JP3159298B2 - 局、網および通信システム - Google Patents

局、網および通信システム

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JP3159298B2
JP3159298B2 JP7689996A JP7689996A JP3159298B2 JP 3159298 B2 JP3159298 B2 JP 3159298B2 JP 7689996 A JP7689996 A JP 7689996A JP 7689996 A JP7689996 A JP 7689996A JP 3159298 B2 JP3159298 B2 JP 3159298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線チャネルを用
いて通信を行う局、網、および通信システムに関するも
のである。より詳細には、通信の条件に応じて送信信号
を誤り訂正符号化する移動局、基地局、網および通信シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信方式では、移動局の移動に伴う
受信レベルの変動(フェージング)により無線チャネル
の回線品質が時間的および場所的に変化する。回線品質
が良好な場合には、移動局と網との間で伝送された信号
には誤りが生じない。しかし回線品質が悪化した場合に
は信号に誤りが生じる。この誤りを修正して回線の信頼
性を高めるために、移動通信方式では誤り訂正(FE
C)および再送(ARQ)を行う方法が考えられる。誤
り訂正においては、信号送信側が送信信号に誤りを訂正
するための情報を付加する。受信側は誤りを訂正するた
めの情報を参照して信号の誤りを訂正する。誤り訂正符
号化は、訂正能力の異なる各種方式が知られており、一
般的に訂正能力が高くなればなるほど誤り訂正のための
情報量が増加し、その分無線チャネルの信号伝送容量を
減少させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信方式で
は、無線チャネルの回線品質が悪い場合でも十分な信号
伝送の信頼性を保証することのできる誤り訂正符号化方
式を選択し、この訂正符号化方式を常時使用している。
しかしながら、回線品質が良好になった時も、そのまま
誤り訂正符号化を行うので、その分無線チャネルの信号
伝送容量が浪費されるという問題があった。
【0004】また移動通信方式では、信号の種類によっ
て要求される伝送信頼性が異なる。例えば、通信制御を
正しく行うために、通信制御のための信号には他の信号
より高い信頼性が要求される。従来の移動通信方式で
は、1つの無線チャネルにおいて複数種類の信号を伝送
する場合において、1つでも信頼性を要求する信号が存
在する場合は、無線チャネルの信号伝送に誤り訂正符号
化を常時使用して信頼性を確保している。しかしこの方
法では、信頼性が要求されない信号も誤り訂正符号化さ
れるので、その分無線チャネルの信号伝送容量が浪費さ
れる。
【0005】また移動通信方式では、無線チャネルにお
いて様々な長さの信号が伝送されるが、信号が長いほど
回線品質の変化を受けやすくなり、伝送信頼性が低下す
る。従来の移動通信方式では、長い信号の伝送信頼性を
保証するために、無線チャネルの信号伝送に誤り訂正符
号化を常時使用して信頼性を確保している。しかしこの
方法では、誤り訂正符号化を行わなくても十分な伝送信
頼性の得られる短い信号も誤り訂正符号化するので、そ
の分無線チャネルの信号伝送容量が浪費されていた。
【0006】そこで本発明は、送信信号の種類に応じて
誤り訂正符号化を行うか否かを決定することで、信号伝
送の信頼性を損なうことなく、誤り訂正符号化による無
線チャネルの信号伝送容量の減少を最小限に抑えること
のできる移動局、網、および通信システムを提供するこ
とを目的とする。また、この発明の他の目的は、誤り訂
正符合化を行っている信号を受信した場合に、送信信号
を効率的に誤り訂正符合化することができる局および通
信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、無線チャネルを用い
て通信を行う局であって、送信信号を生成する信号処理
手段と、前記信号処理手段により生成された前記送信信
号がユーザの情報伝送に用いるデータ信号以外の制御信
号である場合に、前記送信信号を誤り訂正符号化する誤
り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化手段により誤
り訂正符号化した送信信号を前記無線チャネルを用いて
送信する手段と、前記信号処理手段により生成された
記送信信号が前記ユーザの情報伝送に用いるデータ信号
である場合に、前記信号処理手段により生成された前記
送信信号を前記無線チャネルを用いて送信する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、無線チャ
ネルを用いて通信を行う局であって、送信信号を生成す
る信号処理手段と、前記信号処理手段により生成された
前記送信信号が再送しない信号である場合に、前記送信
信号を誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記
誤り訂正符号化手段により誤り訂正符号化した送信信号
を前記無線チャネルを用いて送信する手段と、前記信号
処理手段により生成された前記送信信号が再送する信号
である場合に、前記信号処理手段により生成された前記
送信信号を前記無線チャネルを用いて送信する手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】
【0010】また、請求項に記載の発明は、無線チャ
ネルを用いて通信を行う局であって、前記無線チャネル
から受信した受信信号が誤り訂正符号化されているか否
かを判断する手段と、前記受信信号が誤り訂正符号化さ
