JP5233661B2 - 所在情報通知装置及び所在情報通知プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る所在情報管理システムの概略構成の一例を示す全体図である。この所在情報管理システム1は、ユーザにより操作される端末装置2と、複数のユーザの所在を取得する所在情報取得装置3と、所在情報ログ40、会合情報ログ41、電子メール通信ログ42、電子掲示板ログ43及びエリア定義情報44を有するコミュニケーションログDB(データベース)4と、今後開催される会合の必要性の程度に応じて、その会合の参加メンバーの所在情報を通知する所在情報通知装置5とを備え、これら端末装置2、所在情報取得装置3、コミュニケーションログDB4及び所在情報通知装置5は、ネットワーク10を介して相互に通信可能に接続されている。
端末装置2は、ウェブブラウザ20と、メール通信プログラム21とを備える。端末装置2は、ウェブブラウザ20を実行することで、例えば、会合情報の予約、電子掲示板の書き込み及び閲覧等の機能を提供する。また、端末装置2は、メール通信プログラム21を実行することで、電子メールの送受信機能を提供する。このような端末装置2は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話機等により構成されている。
所在情報取得装置3は、複数のタグセンサ30a〜30hからなるタグセンサ群30によってタグ31aを所持するユーザ300aの所在を定期的に取得し、その取得した所在情報をコミュニケーションログDB4の所在情報ログ40に記録する。タグ31aには、ユーザ300aを特定するユーザID等が記憶されている。
コミュニケーションログDB4は、所在情報通知装置5からの要求に応じて、所在情報ログ40、会合情報ログ41、電子メール通信ログ42、電子掲示板ログ43及びエリア定義情報44に記憶された活動の履歴情報を送信する。
所在情報通知装置5は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、各部を制御するとともに各種のプログラムを実行する制御部50と、HDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等から構成された記憶部51と、ネットワーク10を介して外部と通信する通信部52と、例えば、キーボード、マウス等により実現される入力部53と、各種画面等を表示する、例えば、液晶ディスプレイ等により実現される表示部54とを備える。
図2(a)は、所在情報ログの一例を示す図である。この所在情報ログ40は、ユーザの所在が開始された開始時刻と、所在が終了した終了時刻と、タグ31aから取得されたユーザIDと、ユーザが所在した場所を示すエリアIDとを有する。
図5は、本発明の実施の形態に係る所在情報通知装置の制御部の概略構成例を示すブロック図である。所在情報通知装置5の制御部50は、記憶部51に記憶された所在情報通知プログラム510を実行することで、会合候補推定手段500と、会合必要性算出手段501と、通知条件判定手段502と、通知手段503等として機能する。
次に、所在情報管理システムの動作について図6〜図13を参照して説明する。
会合候補推定手段500は、所在情報ログ40、会合情報ログ41、電子メール通信ログ42、及び電子掲示板ログ43に基づいて、今後開催される会合候補を予測し、その予測した会合候補に参加する複数の参加メンバーリストを推定する。以下に、推定処理の4つの具定例について説明する。
会合候補推定手段500は、会合情報ログ41において過去に開催された会合を1つ選択し、会合情報ログ41を参照して、その会合の参加メンバーリストに含まれる全メンバーのみが参加した会合が開催された会合合計回数(第1の頻度情報)を単位時間(例えば、1週間、1ヶ月)毎に集計する。次に、会合候補推定手段500は、電子メール通信ログ42を参照して、会合以外の意思伝達媒体、例えば、電子メールによって同様にメンバー全員のみでの意思伝達が行われたメール通信合計回数(第2の頻度情報)を単位時間毎に集計する。
