JP5234760B2 - 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体 - Google Patents

入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5234760B2
JP5234760B2 JP2008209623A JP2008209623A JP5234760B2 JP 5234760 B2 JP5234760 B2 JP 5234760B2 JP 2008209623 A JP2008209623 A JP 2008209623A JP 2008209623 A JP2008209623 A JP 2008209623A JP 5234760 B2 JP5234760 B2 JP 5234760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
room
entrance
evacuation
exit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008209623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010044685A (ja
Inventor
典久 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2008209623A priority Critical patent/JP5234760B2/ja
Publication of JP2010044685A publication Critical patent/JP2010044685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5234760B2 publication Critical patent/JP5234760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体に関し、特に、近年、重要性が益々増大している地震発生前の避難時における安全性向上対策として好適に適用することができる。
特許文献1の特開2007−295840号公報「災害対応ロック解除システム」に記載されているように、従来の入退室管理システムにおいては、災害発生時のアクションとして、該システムを構成する入退室制御装置によって、在室者その人や飼っているペットの避難を可能とするために、各部屋のすべての扉の施錠を開放するようにしている。しかしながら、施錠を開放した場合、在室者や飼っているペットが避難する際に、在室者やロック状態が解除されたペットは、いずれの方向へも進むことができるので、避難経路を知らない人やペットにとっては、避難すべき方向とは異なる方向へ進み続けてしまい、反って、危険な状況に陥る可能性がある。
さらに、施錠状態が一旦開放されると、扉が開放された状態のままになっているため、その間に、不審者が侵入して、部屋内に保存されている情報の漏洩が生じるなどの二次災害が発生する可能性がある。
特開2007−295840号公報(第6−8頁)
前記特許文献1に記載のように、従来の入退室管理システムにおいては、当該入退室管理システムが、災害の発生に関する情報(例えば、災害発生前の事前情報)を、緊急災害速報として、災害情報提供システムから受信した場合、入退室管理システムを構成し、各部屋の扉などの施錠・開錠を制御する入退室制御装置は、避難方向を表示することもなく、各部屋のすべての扉などの施錠を単に開放するというアクションのみを実施するだけである。この結果として、前述のように、在室者は、避難すべき方向とは異なる方向に移動してしまったり、避難する通路に迷ったりしてしまい、反って、危険に遭遇してしまう可能性がある。
さらに、在室者すべてが部屋から退出して当該ビルから避難した後においても、各部屋の扉の錠は開放のままの状態が継続しているため、不審者が当該ビルの部屋内へ侵入することが可能となり、当該ビルの部屋内に保存されている機密情報などが第三者に不当に漏洩してしまうなどの二次災害が発生する可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、入退室管理システムが災害の発生に関する緊急災害速報を受信した場合、ビル内の各部屋の扉の施錠制御に関して、避難すべき方向の扉のみの施錠を開放し、避難方向とは異なる方向の扉に関しては開放しないように制御することによって、在室者が避難すべき方向に向かって確実に移動することができる状態にし、避難すべき方向と異なる方向には進めないようにする仕組みを提供することを、その目的としている。かくのごとき仕組みを用いることにより、災害発生の際の避難時に、在室者が、避難すべき方向と異なる方向に進んだり、避難すべき方向に迷ったりする可能性を低減して、避難すべき方向へより安全に移動することが可能となる。
また、入退室管理システムが、ビルの各部屋内に在室していたすべての在室者の避難が終了して安全が確認された後においては、各部屋の扉の施錠制御に関して、通常運用状態に戻し、災害発生前の施錠状態に復帰させることによって、災害発生前に施錠状態にあった部屋は、扉が施錠された状態に復帰し、不審者が侵入することを防止可能とする仕組みを提供することも、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置する扉を強制的に開放する入退室管理システム。
本発明の入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1の効果は、在室者の避難時に避難経路の間違いを低減し、より安全に避難することができることにある。その理由は、避難を要する緊急災害速報を受信した際に、入退室管理システムを構成し、各部屋の扉ごとに設けられている入退室制御装置のうち、避難経路側に位置する扉に設けられた入退室制御装置の扉施錠制御モードを避難用モードに設定することにより、避難経路側に位置する扉のみの施錠を開放する状態とし、在室者は、避難経路へとより確実に誘導され、避難経路ではない方向へ移動することを防止することができるためである。
第2の効果は、入退室制御装置の扉施錠制御が避難用モードに設定されているときにおいても、部外者の侵入を防止することができることにある。その理由は、各部屋の扉に設けられた入退室制御装置を避難用モードに設定して扉の施錠を開放する際に、当該部屋からの退室のみが可能で、入室が不可能な状態とする避難用モードに設定するようにしているためである。さらには、緊急災害速報を受信して、避難用モードに設定して扉の施錠を開放した状態に設定された以降、あらかじめ定めた一定時間が経過した場合、あるいは、ビル管理者により避難用モードからの復帰指示が入力された際に、避難用モードに設定されていた入退室制御装置の扉施錠制御モードを避難用モードから通常運用モードに復帰させるように制御しているためである。
以下、本発明による入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体の好適な実施例について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による入退室管理システム、災害発生時避難支援方法について説明するが、かかる災害発生時避難支援方法をコンピュータにより実行可能な災害発生時避難支援プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、災害発生時避難支援プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴について、その概要をまず説明する。本発明による入退室管理システムは、外部に設置されている災害情報提供システムから公衆通信ネットワークやインターネットなどを介して通報されてくる緊急災害速報(災害の発生に関する情報)を受信した際に、ビル内の各部屋などに在室している在室者を、迅速かつ安全に、避難すべき方向に誘導することができる仕組みを提供するものである。
例えば、公衆通信ネットワークやインターネットなどの外部のネットワークとビル館内に設置されているローカルネットワーク(LAN:Local Area Network)とをゲートウェイを介して接続し、該ローカルネットワークに入退室管理システムを接続した構成とした場合、災害の発生に関する情報を提供する災害情報提供システムが、災害が実際に発生する前に、当該災害の発生を事前に認識して、緊急災害速報として、公衆通信ネットワークやインターネットなどの外部のネットワークを介して発出することにより、ビル内に設置された入退室管理システムは、ゲートウェイ、ローカルネットワークを介して、災害情報提供システムからの緊急災害速報を受信する。
ここで、例えば災害が地震の場合、災害情報提供システムとして気象庁に備えられている地震情報提供システムが提供する緊急地震速報が、緊急災害速報として、当該ビルに設置されているゲートウェイにて受信され、ローカルネットワークを介して当該入退室管理システムに通報されてくる。