れている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化する誤
り訂正復号化手段と、送信信号を生成する信号処理手段
と、前記無線チャネルから最後に受信した前記受信信号
が誤り訂正符号化されている場合に、前記信号処理手段
により生成された前記送信信号を、誤り訂正符号化して
前記無線チャネルを用いて送信する手段と、前記無線チ
ャネルから最後に受信した前記受信信号が誤り訂正符号
化されていない場合に、前記信号処理手段により生成さ
れた前記送信信号を前記無線チャネルを用いて送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項に記載の発明は、無線チャ
ネルを用いて通信を行う局であって、前記無線チャネル
から受信した受信信号が誤り訂正符号化されているか否
かを判断する判断手段と、前記受信信号が誤り訂正符号
化されている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化す
る誤り訂正復号化手段と、送信信号を生成する信号処理
手段と、前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤
り訂正符号化されている場合に、当該信号を受信してか
ら所定の期間が経過するまで、前記送信信号を誤り訂正
符号化して前記無線チャネルを用いて送信する手段と、
前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
号化されていない場合、および前記無線チャネルから最
後に信号を受信してから前記所定の期間が経過した場合
に、前記信号処理手段により生成された送信信号を前記
無線チャネルを用いて送信する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】また、請求項に記載の発明は、無線チャ
ネルを用いて通信を行う局であって、前記無線チャネル
から受信した受信信号が誤り訂正符号化されているか否
かを判断する判断手段と、前記受信信号が誤り訂正符号
化されている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化す
る誤り訂正復号化手段と、送信信号を生成する信号処理
手段と、前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤
り訂正符号化されていない場合に、当該信号を受信して
から所定の期間が経過するまで、前記送信信号を前記無
線チャネルを用いて送信する手段と、前記無線チャネル
から最後に受信した信号が誤り訂正符号化されている場
合、および前記無線チャネルから最後に信号を受信して
から前記所定の期間が経過した場合に、前記信号処理手
段により生成された送信信号を誤り訂正符号化して前記
無線チャネルを用いて送信する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0013】また、請求項に記載の発明においては、
請求項1から5のいずれかに記載の局において、前記局
が無線チャネルを用いて通信を行う移動局であることを
特徴とする。
【0014】また、請求項に記載の発明においては、
無線チャネルを用いて通信を行う基地局を有する網であ
って、前記基地局の少なくとも1つが、請求項1から5
のいずれかに記載の局であることを特徴とする。
【0015】また、請求項に記載の発明においては、
無線チャネルを用いて通信を行う基地局および移動局を
有する通信システムであって、少なくとも1つの前記基
地局が、請求項1から5のいずれかに記載の局であり、
当該基地局と通信する前記移動局が、前記無線チャネル
から受信した受信信号が誤り訂正符号化されているか否
かを判断する判断手段と、前記受信信号が誤り訂正符号
化されている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化す
る誤り訂正復号化手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、請求項に記載の発明にあっては、
請求項に記載の通信システムにおいて、前記少なくと
も1つの基地局と通信する前記移動局が、送信信号を生
成する信号処理手段と、前記無線チャネルから最後に受
信した信号が誤り訂正符号化されている場合に、当該信
号を受信してからの所定期間に、前記送信信号を誤り訂
正符号化して前記無線チャネルを用いて送信する手段
と、前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂
正符号化されていない場合、および前記無線チャネルか
ら最後に信号を受信してから前記所定期間が経過した場
合に、前記信号処理手段により生成された送信信号を前
記無線チャネルを用いて送信する手段とを更に有するこ
とを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の発明において
は、無線チャネルを用いて通信を行う基地局および移動
局を有する通信システムであって、少なくとも1つの前
記移動局が、請求項1から5のいずれかに記載の局であ
り、当該移動局と通信する前記基地局が、前記無線チャ
ネルから受信した受信信号が誤り訂正符号化されている
か否かを判断する判断手段と、前記受信信号が誤り訂正
符号化されている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号
化する誤り訂正復号化手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】また、請求項11に記載の発明にあって
は、請求項10に記載の通信システムにおいて、前記少
なくとも1つの移動局と通信する前記基地局が、送信信
号を生成する信号処理手段と、前記無線チャネルから最
後に受信した信号が誤り訂正符号化されている場合に、
当該信号を受信してからの所定期間に、前記送信信号を
