JP5233520B2 - 電源装置、画像形成装置及び電源制御方法 - Google Patents

電源装置、画像形成装置及び電源制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、稼働状態と省電力状態とを切り換えて制御することが可能な電源装置、画像形成装置及び電源制御方法に関する。
電子機器には、節電のため省電力化モードを備えたものも多い。例えば画像形成装置においては、通常、電力制御の状態として、電源OFFの状態/スタンバイ状態/スリープモード状態の大きく三つの事象に分けられる。電源OFF状態は、主電源スイッチがOFFの状態で画像形成装置に電源が供給されていない状態である。スタンバイ状態は、主電源スイッチがONの状態で、画像形成装置にAC電圧が供給され、内部で使用する5V/24VなどのDC電源を生成することでモータ・クラッチなどを用いてメカ負荷を駆動して迅速に画像形成できる状態を指している。
スリープ状態は、長時間未使用の状態が続いた場合若しくはユーザーが操作キーによって状態の遷移を指示した場合に、一部の限られた特定デバイスのみに電源の供給を続け、他のデバイスへの電源供給を遮断することによって、消費電力を低減させた状態である。電源が供給されているデバイスに復帰用センサ出力およびホストI/Fを接続する。そして、センサ出力の出力状態やホストI/Fの信号状態が変化したときに、これを検知しスリープモードからスタンバイモードに移行する。具体的には、ユーザーがコピー及び原稿読み取り操作を実施した時もしくはLAN/USBなど外部ホストからプリント指示が入力された時、更にはFAX受信を開始した時に、スリープモードからスタンバイモードに移行し、プリント動作を実施する。
上述の動作を実施している従来の画像形成装置の概略構成を図7の構成ブロック図を用いて説明する。図において1001はACプラグ、1002はACスイッチ、1004は電源ユニット、1005はメカ制御ユニット、1006はメカ負荷制御ユニット、1007はシステム制御ユニット、1008は画像読み取りユニット、1009は画像書き込みユニット、1010はホスト、1011は復帰センサを示している。
ACプラグ1001がACコンセントに接続された状態で、ACスイッチ1002が閉成(ON)されるとAC電源が電源ユニット1004に供給される。電源ユニット1004では商用電源より24V/5VなどのDC電源を生成し、それぞれ、24V電源用のスイッチSW1や5V電源用のスイッチSW2を介して、メカ制御ユニット1005及びシステム制御ユニット1007等へのDC電源供給を行う。
メカ負荷制御ユニット1006には、内部に図示しないCPU及びIO制御ドライバが配置されており、電源供給によりCPUが起動し、所定の画像形成シーケンスに従いメカ負荷の駆動を行っている。
画像読み取りユニット1008は、原稿照明用ランプ及びCCDなどから構成され、原稿台上に置かれた原稿に光を照射させ、その反射光をCCDで受光することで、原稿画像の読み取りを行っている。
システム制御ユニット1007は、コピー動作の場合はメカ制御ユニット1005の動作に同期して、画像読み取りユニット1008から画像データを読み込み、各種の画像処理を行った後に画像書き込みユニット1009に画像データの転送を行う。
画像書き込みユニット1009は、システム制御ユニット1007から転送されてきた画像データに従い、レーザーダイオードのON/OFF処理を行い、レーザー光を感光体ドラム上に照射することで、感光体ドラム上に静電潜像を形成している。感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像し、このトナー画像を紙に転写することで画像形成が実行される。なお、感光体ドラム上に形成された画像を紙に形成するプロセスに関しては、本発明の本題ではないため、詳細の説明は省略する。
また、システム制御ユニット1007は、LAN/USBなどのI/Fを通じてホスト1010と接続される。プリント動作の場合は、ホスト1010から転送されてきた画像データに対して、システム制御ユニット1007で拡大・縮小、割り付けなどの処理を実施した後に、画像書き込みユニット1009に画像データの転送を行っている。画像書き込みユニット1009は、上述したと同様処理で所望の画像を形成する。
電源ユニット1004のDC電圧出力部分には、24V/5V各々の出力にスイッチが設けられている。又システム制御ユニット1007から出力されるPON_ENG信号によってON/OFF可能な構成となっており、図示のようにシステム制御ユニット1007には、スイッチ前のDC電圧である5VEが、また、電力消費の多いメカ制御ユニット1005には、スイッチを経た後のDC電圧である5V/24Vが、供給されている。
システム制御ユニット1007には、操作パネル上のPowerスイッチ、原稿セット検知センサ、圧板開閉検知センサ等を含む復帰センサ1011が接続されており、スリープモード時には復帰センサ1011出力を常時モニタすることで、ユーザーが画像形成装置を操作したかどうかの監視を行っている。更にシステム制御ユニット1007は、前述したようにLAN/USBなど外部ホストからプリント指示が入力したかどうか、また、FAX受信したかどうかを同様に常時モニタしている。
そして、システム制御ユニット1007は、復帰センサ1011あるいはホスト1010に起因して復帰要因があったことを検知した場合、前述のPON_ENGを“High”に立ち上げる。この動作は、復帰センサ1011若しくはホスト1010からの所定信号の入力によって実現される。上記PON_ENGのアサートにより、電源ユニット1004のスイッチがONされる。その結果、電源ユニット1004から5V/24Vの電源がメカ制御ユニット1005に供給され、装置が画像形成可能な状態に遷移(復帰)する。
また、同じシステム制御ユニット1007では、長時間未使用の状態が続いたこと、もしくはユーザーが操作キーによってスリープモードへの遷移を指示したことを検知した時は、PON_ENGを“Low”出力にすることで電源ユニット1004のスイッチをOFFしている。このように、上記PON_ENGのネゲートによりメカ制御ユニット1005に出力する5V/24VをOFFし、スリープモードに移行することが可能となっている。