当該入退室管理システムを構成し、当該ビルの各部屋の扉ごとに設置されている入退室制御装置は、各部屋の扉の施錠・開錠を管理する入退室管理装置の管理下にあり、それぞれの扉の施錠・開錠の制御を行っている。入退室管理システムに通報されてきた緊急災害速報は、入退室管理装置によって受信される。入退室管理装置は、該緊急災害速報が通報している災害の大きさを示す災害レベルが、在室者を避難させるべき閾値以上に達しているか否かを判定し、該閾値以上の災害レベルであると判定した場合に、該緊急災害速報が通報している災害の種類や災害の発生方向を識別することにより、在室者が避難すべき避難経路を判別する。
しかる後、入退室管理装置は、各部屋に在室者がいるか否かを判別し、在室者がいる部屋については、それぞれの部屋に複数の扉が設けられている場合には、複数の扉のうち、判別した避難経路側に位置する扉のみを避難用モードに設定する指示を作成し、該当する扉に設けられている入退室制御装置に対して作成した指示を送信することにより、避難経路側に位置している扉の施錠制御モードを避難用モードに設定して、当該扉の施錠を開放させる。ここで、該避難用モードとしては、部屋からの退室方向のみを開放し、部屋への入室方向は閉鎖した施錠状態とすることが望ましい。
この結果、入退室制御システムは、ビル内の各部屋のうち、在室者が存在している部屋のみについて、各部屋に設けられた扉のうち、避難すべき方向の扉のみの錠を開放するようにして、避難経路への移動を可能とし、避難すべき方向とは異なる方向の扉の錠は施錠したままとして在室者が移動できないように制御することによって、在室者の安全な避難の支援を可能としている。
さらに、避難経路側の扉の施錠制御モードを避難用モードに設定して扉の施錠を開放した後、在室者全員の安全な避難を確認した際には、あるいは、在室者全員の避難が完了するための十分な時間としてあらかじめ設定した一定時間が避難用モードに設定してから経過した際には、扉の施錠制御モードを通常運用モードに戻す制御を行うことにより、避難用モードにより開放されていた扉の施錠状態を元の状態に復帰させて、不審者が当該ビル内の部屋に侵入することを防止し、災害発生時における機密情報などのセキュリティ漏洩の発生や財産の盗難の発生などの、二次災害の発生を防止可能とする。
ここで、本発明による入退室管理システムが取り扱う対象の災害としては、在室者の避難を要するものであれば、如何なる災害であっても良く、前述した地震のみならず、津波、火災、洪水、土砂災害、雪崩、火山噴火などの各種災害を想定することができる。また、当該入退室管理システムへ通報されてくる緊急災害速報は、災害発生前の事前情報(例えば、地震の場合、主要振動であるS波が伝搬してくる前に観測されるP波の検知情報)であっても良いし、災害発生時の発生速報や注意報や警報であっても良い。
また、本実施形態においては、前述のように、外部に設置されている災害情報提供システムから緊急災害速報として通報されてくる場合について説明するが、場合によっては、本発明の入退室管理システムを構成する入退室管理装置あるいは入退室制御装置に、災害検知用のセンサを備えて、緊急災害速報に相当する情報を入退室管理システム内部で生成するように構成しても良い。
(実施形態の構成例)
次に、本発明の実施形態の構成例について、図1を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による入退室管理システムのブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
図1に示す入退室管理システム100は、施錠が可能な複数の部屋を有するビルなどの建物内に設置されるものであり、入退室管理装置11と各部屋の扉ごとに設けられる1ないし複数の入退室制御装置12とを少なくとも含んで構成されている。
また、図1に示す実施形態においては、外部に設置されていて、緊急災害速報を提供する災害情報提供システム21と、該緊急災害速報を通報するためのNGN(Next Generation Network)などの公衆通信ネットワークやインターネットなどからなるネットワーク22と、ビル内に設置されて、ネットワーク22からの緊急災害速報を受信するゲートウェイ23(Gateway:GW)と、ゲートウェイ23が受信した緊急災害速報を、入退室管理システム100の入退室管理装置11へ配信するためのローカルネットワーク24とが用意されており、入退室管理システム100の入退室管理装置11は、ゲートウェイ23、ローカルネットワーク24を介して、外部の災害情報提供システム21が発出する緊急災害速報を受信するように構成されている。
ここで、ゲートウェイ23から入退室管理装置11へ緊急災害速報を配信するローカルネットワーク24としては、有線の電気信号を送受信する有線LAN(Local Area Network)のみならず、無線信号を送受信する無線LANであっても構わないし、認可を取得することが不要な小電力の特定周波数の無線信号を送受信する限定無線通信システムであっても良い。また、災害情報提供システム21からの緊急災害速報を通報するネットワーク22としては、放送用のネットワークを用い、災害情報提供システム21にて放送電波に緊急災害速報を重畳させて通報するようにしても良い。
入退室管理装置11は、ビルの各部屋などの入退室を管理する装置であり、汎用的な情報処理装置(例えば、PC(Personal Computer)など)や専用機によって構成しても良く、災害発生時において在室者の避難行動を支援するために、緊急災害情報受信部111、災害レベル判定部112、在室者数管理部113、避難経路判別部114、避難用モード設定部115、通常運用モード復帰部116、タイマ117を、少なくとも備えている。
緊急災害情報受信部111は、ゲートウェイ23、ローカルネットワーク24を介して通報されてくる災害情報提供システム21からの緊急災害速報を受信する部位であり、災害レベル判定部112は、緊急災害情報受信部111にて受信した緊急災害速報の災害レベルが、当該ビルの各部屋に在室している在室者を避難させるべき災害の大きさの下限値に相当する閾値(例えば、地震の場合には震度4など)以上に達するものであるか否かを判定する部位である。
在室者数管理部113は、ビルの各部屋それぞれに在室している在室者の人数、全部屋の在室者の合計人数を管理して、各部屋ごとの扉の施錠制御モードを避難用モードに設定すべき部屋であるか否かを判別するために利用したり、全部屋の在室者全員が避難したか否かを判別するために利用したりする。ここで、在室者数は、ビルの各部屋への入退室の受付処理を行うフロント担当者からの人手を介した入力により設定するようにしても良いし、あるいは、在室者を自動的に認識するための手段として、在室者が携帯するGPS(Global Positioning System)機能付きの携帯端末を利用するようにしても良いし、在室者に個人認証カードやICタグを携行させるようにしても良い。
避難経路判別部114は、それぞれの部屋からビルの出口までの通路を、各部屋の在室者を誘導すべき避難経路として判別するものである。この際、複数の避難経路が備えられている場合には、緊急災害情報受信部111にて受信した緊急災害速報に含まれている災害の種類や災害の発生方向に関する情報などに基づいて、最適の避難経路を判別する。
避難用モード設定部115は、緊急災害速報の災害レベルが避難すべき閾値以上に達するものであった場合に、在室者が在室している各部屋の扉について、避難経路判別部114にて判別された避難経路側に位置している扉の錠を開放させる状態に設定するための避難用モードに移行させる指示を生成して、該当する部屋の扉ごとに設けられている入退室制御装置12へ送信するものである。
ここで、本実施形態においては、扉の施錠制御モードとして、扉に対する施錠制御を通常の運用時において実施する通常運用モードと、災害発生時において在室者の避難を行うために扉の施錠状態を強制的に制御する避難用モードとの2つのモードが備えられている。
通常運用モードにおいては、在室者などのユーザが所持する鍵の操作を応じて、あるいは、当該ユーザが携行する個人認識カードやICタグの読み取り結果に応じて、扉の錠を開放(開錠)したり、閉鎖(施錠)したりする。
一方、避難用モードにおいては、在室者などのユーザの操作如何によらず、強制的に扉の錠を開放させる動作モードを有しており、避難用モードにおいて扉の錠を開放させる動作モードとしては、部屋から退室する方向にのみ開放させる退室開放モード、部屋へ入室する方向にのみ開放させる入室開放モード、部屋への入室、部屋からの退室の双方の方向において開放させる入退室開放モードの3種類のモードが用意されている。さらに、避難用モードにおいては、避難経路以外の経路へ誤って進まないように、扉の錠を閉鎖させて、当該扉を介した部屋への入室、部屋からの退出の双方の方向について禁止する入退室施錠モードも動作モードとして用意している。
通常運用モード復帰部116は、在室者全員の避難の完了が確認された際に、あるいは、避難経路側に位置しているいずれかの扉の錠を避難用モードに設定した後、在室者全員の避難が完了したと想定される経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過した際に、避難用モードに一旦設定されている扉の施錠制御モードを通常運用モードに復帰させる指示を生成して、該当する部屋の扉ごとに設けられている入退室制御装置12へ送信するものである。
