JP2003188855A - 移動体通信の誤り訂正制御方式 - Google Patents
移動体通信の誤り訂正制御方式Info
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- JP2003188855A JP2003188855A JP2001386069A JP2001386069A JP2003188855A JP 2003188855 A JP2003188855 A JP 2003188855A JP 2001386069 A JP2001386069 A JP 2001386069A JP 2001386069 A JP2001386069 A JP 2001386069A JP 2003188855 A JP2003188855 A JP 2003188855A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】個々の移動局及び基地局間の回線品質を測定
し、この回線品質に対応した誤り訂正符号の符号化率を
制御することにより、無線区間のトラフィックを適正な
伝送効率でダイナミックに管理する。 【解決手段】回線制御局装置２，２ｎは基地局装置３，
３ｍ，３ｎ，３ｚ及び内線電話交換機１，１ｎと有線又
は無線で接続する。移動局装置４，４ｍ，４ｎ，４ｚは
基地局装置３〜３ｚと無線で接続し、受信している下り
回線品質を測定し、測定結果を回線制御局装置２，２ｎ
に報告する。基地局装置３〜３ｚは受信している上り回
線品質を測定し、測定結果を回線制御局装置２，２ｎに
報告する。
し、この回線品質に対応した誤り訂正符号の符号化率を
制御することにより、無線区間のトラフィックを適正な
伝送効率でダイナミックに管理する。 【解決手段】回線制御局装置２，２ｎは基地局装置３，
３ｍ，３ｎ，３ｚ及び内線電話交換機１，１ｎと有線又
は無線で接続する。移動局装置４，４ｍ，４ｎ，４ｚは
基地局装置３〜３ｚと無線で接続し、受信している下り
回線品質を測定し、測定結果を回線制御局装置２，２ｎ
に報告する。基地局装置３〜３ｚは受信している上り回
線品質を測定し、測定結果を回線制御局装置２，２ｎに
報告する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信の誤り訂
正制御方式に関し、特に回線品質に対応した誤り訂正符
号の符号化率を設定する移動体通信の誤り訂正制御方式
に関する。
正制御方式に関し、特に回線品質に対応した誤り訂正符
号の符号化率を設定する移動体通信の誤り訂正制御方式
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にデータ伝送の品質を高めるため
に、伝送途中で生じる伝送データの誤りを訂正する誤り
制御技術が適用される。この誤り制御技術としては、デ
ータに誤り訂正符号を付加して伝送する誤り訂正符号化
方式と、同一データを再度送信する再送方式とがある
が、移動体通信、衛星通信等では通常システム的に優れ
た誤り訂正符号化方式が適用される。
に、伝送途中で生じる伝送データの誤りを訂正する誤り
制御技術が適用される。この誤り制御技術としては、デ
ータに誤り訂正符号を付加して伝送する誤り訂正符号化
方式と、同一データを再度送信する再送方式とがある
が、移動体通信、衛星通信等では通常システム的に優れ
た誤り訂正符号化方式が適用される。
【０００３】伝送データのビット誤りの発生状態（ラン
ダムエラー、バーストエラー）に対応して、ハミング符
号、ＢＣＨ符号、ファイア符号、リードソロモン符号等
のブロック符号（Ｂｌｏｃｋ Ｃｏｄｅ）或いはビタビ
アルゴリズムを用いた畳み込み符号（Ｃｏｎｖｏｌｕｔ
ｉｏｎａｌ Ｃｏｄｅ）、またこの畳み込み符号に外符
号としてリードソロモン符号を連接させた鎖状符号等の
適用が検討される。
ダムエラー、バーストエラー）に対応して、ハミング符
号、ＢＣＨ符号、ファイア符号、リードソロモン符号等
のブロック符号（Ｂｌｏｃｋ Ｃｏｄｅ）或いはビタビ
アルゴリズムを用いた畳み込み符号（Ｃｏｎｖｏｌｕｔ
ｉｏｎａｌ Ｃｏｄｅ）、またこの畳み込み符号に外符
号としてリードソロモン符号を連接させた鎖状符号等の
適用が検討される。
【０００４】しかしながら、誤り訂正符号化方式は情報
であるデータに対して冗長な誤り訂正符号を付加するた
め、誤り訂正能力を高めるためには付加する冗長ビット
が多くなり情報の伝送効率は低下する。
