JP2011065486A - 気づきプログラム及び気づきシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】労働法規を遵守すべく、勤怠実績や勤怠予測等の勤怠情報及び代休予定を関係者に気づきとして通知することができる気づきプログラム及び気づきシステムを提供すること。
【解決手段】気づきサーバーは、気づき実行タイミングになると、業務データと管理マスタとを用いて気づき発生条件に合致するか否かを判断し、気づき発生条件に合致すると判断した場合には(A101a等:YES)、気づきデータを作成し(S400)、気づき通知先及び気づき通知方法に従って、気づきデータを配信又は表示する(S500)。そのため、勤怠情報及び代休候補日等を関係者に通知できる。関係者は、自分から勤怠調査や代休計画を立てなくても、通知された気づきに従って勤怠管理を行えば労働法規を遵守することができる。また、判定値として任意値を設定又は再設定でき、勤務体系に合わせて運用しうる。
【選択図】図5A
【解決手段】気づきサーバーは、気づき実行タイミングになると、業務データと管理マスタとを用いて気づき発生条件に合致するか否かを判断し、気づき発生条件に合致すると判断した場合には(A101a等:YES)、気づきデータを作成し(S400)、気づき通知先及び気づき通知方法に従って、気づきデータを配信又は表示する(S500)。そのため、勤怠情報及び代休候補日等を関係者に通知できる。関係者は、自分から勤怠調査や代休計画を立てなくても、通知された気づきに従って勤怠管理を行えば労働法規を遵守することができる。また、判定値として任意値を設定又は再設定でき、勤務体系に合わせて運用しうる。
【選択図】図5A
Description
本発明は、勤怠状況(例えば、勤怠実績情報や勤怠予測情報、以下同じ)を気づきとして関係者(従業員・管理職従業員・総務担当者・システム管理者等、以下同じ)に気づかせる気づきプログラム及び気づきシステムに関し、更に詳しくは、労働法規を遵守するのに役立つシステム技術に関する。
勤怠管理アプリケーションソフトウエアとしては、非特許文献1に開示の「勤次郎M」(日通システム株式会社製)、非特許文献2に開示の「勤怠管理TaiCa」(Knet株式会社製)、非特許文献3に開示の「勤怠管理システム ID Station」(株式会社南州ソフトウェア製)等、多くのものが知られている。これらの勤怠管理アプリケーションソフトウエアは、従業員のタイムレコーダー操作等に基づいて出退勤記録、出退勤集計等を自動的に行うことにより、勤怠管理の効率化・正確化を図ったものである。
しかしながら、従来の勤怠管理アプリケーションソフトウエアでは、従業員やその管理職従業員が残業時間をオーバーしているか否かを管理する仕組みが搭載されていない。そのため、単位期間における残業時間を超過していても従業員や管理職従業員はこれに気づかず、場合によってはサービス残業扱いにせざるを得ないという問題がある。
そこで、労働法規を遵守しながら勤怠管理を行うシステムとして、特許文献1に開示の勤務管理装置及びプログラムが提案されている。
特許文献1に開示の勤務管理装置等には、
(1)月単位で当日までの従業員の累積勤務時間を算出し(S106)、その当日以降の当月の規定残務時間を算出し(S107)、これらを合算した当月の暫定総勤務時間が規定されている基準労働時間に該当する場合に(S108:YES)、その従業員及びその管理職従業員に電子メールで通知したり(S205)、
(2)従業員により申請された予定残業時間を算出し(S302)、従業員の累積残業時間を算出し(S303)、これらを合算した当月の暫定総残業時間が規定残業時間を超過する場合に(S305:YES)、申請却下メッセージを送信したり(S306)、
(3)勤務実績情報に基づいて退出時刻と終業時刻とを比較し(S404)、所定の閾値以上となる場合に残業に該当すると判断し(S405:YES)、その残業が未申請である場合に(S406:YES)、サービス残業と判断して、当事者及びその上司に通知する(S205)、
等の技術が提案されている。
特許文献1に開示の勤務管理装置等には、
(1)月単位で当日までの従業員の累積勤務時間を算出し(S106)、その当日以降の当月の規定残務時間を算出し(S107)、これらを合算した当月の暫定総勤務時間が規定されている基準労働時間に該当する場合に(S108:YES)、その従業員及びその管理職従業員に電子メールで通知したり(S205)、
(2)従業員により申請された予定残業時間を算出し(S302)、従業員の累積残業時間を算出し(S303)、これらを合算した当月の暫定総残業時間が規定残業時間を超過する場合に(S305:YES)、申請却下メッセージを送信したり(S306)、
(3)勤務実績情報に基づいて退出時刻と終業時刻とを比較し(S404)、所定の閾値以上となる場合に残業に該当すると判断し(S405:YES)、その残業が未申請である場合に(S406:YES)、サービス残業と判断して、当事者及びその上司に通知する(S205)、
等の技術が提案されている。
http://www.nittsusystem.co.jp/home/kinjm/index.asp
http://www.fingerlock.jp/taica.html
http://www.nanshusoft.com/idstation/index.html
しかしながら、特許文献1に開示の勤怠管理装置は、代休日数を通知したり、従業員の残業時間推移傾向を分析し、その分析結果に基づいて勤怠予測情報を通知するものではない。従って、特許文献1の勤怠管理装置では、従業員が現実の累計就業時間や累計残業時間に基づいて今後の勤怠に関する予定を立てにくい。
すなわち、従来の勤怠管理装置によれば、勤務した時間や残業申請時間が法定労働時間を超過したり、サービス残業と判断されて法定労働時間を超過する等が起こっても、即座に代休日数を把握したり、代休予定を立てることができない。従って、自分の勤怠状況として残業オーバーの認識を持っても知らないうちに残業時間がオーバーし、サービス残業を増加せざるを得ないという問題がある。
更に、従来の勤怠管理装置によれば、勤務した時間や残業申請時間が法定労働時間を超過したり、サービス残業と判断されて法定労働時間を超過する等が起こって初めて何らかの通知がなされるため、従業員は自分の勤怠状況を把握することが難しく、残業時間が超過する前に対策を立てにくいという問題がある。
更に、従来の勤怠管理装置によれば、勤務した時間や残業申請時間が法定労働時間を超過したり、サービス残業と判断されて法定労働時間を超過する等が起こって初めて何らかの通知がなされるため、従業員は自分の勤怠状況を把握することが難しく、残業時間が超過する前に対策を立てにくいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、労働法規を遵守した勤怠管理を関係者に実施させるべく、勤怠状況・代休日数・代休候補日・勤怠分析結果等を関係者に気づきとして通知することができる気づきプログラム及び気づきシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る気づきプログラムは、労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
気づき検出手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の超過時間を取得又は演算する超過時間演算手順と、
前記各単位期間の超過時間のうち複数以上が0超である場合、又は、前記超過時間又はその規定就業時間に対する割合が所定の条件を満たした場合に気づき発生と判断する超過検出手順と、
稼働率を取得又は演算する稼働率演算手順と、
過去の稼働率に基づいて応答する将来に代休候補日を設定する代休候補日設定手順と、
(2)前記代休候補日を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、
(3)前記通知先に前記気づきデータを配信し、当該通知先の前記表示手段に当該気づきデータを表示する気づき通知手順と、を実行させることを要旨とする。
但し、
超過時間=累計残業時間−規定残業時間、
稼働率=累計就業時間÷規定就業時間。
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
気づき検出手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の超過時間を取得又は演算する超過時間演算手順と、
前記各単位期間の超過時間のうち複数以上が0超である場合、又は、前記超過時間又はその規定就業時間に対する割合が所定の条件を満たした場合に気づき発生と判断する超過検出手順と、
稼働率を取得又は演算する稼働率演算手順と、
過去の稼働率に基づいて応答する将来に代休候補日を設定する代休候補日設定手順と、
(2)前記代休候補日を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、
(3)前記通知先に前記気づきデータを配信し、当該通知先の前記表示手段に当該気づきデータを表示する気づき通知手順と、を実行させることを要旨とする。
但し、
超過時間=累計残業時間−規定残業時間、
稼働率=累計就業時間÷規定就業時間。
この場合に、前記気づき検出手順において、
(1)前記超過検出手順は、更に、各単位期間の各累計残業時間が所定残業時間を超過した場合に気づき発生と判断する手順であり、
(2)前記気づきデータ作成手順は、更に、超過時間を含む気づきデータを作成する手順であることが望ましい。
(1)前記超過検出手順は、更に、各単位期間の各累計残業時間が所定残業時間を超過した場合に気づき発生と判断する手順であり、
(2)前記気づきデータ作成手順は、更に、超過時間を含む気づきデータを作成する手順であることが望ましい。
上記課題を解決するために本発明に係る気づきプログラムは、労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
前記実行タイミングに、
N日(Nは2以上の自然数)を1セグメント、M(Mは2以上の自然数)セグメントをセグメント数として、各セグメントの残業差分1〜残業差分Nを加算することにより、各セグメントの短期傾向値1〜短期傾向値Mを求める短期傾向値演算手順と、
前記短期傾向値1〜前記短期傾向値Mを加算することにより中間傾向値を求める中間傾向値演算手順と、を実行させることを要旨とする。
但し、
残業差分1=実行日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、又は、
残業差分1=実行日の所定間隔日前の残業時間−実行日の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の所定間隔日前の残業時間−(実行日−N)日の残業時間。
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
前記実行タイミングに、
N日(Nは2以上の自然数)を1セグメント、M(Mは2以上の自然数)セグメントをセグメント数として、各セグメントの残業差分1〜残業差分Nを加算することにより、各セグメントの短期傾向値1〜短期傾向値Mを求める短期傾向値演算手順と、
前記短期傾向値1〜前記短期傾向値Mを加算することにより中間傾向値を求める中間傾向値演算手順と、を実行させることを要旨とする。
但し、
残業差分1=実行日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、又は、
残業差分1=実行日の所定間隔日前の残業時間−実行日の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の所定間隔日前の残業時間−(実行日−N)日の残業時間。
本発明に係る気づきプログラムは、前記制御手段に、更に、
気づき分析手順として、
(1)前記短期傾向値1〜短期傾向値及び前記中間傾向値の少なくともいずれかが正又は負の値になった場合に気づき発生と判断する超過分析手順と、
(2)残業増減傾向を示すメッセージを含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
気づき分析手順として、
(1)前記短期傾向値1〜短期傾向値及び前記中間傾向値の少なくともいずれかが正又は負の値になった場合に気づき発生と判断する超過分析手順と、
(2)残業増減傾向を示すメッセージを含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
本発明に係る気づきプログラムは、前記制御手段に、更に、
気づき予告手順として、前記実行タイミングに、
(1)前記中間傾向値に基づいて演算用超過予告比率を設定することにより各単位期間の超過予告残業時間を求め、各単位期間の累計残業時間が前記各単位期間の超過予告残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予告手順と、
(2)残り残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
但し、
超過予告残業時間=規定残業時間×演算用超過予告比率。
気づき予告手順として、前記実行タイミングに、
(1)前記中間傾向値に基づいて演算用超過予告比率を設定することにより各単位期間の超過予告残業時間を求め、各単位期間の累計残業時間が前記各単位期間の超過予告残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予告手順と、
(2)残り残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
但し、
超過予告残業時間=規定残業時間×演算用超過予告比率。
本発明に係る気づきプログラムは、前記制御手段に、更に、
気づき予測手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の予測就業時間に基づいて前記各単位期間の予測残業時間を求め、前記各単位期間の予測残業時間が各単位期間の規定残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予測手順と、
(2)予測残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
但し、
予測就業時間=累計就業時間+累計就業時間÷稼働日数×残稼働日数、
予測残業時間=予測就業時間−規定就業時間。
気づき予測手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の予測就業時間に基づいて前記各単位期間の予測残業時間を求め、前記各単位期間の予測残業時間が各単位期間の規定残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予測手順と、
(2)予測残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させるものであることが望ましい。
但し、
予測就業時間=累計就業時間+累計就業時間÷稼働日数×残稼働日数、
予測残業時間=予測就業時間−規定就業時間。
本発明に係る気づきシステムは、本発明に係る気づきプログラムと同様の構成を備えるため、その記載をもってその説明に代える。
本発明に係る気づきプログラムによれば、コンピュータが、気づき実行タイミングに気づき検出手順・気づき分析手順・気づき予告手順・気づき予測手順(以下これらを総称するときは、単に「気づき発生手順」という)を実行することにより、業務データと管理マスタとを用いて気づき発生の有無を判断し、気づき発生と判断した場合には、気づきデータを作成し、
気づき通知手順を実行することにより、気づき通知先に気づきデータを配信又は表示するものであるから、勤怠状況・代休日数・代休候補日・勤怠分析結果等を関係者に気づきとして通知することができる。
気づき通知手順を実行することにより、気づき通知先に気づきデータを配信又は表示するものであるから、勤怠状況・代休日数・代休候補日・勤怠分析結果等を関係者に気づきとして通知することができる。
これにより、関係者は、自分で勤怠調査を実施したり代休計画を立てなくても、通知された気づきに従って行動すれば労働法規を遵守することができる。従って、労働法規を遵守した勤怠管理が容易になる。例えば、関係者は、(1)残業時間が超過した場合には、残業を控えたり/控えさせたり、(2)残業時間の超過が予測される場合には、それに合わせた残業計画を立てる/立てさせる等の対応により、気づきを今後の業務に活かすことができる。また、管理マスタに気づき発生の判定に用いる値として任意値を設定又は再設定できるため、個別事情に合わせた運用ができる。
本発明に係る気づきシステムによっても同様の効果が得られる。
本発明に係る気づきシステムによっても同様の効果が得られる。
以下に図面を参照して、本発明の一実施形態に係る気づきシステムについて説明する。
(システム概要)
図1に示す気づきシステム1は、勤怠状況を気づきとして関係者に通知・表示することにより、法令遵守の有無を関係者に気づかせ、法令遵守を図るとともに、今後の就業・残業のプランニングや関係者の就業意欲向上に役立たせるシステムである。気づきシステム1は、気づき発生処理を行うべきと判断した場合に、各気づき種類毎にコア通知情報Q(表4A〜表4D参照)を含む気づきデータ9a(表3参照)を通知先へ通知するシステムである。
(システム概要)