また、タイマ117は、指定したイベントが発生するまでに経過した時間を計時するものである。例えば、避難用モードに一旦設定されてからあらかじめ定めた一定時間が経過するまでの時間を計時したり、あるいは、各部屋の避難経路側に位置する扉の錠を避難用モードに設定してから、在室者が当該扉を経由して避難経路上を移動して次の扉の位置に辿り着くと想定される時間を計時したりする。後者の計時動作は、例えば、在室者が避難経路を移動する際に、当該避難経路上の次の扉として複数の扉が存在している場合に、在室者が複数の扉のうちどの扉を介して避難すべきかを、当該在室者により分かり易くするためのものであり、在室者が避難経路上の次の扉のところまで移動してきたと想定されるタイミングをタイマ117にて計時し、当該タイミングに達した際に、避難すべき経路へ向かう扉の施錠を開放させるようにすることによって、在室者が迷うことなく避難経路を進むことが可能となる。
各部屋の扉ごとに設けられる入退室制御装置12は、図1に示す例においては、第1の部屋1には2個の入退室制御装置(第1の部屋1の第1の扉に設けられた第11の入退室制御装置12−11、第1の部屋1の第2の扉に設けられた第12の入退室制御装置12−12)、第2の部屋2には1個の入退室制御装置(第2の部屋2の第1の扉に設けられた第21の入退室制御装置12−21)、…、第nの部屋nには2個の入退室制御装置(第nの部屋nの第1の扉に設けられた第n1の入退室制御装置12−n1、第nの部屋nの第2の扉に設けられた第n2の入退室制御装置12−n2)がそれぞれ備えられている例を示している。
各部屋の扉ごとに設けられる入退室制御装置12は、入退室管理装置11からの指示に基づいて、それぞれの扉の錠の開閉を制御する。つまり、入退室管理装置11から通常運用モードに設定する指示を受信していた場合には、在室者などのユーザが所持する鍵の操作を応じて、あるいは、当該ユーザが携行する個人認識カードやICタグの読み取り結果に応じて、それぞれの扉の錠の開閉を制御する。一方、入退室管理装置11から避難用モードに設定する指示を受信した場合には、現在の施錠状態を保存した後、該避難用モードの指示において動作モードとして指定されているモード(入室開放モード、退室開放モード、入退室開放モードのいずれか)にしたがって、それぞれの扉の錠を強制的に開放するように制御する。あるいは、該避難用モードの指示において、誤った経路への進入を防止するために扉の開放を一切禁止する入退室施錠モードが動作モードとして指定されていた場合には、入退室双方に関して錠を閉鎖した状態に設定する。また、避難用モードから通常運用モードへの復帰を指示された場合には、避難用モードへの移行時に保存しておいた扉の施錠状態に戻す。
(実施形態の第1の動作例の説明)
次に、図1の入退室管理システム100の動作の一例についてその詳細を図2に例示するフローチャートを用いて説明する。図2は、図1の入退室管理システム100の動作の一例を説明するためのフローチャートであり、緊急災害速報を受信した際の動作例を、本発明による災害発生時避難支援方法の一例として示している。
災害情報提供システム21を備えた災害情報提供機関の一つである気象庁は、災害の一つである地震を対象として、現在、地震発生前に、緊急地震速報を緊急災害速報として通報するサービスを提供している。以下の説明においては、災害の一例として地震を例にとって、地震発生前に、緊急地震速報が、緊急災害速報として、災害情報提供システム21からネットワーク22を介して通報されてくる場合について、図2のフローチャートを用いて説明する。ネットワーク22を介して通報されてくる災害情報提供システム21からの緊急地震速報(緊急災害情報)をビル内に設置されているゲートウェイ23が受信すると、当該ゲートウェイ23は、受信した緊急地震速報(緊急災害情報)を、当該ビル内に設置されているローカルネットワーク24を介して、入退室管理システム100の入退室管理装置11に対して通報する。
入退室管理装置11は、ゲートウェイ23から通報されてくる災害情報提供システム21からの緊急地震速報(緊急災害情報)を受信したか否かを緊急災害情報受信部111により絶えず監視している(ステップS11)。ゲートウェイ23から通報されてくる災害情報提供システム21からの緊急地震速報(緊急災害情報)を緊急災害情報受信部111にて受信していない場合は(ステップS11のNO)、通常運用モードの状態を継続し(ステップS23)、各部屋の在室者などのユーザが所持する鍵の操作を応じて、あるいは、当該ユーザが携行する個人認識カードやICタグの読み取り結果に応じて、当該部屋の扉の錠を開放したり、施錠したりする。
一方、ゲートウェイ23から通報されてくる災害情報提供システム21からの緊急地震速報(緊急災害情報)を緊急災害情報受信部111にて受信した場合は(ステップS11のYES)、当該緊急地震速報(緊急災害情報)に含まれている災害レベルが、在室者の避難を必要とする災害の大きさの下限値に相当する閾値(地震の場合、例えば震度4)以上であるか否かを災害レベル判定部112にて判定する(ステップS12)。当該緊急地震速報(緊急災害情報)に含まれている災害レベルが、あらかじめ定めた閾値よりも小さい場合(ステップS12のNO)、当該緊急地震速報(緊急災害情報)が通報してきた災害の大きさは在室者の避難を必要とする大きさではないものと看做して、通常運用モードの状態を継続し(ステップS23)、各部屋の在室者などのユーザが所持する鍵の操作を応じて、あるいは、当該ユーザが携行する個人認識カードやICタグの読み取り結果に応じて、当該部屋の扉の錠を開放したり、施錠したりする。
当該緊急地震速報(緊急災害情報)に含まれている災害レベルが、あらかじめ定めた閾値以上であった場合(ステップS12のYES)、当該緊急地震速報(緊急災害情報)が通報してきた災害の大きさは在室者の避難を必要とする大きさであるものと看做して、当該ビル内に複数の避難経路が存在している場合は、当該緊急地震速報(緊急災害情報)が通報してきた災害の種類、災害の発生方向を取り出して、複数の避難経路のうち、いずれの経路を最適の避難経路として適用すべきかを避難経路判別部114にて判別する(ステップS13)。
次に、当該ビルの各部屋に在室者が在室しているか否かを、在室者数管理部113にて管理されている情報に基づいて判定する。つまり、まず、当該ビル内のすべての部屋について在室者が在室していないか確認し(ステップS14)、在室者が全くいない場合は(ステップS14のYES)、避難誘導する必要がない場合であり、通常通り、通常運用モードの状態を継続し(ステップS23)、各部屋の在室者などのユーザが所持する鍵の操作を応じて、あるいは、当該ユーザが携行する個人認識カードやICタグの読み取り結果に応じて、当該部屋の扉の錠を開放したり、施錠したりする。
一方、いずれか1ないし複数の部屋(すべての部屋の場合も含む)について在室者が在室していると判定した場合(ステップS14のNO)、順次、在室者が在室する部屋を確認していく(ステップS15)。ここで、在室の有無を確認した際に、在室している部屋ではなかった場合は(ステップS15のNO)、当該部屋の扉の施錠制御モードを避難用モードに設定する必要はないので、何もしないで、ステップS18に移行して、すべての部屋について在室チェックが終了したか否かを確認し(ステップS18)、在室チェックが終了していない場合は(ステップS18のNO)、次の部屋へ切り替えた後(ステップS19)、ステップS15に復帰して、次の部屋の在室チェックを繰り返す。
在室者の在室の確認を行った部屋が在室している部屋であった場合(ステップS15のYES)、当該部屋の扉の施錠制御モードを避難用モードに設定する必要があるので、当該部屋に複数の扉があった場合には、ステップS13にて判別した避難経路側に位置している扉の施錠制御モードを避難用モードに設定する指示を避難用モード設定部115にて生成した後、当該扉に対応して設けられている入退室制御装置12に対して、生成した避難用モードへの設定指示を送信する。
この結果、該避難用モードへの設定指示を受信した入退室制御装置12は、対応する扉の施錠状態を一旦保存した後、当該扉の施錠状態を避難用モードに設定して、該避難用モードへの設定指示にて指定されている開放モード(動作モード)に基づいて、施錠を強制的に開放させた状態に設定する(ステップS16)。ここで、避難用モードへの設定指示にて指定される開放モードとして、当該部屋から退室する場合のみにおいて施錠が開放される退室開放モードに設定するようにすれば、在室者が避難するために退室する方向へ移動する場合のみ可能となり、誤って、他の部屋の在室者が当該部屋に入室してしまうという事態を防止することができる。なお、避難用モードにおける動作モードとして開放モード(例えば退室開放モード)に設定した場合、在室者は鍵の操作や認証カード、ICタグの読み取り動作を行うことなく扉を開放して移動することができる。
さらに、当該部屋に複数の扉があった場合において、ステップS13にて判別した避難経路側に位置していない扉に関する施錠制御モードについては、避難用モードに設定することなく、通常運用モードのままの状態を継続させる(ステップS17)。
ここで、ステップS17においては、避難経路側に位置していない扉に関して、通常運用モードのままの状態を継続させる代わりに、避難経路側に位置していない扉に関しても、扉の施錠制御モードとして避難用モードに設定することとし、かつ、避難用モードの動作モードとして入退室双方の方向の移動を強制的に禁止する入退室施錠モードの状態に設定するようにしても良い。該入退室施錠モードにおいては、たとえ、鍵の操作や認証カード、ICタグの読み取り動作を行ったとしても、扉は施錠されたままの状態になる。したがって、入退室施錠モードの避難用モードに設定することによって、当該部屋に誤って進入したり、当該部屋から誤った方向に移動したりしてしまう事態を確実に防止することができる。