であるデータに対して冗長な誤り訂正符号を付加するた
め、誤り訂正能力を高めるためには付加する冗長ビット
が多くなり情報の伝送効率は低下する。
【０００５】このため全符号長ビットに対する情報ビッ
トの割合を示す符号化率が、伝送効率上重要なパラメー
タとなる。例えば、符号化率０．６とは全符号長ビット
のうち、情報ビットが６割、誤り訂正符号ビットが４割
であることを示す。
トの割合を示す符号化率が、伝送効率上重要なパラメー
タとなる。例えば、符号化率０．６とは全符号長ビット
のうち、情報ビットが６割、誤り訂正符号ビットが４割
であることを示す。
【０００６】移動体通信システムの伝送方法は、個々の
移動局無線区間の回線品質を効果的に使っておらず、あ
くまでも基地局の作る無線ゾーンで一律のものであり、
回線品質の良い場所であろうと無かろうと伝送方法は同
じである。
移動局無線区間の回線品質を効果的に使っておらず、あ
くまでも基地局の作る無線ゾーンで一律のものであり、
回線品質の良い場所であろうと無かろうと伝送方法は同
じである。
【０００７】従って、一律固定の誤り訂正符号の適用は
伝送効率が効果的でなく、回線品質に応じたビット誤り
率ＢＥＲ（Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ）に対処した
誤り制御方式が必要とされる。
伝送効率が効果的でなく、回線品質に応じたビット誤り
率ＢＥＲ（Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ）に対処した
誤り制御方式が必要とされる。
【０００８】このような技術の一例として、特開平８−
２６５３０４号公報記載の「適応符号化誤り制御方式」
が知られている。
２６５３０４号公報記載の「適応符号化誤り制御方式」
が知られている。
【０００９】この公報では、受信側誤り制御部で、送信
側が使用する可能性の高い符号化方式および符号化率の
全てに対応するべく複数の復号方式で復号を行い、各々
の復号結果に対して誤り検出を行い、誤りが検出されな
かった復号方式での復号結果を正しい受信結果とする技
術が記載されている。
側が使用する可能性の高い符号化方式および符号化率の
全てに対応するべく複数の復号方式で復号を行い、各々
の復号結果に対して誤り検出を行い、誤りが検出されな
かった復号方式での復号結果を正しい受信結果とする技
術が記載されている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動体
通信の誤り訂正制御方式は、送信側が使用する可能性の
高い符号化方式および符号化率の全てに対処した複数の
復号方式で復号を行うので、多種類の誤り訂正符号方式
に対処するため装置規模が大きく複雑になるという欠点
を有している。
通信の誤り訂正制御方式は、送信側が使用する可能性の
高い符号化方式および符号化率の全てに対処した複数の
復号方式で復号を行うので、多種類の誤り訂正符号方式
に対処するため装置規模が大きく複雑になるという欠点
を有している。
【００１１】また、回線品質の良い場所であろうと無か
ろうと一律固定の誤り訂正符号を適用しているので、付
加した冗長ビットにより情報ビットの伝送効率が低下す
るという欠点を有している。
ろうと一律固定の誤り訂正符号を適用しているので、付
加した冗長ビットにより情報ビットの伝送効率が低下す
るという欠点を有している。
【００１２】本発明の目的は、個々の移動局及び基地局
間の回線品質を測定し、この回線品質に対応した誤り訂
正符号の符号化率を制御することにより、無線区間のト
ラフィックを適正な伝送効率でダイナミックに管理する
ことができる移動体通信の誤り訂正制御方式を提供する
ことにある。
間の回線品質を測定し、この回線品質に対応した誤り訂
正符号の符号化率を制御することにより、無線区間のト
ラフィックを適正な伝送効率でダイナミックに管理する
ことができる移動体通信の誤り訂正制御方式を提供する
ことにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体通信の誤
り訂正制御方式は、移動体通信の誤り訂正制御方式であ
って、ｎ（ｎは１以上の整数）台の回線制御局装置と、
これら回線制御局装置と接続されるｍ（ｍは１以上の整
数）台の基地局装置と、これら基地局装置と接続される
複数の移動局装置とを備え、前記回線制御局装置は、個
々の前記移動局装置からの下り回線品質報告及び前記下
