JP2001007785A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP2001007785A
JP2001007785A JP11172620A JP17262099A JP2001007785A JP 2001007785 A JP2001007785 A JP 2001007785A JP 11172620 A JP11172620 A JP 11172620A JP 17262099 A JP17262099 A JP 17262099A JP 2001007785 A JP2001007785 A JP 2001007785A
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良昌 白崎
Hiroaki Sudo
浩章 須藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で信頼性及び伝送効率の
高い通信を行うことができる通信装置を提供すること。 【解決手段】 第1送信部は、第1FEC符号化部が符
号化した送信信号を伝送路を介して送信する。回線品質
判定部は、第2受信部からの伝送路に関する情報と、第
2FEC復号化部からの復号化時における誤りに関する
情報と、に基づいて伝送路の回線品質を判定する。UW
発生部は、回線品質に応じてユニークワードを設定す
る。第2送信部は、第2FEC符号化部が符号化した送
信信号に、UW発生部からのユニークワードを付加した
信号を、伝送路を介して送信する。UW検出部は、第1
受信部からの受信信号に付加されたユニークワードを検
出する。第1FEC復号化部は、第1受信部からの受信
信号を、UW検出部による検出結果に応じて復号化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤り制御方式を用
いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置には、伝送路における雑
音、減衰歪み等による通信品質の劣化の対策として、一
般に、以下に述べるような誤り制御方式を用いたものが
ある。上記誤り制御方式としては、主に、ARQ(Auto
matic Repeat Request)方式及びFEC(Forward Erro
r Correcting)方式が用いられている。
【0003】ARQ方式は、受信装置側において、デー
タに含まれる誤りを検出し、送信装置に対してデータの
再送を要求する方式である。このARQ方式には、主
に、SW(Stop and Wait)方式、GBN(Go Back N)
方式及びSR(Selective Repeat)方式等があり、用途
に応じて上記方式の中から最適なものが用いられる。
【0004】FEC方式は、送信装置側において伝送デ
ータに冗長ビットを付加し、受信装置側において誤り訂
正を行う方式である。このFEC方式には、BCH符号
及びReed−Solomon符号等の誤り訂正符号
が、用途に応じて用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信装置におい
ては、あらかじめ決められた1つの誤り制御方式を用い
て通信を行う。例えば、FEC方式の通信装置において
は、BCH符号及びReed−Solomon符号等の
うちいずれか1つの誤り訂正符号を固定して用いてい
る。しかしながら、通信時においては、伝送路の回線状
態は様々な要因により常時変化する。特に、無線通信時
においては、フェージング等の要因が加わるため、より
頻繁に伝送路の回線状態は変化する。このため、上記従
来の通信装置においては、以下に述べるような問題が生
ずる。
【0006】すなわち、伝送路の回線状態が良好である
場合には、伝送容量の一部を誤り制御用に充てた結果と
して不要な誤り制御を行うこととなり、伝送効率が低下
する。逆に、伝送路の回線状態が悪化した場合には、誤
り制御が不充分となり、伝送スループット(伝送速度)
が低下する。
【0007】上記問題に対処するための通信装置とし
て、伝送路の回線状態に応じて誤り制御方式を変化させ
る方法を採用したものがあるが、このような通信装置に
おいては、通信相手に誤り制御を変更した旨を報知する
ための装置又は通信回線を、別途設ける必要がある。こ
のため、装置全体が複雑かつ高価なものとなるのみなら
ず、コストが上昇するという問題がある。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な回路構成で信頼性及び伝送効率の高い通
信を行うことができる通信装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、受信し
た信号に基づいて伝送路の回線品質を判定し、この回線
品質に最適な誤り制御方式を採用するとともに、採用し
た誤り制御方式を通信相手に報知するための情報(ユニ
ークワード)を送信信号に付加するようにしたことであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、通信中の
伝送路の回線状態を判定する判定手段と、前記判定結果
に応じた少なくとも1つの誤り制御方式を用いて送信信
号を制御する送信制御手段と、前記判定結果に応じた誤
り制御方式に関する情報を前記送信信号に付加する信号
処理手段と、を具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、伝送路の回線品質に適
した誤り制御方式を用いて、送信信号を送信するととも
に、送信信号に付加した情報により、用いた誤り制御方
式を通信相手に報知するので、通信相手は、正確に信号
を取り出すことができる。したがって、通信相手に対し
て、信頼性及び伝送効率の高い信号を簡単な回路構成で
送信することができる。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記誤り制御方式は、前記判定結果に応じた符号化
方式を用いて前記送信信号を符号化する方式である構成
を採る。
【0013】この構成によれば、伝送路の回線品質に適
した符号化方式を用いて、送信信号を符号化するととも
に、送信信号に付加した情報により、用いた符号化方式
を通信相手に対して報知するので、通信相手は、正確に
信号を取り出すことができる。したがって、通信相手に
対して、信頼性及び伝送効率の高い信号を簡単な回路構
成で送信することができる。
【0014】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、前記誤り制御方式は、前記判定結果に応じた再送方
式を用いて前記送信信号から送信すべき信号を選択する
方式である構成を採る。
【0015】この構成によれば、伝送路の回線品質に適
した再送方式を用いて、再送すべき信号を選択するとと
もに、送信信号に付加した情報により、用いた再送方式
を通信相手に対して報知するので、通信相手は、第2の
態様に比べて、さらに正確に信号を取り出すことができ
る。したがって、通信相手に対して、さらに信頼性及び
伝送効率が高い信号を簡単な回路構成で送信することが
できる。
【0016】本発明の第4の態様は、伝送路の回線状態
の判定結果に基づいて選択された誤り制御方式に関する
情報が付加された受信信号を受信する受信手段と、前記
情報の内容に応じた誤り制御方式を用いて前記受信信号
を制御する受信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、通信相手により送信さ
れた信号に付加された情報の内容に応じた誤り制御方式
を用いて、上記信号を制御するので、正確に信号を取り
出すことができる。したがって、簡単な回路構成で信頼
性及び伝送効率の高い信号を受信することができる。
【0018】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記誤り制御方式は、前記情報の内容に応じた復号
化方式を用いて前記受信信号を復号化する方式である構
成を採る。
【0019】この構成によれば、通信相手により送信さ
れた信号に付加された情報の内容に応じた復号化方式を
用いて、上記信号を復号化するので、正確に信号を復号