会合候補推定手段500は、会合情報ログ41において過去に開催された第1の会合を1つ選択し、その第1の会合と参加メンバーリストの全部又は一部異なる第2の会合を選択する。次に、会合候補推定手段500は、会合情報ログ41を参照して、その第1の会合の参加メンバーリストに含まれる全メンバーが参加した会合の第1の会合合計回数(第1の頻度情報)を単位時間毎に集計する。同様に、会合候補推定手段500は、その第2の会合の参加メンバーリストに含まれる全メンバーが参加した会合の第2の会合合計回数(第2の頻度情報)を単位時間毎に集計する。
会合候補推定手段500は、会合情報ログ41において過去に開催された会合を1つ選択し、過去の一定の期間内(例えば、半年間等)において、その会合の参加メンバーリストに含まれる全メンバーが参加した会合が開催された会合合計回数(頻度情報)を、特定の曜日、時間帯、月内の日付、又はその組み合わせ等の集計規則に従って集計する。
会合候補推定手段500は、会合情報ログ41に会合のスケジュールが登録されている場合には、例えば、現在からの一定の期間内(例えば、3日間等)に予定されていない会合を会合候補として推定する。これは、近々に開催予定の会合については今開催する必要性は低いであろうという考え方によるものである。
会合必要性算出手段501は、コミュニケーションログDB4に基づいて、会合候補推定手段500により推定された会合候補の必要性の程度を示す評価値を算出する。以下に、算出処理の4つの具定例について説明する。
会合必要性算出手段501は、コミュニケーションログDB4の所在情報ログ40と、エリア定義情報44とを参照して、会合候補の参加メンバーリストに含まれる全メンバーが同一の会合に参加した会合合計時間(第1の集計情報)と、全メンバーが特定の近接エリアに所在した近接合計時間(第1の集計情報)とを算出し、その会合合計時間を近接合計時間で割った会合参加比率を評価値B1として算出する。すなわち、この評価値B1は、頻繁に会うメンバーよりも滅多に会わないメンバーが参加メンバーリストに含まれている会合候補に対して必要性が高いと評価するものである。
会合必要性算出手段501は、コミュニケーションログDB4の会合情報ログ41を参照して、会合候補の参加メンバーが過去に参加した会合の参加メンバーリストの組み合わせ数を算出し、その組み合わせ数の逆数を用いて評価値B2を算出する。組み合わせ数は、参加メンバーが過去に参加したことのある複数の会合を、それらの会合の参加メンバーリストの同一性によって分類した場合の会合の種類数である。すなわち、この評価値B2は、参加メンバーリストが異なる多くの会合に参加したことのあるメンバーが参加メンバーリストに含まれる会合候補に対して必要性が高いと評価するものである。
会合必要性算出手段501は、記憶部51の通知履歴情報511を参照して、会合候補の参加メンバーの所在情報が過去に通知された所在通知回数を算出し、その所在通知回数の逆数を用いて評価値B3を算出する。すなわち、この評価値B3は、所在情報が通知されて会合に参加する回数が多いメンバーが参加メンバーリストに含まれる会合候補に対して必要性が高いと評価するものである。
会合必要性算出手段501は、会合情報ログ41を参照して、会合候補の参加メンバーリストによる会合が、過去の一定の期間内(例えば、1ヶ月等)に開催されていた場合には、その会合が最後に開催された日付(時間情報)からの経過日数dを算出し、その経過日数dの逆数を用いた計算式(1−1/d)により評価値B4を算出する。すなわち、この評価値B4は、会合候補の参加メンバーによる会合が開催されてから経過時間が長い会合候補に対して必要性が高いと評価するものである。
B5=(k1×B1+k2×B2+k3×B3)×B4
ただし、k1+k2+k3=1
k1,k2,k3≧0
通知条件判定手段502は、会合必要性算出手段501により算出された評価値を取得し、その評価値が通知条件を満たすか否かを判定する。この通知条件は、予め定められており、後述する図12及び図13に示す表示画面上で設定されている。
