック32aで検出されたその変化率がブロック33aで2つのしきい値のセットと比較され、最高のしきい値は高速反応しきい値とみなされ、最低のしきい値は標準しきい値とみなされる。
SPC復号器53によって検出された誤り数は、無線枠の半分の期間にわたって時間フィルタ34bで積分される。
論理35での重みは、上位2ビットで表される小数と想定され、以下のように設定可能である。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を超えた場合、SNIR値の重みはブロック36aで1に設定され、復号器53から検出された誤りの重みはブロック36bで0に設定されるため、結果として切り換えモードの指示は、チャネル伝搬状態の高速変化率に反応する。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を下回る場合、SNIR値の重みはブロック36aで0.5に設定され、復号器53から検出された誤りの重みはブロック36bで0.5に設定されるため、結果としてどちらの指示も最終的なPHYモード切り換え決定において等しい重みが与えられる。
SNIRの変化率が標準しきい値を下回る場合、SNIR値の重みはブロック36aで0に設定され、復号器53から検出された誤りの重みはブロック36bで1に設定されるため、結果として最終的なPHYモード切り換え決定は、最も正確に検出された誤り情報に依存する。
代替として、SPC復号器53での誤り数の変化率は論理35によって考慮されることも可能である。特に、SNIR値は1つの無線枠にわたりフィルタ34aによって積分され、その変化率は前述のようにブロック33aで2つのしきい値と比較される。
SPC復号器53から検出された誤り数は、ブロック34bで無線枠の半分の期間にわたって積分され、検出器32bで検出されたその変化率はブロック33bで2つのしきい値のセットと比較され、最高の値が高速反応しきい値である。重みは、上位2ビットで表される小数であるものと想定される。
組み合わせ論理における重みは、以下のように設定される。
SNIRが減少し、SNIR変化率及び検出された誤りの変化率の両方がそれぞれの高速反応しきい値を超える場合、SNIR値の重みは0.75に設定され、検出された誤りの重みは0.25に設定されるため、結果としてチャネル伝搬状態の最速情報に優先権が与えられる。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を下回り、検出された誤りの変化率が高速反応しきい値を超える場合、SNIR値の重みは0に設定され、検出された誤りの重みは1に設定されるため、結果として最終的なPHYモード切り換え決定は、最も信頼できる検出された誤り情報に基づいて実行される。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率及び検出された誤りの変化率の両方が標準から高速までの反応しきい値間にある場合、SNIRの重みは0.25に設定され、検出された誤り平均の重みは0.75に設定されるため、結果として最も信頼できる情報は、最終的なPHYモード決定でより多くの重みを有することになる。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率が標準しきい値を下回る場合、SNIRの重みは0に設定され、検出された誤り平均の重みは1に設定されるため、結果として最も信頼できる情報が最終的なPHYモード決定で使用されることになる。
図6及び図7に示された第2の好ましい実施形態の動作は、以下の通りとすることができる。
第1の実施形態の場合と同様に、SNIR値は、フィルタ34aで1つの無線枠にわたって積分され、その変化率がブロック33aで2つのしきい値のセットと比較され、最高のしきい値が高速反応しきい値とみなされる。
LDPC復号器73の第1の反復で算出された失敗したパリティ・チェックの数は、無線枠の半分の期間に対応するLDPCブロック数にわたって平均化される(以下の説明ではFECインジケータと呼ばれる)。重みは、上位2ビットで表される小数であるものと想定される。
組み合わせ論理25における重みは、以下のように設定される。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を超える場合、SNIR値の重みはブロック36aで1に設定され、FECインジケータの重みはブロック36bで0に設定されるため、結果として切り換えモードの指示は、チャネル伝搬状態の高速変化率に反応する。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を下回り、FECインジケータの変化率が高速反応しきい値を超える場合、
平均化されたSNIR値の重みはブロック36aで0に設定され、検出された誤り平均の重みはブロック36bで1に設定されるため、結果として最終的なPHYモード切り換え決定は、最も信頼できる検出された誤り情報に基づいて実行される。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率及びFECインジケータの変化率の両方が標準から高速までの反応しきい値間にある場合、SNIRの重みはブロック36aで0.25に設定され、検出された誤り平均の重みはブロック36bで0.75に設定されるため、結果として最も信頼できる情報は、最終的なPHYモード決定でより多くの重みを有することになる。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率が標準しきい値を下回る場合、SNIRの重みは0に設定され、FECインジケータの重みは1に設定されるため、結果として最も信頼できる情報が最終的なPHYモード決定で使用されることになる。