図1に示す気づきシステム1は、勤怠状況を気づきとして関係者に通知・表示することにより、法令遵守の有無を関係者に気づかせ、法令遵守を図るとともに、今後の就業・残業のプランニングや関係者の就業意欲向上に役立たせるシステムである。気づきシステム1は、気づき発生処理を行うべきと判断した場合に、各気づき種類毎にコア通知情報Q(表4A〜表4D参照)を含む気づきデータ9a(表3参照)を通知先へ通知するシステムである。
(システム全体構成)
図1は、本実施形態に係る気づきシステム1の全体構成図である。同図に示すように、気づきシステム1は、気づきサーバ2(以下単に「サーバ2」ともいう)と、管理クライアント3と、気づきクライアント4と、業務システムデータベース5とからなる。サーバ2、管理クライアント3、及び、気づきクライアント4は、電子計算機であり、インターネット又はプライベートネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。
図1は、本実施形態に係る気づきシステム1の全体構成図である。同図に示すように、気づきシステム1は、気づきサーバ2(以下単に「サーバ2」ともいう)と、管理クライアント3と、気づきクライアント4と、業務システムデータベース5とからなる。サーバ2、管理クライアント3、及び、気づきクライアント4は、電子計算機であり、インターネット又はプライベートネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。
業務システムデータベース5は、本実施形態においては、サーバ2、管理クライアント3、気づきクライアント4とは別個の又は同一の電子計算機上に搭載される。更に、業務システムデータベース5は、サーバ2、管理クライアント3、及び、気づきクライアント4のいずれか若しくは複数に一括して若しくは分散して記憶されていてもよい。いずれの場合においても、業務システムデータベース5は、インターネット又はプライベートネットワークを介してサーバ2と相互に通信可能に接続される。
業務システムデータベース5は、出退勤時刻等の勤怠情報を業務システムデータ5aとして記憶するデータベースであり、既存システムアプリケーションで用いられているデータベースであればよく、一例として、市販の勤怠管理システム(例えば、株式会社OBCの商品名「就業奉行」等)が挙げられるが、特に限定されない。尚、業務システムデータ5aとして記憶されるのは、業務データテーブルT1(表1B参照)を構成するデータと一部又は全部が共通するため、これを参照されたい。
気づきシステム1(サーバ2)は、業務システムデータベース5の種類に応じて、業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して業務データ6aとして業務データベース6に記憶させる。業務システムデータベース5から業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工する部分に係るプログラム(図3A参照)は、業務システムデータベース5の種類に応じて、例えば、データ参照先・データ参照方法・データ加工方法が適宜修正される。
サーバ2は、図示を省略するが、ROMと、RAMと、CPU(中央制御部)と、ディスプレイと、キーボード・マウス、その他ポインティングデバイス等を備える。ROMは、サーバ2のシステムプログラム等を記憶する。RAMは、当該サーバ2を気づきシステム1として機能させるための気づきサーバ用プログラムSP(図3A〜図8B参照)、業務データベース6、管理マスタデータベース7、システム情報データベース8、及び、気づきデータベース9の他、各種プログラム、各種データを記憶する。CPUは、気づきサーバ用プログラムSP、その他各種のプログラムを読み出して、実行することにより、サーバ2の装置各部を制御し、かつ、装置各部を機能させる。ディスプレイは、各種情報を表示する。キーボード・マウス、その他ポインティングデバイスは、各種情報を入力するために用いられる。
管理クライアント3は、ROMと、RAMと、CPU(中央制御部)と、ディスプレイと、キーボード・マウス、その他ポインティングデバイス等を備える。ROMは、管理クライアント3のシステムプログラム等を記憶する。RAMは、当該管理クライアント3を、気づき定義の対象となる業務項目やその管理方法の設定やその運用メンテナンス(具体的には、気づきシステム1で用いる管理マスタ7aを入力・設定・更新・操作等)を行ったり、入力されたデータ等をサーバ2へ送信したりするものとして機能させるための管理クライアント用プログラムKP(図2A参照)の他、各種プログラム、各種データを記憶する。CPUは、管理クライアント用プログラムKP、その他各種のプログラムを読み出して、実行することにより、管理クライアント3の装置各部を制御し、かつ、装置各部を機能させる。気づき管理処理(図2A参照)の実行により、例えば、管理クライアント3は、これをユーザーインタフェースとして機能させることができる(図2B〜図2J参照)。ディスプレイは、各種情報を表示する。キーボード・マウス、その他ポインティングデバイスは、各種情報を入力するために用いられる。
気づきクライアント4は、ROMと、RAMと、CPU(中央制御部)と、ディスプレイと、キーボード・マウス、その他ポインティングデバイス等を備える。ROMは、気づきクライアント4のシステムプログラム等を記憶する。RAMは、サーバ2から配信される業務連絡の受信・表示(メール受信・ガジェット表示・ポータル表示・タスクトレイ格納)を当該気づきクライアント4が行うよう機能させたり、気づきログの照会を要求したり、当該業務連絡の閲覧済みの送信を当該気づきクライアント4が行うよう機能させるための気づきクライアント用プログラム(図示省略)の他、各種プログラム、各種データを記憶する。CPUは、気づきクライアント用プログラム(図示省略)、その他各種のプログラムを読み出して、実行することにより、気づきクライアント4の装置各部を制御し、かつ、装置各部を機能させる。ディスプレイは、各種情報を表示する。キーボード・マウス、その他ポインティングデバイスは、各種情報を入力するために用いられる。
(業務データベース6)
業務データベース6は、業務システムデータベース5の業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して得られた業務データ6aやシステム管理者によって入力されたデータ(週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数M)を記憶するデータベースである。すなわち、業務データベース6は、表1A〜表1Bに示す業務データテーブルT1(以下単に「業務T1」という)を記憶する。表1Aは業務T1のデータ構造の一例を示し、表1Bはその各フィールドのデータ構造の一例を示す。ここで、業務T1は、表1Aに示すフィールドを含み、同表に示す各フィールドは、更に表1Bに示すフィールドを含む。これらのフィールドのデータは、
(1)業務データ連携処理(図3A参照)の実行過程で業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して業務データ6aとして記憶させたもの(表1Aに示す各種式はその加工時の演算手法を示す)、及び/又は、
(2)気づき管理処理(図2A参照)の実行過程で入力された気づき発生処理で用いられるデータを業務データ6aとして記憶させたものである。
業務データベース6は、業務システムデータベース5の業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して得られた業務データ6aやシステム管理者によって入力されたデータ(週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数M)を記憶するデータベースである。すなわち、業務データベース6は、表1A〜表1Bに示す業務データテーブルT1(以下単に「業務T1」という)を記憶する。表1Aは業務T1のデータ構造の一例を示し、表1Bはその各フィールドのデータ構造の一例を示す。ここで、業務T1は、表1Aに示すフィールドを含み、同表に示す各フィールドは、更に表1Bに示すフィールドを含む。これらのフィールドのデータは、
(1)業務データ連携処理(図3A参照)の実行過程で業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して業務データ6aとして記憶させたもの(表1Aに示す各種式はその加工時の演算手法を示す)、及び/又は、
(2)気づき管理処理(図2A参照)の実行過程で入力された気づき発生処理で用いられるデータを業務データ6aとして記憶させたものである。
業務T1を構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、従業員番号を示すデータである。
(2)レコード番号は、データの番号を示すデータである。
(3)勤務体系情報は、勤務体系の種類や具体的な始業時刻、就業時刻等を示すデータである。規定就業時間(週・月・年)は、法令規定によるもの及び社内規定によるものを全て含む。
(4)当日勤怠情報は、気づきプログラムの実行日の勤怠情報である。
(5)過去勤怠情報は、実行日前日以前の過去2年分の勤怠情報である。
(6)週間就業時間累計情報は、実行日を含む週の累計情報である。
(7)月間就業時間累計情報は、実行日を含む月の累計情報である。
(8)起算日情報は、累計就業時間(週・月・年)・累計残業時間(週・月・年)等を計算するときの起算日として、週起算日F1・月起算日F2が任意に設定可能である。
(9)代休情報は、優先取得曜日F3・候補日算出区分(月)F4・代休取得可能期間F5が任意に設定可能であり、代休日数・代休発生日・代休候補日が月起算日F2毎にリセットされる。ここで、優先取得曜日F3とは、代休候補日を設定するときに優先して設定される予備である。候補日算出区分(月)F4とは、代休候補日を設定するときにどの期間に基づいて設定するかを示すフラグである。代休取得可能期間F5とは、月起算日F2からどれだけの長さの期間を代休候補日に設定できるかを示すデータである。代休日数とは、代休候補日の合計数である。代休発生日とは、代休候補日が設定されたプログラムの実行日である。代休候補日とは、関係者が代休を取得すべき候補となる日である。
(10)残業傾向情報は、1セグメント日数N(Nは2以上の自然数)・超過予告比率F6・セグメント数M(Mは2以上の自然数)・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mが任意に設定可能であり、短期傾向値・中期傾向値が演算(図8B参照)により求められる。ここで、1セグメント日数N(Nは2以上の自然数)とは、短期傾向値を求めるときの遡って計算する日数をいう。超過予告比率F6とは、基準となる残業時間、例えば、規定残業時間に重み付けをするための係数である。セグメント数M(Mは2以上の自然数)とは、中期傾向値を求めるときに用いるセグメントの数をいう。増減注意値F7及び増減警告値F8とは、短期傾向値や中期傾向値がある値になったときに注意や警告を出すための基準となるそのある値をいう。
(11)作成履歴は、業務T1の作成日時を示す。
(1)従業員コードは、従業員番号を示すデータである。
(2)レコード番号は、データの番号を示すデータである。
(3)勤務体系情報は、勤務体系の種類や具体的な始業時刻、就業時刻等を示すデータである。規定就業時間(週・月・年)は、法令規定によるもの及び社内規定によるものを全て含む。
(4)当日勤怠情報は、気づきプログラムの実行日の勤怠情報である。
(5)過去勤怠情報は、実行日前日以前の過去2年分の勤怠情報である。
(6)週間就業時間累計情報は、実行日を含む週の累計情報である。
(7)月間就業時間累計情報は、実行日を含む月の累計情報である。
(8)起算日情報は、累計就業時間(週・月・年)・累計残業時間(週・月・年)等を計算するときの起算日として、週起算日F1・月起算日F2が任意に設定可能である。
(9)代休情報は、優先取得曜日F3・候補日算出区分(月)F4・代休取得可能期間F5が任意に設定可能であり、代休日数・代休発生日・代休候補日が月起算日F2毎にリセットされる。ここで、優先取得曜日F3とは、代休候補日を設定するときに優先して設定される予備である。候補日算出区分(月)F4とは、代休候補日を設定するときにどの期間に基づいて設定するかを示すフラグである。代休取得可能期間F5とは、月起算日F2からどれだけの長さの期間を代休候補日に設定できるかを示すデータである。代休日数とは、代休候補日の合計数である。代休発生日とは、代休候補日が設定されたプログラムの実行日である。代休候補日とは、関係者が代休を取得すべき候補となる日である。
(10)残業傾向情報は、1セグメント日数N(Nは2以上の自然数)・超過予告比率F6・セグメント数M(Mは2以上の自然数)・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mが任意に設定可能であり、短期傾向値・中期傾向値が演算(図8B参照)により求められる。ここで、1セグメント日数N(Nは2以上の自然数)とは、短期傾向値を求めるときの遡って計算する日数をいう。超過予告比率F6とは、基準となる残業時間、例えば、規定残業時間に重み付けをするための係数である。セグメント数M(Mは2以上の自然数)とは、中期傾向値を求めるときに用いるセグメントの数をいう。増減注意値F7及び増減警告値F8とは、短期傾向値や中期傾向値がある値になったときに注意や警告を出すための基準となるそのある値をいう。
(11)作成履歴は、業務T1の作成日時を示す。
管理マスタデータベース7は、製品情報・従業員情報・契約情報等を総括的に記憶するデータベースである。すなわち、管理マスタデータベース7は、気づき管理処理(図2A参照)において、システム管理者により入力されたデータを記憶するデータベースであり、以下の表2A〜表2Dの示すテーブルを記憶するが、これらは単なる例示に過ぎず本実施形態を限定するものではない。
表2Aは、気づき名称及び気づき運用方法を定義する気づき定義テーブルT2a(以下単に「定義T2a」という)を示す。
定義T2aを構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、各気づき名称を示すコードである。
(3)気づき名称は、各気づき名称を示すテキストデータである
(4)運用は、「運用する」・「運用しない」をコード化したデータであり、例えば、「0」、「1」の値である。
(5)レベルは、気づき通知の区分として「警告」・「注意」・「情報提供」をコード化したデータであり、例えば、「2」、「1」、「0」の値である。
(6)配信は、気づきデータを「配信する」・「配信しない」のいずれにするかをコード化したデータである。例えば、「0」、「1」の値である。
(7)業務分類は、「就業」を示す値である。
(8)気づき説明は、※1〜※32がそれぞれの説明文テキストを示す。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、各気づき名称を示すコードである。
(3)気づき名称は、各気づき名称を示すテキストデータである
(4)運用は、「運用する」・「運用しない」をコード化したデータであり、例えば、「0」、「1」の値である。
(5)レベルは、気づき通知の区分として「警告」・「注意」・「情報提供」をコード化したデータであり、例えば、「2」、「1」、「0」の値である。
(6)配信は、気づきデータを「配信する」・「配信しない」のいずれにするかをコード化したデータである。例えば、「0」、「1」の値である。
(7)業務分類は、「就業」を示す値である。
(8)気づき説明は、※1〜※32がそれぞれの説明文テキストを示す。
表2Bは、気づき発生条件及び気づき条件値を定義する気づき発生条件テーブルT2b(以下単に「発生T2b」という)を示す。同表に示す条件値X・条件単位Y・統合区分Zは、気づき発生の判断に用いられる。気づき発生の判断(図5A〜図8B参照)では、例えば、判定必要情報P(表4A〜表4D参照)が条件値X・条件単位Y・統合区分Zによって定まる範囲又は値に該当する場合等に気づき発生と判断され、該当しない場合に気づき不発生と判断される。
発生T2bを構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)条件番号は、その左側欄の番号が親条件番号であり、図2Gを参照すると、(1),…,(k)で表される各項目の番号を示すデータである。条件番号は、その右側欄の番号が小条件番号であり、同図を参照すると、親条件番号(1)を構成する各判断条件([1],…,[k])で表される各項目の番号を示すデータである。
(4)条件コメント1は、気づき管理処理(S202)において、気づき条件設定画面を表示する際に表示するコメントや、気づきデータ作成処理(S400)において、気づきデータ9aを作成するときに含めるコメントの一部となるデータである。
(5)条件値Xは、気づき発生処理において、気づきサーバー2が気づき発生条件に該当するか否かを判断するときの基準となる数値である。条件値Xは、気づき管理処理において、気づき条件設定画面を介して入力されたデータでも規定値でもよい。
(6)条件単位Yは、条件値の単位を示し、システム上では規定値とされるが、任意に設定するようにしてもよい。
(7)統合区分Zは、以上(≧)、以下(≦)、未満(<)、超(>)、等しい(=、又は、null)を示す。気づき管理処理において、気づき条件設定画面を介して入力されたデータである。