り回線品質報告を受信する前記基地局装置からの上り回
線品質報告を、前記回線制御局装置自体が有する管理テ
ーブルで管理することにより、通信における上り、下り
回線の誤り訂正符号化率をリアルタイムで変えることを
特徴としている。
り訂正制御方式は、移動体通信の誤り訂正制御方式であ
って、ｎ（ｎは１以上の整数）台の回線制御局装置と、
これら回線制御局装置と接続されるｍ（ｍは１以上の整
数）台の基地局装置と、これら基地局装置と接続される
複数の移動局装置とを備え、前記回線制御局装置は、個
々の前記移動局装置からの下り回線品質報告及び前記下
り回線品質報告を受信する前記基地局装置からの上り回
線品質報告を、前記回線制御局装置自体が有する管理テ
ーブルで管理することにより、通信における上り、下り
回線の誤り訂正符号化率をリアルタイムで変えることを
特徴としている。
【００１４】前記回線制御局装置は、各々内線電話交換
機とも接続することを特徴としている。
機とも接続することを特徴としている。
【００１５】移動体通信の誤り訂正制御方式であって、
複数の回線制御局装置と、これら回線制御局装置と有線
又は無線で接続される複数の基地局装置及び複数の内線
電話交換機と、前記複数の基地局装置と無線で接続され
る複数の移動局装置とを備え、前記複数の移動局装置が
受信している下り回線品質の測定を行い、前記複数の基
地局装置が受信している上り回線品質の測定を行い、そ
れぞれの回線品質の測定結果を前記複数の回線制御局装
置に報告することにより、無線回線の有効利用を図り、
上り回線と下り回線とでダイナミックに誤り訂正符号の
符号化率を変更することで、最適の誤り訂正符号化率を
設定することを特徴としている。
複数の回線制御局装置と、これら回線制御局装置と有線
又は無線で接続される複数の基地局装置及び複数の内線
電話交換機と、前記複数の基地局装置と無線で接続され
る複数の移動局装置とを備え、前記複数の移動局装置が
受信している下り回線品質の測定を行い、前記複数の基
地局装置が受信している上り回線品質の測定を行い、そ
れぞれの回線品質の測定結果を前記複数の回線制御局装
置に報告することにより、無線回線の有効利用を図り、
上り回線と下り回線とでダイナミックに誤り訂正符号の
符号化率を変更することで、最適の誤り訂正符号化率を
設定することを特徴としている。
【００１６】前記回線制御局装置が、前記複数の移動局
装置のＩＤとそれぞれの回線品質を示すＢＥＲ（Ｂｉｔ
Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ：ビット誤り率）及び前記ＢＥ
Ｒに対応した符号化率を管理するための管理テーブルを
内蔵していることを特徴としている。
装置のＩＤとそれぞれの回線品質を示すＢＥＲ（Ｂｉｔ
Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ：ビット誤り率）及び前記ＢＥ
Ｒに対応した符号化率を管理するための管理テーブルを
内蔵していることを特徴としている。
【００１７】前記回線制御局装置が、前記基地局装置に
対して第１の回線測定用信号を送信し、上り回線の回線
品質測定を指示し、この指示を受けて前記基地局装置は
前記移動局装置に対して第２の回線測定用信号を送信
し、下り回線の回線品質測定を指示することを特徴とし
ている。
対して第１の回線測定用信号を送信し、上り回線の回線
品質測定を指示し、この指示を受けて前記基地局装置は
前記移動局装置に対して第２の回線測定用信号を送信
し、下り回線の回線品質測定を指示することを特徴とし
ている。
【００１８】前記移動局装置は、前記基地局装置から制
御チャネル上にて一定周期に１回、下り回線の回線品質
測定用の前記第２の回線測定用信号を受信した際に、同
じく上り回線の回線品質測定用の第３の回線測定用信号
を前記基地局装置に送信し、前記基地局装置と前記移動
局装置では前記第２の回線測定用信号及び前記第３の回
線測定用信号により、前記下り回線の回線品質測定及び
前記上り回線の回線品質測定の測定を開始し、前記第１
の回線品質測定を行うと、測定結果を第１の回線品質報
告として前記基地局装置に送信し、前記基地局装置は回
線品質報告応答を前記移動局装置に返信するとともに、
第２の回線品質報告として前記回線制御局装置に送信
し、前記基地局装置は前記第２の回線品質測定を行う
と、測定結果を第３の回線品質報告として前記回線制御
局装置に送信することを特徴としている。
御チャネル上にて一定周期に１回、下り回線の回線品質