化することができる。したがって、簡単な回路構成で信
頼性及び伝送効率の高い信号を正確に受信することがで
きる。
【0020】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記誤り制御方式は、前記情報の内容に応じた受信
方式を用いて前記受信信号を識別する方式である構成を
採る。
【0021】この構成によれば、通信相手により送信さ
れた信号に付加された情報の内容に応じた受信方式を用
いて、上記信号を受信するので、上記信号が再送データ
であるのか否かを正確に識別することができる。したが
って、簡単な回路構成で信頼性及び伝送効率の高い信号
をさらに正確に受信することができる。
【0022】本発明の第7の態様の基地局装置は、第2
の態様の通信装置を備える送信部と、第5の態様の通信
装置を備える受信部と、を具備する構成を採る。
【0023】この構成によれば、基地局装置は、信頼性
及び伝送効率の高い信号を送信する送信部と、信頼性及
び伝送効率の高い信号を正確に受信する受信部と、を備
えるので、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行う
ことができる。
【0024】本発明の第8の態様の通信端末装置は、第
2の態様の通信装置を備える送信部と、第5の態様の通
信装置を備える受信部と、を具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、通信端末装置は、信頼
性及び伝送効率の高い信号を送信する送信部と、信頼性
及び伝送効率の高い信号を正確に受信する受信部と、を
備えるので、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行
うことができる。
【0026】本発明の第9の態様の基地局装置は、第3
の態様の通信装置を備える送信部と、第6の態様の通信
装置を備える受信部と、を具備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、基地局装置は、より信
頼性及び伝送効率の高い信号を送信する送信部と、より
信頼性及び伝送効率の高い信号を正確に受信する受信部
と、を備えるので、さらに信頼性及び伝送効率の高い双
方向通信を行うことができる。
【0028】本発明の第10の態様の通信端末装置は、
第3の態様の通信装置を備える送信部と、第6の態様の
通信装置を備える受信部と、を具備する構成を採る。
【0029】この構成によれば、通信端末装置は、より
信頼性及び伝送効率の高い信号を送信する送信部と、よ
り信頼性及び伝送効率の高い信号を正確に受信する受信
部と、を備えるので、さらに信頼性及び伝送効率の高い
双方向通信を行うことができる。
【0030】本発明の第11の態様は、通信中の伝送路
の回線状態を判定する判定手段と、前記判定結果に応じ
た少なくとも1つの誤り制御方式に関する情報を送信信
号に付加する信号処理手段と、を具備する構成を採る。
【0031】この構成によれば、通信相手により送られ
た信号に基づいて、この信号が送られた伝送路の回線品
質を判定するとともに、送信信号に付加した情報によ
り、この判定結果を通信相手に報知するので、通信相手
は、用いる伝送路の回線品質を判定することができる。
これにより、用いる伝送路が通信相手と異なる場合にお
いても、通信相手は、それが用いる伝送路の回線品質に
適した送信方法を採ることができる。したがって、簡単
な回路構成で信頼性及び伝送効率の高い信号を受信する
ことができる。
【0032】本発明の第12の態様は、伝送路の回線状
態の判定結果に基づいて選択された誤り制御方式に関す
る情報が付加された受信信号を受信する受信手段と、前
記情報の内容に応じた誤り制御方式を用いて送信信号を
制御する送信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0033】この構成によれば、通信相手により送られ
た信号に付加された情報の内容に応じて、誤り制御方式
を選択するので、例えば、用いる伝送路の回線品質を上
記情報に含めるようにすることにより、上記回線品質に
最適な誤り制御方式を用いて、通信相手に信号を送信す
ることができる。これにより、用いる伝送路が通信相手
と異なる場合においても、通信相手に対して、信頼性及
び伝送効率の高い信号を簡単な回路構成で送信すること
ができる。
【0034】本発明の第13の態様は、第12の態様に
おいて、前記誤り制御方式は、前記情報の内容に応じた
符号化方式を用いて前記送信信号を符号化する方式であ
る構成を採る。
【0035】この構成によれば、用いる伝送路の回線品
質に応じた符号化方式を用いて、送信信号を符号化する
ので、上記伝送路が通信相手と異なる場合においても、
通信相手に対して、信頼性及び伝送効率の高い信号を簡
単な回路構成で送信することができる。
【0036】本発明の第14の態様は、第13の態様に
おいて、前記誤り制御方式は、前記情報の内容に応じた
再送方式を用いて前記送信信号から送信すべき信号を選
択する方式である構成を採る。
【0037】この構成によれば、用いる伝送路の回線品
質に応じた再送方式を用いて、再送すべき信号を選択す
るので、第13の態様に比べて、通信相手に対して、さ
らに信頼性及び伝送効率の高い信号を簡単な回路構成で
送信することができる。
【0038】本発明の第15の態様の基地局装置は、第
11の態様の通信装置を備える受信部と、第12の態様
から第14の態様のいずれかの通信装置を備える送信部
と、を具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、基地局装置は、用いる
伝送路が通信相手と異なる場合においても、信頼性及び
伝送効率の高い信号を受信する受信部と、信頼性及び伝
送効率の高い信号を送信する送信部と、を備えるので、
信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うことができ
る。
【0040】本発明の第16の態様の通信端末装置は、
第11の態様の通信装置を備える受信部と、第12の態
様から第14の態様のいずれかの通信装置を備える送信
部と、を具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、通信端末装置は、用い
る伝送路が通信相手と異なる場合においても、信頼性及
び伝送効率の高い信号を受信する受信部と、信頼性及び
伝送効率の高い信号を送信する送信部と、を備えるの
で、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うことが
できる。
【0042】本発明の第17の態様は、判定手段と、送
信制御手段と、信号処理手段と、送信手段と、を具備す
る第1通信装置における前記判定手段により、通信中の
伝送路の回線状態を判定する工程と、前記送信制御手段
により、前記判定結果に応じた少なくとも1つの誤り制
御方式を用いて送信信号を制御する工程と、前記信号処
理手段により、前記判定結果に応じた誤り制御方式に関
する情報を前記送信信号に付加する工程と、前記送信手
段により、前記送信信号を前記伝送路を介して第2通信
装置に送信する工程と、受信手段と、受信制御手段と、
を具備する第2通信装置における前記受信手段により、
前記伝送路の回線状態の判定結果に基づいて選択された
誤り制御方式に関する情報が付加された受信信号を前記
伝送路を介して受信する工程と、前記受信制御手段によ
り、前記情報の内容に応じた誤り制御方式を用いて前記
受信信号を制御する工程と、を具備する方法を採る。
【0043】この方法によれば、通信相手に対して、信
頼性及び伝送効率の高い信号を送信することができると
同時に、通信相手から送信された信号を正確に受信する
ことができる。したがって、簡単な回路構成で信頼性及
び伝送効率の高い通信を行う通信装置を提供することが
できる。
【0044】本発明の第18の態様は、判定手段と、信
号処理手段と、送信手段と、を具備する第1通信装置に
おける前記判定手段により、通信中の第1伝送路の回線
状態を判定する工程と、前記信号処理手段により、前記
判定結果に応じた少なくとも1つの誤り制御方式に関す