図8に各動作のタイミング図を示す。ACスイッチがONされると、電源ユニット1004に対しACが供給され、これによって電源ユニットでは図示のない発振回路が発振を開始し(図8(a)発振回路出力)、これを変圧・整流した直流電圧出力(図8(b))により2次側電圧として5VE(図8(d))が生成される。5VEがシステム制御ユニット1007に供給されると、システム制御ユニット1007内のCPUが起動し、PON_ENG(図8(e))をアサートする。PON_ENGのアサートに応じて、電源ユニット1004のSW1、SW2がONし、5V/24V出力(図8(c))がメカ制御ユニット1005に供給され、システムが起動し、画像形成可能な状態、即ち、スタンバイ状態となる。
また、システム制御ユニット1007内のタイマが起動し、長時間使用されない場合を検知した場合、即ちタイマUPした場合は、PON_ENG(e)をネゲートし、5V/24V出力(c)をOFFし、スリープモードに移行する。その後システム制御ユニット1007のCPUは、復帰センサ1011を常時モニタし続け、操作者が画像形成装置を操作したこと等を検知した時には、再びPON_ENG(e)をアサートし、5V/24V出力(c)をONして画像形成装置の起動、即ち上述したスタンバイ状態への遷移を行う。
以上説明した構成・機能により、画像形成装置が一定時間使用されない状態が続いた時に、自動的にスリープモードに移行し、復帰センサの出力やホスト1010からのアクセス信号等の復帰要因となる信号を検した場合には、自動的に復帰する様にして、運用時の低消費電力化を実現している。
スリープモード時の更なる低消費電力化を図り、更に画像形成装置の消費電力を低減する手段として、スリープモード時の電源に太陽電池を使用する発明が従来から各種知られている(例えば、特許文献1参照)。上述したように、スリープモード時においても、スタンバイモードへの自動復帰を実現するため、復帰センサ1011やシステム制御ユニット1007の一部には電源を供給する必要がある。特許文献1に開示された技術は、図7の例における復帰センサ1011やシステム制御ユニット1007の一部への電源供給を太陽電池を用いて行うことにより、更なる低消費電力化を実現する。
太陽電池を低消費電力モード時の電源として使用することで省電力化を図った従来の電源装置の構成の一例を、図9に示しその動作を説明する。
図9において充電回路1110は通常動作モード時には、直流電源回路1105から監視回路1104と復帰要因を検知する検知回路1103に電圧出力2を供給し、蓄電池1111を充電する。低消費電力モードにおいては、監視回路1104と検知回路1103には蓄電池1111から電圧出力2が供給される。太陽電池1113に光があたっている場合には充電回路1110は蓄電池1111を充電し、太陽電池1113に光があたっていない場合には蓄電池1111は充電されない。このため、蓄電池1111が放電を続けた場合には電源閾値検出回路1112が蓄電池1111の電圧低下を検出し、電圧出力2を遮断する機能を持っている。
電源スイッチ回路1107、1108が閉じると交流電源が直流電源回路1105に供給される。直流電源回路1105は制御回路1106に電圧出力1を供給する。制御回路1106は通常動作モードで装置を制御する。
低消費電力モードに移行する時、制御回路1106は直流電源回路1105に出力停止信号を送出する。直流電源回路1105は電圧出力1を停止し、制御回路1106は装置の制御を停止する。低電力消費モード時においては、監視回路1104と検知回路1103に蓄電池1111から電圧出力2が供給される。
低消費電力モードにおいて何らかの復帰要因を検知回路1103が検知すると、監視回路1104に信号が送出される。監視回路1104は出力開始信号を直流電源回路1105に送出する。直流電源回路1105は電圧出力1を制御回路1106に供給し、制御回路1106は低消費電力モードから通常動作モードに装置を移行させる。
上述した従来例においては、蓄電池1111の電圧がある閾値以下になったことが電源閾値検出回路1112で検出された場合には、蓄電池1111から検知回路1103、監視回路1104への電力供給を遮断する事によって、装置は電源OFFの状態になってしまう。このため、その後は、何らかの復帰要因によって通常動作状態に復帰するというスリープの状態を維持できなくなる。
なお、低消費電力モード時において太陽電池によって蓄電された電源が蓄電量の不足を生じた場合に、主電源を活性化して充電を行い蓄電量を回復させるとの対処も考えられるが、その分の負荷が高くなってしまい、結果として消費電力が上昇してしまうという問題が生じてしまう。
この問題に対する解決手段として、主電源と、太陽電池と、前記主電源または前記太陽電池によって充電される二次電池とを備え、さらに省エネルギーモード時に前記主電源の動作を停止し、前記二次電池により装置本体の各部へ電力を供給する制御を行う制御手段を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示された装置は、二次電池の給電状態を監視する電源閾値検出手段を有する。低消費電力モード時に前記二次電池の電圧が降下してある閾値以下になったことが前記電源閾値検出手段に検出された場合には、前記制御手段は前記二次電池から装置本体の各部へ電力を供給する経路を遮断する。これにより、二次電池にかかる負荷を低減し、二次電池による低消費電力モードを長く維持することが可能である。
他方、太陽電池とは異なる発電方法として、生活空間内に存在する電波を利用してエネルギーを得る電波発電の技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−69687号公報 特開2003−29579号公報 特開2005−354888号公報
特許文献1、2に開示された技術においては、太陽電池を用いて発電する。従って、光が当たる状態でなければ発電が不可能である。光が当たらない状態においてもスリープモード時の消費電力を装置に供給するため、特許文献1、2においては蓄電池を用いている。しかしながら蓄電池は放電に従って電圧が降下するため、スリープモード時に必要な電力を供給できなくなる恐れがある。特許文献2においては、蓄電池の電圧を監視する電源閾値検出手段を備える事によって、ある閾値以下になったことが電源閾値検出手段に検出された場合には、蓄電池から装置本体の各部へ電力を供給する経路を遮断する事を記載されている。しかしながらこの場合には装置は電源OFFの状態になってしまうので、何らかの復帰要因によって通常動作状態に復帰するというスリープの状態を維持できなくなるという問題がある。