測定用の前記第２の回線測定用信号を受信した際に、同
じく上り回線の回線品質測定用の第３の回線測定用信号
を前記基地局装置に送信し、前記基地局装置と前記移動
局装置では前記第２の回線測定用信号及び前記第３の回
線測定用信号により、前記下り回線の回線品質測定及び
前記上り回線の回線品質測定の測定を開始し、前記第１
の回線品質測定を行うと、測定結果を第１の回線品質報
告として前記基地局装置に送信し、前記基地局装置は回
線品質報告応答を前記移動局装置に返信するとともに、
第２の回線品質報告として前記回線制御局装置に送信
し、前記基地局装置は前記第２の回線品質測定を行う
と、測定結果を第３の回線品質報告として前記回線制御
局装置に送信することを特徴としている。
【００１９】前記回線制御局装置は、前記第１、第２の
回線品質報告及び前記第３の回線品質報告が、前記移動
局装置、前記基地局装置のいずれからのものであるかを
判断し、測定したデータを前記回線制御局装置が内蔵す
る前記管理テーブルを更新することを特徴としている。
回線品質報告及び前記第３の回線品質報告が、前記移動
局装置、前記基地局装置のいずれからのものであるかを
判断し、測定したデータを前記回線制御局装置が内蔵す
る前記管理テーブルを更新することを特徴としている。
【００２０】また、前記管理テーブル上には、各々の前
記移動局装置並びに前記基地局装置より送信された上り
回線下り回線のビットエラーレートとこれに対応した符
号化率及び移動局装置のＩＤが管理されていることを特
徴としている。
記移動局装置並びに前記基地局装置より送信された上り
回線下り回線のビットエラーレートとこれに対応した符
号化率及び移動局装置のＩＤが管理されていることを特
徴としている。
【００２１】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００２２】図１は本発明の移動体通信の誤り訂正制御
方式の一つの実施の形態を示すブロック図である。
方式の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【００２３】図１に示す本実施の形態は、複数の回線制
御局装置２，２ｎと、これら回線制御局装置２，２ｎと
有線又は無線で接続される複数の基地局装置３，３ｍ，
３ｎ，３ｚ及び内線電話交換機１，１ｎと、これら基地
局装置３〜３ｚと無線で接続される複数の移動局装置
４，４ｍ，４ｎ，４ｚとから構成されている。
御局装置２，２ｎと、これら回線制御局装置２，２ｎと
有線又は無線で接続される複数の基地局装置３，３ｍ，
３ｎ，３ｚ及び内線電話交換機１，１ｎと、これら基地
局装置３〜３ｚと無線で接続される複数の移動局装置
４，４ｍ，４ｎ，４ｚとから構成されている。
【００２４】図１を参照して動作を説明すると、移動局
装置４〜４ｚが受信している下り回線品質の測定を行
い、基地局装置３〜３ｚが受信している上り回線品質の
測定を行い、それぞれの回線品質の測定結果を回線制御
局装置２，２ｎに報告することにより、無線回線の有効
利用を図り、上り回線と下り回線とでダイナミックに誤
り訂正符号の符号化率を変更することで、最適の誤り訂
正符号化率を設定する。
装置４〜４ｚが受信している下り回線品質の測定を行
い、基地局装置３〜３ｚが受信している上り回線品質の
測定を行い、それぞれの回線品質の測定結果を回線制御
局装置２，２ｎに報告することにより、無線回線の有効
利用を図り、上り回線と下り回線とでダイナミックに誤
り訂正符号の符号化率を変更することで、最適の誤り訂
正符号化率を設定する。
【００２５】図２は図１の回線制御局装置が有する最適
符号化率設定用管理テーブルを示す図である。
符号化率設定用管理テーブルを示す図である。
【００２６】移動体通信システムでは、回線制御局装置
２，２ｎが移動局装置４〜４ｚの移動局装置のＩＤとそ
れぞれの回線品質を示すＢＥＲ（Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ
Ｒａｔｅ：ビット誤り率）及びそれに対応した符号化率
を管理するために、図２の様なテーブルを内蔵してい
る。
２，２ｎが移動局装置４〜４ｚの移動局装置のＩＤとそ
れぞれの回線品質を示すＢＥＲ（Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ
Ｒａｔｅ：ビット誤り率）及びそれに対応した符号化率
を管理するために、図２の様なテーブルを内蔵してい
