JP5233463B2 - 光学センサ、無端状走行体の搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、プリンタ装置及びその制御方法が開示されている。この特許文献1には、受光量が所定値以下の場合にはクリーニング操作を行い、復帰しない場合には警告表示を行っていることが開示されている。
また特許文献2には、画像形成装置の異物除去装置が開示されており、この公報には、定期的にセンサに空気を吹きかけて付着したゴミを除去する発明が開示されている。
また特許文献4はクリーニング手段であるブラシの駆動源を反射型スケールの駆動源の駆動力を用いてブラシを駆動し、検出の妨げになる異物を除去できる。ただしクリーニング中はセンサの光路を塞がないようにクリーニングを制御する制御手段が必要である。
(1) 光源からの光ビームを被検出物に照射する投光部と、前記光ビームが前記被検出物に照射されたその被検出物からの透過光あるいは反射光を受光する受光部を有する光学センサにおいて、
前記投光部から前記受光部までの間の光路上に設けられるウィンドウと、
前記投光部および/または前記受光部と、前記被検出物とを所定距離に保持するギャップ規制部と、
前記ウィンドウを遮蔽する第1の遮蔽部と、
前記第1の遮蔽部および/または前記ギャップ規制部に設けられ、前記ウィンドウを清掃する清掃部と、を有し、
前記ギャップ規制部は、前記第1の遮蔽部とともに前記ウィンドウ上を移動可能であり、
前記清掃部は、前記第1の遮蔽部および前記ギャップ規制部の移動に伴って前記ウィンドウに接触して清掃することを特徴とする。
(2) 前記(1)に記載の光学センサにおいて、前記第1の遮蔽部と前記ギャップ規制部は一体に構成されていることを特徴とする。
(3) 前記(1)または(2)に記載の光学センサにおいて、さらに第2の遮蔽部を有し、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部とが前記被検出部を挟持するように設けられていることを特徴とする。
(4) 無端状の走行体と、前記無端状の走行体の無端方向に回転駆動させる駆動手段とを有する無端状走行体の搬送装置において、
前記被検出物は無端状の走行体の走行方向に周期的に設けられた複数のマークからなるスケール部であり、
前記スケール部を検出するセンサは、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光学センサであることを特徴とする。
(5) 前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光学センサを備えた画像形成装置であって、用紙に画像を形成する画像形成部を備えることを特徴とする。
(6) 前記(4)に記載の無端状走行体の搬送装置を搭載した画像形成装置であって、
前記無端状走行体の搬送装置は、画像形成装置の感光体上に形成された画像を転写する転写ベルトまたは中間転写ベルトであることを特徴とする。
(7) 前記(6)に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置はシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の感光体ドラムを備えたタンデム型の画像形成装置であって、前記画像形成装置は前記4色のうちの1色のみで画像形成を行なう場合には、前記スケール部を検出するセンサを遮蔽しておくことを特徴とする。
(8) 前記(7)に記載の画像形成装置において、前記1色がブラック(K)の場合に前記ブラック(K)以外の感光体ドラムを転写ベルトないし中間転写ベルトから離す転写接離機構を備え、前記転写接離機構の動作に連動して、前記センサを遮蔽しておくことを特徴とする。
また、このような光学センサを用いた無端状走行体の搬送装置、画像形成装置は、経時によるゴミの付着等を極力防止し、感度を低下することを少なくしているので、メンテナンス費用を抑制でき、また経時による光学センサのゴミ付着等が原因で起こる画像の低下を極力抑制できるので、さらなる高画質の長期的な維持を図ることが可能となる。
本発明の光学センサについて、実施形態により図を参照しながら説明する。