誤り訂正符号化して前記無線チャネルを用いて送信する
手段と、前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤
り訂正符号化されていない場合、および前記無線チャネ
ルから最後に信号を受信してから前記所定期間が経過し
た場合に、前記信号処理手段により生成された送信信号
を前記無線チャネルを用いて送信する手段とを更に有す
ることを特徴とする。
【0019】また、請求項12に記載の発明において
は、無線チャネルを用いて通信を行う基地局および移動
局を有する通信システムであって、少なくとも1つの前
記基地局が、請求項1から5のいずれかに記載の局であ
り、少なくとも1つの前記移動局が、前記無線チャネル
から受信した受信信号が誤り訂正符号化されているか否
かを判断する判断手段と、前記受信信号が誤り訂正符号
化されている場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化す
る誤り訂正復号化手段と、送信信号を生成する信号処理
手段と、前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤
り訂正符号化されていない場合に、当該信号を受信して
から所定の期間が経過するまで、前記送信信号を前記無
線チャネルを用いて送信する手段と、前記無線チャネル
から最後に受信した信号が誤り訂正符号化されている場
合、および前記無線チャネルから最後に信号を受信して
から前記所定の期間が経過した場合に、前記信号処理手
段により生成された送信信号を誤り訂正符号化して前記
無線チャネルを用いて送信する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0020】請求項13に記載の発明においては、無線
チャネルを用いて通信を行う基地局および移動局を有す
る通信システムであって、少なくとも1つの前記移動局
が、請求項1から5のいずれかに記載の局であり、少な
くとも1つの基地局が、前記無線チャネルから受信した
受信信号が誤り訂正符号化されているか否かを判断する
判断手段と、前記受信信号が誤り訂正符号化されている
場合に、前記受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復
号化手段と、送信信号を生成する信号処理手段と、前記
無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符号化
されていない場合に、当該信号を受信してから所定の期
間が経過するまで、前記送信信号を前記無線チャネルを
用いて送信する手段と、前記無線チャネルから最後に受
信した信号が誤り訂正符号化されている場合、および前
記無線チャネルから最後に信号を受信してから前記所定
の期間が経過した場合に、前記信号処理手段により生成
された送信信号を誤り訂正符号化して前記無線チャネル
を用いて送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】上記構成をとったことにより、請求項1に
記載の局は、伝送成功確立の要求度が比較的高い制御信
号を誤り訂正符号化して送信し、伝送成功確立の要求度
が制御信号と比べて低いデータ信号を誤り訂正符号化せ
ずに送信するので、送信信号を送信する際に、信号伝送
の信頼性の低下を抑えつつ、誤り訂正符号化による無線
チャネル容量の浪費を抑えることができる。
【0022】また、請求項2に記載の局は、再送しない
送信信号を誤り訂正符号化して送信し、再送する送信信
号を誤り訂正符号化せずに送信するので、送信信号を送
信する際に、信号伝送の信頼性の低下を抑えつつ、誤り
訂正符号化による無線チャネル容量の浪費を抑えること
ができる。
【0023】請求項に記載の局は、受信信号が誤り訂
正符号化されている場合に、受信信号を誤り訂正復号化
する。また最後に受信した受信信号が誤り訂正符号化さ
れている場合に、送信信号を誤り訂正符号化して送信す
る。このため、通信相手に合わせ送信を行うことがで
き、また、最後に受信した受信信号が誤り訂正符号化さ
れていない場合は送信信号を誤り訂正符号化せずにその
ままて送信するので、回線品質が良い場合には、誤り訂
正符号化により送信容量を浪費することを防ぐことがで
きる。
【0024】請求項に記載の局は、受信信号が誤り訂
正符号化されている場合に、受信信号を誤り訂正復号化
する。また、無線チャネルから最後に受信した信号が誤
り訂正符号化されている場合に、信号を受信してから所
定の期間が経過するまで、送信信号を誤り訂正符号化す
る。無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
号化されていない場合、および無線チャネルから最後に
信号を受信してから所定期間が経過した場合は、送信信
号を誤り訂正符号化せずにそのままて送信する。何ら信
号を受信しない場合に所定の期間が経過した後、誤り訂
正符号化を中止するので、送信容量の浪費を防ぐことが
できる。
【0025】請求項に記載の発明によれば、請求項
の場合とは逆に、通常は送信信号の誤り訂正符号化を行
い、相手局から受信した信号が誤り訂正符号化されてい
ないときには、送信信号の誤り訂正符号化を一定期間だ
け行わない。このような構成は、通常は回線品質が悪
く、ときどき良好になるような状況において好適であ
る。すなわち、相手局が誤り訂正符号化を行っていない
ときは、回線品質が良好なときと判断されるので、通信
効率を上げるべく一定期間だけ誤り訂正符号化を行わな
わずに送信し、その他の場合は誤り訂正符号化を行って
送信する。
【0026】請求項に記載の発明によれば、移動局が
送信信号を誤り訂正するか否かを判断する。請求項
記載の発明によれば、網内の基地局の少なくとも1つが
送信信号を誤り訂正するか否かを判断する。請求項
記載の通信システムは、基地局が送信信号を誤り訂正す
るか否かを判断する。移動局は、基地局から受信した受
信信号が誤り訂正符号化されている場合に、受信信号を