る。
【００２７】図３は図１の回線品質報告シーケンスを説
明する図である。
明する図である。
【００２８】また、図４はＢＥＲと符号化率との対応を
示す図である。
示す図である。
【００２９】次に、図１、図２、図３および図４を参照
して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。
して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。
【００３０】回線制御局装置２，２ｎが基地局装置３〜
３ｚに対して回線測定用信号５を送信し、上り回線の回
線品質測定１３を指示する。この指示を受けて基地局装
置３〜３ｚは移動局装置４〜４ｚに対して回線測定用信
号６を送信し、下り回線の回線品質測定１２を指示す
る。
３ｚに対して回線測定用信号５を送信し、上り回線の回
線品質測定１３を指示する。この指示を受けて基地局装
置３〜３ｚは移動局装置４〜４ｚに対して回線測定用信
号６を送信し、下り回線の回線品質測定１２を指示す
る。
【００３１】すなわち、移動局装置４〜４ｚは、基地局
装置３〜３ｚから制御チャネル上にて一定周期に１回、
下り回線の回線品質測定用の回線測定用信号６を受信す
る。
装置３〜３ｚから制御チャネル上にて一定周期に１回、
下り回線の回線品質測定用の回線測定用信号６を受信す
る。
【００３２】移動局装置４〜４ｚは、回線測定用信号６
を受信した際に同じく上り回線の回線品質測定用の回線
測定用信号１０を基地局装置３〜３ｚに送信する。基地
局装置３〜３ｚと移動局装置４〜４ｚでは回線測定用信
号６および回線測定用信号１０により下り回線の回線品
質（ビットエラーレート）測定１２および上り回線の回
線品質測定１３の測定を開始する。
を受信した際に同じく上り回線の回線品質測定用の回線
測定用信号１０を基地局装置３〜３ｚに送信する。基地
局装置３〜３ｚと移動局装置４〜４ｚでは回線測定用信
号６および回線測定用信号１０により下り回線の回線品
質（ビットエラーレート）測定１２および上り回線の回
線品質測定１３の測定を開始する。
【００３３】移動局装置４〜４ｚは回線品質測定１２を
行うと、測定結果を回線品質報告７として基地局装置３
〜３ｚに送信し、基地局装置３〜３ｚは回線品質報告応
答８を移動局装置４〜４ｚに返信するとともに、回線品
質報告９として回線制御局装置２，２ｎに送信する。
行うと、測定結果を回線品質報告７として基地局装置３
〜３ｚに送信し、基地局装置３〜３ｚは回線品質報告応
答８を移動局装置４〜４ｚに返信するとともに、回線品
質報告９として回線制御局装置２，２ｎに送信する。
【００３４】また、基地局装置３〜３ｚは回線品質測定
１３を行うと、測定結果を回線品質報告１１として回線
制御局装置２，２ｎに送信する。
１３を行うと、測定結果を回線品質報告１１として回線
制御局装置２，２ｎに送信する。
【００３５】測定したデータは回線制御局装置２，２ｎ
が内蔵する管理テーブルに反映される。回線制御局装置
２，２ｎは、回線品質報告７，９および回線品質報告１
１がどの移動局装置４〜４ｚ、どの基地局装置３〜３ｚ
からのものであるかを判断し、図２の様な管理テーブル
を更新する。
が内蔵する管理テーブルに反映される。回線制御局装置
２，２ｎは、回線品質報告７，９および回線品質報告１
１がどの移動局装置４〜４ｚ、どの基地局装置３〜３ｚ
からのものであるかを判断し、図２の様な管理テーブル
を更新する。
【００３６】管理テーブル上には、各々の移動局装置４
〜４ｚ、各基地局装置３〜３ｚより送信された上り回線
下り回線のビットエラーレートＢＥＲとそれに対応した
符号化率及び移動局装置のＩＤが管理されている。
〜４ｚ、各基地局装置３〜３ｚより送信された上り回線
下り回線のビットエラーレートＢＥＲとそれに対応した
符号化率及び移動局装置のＩＤが管理されている。
【００３７】一方、誤り訂正符号化率は、システムパラ
メータとしてＢＥＲに対応して予め図４の様に設定され
る。
メータとしてＢＥＲに対応して予め図４の様に設定され
る。
【００３８】回線制御局装置２，２ｎは、移動局装置４
〜４ｚ及び基地局装置３〜３ｚに対し、制御チャネル上
での呼接続制御の際に送信される信号に誤り訂正符号化
率を設定し、双方に送信する。
〜４ｚ及び基地局装置３〜３ｚに対し、制御チャネル上
での呼接続制御の際に送信される信号に誤り訂正符号化
率を設定し、双方に送信する。
【００３９】すなわち、回線制御局装置２，２ｎは、あ