る情報を送信信号に付加する工程と、前記送信手段によ
り、前記送信信号を第2伝送路を介して第2通信装置に
送信する工程と、受信手段と、送信制御手段と、送信手
段と、を具備する第2通信装置における前記受信手段に
より、前記第1伝送路の回線状態の判定結果に基づいて
選択された誤り制御方式に関する情報が付加された受信
信号を前記第2伝送路を介して受信する工程と、前記送
信制御手段により、前記情報の内容に応じた誤り制御方
式を用いて送信信号を制御する工程と、前記送信手段に
より、前記送信信号を前記第1伝送路に送信する工程
と、を具備する方法を採る。
【0045】この方法によれば、この構成によれば、用
いる伝送路が通信相手と異なる場合においても、通信相
手に対して、信頼性及び伝送効率の高い信号を送信する
ことができると同時に、通信相手から送信された信号を
正確に受信することができる。したがって、簡単な回路
構成で信頼性及び伝送効率の高い通信を行う通信装置を
提供することができる。
【0046】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態に
おいては、本実施の形態に係る通信装置が、TDMA
(TimeDivision Multiple Access)方式の無線通信を行
う場合について説明するが、本発明は、これに限定され
ず、有線通信を行う場合についても適用できるものであ
る。
【0047】(実施の形態1)本実施の形態は、送信/
受信方法としてTDD(Time Division Duplex)方式を
用いる場合の形態である。図1は、本発明の実施の形態
1に係る通信装置が用いられるシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【0048】図1において、本実施の形態に係る通信装
置である第1通信装置101と第2通信装置102と
が、伝送路103を介して無線通信を行う様子を示す。
なお、本実施の形態においては、説明を簡単にするため
に、第1通信装置101を通信端末装置、第2通信装置
102を基地局装置とし、さらに、第1通信装置101
が受信を行い、第2通信装置102が送信を行うものと
する。
【0049】以下、第1通信装置101と第2通信装置
102のそれぞれの内部構成について説明する。まず、
第1通信装置101の内部構成について説明する。
【0050】第1FEC符号化部104は、送信データ
を所定のFEC符号化方式により符号化した後、第1送
信部105に送る。第1送信部105は、第1FEC符
号化部104により符号化された送信データを伝送路1
03を介して第2通信装置102に送信する。
【0051】第1受信部106は、伝送路103を介し
て第2通信装置102から信号を受信し、受信した信号
におけるデータ(受信データ)をUW検出部107と第
1FEC復号化部114とに送る。UW検出部107
は、第1受信部106から送られた受信データに付加さ
れたユニークワードの反転の有無を判定する。なお、上
記ユニークワードは、第1通信装置101と第2通信装
置102との間で、伝送路の回線状態に応じた符号化方
式を相互に報知するための情報である。上記ユニークワ
ードの詳細については後述する。また、UW検出部10
7は、上記判定の結果を示す信号(以下「ユニークワー
ド判定結果信号」という。)を第1FEC復号化部11
4に送る。
【0052】第1FEC復号化部114は、UW検出部
107から送られたユニークワード判定結果信号に応じ
たFEC復号化方式により、第1受信部106から送ら
れた受信データの復号化を行う。
【0053】次いで、第2通信装置102の内部構成に
ついて説明する。第2受信部108は、伝送路103を
介して第1通信装置101から信号を受信する。また、
第2受信部108は、受信した信号におけるデータ(受
信データ)を第2FEC復号化部109に送る。また、
第2受信部108は、受信した信号から、受信信号レベ
ル、フェージング状態、遅延分散、アイ開口率及び受信
信号ひずみ等の伝送路情報(以下「伝送路情報」とい
う。)を抽出し、抽出した伝送路情報を回線品質判定部
110に送る。
【0054】第2FEC復号化部109は、所定の復号
化方式、すなわち、第1通信装置101における第1F
EC符号化部104のFEC符号化方式に応じた復号化
方式により、第2受信部108から送られた受信データ
の復号化を行う。また、第2FEC復号化部109は、
上記復号化時に発生した誤りに関する情報(以下「誤り
情報」という。)を回線品質判定部110に送る。
【0055】回線品質判定部110は、第2受信部10
8から送られた伝送路情報及び第2FEC復号化部10
9から送られた誤り情報に基づいて、伝送路103の回
線品質の状態を判定し、判定結果に関する情報(以下
「符号化情報」という。)を第2FEC符号化部111
とUW発生部112とに送る。
【0056】第2FEC符号化部111は、2種類のF
EC符号化方式により符号化を行うものであり、回線品
質判定部110から送られた符号化情報に応じてFEC
符号化方式を選択し、選択したFEC符号化方式により
送信データの符号化を行う。すなわち、第2FEC符号
化部111は、伝送路103の回線品質に応じたFEC
符号化方式により、送信データの符号化を行う。
【0057】具体的には、第2FEC符号化部111
は、伝送路103の回線品質がやや悪いと判定した場合
には、BCH符号を用いて送信データの符号化を行い、
また、伝送路103の回線品質が悪いと判定した場合に
は、Reed−Solomon符号を用いて送信データ
の符号化を行う。さらに、第2FEC符号化部111
は、上記のように符号化した送信データを第2送信部1
13に送る。
【0058】UW発生部112は、第2FEC符号化部
111が用いた符号化方式を第1通信装置101に報知
するための3ビット構成のユニークワードを生成する。
ここでは、上記ユニークワードが「001」である場合
を例にとり、以下の説明を行う。なお、本実施の形態に
おいては、ユニークワードが3ビット構成である場合に
ついて説明するが、本発明は、これに限定されず、ユニ
ークワードの構成ビット数は変更可能なものである。
【0059】UW発生部112は、回線品質判定部11
0から送られた符号化情報に応じて、上記のように生成
したユニークワードのパターンを反転させるか否かを決
定する。具体的には、UW発生部112は、伝送路10
3の回線品質がやや悪い場合には、上記ユニークワード
のパターンを反転させず「001」とし、伝送路103
の回線品質が悪い場合には、上記ユニークワードのパタ
ーンを反転させて「110」とする。
【0060】結果として、UW発生部112は、第2F
EC符号化部111がBCH符号を用いた場合には、上
記ユニークワードのパターンを反転させず「001」と
し、第2FEC符号化部111がReed−Solom
on符号を用いた場合には、上記ユニークワードのパタ
ーンを反転させて「110」とすることになる。さら
に、UW発生部112は、上記のようなユニークワード
を第2送信部113に送る。
【0061】第2送信部113は、第2FEC符号化部
111により符号化された送信データの前に、UW発生
部112から送られたユニークワードを付加した信号
を、伝送路103を介して第1通信装置101に送信す
る。
【0062】次いで、上記構成の第1通信装置101及
び第2通信装置102の動作を説明する。第1通信装置
101において、送信データは、第1FEC符号化部1
04により、所定の符号化方式により符号化された後、
第1送信部105に送られる。第1送信部105では、
第1FEC符号化部104により符号化された送信デー
タが、伝送路103を介して、第2通信装置102に送
信される。
【0063】この後、第2通信装置102において、第
1通信装置101から送信された信号は、第2受信部1
08により受信される。第2受信部108により受信さ
れた信号における受信データは、第2FEC復号化部1
09に送られる。また、第2受信部108では、受信さ
れた信号から上述した伝送路情報が抽出され、抽出され
た伝送路情報は、回線品質判定部110に送られる。
【0064】第2FEC復号化部109では、所定の復
号化方式、すなわち、第1通信装置101における第1