誤り情報が第1回とは異なる反復、たとえば4回目の反復で失敗したパリティ・チェックの数である場合、以下のように与えられる。
SNIR値はブロック34aで1つの無線枠にわたって積分され、ブロック32aからのその変化率は、ブロック33aで前述のように2つのしきい値のセットと比較される。
LDPC復号器73の4回目の反復で算出された失敗したパリティ・チェックの数は、無線枠の半分の期間に対応するLDPCブロック数にわたって平均化され(以下の説明では「FECインジケータ」と呼ばれる)、検出器32bからのその変化率は2つのしきい値のセットと比較され、最高のしきい値が高速反応しきい値である。重みは、上位2ビットで表される小数であるものと想定される。
この場合、組み合わせ論理35内の重みは以下のように設定される。
SNIRが減少し、SNIRの変化率及びFECインジケータの変化率の両方が高速反応しきい値を超える場合、高速反応情報及び最も信頼できる情報の両方に重みを与えるために、SNIR値の重みはブロック36aで0.50に設定され、検出された誤りの重みはブロック36bで0.50に設定される。
SNIRが減少し、その変化率が高速反応しきい値を下回り、FECインジケータの変化率が高速反応しきい値を超える場合、SNIR値の重みはブロック36aで0に設定され、FECインジケータの重みはブロック36bで1に設定されるため、結果として最終的なPHYモード切り換え決定は、最も信頼できる情報に基づいて実行される。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率及びFECインジケータの変化率の両方が標準から高速までの反応しきい値間にある場合、平均化されたSNIRの重みはブロック36aで0.25に設定され、FECインジケータの重みはブロック36bで0.75に設定されるため、結果として最も信頼できる情報は、最終的なPHYモード決定でより多くの重みを有することになる。
SNIRの変化方向に関係なく、SNIR変化率が標準しきい値を下回る場合、平均化されたSNIRの重みはブロック36aで0に設定され、FECインジケータの重みはブロック36bで1に設定されるため、結果として最も信頼できる情報が最終的なPHYモード決定で使用されることになる。
以上、本発明が所期の目標及び目的を達成することが示されてきた。特に、従来技術によれば最後のBERが測定されるが、受信器の最後のMACブロック前にいくつかの機能ブロックが検出されるため、天候の急激な変化に対するクイック・レスポンスを適応変調システムに与えることが可能である。
SNIRなどの第1の誤り情報を、従来技術の変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較することが可能であるが、従来技術の追加のシフト・マージンを考慮に入れる必要はない。
さらに、適用されているFECのタイプに関係なく、シンボルのマッピング解除前後の誤り情報の組み合わせが実行可能である。
明らかなことに、当業者であれば本発明の範囲を逸脱することなくいくつかの修正が明らかとなり、容易に実行できるであろう。したがって特許請求の範囲は、例示の形で説明した図面又は好ましい実施形態によって限定されるものではなく、むしろ、当業者によって等価として取り扱われるすべての特徴を含む、本発明の範囲内にある特許の新規性のすべての特徴を包含するものとする。
いずれかの請求項に記載された技術的特徴には参照符号が付けられているが、これらの参照符号は単に請求項の了解度を上げる目的で含められているものであるため、こうした参照符号は、例えばこうした参照符号によって識別された各要素の解釈にいかなる限定的な影響も与えるものではない。

Claims (40)

  1. 適応変調通信システムのための方法(200)であって、
    −前方誤り訂正、FEC符号を通じて符号化されたデータを、通信チャネルを通じて受信するステップと、
    −前記受信された符号化済みデータのFEC復号前に使用可能な前記符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するステップ(201)と、
    −前記符号化済みデータの前記FEC復号によって使用可能となった、第2の誤り情報を測定するステップ(202)と、
    −前記第1の誤り情報及び前記第2の誤り情報の両方に基づいて、前記通信チャネルを介した伝送を制御するステップ(204)と、
    を含む方法。
  2. 前記符号化済みデータの前記FEC復号は、前記通信チャネルを介して受信された変調済みデータ信号を復調するステップと、その後、前記復調済みデータ信号に前記前方誤り訂正を適用するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記変調済みデータ信号は直交振幅変調、QAMデータ信号であり、前記復調ステップは、前記変調済みデータ信号に含まれるシンボルをQAMマッピング解除するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の誤り情報は、前記受信された符号化済みデータの平均二乗誤差レベルである、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記第1の誤り情報は、前記復調前の前記符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比の推定である、請求項2又は4に記載の方法。