本発明の光学センサは、光源から出射された光ビームを被検出物に照射するための投光部と、前記光ビームが前記被検出物を透過したあるいは反射した光を受光して光電変換する受光部を有する。本発明は、一般的な光センサ全般で適用可能であり、光センサとしては、例えば、センサの光軸を被検出物が遮蔽することを検出する透過型・反射型フォトインタラプタや、光学式の変位センサ、あるいは画像処理機器で用いられるトナーマークを検出するトナーマークセンサ、レジストレーションセンサ、濃度センサ、また、エンコーダセンサやスケールセンサなどの光学センサとして使用できる。このような光学センサはたとえば図1(A)に示すように、投光部1と受光部2とがウィンドウ3を有する函体10内に収容されている。このような図1に示す例により、その光学センサの構成について、まず説明する。なお函体10に投光部1と受光部2とが収納されている場合、函体10を光学センサということがある。
図1に示すように本発明の光センサは、光源1aからの出射光を、被検出物6に1bにより略並行な平行光にして照射するための投光部1と、投光部1から照射された光が被検出物6に照射され、この被検出物に照射された光の反射光8(図1(A)参照)あるいは透過光8’(図1(B)参照)を受光部2が受光することによって、その被検出物6から受けた光学的な影響から目的の情報を検出するための光学センサである。さらに本発明の光学センサは、投光部1から受光部2までの間の光路上に設けられるウィンドウ3と、投光部1および受光部2と被検出物とを、所定距離に保持するためのギャップ規制部4、4’と、このウィンドウ3を遮蔽する遮蔽部7とを有して構成されている。この遮蔽部7はウィンドウ3上を遮蔽自在に移動可能であり、ウィンドウ3を清掃する清掃部5を、好ましくはその端部に有する構成となっている。このような遮蔽部7は、センサが動作していないときにはウィンドウ上に付着したセンシングの誤情報となり得る汚れを前記した清掃部5により清掃するように構成されており、さらにウィンドウを覆って光を遮断することもできる。図1に示す構成は、被検出物6の保持体20(たとえば走行体(ベルト))を挟持するように、保持体20の上下に1組、ギャップ規制部(単に規制部ということがある)4と、4’とが設けられた例を示している。ギャップ規制部4等はこのように、保持体20を挟持するように1対設ける構成としてもよい。また、場合によっては図1(A)に示す反射型などでは、光学センサが設けられる側のみに規制部4を設ける構成を採用することもできる。
また図2に示す構成は、本発明の光学センサにおいて、図1(B)に示す透過型の他の例について示したものである。図2(A)に示す例は、投光部側の函体10に設けたウィンドウ3を清掃する清掃手段5を有する構成例であり、図2(B)に示す例は、投光部側と受光部側の両方の函体10、10’に設けたウィンドウ3を清掃する清掃手段(清掃部)5を有する構成例である。
本第1実施形態では、清掃部5は図1に示すように、ウィンドウ3を清掃する動作を行わせる機構を有する。この機構(清掃摺動機構)70は、ソレノイドやモータなどを用いて往復自在にウィンドウ3を清掃することができる。例えば、図5に示す機構は、レバー式の機構を示し、このレバー式の機構が図1〜3に示す矢印方向に動作してウィンドウ3上の汚れを落とすことができる構成となっている。この動作は、センサ外部に駆動源として上記したレバー式の機構を駆動させてウィンドウ3上の汚れを落とすことができる。
上記した第1実施形態において本発明の光学センサとして、清掃手段6と、規制部4とが別体の例を説明した。
本第2実施形態では、図3及び図6に示すように、清掃部5と規制部4とが一体に構成されている例である。したがってウィンドウを清掃するには規制部4を図3、図6中の矢印方向に往復可能に作動させればよいことになる。
本実施形態でも第1実施形態と同様に、清掃部は1種類で構成されていてもよく、また複数種類組み合わせて構成されていてもよい。
また図3及び図6において、清掃部5は複数箇所に設けられる構成とすることができる。たとえば光学センサ使用時にウィンドウ3の両端部(あるいは両端近傍)に設けられる構成としてもよい。あるいは第1実施形態と同様に、1箇所設けられる構成としてもよい。