FEC符号化部104の符号化方式に応じた復号化方式
により、第2受信部108から送られた受信データは、
復号化される。また、第2FEC復号化部109から
は、上述した誤り情報が回線品質判定部110に送られ
る。
【0065】回線品質判定部110では、第2受信部1
08から送られた伝送路情報及び第2FEC復号化部1
09から送られた誤り情報に基づいて、伝送路103の
回線品質の状態が判定され、上述した符号化情報が、第
2FEC符号化部111とUW発生部112とに送られ
る。
【0066】第2FEC符号化部111では、2種類の
符号化方式のうち、回線品質判定部110から送られた
符号化情報に応じて選択された符号化方式により、送信
データは符号化されて第2送信部113に送られる。具
体的には、符号化情報により伝送路103の回線品質が
やや悪いと判定された場合には、送信データはBCH符
号により符号化され、伝送路103の回線品質が悪いと
判定された場合には、送信データはReed−Solo
mon符号により符号化される。
【0067】UW発生部112では、上述したように、
3ビット構成のユニークワード「001」が生成され
る。このユニークワードは、回線品質判定部110から
送られた符号化情報に応じて、反転されるか否かが決定
される。すなわち、上記ユニークワードは、伝送路10
3の回線品質がやや悪いと判定された場合には、反転さ
れず「001」とされ、伝送路103の回線品質が悪い
と判定された場合には、反転されて「110」とされ
る。
【0068】結果として、第2FEC符号化部111に
おいて選択されたBCH符号又はReed−Solom
on符号に対応して、それぞれ「001」又は「11
0」のユニークワードが、決定されることになる。
【0069】第2送信部113では、第2FEC符号化
部111により符号化された送信データの前に、UW発
生部112から送られたユニークワードが付加された信
号が、伝送路103を介して第1通信装置101に送信
される。
【0070】さらに、第1通信装置101において、第
2通信装置102から送信された信号は、第1受信部1
06により受信される。第1受信部106により受信さ
れた信号における受信データは、UW検出部107と第
1FEC復号化部114とに送られる。
【0071】UW検出部107では、第1受信部106
から送られた受信データに付加されたユニークワードが
反転されているか否かについての判定が行われる。すな
わち、上記ユニークワードが「001」又は「110」
であるか判定される。判定後、上述したユニークワード
判定結果信号が、第1FEC復号化部114に送られ
る。
【0072】第1FEC復号化部114では、第1受信
部106から送られた受信データは、UW検出部107
から送られたユニークワード判定結果信号に応じた復号
化方式により、復号化される。すなわち、受信データ
は、ユニークワードが「001」である場合には、BC
H符号による符号化方式に応じた復号化方式で復号化さ
れ、ユニークワードが「110」である場合には、Re
ed−Solomon符号による符号化方式に応じた復
号化方式で復号化される。
【0073】このように、本実施の形態によれば、第2
通信装置102は、第1通信装置101から受信した信
号に基づいて伝送路103の回線品質を判定した後、伝
送路103の回線品質に応じて、2種類の符号化方式の
いずれかを選択して送信データを符号化するとともに、
上記符号化方式に応じて変化させたユニークワード(反
転又は非反転)を上記送信データに付加して第1通信装
置101に送信するので、第1通信装置101は、上記
ユニークワードの反転の有無を判定することにより、第
2通信装置102が用いた符号化方式に応じた復号化方
式により受信データを復号することができる。
【0074】これにより、第2通信装置102は、伝送
路103の回線品質に応じたFEC符号化方式により送
信データを符号化して送信できると同時に、第1通信装
置101は、第2通信装置102が用いたFEC符号化
方式に応じて、容易に受信データを復号することができ
る。
【0075】したがって、第1通信装置101及び第2
通信装置102は、簡単な回路構成で信頼性及び伝送効
率の高い通信を行うことができる。
【0076】なお、本実施の形態においては、第1通信
装置101を通信端末装置とし、第2通信装置102を
基地局装置とした場合のみについて説明したが、本発明
は、これに限定されず、第1通信装置101を基地局装
置とし、第2通信装置102を通信端末装置とした場合
にも適用できるものである。
【0077】また、本実施の形態においては、第1通信
装置101が受信を行い、第2通信装置102が送信を
行う場合のみについて説明したが、第1通信装置101
及び第2通信装置102は、ともに送信と受信の両方を
行うものである。すなわち、第1通信装置101には、
第2通信装置102における回線品質判定部110及び
UW発生部112に相当するものが設けられており、ま
た、第2通信装置102には、第1通信装置101にお
けるUW検出部107に相当するものが設けられてい
る。これにより、第1通信装置101と第2通信装置1
02は、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うこ
とができる。
【0078】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1に、誤り制御方式としてFEC方式に加えてAR
Q方式を採用して、伝送路の回線品質に応じてARQ制
御方式を変更する形態である。以下、実施の形態2に係
る通信装置について、図2を用いて説明する。図2は、
本実施の形態に係る通信装置が用いられるシステムを示
すブロック図である。
【0079】図2において、本実施の形態に係る通信装
置である第1通信装置201と第2通信装置202と
が、伝送路103を介して無線通信を行う様子を示す。
なお、本実施の形態においては、第1通信装置201を
通信端末装置、第2通信装置202を基地局装置とし、
さらに、第1通信装置201が受信を行い、第2通信装
置202が送信を行うものとする。また、本実施の形態
において、実施の形態1と同様の構成要素については、
同一符号を付して詳しい説明を省略する。以下、実施の
形態1と相違する点について説明する。
【0080】まず、第1通信装置201の内部構成につ
いて説明する。第1FEC復号化部203は、UW検出
部107から送られたユニークワード判定結果信号に応
じたFEC復号化方式により、第1受信部106から送
られた受信データの復号化を行う。また、第1FEC復
号化部203は、上記受信データの誤りを訂正すること
ができた場合には、上記受信データを第1ARQ制御部
204に送り、上記受信データの誤りを訂正することが
できない場合には、上記受信データを廃棄する。
【0081】第1ARQ制御部204は、UW検出部1
07から送られるユニークワード判定結果信号に応じ
て、第1FEC復号化部203から送られる受信データ
が再送データであるか否かについて判定し、この判定に
基づいて上記受信データの受信を行う。
【0082】また、第1ARQ制御部204は、第1F
EC復号化部203から送られた受信データから、再送
要求をすべきデータ、すなわち、第1FEC復号化部2
03により廃棄されたデータを判定するとともに、この
判定結果を示す情報(以下「ARQ制御情報」とい
う。)を第1送信部205に送る。
【0083】第1送信部205は、第1ARQ制御部2
04から送られたARQ制御情報及び第1FEC符号化
部104から送られた送信データを、伝送路103を介
して第2通信装置202に送信する。
【0084】次いで、第2通信装置202の内部構成に
ついて説明する。第2ARQ制御部206は、第2受信
部108からARQ制御情報を入力し、また、回線品質
判定部110から符号化情報を入力する。第2ARQ制
御部206は、上記ARQ制御情報に基づいて再送すべ
きデータを判定した後、上記符号化情報に応じて、すな
わち、伝送路103の回線品質に応じて、2種類の再送
方法のいずれかにより、再送すべきデータとして判定し
たデータを第2FEC符号化部111に送る。
【0085】具体的には、第2ARQ制御部206は、