誤り訂正復号化する。
【0027】請求項に記載の通信システムは、基地局
が送信信号を誤り訂正するか否かを判断する。移動局は
最後に受信した信号が誤り訂正符号化されている場合
に、その信号を受信してから所定の期間が経過するまで
送信信号を誤り訂正符号化する。また移動局は、無線チ
ャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符号化されて
いない場合、および無線チャネルから最後に信号を受信
してから所定期間が経過した場合に、送信信号を誤り訂
正符号化せずにそのまま送信する。
【0028】請求項10に記載の通信システムは、少な
くとも1つの移動局が、送信信号を誤り訂正符号化する
か否かを判断する。基地局は、移動局から受信した受信
信号が誤り訂正符号化されている場合に受信信号を誤り
訂正復号化する。
【0029】請求項11に記載の通信システムは、網内
の少なくとも1つの移動局が、送信信号を誤り訂正符号
化するか否かを判断する。基地局は、無線チャネルから
最後に受信した信号が誤り訂正符号化されている場合
に、その信号を受信してから所定の期間が経過するまで
送信信号を誤り訂正符号化する。無線チャネルから最後
に受信した信号が誤り訂正符号化されていない場合、お
よび無線チャネルから最後に信号を受信してから所定の
期間が経過した場合は、送信信号を誤り訂正符号化せず
にそのまま送信する。このため、通信帯域が無駄な誤り
訂正符号により浪費されることを防ぐことができる。
【0030】請求項12に記載の通信システムにおいて
は、基地局が送信信号を誤り訂正符号化するか否かを判
断する。移動局は、請求項10,11の場合とは逆に、
通常は送信信号の誤り訂正符号化を行い、相手局から受
信した信号が誤り訂正符号化されていないときには、送
信信号の誤り訂正符号化を一定期間だけ行わない。
【0031】請求項13に記載の通信システムにおいて
は、移動局が送信信号を誤り訂正符号化するか否かを判
断する。基地局は、請求項10,11の場合とは逆に、
通常は送信信号の誤り訂正符号化を行い、相手局から受
信した信号が誤り訂正符号化されていないときには、送
信信号の誤り訂正符号化を一定期間だけ行わない。
【0032】
【発明の実施の形態】図面を用いて、本発明の実施形態
を詳細に説明する。 (実施形態1)図1に、本発明通信システムの実施形態
1における機能的構成を示す。本通信システムは、基地
局20を有する網30と、移動局10とを備える。移動
局10は、送受信する信号を処理する信号処理装置1
6、信号処理装置16で発生した送信信号を処理する送
信部12、および受信した信号を処理して信号処理装置
16に転送する受信部14を有する。基地局20も移動
局10と同様に、送受信する信号を処理する信号処理装
置26、信号処理装置26で発生した送信信号を処理す
る送信部22、および受信した信号を処理して信号処理
装置26に転送する受信部24を有する。
【0033】本実施形態では、送信部12および22が
送信信号の長さ(信号長)に応じて誤り訂正符号化する
か否かを決定する。受信部14及び24は、受信した信
号が誤り訂正符号化されているか否かを検出し、誤り訂
正符号化されている場合は受信信号を誤り訂正復号化す
る。図2に、移動局10内の送信部12の詳細な機能ブ
ロック図を示す。図2において信号長測定装置102は
送信信号の長さを測定する。この場合、信号長測定装置
102は、送信信号含まれる信号長データから信号長を
検出する。信号長データは、送信信号の長さを示すデー
タであり、例えば、信号処理装置16の処理によって、
送信信号のヘッダ部などに配置される。なお、送信信号
に信号長データが含まれない場合は、信号長測定装置1
02が送信信号の長さを実際に測定して信号長を検出し
てもよい。また、送信信号を作成する信号処理装置16
は、作成時において送信信号の長さを認識することがで
きるから、このとき認識した信号長を信号長測定装置1
02に転送するようにしてもよい。
【0034】次に、送信信号制御装置10は、信号長測
定装置102が検出した信号長に基づいて、送信信号を
誤り訂正符号化するか否かを決定する。ところで、信号
長と伝送成功率との関係については、次の関係があるこ
とが知られている。 P=(1−E)L ……(1) ここで、Pは信号の伝送成功率、Lは信号長、Eは信号
の単位長さ当たりの誤り率である。そして、所望の伝送
成功率をPthとすると、これを満足するための信号長L
thは、次式から求められる。 Lth=logPth/log(1−E) ……(2)
【0035】したがって、信号長がLthを超えていれ
ば、所望の伝送成功率が得られなくなるため、充分な誤
り訂正符号化を施して伝送し、また、信号長がLth以下
であれば、所望の伝送成功率が得られるため、誤り訂正
符号化をせずに信号を伝送すればよい。この実施形態に
おける送信制御装置101には、所望の伝送成功率Pt
hに対応した基準信号長Lthが予め設定されている。
そして、送信制御装置101は、信号長測定装置102
が検出した信号長と基準信号長Lthとを比較し、この比
較結果に基づいて訂正符号化するか否かを決定する。
【0036】誤り訂正符号化装置103は、送信制御装
置101が誤り訂正符号化すると判断した場合に、送信
信号を誤り訂正符号化する。送信装置105は、送信制
御装置101または誤り訂正符号化装置103から送ら
れる送信信号を無線チャネルにて送信する。基地局20
の送信部22の機能構成は送信部12と同一なので、詳
細な説明を省略する。
【0037】図3に、基地局20の受信部24のブロッ
ク図を示す。図3において、受信装置204は無線チャ
ネルから信号を受信する。誤り訂正符号化検出装置20
2は、受信装置204で受信した信号が誤り訂正符号化
されているか否かを検出する。受信制御装置201は、
誤り訂正符号化検出装置202が検出した誤り訂正符号
化の有無に基づいて、受信信号を誤り訂正復号化するか
否かを決定する。誤り訂正復号化装置203は、受信制