しかる後、ステップS18に移行して、すべての部屋について在室チェックが終了したか否かを確認し(ステップS18)、在室チェックが終了していない場合は(ステップS18のNO)、次の部屋へ切り替えた後(ステップS19)、ステップS15に復帰して、次の部屋の在室チェックを繰り返すが、一方、すべての部屋について在室チェックが終了した場合には(ステップS18のYES)、次に、避難時における二次災害の発生を防止するために、在室者の避難がすべて完了したか否かを確認する動作に移行する。
つまり、避難用モードに設定して在室者の避難を開始した後、在室者全員の避難が安全に完了するために要する経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過したか否かをタイマ117の計時結果を参照して確認する(ステップS20)。該一定時間が経過していない場合(ステップS20のNO)、当該ビルの管理者が、在室者全員の避難完了を確認し、さらに、災害に対する当該ビルの安全を確認した後などにおいて、避難用モードから通常運用モードへの復帰を指示したか否かを確認する(ステップS21)。通常運用モードへの復帰を指示していなかった場合には(ステップS21のNO)、ステップS20へ戻って、前記一定時間が経過したか否かを確認する動作を繰り返す。
避難用モードに設定して在室者の避難を開始した後、前記一定時間が経過するか(ステップS20のYES)、または、当該ビルの管理者が通常運用モードへの復帰を指示した場合(ステップS21のYES)、避難用モードに設定していた部屋の扉の施錠制御モードを通常運用モードに復帰させるための指示を通常運用モード復帰部116にて生成した後、当該扉に対応して設けられている入退室制御装置12に対して、生成した通常運用モードへの復帰指示を送信する。
この結果、該通常運用モードへの復帰指示を受信した入退室制御装置12は、避難用モードを設定する際に一旦保存しておいた扉の施錠状態を取り出して、当該扉の施錠状態を元の状態に復帰させるとともに、通常運用モードへ復帰する(ステップS22)。
なお、ここで、避難用モードから通常運用モードへの復帰を行う契機として、図2のフローチャートのステップS20、S21においては、一定時間が経過するか、または、当該ビルの管理者が通常運用モードへの復帰を指示する場合について説明した。しかし、かかる場合以外に、例えば、各在室者が、それぞれの所在の確認が可能な個人認証カードやICタグを必ず携行しているか、あるいは、現在位置を探索可能なGPS機能付き携帯端末を必ず携帯しているようにすれば、在室者全員の避難が安全に完了したか否かを、個人認証カードやICタグの読み取り結果やGPS機能付き携帯端末から取得される現在位置情報に基づいて、自動的に判別することが可能であり、かくのごとき自動的な判別結果に基づいて、在室者全員の避難が完了したことを確認した際には、避難用モードから通常運用モードへの復帰を自動的に行うようにしても良いし、または、ビル管理者にその旨を通知して、該ビル管理者の判断に基づいて、避難用モードから通常運用モードへの復帰を行うようにしても良い。
また、避難用モードにおいては、前述のように、在室者の鍵操作の如何に関わらず、入室のみが可能な入室開放モード、退室のみが可能な退室開放モード、入退室のいずれもが可能な入退室開放モード、入退室のいずれもが不可能な入退室施錠モードの4つの動作モードが用意されており、これらの4つの動作モードのうちいずれかを避難経路に応じてビル管理者がそれぞれ選択して入退室管理装置11に対して各入退室制御装置12ごとに事前に設定している。これにより、避難用モードに設定する際の各入退室制御装置12における扉の施錠制御に関する設定情報は、入退室管理装置11が一括管理することができる。
以上のような動作を行うことにより、災害の通報を受け取って避難を開始した場合、在室者が間違った避難経路を選択する可能性を低減することができる。つまり、扉施錠制御に関する避難用モードの設定において、避難経路側の扉については、施錠を開放状態に設定して、在室者の避難を誘導するようにし、一方、危険区域への扉については、通常運用モードのままとして、鍵の操作等を行うことなしには入退室することができない状態とし、あるいは、避難用モードの入退室施錠モードに設定して、入退室を強制的に不可能な状態として、在室者が避難行動中に危険区域へ入室することができないようにして、危険を回避することを可能としている。
さらに、在室者の避難が終了した以降において、通常運用モードに復帰させることによって、災害発生後における不審者の侵入を防止するのみならず、在室者の避難中においても、避難経路上の扉に設定される避難用モードの動作モードとして、退室のみを可とし、入室を不可とする退室開放モードに設定することによって、在室者の避難中に外部からの不審者が侵入することを防止することも可能としており、部屋内に保存されている情報の漏洩や財産の盗難などの二次災害の発生をより確実に防止することが可能である。
(実施形態の第2の動作例の説明)
次に、災害発生時の避難を支援するための避難用モードについて、前述の第1の動作例とは異なる動作について、第2の動作例として、ビル内の部屋の間取りを例示する模式図を用いてさらに説明する。避難用モードは、前述のように、在室者の鍵操作の如何に関わらず、入室のみ可、退室のみ可、入退室のいずれも可、入退室のいずれも不可の4つの状態のうちいずれかをビル管理者が選択して入退室管理装置11に対して各入退室制御装置12ごとに事前に設定している。つまり、避難用モードにおける各入退室制御装置12に関する扉の施錠制御用の設定情報は、入退室管理装置11の避難用モード設定部115にて一括管理している。
さらに、入退室管理装置11は、在室者数管理部113において、在室者として人が在室している人数を示す人数データ(在室者数)を管理している。ここで、本第2の動作例においては、前述した第1の動作例の場合とは異なり、該人数データ(在室者数)が0人ではない部屋については、災害の通報を受信した場合においても、在室者が所持している鍵を用いて扉の錠の開放・閉鎖を行うことが可能であるものとして、避難用モードの設定を行わずに、通常運用モードで運用し、一方、該人数データ(在室者数)が0人の場合または0人以外の状態から0人になった際に、通常運用モードから避難用モードに遷移する場合を示している。
つまり、本第2の動作例においては、避難用モードは、無人の部屋への入室を禁止するために用いられるものであり、無人の部屋の扉に該当する入退室制御装置12に設定される避難用モードの動作モードとして、退室のみが可能な退室開放モードあるいは入退室のいずれも不可能な入退室施錠モードのいずれかが設定される。これにより、第1の動作例とは異なり、在室者が避難経路へ移動する際に、在室者が所持している鍵を用いて扉の施錠を開放しながら移動することが必要となるものの、外部からの不審者が無人の部屋に侵入することを防止するとともに、外部からの救助隊が無人の部屋か否かを迅速に判別して有人の部屋に効果的に駆けつけることを可能としている。
例えば、図3に示すように、フロア間取り図として、第1の部屋1、第2の部屋2、通路3、出口4があるものとする。第1の部屋1、第2の部屋2は、それぞれ、通路3に面した扉として、第1の扉103、第2の扉203が設置されており、通路3から、第3の扉304を介して、出口4へ退出することが可能になっている。ここに、図3は、図1の入退室管理システム100の動作を説明するためのビル内の各部屋の間取りの一例を示す間取り図である。
図3において、第1の部屋1には人(在室者)が在室している状態にあり、第2の部屋2は無人の状態にあるものとする。ここで、各部屋が無人になった場合に各扉(第1の扉103、第2の扉203、第3の扉304)それぞれに設けられた各入退室制御装置12に設定される施錠制御モードの避難用モードについては、入退室管理装置11において、第1の部屋1、第2の部屋2それぞれから避難経路である通路3を介して出口4へ確実に誘導することを可能とし、かつ、無人の部屋への入室を禁止するために、例えば、次のような動作モード(退室開放モード)に事前に設定されている。
(1)第1の扉103:退室のみ可(つまり、第1の部屋1→通路3への退出は可能であるが、通路3→第1の部屋1への入室は禁止)
(2)第2の扉203:退室のみ可(つまり、第2の部屋2→通路3への退出は可能であるが、通路3→第2の部屋2への入室は禁止)
(3)第3の扉304:退室のみ可(つまり、通路3→出口4への退出は可能であるが、出口4→通路3への入室は禁止)
図3のごとき状態にある場合に、災害が発生した場合、第2の部屋2には人がいないので、その人数データ(在室者数)は0人であり、このとき、本第2の動作例においては、入退室管理装置11の避難用モード設定部115からの指示に基づいて、第2の扉203は、通常運用モードから避難用モードの状態に遷移する。この場合、(2)として前述したように、第2の扉203は、第2の部屋2から通路3への退室のみが可能とされ、通路3から第2の部屋2への入室は禁止された状態に設定される。