符号化情報により伝送路103の回線品質がやや悪いと
判定した場合には、SR(Selective Repeat)方式を用
い、伝送路103の回線品質が悪いと判定した場合に
は、GBN(Go Back N)方式を用いる。ここで、SR
方式では、再送要求のあったデータのみを再送し、ま
た、GBN方式では、再送要求のあったデータ以降のす
べてのデータを再送する。
【0086】次いで、上記構成の第1通信装置201及
び第2通信装置202の動作を説明する。第1通信装置
201において、第1FEC復号化部203によりFE
C復号化された受信データは、第1ARQ制御部204
に送られる。第1ARQ制御部204では、第1FEC
復号化部203から送られた受信データにおいて、誤り
訂正がなされず廃棄されたデータが存在するか否かにつ
いて、判定がなされた後、上述したARQ制御情報が第
1送信部205に送られる。
【0087】第1送信部205では、第1FEC符号化
部104によりFEC符号化された受信データととも
に、第1ARQ制御部204から送られたARQ制御情
報が、伝送路103を介して第2通信装置202に送信
される。
【0088】この後、第2通信装置202において、第
1通信装置201から送信された信号は、第2受信部1
08により受信される。第2受信部108により受信さ
れた信号におけるARQ制御情報は、第2ARQ制御部
206に送られる。一方、第2受信部108により受信
された信号及びこの受信信号における受信データは、そ
れぞれ回線品質判定部110及び第2FEC復号化部1
09に送られ、実施の形態1と同様な処理が行われる。
【0089】ここで、回線品質判定部110が出力した
符号化情報は、第2ARQ制御部206と第2FEC符
号化部111とUW発生部112とに送られる。第2F
EC符号化部111及びUW発生部112では、実施の
形態1と同様な処理が行われる。
【0090】一方、第2ARQ制御部206では、第2
受信部108から送られたARQ制御信号に基づいて再
送すべきデータが認識された後、再送すべきデータとし
て認識されたデータは、回線品質判定部110から送ら
れた符号化情報に応じて、上述した2種類の再送方法の
いずれかの方法で、第2FEC符号化部111に送られ
る。具体的には、再送すべきデータとして認識されたデ
ータは、回線品質がやや悪いと判定された場合には、S
R方式により再送され、回線品質が悪いと判定さてた場
合には、GBN方式により再送される。
【0091】結果として、UW発生部112では、第2
ARQ制御部206によりSR方式が用いられ、第2F
EC符号化部111によりBCH符号が用いられた場合
には、ユニークワードのパターンは、反転されず「00
1」とされる。また、第2ARQ制御部206によりG
BN方式が用いられ、第2FEC符号化部111により
Reed−Solomon符号が用いられた場合には、
ユニークワードのパターンは、反転されて「110」と
される。
【0092】第2送信部113では、第2FEC符号化
部111から送られた再送データの前に、UW発生部1
12から送られたユニークワードが付加された信号が、
伝送路103を介して第1通信装置201に送信され
る。
【0093】さらに、第1通信装置201において、第
2通信装置202から送信された信号は、第1受信部1
06により受信される。第1受信部106により受信さ
れた信号は、実施の形態1と同様に、UW検出部107
からのユニークワード判定結果信号に応じた復号化方式
により復号化された後、第1ARQ制御部204に送ら
れる。
【0094】第1ARQ制御部204では、UW検出部
107からのユニークワード判定結果信号に応じて、第
1FEC復号化部203から送られた受信データが受信
される。すなわち、UW検出部107から送られたユニ
ークワードが「001」である場合には、SR方式の誤
り制御方式に応じて、また、上記ユニークワードが「1
10」である場合には、GBN方式の誤り制御方式に応
じて、第1FEC復号化部203から送られた受信デー
タは、再送データであるのか否かが識別される。
【0095】このように、本実施の形態によれば、第2
通信装置202は、第1通信装置201から再送要求を
受けた場合においても、第1通信装置201から受信し
た信号に基づいて伝送路103の回線品質を判定した
後、伝送路103の回線品質に応じて、2種類のARQ
方式の再送方法のいずれかを選択して再送データを送信
するとともに、上記ARQ方式に応じて変化させたユニ
ークワード(反転又は非反転)を上記送信データに付加
して第1通信装置201に送信するので、第1通信装置
201は、上記ユニークワードの反転の有無を判定する
ことにより、第2通信装置202が用いたARQ方式の
再送方法に応じて受信データを受信することができる。
【0096】これにより、第2通信装置202は、伝送
路103の回線品質に応じた再送方法により再送データ
を送信できると同時に、上記回線品質に応じたFEC符
号化方式により再送データを符号化して送信できる。さ
らに、第1通信装置201は、第2通信装置202が用
いた符号化方式に応じて、容易に受信データを復号する
ことができると同時に、第2通信装置202が用いた再
送方法に応じた受信を行うことができる。
【0097】したがって、第1通信装置101及び第2
通信装置102は、実施の形態1に比べて、さらに信頼
性及び伝送効率の高い通信を簡単な回路構成で行うこと
ができる。
【0098】なお、本実施の形態においては、第1通信
装置201を通信端末装置とし、第2通信端末装置20
2を基地局装置とした場合のみについて説明したが、本
発明は、これに限定されず、第1通信装置201を基地
局装置とし、第2通信装置202を通信端末装置とした
場合にも適用できるものである。
【0099】また、本実施の形態においては、第1通信
装置201が受信を行い、第2通信装置202が送信を
行う場合のみについて説明したが、第1通信装置201
及び第2通信装置202は、ともに送信と受信の両方を
行うものである。すなわち、第1通信装置201には、
第2通信装置202における回線品質判定部110、U
W発生部112、及び第2ARQ制御部206に相当す
るものが設けられており、また、第2通信装置202に
は、第1通信装置201におけるUW検出部107及び
第1ARQ制御部204に相当するものが設けられてい
る。これにより、第1通信装置201と第2通信装置2
02は、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うこ
とができる。
【0100】(実施の形態3)実施の形態1及び実施の
形態2は、上述したように、送信/受信方法としてTD
D方式を用いた場合の形態である。TDD方式では、第
1通信装置が第2通信装置に信号を送信するための伝送
路(チャネル)と、第2通信装置が第1通信装置に信号
を送信するための伝送路(チャネル)とが、同一であ
る。このため、第2通信装置は、第1通信装置から送ら
れた信号により上記伝送路の回線品質を判定した後、上
記回線品質に応じたFEC符号化方式又はARQ再送方
式を用いて、第1通信装置にデータを送信することがで
きる。
【0101】ところで、FDD(Frequency Division D
uplex)方式では、ある通信装置が送信に用いる伝送路
(チャネル)と受信に用いる伝送路(チャネル)とは異
なる。このため、実施の形態1及び実施の形態2に係る
通信装置は、FDD方式では用いられない。そこで、送
信/受信方法として、TDD方式だけでなくFDD方式
も用いることができるようにする形態が、実施の形態3
及び実施の形態4である。
【0102】実施の形態3は、実施の形態1に係る通信
装置をTDD方式だけでなくFDD方式にも利用できる
ようにする場合の形態である。以下、本実施の形態に係
る通信装置について、図3を用いて説明する。図3は、
本実施の形態に係る通信装置が用いられるシステムを示
すブロック図である。
【0103】図3において、本実施の形態に係る通信装
置である第1通信装置301と第2通信装置302と
が、伝送路303を介して無線通信を行う様子を示す。
なお、本実施の形態においては、説明を簡単にするため