る移動局装置４〜４ｚの呼接続制御が行われる際に管理
テーブルを参照し、移動局装置４〜４ｚ及び基地局装置
３〜３ｚの回線品質に応じた誤り訂正符号化率を設定
し、移動局装置４〜４ｚ及び基地局装置３〜３ｚに対し
て呼接続制御の際に誤り訂正符号化率を通知する。
る移動局装置４〜４ｚの呼接続制御が行われる際に管理
テーブルを参照し、移動局装置４〜４ｚ及び基地局装置
３〜３ｚの回線品質に応じた誤り訂正符号化率を設定
し、移動局装置４〜４ｚ及び基地局装置３〜３ｚに対し
て呼接続制御の際に誤り訂正符号化率を通知する。
【００４０】誤り訂正符号化率を通知された基地局装置
３〜３ｚは、該当する移動局装置４〜４ｚに対し、また
該当する移動局装置４〜４ｚは基地局装置３〜３ｚに対
してそれぞれ通知された誤り訂正符号化率にて符号化し
送信することになる。
３〜３ｚは、該当する移動局装置４〜４ｚに対し、また
該当する移動局装置４〜４ｚは基地局装置３〜３ｚに対
してそれぞれ通知された誤り訂正符号化率にて符号化し
送信することになる。
【００４１】なお、受信側では通知された誤り訂正符号
化率に対応した復号を行う。
化率に対応した復号を行う。
【００４２】通信チャネル上においては、移動局装置４
〜４ｚが通信チャネルに移行した直後の誤り訂正符号化
率は、制御チャネル上のそれと同等のものとする。それ
以降の誤り訂正符号化率については、制御チャネル上と
同じ制御を行うことによって最適符号化率を設定するこ
とも可能である。
〜４ｚが通信チャネルに移行した直後の誤り訂正符号化
率は、制御チャネル上のそれと同等のものとする。それ
以降の誤り訂正符号化率については、制御チャネル上と
同じ制御を行うことによって最適符号化率を設定するこ
とも可能である。
【００４３】また、回線制御局装置２，２ｎは内線電話
交換機１，１ｎとの接続が可能であり、個々の移動局装
置４〜４ｚからの回線品質情報を受信できる。
交換機１，１ｎとの接続が可能であり、個々の移動局装
置４〜４ｚからの回線品質情報を受信できる。
【００４４】図２に示す管理テーブルは、各移動局装置
４〜４ｚが受信している回線測定用の信号により回線品
質を測定し、上り回線で回線制御局装置２，２ｎに報告
させる都度更新し、また基地局装置３〜３ｚではその移
動局装置４〜４ｚからの回線測定用の信号により回線品
質を測定し、回線制御局装置２，２ｎに報告する都度更
新される。
４〜４ｚが受信している回線測定用の信号により回線品
質を測定し、上り回線で回線制御局装置２，２ｎに報告
させる都度更新し、また基地局装置３〜３ｚではその移
動局装置４〜４ｚからの回線測定用の信号により回線品
質を測定し、回線制御局装置２，２ｎに報告する都度更
新される。
【００４５】つまり管理テーブルは、各移動局装置４〜
４ｚとの回線品質を基にその回線で使用する誤り訂正符
号化率を設定し管理するテーブルである。
４ｚとの回線品質を基にその回線で使用する誤り訂正符
号化率を設定し管理するテーブルである。
【００４６】上述の通り、１つ又は複数の回線制御局装
置２，２ｎ及び回線制御局装置２，２ｎと有線、無線で
接続される１つ又は複数の基地局装置３〜３ｚ並びに無
線を介して基地局装置３〜３ｚと接続される複数の移動
局装置４〜４ｚとから構成されている。
置２，２ｎ及び回線制御局装置２，２ｎと有線、無線で
接続される１つ又は複数の基地局装置３〜３ｚ並びに無
線を介して基地局装置３〜３ｚと接続される複数の移動
局装置４〜４ｚとから構成されている。
【００４７】回線制御局装置２，２ｎは内線電話交換網
１，１ｎとの接続も可能であり、回線制御局装置２，２
ｎ内に各移動局のＩＤと上り／下りの回線品質と誤り訂
正符号化率を対応させたテーブルを保有している。
１，１ｎとの接続も可能であり、回線制御局装置２，２
ｎ内に各移動局のＩＤと上り／下りの回線品質と誤り訂
正符号化率を対応させたテーブルを保有している。
【００４８】この管理テーブルの情報から無線チャネル
上での誤り訂正符号化率を変えることにより無線回線上
の負荷を軽減すると共に、どのような回線品質において
も一定値以上の受信率の確保を可能にすること及び上り
と下りでダイナミックに符号化率を変更できることにな
る。
上での誤り訂正符号化率を変えることにより無線回線上
の負荷を軽減すると共に、どのような回線品質において
も一定値以上の受信率の確保を可能にすること及び上り
と下りでダイナミックに符号化率を変更できることにな
る。