御装置201が誤り訂正復号化すると判断した場合に受
信信号を誤り訂正復号化する。信号処理装置26は受信
制御装置201または誤り訂正復号化装置203から送
られる受信信号を処理する。移動局10の受信部14の
機能構成は、受信部24と同一になっている。
【0038】次に、上述した構成による本実施形態の動
作を説明する。図4は、移動局10の送信部12の動作
を示すフローチャートである。まず、ステップ(以下S
と略記する。)31で、送信部12の送信制御装置10
1は、信号処理装置16で発生する送信信号を監視す
る。送信信号が発生すると、送信制御装置101は信号
長測定装置102が検出した信号長を参照し、信号長が
予め定めた基準値より長いか否かを判定する(S3
2)。ここで、信号長が基準値より長ければ、送信信号
の信頼性を高めるために誤り訂正符号化装置103へ送
信信号を渡す(S33)。この結果、誤り訂正符号化装
置103は、誤り訂正符号化を行い送信装置105を用
いて無線チャネルへ送信信号を送信する。
【0039】一方、信号長が予め決められた基準値以下
であれば、送信制御装置101は送信信号を直接送信装
置105に渡して無線チャネルへ送信する(S35)。
なお、基地局20の送信部22の動作は、上述した送信
部12と同一なので詳細な説明を省略する。
【0040】図5に、基地局20の受信部24の動作を
示す。受信部24の受信制御装置201は、受信装置2
04を監視する(S41)。受信装置204が信号を受
信すると、誤り訂正符号化検出装置202を用いて受信
信号が誤り訂正符号化されているか否かを検出する(S
42)。受信信号が誤り訂正符号化されていれば、誤り
訂正復号化装置203へ受信信号を渡す(S44)。す
ると誤り訂正復号化装置203は、受信信号を誤り訂正
復号化して信号処理装置26へ渡す。受信信号が誤り訂
正符号化されていなければ、受信信号を直接信号処理装
置26へ渡す。以上が基地局20の受信動作であるが、
移動局10の受信部14の動作も上述の受信部24と同
一である。
【0041】本実施形態によれば送信中に継続的に送信
信号の信号長を検出して誤り訂正符号化するか否かを判
断するので、誤り確率の低い送信信号は誤り訂正符号化
されない。このため、所望の伝送成功率を維持しつつ、
無線チャネルの送信データ容量の浪費を防ぐことができ
る。以上の説明では、移動局10の送信部および受信部
と、基地局20の送信部および受信部がそれぞれ同一の
機能構成を有し、それぞれの送信部が通信条件(信号
長)に応じて送信信号を誤り訂正符号化した。しかしな
がら、基地局または移動局の一方の送信部のみが、信号
長に応じて送信信号を誤り訂正符号化しても良い。
【0042】(実施形態2)本実施形態では、移動局1
0および基地局20の送信部が、送信信号の種類に応じ
て誤り訂正符号化を行うか否かを決定する。例えば、信
頼性の要求される通信制御信号は誤り訂正符号化し、そ
の他の送信信号は誤り訂正符号化しないという制御を行
う。
【0043】一方、受信部は前述の実施例と同様に、受
信信号が誤り訂正符号化されているか否かを検出し、誤
り訂正符号化されている場合は、誤り訂正復号化を行
う。図6に、移動局10の送信部12の機能ブロック図
を示す。このブロック図は、図2に示した構成と比較し
て、信号長測定装置102が省かれているが、他の構成
は図2に示した構成とほぼ同様である。図7に、本実施
形態における送信部の送信制御装置101の動作を示
す。送信制御装置101は、信号処理装置16から発生
する信号を監視する(S91)。送信信号が発生すると
送信信号の種類を判断する(S92)。送信信号の種類
が予め決められた誤り訂正符号化を必要とする種類であ
れば、送信信号を誤り訂正符号化装置103へ渡す(S
93)。
【0044】本実施形態においては、誤り訂正符号化を
必要とする信号は、次のように決められている。 回線の制御に用いられる制御信号は、伝送成功確率の
要求度が高いので、誤り訂正符号化を行う。 ユーザーの情報伝送に用いる信号で、再送しないデー
タ信号(伝送成功の有無を確認せず、一度しか伝送しな
いデータ信号)は、伝送成功確率の要求度が高いので、
誤り訂正符号化を行う。 ユーザーの情報伝送に用いる信号で、再送するデータ
信号(伝送に失敗した場合は、所定回数あるいは成功す
るまで繰り返し伝送するデータ信号)は、伝送成功確率
の要求度が低いので、誤り訂正は行わない。 以上のように、本実施形態においては、信号の種類を3
種類に分けて、それぞれの種類に応じて誤り訂正の有無
を切り換えている。ここで、送信信号の種類は、例え
ば、次のようにして検出する。
【0045】信号処理装置16における信号処理過程に
おいては、信号の種類によって処理プロセスが異なる。
このため、どのプロセスを経た信号であるかを認識する
ことによって信号の種類を検出することができる。そし
て、信号処理装置16は、検出結果に対応した識別デー
タを送信信号に付加して送信制御装置101に転送す
る。この場合の識別データは、例えば、送信信号のヘッ
ダー部などに付加する。送信制御装置101は、ヘッダ
ー部などに付加されている識別データから信号の種類を
知り、この種類に応じて誤り訂正の有無を判断する。
【0046】なお、一般に、信号処理装置16は、どの
種類の信号を生成しているかを認識しているので、信号
種類検出のための特別な処理は不要となる。また、信号
処理装置16は、送信信号とは別個に、信号種類を示す
識別データを送信制御装置110に送出するようにして
もよい。
【0047】さて、送信信号の種類が予め決められた誤
り訂正符号化を必要とする種類であれば、送信信号は誤
り訂正符号化装置103へ転送され(S93)、ここ
で、誤り訂正符号化が行われ、送信装置105により無
線チャネルへ送信される。一方、ステップS92におい
て、誤り訂正符号化を必要としない種類と判定されれ
ば、送信信号は直接送信装置105に転送されて無線チ
ャネルへ送信される(S94)。