一方、特許文献3に開示された技術は、電波発電そのものを目的とした技術であり、電波発電を商用の交流電源と相補的に併用して、低消費電力モードにおける商用の交流電源の消費電流を低減するものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の非稼働時に電源の供給量を低減して省電力化を図る電源制御技術において、省電力状態の省電力効果をより向上させることができる電源装置、画像形成装置及び電源制御方法を提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電源装置は、主電源と、電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を前記主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御部と、外部からの電波を受信するアンテナ部と、受信した電波から電力を生成する電波発電部と前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電部から生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視部と、を備え、前記電波発電部は、さらに、前記省電力状態において、生成された電力を、前記監視部と前記主電源とに供給し、前記制御部は、前記復帰要因が発生した場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる画像形成装置は、プリンタ部またはスキャナ部を備えた画像形成装置であって、主電源と、電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を前記主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御部と、外部からの電波を受信するアンテナ部と、受信した電波から電力を生成する電波発電部と前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電部から生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視部と、を備え、前記電波発電部は、さらに、前記省電力状態において、生成された電力を、前記監視部と前記主電源とに供給し、前記制御部は、前記稼働状態への移行すべき状態となった場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる電源制御方法は、電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御ステップと、アンテナ部により受信した電波から電力を生成し、前記省電力状態において、生成された電力を監視部と前記主電源とに供給する電波発電ステップと、前記監視部が、前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電ステップで生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視ステップと、を備え、前記制御ステップは、前記復帰要因が発生した場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする。
本発明によれば、電源供給の対象の装置の非稼働時に電源の供給量を低減して省電力化を図る電源制御において、省電力状態の省電力効果をより高めることが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電源装置、画像形成装置及び電源制御方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の電源装置は、図1に示すように、アンテナ部101と、予備電源としての電波発電回路102と、監視回路104と、検知回路103と、制御回路106と、主電源としての直流電源回路105と、電源スイッチ回路107、108、109と、交流電源とを主に備えている。
図1においてアンテナ部101は生活空間内に存在するラジオあるいはテレビ等の電波を受信する。電波発電回路102は、内部の同調回路(図3における符号301)と検波回路(図3における符号302)と電圧安定化回路(図3における符号228)によって、アンテナ部101で受信した電波を電圧出力2に変換する。
電波発電回路102は、後述する主電源としての直流電源回路105に対する予備電源として動作する。具体的には、電波発電回路102は、電圧出力2を、低消費電力モード時からの復帰条件を検知し検知信号を出力する検知回路103と、監視回路104と、直流電源回路105に供給する。この電圧出力2の供給は、電源スイッチ回路109の開閉動作によって切り換えられる。
電源スイッチ回路107、108は、開閉動作により、交流電源と直流電源回路105との接続を切り換える。電源スイッチ回路107、108が閉状態の場合には、交流電源と直流電源回路105が接続され、交流電源から直流電源回路105に電力供給が行われる。電源スイッチ回路107、108が開状態の場合には、交流電源と直流電源回路105との接続が遮断され、交流電源から直流電源回路105への電力供給は行われない。
電源スイッチ回路109は、電源スイッチ回路107、108と連動して開閉動作を行う。すなわち、電源スイッチ回路107、108が開状態で交流電源と直流電源回路105との接続が遮断されているときに、電源スイッチ回路109は開状態となり、これにより、電波発電回路102からの検知回路103、監視回路104、直流電源回路105への電圧出力2の供給を停止する。
一方、電源スイッチ回路107、108が閉状態で交流電源と直流電源回路105とが接続されていると、電源スイッチ回路109は連動して閉状態となる。これにより、電波発電回路102は、検知回路103と監視回路104と直流電源回路105に電圧出力2を供給する。
監視回路104は、電圧出力2が供給されると、図示しないCR時定数回路によって直流電源回路105に出力開始信号を送出する。