  6. 前記第2の誤り情報は、前記FEC復号中に検出された、いくつかの誤りの時間的平均を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記時間的平均は、前記通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出される、請求項6に記載の方法。
  8. 事前に定義された率よりも速い通信チャネル状態の変動を検出するために、前記第1の誤り情報を使用するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の誤り情報は変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較される、請求項1又は8に記載の方法。
  10. 前記伝送を制御するステップは、前記通信チャネルを介する伝送モードを決定するために、前記第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせを提供するステップを含み、前記組み合わせの前記重みは前記通信チャネル状態の変動率に依存する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記FEC復号は、単一パリティ・チェック復号及びリード・ソロモン復号を含み、前記第2の誤り情報は、前記単一パリティ・チェック復号によって検出されたブロック誤り数である、請求項1又は2に記載の方法。
  12. 前記FEC復号は、低密度パリティ・チェック反復復号を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  13. 前記第2の誤り情報は、前記第1の復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第2の誤り情報は、前記第1の反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である、請求項12に記載の方法。
  15. 適応変調通信システムのためのデバイス(20)であって、
    −前方誤り訂正、FEC符号を通じて符号化されたデータを、通信チャネルをから受信するように適合された入力デバイス(21)と、
    −前記受信された符号化済みデータのFEC復号のため、及び前記FEC復号によって決定された誤り情報を提供するために、前記入力デバイス(21)のダウンストリームに接続されたFEC復号器(23)と、
    −前記受信された符号化済みデータのFEC復号前に、前記符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するための手段(32a、34a)と、
    −前記FEC復号器によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段(32b、34b)と、
    −前記第1の誤り情報及び前記第2の誤り情報の両方に基づいて、前記通信チャネルの状態を推定するための手段(25)と、
    を備えるデバイス。
  16. 前記入力デバイスと前記FEC復号器との間に接続された復調器(22)をさらに備え、前記第1の誤り情報を測定するための前記手段は、前記復調器(22)と前記入力デバイス(21)との間の前記符号化済みデータの前記第1の誤り情報を測定するように適合された、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記復調器(22)は直交振幅変調復調器である、請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記第1の誤り情報は、前記受信された符号化済みデータの平均二乗誤差レベルである、請求項15又は16に記載のデバイス。
  19. 前記第1の誤り情報は、前記復調器(22)のアップストリームの前記符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比の推定である、請求項16又は18に記載のデバイス。
  20. 前記第2の誤り情報は、前記FEC復号中に前記FEC復号器(23)によって検出された、いくつかの誤りの時間的平均を含む、請求項15又は16に記載のデバイス。
  21. 前記時間的平均は、前記通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出される、請求項20に記載のデバイス。
  22. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(25)は、前記通信チャネル状態の変動が事前に定義された率よりも速い場合、前記第2の誤り情報よりも前記第1の誤り情報に対してより大きな重みを与えるように適合された、請求項15に記載のデバイス。
  23. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(35)は、前記第1の誤り情報を変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較するように適合された、請求項15又は22に記載のデバイス。