(8)条件コメント2は、管理クライアント3が気づき管理処理(S202)において、気づき条件設定画面を表示する際に表示するコメントや、気づきサーバー2が気づきデータ作成処理(S400)において、気づきデータ9aを作成するときに含めるコメントの一部となるデータである。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)条件番号は、その左側欄の番号が親条件番号であり、図2Gを参照すると、(1),…,(k)で表される各項目の番号を示すデータである。条件番号は、その右側欄の番号が小条件番号であり、同図を参照すると、親条件番号(1)を構成する各判断条件([1],…,[k])で表される各項目の番号を示すデータである。
(4)条件コメント1は、気づき管理処理(S202)において、気づき条件設定画面を表示する際に表示するコメントや、気づきデータ作成処理(S400)において、気づきデータ9aを作成するときに含めるコメントの一部となるデータである。
(5)条件値Xは、気づき発生処理において、気づきサーバー2が気づき発生条件に該当するか否かを判断するときの基準となる数値である。条件値Xは、気づき管理処理において、気づき条件設定画面を介して入力されたデータでも規定値でもよい。
(6)条件単位Yは、条件値の単位を示し、システム上では規定値とされるが、任意に設定するようにしてもよい。
(7)統合区分Zは、以上(≧)、以下(≦)、未満(<)、超(>)、等しい(=、又は、null)を示す。気づき管理処理において、気づき条件設定画面を介して入力されたデータである。
(8)条件コメント2は、管理クライアント3が気づき管理処理(S202)において、気づき条件設定画面を表示する際に表示するコメントや、気づきサーバー2が気づきデータ作成処理(S400)において、気づきデータ9aを作成するときに含めるコメントの一部となるデータである。
表2Cは、気づき通知先及び気づき通知方法を定義する気づき通知設定テーブルT2c(以下単に「通知T2c」という)を示す。
通知T2cを構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)気づき名称は、既述したので省略する。
(4)通知先は、通知先種別・通知先コード・通知先名・通知先区分のフィールドからなる。ここで、(a)通知先種別は、データ項目か、ユーザか、グループかをそれぞれ「0」、「1」、「2」で示し、特に、データ項目の場合、管理職従業員を通知先として含めることができる。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。(b)通知先コードは、通知先をコード化したデータである。(c)通知先名は、通知先の名称を示す文字列からなるデータである。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。(d)通知先区分は、本人か上司かをそれぞれ「0」、「1」で示すデータである。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。
(5)通知方法は、メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ通知・通知予備1のフィールドからなる。実行の有無をそれぞれ「1」、「0」で示す。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)気づき名称は、既述したので省略する。
(4)通知先は、通知先種別・通知先コード・通知先名・通知先区分のフィールドからなる。ここで、(a)通知先種別は、データ項目か、ユーザか、グループかをそれぞれ「0」、「1」、「2」で示し、特に、データ項目の場合、管理職従業員を通知先として含めることができる。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。(b)通知先コードは、通知先をコード化したデータである。(c)通知先名は、通知先の名称を示す文字列からなるデータである。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。(d)通知先区分は、本人か上司かをそれぞれ「0」、「1」で示すデータである。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。
(5)通知方法は、メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ通知・通知予備1のフィールドからなる。実行の有無をそれぞれ「1」、「0」で示す。気づき通知設定画面を介して入力されたデータである。
表2Dは、気づき実行方法を定義する気づき実行設定テーブルT2d(以下単に「実行T2d」という)を示す。
実行T2dを構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)気づき名称は、既述したので省略する。
(4)設定単位は、気づき発生処理の実行を時間単位・日単位・曜日単位のいずれで行うかをそれぞれ「0」、「1」、「2」で示すデータである。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(5)時間設定は、開始時間・終了時間・間隔のフィールドからなる。時間設定は、気づき発生処理の実行を開始時間・終了時間・間隔によって設定することができ、何時から何時まで何分間隔で行うのかを示す。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(6)日設定は、実行日区分・間隔・起動時間のフィールドからなる。日設定は、気づき発生処理の実行を実行日区分・間隔・起動時間によって設定することができる。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(7)週設定は、実行曜日・間隔・起動時間のフィールドからなる。週設定は、気づき発生処理の実行を各曜日・間隔・起動時間によって設定することができる。隔週の場合や二週間おきという場合、間隔をそれぞれ、「1」、「2」とすればよく、最初の気づき発生処理を時間監視の基準として制御すればよい。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(8)月設定は、実行日・起動時間のフィールドからなる。月設定は、は、気づき発生処理の実行を実行日・起動時間によって設定することができる。仮に実行日に「15日」が設定され、起動時間が10時になっている場合には、毎月15日10時に実行されることを示す。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)気づきコードは、既述したので省略する。
(3)気づき名称は、既述したので省略する。
(4)設定単位は、気づき発生処理の実行を時間単位・日単位・曜日単位のいずれで行うかをそれぞれ「0」、「1」、「2」で示すデータである。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(5)時間設定は、開始時間・終了時間・間隔のフィールドからなる。時間設定は、気づき発生処理の実行を開始時間・終了時間・間隔によって設定することができ、何時から何時まで何分間隔で行うのかを示す。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(6)日設定は、実行日区分・間隔・起動時間のフィールドからなる。日設定は、気づき発生処理の実行を実行日区分・間隔・起動時間によって設定することができる。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(7)週設定は、実行曜日・間隔・起動時間のフィールドからなる。週設定は、気づき発生処理の実行を各曜日・間隔・起動時間によって設定することができる。隔週の場合や二週間おきという場合、間隔をそれぞれ、「1」、「2」とすればよく、最初の気づき発生処理を時間監視の基準として制御すればよい。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
(8)月設定は、実行日・起動時間のフィールドからなる。月設定は、は、気づき発生処理の実行を実行日・起動時間によって設定することができる。仮に実行日に「15日」が設定され、起動時間が10時になっている場合には、毎月15日10時に実行されることを示す。気づき実行設定画面を介して入力されたデータである。
管理マスタデータベース7は、更に、ユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)として、ユーザ登録画面(図2C参照)を介して入力された各ユーザ、すなわち、従業員のユーザID・ユーザ名称・権限・携帯及びPCのメールアドレスや、通知グループ登録画面(図2D参照)を介して入力された各グループのグループコード、グループ名・各メンバーを記憶したテーブルを含む。尚、従業員毎のカレンダー情報は、市販の就業管理アプリケーション搭載のもの(図2K参照)が用いられる。システム情報データベース8は、サーバ2を機能させるために必要な一般的なシステム情報を記憶する。
気づきデータベース9は、気づきデータ9aを記憶する。気づきデータ9aは、各気づき発生処理(図4A〜図8B参照)において作成される。
表3は、気づきデータ9aを記憶する気づきデータテーブルT3(以下単に「気づきT3」という)のデータ構造の一例を示す。
表3は、気づきデータ9aを記憶する気づきデータテーブルT3(以下単に「気づきT3」という)のデータ構造の一例を示す。
気づきT3を構成する各データについて説明する。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)管理番号は、気づきT3のレコード番号を示すデータである。
(3)業務分類は、定義T2aから読み出されたデータであり、気づきが「就業」に分類されることを示すデータである。
(4)気づきコードは、既述したので省略する。
(5)通知設定は、情報区分・通知先コード・通知先名・メールアドレス・携帯アドレス・メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納のフィールドからなる。情報区分は、定義T2aから読み出されたデータであり、通知先コード・通知先名が通知T2cから読み出されたデータであり、メールアドレス・携帯アドレスがユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)から読み出されたデータであり、メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納が通知T2cから読み出されたデータである。
(6)通知情報は、気づき名称・気づき説明・通知コメント・レコード番号・コア通知情報Qのフィールドからなる。気づき名称・気づき説明は定義T2aから読み出されたデータであり、通知コメントは発生T2bから読み出された又はこれに加工した文字列その他の情報(当該文字列の記憶場所を示すアドレス等)であり、レコード番号が業務T1のレコード番号である。また、コア通知情報Qは表4A〜表4Dに示すコア通知情報Qであり、具体的には、業務T1から取得又は演算して求められたデータである。
(7)通知実績は、メール通知日時・ガジェット通知日時・ポータル通知日時・タスクトレイ通知日時・既読区分・既読日時フィールドからなる。メール通知日時・ガジェット通知日時・ポータル通知日時・タスクトレイ通知日時は通知を行う日時を示すデータであり、既読区分は関係者からガジェットでチェックを入れる等されたときに未読から既読に切り替えられるデータであり、既読日時は関係者によるそのチェックがなされた日時を示すデータである。
(8)作成履歴は、作成日付・作成時刻フィールドからなる。作成日付・作成時刻は当該気づきデータ9aが作成された日時を示すデータである。
(1)従業員コードは、既述したので省略する。
(2)管理番号は、気づきT3のレコード番号を示すデータである。
(3)業務分類は、定義T2aから読み出されたデータであり、気づきが「就業」に分類されることを示すデータである。
(4)気づきコードは、既述したので省略する。
(5)通知設定は、情報区分・通知先コード・通知先名・メールアドレス・携帯アドレス・メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納のフィールドからなる。情報区分は、定義T2aから読み出されたデータであり、通知先コード・通知先名が通知T2cから読み出されたデータであり、メールアドレス・携帯アドレスがユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)から読み出されたデータであり、メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納が通知T2cから読み出されたデータである。
(6)通知情報は、気づき名称・気づき説明・通知コメント・レコード番号・コア通知情報Qのフィールドからなる。気づき名称・気づき説明は定義T2aから読み出されたデータであり、通知コメントは発生T2bから読み出された又はこれに加工した文字列その他の情報(当該文字列の記憶場所を示すアドレス等)であり、レコード番号が業務T1のレコード番号である。また、コア通知情報Qは表4A〜表4Dに示すコア通知情報Qであり、具体的には、業務T1から取得又は演算して求められたデータである。
(7)通知実績は、メール通知日時・ガジェット通知日時・ポータル通知日時・タスクトレイ通知日時・既読区分・既読日時フィールドからなる。メール通知日時・ガジェット通知日時・ポータル通知日時・タスクトレイ通知日時は通知を行う日時を示すデータであり、既読区分は関係者からガジェットでチェックを入れる等されたときに未読から既読に切り替えられるデータであり、既読日時は関係者によるそのチェックがなされた日時を示すデータである。
(8)作成履歴は、作成日付・作成時刻フィールドからなる。作成日付・作成時刻は当該気づきデータ9aが作成された日時を示すデータである。
(気づきシステム1の動作概要)
気づきシステム1は、
(1)管理クライアント3が、管理クライアント用プログラムKPを読み出して気づき管理処理(図2A参照)を実行し、
(2)サーバ2が、サーバ用プログラムSPを読み出して業務データ連携処理(図3A参照)、気づき発生処理・気づきデータ作成処理・気づき通知処理・気づき削除処理(図4A〜図8B参照)を実行し、
(3)気づきクライアント4が、クライアント用プログラム(図示省略)を読み出して、サーバ2から配信された気づきデータ9aについて、メール受信・ガジェット表示・ポータル表示・タスクトレイ格納を実行したり、サーバ2に対して気づきログの照会要求を実行する、
というシステムである。
気づきシステム1は、
(1)管理クライアント3が、管理クライアント用プログラムKPを読み出して気づき管理処理(図2A参照)を実行し、
(2)サーバ2が、サーバ用プログラムSPを読み出して業務データ連携処理(図3A参照)、気づき発生処理・気づきデータ作成処理・気づき通知処理・気づき削除処理(図4A〜図8B参照)を実行し、
(3)気づきクライアント4が、クライアント用プログラム(図示省略)を読み出して、サーバ2から配信された気づきデータ9aについて、メール受信・ガジェット表示・ポータル表示・タスクトレイ格納を実行したり、サーバ2に対して気づきログの照会要求を実行する、
というシステムである。
(気づき管理処理)
まず、図2A等を参照して気づき管理処理について説明する。気づき管理処理は、サーバ2による業務データ連携処理・気づき発生処理・気づきデータ作成処理・気づき通知処理・気づき削除処理に必要な各種データの設定・変更を実行させるための処理である。
図2Aは、システム管理者による入力操作に基づいて、
(1)定義T2a〜実行T2dを含む管理マスタ7aを管理マスタデータベース7に記憶させるとともに、
(2)業務データ6aのうち週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mを業務データベース6(業務T1)に記憶させる気づき管理処理のフローチャートである。気づき管理処理においては、管理クライアント3は、気づき管理入力があったか否かを判断する(S201)。ここで、「気づき管理入力」とは、定義T2a〜実行T2d及び業務T1のデータ内容を設定するための入力の他、気づきシステム1を運用に用いられるユーザー設定入力や、連携システム管理・気づきシステム管理に用いられる項目設定入力をいう。管理クライアント3は、例えば、図2B〜図2Jの各種入力画面を介して気づき管理入力の有無を判断する。
まず、図2A等を参照して気づき管理処理について説明する。気づき管理処理は、サーバ2による業務データ連携処理・気づき発生処理・気づきデータ作成処理・気づき通知処理・気づき削除処理に必要な各種データの設定・変更を実行させるための処理である。
図2Aは、システム管理者による入力操作に基づいて、
(1)定義T2a〜実行T2dを含む管理マスタ7aを管理マスタデータベース7に記憶させるとともに、
(2)業務データ6aのうち週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mを業務データベース6(業務T1)に記憶させる気づき管理処理のフローチャートである。気づき管理処理においては、管理クライアント3は、気づき管理入力があったか否かを判断する(S201)。ここで、「気づき管理入力」とは、定義T2a〜実行T2d及び業務T1のデータ内容を設定するための入力の他、気づきシステム1を運用に用いられるユーザー設定入力や、連携システム管理・気づきシステム管理に用いられる項目設定入力をいう。管理クライアント3は、例えば、図2B〜図2Jの各種入力画面を介して気づき管理入力の有無を判断する。