に、第1通信装置301を基地局装置、第2通信装置3
02を通信端末装置とし、さらに、第1通信装置301
が送信を行い、第2通信装置302が受信を行うものと
する。また、本実施の形態において、実施の形態1と同
様の構成要素については、同一符号を付して詳しい説明
を省略する。以下、実施の形態1と相違する点について
説明する。
【0104】まず、第2通信装置302の内部構成につ
いて説明する。第2FEC符号化部306は、後述する
第1通信装置301における第1FEC符号化部305
と同様の符号化方式により、送信データを符号化して第
2送信部113に送る。
【0105】次に、第1通信装置301の内部構成につ
いて説明する。第1FEC復号化部304は、第2通信
装置302における第2FEC符号化部306の符号化
方式に応じた復号化方式により、第1受信部106によ
り受信された受信データを復号する。
【0106】第1FEC符号化部305は、UW検出部
107から送られたユニークワード判定結果信号に応じ
た符号化方式により、送信データを符号化して第1送信
部105に送る。すなわち、第1FEC符号化部305
は、第2通信装置302における回線品質判定部110
が出力した符号化情報に応じた符号化方式により、送信
データの符号化を行う。ここで、上記符号化情報は、第
1通信装置301が第2通信装置302に対してデータ
を送信するために使用するチャネルの回線品質の状態を
示すものである。
【0107】次いで、上記構成の第1通信装置301及
び第2通信装置302の動作を説明する。第2通信装置
302において、第1通信装置301から送信された信
号は、第2受信部により受信される。この後、回線品質
判定部110において伝送路303の回線品質の状態を
示す符号化情報が出力されるまでの動作については、実
施の形態1と同様であるが、上記符号化情報が、第2F
EC符号化部306には送られず、UW発生部112の
みに対して送られる点において、実施の形態1と相違す
る。
【0108】UW発生部112では、ユニークワード
は、回線品質判定部110から送られた符号化情報に応
じて変更(反転又は非反転)され、第2送信部113に
送られる。第2送信部113では、第2FEC符号化部
306により、第1FEC符号化部305と同一の符号
化方式で符号化された送信データの前に、UW発生部1
12から送られたユニークワードが付加された信号が、
伝送路303を介して第1通信装置301に送信され
る。
【0109】すなわち、第2通信装置302において
は、受信した第1通信装置301からの信号に基づいて
伝送路303の回線品質の状態が得られるが、第2通信
装置302が送信及び受信に用いるチャネルは異なるの
で、第1通信装置301に対して信号が送信される場合
には、FEC符号化方式は変更されない。符号化情報に
応じて変更されたユニークワードが、送信データに付加
されて送信されるのみである。
【0110】この後、第1通信装置301において、第
2通信装置から送信された信号は、第1受信部106に
より受信される。第1受信部106により受信された信
号における受信データは、第1FEC復号化部304と
UW検出部107とに送られる。
【0111】第1FEC復号化部304では、第2FE
C符号化部306の符号化方式に応じた復号化方式によ
り、第1受信部106から送られた受信データは、復号
化される。UW検出部107では、第1受信部106か
ら送られた受信データに付加されたユニークワードが反
転されているか否かについての判定が行われる。上記判
定後、ユニークワード判定結果信号が、第1FEC符号
化部305に送られる。
【0112】第1FEC符号化部305では、UW検出
部107からのユニークワード判定結果信号に応じた符
号化方式により、送信データが符号化された後、第1送
信部105に送られる。結果として、上記送信データ
は、第1通信装置301が送信時に用いるチャネルの回
線品質の状態に応じた符号化方式により、符号化される
ことになる。以上、本実施の形態に係る通信装置は、F
DD方式に用いられる場合について説明したが、TDD
方式においても支障なく用いられることは言うまでもな
い。
【0113】このように、本実施の形態によれば、TD
D方式及びFDD方式においても、第2通信装置302
は、第1通信装置301から受信した信号に基づいて、
第1通信装置301が送信に用いたチャネル(伝送路)
の回線品質を判定した後、この判定結果に応じて変更し
たユニークワードを送信データに付加して、第1通信装
置301に送信するので、第1通信装置301は、上記
ユニークワードの反転の有無を判定することにより、デ
ータの送信に用いるチャネルの回線品質に応じた符号化
方式で送信データを符号化することができる。
【0114】これにより、第1通信装置301は、伝送
路の回線品質に応じた符号化方式を用いて、送信データ
の符号化を行うことができると同時に、第2通信装置3
02は、第1通信装置301が送信した信号を、高精度
かつ効率的に受信することができる。
【0115】したがって、第1通信装置301及び第2
通信装置302は、FDD方式又はTDD方式のどちら
の方式においても、簡単な回路構成で信頼性及び伝送効
率の高い通信を行うことができる。
【0116】なお、本実施の形態においては、第1通信
装置301を基地局装置とし、第2通信装置302を通
信端末装置とした場合のみについて説明したが、本発明
は、これに限定されず、第1通信装置301を通信端末
装置とし、第2通信装置302を基地局装置とした場合
にも適用できるものである。
【0117】また、本実施の形態においては、第1通信
装置301が送信を行い、第2通信装置302が受信を
行う場合のみについて説明したが、第1通信装置301
及び第2通信装置302は、ともに送信と受信の両方を
行うものである。すなわち、第1通信装置301には、
第2通信装置302における回線品質判定部110及び
UW発生部112に相当するものが設けられており、ま
た、第2通信装置302には、第1通信装置301にお
けるUW検出部107に相当するものが設られている。
これにより、第1通信装置301と第2通信装置302
は、FDD方式又はTDD方式のいずれの方式において
も、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うことが
できる。
【0118】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態2に係る通信装置をTDD方式だけでなくFDD方
式にも利用できるようにする場合の形態である。上述し
たように、実施の形態2に係る通信装置は、TDD方式
の通信においてFEC方式及びARQ方式の誤り制御を
行う形態であり、実施の形態3は、FDD方式の通信に
おいてFEC方式のみの誤り制御を行う形態である。す
なわち、実施の形態4は、実施の形態3に係る通信装置
にARQ方式の誤り制御を付加した形態である。したが
って、本実施の形態においては、実施の形態3を参照し
て、以下の説明を行う。
【0119】図4は、本実施の形態に係る通信装置が用
いられるシステムを示すブロック図である。なお、実施
の形態3と同様の構成要素については、同一符号を付し
て詳しい説明を省略する。図4において、本実施の形態
に係る通信装置である第1通信装置401と第2通信装
置402とが、伝送路303を介して無線通信を行う様
子を示す。なお、本実施の形態においては、説明を簡単
にするために、第1通信装置401を基地局装置、第2
通信装置402を通信端末装置とし、さらに、第1通信
装置401が送信を行い、第2通信装置402が受信を
行うものとする。
【0120】まず、第2通信装置402の内部構成につ
いて説明する。第2FEC復号化部404は、所定のF
EC復号化方式、すなわち、第1FEC符号化部305
の符号化方式に応じた復号化方式により、第1受信部1
06から送られた受信データの復号化を行う。また、第
2FEC復号化部404は、上記受信データの誤りを訂
正することができた場合には、上記受信データを第2A
RQ制御部405に送り、上記受信データの誤りを訂正
することができない場合には、上記受信データを廃棄す
る。
【0121】第2ARQ制御部405は、回線品質判定