直流電源回路105は、主電源であり、電圧出力1を制御回路106に供給する。より具体的には、直流電源回路105は、監視回路104から出力開始信号を受信すると、制御回路106への電圧出力1を供給する。一方、直流電源回路105は、制御回路106から出力停止信号を受信すると、制御回路への電圧出力1を停止する。
制御回路106は、電源装置による電源供給対象の装置の動作モードを通常動作モードと低消費電力モードとの間で切り換え制御する。具体的には、制御回路106は、直流電源回路105から電源出力1が供給されると、電源供給対象の装置を通常動作モードで動作させる。また、制御回路106は、後述する復帰原因情報を監視回路104から受信した場合に電源供給対象の装置を通常動作モードから低消費電力モードに移行するために、直流電源回路105に出力停止信号を送出する。
ここで、通常動作モードとは、電源供給対象の装置が動作可能なように電源を供給する状態、即ち稼働状態である。また、低消費電力モードとは、直流電源回路105が電源供給先の一部若しくは全部への電源供給を停止した状態である。即ち、低消費電力モードにおいては、直流電源回路105が供給する電力は、稼働状態である通常動作モードよりも低減されており、省電力状態となる。
低消費電力モード移行時には、直流電源回路105は、制御回路106への電圧出力1の供給を停止し、制御回路106は装置の制御を停止する。しかし、電源スイッチ回路109が切られない限りはアンテナ101で受信された電波が電波発電回路102にエネルギーを供給し続け、検知回路103、監視回路104、直流電源回路105に電圧出力2を供給し続ける。即ち、電波発電回路102は、低消費電力モード(省電力状態)においても、検知回路103、監視回路104、直流電源回路105への電源供給を継続している。
検知回路103は、電源供給対象の装置における低消費電力モードから通常動作モードへの復帰条件となる電源供給対象の装置の動作を検知し、検知信号を出力する。検知信号は、検知回路103から監視回路104に送出される。
監視回路104は、電源供給対象の装置が低消費電力モードの場合において、動作モードが低消費電力モードから通常動作モードへの移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する。具体的には、監視回路104は、検知回路103から検知信号を受信した場合に、その検知信号に基づいて出力開始信号を直流電源回路105に送出する。出力開始信号を受信した直流電源回路105は、電圧出力1を制御回路106に供給し、制御回路106は装置を低消費電力モードから通常動作モードに移行させる。即ち、出力開始信号は、省電力状態である低消費電力モードから稼働状態である通常動作モードへの状態遷移を要求する状態遷移信号として機能する。
以上のように、本実施の形態の電源装置では、電源供給対象の装置の低消費電力モード時に必要となる検知回路103、監視回路104及び直流電源回路105の電源を、生活空間内に存在するラジオあるいはテレビ等の電波による電波発電のみで動作させる。即ち、省電力状態から稼働状態への遷移を要求する状態遷移信号の発信元等、省電力状態から稼働状態への自動的な状態遷移に必要となる部位への電源供給を主電源となる直流電源回路105ではなく、予備電源である電波発電回路102によって行う。これにより、蓄電池を使用することなしに低消費電力モードにおける電源を構成して、低消費電力モードの継続時間を無制限にする事が出来、商用の交流電源の消費電流を、ほぼゼロに低減することができる。
次に、このような本実施の形態を複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能を有する複合機などの画像形成装置の電源として適用した場合について説明する。すなわち、電源装置の電源供給対象の装置が画像形成装置となる。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置は、図1において説明した電源装置の各部を有している。また、本実施の形態の画像形成装置には、不図示のプリンタ部とスキャナ部も有している。図2において、アンテナ部101を構成するアンテナ201、202、203は、画像形成装置の前ドア、側板、スキャナの圧板に設置されている。前ドア、側板、圧板はそれぞれ異なった方向を向いているのでアンテナに指向性を持たせることができ、より多くのエネルギーが得られるアンテナ(より具体的には当該アンテナから生成される電力)を選択回路204で選択することが出来る。換言すると、夫々のアンテナは、夫々異なる方向から到達する電波の受信に対応して設置されている。選択の手法の詳細については後述する。
アンテナ部101で受信された電波は、電波発電回路102で電圧出力2に変換される。電圧出力2は、検知回路103としての圧板開閉検知回路206、ADFセット検知回路207及び復帰スイッチ208に供給される。
ここで、圧板開閉検知回路206は、圧板の開閉状態を検知するものである。画像形成装置の動作モードが低消費電力モードである場合に、圧板開閉検知回路206が圧板の開状態であることを検知した場合、圧板開閉検知回路206は、圧板が開状態である旨の検知信号を監視回路104に送出する。かかる検知信号を受信した監視回路104は、低消費電力モードから通常動作モードへの復帰要因が発生したと判断する。
また、ADFセット検知回路207は、ADF(Auto Document Feeder)への原稿セットを検知するものである。画像形成装置の動作モードが低消費電力モードである場合に、ADFセット検知回路207がADFへの原稿セットを検知した場合、ADFセット検知回路207は、ADFへ原稿がセット(載置)された旨の検知信号を監視回路104に送出する。かかる検知信号を受信した監視回路104は、低消費電力モードから通常動作モードへの復帰要因が発生したと判断する。
復帰スイッチ208は、利用者により操作されるスイッチである。画像形成装置の動作モードが低消費電力モードである場合に復帰スイッチ208が操作された場合、復帰スイッチ208は、復帰スイッチ208が押下された旨の検知信号を監視回路104に送出する。かかる検知信号を受信した監視回路104は、低消費電力モードから通常動作モードへの復帰要因が発生したと判断する。
なお、画像形成装置の復帰要因については、これらの要因に限定されるものではない。例えば、ファクシミリ受信を検知した場合やPCからの印字指令の受信を検知した場合に、復帰要因を検知したものとして構成することもできる。