そして、管理クライアント3は、気づき管理入力があったと判断した場合には(S201:YES)、入力操作(キーボード・マウス、その他ポインティングデバイスによる入力操作)に基づいて、入力データを定義T2a〜実行T2d及び/又は業務T1に記憶させることにより、管理マスタ7a又は業務データ6aとして管理マスタデータベース7又は業務データベース6に記憶させる(S202)。定義T2a〜実行T2d及び業務T1に書き込まれたデータは、気づき発生処理に用いられる。
図2B〜図2Jを参照して気づき管理入力(S201〜S202)の一例について説明する。
[1]連携システム登録(図2B参照)
図2Bは、業務データ6aの収集元となる業務システム(例えば、市販のアプリケーション「就業奉行」等)を連携システムとして登録・変更・修正するときに表示される連携システム登録画面G2Baと、連携システム一覧画面G2Bbとを示す。画面G2Baの入力ボックスから一又は複数の連携システムが登録される。画面G2Bbの一覧から既登録の連携システムを選択すると画面G2Baが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。
[1]連携システム登録(図2B参照)
図2Bは、業務データ6aの収集元となる業務システム(例えば、市販のアプリケーション「就業奉行」等)を連携システムとして登録・変更・修正するときに表示される連携システム登録画面G2Baと、連携システム一覧画面G2Bbとを示す。画面G2Baの入力ボックスから一又は複数の連携システムが登録される。画面G2Bbの一覧から既登録の連携システムを選択すると画面G2Baが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。
[2]ユーザ登録(図2C、通知T2c参照)
図2Cは、気づきシステム1のユーザ(システム管理者及び通知先(従業員・管理職従業員等))の登録・変更・修正を行うときに表示されるユーザ登録画面G2Caと、通知ユーザ一覧画面G2Cbとを示す。画面G2Caの入力ボックスからユーザが登録される。画面G2Cbの一覧から既登録のユーザを選択すると画面G2Caが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。画面G2Caを介して入力されたデータは、通知T2cやユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)に記憶される。更に、画面G2Caの入力ボックスからシステム管理者が登録されうる。画面G2Caにおいて、管理者・一般のいずれかが選択され、権限内容が区別される。
図2Cは、気づきシステム1のユーザ(システム管理者及び通知先(従業員・管理職従業員等))の登録・変更・修正を行うときに表示されるユーザ登録画面G2Caと、通知ユーザ一覧画面G2Cbとを示す。画面G2Caの入力ボックスからユーザが登録される。画面G2Cbの一覧から既登録のユーザを選択すると画面G2Caが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。画面G2Caを介して入力されたデータは、通知T2cやユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)に記憶される。更に、画面G2Caの入力ボックスからシステム管理者が登録されうる。画面G2Caにおいて、管理者・一般のいずれかが選択され、権限内容が区別される。
[3]通知グループ登録(図2D、通知T2c参照)
図2Dは、気づきシステム1の通知先として複数ユーザーの集合を通知グループとして登録・変更・修正を行うときに表示される通知グループ登録画面G2Daと、通知グループ一覧画面G2Dbとを示す。画面G2Daの入力ボックスから通知グループ及び当該通知グループに含めるべきユーザが登録される。画面G2Dbの一覧から既登録の通知グループを選択すると画面G2Daが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。画面G2Daを介して入力されたデータは、通知T2cやユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)に記憶される。
図2Dは、気づきシステム1の通知先として複数ユーザーの集合を通知グループとして登録・変更・修正を行うときに表示される通知グループ登録画面G2Daと、通知グループ一覧画面G2Dbとを示す。画面G2Daの入力ボックスから通知グループ及び当該通知グループに含めるべきユーザが登録される。画面G2Dbの一覧から既登録の通知グループを選択すると画面G2Daが表示され、登録内容の変更・修正が可能となる。画面G2Daを介して入力されたデータは、通知T2cやユーザ・グループ登録テーブル(詳細省略)に記憶される。
[4]気づき登録(図2E、定義T2a参照)
図2Eは、気づき一覧画面G2Eaと、気づき一覧検索条件設定画面G2Ebとを示す。画面G2Eaによれば、
(1)その一覧から気づきが選択され、選択ボタン(定義設定ボタン・発生設定ボタン・通知設定ボタン・実行設定ボタン)の操作により画面G2F〜G2I等が表示され、これらの画面を介して定義T2a〜実行T2dの登録・変更・修正ができるとともに、
(2)業務データ設定ボタンの操作により画面G2Jが表示され、この画面を介して業務T1の登録・変更・修正ができる。
図2Eは、気づき一覧画面G2Eaと、気づき一覧検索条件設定画面G2Ebとを示す。画面G2Eaによれば、
(1)その一覧から気づきが選択され、選択ボタン(定義設定ボタン・発生設定ボタン・通知設定ボタン・実行設定ボタン)の操作により画面G2F〜G2I等が表示され、これらの画面を介して定義T2a〜実行T2dの登録・変更・修正ができるとともに、
(2)業務データ設定ボタンの操作により画面G2Jが表示され、この画面を介して業務T1の登録・変更・修正ができる。
画面G2Ebは、画面G2Eaに表示させる定義の一覧の絞り込みを行うための入力画面である。画面G2Ebでは、分類として超過検出A・超過予測Cがチェックされ、運用・レベル・配信は全チェックがなされているが、このような設定に従って該当する気づき種類の定義が画面G2Eaに一覧表示される。
[5]気づき定義設定(図2F、定義T2a参照)
図2Fは、気づき定義設定画面G2Fを示し、画面G2Eaを介して定義設定ボタンの押下により表示される画面の一例を示す。画面G2Fは、気づき種類又は名称毎に気づき定義を設定するための画面であり、具体的には、運用有無・レベル値・配信有無の登録・変更・修正を行うための画面である。画面G2Fを介して入力されたデータは、定義T2aに記憶される。
画面G2Fの運用設定欄では、気づき発生処理の実行の有無が定義され、「しない」が選択された場合には、該当する気づき発生処理は実行されない。同図のレベル設定欄では、気づきを通知するときのレベル(重要度)が三段階で定義され、この定義は気づき通知の際の視覚的表現(アイコン、色など)に反映される。同図の配信欄では、作成した気づきデータ9aの配信の有無が定義され、一時的な通知停止などに利用される。
図2Fは、気づき定義設定画面G2Fを示し、画面G2Eaを介して定義設定ボタンの押下により表示される画面の一例を示す。画面G2Fは、気づき種類又は名称毎に気づき定義を設定するための画面であり、具体的には、運用有無・レベル値・配信有無の登録・変更・修正を行うための画面である。画面G2Fを介して入力されたデータは、定義T2aに記憶される。
画面G2Fの運用設定欄では、気づき発生処理の実行の有無が定義され、「しない」が選択された場合には、該当する気づき発生処理は実行されない。同図のレベル設定欄では、気づきを通知するときのレベル(重要度)が三段階で定義され、この定義は気づき通知の際の視覚的表現(アイコン、色など)に反映される。同図の配信欄では、作成した気づきデータ9aの配信の有無が定義され、一時的な通知停止などに利用される。
[6]気づき発生条件設定(図2G、発生T2b参照)
図2Gは、発生条件設定画面G2Gを示し、画面G2Eaを介して発生設定ボタンの押下により表示される画面の一例を示す。画面G2Eaは、気づき種類又は名称毎に気づき発生条件を設定するための画面である。画面G2Eaの条件コメント1・条件値X・条件単位Y・統合区分Z・条件コメント2には、発生T2bから読み出された値が表示される。これにより、システム管理者が画面G2Eaを介して条件値Xや統合区分Zを新たに設定しなおす場合にどの気づき種類について如何なる条件を設定するのかがわかる。
図2Gは、発生条件設定画面G2Gを示し、画面G2Eaを介して発生設定ボタンの押下により表示される画面の一例を示す。画面G2Eaは、気づき種類又は名称毎に気づき発生条件を設定するための画面である。画面G2Eaの条件コメント1・条件値X・条件単位Y・統合区分Z・条件コメント2には、発生T2bから読み出された値が表示される。これにより、システム管理者が画面G2Eaを介して条件値Xや統合区分Zを新たに設定しなおす場合にどの気づき種類について如何なる条件を設定するのかがわかる。
条件値Xは、表4A〜表4Dに示す条件値Xに相当し、数値入力により登録・修正・変更される。
統合区分Zは、気づき発生処理を実行させるために、条件コメント1欄の表示内容(すなわち、表4A〜表4Dに示す判定必要情報Pと、条件値Xとが満たすべき関係が設定される。統合区分Zは、以上(≧)・以下(≦)・超(>)・未満(<)・等しい(=、又は、null)のいずれかを入力ボックスBXから選択することにより登録・修正・変更される。判定必要情報Pとしては、業務データ6a(又は業務システムデータ5a)やこれらを用いて演算された各種データが用いられる。具体的には、
(1)判定必要情報P≧条件値X、
(2)判定必要情報P≦条件値X、
(3)判定必要情報P>条件値X、
(4)判定必要情報P<条件値X、
(5)判定必要情報P=条件値X、
(6)判定必要情報P null 条件値X(nullの場合は=と同義)が設定可能である。
統合区分Zは、気づき発生処理を実行させるために、条件コメント1欄の表示内容(すなわち、表4A〜表4Dに示す判定必要情報Pと、条件値Xとが満たすべき関係が設定される。統合区分Zは、以上(≧)・以下(≦)・超(>)・未満(<)・等しい(=、又は、null)のいずれかを入力ボックスBXから選択することにより登録・修正・変更される。判定必要情報Pとしては、業務データ6a(又は業務システムデータ5a)やこれらを用いて演算された各種データが用いられる。具体的には、
(1)判定必要情報P≧条件値X、
(2)判定必要情報P≦条件値X、
(3)判定必要情報P>条件値X、
(4)判定必要情報P<条件値X、
(5)判定必要情報P=条件値X、
(6)判定必要情報P null 条件値X(nullの場合は=と同義)が設定可能である。
例えば、左欄のチェックボックスCBにチェックが付された状態で条件値X及び/又は統合区分Zに新たなデータが設定され、登録ボタンが押下されると、その新たなデータが発生T2bに書き込まれ、記憶される。すなわち、システム管理者は、条件値X・統合区分Zを常時監視し法令等が変更されればそれに従ってこれらを設定すればよい。
更に、画面G2Gの各親条件N1〜Nkは、論理和の関係(OR関係)にあり、これらのいずれかに該当すれば気づき発生処理が行われる。一方、同図の各子条件n1〜nkは、論理積の関係(AND関係)にあり、これらの全てに該当した場合に該当する親条件を満たす。親条件が満たされると該当する気づき発生処理が行われる。
[7]気づき通知設定(図2H、通知T2c参照)
図2Hは、気づきデータ9aの通知先と通知方法を設定するときに表示される気づき通知設定画面G2Haと、通知先を検索し入力するための気づき通知先検索画面G2Hbとを示す。画面G2Haは、気づき種類又は名称毎に設けられ、画面G2Eaを介して画面G2Eaの通知設定ボタンの押下により表示され、画面G2Hbは画面G2Haの検索ボタンの押下により表示される。これらの画面を介して入力されたデータは、通知T2cに記憶される。
図2Hは、気づきデータ9aの通知先と通知方法を設定するときに表示される気づき通知設定画面G2Haと、通知先を検索し入力するための気づき通知先検索画面G2Hbとを示す。画面G2Haは、気づき種類又は名称毎に設けられ、画面G2Eaを介して画面G2Eaの通知設定ボタンの押下により表示され、画面G2Hbは画面G2Haの検索ボタンの押下により表示される。これらの画面を介して入力されたデータは、通知T2cに記憶される。
画面G2Haの通知先種別が選択された状態で検索ボタンが押下されると、該当する画面G2Hbが表示される。同図で通知先が選択された状態でOKボタンが押下されると、画面G2Haの通知先に反映される。同図の通知先区分は、従業員又はその管理職従業員のいずれに通知するかを定義する項目である。同図の通知方法は、メール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納のいずれか又は複数を定義する項目である。通知方法が選択されない場合には、気づきログのみ発生させる仕組みが採用されている。
[8]気づき実行設定(図2I、実行T2参照)
図2Iは、気づき発生処理を実行するタイミングを設定するときに表示される気づき実行設定画面G2Iを示す。画面G2Iは、気づき種類又は名称毎に設けられ、画面G2Eaを介して実行設定ボタンの押下により表示される。画面G2Iを介して入力されたデータは、実行T2dに記憶される。
図2Iは、気づき発生処理を実行するタイミングを設定するときに表示される気づき実行設定画面G2Iを示す。画面G2Iは、気づき種類又は名称毎に設けられ、画面G2Eaを介して実行設定ボタンの押下により表示される。画面G2Iを介して入力されたデータは、実行T2dに記憶される。
画面G2Iの「スケジュール実行」欄は、気づき発生処理の実行有無が定義される。スケジュール実行は、「設定」欄において、時間単位・日単位・週単位・月単位・年単位が定義される。「時間単位」欄では、何時から何時までの間に何分間隔で実行するかが定義される。「日単位」欄では、毎日・平日・休日の別、実行間隔・実行時刻が定義される。「週単位」欄では、曜日の別・実行間隔・実行時刻が定義される。「月単位」欄や「年単位」欄では日時が定義される。本実施形態では、画面G2Iに示すように毎日午前2時に一回実行が設定される。
[9]業務データ6aの設定(図2J、業務T1参照)
図2Jは、業務データ6aのうち、週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mを設定するときに表示される業務データ6a設定画面G2Jを示す。例えば、画面G2Eaを介して画面G2Eaの業務データ設定ボタンの押下により表示される。画面G2Jを介して入力されたデータは、業務T1に記憶される。
図2Jは、業務データ6aのうち、週起算日F1・月起算日F2・優先取得曜日F3・候補日算出区分F4・代休取得可能期間F5・超過予告比率F6・増減注意値F7・増減警告値F8・1セグメント日数N・セグメント数Mを設定するときに表示される業務データ6a設定画面G2Jを示す。例えば、画面G2Eaを介して画面G2Eaの業務データ設定ボタンの押下により表示される。画面G2Jを介して入力されたデータは、業務T1に記憶される。
(業務データ連携処理)
図3Aを参照してサーバ2による業務データ連携処理について説明する。業務データ連携処理とは、業務システムデータベース5の業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して業務T1を構成する業務データ6aとして業務データベース6に記憶させる処理である。
図3Aを参照してサーバ2による業務データ連携処理について説明する。業務データ連携処理とは、業務システムデータベース5の業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して業務T1を構成する業務データ6aとして業務データベース6に記憶させる処理である。
まず、サーバ2は、S101において、実行T2dを参照して気づき種類又は名称毎に連携処理タイミングか否かを判断する。そして、サーバ2は、連携処理タイミング(例えば、所定分毎・所定時間毎・所定日毎・所定週毎・勤怠情報集計時(例えば、毎月締日・所定時刻)、業務データ連携処理の終了時、マニュアル操作時等、画面G2Iによれば毎日午前2時)であると判断した場合に(S101:YES)、就業情報を記憶した業務システムデータベース5から、気づきを発見するために用いられる就業情報に関する業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工して(S102)、業務データ6aとして業務データベース6に記憶させる処理(S103)を行う。
すなわち、サーバ2は、例えば、業務システムデータベース5から業務システムデータ5aを抽出して、
(1)実行T2dに基づいて所定の実行タイミングで、業務データ6aとして業務データベース6に記憶させるとともに、
(2)実行T2dに基づいて所定の実行タイミングで、後述する各種式で表される演算を実行することにより、業務データ6aその他の業務データ(業務システムデータ5aを含む)を用いて、これらを業務T1に格納すべき業務データ6aとして加工し、記憶させる(S102、S103)。
これにより、業務システムデータベース5(業務システムデータ5a)が業務データベース6(業務データ6a)に反映され、業務データの連携がなされる。