一方、災害が発生した同時期において、第1の部屋1には人が在室しているため、第1の扉103は、入退室管理装置11の避難用モード設定部115からの指示は送信されずに、通常運用モードのままの状態が継続する。そのため、第1の部屋1にいる在室者が所持する鍵を操作することによって、第1の扉103の施錠状態を開放して、第1の部屋1の在室者は、全員、第1の扉103を介して通路3へ退出することができる。当該在室者全員が第1の部屋1から退出するまでの間は、第1の扉103は、在室者が所持する鍵の操作によって入室・退室のいずれも可能であり、第1の部屋1と通路3との間の入退室は許可された状態にある。
しかし、第1の部屋1にいた在室者全員が退出した時点では、第1の扉103は、通常運用モードから避難用モードの状態に遷移し、(1)として前述したように、第1の扉103は、第1の部屋1から通路3への退室のみが可能とされ、通路3から第1の部屋1へ入室することは禁止された状態に設定される。
また、出口4に対応する人数データ(在室者数)としては、第1の部屋1と第2の部屋2との人数データ(在室者数)の合計を入退室管理装置11の在室者数管理部113において保持している。そのため、第1の部屋1、第2の部屋2にいた在室者全員が、第3の扉304を介して出口4へ退出するまでの間は、通常運用モードのままの状態が継続していて、第1の部屋1、第2の部屋2の在室者が所持している鍵を操作することにより、第3の扉304は入室・退室のいずれも可能であり、通路3と出口4との間の入退室は許可された状態にある。
しかし、第1の部屋1、第2の部屋2にいた在室者が、すべて、出口4へ退出した時点では、第3の扉304は、通常運用モードから避難用モードの状態に遷移し、(3)として前述したように、第3の扉304は、通路3から出口4への退室のみが可能とされ、出口4から通路3へ入室することは禁止された状態に設定される。
図4は、図1の入退室管理システム100の避難用モードへ遷移した際の動作の一例を説明するための説明図であり、第1の部屋1にいる在室者が、災害発生時に避難する際に、第1の扉103から第3の扉304の順に移動して、ビルの出口4へ退室することは可能であるが、第1の扉103から第2の扉203の順に移動しようとしても、第2の扉203は施錠されたままであり、第2の部屋2へは入室することはできない状態を示している。
したがって、災害発生時に第1の部屋1にいる在室者は、出口4に達することがない第2の部屋2に迷って入り込むことを回避することが可能であり、ビルの出口4から確実に避難することができる。
また、災害発生時に第1の部屋1に在室者がいる状態にあった場合に、ビルの外部にいる救助隊が、第1の部屋1にいる在室者を救助しようとする場合、第1の部屋1に在室者がいる限り、第1の扉103、第3の扉304は、通常運用モードの状態を継続しており、したがって、第1の部屋1の在室者が所持する鍵を操作することにより、または、同等のマスタキーを救助隊が操作することにより、図5に示すように、出口4から通路3へ第3の扉304を介して、さらに、通路3から第1の部屋1へ第1の扉103を介して入室することが可能であるが、無人状態になっている第2の部屋2と通路3との間の第2の扉203は、避難用モードに遷移している状態にあって、通路3から第2の部屋2への入室は不可能な状態になっている。
図5は、図1の入退室管理システム100の避難用モードへ遷移した際の動作の図4とは異なる例を説明するための説明図であり、在室者の救助を行う場合の入退室管理システム100の動作を説明している。図5に示すように、外部からビル内に入ってきた救助隊は、第2の扉203が避難用モードに切り替わっていて第2の部屋2への入室が不可能な状態に設定されていることから、第2の部屋2には人がいないことを容易に把握することが可能であり、救助活動を効率的に行うことが可能である。
以上に説明したように、本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
第1の効果は、在室者の避難時に避難経路の間違いを低減することができることにある。その理由は、各入退室制御装置12の扉施錠制御モードを避難用モードに設定する際に、避難経路側に位置する扉に対応する入退室制御装置12のみを開放する動作モードに設定するように制御することにより、避難経路ではない方向に向かって在室者が移動することを防止することができるためである。
第2の効果は、入退室制御装置12が避難用モードに設定されていた場合であっても、部外者の侵入を防止することができることにある。その理由は、入退室管理装置11において入退室制御装置12の扉制御設定の避難用モードとして各部屋からの退室方向のみを開放し、各部屋への入室方向は閉鎖した状態に設定するように制御しているためである。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。例えば、本発明の実施の態様は、課題を解決するための手段における構成(1)に加えて次のような構成として表現できる。
(2)前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定する上記(1)の入退室管理システム。
(3)前記入退室管理装置が、前記緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対しては、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とする上記(1)または(2)の入退室管理システム。
(4)前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(3)の入退室管理システム。
(5)前記入退室管理装置は、在室者の避難を必要とする災害の大きさの下限値に相当する閾値と、受信した緊急災害速報の災害レベルとを比較し、受信した前記緊急災害速報の災害レベルが、前記閾値以上の大きさであった場合、少なくとも、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する上記(1)ないし(4)のいずれかの入退室管理システム。
(6)前記入退室管理装置は、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理する在室者数管理部を備え、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人ではなく在室者が在室している有人の部屋についてのみ、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する上記(1)ないし(5)のいずれかの入退室管理システム。
(7)前記入退室管理装置は、前記在室者数管理部において在室者数が0人の無人の部屋について、あるいは、前記在室者数管理部において在室者数が0人以外の有人の状態から0人の無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、当該部屋の扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とする上記(6)の入退室管理システム。
(8)無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(7)の入退室管理システム。
(9)1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、かつ、前記入退室管理装置が、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理する在室者数管理部を備え、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人の無人の部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人の部屋の扉を強制的に施錠する入退室管理システム。
(10)前記緊急災害速報を受信した際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人以外の有人の部屋であっても、当該部屋の在室者全員が退室して無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人状態に遷移した部屋の扉を強制的に施錠する上記(9)の入退室管理システム。
(11)無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(9)または(10)の入退室管理システム。
(12)前記入退室制御装置が、前記入退室管理装置から前記避難用モードへの設定指示を受信した際に、対応する扉に関する扉施錠制御モードとして前記避難用モードに設定するのに先立って、現在設定されている当該扉の施錠状態を一旦保存し、しかる後、前記入退室管理装置から前記通常運用モードへの復帰の指示を受信した際に、一旦保存している当該扉の施錠状態に戻すとともに、前記通常運用モードに復帰する上記(1)ないし(11)のいずれかの入退室管理システム。
(13)前記入退室管理装置は、前記避難用モードへの設定指示を前記入退室制御装置に送信した以降、在室者全員の避難が完了するために十分な経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過するか、あるいは、前記通常運用モードへの復帰を指示する人手による入力があった際に、前記入退室制御装置に対して、前記避難用モードから前記通常運用モードへの復帰の指示を送信する上記(12)の入退室管理システム。