部110から送られる符号化情報に応じて、第2FEC
復号化部404から送られる受信データが再送データで
あるか否かについて判定し、この判定に基づいて上記受
信データの受信を行う。
【0122】また、第2ARQ制御部405は、第2F
EC復号化部404から送られた受信データから、再送
要求をすべきデータ、すなわち、第2FEC復号化部4
04により廃棄されたデータを判定するとともに、この
判定結果を示すARQ制御情報を第2送信部113に送
る。
【0123】次に、第1通信装置401の内部構成につ
いて説明する。第1ARQ制御部403は、第1受信部
106からARQ制御情報を入力し、また、UW検出部
107からユニークワード判定結果信号を入力する。第
1ARQ制御部403は、上記ARQ制御情報に基づい
て再送すべきデータを判定した後、上記ユニークワード
判定結果信号に応じて、すなわち、第1通信装置401
が送信に用いるチャネルの回線品質に応じて、2種類の
再送方法のいずれかにより、再送すべきデータとして判
定したデータを第1FEC符号化部305に送る。
【0124】次いで、上記構成の第1通信装置401及
び第2通信装置402の動作を説明する。第2通信装置
402において、第1通信装置401から送信された信
号が、第2受信部108により受信されてから、回線品
質判定部110において伝送路303の回線品質の状態
を示す符号化情報が出力されるまでの動作については、
実施の形態3と同様であるが、上記判定の結果を示す符
号化情報が、UW発生部112だけでなく第2ARQ制
御部404にも送られる点において、実施の形態3と相
違する。
【0125】第2ARQ制御部405では、第2FEC
復号化部404から送られた受信データにおいて、誤り
訂正がなされず廃棄されたデータが存在するか否かにつ
いて、判定がなされた後、上述したARQ制御情報が第
2送信部113に送られる。
【0126】この後、UW発生部112及び第2FEC
符号化部306では、実施の形態3と同様な処理がなさ
れて、UW発生部112からのユニークワード及び第2
FEC符号化部306からの送信データが、第2送信部
113に送られる。
【0127】第2送信部113では、第2ARQ制御部
405からのARQ制御情報及び第2FEC符号化部3
06からなる送信データの前に、UW発生部112から
のユニークワードが付加された信号が、伝送路303に
送信される。
【0128】この後、第1通信装置401において、第
2通信装置402から送信された信号が、第1受信部1
06により受信される。第1受信部106により受信さ
れた信号における受信データは、第1FEC復号化部3
04とUW検出部107とに送られて、実施の形態3と
同様な処理がなされる。また、上記受信データにおける
ARQ制御情報は、第1ARQ制御部403に送られ
る。
【0129】第1ARQ制御部403では、第1受信部
106からのARQ制御情報に基づいて、再送すべきデ
ータが認識された後、再送すべきデータとして認識され
たデータは、UW検出部107からのユニークワード判
定結果情報に応じて、前述した2種類の再送方法のいず
れかの方法で、第1FEC符号化部305に送られる。
【0130】第1FEC符号化部305では、第1AR
Q制御部403から送られた再送データは、UW検出部
107からのユニークワード判定結果情報に応じて、前
述した2種類の符号化方式により符号化された後、第1
送信部105により伝送路303に送信される。
【0131】結果として、第1ARQ制御部403にお
ける再送方法及び第1FEC符号化部305における符
号化方式は、第1通信装置401が送信に用いるチャネ
ルの回線品質状態に応じて、選択されることになる。
【0132】さらに、第2通信装置402において、第
1通信装置401から送信された信号は、第2受信部1
08に受信される。以後、第2ARQ制御部405にお
いて、第2FEC復号化部404から送られる受信デー
タは、回線品質判定部110からの符号化情報に応じ
て、すなわち、第1通信装置401における第1ARQ
制御部403により選択された再送方式に応じて受信さ
れる。さらに詳しくは、上記受信データは、再送データ
であるのか否かについて識別されたうえで、第2ARQ
制御部405により受信される。
【0133】このように、本実施の形態によれば、TD
D方式及びFDD方式においても、第2通信装置402
は、第1通信装置401から受信した信号に基づいて、
第1通信装置401が送信に用いたチャネル(伝送路)
の回線品質を判定した後、この判定結果に応じて変更し
たユニークワードを送信データに付加して、第1通信装
置401に送信するので、第1通信装置401は、上記
ユニークワードの反転の有無を判定することにより、送
信に用いるチャネルの回線品質に応じた再送方式で再送
データを送信することができる。
【0134】これにより、第1通信装置401は、伝送
路の回線品質に応じたARQ再送方式を用いて、再送デ
ータを送信することができると同時に、上記回線品質に
応じた符号化方式により再送データを符号化して送信で
きる。さらに、第2通信装置402は、第1通信装置4
01が用いた符号化方式に応じて、容易に受信データを
復号することができると同時に、第1通信装置401が
用いた再送方式に応じた受信を行うことができる。
【0135】したがって、第1通信装置401及び第2
通信装置402は、FDD方式又はTDD方式のどちら
の方式においても、実施の形態3に比べて、さらに信頼
性及び伝送効率の高い通信を簡単な回路構成で行うこと
ができる。
【0136】なお、本実施の形態においては、第1通信
装置401を基地局装置とし、第2通信装置402を通
信端末装置とした場合のみについて説明したが、本発明
は、これに限定されず、第1通信装置401を通信端末
装置とし、第2通信装置402を基地局装置とした場合
にも適用できるものである。
【0137】また、本実施の形態においては、第1通信
装置401が送信を行い、第2通信装置402が受信を
行う場合のみについて説明したが、第1通信装置401
及び第2通信装置402は、ともに送信と受信の両方を
行うものである。すなわち、第1通信装置401には、
第2通信装置402における回線品質判定部110、U
W発生部112、及び第2ARQ制御部405に相当す
るものが設けられており、また、第2通信装置402に
は、第1通信装置401におけるUW検出部107及び
第1ARQ制御部403に相当するものが設けられてい
る。これにより、第1通信装置401と第2通信装置4
02は、信頼性及び伝送効率の高い双方向通信を行うこ
とができる。
【0138】また、上記実施の形態においては、伝送路
の回線品質に応じて選択できるFEC符号化方式及びA
RQ再送方式を2種類とした場合について説明したが、
本発明は、これに限定されず、選択できるFEC符号化
方式及びARQ再送方式を3種類以上とする場合にも適
用できるものである。
【0139】この場合には、ユニークワードを反転又は
非反転のいずれかに変化させる方法に代えて、ユニーク
ワードを3種類以上に変化させる方法を採用すればよ
い。すなわち、3種類以上の誤り制御方式のそれぞれに
対して、相互に異なるユニークワードを割り当てればよ
い。これは、ユニークワードを少なくとも2ビット構成
にすることにより可能である。すなわち、2ビット構成
にすることにより、ユニークワードがとりうるパターン
数は4種類となる。例えば、ユニークワードのパターン
を「00」「01」「10」「11」として、それぞれ
のユニークワードのパターンを4種類の誤り制御方式に
対して割り当てることにより、伝送路の回線品質に応じ
て選択できる誤り制御方式を4種類とすることができ
る。
【0140】これにより、第1通信装置101と第2通
信装置102とは、信頼性及び伝送効率がより高い通信
を行うことができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送路の回線品質に応じた誤り制御方式を採用するとと
もに、採用した誤り制御方式を報知するための信号を送
信信号に付加するので、簡単な回路構成で信頼性及び伝