電圧出力2は、監視回路104、直流電源回路105にも供給される。電源スイッチ回路109は電源スイッチ回路107、108と連動しており、交流電源が切られている時に電圧出力2の供給を停止する働きをする。これにより、画像形成装置の主電源が停止している間に電圧出力2が供給され、監視回路104や直流電源回路105及び各種の検知回路103が破壊されてしまうことを防ぐことができる。
電源スイッチ回路107、108が閉じたときに交流電源は直流電源回路105に供給される。直流電源回路105は監視回路104からの出力開始信号によって電圧出力1を発生し、制御回路106からの出力停止信号によって電圧出力1を停止する。
電源スイッチ回路109が電源スイッチ回路107、108と連動して閉じると、電波発電回路102は、圧板開閉検知回路206、ADFセット検知回路207、復帰スイッチ208と、監視回路104、直流電源回路105に電圧出力2を供給する。監視回路104に電圧出力2が供給されると図示しないCR時定数回路によって監視回路104から直流電源回路105に出力開始信号が送出される。直流電源回路105は、電圧出力1を制御回路106に供給し、制御回路106は画像形成装置を通常動作モードで制御する。
画像形成装置を通常動作モードから低消費電力モードに移行する時、制御回路106は直流電源回路105に出力停止信号を送出する。直流電源回路105は、制御回路106への電圧出力1の供給を停止し、制御回路106は画像形成装置の制御を停止する。電源スイッチ回路109が切られない限りは、アンテナ201、202、203で受信された電波が選択回路204を通して電波発電回路102にエネルギーを供給し続け、圧板開閉検知回路206、ADFセット検知回路207、復帰スイッチ208と、監視回路104、直流電源回路105に電圧出力2を供給し続ける。
画像形成装置の動作モードが低消費電力モードである場合において、検知回路103として機能する圧板開閉検知回路206、ADFセット検知回路207、復帰スイッチ208の何れかが動作すると、監視回路104に検知信号が与えられる。監視回路104は出力開始信号を直流電源回路105に与え、直流電源回路105は電圧出力1を制御回路106に供給し、制御回路106は画像形成装置を低消費電力モードから通常動作モードに移行させる。
以下、各部の詳細について更に説明する。まず、電波発電回路102および選択回路204の詳細について説明する。図3は、本実施の形態に係る電源装置の電波発電回路102および選択回路204の詳細な回路構成を示した回路図である。
図3に示すように、電波発電回路102は、同調回路301と、検波回路302と、コンデンサ227と、電圧安定化回路228と、ADコンバータ(ADC)229とを備えている。
アンテナ部101を構成するアンテナ201、202、203は、同調回路301に接続されている。同調回路301は、コイル215、216、217とコンデンサ218、219、220で構成される。アンテナ201、202、203は、それぞれコイル215、216、217に接続されている。アンテナ201、202、203は、同一の同調周波数を有し、画像形成装置の前ドア、側板、スキャナの圧板に設置されている。
なお、アンテナ201、202、203の同調周波数を異なるように構成することもできる。これにより、夫々異なる種類の電波に基づいて電力を生成することが可能となる。
同調回路301は、検波回路302に接続されている。検波回路302は、ダイオード221、222、223から構成される。アンテナ201、202、203で受信された電波は検波回路302によって直流に変換され、コンデンサ227によって平滑される。
生活空間内の電波は環境によって電界強度が変わり、発生した電圧もそれに伴って変動するので、電圧安定化回路228によって一定の電圧にする。安定化された電圧出力は電源スイッチ回路109を介して同電源スイッチ回路がONの場合には電圧出力2として各部に供給され、OFFの場合には遮断される。
ADC229はコンデンサ227の端子間のアナログ電圧値をデジタル値に変換し、制御回路106に転送する。
選択回路204は、図3に示すように、チャンネルセレクタ230およびチャンネル選択スイッチ回路224、225、226を主体に構成されている。チャンネルセレクタ230は、制御回路106から送出されるセレクト信号0、セレクト信号1の信号の組み合わせ(2ビット)に基づいてチャンネル選択スイッチ回路224、225、226の何れかを選択する。チャンネル選択スイッチ回路224は、チャンネルセレクタ230によって開閉され、検波回路302(ダイオード221、222、223)によって検波された直流電圧出力端子のいずれかを平滑用のコンデンサ227と電圧安定化回路228とADコンバータ229に接続する。
制御回路106はセレクト信号0、セレクト信号1を順次切り替えることで、取得したデジタル値を比較し、より高い電圧を得られるアンテナのチャンネルを決定・選択する。即ち、制御回路106は、複数のアンテナ201〜203、コイル215〜217、コンデンサ218〜220及びダイオード221〜223の組み合わせが生成する電力に基づき、それらのうちから1つを選択するための指示をセレクト信号により行う。この結果、選択回路204が、複数のアンテナ201〜203で受信した電波から生成された電力のうち、最も高い電圧で出力される電力を選択して制御回路106に出力することになる。
これにより、電圧出力2を安定して供給することが可能となる。チャンネルセレクタ230の電源は電圧安定化回路228から供給されており、低消費電力モードにおいて電圧出力1がない場合にも選択されたアンテナの接続を維持する。ADC229の電源はアンテナを選定する場合にのみ必要なので電圧出力1を使用している。
尚、選択回路204は、生成された電力のうち、最も高い電圧で出力される電力を選択して制御回路106に出力しているが、これに限定されるものではない。例えば、選択回路204は、予め定められた電圧に最も近い電圧で電力を選択して制御回路106に出力するように構成することもできる。夫々の回路は、一般的に動作電圧が定められているため、高すぎる電圧を供給すると回路を破壊する恐れがあるからである。
以上説明したように、本実施の形態では、選択回路204を用いてより多くのエネルギーが得られるアンテナ選択し、電圧安定化回路228によって安定化する事によって低消費電力モード時のスリープ動作を安定して継続することが出来る。