【００４９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体通
信の誤り訂正制御方式は、移動局装置個々の回線品質状
況を管理できるので、無駄なく無線区間を効率よく使え
るようになり、無線区間のトラフィックを適正な伝送効
率で制御チャネル、通信チャネルの区別をすることなく
軽減することができると共に、回線品質により誤り訂正
符号化率をダイナミックに変更することができるという
効果を有している。
信の誤り訂正制御方式は、移動局装置個々の回線品質状
況を管理できるので、無駄なく無線区間を効率よく使え
るようになり、無線区間のトラフィックを適正な伝送効
率で制御チャネル、通信チャネルの区別をすることなく
軽減することができると共に、回線品質により誤り訂正
符号化率をダイナミックに変更することができるという
効果を有している。
【図１】本発明の移動体通信の誤り訂正制御方式の一つ
の実施の形態を示すブロック図である。
の実施の形態を示すブロック図である。
【図２】図１の回線制御局装置が有する最適符号化率設
定用管理テーブルを示す図である。
定用管理テーブルを示す図である。
【図３】図１の回線品質報告シーケンスを説明する図で
ある。
ある。
【図４】ＢＥＲと符号化率との対応を示す図である。
１，１ｎ 内線電話交換機
２，２ｎ 回線制御局装置
３，３ｍ，３ｎ，３ｚ 基地局装置
４，４ｍ，４ｎ，４ｚ 移動局装置
５ 回線測定用信号
６ 回線測定用信号
７ 回線品質報告
８ 回線品質報告応答
９ 回線品質報告
１０ 回線測定用信号
１１ 回線品質報告
１２ 回線品質測定
１３ 回線品質測定
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5K014 AA01 AA02 DA01 EA08 FA02
FA11 GA02
5K033 AA01 AA07 CB03 DA02 DA19
EA02 EA07
5K067 AA13 DD42 DD43 DD46 EE02
EE10 EE16
Claims (8)
- 【請求項１】 移動体通信の誤り訂正制御方式であっ
て、 ｎ（ｎは１以上の整数）台の回線制御局装置と、これら
回線制御局装置と接続されるｍ（ｍは１以上の整数）台
の基地局装置と、これら基地局装置と接続される複数の
移動局装置とを備え、 前記回線制御局装置は、個々の前記移動局装置からの下
り回線品質報告及び前記下り回線品質報告を受信する前
記基地局装置からの上り回線品質報告を、前記回線制御
局装置自体が有する管理テーブルで管理することによ
り、通信における上り、下り回線の誤り訂正符号化率を
リアルタイムで変えることを特徴とする移動体通信の誤
り訂正制御方式。 - 【請求項２】 前記回線制御局装置は、各々内線電話交
換機とも接続することを特徴とする請求項１記載の移動
体通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項３】 移動体通信の誤り訂正制御方式であっ
て、 複数の回線制御局装置と、これら回線制御局装置と有線
又は無線で接続される複数の基地局装置及び複数の内線
電話交換機と、前記複数の基地局装置と無線で接続され
る複数の移動局装置とを備え、 前記複数の移動局装置が受信している下り回線品質の測
定を行い、前記複数の基地局装置が受信している上り回
線品質の測定を行い、それぞれの回線品質の測定結果を
前記複数の回線制御局装置に報告することにより、無線
回線の有効利用を図り、上り回線と下り回線とでダイナ
ミックに誤り訂正符号の符号化率を変更することで、最
適の誤り訂正符号化率を設定することを特徴とする移動
体通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項４】 前記回線制御局装置が、前記複数の移動
局装置のＩＤとそれぞれの回線品質を示すＢＥＲ（Ｂｉ
ｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ：ビット誤り率）及び前記Ｂ
ＥＲに対応した符号化率を管理するための管理テーブル
を内蔵していることを特徴とする請求項３記載の移動体
通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項５】 前記回線制御局装置が、 前記基地局装置に対して第１の回線測定用信号を送信
し、上り回線の回線品質測定を指示し、この指示を受け