(14)1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなり、災害発生時に各部屋の在室者の避難を支援する災害発生時避難支援方法であって、前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを有し、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置する扉を強制的に開放する災害発生時避難支援方法。
(15)前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定する上記(14)の災害発生時避難支援方法。
(16)前記入退室管理装置が、前記緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対しては、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とする上記(14)または(15)の災害発生時避難支援方法。
(17)前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(16)の災害発生時避難支援方法。
(18)前記入退室管理装置は、在室者の避難を必要とする災害の大きさの下限値に相当する閾値と、受信した緊急災害速報の災害レベルとを比較し、受信した前記緊急災害速報の災害レベルが、前記閾値以上の大きさであった場合、少なくとも、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する上記(14)ないし(17)のいずれかの災害発生時避難支援方法。
(19)前記入退室管理装置は、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する際に、在室者数が0人ではなく在室者が在室している有人の部屋についてのみ、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する上記(14)ないし(18)のいずれかの災害発生時避難支援方法。
(20)前記入退室管理装置は、在室者数が0人の無人の部屋について、あるいは、在室者数が0人以外の有人の状態から0人の無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、当該部屋の扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とする上記(19)の災害発生時避難支援方法。
(21)無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(20)の災害発生時避難支援方法。
(22)1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、かつ、前記入退室管理装置が、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理し、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、在室者数が0人の無人の部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人の部屋の扉を強制的に施錠する災害発生時避難支援方法。
(23)前記緊急災害速報を受信した際に、在室者数が0人以外の有人の部屋であっても、当該部屋の在室者全員が退室して無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人状態に遷移した部屋の扉を強制的に施錠する上記(22)の災害発生時避難支援方法。
(24)無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、部屋からの退室のみが可能で、部屋への入室を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋からの退室、部屋への入室の双方を不可能とする状態に設定する上記(22)または(23)の災害発生時避難支援方法。
(25)前記入退室制御装置が、前記入退室管理装置から前記避難用モードへの設定指示を受信した際に、対応する扉に関する扉施錠制御モードとして前記避難用モードに設定するのに先立って、現在設定されている当該扉の施錠状態を一旦保存し、しかる後、前記入退室管理装置から前記通常運用モードへの復帰の指示を受信した際に、一旦保存している当該扉の施錠状態に戻すとともに、前記通常運用モードに復帰する上記(14)ないし(24)のいずれかの災害発生時避難支援方法。
(26)前記入退室管理装置は、前記避難用モードへの設定指示を前記入退室制御装置に送信した以降、在室者全員の避難が完了するために十分な経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過するか、あるいは、前記通常運用モードへの復帰を指示する人手による入力があった際に、前記入退室制御装置に対して、前記避難用モードから前記通常運用モードへの復帰の指示を送信する上記(25)の災害発生時避難支援方法。
(27)上記(14)ないし(26)のいずれかの災害発生時避難支援方法を、コンピュータにて実行可能なプログラムとして実施している災害発生時避難支援プログラム。
(28)上記(27)の災害発生時避難支援プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
本発明による入退室管理システムのブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 図1の入退室管理システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1の入退室管理システムの動作を説明するためのビル内の各部屋の間取りの一例を示す間取り図である。 図1の入退室管理システムの避難用モードへ遷移した際の動作の一例を説明するための説明図である。 図1の入退室管理システムの避難用モードへ遷移した際の動作の図4とは異なる例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 第1の部屋
2 第2の部屋
3 通路
4 出口
n 第nの部屋
11 入退室管理装置
12 入退室制御装置
12−11 第11の入退室制御装置
12−12 第12の入退室制御装置
12−21 第21の入退室制御装置
12−n1 第n1の入退室制御装置
12−n2 第n2の入退室制御装置
21 災害情報提供システム
22 ネットワーク
23 ゲートウェイ
24 ローカルネットワーク
100 入退室管理システム
103 第1の扉
111 緊急災害情報受信部
112 災害レベル判定部
113 在室者数管理部
114 避難経路判別部
115 避難用モード設定部
116 通常運用モード復帰部
117 タイマ
203 第2の扉
304 第3の扉

Claims (24)

  1. 1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、
    前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、
    緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、
    前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置する扉の錠の施錠状態を強制的に開放し、前記避難経路側に位置する前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする入退室管理システム。
  2. 前記入退室管理装置が、前記緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対しては、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とすることを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
  3. 前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記各部屋の避難経路側に位置していない前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
  4. 前記入退室管理装置は、在室者の避難を必要とする災害の大きさの下限値に相当する閾値と、受信した緊急災害速報の災害レベルとを比較し、受信した前記緊急災害速報の災害レベルが、前記閾値以上の大きさであった場合、少なくとも、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の入退室管理システム。