送効率の高い通信を行うことができる通信装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信装置が用いら
れるシステムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る通信装置が用いら
れるシステムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係る通信装置が用いら
れるシステムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係る通信装置が用いら
れるシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
106 第1受信部 107 UW検出部 114、203、304 第1FEC復号化部 110 回線品質判定部 111、306 第2FEC符号化部 112 UW発生部 113 第2送信部 204、403 第1ARQ制御部 206 第2ARQ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 FA11 GA01 5K034 AA01 AA05 CC01 DD01 HH01 HH02 HH07 HH09 HH12 HH14 HH63 MM25 MM39 NN04 5K041 AA01 AA08 BB01 DD02 EE51 GG09 HH21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中の伝送路の回線状態を判定する判
    定手段と、前記判定結果に応じた少なくとも1つの誤り
    制御方式を用いて送信信号を制御する送信制御手段と、
    前記判定結果に応じた誤り制御方式に関する情報を前記
    送信信号に付加する信号処理手段と、を具備することを
    特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記誤り制御方式は、前記判定結果に応
    じた符号化方式を用いて前記送信信号を符号化する方式
    であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記誤り制御方式は、前記判定結果に応
    じた再送方式を用いて前記送信信号から送信すべき信号
    を選択する方式であることを特徴とする請求項2記載の
    通信装置。
  4. 【請求項4】 伝送路の回線状態の判定結果に基づいて
    選択された誤り制御方式に関する情報が付加された受信
    信号を受信する受信手段と、前記情報の内容に応じた誤
    り制御方式を用いて前記受信信号を制御する受信制御手
    段と、を具備することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 前記誤り制御方式は、前記情報の内容に
    応じた復号化方式を用いて前記受信信号を復号化する方
    式であることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記誤り制御方式は、前記情報の内容に
    応じた受信方式を用いて前記受信信号を識別する方式で
    あることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の通信装置を備える送信部
    と、請求項5記載の通信装置を備える受信部と、を具備
    することを特徴とする基地局装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の通信装置を備える送信部
    と、請求項5記載の通信装置を備える受信部と、を具備
    することを特徴とする通信端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の通信装置を備える送信部
    と、請求項6記載の通信装置を備える受信部と、を具備
    することを特徴とする基地局装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の通信装置を備える送信
    部と、請求項6記載の通信装置を備える受信部と、を具
    備することを特徴とする通信端末装置。
  11. 【請求項11】 通信中の伝送路の回線状態を判定する
    判定手段と、前記判定結果に応じた少なくとも1つの誤
    り制御方式に関する情報を送信信号に付加する信号処理
    手段と、を具備することを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 伝送路の回線状態の判定結果に基づい
    て選択された誤り制御方式に関する情報が付加された受
    信信号を受信する受信手段と、前記情報の内容に応じた
    誤り制御方式を用いて送信信号を制御する送信制御手段
    と、を具備することを特徴とする通信装置。
  13. 【請求項13】 前記誤り制御方式は、前記情報の内容
    に応じた符号化方式を用いて前記送信信号を符号化する
    方式であることを特徴とする請求項12記載の通信装
    置。
  14. 【請求項14】 前記誤り制御方式は、前記情報の内容
    に応じた再送方式を用いて前記送信信号から送信すべき
    信号を選択する方式であることを特徴とする請求項13
    記載の通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の通信装置を備える受
    信部と、請求項12から請求項14のいずれかに記載の
    通信装置を備える送信部と、を具備することを特徴とす
    る基地局装置。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の通信装置を備える受
    信部と、請求項12から請求項14のいずれかに記載の
    通信装置を備える送信部と、を具備することを特徴とす
    る通信端末装置。
  17. 【請求項17】 判定手段と、送信制御手段と、信号処
    理手段と、送信手段と、を具備する第1通信装置におけ
    る前記判定手段により、通信中の伝送路の回線状態を判
    定する工程と、前記送信制御手段により、前記判定結果
    に応じた少なくとも1つの誤り制御方式を用いて送信信
    号を制御する工程と、前記信号処理手段により、前記判
    定結果に応じた誤り制御方式に関する情報を前記送信信
    号に付加する工程と、前記送信手段により、前記送信信
    号を前記伝送路を介して第2通信装置に送信する工程
    と、受信手段と、受信制御手段と、を具備する第2通信
    装置における前記受信手段により、前記伝送路の回線状
    態の判定結果に基づいて選択された誤り制御方式に関す
    る情報が付加された受信信号を前記伝送路を介して受信
    する工程と、前記受信制御手段により、前記情報の内容
    に応じた誤り制御方式を用いて前記受信信号を制御する
    工程と、を具備することを特徴とする通信方法。
  18. 【請求項18】 判定手段と、信号処理手段と、送信手
    段と、を具備する第1通信装置における前記判定手段に
    より、通信中の第1伝送路の回線状態を判定する工程
    と、前記信号処理手段により、前記判定結果に応じた少
    なくとも1つの誤り制御方式に関する情報を送信信号に
    付加する工程と、前記送信手段により、前記送信信号を
    第2伝送路を介して第2通信装置に送信する工程と、受
    信手段と、送信制御手段と、送信手段と、を具備する第
    2通信装置における前記受信手段により、前記第1伝送
    路の回線状態の判定結果に基づいて選択された誤り制御
    方式に関する情報が付加された受信信号を前記第2伝送
    路を介して受信する工程と、前記送信制御手段により、
    前記情報の内容に応じた誤り制御方式を用いて送信信号
    を制御する工程と、前記送信手段により、前記送信信号
    を前記第1伝送路に送信する工程と、を具備することを
    特徴とする通信方法。
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