【0048】なお、移動局10の受信部14および基地
局20の受信部24の動作は実施形態1の受信部の動作
と同一なので、説明を省略する。また、移動局10およ
び基地局20の一方が送信信号の種類に応じて誤り訂正
符号化を行うか否かを決定し、他方が、受信信号が誤り
訂正符号化されているか否かに基づいて送信信号を誤り
訂正符号化しても良い。
【0049】(実施形態3)本実施形態では、移動局1
0は、誤り訂正符号化された信号を受信してから予め定
められた時間のみ、送信信号を誤り訂正符号化する。図
8に、本実施形態における移動局10の機能ブロック図
を示す。移動局10の送信部12は、実施形態2におけ
る図6の構成に加えて、予め決められた時間を計測する
タイマ装置110を有する。通信システム全体の構成な
らびに基地局20の構成および動作は実施形態1と同一
なので、これらの説明は省略する。
【0050】次に、本実施形態の特徴的な動作について
説明する。図9は、移動局10の受信制御装置201の
動作を示すフローチャートである。まず受信制御装置2
01を用いて、受信装置204が信号を受信したか否か
が判断される(S71)。受信信号が発生すると、誤り
訂正符号化検出装置202が受信信号の誤り訂正符号化
を検出したか否かを参照する(S72)。受信信号が誤
り訂正符号化されていれば、受信信号を誤り訂正復号化
装置203へ渡す(S73)。これにより、誤り訂正復
号化装置203は、受信信号を誤り訂正復号化して信号
処理装置16へ渡す。また、受信信号が誤り訂正復号化
装置203に渡されると、直ちに、タイマ装置110が
動作しているか否かが判断される(S74)。タイマ装
置110が停止していればタイマ装置110のカウント
を開始し(S76)、タイマ装置110が動作中であれ
ばそのカウント値をリセットする(S75)。このよう
に、誤り訂正符号化されている信号が受信されると、タ
イマ装置110の動作開始あるいは、そのカウント値の
リセット(カウントの再スタート)が行われる。一方、
受信信号が誤り訂正符号化されていなければ、受信信号
を信号処理装置16へ渡すとともに(S78)、タイマ
装置110を停止する(S77)。
【0051】次に、送信制御装置101の動作を図10
を参照して説明する。送信制御装置101は、信号処理
装置16で発生する信号を監視し(S81)、送信信号
が発生した場合にタイマ装置110の状態を参照する
(S82)。タイマ装置110が動作中であれば、送信
信号を誤り訂正符号化装置103へ信号を渡す。すると
誤り訂正符号化装置103は、誤り訂正符号化を行い送
信装置105により無線チャネルへ信号を送信する。一
方、タイマ装置110が停止中であれば、直接送信装置
105により無線チャネルへ信号を送信する。
【0052】ここで、タイマ装置110は、図9に示す
処理によって、その状態が制御されるが、誤り訂正符号
化されている信号を受信してから所定時間は動作中であ
る(S75,S76参照)。したがって、図10に示す
送信処理においては、誤り訂正符号化されている信号を
最後に受信してから所定時間のうちは、送信信号も誤り
訂正符号化し、一方、所定時間が過ぎた後、あるいは、
誤り訂正されていない信号を受信した際は、送信信号の
誤り訂正符号化を中止する。以上のように、本実施形態
では、誤り訂正された信号を受信しても、タイマによる
計測時間の経過後に誤り訂正符号化を中止する。このた
め、むやみに誤り訂正符号化が行われることがなく、無
線チャネル上の送信データ容量の浪費を防ぐことができ
る。
【0053】なお、移動局10と基地局20とが同一の
送受信機能をもっても良く、また、実施形態1,2と同
様に、一方の局(移動局10または基地局20)が送信
信号の長さや種類に基づいて誤り訂正符号化の可否を判
断し、他方の局(基地局20または移動局10)が受信
信号の誤り訂正符号化の有無に基づいて、その送信信号
の誤り訂正符号化の可否を判断しても良い。
【0054】(その他) 実施形態1において、次のような変形が可能である。
すなわち、信号の長さは、誤り率との相関が高いので、
信号の長さとこれに応じた各種条件との関係を示すテー
ブル等を予め用意し、このテーブルから得られた条件を
満たすか否かによって誤り訂正符号化の有無を切り換え
るようにしてもよい。
【0055】実施形態1から4に記載した発明を組み
合わせた通信システムを構成することもできる。例え
ば、送信信号の種類、および送信信号の長さの中の、2
以上のパラメータに基づいて送信信号を誤り訂正符号化
するか否かを判断しても良い。また、回線品質をパラメ
ータに加えてもよい。さらに、この場合に用いる基準
値、関数値、またはテーブル上の値は、通信相手から受
信しても良い。
【0056】また、実施形態3では、誤り訂正符号化
された信号を受信してから予め定めた時間のみ送信信号
を誤り符号化するようにしていたが、これに換えて、通
常は送信信号の誤り訂正符号化を行い、相手局から受信
した信号が誤り訂正符号化されていないときには、送信
信号の誤り訂正符号化を一定期間だけ行わないように構
成してもよい。
【0057】このような構成は、通常は回線品質が悪
く、ときどき良好になるような状況において好適であ
る。すなわち、相手局が誤り訂正符号化を行っていない
ときは、回線品質が良好なときと判断されるので、通信
効率を上げるべく一定期間だけ誤り訂正符号化を行わな
わずに送信し、その他の場合は誤り訂正符号化を行って
送信する。また、タイマ装置を設けずに、受信信号が誤
り訂正されているか否かによって、直ちに、送信信号の
誤り訂正の有無を切換てもよい。以上のように、受信信
号が誤り訂正されているか否かによって、送信信号の誤
り訂正の有無を決定する態様には種々のものがある。要
は、通信チャネルの状態や要求される伝送成功確率など
から適切な態様を設定すればよい。
【0058】誤り訂正符号化の例としては、例えば、
BCH誤り訂正符号、リードソロモン誤り訂正符号等、
周知の符号化を用いることができる。
【0059】以上の記載から明らかなように、本発明に