次に、監視回路104の詳細について説明する。図4は、本実施の形態に係る監視回路104の詳細な構成を示す回路図である。監視回路104は、図4に示すように、4入力AND回路231と、コンデンサ252と、抵抗251、253と、フリップフロップ232、233、234とを主に備えている。
圧板開閉検知回路206、ADFセット検知回路207、復帰スイッチ208(図2参照)は復帰要因となる動作を検知すると、図4中に示す圧板開閉信号(S1)、ADFセット信号(S2)、復帰スイッチ信号(S3)を発生する。それぞれの信号は負論理であり、4入力AND回路231に入力される。AND回路231は負論理OR回路として動作し、圧板開閉信号、ADFセット信号、復帰スイッチ信号の何れか一つが発生すると直流電源回路105に出力開始信号を送出する。
なお、抵抗251、コンデンサ252はCR時定数回路を構成しており、電源ON時に電源スイッチ回路109が閉状態となって電圧出力2が4入力AND回路231(以下、「AND回路231」という。)と抵抗251に供給される。抵抗251はコンデンサ252を充電するが、その静電容量によりコンデンサ252が接続されたAND回路231の入力端子はすぐに電圧が上がらない。この結果、AND回路231の出力端子には電源の立ち上がりから一定時間経過するまで負論理信号が発生する。この信号が出力開始信号として直流電源回路210に送出され、直流電源回路105は電圧出力1を発生する。
フリップフロップ232、233、234はS(セット)端子がL(Low)レベルになると出力QはH(High)レベルになり、R(リセット)端子がLレベルになると出力QはLレベルになる様に動作する。圧板開閉信号、ADFセット信号、復帰スイッチ信号(復帰SW信号)はそれぞれフリップフロップ232、233、234のS端子に接続されており、それぞれの信号がローレベルになると対応した出力Qがハイレベルになる。フリップフロップ232、233、234の電源は電圧出力2に接続されているので、低消費電力モードにおいても出力Qは保持される。出力Qは、それぞれ復帰要因情報−1、復帰要因情報−2、復帰要因情報−3として制御回路106に出力され、制御回路106は、これらの信号を受信した場合に復帰要因が発生したと判断し、かつそれぞれの復帰要因情報の信号を識別することにより、いずれの検知回路が動作したかを判断することができる。
制御回路106でいずれかの復帰要因情報の入力が終了した場合には、復帰要因解除信号が各フリップフロップのR端子に入力されて、出力Qはローレベルに戻る。電圧出力1が停止していて制御回路106の復帰要因解除信号が出力されていないときにはR端子の入力レベルが不安定になるので、抵抗253を各フリップフロップのR端子に接続しハイレベルにする事によって、各フリップフロップの正常動作を妨げないようにしてある。
次に、直流電源回路105の詳細について説明する。図5は、本実施の形態の直流電源回路105の詳細な構成を示す回路図である。直流電源回路105は、図5に示すように、二次側電源回路238と、トランス241と、発振回路242と、トランジスタ243と、フリップフロップ235と、フォトカプラ237と、コンデンサ240、245と、抵抗236、239、244と、ダイオードブリッジ246とを備えている。
図5において交流電源の電圧入力はダイオードブリッジ246によって整流され脈流状の電圧出力になる。脈流状の電圧出力はコンデンサ245によって平滑されコンデンサ245の端子間に直流電圧を発生させる。コンデンサ245の片端の電圧はトランス241の一次側コイルの一端に接続される。トランス一次側コイルの他端はトランジスタ243のコレクタと接続される。トランジスタ243のエミッタはコンデンサ245の他端に接続される。トランジスタ243のベースは発振回路242からパルス状の駆動電流を供給され、トランジスタ243のON/OFFによってトランス241の一次側コイルにパルス状の電流が流れる事によって、トランス241の二次側コイルに巻き数比に相当した電圧が発生し二次側電源回路238に供給される。
二次側電源回路238では、図示しない整流回路、平滑回路によって電圧出力1が生成される。二次側電源回路238からは電圧出力1を分圧した電圧V1’が発振回路242に出力されている。発振回路242ではこの電圧をフィードバック電圧として発振を制御し、トランジスタ243を駆動するパルス状駆動電流のデューティ比を変えることによって電圧出力1の電圧を安定化している。フィードバック電圧は交流電源側と絶縁する必要があるので、二次側電源回路238から発振回路242へフォトカプラ等で絶縁して伝えられる。
抵抗244は、発振回路242を動作させる低い電圧を得るために、コンデンサ245の電圧から電圧降下させるための抵抗である。抵抗239とコンデンサ240はCR発振のための時定数回路である。抵抗239によってコンデンサ240は充電され上昇するが、ある上限値になると図示しない放電回路によってコンデンサ240の電圧は降下する。コンデンサ240の電圧が降下してある下限値になると再びコンデンサ240は充電され、これを繰り返すことによってコンデンサ240が接続された発振回路242の端子にノコギリ状の電圧を得ることが出来る。
ノコギリ状の電圧を上限値、下限値間の任意の電圧と図示しないコンパレータ回路で比較することによってパルス状の波形を得ることが出来るが、任意の電圧を変えることでパルス状波形のデューティ比を変えることが出来る。先に説明した二次側電源回路238から得たフィードバック電圧を任意の電圧としてノコギリ状波形をコンパレータ回路で比較することで、出力電圧1の安定化を行っている。すなわち、出力電圧1が高くなることによってフィードバック電圧が高くなれば、ノコギリ状波形とコンパレータ回路で比較することによって得られたパルス波形のデューティ比は狭くなり、結果として出力電圧1は低い電圧に修正される。
フォトカプラ237は内部のトランジスタがONすることによって、CR発振用のコンデンサ240を短絡して発振回路242の発振を停止する機能を持つ。発振回路242の発振が停止すればトランス241の二次側コイルには電圧が発生せず、電圧出力1は停止し装置は低消費電力モード(スリープモード)に移行する。