尚、S102及びS103の処理は、上記のように連携処理タイミングに行ってもよいし(スケジュール実行)、システム管理者によるキー入力時に行ってもよい(手動実行)。また、S102の処理において、業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工する際の業務システムデータベース5のデータ参照先・データ参照方法・データ加工方法は、その元となる業務システム、すなわち、市販の就業管理アプリケーション(例えば、株式会社OBCの商品名「就業奉行」)で採用されているデータ構造に併せて適宜変更される。
(1)実行T2dに基づいて所定の実行タイミングで、業務データ6aとして業務データベース6に記憶させるとともに、
(2)実行T2dに基づいて所定の実行タイミングで、後述する各種式で表される演算を実行することにより、業務データ6aその他の業務データ(業務システムデータ5aを含む)を用いて、これらを業務T1に格納すべき業務データ6aとして加工し、記憶させる(S102、S103)。
これにより、業務システムデータベース5(業務システムデータ5a)が業務データベース6(業務データ6a)に反映され、業務データの連携がなされる。
尚、S102及びS103の処理は、上記のように連携処理タイミングに行ってもよいし(スケジュール実行)、システム管理者によるキー入力時に行ってもよい(手動実行)。また、S102の処理において、業務システムデータ5aを抽出及び/又は加工する際の業務システムデータベース5のデータ参照先・データ参照方法・データ加工方法は、その元となる業務システム、すなわち、市販の就業管理アプリケーション(例えば、株式会社OBCの商品名「就業奉行」)で採用されているデータ構造に併せて適宜変更される。
図3B(a)は、業務データ6aのうち週稼働率の演算用フローチャートである。サーバ2は、業務T1の週起算日とシステム日付とを参照して週起算日か否かを判断する(W1)。サーバ2は、週起算日でない場合には、そのまま処理を終了するが、週起算日である場合には(W1:YES)、業務T1から累計就業時間(週)及び規定就業時間(週)を読み出して、
週稼働率=累計就業時間(週)/規定就業時間(週)…式(1a)、
の演算を実行し(W2)、求めた週稼働率を業務T1に格納する(W3)。尚、業務T1(6)週間就業時間累計情報のうち、週稼働率以外のデータは週稼働率の演算が終了した後にリセットされ当該週実績値が蓄積されるが、そのうち週稼働率は前週実績値となる。
図3B(b)は、業務データ6aのうち月稼働率の演算用フローチャートである。サーバ2は、業務T1の月起算日とシステム日付とを参照して月起算日か否かを判断する(M1)。サーバ2は、月起算日でない場合には、そのまま処理を終了するが、月起算日である場合には(M1:YES)、業務T1から累計就業時間(月)及び規定就業時間(月)を読み出して、
月稼働率=累計就業時間(月)/規定就業時間(月)…式(1b)、
の演算を実行し(M2)、求めた月稼働率を業務T1に格納する(M3)。尚、業務T1(7)月間就業時間累計情報のうち、月稼働率以外のデータは月稼働率の演算が終了した後にリセットされ当該月実績値が蓄積されるが、そのうち月稼働率は前月実績値となる。
週稼働率=累計就業時間(週)/規定就業時間(週)…式(1a)、
の演算を実行し(W2)、求めた週稼働率を業務T1に格納する(W3)。尚、業務T1(6)週間就業時間累計情報のうち、週稼働率以外のデータは週稼働率の演算が終了した後にリセットされ当該週実績値が蓄積されるが、そのうち週稼働率は前週実績値となる。
図3B(b)は、業務データ6aのうち月稼働率の演算用フローチャートである。サーバ2は、業務T1の月起算日とシステム日付とを参照して月起算日か否かを判断する(M1)。サーバ2は、月起算日でない場合には、そのまま処理を終了するが、月起算日である場合には(M1:YES)、業務T1から累計就業時間(月)及び規定就業時間(月)を読み出して、
月稼働率=累計就業時間(月)/規定就業時間(月)…式(1b)、
の演算を実行し(M2)、求めた月稼働率を業務T1に格納する(M3)。尚、業務T1(7)月間就業時間累計情報のうち、月稼働率以外のデータは月稼働率の演算が終了した後にリセットされ当該月実績値が蓄積されるが、そのうち月稼働率は前月実績値となる。
(気づき発生処理の概要)
次に、図4A〜図4Bを参照して気づき発生処理の概要について説明する。
図4Aに示す気づき発生処理として、超過検出A・超過予告B・超過予測C・超過分析Dの各処理が行われる。超過検出Aとしては図5A〜図5Dに示す超過検出A1〜A4が、超過予告Bとしては図6A〜図6Bに示す超過予告B1〜B2が、超過予測Cとしては図7A〜図7Cに示す超過予測C1〜C3が、超過分析Dとしては図8A〜図8Bに示す超過分析D1〜D2の各処理が行われる。
次に、図4A〜図4Bを参照して気づき発生処理の概要について説明する。
図4Aに示す気づき発生処理として、超過検出A・超過予告B・超過予測C・超過分析Dの各処理が行われる。超過検出Aとしては図5A〜図5Dに示す超過検出A1〜A4が、超過予告Bとしては図6A〜図6Bに示す超過予告B1〜B2が、超過予測Cとしては図7A〜図7Cに示す超過予測C1〜C3が、超過分析Dとしては図8A〜図8Bに示す超過分析D1〜D2の各処理が行われる。
図4Aに示す気づき発生処理S300においては、サーバ2は、実行T2dを参照して気づき発生処理タイミングか否かを判断し(S301)、気づき発生処理タイミングであると判断すると(S301:YES)、S302a〜S302dのうち該当する処理に進み各処理を実行する。そして、サーバ2は、S302a〜S302dの各処理過程において、後掲の表4A〜表4Dに示す判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たす場合等に気づき発生と判断し、図4Bに示す気づきデータ作成処理S400・気づき通知処理S500を実行して気づきデータ9aを関係者(従業員・管理職従業員・総務担当者等)に配信し、気づきが発生したことを通知する。これが終了すると、サーバ2は、気づきデータ削除処理S600を実行して該当する気づき発生処理を終了する。
例えば、従業員コードが0001であり、気づきコードがA01である超過検出A1について、サーバ2は、
(1)定義T2aの「警告レベルの情報区分で配信する」との定義、及び、
(2)実行T2dの「毎日午前2時に実行する」との設定に基づいて(S301:YES)、超過検出A1を実行する。サーバ2は、他の気づき種類についても同様に気づき発生処理を実行する。
気づき発生処理S300において参照される定義T2a及び実行T2dの内容は、既述のように管理クライアント3を介して設定/変更される。変更後は、その内容に基づいて処理がなされる。
例えば、従業員コードが0001であり、気づきコードがA01である超過検出A1について、サーバ2は、
(1)定義T2aの「警告レベルの情報区分で配信する」との定義、及び、
(2)実行T2dの「毎日午前2時に実行する」との設定に基づいて(S301:YES)、超過検出A1を実行する。サーバ2は、他の気づき種類についても同様に気づき発生処理を実行する。
気づき発生処理S300において参照される定義T2a及び実行T2dの内容は、既述のように管理クライアント3を介して設定/変更される。変更後は、その内容に基づいて処理がなされる。
サーバ2は、気づきデータ作成処理S400として、
(1)定義T2aから「気づき名称」・「気づき説明」を読み出して、気づきデータ9aの「通知情報」の「気づき名称」・「気づき説明」に書き込み、
(2)発生T2bから「条件コメント1」・「条件コメント2」を読み出して気づきデータ9aの「通知コメント」に書き込み、
(3)当該気づき発生処理で通知すべき情報を演算によって求めたり、業務T1・発生T2b・通知T2c・実行T2dから読み出して気づきデータ9aの「コア通知情報Q」に書き込む等の処理を行う。
(1)定義T2aから「気づき名称」・「気づき説明」を読み出して、気づきデータ9aの「通知情報」の「気づき名称」・「気づき説明」に書き込み、
(2)発生T2bから「条件コメント1」・「条件コメント2」を読み出して気づきデータ9aの「通知コメント」に書き込み、
(3)当該気づき発生処理で通知すべき情報を演算によって求めたり、業務T1・発生T2b・通知T2c・実行T2dから読み出して気づきデータ9aの「コア通知情報Q」に書き込む等の処理を行う。
サーバ2は、気づきデータ通知処理S500として、
(1)通知T2cの対象レコードに設定された気づき通知方法に基づいて、該当する気づき種類の気づき発生処理の通知先及び通知方法を特定し(S501)、
(2)その通知先にメール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納の少なくともいずれかの通知方法で気づきデータ9aの配信・出力・表示を行う(S502a・S503a、S502b・S503b、S502c、S502d)。関係者は、閲覧した気づきデータ9aを今後の業務遂行に活かすことができる。例えば、仕事の進め方や業務のスピードアップを図ることによって残業が増えないように努力する。これにより、人件費・設備費削減に役立つ。
(1)通知T2cの対象レコードに設定された気づき通知方法に基づいて、該当する気づき種類の気づき発生処理の通知先及び通知方法を特定し(S501)、
(2)その通知先にメール通知・ガジェット通知・ポータル通知・タスクトレイ格納の少なくともいずれかの通知方法で気づきデータ9aの配信・出力・表示を行う(S502a・S503a、S502b・S503b、S502c、S502d)。関係者は、閲覧した気づきデータ9aを今後の業務遂行に活かすことができる。例えば、仕事の進め方や業務のスピードアップを図ることによって残業が増えないように努力する。これにより、人件費・設備費削減に役立つ。
サーバ2は、更に、気づき通知メールが配信されたか(S504a)、気づき通知ガジェット表示が閲覧されたか(S504b)、気づき通知ポートレット出力が閲覧されたか(S504c)、気づき通知タスクトレイが閲覧されたか(S504d)を判断する処理を行う。サーバ2は、気づき通知メールが配信されていないと判断すると(S504a:NO)、システム管理者へエラーメールを配信して(S507)、配信されたと判断するまで(S504a:YES)、S502a〜S504aの処理を繰り返し行う。また、サーバ2は、気づき通知ガジェット表示が閲覧されていない場合(S504b:NO)、気づき通知ポートレット出力が閲覧されていない場合(S504c:NO)、又は、気づき通知タスクトレイが閲覧されていない場合(S504d:NO)には、S504b〜S504dでそれぞれYESと判断されるまで、待機する。
そして、サーバ2は、全てが閲覧又は配信されたかを判断し(S505)、全ての閲覧・配信が済んだと判断すると(S505:YES)、気づきデータ9aを削除する(S600)。サーバ2は、該当する気づき種類の気づき通知処理を終了する。
(気づき発生処理の詳細)
以下に図5A〜図8B及び表4A〜表4D等を参照して気づき発生処理の詳細について説明する。
以下に図5A〜図8B及び表4A〜表4D等を参照して気づき発生処理の詳細について説明する。
(超過検出A)
表4Aは、超過検出Aに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過検出Aでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
表4Aは、超過検出Aに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過検出Aでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
(超過検出A1:法定就業時間超過検出A100)
図5Aは、超過検出A1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A1を実行するタイミングであると判断すると、A101a〜A101cに進む。A101a〜A101cにおいては、サーバ2は、累計残業時間(週・月・年)が法定の規定残業時間(週・月・年)を超過した場合に気づき発生と判断する(超過検出手順)。
図5Aは、超過検出A1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A1を実行するタイミングであると判断すると、A101a〜A101cに進む。A101a〜A101cにおいては、サーバ2は、累計残業時間(週・月・年)が法定の規定残業時間(週・月・年)を超過した場合に気づき発生と判断する(超過検出手順)。
そして、サーバ2は、累計残業時間(週・月・年)が規定残業時間(週・月・年)を超過したと判断すると(A101a:YES、A101b:YES、又は/及び、A101c:YES)、A102に進み、コア通知情報Qを業務T1から取得又は演算して求める。サーバ2は、コア通知情報Qを演算して求める場合には、業務T1のデータを用いて、
超過時間(週)=累計残業時間(週)−規定残業時間(週)…式(2a)、
超過時間(月)=累計残業時間(月)−規定残業時間(月)…式(2b)、
超過時間(年)=累計残業時間(年)−規定残業時間(年)…式(2c)、
ただし、累計残業時間(年)=過去累計残業時間(月)を直近の年度開始月から加算…式(3)、
のうち該当する演算を実行し、求めたデータを業務T1に格納する。
超過時間(週)=累計残業時間(週)−規定残業時間(週)…式(2a)、
超過時間(月)=累計残業時間(月)−規定残業時間(月)…式(2b)、
超過時間(年)=累計残業時間(年)−規定残業時間(年)…式(2c)、
ただし、累計残業時間(年)=過去累計残業時間(月)を直近の年度開始月から加算…式(3)、
のうち該当する演算を実行し、求めたデータを業務T1に格納する。
次に、サーバ2は、A103に進み、業務T1から規定残業時間(週・月・年)・累計残業時間(週・月・年)・超過時間(週・月・年)を読み出して気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。超過時間によりあとどれだけ残業ができるか、あるいは、もう残業を控えるべきか等がわかる。
(超過検出A2:労働安全衛生法基準超過検出A200)
図5Bは、超過検出A2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A2を実行するタイミングであると判断すると、A201に進み、業務T1から累計残業時間(月)を読み出して、A202aに進む。A202aにおいては、サーバ2は、累計残業時間(月)が労働安全衛生法の第一基準(例えば、80時間)を超過したか否かを累計残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第一の基準残業時間、例えば、80時間)を満たすか否かによって判断する(超過検出手順:画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(A202a:YES)、A202bに進む。A202bにおいては、サーバ2は、超過時間(月)を業務T1から取得又は演算(上記式(2b)参照)して求め、演算した場合には求めたデータを業務T1に格納する。更に、A202bにおいては、サーバ2は、例えば、「累計残業時間(月)が月80時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
図5Bは、超過検出A2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A2を実行するタイミングであると判断すると、A201に進み、業務T1から累計残業時間(月)を読み出して、A202aに進む。A202aにおいては、サーバ2は、累計残業時間(月)が労働安全衛生法の第一基準(例えば、80時間)を超過したか否かを累計残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第一の基準残業時間、例えば、80時間)を満たすか否かによって判断する(超過検出手順:画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(A202a:YES)、A202bに進む。A202bにおいては、サーバ2は、超過時間(月)を業務T1から取得又は演算(上記式(2b)参照)して求め、演算した場合には求めたデータを業務T1に格納する。更に、A202bにおいては、サーバ2は、例えば、「累計残業時間(月)が月80時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
次に、サーバ2は、A203aの処理に進み、累計残業時間(月)が労働安全衛生法の第二基準(例えば、100時間)を超過したか否かを累計残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第二の基準残業時間、例えば、100時間)を満たすか否かによって判断する(超過検出手順:画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(A203a:YES)、A203bに進む。A203bにおいては、サーバ2は、超過時間(月)を業務T1から取得又は演算(上記式(2b)参照)して求め、演算した場合には求めたデータを業務T1に格納する。更に、A203bにおいては、サーバ2は、例えば、「累計残業時間(月)が月100時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