て前記基地局装置は前記移動局装置に対して第２の回線
測定用信号を送信し、下り回線の回線品質測定を指示す
ることを特徴とする請求項３又は請求項４記載の移動体
通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項６】 前記移動局装置は、 前記基地局装置から制御チャネル上にて一定周期に１
回、下り回線の回線品質測定用の前記第２の回線測定用
信号を受信した際に、同じく上り回線の回線品質測定用
の第３の回線測定用信号を前記基地局装置に送信し、前
記基地局装置と前記移動局装置では前記第２の回線測定
用信号及び前記第３の回線測定用信号により、前記下り
回線の回線品質測定及び前記上り回線の回線品質測定の
測定を開始し、 前記第１の回線品質測定を行うと、測定結果を第１の回
線品質報告として前記基地局装置に送信し、前記基地局
装置は回線品質報告応答を前記移動局装置に返信すると
ともに、第２の回線品質報告として前記回線制御局装置
に送信し、 前記基地局装置は前記第２の回線品質測定を行うと、測
定結果を第３の回線品質報告として前記回線制御局装置
に送信することを特徴とする請求項３，４又は５記載の
移動体通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項７】 前記回線制御局装置は、前記第１、第２
の回線品質報告及び前記第３の回線品質報告が、前記移
動局装置、前記基地局装置のいずれからのものであるか
を判断し、測定したデータを前記回線制御局装置が内蔵
する前記管理テーブルを更新することを特徴とする請求
項６記載の移動体通信の誤り訂正制御方式。 - 【請求項８】 前記管理テーブル上には、各々の前記移
動局装置並びに前記基地局装置より送信された上り回線
下り回線のビットエラーレートとこれに対応した符号化
率及び移動局装置のＩＤが管理されていることを特徴と
する請求項７記載の移動体通信の誤り訂正制御方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001386069A JP2003188855A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 移動体通信の誤り訂正制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001386069A JP2003188855A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 移動体通信の誤り訂正制御方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003188855A true JP2003188855A (ja) | 2003-07-04 |
Family
ID=27595319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001386069A Pending JP2003188855A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 移動体通信の誤り訂正制御方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003188855A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP1592139A2 (en) | 2004-04-30 | 2005-11-02 | NTT DoCoMo, Inc. | Wireless base station apparatus and wireless communication control method |
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| WO2008142798A1 (ja) * | 2007-05-24 | 2008-11-27 | Panasonic Corporation | 通信装置及びデータ再送方法 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001386069A patent/JP2003188855A/ja active Pending
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