出力停止信号がフリップフロップ235のR(リセット)端子に与えられると出力Qがローレベルになり、電圧出力2から抵抗236を通してフォトカプラ237のLEDに電流が流れ、フォトカプラ237のトランジスタはONする。フォトカプラ237のトランジスタがONするとコンデンサ240は短絡状態になり発振回路242の発振は停止する。
この状態で、出力開始信号がフリップフロップ235のS(セット)端子に与えられると出力Qがハイレベルになり、フォトカプラ237のLEDには電圧出力2からの電流が流れず、フォトカプラ237のトランジスタはOFFする。フォトカプラ237のトランジスタがOFFするとコンデンサ240は開放状態になり発振回路242は正常に発振する。
以上のように発振回路242の発振を停止することによって簡単に直流電源回路210の電圧出力1を停止することが出来るので、低消費電力モードにおける商用の交流電源の消費電流を、ほぼゼロに低減することができる。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置では、画像形成装置の低消費電力モード時に必要とする回路の電源として生活空間内に存在するラジオあるいはテレビ等の電波による電波発電のみで動作させる事によって、蓄電池を使用することなしに低消費電力モードにおける電源を構成して、低消費電力モードの継続時間を無制限にする事が出来、商用の交流電源の消費電流をほぼゼロに低減することができる。
次に、上述した直流電源回路105の他の形態について説明する。図6は、直流電源回路105の変形例の構成を示す回路図である。なお、図6において、図5の回路と異なる部分についてのみ詳しく説明する。
図5と同様に、出力開始信号がフリップフロップ235のS(セット)端子に与えられると出力Q−(出力Qの反転出力の意味)がローレベルになり、電圧出力2から抵抗236を通してフォトカプラ237のLEDに電流が流れ、フォトカプラ237のトランジスタはONする。そして、フォトカプラ237のトランジスタがONすると、本変形例ではコンデンサ245の高電圧側から抵抗247を通してリレー248の励磁コイルに電流が流れ、リレー接点回路249は接続状態になる。リレー接点回路249が接続状態になると、図5の回路と同様に、トランジスタ243のON/OFFによってトランス241の一次側コイルにパルス状の電流が流れ、トランス241の二次側コイルに巻き数比に相当した電圧が発生し、直流電源回路105は電圧出力1を生成する。抵抗247はリレー248の励磁コイルに掛かる電圧を落とすために使用され、ダイオード250はリレー248動作時のノイズ発生防止用に使用される。
出力停止信号がフリップフロップ235のR(リセット)端子に与えられると出力Q−がハイレベルになり、フォトカプラ237のLEDには電流が流れず、フォトカプラ237のトランジスタはOFFとなる。フォトカプラ237のトランジスタがOFFとなるとリレー248の励磁コイルにも電流が流れず、リレー接点回路249は開放状態になる。リレー接点回路249が開放状態になると発振回路242やトランス241に電源が供給されないので、直流電源回路105は電圧出力1を停止する。
以上のようにこの変形例ではリレー248によって発振回路242やトランス241への電源を遮断することによって直流電源回路105の電圧出力1を停止することができるのは勿論、図5における発振停止の回路よりも低消費電力モードにおける商用の交流電源の消費電流を少なくし、ほぼゼロに低減することができて好適である。
以上、電源装置の搭載機器、すなわち電源装置の電源供給の対象として複写機、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置を例に挙げ説明したが、これらに限定されるものではない。本発明の電源装置は、低消費電力モードを有する装置一般に広く適用することが可能である。
また、本実施の形態では、アンテナ部101(アンテナ201,202,203)は、生活空間内に存在するラジオあるいはテレビ等の電波を受信しているが、これに限定されるものではない。例えば、アンテナ部101を、ID等を埋め込んだRFID(Radio Frequency IDentification)タグから発せられる電波を受信するRFID受信機のアンテナとして構成してもよい。この場合、本実施の形態の電源装置は、RFID受信機(すなわち、RFIDリーダ/ライタ)に搭載され、RFID受信機を電源供給の対象とすることになる。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る電源装置の電波発電回路および選択回路の詳細な回路構成を示した回路図である。 本実施の形態に係る監視回路の詳細な構成を示す回路図である。 本実施の形態の直流電源回路の詳細な構成を示す回路図である。 直流電源回路の変形例の構成を示す回路図である。 低消費電力モードを備えた画像形成装置の既知構成を説明するブロック図である。 図7の装置における動作のタイミング図である。 太陽電池を使用した従来の電源装置を示す構成図である。
符号の説明
101 アンテナ部
102 電波発電回路
103 検知回路
104 監視回路(監視手段)
105 直流電源回路
106 制御回路
109 電源スイッチ回路
107、108 電源スイッチ回路
201、202、203 アンテナ
204 選択回路
206 圧板開閉検知回路(復帰要因)
207 ADFセット検知回路(復帰要因)
208 復帰スイッチ(復帰要因)
215、216、217 コイル
218、219、220 コンデンサ
221、222、223 ダイオード
227 (平滑)コンデンサ
228 電圧安定化回路
230 チャンネルセレクタ
224、225、226 チャンネル選択スイッチ回路
228 電圧安定回路
229 ADコンバータ
231 AND回路
239 抵抗
232、233、234、235 フリップフロップ
237 フォトカプラ
240 コンデンサ
241 トランス
242 発振回路
243 トランジスタ
244 抵抗
245 コンデンサ
246 ダイオードブリッジ
247 抵抗
248 リレー
249 リレー接点回路
250 ダイオード
251 抵抗
252 コンデンサ

Claims (15)

  1. 主電源と、
    電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を前記主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御部と