次に、サーバ2は、A204に進み、規定残業時間(月)・累計残業時間(月)・超過時間(月)を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する。
そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過検出A3:社内規定就業時間超過検出A300)
図5Cは、超過検出A3のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A3を実行するタイミングであると判断すると、A301a〜A301cに進む。A300の処理は、A301a〜A301cで社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、A100の処理と同様である。従って、上記A100の説明をもって、A300の処理の説明に代える。
図5Cは、超過検出A3のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A3を実行するタイミングであると判断すると、A301a〜A301cに進む。A300の処理は、A301a〜A301cで社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、A100の処理と同様である。従って、上記A100の説明をもって、A300の処理の説明に代える。
(超過検出A4:代休候補日演算A400)
図5Dは、超過検出A4のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A4を実行するタイミングであると判断すると、A401に進む。A401においては、サーバ2は、業務T1の月起算日とシステム日付とを参照して月起算日か否かを判断し、月起算日であると判断した場合には(A401:YES)、A402に進み、業務T1(9)の代休情報のうち代休日数・超過時間(週・月・年)・代休発生日・代休候補日の各データを削除する。すなわち、図5E(a)に示すように月起算日前に設定されている代休情報のうち代休日数・超過時間(週・月・年)・代休発生日・代休候補日が削除される。ここで、代休日数の削除は、代休取得可能期間以外のところで削除される代休候補日の数だけデクリメントすることによりなされる。サーバ2は、A402においては、更に、その月起算日から代休取得可能期間F2として、例えば、3ヶ月を設定し直す。
図5Dは、超過検出A4のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過検出A4を実行するタイミングであると判断すると、A401に進む。A401においては、サーバ2は、業務T1の月起算日とシステム日付とを参照して月起算日か否かを判断し、月起算日であると判断した場合には(A401:YES)、A402に進み、業務T1(9)の代休情報のうち代休日数・超過時間(週・月・年)・代休発生日・代休候補日の各データを削除する。すなわち、図5E(a)に示すように月起算日前に設定されている代休情報のうち代休日数・超過時間(週・月・年)・代休発生日・代休候補日が削除される。ここで、代休日数の削除は、代休取得可能期間以外のところで削除される代休候補日の数だけデクリメントすることによりなされる。サーバ2は、A402においては、更に、その月起算日から代休取得可能期間F2として、例えば、3ヶ月を設定し直す。
サーバ2は、A401で月起算日ではないと判断した場合(A401:NO)、又は、A402の処理を終了すると、A403に進む。
A403においては、サーバ2は、各単位期間の超過時間(週・月・年)を業務T1から取得又は演算(上記式(2a)〜式(2c)参照)して求め、演算した場合には求めたデータを業務T1に格納する(超過時間演算手順)。そして、サーバ2は、超過時間(週・月・年)のうちいずれかが0超の場合、すなわち、残業実績があると判断できる場合には、A404に進む。
A403においては、サーバ2は、各単位期間の超過時間(週・月・年)を業務T1から取得又は演算(上記式(2a)〜式(2c)参照)して求め、演算した場合には求めたデータを業務T1に格納する(超過時間演算手順)。そして、サーバ2は、超過時間(週・月・年)のうちいずれかが0超の場合、すなわち、残業実績があると判断できる場合には、A404に進む。
A404において、サーバ2は、各単位期間の超過時間(週・月・年)のうち複数以上が0超ではない(例えば、0超が超過時間(週)のみである)と判断すると(A404:YES)、A409に進んで、警告のみの気づきデータ9aの作成・通知・削除を実行し、処理を終了する。尚、S403においては、サーバ2は、各単位期間の超過時間又はその規定就業時間に対する割合が規定残業時間を超えた場合に気づき発生と判断してもよい(超過検出手順)。
一方、サーバ2は、各単位期間の超過時間(週・月・年)のうち複数以上が0超であると判断すると(A404:NO)、A405に進む(超過検出手順)。A405において、サーバ2は、フラグとして用いる業務T1(9)の候補日算出区分F4が「前月データ」か「前年同月データ」のいずれを示すかに基づいて、A406a又はA406bの処理に進む。
サーバ2は、A405で候補日算出区分F4が前月データを示す場合には、A406aに進み、業務T1(5)の過去週稼働率及び/又は業務T1(6)の週稼働率のうち前月データに該当するものの中で最も低い週稼働率の週を検出する(稼働率演算手順)。一方、サーバ2は、A405で候補日算出区分F4が前年同月データを示す場合には、A406bに進み、業務T1(5)の過去週稼働率のうち前年同月データに該当するものの中で最も低い週稼働率の最低稼働率週を検出する(稼働率演算手順)。サーバ2は、A406a又はA406bの処理を実行すると、A407に進む。
A407においては、サーバ2は、A406で検出された最低稼働率週のうち優先取得曜日に該当する日に応答する日を代休候補日として設定する(代休候補日設定手順)。このとき、サーバ2は、業務T1(9)の代休取得可能期間内の中から未だ過ぎていない直近の日を代休候補日として求める。サーバ2は、図5Eに示すように、実行日(超過検出A4の実行日を意味する)の翌日以降であって、代休取得可能期間内に属する日の中から代休候補日を求める。
ここで、超過検出A4について、
(1)月起算日が2009年8月21日(締日翌日)であり、
(2)超過検出A4の実行日が2009年9月4日であり、
(3)優先取得曜日が水曜日であり、
(4)候補日算出区分F4が前月データである場合を例にとって説明する。
この場合、最低稼働率週が前月扱いの8月10日(月)〜8月17日(日)の週(第二週)だとすると(A406a)、9月14日(月)〜9月20日(日)の週(第二週)のうち、9月16日(水)が代休候補日として求められる(A407)。尚、最低稼働率週が第五週に該当する場合には、最終週として扱われる。
あるいは、サーバ2は、A407においては、優先取得曜日に該当する日に応答する日の属する週(応答する日が既に経過している場合には更に次月の応答する日)又はその前後の週のその優先取得曜日を代休候補日としてもよい(代休候補日設定手順)。
この場合、最低稼働率週が前月扱いの8月10日(月)〜8月17日(日)の週(第二週)だとすると(A406a)、8月12日(水)に応答する日である9月12日(土)が属する週の9月9日(水)、又は、既に9月9日(水)を経過している場合には9月16日(水)等が代休候補日として求められる(A407)。尚、最低稼働率週が第五週に該当する場合には、最終週として扱われる。
ここで、超過検出A4について、
(1)月起算日が2009年8月21日(締日翌日)であり、
(2)超過検出A4の実行日が2009年9月4日であり、
(3)優先取得曜日が水曜日であり、
(4)候補日算出区分F4が前月データである場合を例にとって説明する。
この場合、最低稼働率週が前月扱いの8月10日(月)〜8月17日(日)の週(第二週)だとすると(A406a)、9月14日(月)〜9月20日(日)の週(第二週)のうち、9月16日(水)が代休候補日として求められる(A407)。尚、最低稼働率週が第五週に該当する場合には、最終週として扱われる。
あるいは、サーバ2は、A407においては、優先取得曜日に該当する日に応答する日の属する週(応答する日が既に経過している場合には更に次月の応答する日)又はその前後の週のその優先取得曜日を代休候補日としてもよい(代休候補日設定手順)。
この場合、最低稼働率週が前月扱いの8月10日(月)〜8月17日(日)の週(第二週)だとすると(A406a)、8月12日(水)に応答する日である9月12日(土)が属する週の9月9日(水)、又は、既に9月9日(水)を経過している場合には9月16日(水)等が代休候補日として求められる(A407)。尚、最低稼働率週が第五週に該当する場合には、最終週として扱われる。
サーバ2は、A408に進むと、業務T1(9)のデータのうち、
(1)代休日数が0であればこれを1とし、代休日数が0でなければ1インクリメントし、
(2)代休発生日としては超過検出A4を実行している実行日を、
(3)代休候補日としてはA407で求めた代休候補日を、それぞれ格納又は追加する。
サーバ2は、A409に進むと、業務T1(9)から代休日数及び代休候補日を読み出して気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(1)代休日数が0であればこれを1とし、代休日数が0でなければ1インクリメントし、
(2)代休発生日としては超過検出A4を実行している実行日を、
(3)代休候補日としてはA407で求めた代休候補日を、それぞれ格納又は追加する。
サーバ2は、A409に進むと、業務T1(9)から代休日数及び代休候補日を読み出して気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過予告B)
表4Bは、超過予告Bに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過予告Bでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
表4Bは、超過予告Bに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過予告Bでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
(超過予告B1:法定就業時間超過予告B100)
図6Aは、超過予告B1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予告B1を実行するタイミングであると判断すると、B101に進む。B101においては、サーバ2は、図8Bの超過分析D2のフローを実行することにより、短期傾向値及び中期傾向値等を求める。
次に、サーバ2は、B102に進み、中期傾向値が正か(0超か)・変化なし(0と等しいか)・負か(0未満か)を判断し、
(1)中間傾向値>0の場合(中期的に見て増加傾向の場合)には、B103aに進んで、業務T1(10)の超過予告比率(デフォルトは70%だが、システム管理者によって任意に設定可能)を読み出して、これを10%減算した値を演算用超過予告比率とし、
(2)中間傾向値=0の場合(中期的に見て増減傾向無しの場合)には、B103bに進んで、業務T1(10)の超過予告比率をそのまま演算用超過予告比率とし、
(3)中間傾向値<0の場合(中期的に見て減少傾向の場合)には、B103cに進んで、業務T1(10)の超過予告比率を読み出して、これを10%加算した値を演算用超過予告比率とする処理を実行する。
図6Aは、超過予告B1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予告B1を実行するタイミングであると判断すると、B101に進む。B101においては、サーバ2は、図8Bの超過分析D2のフローを実行することにより、短期傾向値及び中期傾向値等を求める。
次に、サーバ2は、B102に進み、中期傾向値が正か(0超か)・変化なし(0と等しいか)・負か(0未満か)を判断し、
(1)中間傾向値>0の場合(中期的に見て増加傾向の場合)には、B103aに進んで、業務T1(10)の超過予告比率(デフォルトは70%だが、システム管理者によって任意に設定可能)を読み出して、これを10%減算した値を演算用超過予告比率とし、
(2)中間傾向値=0の場合(中期的に見て増減傾向無しの場合)には、B103bに進んで、業務T1(10)の超過予告比率をそのまま演算用超過予告比率とし、
(3)中間傾向値<0の場合(中期的に見て減少傾向の場合)には、B103cに進んで、業務T1(10)の超過予告比率を読み出して、これを10%加算した値を演算用超過予告比率とする処理を実行する。
次に、サーバ2は、B104に進んで、業務T1(3)から規定残業時間(週・月・年)を読み出して、超過予告残業時間(週・月・年)を求める。ここで、サーバ2は、その演算を、
超過予告残業時間(週)=規定残業時間(週)×演算用超過予告比率…式(4a)、
超過予告残業時間(月)=規定残業時間(月)×演算用超過予告比率…式(4b)、
超過予告残業時間(年)=規定残業時間(年)×演算用超過予告比率…式(4c)、
の式により実行する。
超過予告残業時間(週)=規定残業時間(週)×演算用超過予告比率…式(4a)、
超過予告残業時間(月)=規定残業時間(月)×演算用超過予告比率…式(4b)、
超過予告残業時間(年)=規定残業時間(年)×演算用超過予告比率…式(4c)、
の式により実行する。
サーバ2は、次に、B105(超過予告手順)に進み、業務T1から累計残業時間(週・月)を読み出すとともに、業務T1のデータを用いて、累計残業時間(年)を上記式(3)によって求める。サーバ2は、これら各々の累計残業時間(週・月・年)がB104で求めた超過予告残業時間(週・月・年)を超過したか否かを判断する。ここで、サーバ2は、その判断を、
累計残業時間(週)>超過予告残業時間(週)…式(5a)、
累計残業時間(月)>超過予告残業時間(月)…式(5b)、
累計残業時間(年)>超過予告残業時間(年)…式(5c)、
の式を演算することにより実行する。
累計残業時間(週)>超過予告残業時間(週)…式(5a)、
累計残業時間(月)>超過予告残業時間(月)…式(5b)、
累計残業時間(年)>超過予告残業時間(年)…式(5c)、
の式を演算することにより実行する。
サーバ2は、上記式(5a)〜式(5c)のうち少なくともいずれかか成り立つと判断すると、B106に進んで、残り残業時間(週・月・年)を、
残り残業時間(週)=規定残業時間(週)−累計残業時間(週)…式(6a)、
残り残業時間(月)=規定残業時間(月)−累計残業時間(月)…式(6b)、
残り残業時間(年)=規定残業時間(年)−累計残業時間(年)…式(6c)、
の式を演算することにより求め、B107に進む。尚、サーバ2は、いずれの式も成り立たないと判断した場合には、気づきデータ9aを作成することなく、超過予告B1の処理を終了する。
サーバ2は、B107に進み、業務T1から読み出した規定残業時間(週・月・年)・累計残業時間(週・月)、演算して求めた累計残業時間(年)・残り残業時間(週・月・年)を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
残り残業時間(週)=規定残業時間(週)−累計残業時間(週)…式(6a)、
残り残業時間(月)=規定残業時間(月)−累計残業時間(月)…式(6b)、
残り残業時間(年)=規定残業時間(年)−累計残業時間(年)…式(6c)、
の式を演算することにより求め、B107に進む。尚、サーバ2は、いずれの式も成り立たないと判断した場合には、気づきデータ9aを作成することなく、超過予告B1の処理を終了する。
サーバ2は、B107に進み、業務T1から読み出した規定残業時間(週・月・年)・累計残業時間(週・月)、演算して求めた累計残業時間(年)・残り残業時間(週・月・年)を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過予告B2:社内規定就業時間超過予告B200)
図6Bは、超過予告B2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予告B2を実行するタイミングであると判断すると、B201に進む。B200の処理は、B204で社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、B100の処理と同様である。従って、上記B100の説明をもって、B200の処理の説明に代える。
図6Bは、超過予告B2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予告B2を実行するタイミングであると判断すると、B201に進む。B200の処理は、B204で社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、B100の処理と同様である。従って、上記B100の説明をもって、B200の処理の説明に代える。
(超過予測C)
表4Cは、超過予測Cに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過予測Cでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