  5. 前記入退室管理装置は、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理する在室者数管理部を備え、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人ではなく在室者が在室している有人の部屋についてのみ、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の入退室管理システム。
  6. 前記入退室管理装置は、前記在室者数管理部において在室者数が0人の無人の部屋について、あるいは、前記在室者数管理部において在室者数が0人以外の有人の状態から0人の無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、当該部屋の扉の錠を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とすることを特徴とする請求項5に記載の入退室管理システム。
  7. 無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記無人の部屋あるいは無人状態に遷移した前記部屋の前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項6に記載の入退室管理システム。
  8. 1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、
    前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、
    緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、
    かつ、前記入退室管理装置が、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理する在室者数管理部を備え、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人の無人の部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人の部屋の扉の錠を強制的に施錠することを特徴とする入退室管理システム。
  9. 前記緊急災害速報を受信した際に、前記在室者数管理部において在室者数が0人以外の有人の部屋であっても、当該部屋の在室者全員が退室して無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人状態に遷移した部屋の扉の錠を強制的に施錠することを特徴とする請求項8に記載の入退室管理システム。
  10. 無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記避難経路側に位置する前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項8又は9に記載の入退室管理システム。
  11. 前記入退室制御装置が、前記入退室管理装置から前記避難用モードへの設定指示を受信した際に、対応する扉に関する扉施錠制御モードとして前記避難用モードに設定するのに先立って、現在設定されている当該扉の施錠状態を一旦保存し、しかる後、前記入退室管理装置から前記通常運用モードへの復帰の指示を受信した際に、一旦保存している当該扉の施錠状態に戻すとともに、前記通常運用モードに復帰することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の入退室管理システム。
  12. 前記入退室管理装置は、前記避難用モードへの設定指示を前記入退室制御装置に送信した以降、在室者全員の避難が完了するために十分な経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過するか、あるいは、前記通常運用モードへの復帰を指示する人手による入力があった際に、前記入退室制御装置に対して、前記避難用モードから前記通常運用モードへの復帰の指示を送信することを請求項11に記載の入退室管理システム。
  13. 1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなり、災害発生時に各部屋の在室者の避難を支援する災害発生時避難支援方法であって、
    前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを有し、
    前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置する扉の錠の施錠状態を強制的に開放し、前記避難経路側に位置する前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする災害発生時避難支援方法。
  14. 前記入退室管理装置が、前記緊急災害速報を受信した際に、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対しては、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、前記各部屋の避難経路側に位置していない扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とすることを特徴とする請求項13に記載の災害発生時避難支援方法。
  15. 前記各部屋の避難経路側に位置していない扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記各部屋の避難経路側に位置していない前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項13に記載の災害発生時避難支援方法。
  16. 前記入退室管理装置は、在室者の避難を必要とする災害の大きさの下限値に相当する閾値と、受信した緊急災害速報の災害レベルとを比較し、受信した前記緊急災害速報の災害レベルが、前記閾値以上の大きさであった場合、少なくとも、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することを特徴とする請求項13ないし15のいずれかに記載の災害発生時避難支援方法。
  17. 前記入退室管理装置は、前記各部屋の避難経路側に位置する扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信する際に、在室者数が0人ではなく在室者が在室している有人の部屋についてのみ、当該扉の施錠状態を強制的に開放させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することを特徴とする請求項13ないし16のいずれかに記載の災害発生時避難支援方法。
  18. 前記入退室管理装置は、在室者数が0人の無人の部屋について、あるいは、在室者数が0人以外の有人の状態から0人の無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、当該部屋の扉を強制的に施錠するか、あるいは、前記通常運用モードのままの状態とすることにより、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り操作を行わない限り施錠した状態とすることを特徴とする請求項17に記載の災害発生時避難支援方法。
  19. 無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記無人の部屋あるいは無人状態に遷移した前記部屋の前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項18に記載の災害発生時避難支援方法。
  20. 1ないし複数の部屋それぞれの扉に対応して設けられ、対応する扉の施錠制御を行う入退室制御装置と、前記各部屋への入退室を管理し、前記入退室制御装置それぞれの制御状態を管理する入退室管理装置とからなる入退室管理システムにおいて、
    前記入退室制御装置が、鍵による操作あるいは個人認証カードやICタグの読み取り結果に応じて前記扉の施錠・開錠を実施する通常運用モードと、緊急時における在室者の避難用として前記扉の施錠・開錠を強制的に設定する避難用モードとの2つの扉施錠制御モードを備え、かつ、前記入退室管理装置が、各部屋ごとに現在在室している在室者数を管理し、前記入退室管理装置が、緊急災害速報を受信した際に、在室者数が0人の無人の部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人の部屋の扉を強制的に施錠することを特徴とする災害発生時避難支援方法。
  21. 前記緊急災害速報を受信した際に、在室者数が0人以外の有人の部屋であっても、当該部屋の在室者全員が退室して無人状態の部屋に遷移した際に、当該部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置に対して、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードへの設定の指示を送信することにより、無人状態に遷移した部屋の扉を強制的に3錠することを特徴とする請求項20に記載の災害発生時避難支援方法。