よれば、伝送成功確立の要求度が高い制御信号や再送の
対象となる送信信号を誤り訂正符号化して伝送し、伝送
成功確立の要求度が比較的高くないその他の送信信号を
誤り訂正符号化せずに伝送するので、信号伝送の信頼性
の低下を抑えつつ、誤り訂正符号化による無線チャネル
容量の浪費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1における通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】 実施形態1における送信部12の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 実施形態1における受信部24の構成を示す
ブロック図である。
【図4】 実施形態1における送信部12の送信制御装
置101の動作を示すフローチャートである。
【図5】 実施形態1における受信部24の受信制御装
置201の動作を示すフローチャートである。
【図6】 実施形態2における移動局10の構成を示す
ブロック図である。
【図7】 実施形態2における送信制御装置101の動
作を示すフローチャートである。
【図8】 実施形態3における移動局10の構成を示す
ブロック図である。
【図9】 実施形態3における受信制御装置201の動
作を示すフローチャートである。
【図10】 実施形態3における送信制御装置101の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 移動局 12、22 送信部 14、24 受信部 16、26 信号処理装置 20 基地局 30 網 101 送信制御装置 102 回線品質測定装置 103 誤り訂正符号化装置 105 送信装置 110 タイマ装置 201 受信制御装置 202 誤り訂正符号化検出装置 203 誤り訂正復号化装置 204 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 昇一 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−61903(JP,A) 特開 平6−21899(JP,A) 特開 平7−336364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/04 - 7/38 H04L 1/00 H04L 1/20

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線チャネルを用いて通信を行う局であ
    って、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記信号処理手段により生成された前記送信信号がユー
    ザの情報伝送に用いるデータ信号以外の制御信号である
    場合に、前記送信信号を誤り訂正符号化する誤り訂正符
    号化手段と、 前記誤り訂正符号化手段により誤り訂正符号化した送信
    信号を前記無線チャネルを用いて送信する手段と、 前記信号処理手段により生成された前記送信信号が前記
    ユーザの情報伝送に用いるデータ信号である場合に、前
    記信号処理手段により生成された前記送信信号を前記無
    線チャネルを用いて送信する手段とを備えたことを特徴
    とする局。
  2. 【請求項2】 無線チャネルを用いて通信を行う局であ
    って、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記信号処理手段により生成された前記送信信号が再送
    しない信号である場合に、前記送信信号を誤り訂正符号
    化する誤り訂正符号化手段と、 前記誤り訂正符号化手段により誤り訂正符号化した送信
    信号を前記無線チャネルを用いて送信する手段と、 前記信号処理手段により生成された前記送信信号が再送
    する信号である場合に、前記信号処理手段により生成さ
    れた前記送信信号を前記無線チャネルを用いて送信する
    手段とを備えたことを特徴とする局。
  3. 【請求項3】 無線チャネルを用いて通信を行う局であ
    って、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した前記受信信号が誤
    り訂正符号化されている場合に、前記信号処理手段によ
    り生成された前記送信信号を、誤り訂正符号化して前記
    無線チャネルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した前記受信信号が誤
    り訂正符号化されていない場合に、前記信号処理手段に
    より生成された前記送信信号を前記無線チャネルを用い
    て送信する手段とを備えたことを特徴とする局。
  4. 【請求項4】 無線チャネルを用いて通信を行う局であ
    って、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合に、当該信号を受信してから所定の
    期間が経過するまで、前記送信信号を誤り訂正符号化し
    て前記無線チャネルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合、および前記無線チャネルから最
    後に信号を受信してから前記所定の期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を前記
    無線チャネルを用いて送信する手段とを備えたことを特
    徴とする局。
  5. 【請求項5】 無線チャネルを用いて通信を行う局であ
    って、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合に、当該信号を受信してから所定
    の期間が経過するまで、前記送信信号を前記無線チャネ
    ルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合、および前記無線チャネルから最後
    に信号を受信してから前記所定の期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を誤り
    訂正符号化して前記無線チャネルを用いて送信する手段
    とを備えたことを特徴とする局。
  6. 【請求項6】 前記局が無線チャネルを用いて通信を行
    う移動局であることを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載の局。
  7. 【請求項7】 無線チャネルを用いて通信を行う基地局
    を有する網であって、前記基地局の少なくとも1つが、
    請求項1から5のいずれかに記載の局であることを特徴
    とする網。
  8. 【請求項8】 無線チャネルを用いて通信を行う基地局
    および移動局を有する通信システムであって、 少なくとも1つの前記基地局が、請求項1から5のいず
    れかに記載の局であり、 当該基地局と通信する前記移動局が、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段とを
    有することを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1つの基地局と通信する
    前記移動局が、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合に、当該信号を受信してからの所定
    期間に、前記送信信号を誤り訂正符号化して前記無線チ
    ャネルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合、および前記無線チャネルから最
    後に信号を受信してから前記所定期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を前記
    無線チャネルを用いて送信する手段とを更に有すること
    を特徴とする請求項に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 無線チャネルを用いて通信を行う基地
    局および移動局を有する通信システムであって、 少なくとも1つの前記移動局が、請求項1から5のいず
    れかに記載の局であり、 当該移動局と通信する前記基地局が、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段とを
    有することを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの移動局と通信す
    る前記基地局が、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合に、当該信号を受信してからの所定
    期間に、前記送信信号を誤り訂正符号化して前記無線チ
    ャネルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合、および前記無線チャネルから最
    後に信号を受信してから前記所定期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を前記
    無線チャネルを用いて送信する手段とを更に有すること
    を特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 無線チャネルを用いて通信を行う基地
    局および移動局を有する通信システムであって、 少なくとも1つの前記基地局が、請求項1から5のいず
    れかに記載の局であり、 少なくとも1つの前記移動局が、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合に、当該信号を受信してから所定
    の期間が経過するまで、前記送信信号を前記無線チャネ
    ルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合、および前記無線チャネルから最後
    に信号を受信してから前記所定の期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を誤り
    訂正符号化して前記無線チャネルを用いて送信する手段
    とを備えたことを特徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】 無線チャネルを用いて通信を行う基地
    局および移動局を有する通信システムであって、 少なくとも1つの前記移動局が、請求項1から5のいず
    れかに記載の局であり、 少なくとも1つの基地局が、 前記無線チャネルから受信した受信信号が誤り訂正符号
    化されているか否かを判断する判断手段と、 前記受信信号が誤り訂正符号化されている場合に、前記
    受信信号を誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 送信信号を生成する信号処理手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されていない場合に、当該信号を受信してから所定
    の期間が経過するまで、前記送信信号を前記無線チャネ
    ルを用いて送信する手段と、 前記無線チャネルから最後に受信した信号が誤り訂正符
    号化されている場合、および前記無線チャネルから最後
    に信号を受信してから前記所定の期間が経過した場合
    に、前記信号処理手段により生成された送信信号を誤り
    訂正符号化して前記無線チャネルを用いて送信する手段
    とを備えたことを特徴とする通信システム。
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