表4Cは、超過予測Cに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過予測Cでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値Xと所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
(超過予測C1:法定就業時間超過予測C100)
図7Aは、超過予測C1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C1を実行するタイミングであると判断すると、C101に進む。
C101においては、サーバ2は、業務T1から累計就業時間(週・月)を読み出すとともに、業務T1のデータを用いて以下の演算を実行する。
予測就業時間(週)=累計就業時間(週)+累計就業時間(週)÷週稼働日数×週残稼働日数…式(7a)、
予測就業時間(月)=累計就業時間(月)+累計就業時間(月)÷月稼働日数×月残稼働日数…式(7b)、
予測就業時間(年)=累計就業時間(年)+累計就業時間(年)÷年稼働日数×年残稼働日数…式(7c)、
ただし、累計就業時間(年)=過去累計就業時間(月)を直近の年度開始月から加算…式(8)。
更に、サーバ2は、業務T1から規定残業時間を読み出して、予測残業時間(週・月・年)を、
予測残業時間(週)=予測就業時間(週)−規定就業時間(週)…式(9a)、
予測残業時間(月)=予測就業時間(月)−規定就業時間(月)…式(9b)、
予測残業時間(年)=予測就業時間(年)−規定就業時間(年)…式(9c)、
の演算をすることにより求める。
図7Aは、超過予測C1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C1を実行するタイミングであると判断すると、C101に進む。
C101においては、サーバ2は、業務T1から累計就業時間(週・月)を読み出すとともに、業務T1のデータを用いて以下の演算を実行する。
予測就業時間(週)=累計就業時間(週)+累計就業時間(週)÷週稼働日数×週残稼働日数…式(7a)、
予測就業時間(月)=累計就業時間(月)+累計就業時間(月)÷月稼働日数×月残稼働日数…式(7b)、
予測就業時間(年)=累計就業時間(年)+累計就業時間(年)÷年稼働日数×年残稼働日数…式(7c)、
ただし、累計就業時間(年)=過去累計就業時間(月)を直近の年度開始月から加算…式(8)。
更に、サーバ2は、業務T1から規定残業時間を読み出して、予測残業時間(週・月・年)を、
予測残業時間(週)=予測就業時間(週)−規定就業時間(週)…式(9a)、
予測残業時間(月)=予測就業時間(月)−規定就業時間(月)…式(9b)、
予測残業時間(年)=予測就業時間(年)−規定就業時間(年)…式(9c)、
の演算をすることにより求める。
次に、サーバ2は、C102に進み、気づきを発生させるか否かを、予測残業時間(週・月・年)を利用して判断する。すなわち、サーバ2は、
予測残業時間(週)>規定残業時間(週)…式(10a)、
予測残業時間(月)>規定残業時間(月)…式(10b)、
予測残業時間(年)>規定残業時間(年)…式(10c)、
の少なくともいずれかを満たした場合に気づき発生と判断する。
予測残業時間(週)>規定残業時間(週)…式(10a)、
予測残業時間(月)>規定残業時間(月)…式(10b)、
予測残業時間(年)>規定残業時間(年)…式(10c)、
の少なくともいずれかを満たした場合に気づき発生と判断する。
そして、サーバ2は、気づき発生と判断すると(C102:YES)、C103に進み、C102で超過したと判断された該当する単位期間(週・月・年)について、
(1)予測就業時間(週・月・年)、
(2)累計就業時間(週・月・年)、
(3)規定就業時間(週・月・年)、
(4)予測残業時間(週・月・年)を、
気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(1)予測就業時間(週・月・年)、
(2)累計就業時間(週・月・年)、
(3)規定就業時間(週・月・年)、
(4)予測残業時間(週・月・年)を、
気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過予測C2:労働安全衛生法基準超過予測C200)
図7Bは、超過予測C2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C2を実行するタイミングであると判断すると、C201に進み、業務T1から累計残業時間(月)及び規定就業時間(月)を読み出して、上記式(7b)により予測就業時間(月)を求めた上で上記式(9b)により予測残業時間(月)を求める。
次に、サーバ2は、C202aに進み、予測残業時間(月)が労働安全衛生法の第一基準(例えば、80時間)を超過したか否かを予測残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第一の基準残業時間、例えば、80時間)を満たすか否かによって判断する(画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(C202a:YES)、C202bに進む。C202bにおいては、サーバ2は、例えば、「予定残業時間(月)が月80時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
図7Bは、超過予測C2のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C2を実行するタイミングであると判断すると、C201に進み、業務T1から累計残業時間(月)及び規定就業時間(月)を読み出して、上記式(7b)により予測就業時間(月)を求めた上で上記式(9b)により予測残業時間(月)を求める。
次に、サーバ2は、C202aに進み、予測残業時間(月)が労働安全衛生法の第一基準(例えば、80時間)を超過したか否かを予測残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第一の基準残業時間、例えば、80時間)を満たすか否かによって判断する(画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(C202a:YES)、C202bに進む。C202bにおいては、サーバ2は、例えば、「予定残業時間(月)が月80時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
次に、サーバ2は、C203aの処理に進み、予測残業時間(月)が労働安全衛生法の第二基準(例えば、100時間)を超過したか否かを予測残業時間(月)>条件値X(労働安全衛生法による第二の基準残業時間、例えば、100時間)を満たすか否かによって判断する(画面G2Gを介して設定された統合区分(>)に従う)。サーバ2は、超過したと判断すると(C203a:YES)、C203bに進む。C203bにおいては、サーバ2は、例えば、「予定残業時間(月)が月100時間超過している旨」を気づきデータ9aの通知コメントに格納する。
次に、サーバ2は、C204に進み、予測就業時間(月)・累計就業時間(月)・規定就業時間(月)・予測残業時間(月)を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過予測C3:社内規定就業時間超過予測C300)
図5Cは、超過予測C3のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C3を実行するタイミングであると判断すると、C301に進む。C300の処理は、C300で社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、C100の処理と同様である。従って、上記C100の説明をもって、C300の処理の説明に代える。
図5Cは、超過予測C3のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過予測C3を実行するタイミングであると判断すると、C301に進む。C300の処理は、C300で社内の規定残業時間(週・月・年)を用いること以外は、C100の処理と同様である。従って、上記C100の説明をもって、C300の処理の説明に代える。
(超過分析D)
表4Dは、超過分析Dに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過分析Dでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値X(増減注意値、増減警告値)と所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
表4Dは、超過分析Dに分類される気づきの気づき種類・気づき発生条件・気づき通知方法をまとめて示す。超過分析Dでは、サーバ2は、判定必要情報Pが条件値X(増減注意値、増減警告値)と所定の関係を満たすとコア通知情報Q等を通知する処理を実行する。以下にその処理について詳細に説明する。
(超過分析D1:就業時間増減検出D100)
図8Aは、超過分析D1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過分析D1を実行するタイミングであると判断すると、D101を介してD200のサブルーチンの超過分析D2に進む。詳細は後述するがD200においては、サーバ2は、短期傾向値1〜M(Mはセグメント数であり、2以上の自然数である)と、中期傾向値とを求める。ここで、詳細は後述するが、短期傾向値1〜Mとは、各セグメント1〜Mの各残業差分1〜N(Nは1セグメントの日数であり、2以上の自然数である。残業差分1〜Nは、各々、該当する日とその前日の残業時間差である)を加算した値である。中期傾向値とは、短期傾向値1〜Mを加算した値である。尚、本実施形態においては、セグメント1、2、…、セグメントMは、実行日から遡って行く各N日毎の第1番目〜第M番目までの期間をいうが、これに限定されるものではない。
図8Aは、超過分析D1のフローチャートである。サーバ2は、S301で実行T2dに基づき超過分析D1を実行するタイミングであると判断すると、D101を介してD200のサブルーチンの超過分析D2に進む。詳細は後述するがD200においては、サーバ2は、短期傾向値1〜M(Mはセグメント数であり、2以上の自然数である)と、中期傾向値とを求める。ここで、詳細は後述するが、短期傾向値1〜Mとは、各セグメント1〜Mの各残業差分1〜N(Nは1セグメントの日数であり、2以上の自然数である。残業差分1〜Nは、各々、該当する日とその前日の残業時間差である)を加算した値である。中期傾向値とは、短期傾向値1〜Mを加算した値である。尚、本実施形態においては、セグメント1、2、…、セグメントMは、実行日から遡って行く各N日毎の第1番目〜第M番目までの期間をいうが、これに限定されるものではない。
サーバ2は、次に、D102(超過分析手順)に進み、短期傾向値1及び中期傾向値がいずれも0である場合には、残業時間に変化なしとの分析結果を出して超過分析D1の処理を終了する。一方、サーバ2は、D102において、短期傾向値1又は中期傾向値のいずれかが0以外の値であると判断すると、D103に進む。
D103(超過分析手順)においては、サーバ2は、短期傾向値1の絶対値が増減注意値(例えば、3)を超えていると判断すると、D104(超過分析手順)に進み、短期傾向値の絶対値が増減警告値(例えば、3)を超えているかいないかに応じて、D105a又はD105bに進む。サーバ2は、D105aに進んだ場合は、短期傾向値1の絶対値が増減注意値を超え増減警告値以下であるため、気づきデータ9aの通知コメントに短期傾向値1が正であれば「短期的にやや残業増加」、負であれば「短期的にやや残業減少」を格納する。一方、サーバ2は、D105bに進んだ場合は、短期傾向値1の絶対値が増減警告値超であるため、気づきデータ9aの通知コメントに短期傾向値1が正であれば「短期的に残業激増」、負であれば「短期的に残業激減」を格納する。
次に、サーバ2は、D106に進み、短期傾向値1を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、D113に進む。
D113においては、サーバ2は、中期傾向値の絶対値が増減注意値(例えば、3)を超えていると判断すると、D114に進み、中期傾向値の絶対値が増減警告値(例えば、3)を超えているかいないかに応じて、D115a又はD115bに進む。サーバ2は、D115aに進んだ場合は、中期傾向値の絶対値が増減注意値を超え増減警告値以下であるため、気づきデータ9aの通知コメントに中期傾向値が正であれば「中期的にやや残業増加」、負であれば「中期的にやや残業減少」を格納する。一方、サーバ2は、D115bに進んだ場合は、中期傾向値の絶対値が増減警告値超であるため、気づきデータ9aの通知コメントに中期傾向値が正であれば「中期的に残業激増」、負であれば「中期的に残業激減」を格納する。
次に、サーバ2は、D116に進み、中期傾向値を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
次に、サーバ2は、D116に進み、中期傾向値を気づきデータ9aのコア通知情報Qに格納することにより、気づきデータ9aを作成する(S400)。そして、サーバ2は、気づき通知処理S500で気づきデータ9aを配信した後、気づき削除処理S600を経て、S301に戻る。
(超過分析D2:残業増減傾向算出)
図8Bは、短期傾向値1〜N及び中期傾向値を算出する超過分析D2のフローチャートである。サーバ2は、D201において、セグメント数MのカウンタCMに1をセットし、1セグメントの日数NのカウンタCNを1にセットし、パラメータDAYに実行日(要するに超過分析D2の実行日、システム日付)をセットする。
サーバ2は、D202から始まるループ1のD203から始まるループ2の処理に入り、まずは、1セグメント目の残業差分1〜残業差分Nを求める(D203〜D206)。すなわち、サーバ2は、D204で残業差分CNを求め、D205でカウンタをセットし直し、D206でカウンタ値が1セグメントの日数Nを超えるまでD203〜D206の処理を行うことにより、残業差分1〜残業差分Nを求める。
ここで、
残業差分1は実行日の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、
残業差分2は1日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、
残業差分3は2日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、…、
残業差分Nは(N−1)日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差…式(11)、
である。残業差分は、負の値であれば残業減少しており、正の値であれば残業増加していることを示す。尚、減算を行う日は隣接する日には限定されず、減算を行う方向も限定されない。1セグメントの日数Nは、システム管理者によって任意値を設定可能であるが、3が好ましい。
図8Bは、短期傾向値1〜N及び中期傾向値を算出する超過分析D2のフローチャートである。サーバ2は、D201において、セグメント数MのカウンタCMに1をセットし、1セグメントの日数NのカウンタCNを1にセットし、パラメータDAYに実行日(要するに超過分析D2の実行日、システム日付)をセットする。
サーバ2は、D202から始まるループ1のD203から始まるループ2の処理に入り、まずは、1セグメント目の残業差分1〜残業差分Nを求める(D203〜D206)。すなわち、サーバ2は、D204で残業差分CNを求め、D205でカウンタをセットし直し、D206でカウンタ値が1セグメントの日数Nを超えるまでD203〜D206の処理を行うことにより、残業差分1〜残業差分Nを求める。
ここで、
残業差分1は実行日の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、
残業差分2は1日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、
残業差分3は2日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差、…、
残業差分Nは(N−1)日前の残業時間からその前日の残業時間を引いた差…式(11)、
である。残業差分は、負の値であれば残業減少しており、正の値であれば残業増加していることを示す。尚、減算を行う日は隣接する日には限定されず、減算を行う方向も限定されない。1セグメントの日数Nは、システム管理者によって任意値を設定可能であるが、3が好ましい。
ループ2を抜けると、サーバ2は、D207(短期傾向値演算手順)に進み、まず、短期傾向値1を求める(D207〜D208)。すなわち、サーバ2は、D207で短期傾向値CMを求めると、ループを抜けてD209でカウンタをセットし直し、上記と同様の処理を行うことにより、各セグメントについての短期傾向値1〜短期傾向値Mを求める。
ここで、
短期傾向値1はセグメント1の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
短期傾向値2はセグメント2の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
短期傾向値3はセグメント3の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
…、
短期傾向値MはセグメントMの残業差分1〜残業差分Nまでの加算値…式(12)、