    部からの電波を受信するアンテナ部と、
    受信した電波から電力を生成する電波発電部と
    前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電部から生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視部と、を備え、
    前記電波発電部は、さらに、前記省電力状態において、生成された電力を、前記監視部と前記主電源とに供給し、
    前記制御部は、前記復帰要因が発生した場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする電源装置。
  2. 電源供給対象の装置の動作を検知する検知部を更に備え、
    前記監視部は、前記検知部により検知された動作に基づいて前記復帰要因が発生したか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電波発電部は、前記省電力状態において、前記生成された電力を、前記検知部に供給することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記電波発電部は、前記電源供給対象の装置への電力供給が停止した場合に、前記監視部への前記生成された電力の供給を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電源装置。
  5. 前記アンテナ部は、前記電波を受信する複数のアンテナを備え、
    前記電波発電部は、
    前記複数のアンテナから受信した電波のそれぞれから複数の電力を生成する電力生成部と、
    前記電力生成部で生成された複数の電力の中から、それぞれの電力値に基づいて、単一の電力を選択し、選択された電力を前記監視部に供給する選択部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電源装置。
  6. 前記選択部は、電力値が最も高い電力を選択することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記複数のアンテナは、それぞれ異なる方位から電波を受信することを特徴とする請求項5または6に記載の電源装置。
  8. 前記複数のアンテナは、同一の同調周波数を有する電波を受信することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の電源装置。
  9. 前記複数のアンテナは、互いに異なる同調周波数を有する電波を受信することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の電源装置。
  10. プリンタ部またはスキャナ部を備えた画像形成装置であって、
    主電源と、
    電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を前記主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御部と
    部からの電波を受信するアンテナ部と、
    受信した電波から電力を生成する電波発電部と
    前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電部から生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視部と、を備え、
    前記電波発電部は、さらに、前記省電力状態において、生成された電力を、前記監視部と前記主電源とに供給し、
    前記制御部は、前記稼働状態への移行すべき状態となった場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置の動作を検知する検知部を更に備え、
    前記監視部は、前記検知部により検知された動作に基づいて前記復帰要因が発生したか否かを判断することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記検知部は、圧板の開閉状態を検知する第3検知部を更に備え、
    前記監視部は、前記第3検知部により前記圧板が開状態になったことが検知された場合に、前記復帰要因が発生したと判断することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 自動原稿読み取り部を更に備え、
    前記検知部は、前記自動原稿読み取り部へ原稿が載置されたことを検知する第1検知部を備え、
    前記監視部は、前記第1検知部により前記自動原稿読み取り部へ原稿が載置されたことが検知された場合に、前記復帰要因が発生したと判断することを特徴とする請求項11または12に記載の画像形成装置。
  14. 利用者からの前記稼働状態への復帰を指示する復帰スイッチを更に備え、
    前記検知部は、前記復帰スイッチが押下されたことを検知する第2検知部を備え、
    前記監視部は、前記第2検知部により前記復帰スイッチが押下されたことが検知された場合に、前記復帰要因が発生したと判断することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  15. 電源供給対象の装置の動作状態を、前記電源供給対象の装置が動作可能な電力を主電源から供給する稼働状態と前記稼働状態に供給される電力よりも低減された電力を供給する省電力状態との間で動作状態を切り換える制御ステップと
    ンテナ部により受信した電波から電力を生成し、前記省電力状態において、生成された電力を監視部と前記主電源とに供給する電波発電ステップと
    前記監視部が、前記省電力状態において、前記主電源からの電力供給を受けずに、前記電波発電ステップで生成された電力の供給を受けて、前記動作状態が前記省電力状態から前記稼働状態への移行すべき条件である復帰要因が発生したか否かを監視する監視ステップと、を備え、
    前記制御ステップは、前記復帰要因が発生した場合に、前記電源供給対象の装置を前記省電力状態から前記稼働状態へ移行させることを特徴とする電源制御方法。
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