上記したような第1及び第2実施形態に示す構成の光学センサをスケールセンサに適用する例について、以下に説明する。光学センサの非動作時に、遮蔽部を閉状態として光学ウィンドウを覆い、外部から侵入する汚れ(ゴミ)を適切に遮ることができる。そして汚れ(ゴミ)をウィンドウに付着する前に清掃部を有する遮蔽部で遮ることにより、光センサを汚れや傷などから保護することができる。なお非動作時は、たとえばセンサを管理する制御部等(図示せず)でセンサの投光部の出力、あるいは受光部からの出力の少なくとも1つが監視される。これによって光学センサが非動作時であることを決定することができる。
図7(A)は、本発明に係る光学センサ10と、被検出物であるスケール24の概略構成を示した図であり、図7(B)は、光学センサ10をスリット面から見た様子を示した図であり、被検出物24に照射された投光部1aからのスポット(分割ビーム31)の様子を示した図である。
図7(A)に示すように、光学センサ10は、光源1a、コリメートレンズ1b、スリットマスク(ウィンドウに設けた例)29、カバー30、および受光素子2を備えている。
光源1aは、LED、半導体レーザなどが利用可能であり、好ましくはコリメートレンズ1bにより略平行光束とされたときに収差の発生しにくい半導体レーザがよい。
コリメートレンズ1bは、光源1aからの光を略平行光束に光学補正し、スケール24に投射する。
スリットマスク29は、コリメートレンズ1bにより照射された光を分割する。
カバー30は、中間転写ベルト20上に設けられたスケール24に反射された光を透過させるための透明なガラスや透明樹脂フィルムなど透明な部材によって構成されている。
受光素子2は、中間転写ベルト20上のスケール24に反射された光を検出する受光部である。この受光素子2は、PTr(フォトトランジスタ)によって構成されている。
スリットマスク29を通過することによって分割された分割ビーム31は、図8に示すように、中間転写ベルト20上のスケール24に照射される。そして、スケール24に照射された分割ビーム31は、被検出物(この例ではスケール)24の反射体上で反射(:反射型の光学センサの場合。透過型の光学センサの場合には投光部から照射され上記したのと同様にスリットにより形成されたスポットはスケール24の透過部または吸収部からの透過光または遮蔽がされ、その後走行体20を透過した前記透過光が受光検出部に到達)し、カバー30を介して受光素子2で受光されて、スケールを反射(:反射型の光学センサの場合。透過型の光学センサの場合には透過)した光の明暗の変化情報が含まれた情報光を電気信号に変換する。ここで変換された電気信号が駆動制御装置23(図9参照)に入力され、この電気信号に基づいて駆動用モータ22のフィードバック制御が行われて走行体である中間転写ベルト20の駆動制御を行なって色毎に現像された現像体を重ね合わせて2色以上のカラー画像を得るようになっている。なお、分割ビーム31が通過するスリットマスク29およびカバー30の部位をスケール24のスケール検知部とする。
スケール24は、上述した通り光学的に異なる2種類のもの(反射体と非反射体(反射型の光学センサの場合)、または透過体と吸収(または遮蔽体)が交互に所定の周期的に配置された読取可能に形成されたスケールであり、このスケールはたとえばプラスチックシートの上に微細且つ精密ピッチの遮光部(非反射面(透過型光学センサの場合には非透過面(遮光面))32および光反射部(透過型光学センサの場合には光透過部)33が走行方向に交互に形成されている。この遮光部32および光反射部(透過型光学センサの場合には光透過部)33は、例えば、プラスチックシート上にアルミニウムやニッケル等の高反射率を有する材料を蒸着し、遮光部32となるべき部分の蒸着物質をエキシマレーザ等のレーザ光で選択的に除去することにより、形成することができる。
本発明の光学センサを用いた構成を採用する搬送装置について、次に説明する。
本発明の搬送装置は、無端状の走行体(たとえば転写ベルト)と、この無端状の走行体の無端方向に回転駆動させる駆動手段とを有する無端状走行体の搬送装置において、光学センサにより検出される被検出物は無端状の走行体である転写ベルトの走行方向に周期的に設けられた複数のマークからなるスケール部であり、このスケール部を検出するセンサとして、本発明の光学センサを用いたことを特徴とする。
図9は、中間転写ベルト20の駆動制御機構の概略構成を示した図である。
図9に示すように、本実施の形態で説明する搬送装置では、中間転写ベルト20は、回転駆動される駆動用ローラ21と従動する転写ローラ13〜16等により支持されている。そして、支持ローラの1つである駆動用ローラ21の回転軸には駆動源としての駆動用モータ22が連結されている。この中間転写ベルト20を回転駆動する駆動手段は、駆動用ローラ21および駆動用モータ22を用いて構成されている。