である。短期傾向値は、負の値であれば短期的(ここN日、以下同じ)に見て残業減少しており、正の値であれば短期的に見て残業増加していることを示す。尚、加算を行う残業差分は1つおき等にすることもでき本実施形態に限定されない。また、セグメント数Mは、本実施形態においては、3が固定で設定されるが、システム管理者によって任意値を設定可能としてもよい。
ここで、
短期傾向値1はセグメント1の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
短期傾向値2はセグメント2の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
短期傾向値3はセグメント3の残業差分1〜残業差分Nまでの加算値、
…、
短期傾向値MはセグメントMの残業差分1〜残業差分Nまでの加算値…式(12)、
である。短期傾向値は、負の値であれば短期的(ここN日、以下同じ)に見て残業減少しており、正の値であれば短期的に見て残業増加していることを示す。尚、加算を行う残業差分は1つおき等にすることもでき本実施形態に限定されない。また、セグメント数Mは、本実施形態においては、3が固定で設定されるが、システム管理者によって任意値を設定可能としてもよい。
サーバ2は、各セグメントについての残業差分及び短期傾向値を求めると、ループを抜けて、D210(中期傾向値演算手順)に進み、中期傾向値を求める。
ここで、
中期傾向値=短期傾向値1+…+短期傾向値M…式(13)、
である。中期傾向値は、負の値であれば中期的(ここN×M日、以下同じ)に見て残業減少しており、正の値であれば中期的に見て残業増加していることを示す。尚、加算を行う短期傾向値は1つおき等にすることもでき本実施形態に限定されない。
サーバ2は、D211に進むと、D201〜D210の処理で求めた残業差分・短期傾向値・中期傾向値を業務T1に格納し、超過分析D2の処理を終了する。
ここで、
中期傾向値=短期傾向値1+…+短期傾向値M…式(13)、
である。中期傾向値は、負の値であれば中期的(ここN×M日、以下同じ)に見て残業減少しており、正の値であれば中期的に見て残業増加していることを示す。尚、加算を行う短期傾向値は1つおき等にすることもでき本実施形態に限定されない。
サーバ2は、D211に進むと、D201〜D210の処理で求めた残業差分・短期傾向値・中期傾向値を業務T1に格納し、超過分析D2の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る気づきプログラム及び気づきシステムによれば、気づき実行タイミングに気づき発生と判断されると、気づきデータが気づき通知先に配信又は表示されるので、関係者は勤怠状況・代休日数・代休候補日・勤怠分析結果等を知ることができる。そのため、関係者は自分で勤怠調査を実施したり代休計画を立てなくても、通知された気づきに従って行動すれば労働法規を遵守することができる。また、管理マスタに気づき発生の判定に用いる値として任意値を設定又は再設定できるため、個別事情に合わせた運用ができる。
本発明に係る気づきプログラム及び気づきシステムは、代休候補日や勤務状況の分析結果を関係者に通知するものであるため、関係者に業務を効率的に行わせると同時に労働法規に関する法令遵守を促すため、企業における就業管理や人件費管理等の場面で利用価値が高い。
1 気づきシステム
2 気づきサーバー
3 管理クライアント
4 気づきクライアント
5 業務システムデータベース
5a 業務システムデータ
6 業務データベース
6a 業務データ
7 管理マスタデータベース
7a 管理マスタ
8 システム情報データベース
9 気づきデータベース
9a 気づきデータ
SP サーバ用プログラム
KP 管理クライアント用プログラム
T1 業務データテーブル
T2a 気づき定義テーブル
T2b 気づき発生条件テーブル
T2c 気づき通知設定テーブル
T2d 気づき実行設定テーブル
T3 気づきデータテーブル
式(1a) 週稼働率を求める式
式(1b) 月稼働率を求める式
式(2a)〜式(2c) 超過時間(週・月・年)を求める式
式(3) 累計残業時間(年)を求める式
式(4a)〜式(4c) 超過予告残業時間(週・月・年)を求める式
式(5a)〜式(5c) 累計残業時間と超過予告残業時間との関係(週・月・年)を求める式
式(6a)〜式(6c) 残り残業時間(週・月・年)を求める式
式(7a)〜式(7c) 予測就業時間(週・月・年)を求める式
式(8) 累計就業時間(年)を求める式
式(9a)〜式(9c) 予測残業時間(週・月・年)を求める式
式(10a)〜式(10c) 予測残業時間と規定残業時間との関係(週・月・年)を求める式
式(11) 残業差分を求める式
式(12) 短期傾向値を求める式
式(13) 中期傾向値を求める式
2 気づきサーバー
3 管理クライアント
4 気づきクライアント
5 業務システムデータベース
5a 業務システムデータ
6 業務データベース
6a 業務データ
7 管理マスタデータベース
7a 管理マスタ
8 システム情報データベース
9 気づきデータベース
9a 気づきデータ
SP サーバ用プログラム
KP 管理クライアント用プログラム
T1 業務データテーブル
T2a 気づき定義テーブル
T2b 気づき発生条件テーブル
T2c 気づき通知設定テーブル
T2d 気づき実行設定テーブル
T3 気づきデータテーブル
式(1a) 週稼働率を求める式
式(1b) 月稼働率を求める式
式(2a)〜式(2c) 超過時間(週・月・年)を求める式
式(3) 累計残業時間(年)を求める式
式(4a)〜式(4c) 超過予告残業時間(週・月・年)を求める式
式(5a)〜式(5c) 累計残業時間と超過予告残業時間との関係(週・月・年)を求める式
式(6a)〜式(6c) 残り残業時間(週・月・年)を求める式
式(7a)〜式(7c) 予測就業時間(週・月・年)を求める式
式(8) 累計就業時間(年)を求める式
式(9a)〜式(9c) 予測残業時間(週・月・年)を求める式
式(10a)〜式(10c) 予測残業時間と規定残業時間との関係(週・月・年)を求める式
式(11) 残業差分を求める式
式(12) 短期傾向値を求める式
式(13) 中期傾向値を求める式
Claims (12)
- 労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる手段としてコンピュータを機能させる気づきプログラムは、
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
気づき検出手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の超過時間を取得又は演算する超過時間演算手順と、
前記各単位期間の超過時間のうち複数以上が0超である場合、又は、前記超過時間又はその規定就業時間に対する割合が所定の条件を満たした場合に気づき発生と判断する超過検出手順と、
稼働率を取得又は演算する稼働率演算手順と、
過去の稼働率に基づいて応答する将来に代休候補日を設定する代休候補日設定手順と、
(2)前記代休候補日を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、
(3)前記通知先に前記気づきデータを配信し、当該通知先の前記表示手段に当該気づきデータを表示する気づき通知手順と、を実行させることを特徴とする気づきプログラム。
但し、
超過時間=累計残業時間−規定残業時間、
稼働率=累計就業時間÷規定就業時間。 - 前記気づき検出手順において、
(1)前記超過検出手順は、更に、各単位期間の各累計残業時間が所定残業時間を超過した場合に気づき発生と判断する手順であり、
(2)前記気づきデータ作成手順は、更に、超過時間を含む気づきデータを作成する手順であることを特徴とする請求項1に記載の気づきプログラム。 - 労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる手段としてコンピュータを機能させる気づきプログラムは、
前記コンピュータを、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベース、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベース、
前記気づき情報を入力する入力手段、
前記気づき情報を表示する表示手段、
当該コンピュータの装置各部を制御する制御手段として機能させるとともに、
当該制御手段に、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手順、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手順、
前記実行タイミングに、
N日(Nは2以上の自然数)を1セグメント、M(Mは2以上の自然数)セグメントをセグメント数として、各セグメントの残業差分1〜残業差分Nを加算することにより、各セグメントの短期傾向値1〜短期傾向値Mを求める短期傾向値演算手順と、
前記短期傾向値1〜前記短期傾向値Mを加算することにより中間傾向値を求める中間傾向値演算手順と、を実行させることを特徴とする気づきプログラム。
但し、
残業差分1=実行日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、又は、
残業差分1=実行日の所定間隔日前の残業時間−実行日の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の所定間隔日前の残業時間−(実行日−N)日の残業時間。 - 前記制御手段に、更に、
気づき分析手順として、
(1)前記短期傾向値1〜短期傾向値及び前記中間傾向値の少なくともいずれかが正又は負の値になった場合に気づき発生と判断する超過分析手順と、
(2)残業増減傾向を示すメッセージを含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させることを特徴とする請求項3に記載の気づきプログラム。 - 前記制御手段に、更に、
気づき予告手順として、前記実行タイミングに、
(1)前記中間傾向値に基づいて演算用超過予告比率を設定することにより各単位期間の超過予告残業時間を求め、各単位期間の累計残業時間が前記各単位期間の超過予告残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予告手順と、
(2)残り残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させることを特徴とする請求項3又は4に記載の気づきプログラム。
但し、
超過予告残業時間=規定残業時間×演算用超過予告比率。 - 前記制御手段に、更に、
気づき予測手順として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の予測就業時間に基づいて前記各単位期間の予測残業時間を求め、前記各単位期間の予測残業時間が各単位期間の規定残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予測手順と、
(2)予測残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手順と、を実行させることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の気づきプログラム。
但し、
予測就業時間=累計就業時間+累計就業時間÷稼働日数×残稼働日数、
予測残業時間=予測就業時間−規定就業時間。 - 労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる気づきシステムであって、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベースと、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベースと、
前記気づき情報を入力する入力手段と、
前記気づき情報を表示する表示手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備え、
当該制御手段は、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手段と、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手段と、
気づき検出手段として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の超過時間を取得又は演算する超過時間演算手段と、
前記各単位期間の超過時間のうち複数以上が0超である場合、又は、前記超過時間又はその規定就業時間に対する割合が所定の条件を満たした場合に気づき発生と判断する超過検出手段と、
稼働率を取得又は演算する稼働率演算手段と、
過去の稼働率に基づいて応答する将来に代休候補日を設定する代休候補日設定手段と、
(2)前記代休候補日を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手段と、
(3)前記通知先に前記気づきデータを配信し、当該通知先の前記表示手段に当該気づきデータを表示する気づき通知手段と、を備えたことを特徴とする気づきシステム。
但し、
超過時間=累計残業時間−規定残業時間、
稼働率=累計就業時間÷規定就業時間。 - 前記気づき検出手段における、
(1)前記超過検出手段は、更に、各単位期間の各累計残業時間が所定残業時間を超過した場合に気づき発生と判断する手段であり、
(2)前記気づきデータ作成手段は、更に、超過時間を含む気づきデータを作成する手段であることを特徴とする請求項7に記載の気づきシステム。 - 労働法規を遵守すべく勤怠状況を関係者に気づかせる気づきシステムであって、
勤怠に関する業務データを記憶する業務データベースと、
気づき発生処理の実行タイミング・気づき発生条件・通知先・その他の気づき情報を記憶する管理マスタデータベースと、
前記気づき情報を入力する入力手段と、
前記気づき情報を表示する表示手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備え、
当該制御手段は、
前記入力手段によって入力された前記気づき情報及び/又は前記業務データを前記管理マスタデータベース及び/又は前記業務データベースに記憶させる気づき管理手段と、
業務用システムアプリケーションで用いられている業務システムデータベースに記憶されている業務システムデータを抽出及び/又は加工して業務データとして前記業務データベースに記憶させる業務データ連携手段と、
前記実行タイミングに、
N日(Nは2以上の自然数)を1セグメント、M(Mは2以上の自然数)セグメントをセグメント数として、各セグメントの残業差分1〜残業差分Nを加算することにより、各セグメントの短期傾向値1〜短期傾向値Mを求める短期傾向値演算手段と、
前記短期傾向値1〜前記短期傾向値Mを加算することにより中間傾向値を求める中間傾向値演算手段と、を備えたことを特徴とする気づきシステム。
但し、
残業差分1=実行日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の残業時間−その所定間隔日前の残業時間、又は、
残業差分1=実行日の所定間隔日前の残業時間−実行日の残業時間、…、
残業差分N=(実行日−N)日の所定間隔日前の残業時間−(実行日−N)日の残業時間。 - 前記制御手段は、更に、
気づき分析手段として、
(1)前記短期傾向値1〜短期傾向値及び前記中間傾向値の少なくともいずれかが正又は負の値になった場合に気づき発生と判断する超過分析手段と、
(2)残業増減傾向を示すメッセージを含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手段と、を備えたことを特徴とする請求項9に記載の気づきシステム。 - 前記制御手段は、更に、
気づき予告手段として、前記実行タイミングに、
(1)前記中間傾向値に基づいて演算用超過予告比率を設定することにより各単位期間の超過予告残業時間を求め、各単位期間の累計残業時間が前記各単位期間の超過予告残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予告手段と、
(2)残り残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手段と、を備えたことを特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載の気づきシステム。
但し、
超過予告残業時間=規定残業時間×演算用超過予告比率。 - 前記制御手段は、更に、
気づき予測手段として、前記実行タイミングに、
(1)各単位期間の予測就業時間に基づいて前記各単位期間の予測残業時間を求め、前記各単位期間の予測残業時間が各単位期間の規定残業時間を超過した場合に、気づき発生と判断する超過予測手段と、
(2)予測残業時間を含む気づきデータを作成する気づきデータ作成手段と、を備えたことを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の気づきシステム。
但し、
予測就業時間=累計就業時間+累計就業時間÷稼働日数×残稼働日数、
予測残業時間=予測就業時間−規定就業時間。
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