  24. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(25)は、前記通信チャネルを介する伝送モードを決定するために、前記第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせを提供するように適合され、前記組み合わせの前記重みは前記通信チャネル状態の変動率に依存する、請求項15に記載のデバイス。
  25. 前記FEC復号器(23)は、単一パリティ・チェック復号器(53)及びリード・ソロモン復号器(54)を含み、前記第2の誤り情報は、前記単一パリティ・チェック復号器(53)によって検出されたブロック誤り数である、請求項15又は16に記載のデバイス。
  26. 前記FEC復号器(23)は、低密度パリティ・チェック反復復号器(73)を含む、請求項15又は16に記載のデバイス。
  27. 前記第2の誤り情報は、前記第1の復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である、請求項26に記載のデバイス。
  28. 前記第2の誤り情報は、前記第1の復号反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である、請求項26に記載のデバイス。
  29. 前方誤り訂正符号を通じて符号化されたデータを、通信チャネルを介して伝送するための送信器ステージ(40、60)を備える、適応変調通信システムであって、前記符号化済みデータは前記通信チャネル状態に従って変調され、
    −前記符号化済みデータを前記通信チャネルから受信するように適合された入力デバイス(21)と、
    −前記受信された符号化済みデータのFEC復号のため、及び前記FEC復号によって決定された誤り情報を提供するために、前記入力デバイスのダウンストリームに接続されたFEC復号器(23)と、
    −前記受信された符号化済みデータのFEC復号前に、前記符号化済みデータの第1の誤り情報を測定するための手段(32a、34a)と、
    −前記FEC復号器によって決定された第2の誤り情報を測定するための手段(32b、34b)と、
    −前記第1の誤り情報及び前記第2の誤り情報の両方に基づいて、前記通信チャネルの状態を推定するための手段(25)と、
    を含む、受信器ステージ(50、70)を備える、システム。
  30. 前記受信器ステージは、
    前記入力デバイスと前記FEC復号器との間に接続された復調器(22)を備え、前記第1の誤り情報を測定するための前記手段は、前記復調器と前記入力デバイスとの間の前記符号化済みデータの前記第1の誤り情報を測定するように適合された、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記復調器(22)は直交振幅変調復調器である、請求項30に記載のシステム。
  32. 前記第1の誤り情報は、前記受信された符号化済みデータの平均二乗誤差レベルである、請求項29又は30に記載のシステム。
  33. 前記第1の誤り情報は、前記復調器(22)のアップストリームの前記符号化済みデータの信号対雑音及び干渉比の推定である、請求項30又は32に記載のシステム。
  34. 前記第2の誤り情報は、前記FEC復号中に前記FEC復号器(23)によって検出された、いくつかの誤りの時間的平均を含む、請求項29又は30に記載のシステム。
  35. 前記時間的平均は、前記通信チャネル内の無線枠の持続時間よりも短い積分時間にわたって算出される、請求項34に記載のシステム。
  36. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(25)は、前記通信チャネル状態の変動が事前に定義された率よりも速い場合、前記第2の誤り情報よりも前記第1の誤り情報に対してより大きな重みを与えるように適合された、請求項29に記載のシステム。
  37. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(25)は、前記第1の誤り情報を変調シフト・レベルに対応するしきい値と比較するように適合された、請求項29又は36に記載のシステム。
  38. 前記通信チャネル状態を推定するための前記手段(25)は、前記通信チャネルを介する伝送モードを決定するために、前記第1及び第2の誤り情報の重み付けされた組み合わせを提供するように適合され、前記組み合わせの前記重みは前記通信チャネル状態の変動率に依存する、請求項29に記載のシステム。
  39. 前記FEC復号器(23)は、単一パリティ・チェック復号器(53)及びリード・ソロモン復号器(54)を含み、前記第2の誤り情報は、前記単一パリティ・チェック復号器(53)によって検出されたブロック誤り数である、請求項29又は30に記載のシステム。
  40. 前記FEC復号器(23)は低密度パリティ・チェック反復復号器(73)を含み、前記第2の誤り情報は、前記第1の復号反復で失敗したパリティ・チェックの数であるか、又は前記第1の復号反復とは異なる復号反復で失敗したパリティ・チェックの数である、請求項29又は30に記載のシステム。
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