通知手段503は、通知条件判定手段502により会合候補が通知条件を満たすと判定された場合には、その会合候補の各参加メンバーの所在情報を所在情報ログ40から読み出し、その読み出した所在情報を各参加メンバーに通知する。例えば、通知手段503は、会合候補の参加メンバーリストと、各参加メンバーの所在情報とを本文に記載した電子メールを各参加メンバーのメールアドレス宛てに送信する。このとき、通知手段503は、通知条件設定画面13の通知前確認設定131、近接通知設定132、優先ユーザ設定133、優先部門設定134、組織間距離優先設定135、及び所在精度設定136における各種設定に従って所在情報を通知する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々に変形してもよい。例えば、上記各実施の形態では、所在情報通知装置が有する各手段を、制御部とプログラムとによって実現したが、それらの一部または全部をハードウェアによって実現してもよい。
137A…OKボタン、137B…キャンセルボタン、300a…ユーザ、500…会合候補推定手段、500a〜500c…集計表、501…会合必要性算出手段、502…通知条件判定手段、503…通知手段、510…所在情報通知プログラム、511…通知履歴情報
Claims (10)
- 会合を含む活動の履歴情報に基づいて、今後開催される会合を予測し、その予測した会合に参加する複数の参加者を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記複数の参加者のそれぞれの現在の所在を示す所在情報を、前記推定された前記複数の参加者に通知する通知手段とを備えた所在情報通知装置。 - さらに、前記活動の履歴情報に基づいて、前記推定手段により予測された前記今後開催される会合の必要性の程度を算出する算出手段を備え、
前記通知手段は、前記算出手段により算出された前記必要性の程度が、予め定められた条件を満たすとき、前記所在情報を前記推定された前記複数の参加者に通知する請求項1に記載の所在情報通知装置。 - 前記活動の履歴情報は、前記会合以外の意思伝達媒体によって行われた意思伝達活動の履歴情報を含み、
前記推定手段は、前記活動の履歴情報から会合が開催された第1の頻度情報と、前記意思伝達媒体によって前記意思伝達活動が行われた第2の頻度情報とを集計し、その第1及び第2の頻度情報の相関関係から前記今後開催される会合を予測する請求項1に記載の所在情報通知装置。 - 前記推定手段は、前記活動の履歴情報から第1の会合が開催された第1の頻度情報と、前記第1の会合と参加者が異なる第2の会合が開催された第2の頻度情報とを集計し、その第1及び第2の頻度情報の相関関係から前記今後開催される会合を予測する請求項1に記載の所在情報通知装置。
- 前記推定手段は、前記活動の履歴情報から会合が開催された頻度情報を集計し、その頻度情報から前記会合が開催される周期情報を検出し、その周期情報に基づいて前記今後開催される会合を予測する請求項1に記載の所在情報通知装置。
- 前記活動の履歴情報は、前記複数の参加者が所在した履歴情報を含み、
前記算出手段は、前記活動の履歴情報から前記複数の参加者が参加した会合に関する第1の集計情報と、前記複数の参加者が予め定められた距離以下に所在したことによる第2の集計情報とを算出し、その第1及び第2の集計情報を用いて前記会合の必要性の程度を算出する請求項2に記載の所在情報通知装置。 - 前記算出手段は、前記活動の履歴情報から前記複数の参加者が参加した会合の組み合わせ数を算出し、その組み合わせ数を用いて前記会合の必要性の程度を算出する請求項2に記載の所在情報通知装置。
- 前記算出手段は、前記複数の参加者の前記所在情報が前記通知手段により通知された所在通知回数を用いて前記会合の必要性の程度を算出する請求項2に記載の所在情報通知装置。
- 前記算出手段は、前記複数の参加者が参加した会合が開催された時間情報を用いて前記会合の必要性の程度を算出する請求項2に記載の所在情報通知装置。
- 会合を含む活動の履歴情報に基づいて、今後開催される会合を予測し、その予測した会合に参加する複数の参加者を推定する推定ステップと、
前記推定ステップにより推定された前記複数の参加者のそれぞれの現在の所在を示す所在情報を、前記推定された前記複数の参加者に通知する通知ステップとをコンピュータに実行させるための所在情報通知プログラム。
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