  22. 無人の部屋あるいは無人状態に遷移した部屋の扉に対応して設けられている前記入退室制御装置が設定する、当該扉の錠を強制的に施錠させる前記避難用モードとして、前記無人の部屋あるいは無人状態に遷移した前記部屋の前記扉の錠の施錠状態を、部屋の内側からの開放を可能とし、部屋の外側からの開放を不可能とする状態に設定するか、あるいは、部屋の内側及び外側の双方からの開放を不可能とする状態に設定することを特徴とする請求項20または21に記載の災害発生時避難支援方法。
  23. 前記入退室制御装置が、前記入退室管理装置から前記避難用モードへの設定指示を受信した際に、対応する扉に関する扉施錠制御モードとして前記避難用モードに設定するのに先立って、現在設定されている当該扉の施錠状態を一旦保存し、しかる後、前記入退室管理装置から前記通常運用モードへの復帰の指示を受信した際に、一旦保存している当該扉の施錠状態に戻すとともに、前記通常運用モードに復帰することを特徴とする請求項13ないし22のいずれかに記載の災害発生時避難支援方法。
  24. 前記入退室管理装置は、前記避難用モードへの設定指示を前記入退室制御装置に送信した以降、在室者全員の避難が完了するために十分な経過時間としてあらかじめ定めた一定時間が経過するか、あるいは、前記通常運用モードへの復帰を指示する人手による入力があった際に、前記入退室制御装置に対して、前記避難用モードから前記通常運用モードへの復帰の指示を送信することを請求項23に記載の災害発生時避難支援方法。
JP2008209623A 2008-08-18 2008-08-18 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体 Active JP5234760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209623A JP5234760B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209623A JP5234760B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010044685A JP2010044685A (ja) 2010-02-25
JP5234760B2 true JP5234760B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=42016003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008209623A Active JP5234760B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5234760B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103221984B (zh) 2010-11-19 2016-10-05 株式会社尼康 引导装置、检测装置以及姿势状态判定装置
JP5974423B2 (ja) * 2010-11-19 2016-08-23 株式会社ニコン 誘導装置
WO2013094023A1 (ja) * 2011-12-20 2013-06-27 三菱電機株式会社 入退室管理システム
WO2013094022A1 (ja) * 2011-12-20 2013-06-27 三菱電機株式会社 入退室管理システム
CN105118115B (zh) * 2011-12-20 2017-10-10 三菱电机株式会社 进出室管理系统
JP6088841B2 (ja) * 2013-02-20 2017-03-01 アズビル株式会社 点呼システムおよび点呼方法
JP6496986B2 (ja) * 2014-05-29 2019-04-10 富士通株式会社 機器制御プログラム、機器制御方法および機器制御システム
JP6308966B2 (ja) * 2015-03-26 2018-04-11 株式会社日立ビルシステム 入退室管理装置
SG10201510253XA (en) * 2015-12-14 2017-07-28 Gladius Tech Pte Ltd A Rapid Warning & Evacuation System (RAWES)
KR101930155B1 (ko) * 2017-02-19 2018-12-28 (주)참슬테크 도어 프리 기능을 갖는 재실 확인 서비스 장치
KR101866124B1 (ko) * 2017-02-19 2018-06-08 (주)참슬테크 비화재보 확인기능을 갖는 재실 확인 서비스 장치
JP7196430B2 (ja) * 2018-06-20 2022-12-27 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 装置、管理システム及びプログラム
DE102019102671A1 (de) * 2019-02-04 2020-08-06 Pke Holding Ag Alarmsituation

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559852A (ja) * 1991-09-04 1993-03-09 Nippon Denshi Kogyo Kk 電気錠システム
JP4606606B2 (ja) * 2001-01-23 2011-01-05 株式会社高見沢サイバネティックス 入退場管理端末、および入退場管理システム
JP2005133322A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Tokai Rika Co Ltd 扉制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010044685A (ja) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5234760B2 (ja) 入退室管理システム、災害発生時避難支援方法、災害発生時避難支援プログラムおよびプロブラム記録媒体
JP3712002B2 (ja) 情報処理装置、情報処理制御システム、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体
JP2014214477A (ja) 入退室管理システム、入退室管理システムの制御方法および入退室管理システム用のコンピュータ装置
US11263892B2 (en) Alarm system with first responder code for building access
KR20180045761A (ko) 옥상문 개폐 시스템 및 그 운용 방법
KR102401090B1 (ko) 이중인증 기반의 도어락 제어 방법 및 이중인증 도어락
KR20180060901A (ko) 잠금 장치 제어 방법
US20130027182A1 (en) Electronic locking device having a concealed notification function and the notification method thereof
JP2009059085A (ja) セキュリティシステム
US11900780B2 (en) Method and system for monitoring course of work
WO2020164104A1 (zh) 处理芯片、主控设备、门禁系统及其解锁方法
US10726705B2 (en) Method for controlling door access with improved safety
JP5016461B2 (ja) 電気錠システム
JP5095191B2 (ja) 共連れ検知システム
KR102437525B1 (ko) 핵심기술 정보 유출 차단을 위한 통합 보안시스템
US20130052979A1 (en) Initiative notification apparatus and the notifying method thereof
KR101372575B1 (ko) 가장 코드를 이용한 응급 상황 신고 시스템 및 그 방법
JP2019028580A (ja) 監視システム
JP4684610B2 (ja) 警備システム及び警備装置
KR100855125B1 (ko) 도주 방지용 방범 기능이 내장된 디지털 도어락을 이용한보안 시스템 및 그 제어 방법
JP2012173977A (ja) 警備装置および警備方法
JP5258251B2 (ja) 警備装置
JP2008273732A (ja) エレベータートランク室解錠・施錠制御装置、エレベータートランク室解錠・施錠制御方法及びエレベータートランク室解錠・施錠制御システム
JP2005273176A (ja) 電子ロック制御システム、及びプログラム
KR101755275B1 (ko) 상황 알림기능을 갖는 비상문 잠금 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091211

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5234760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350