駆動用モータ22を回転させると中間転写ベルト20が回転移動(走行)するとともに、従動可能な転写ローラ13〜16等が回転連動する。なお駆動用モータ22は、画像形成装置内に設けられている駆動制御装置23によって制御されている。
駆動制御装置に使用される駆動制御系では、中間転写ベルト20上に形成されたスケール24、即ちベルト表面のスケール(たとえば反射型スケール)を本発明の光学センサ10を用いて検出し、得られたパルス間隔から中間転写ベルト20の表面速度、その走行体上のある特定のものの位置を算出して駆動制御装置23にフィードバックする制御方式を用いている。
中間転写ベルト20の回転運動は、各ローラの変形、偏心、速度変動等の影響を受けて、中間転写ベルト20の走行方向における移動量が変動するようになっている。駆動制御系およびに関しては以下に説明する画像形成装置の項で述べる。
本発明の光学センサあるいは本発明の光学センサを有する搬送装置の少なくとも1を有する画像形成装置について、以下に説明する。
図10は、本発明の光学センサまたは光学センサを有する搬送装置を有する画像形成装置の概略構成を示した図である。本実施の形態では、画像形成装置の一例として図10に示したように、複数の画像形成部が並んだタンデムタイプのカラー画像形成装置を例にして説明する。
図10に示すように、画像形成装置は、露光された原稿からの反射光を光電変換して信号処理を行うスキャナー部と、光源より照射されたレーザ光を感光体上に投影する書き込み部102と、書き込み部102のレーザ出力のPM(位相変調:Phase Modulation)制御、PWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)制御に基づいて静電潜像を形成する感光体103とを備えている。
さらに、画像形成装置は、搬送部から送られてきた用紙(現像後のトナー画像を有する用紙)に温度と圧を加えて、このトナー画像を用紙上に融着させる定着ユニット111と、定着ローラ112、加圧ローラ113とを備えている。
本実施の形態に係る画像形成装置には、図11に示すように複数の画像形成部が具備されている。そして各画像形成部は、前記した色(シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))毎に感光体を有し、この各感光体の表面に異なる色情報の潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像を顕像化する顕像手段(現像手段)とを備えている。これらの色毎のユニットを101として表示している。この各感光体上の顕像を、中間転写ベルト20上を搬送される転写紙に転写することによりカラー画像を得ることができるようになっている。
無端状走行体の搬送装置の例である中間転写ベルト20は、図9の実線に示すように回転駆動される駆動用ローラ21と従動する転写ローラ13〜16とに巻回されたエンドレスのベルトである。
また、画像形成装置は、各色ユニット101には、クリーニング機構、ベルトクリーニングバイアス機構(図示せず)、および、紙分離および紙転写用のバイアス機構18、19を備えている。
このように構成されている中間転写部では、はじめに、無端移動部材である中間転写体、即ち中間転写ベルト20に画像を転写する。その後、シートや紙等の転写媒体(記録媒体)に中間転写ベルト20上のトナー画像を転写して画像を形成するようになっている。
転写接離機構は、白黒画像作成とカラー画像作成の設定の切り替えの際に作動する。
図12に示す転写接離の例では、昇降カム211を回動させることにより、カラーユニット(101C、101Y、101M)全体を上下させて転写ベルト20と接離を自在にする。
たとえば初期設定など、全ての色の感光体ユニット101C、Y、MおよびKが転写ベルトと接している場合を示す図12(A)では、昇降カム211が支点214に対して付勢手段であるバネ212によりカム211の駆動軸に対して大径となって全カラーユニット(101C、101Y、101M、101K)と転写ベルトとが当接した状態となっている。
一方、白黒のモノクロ画像のコピーを得る場合、そのように白黒と設定(たとえば白黒コピーがON)されると制御部ではカム211を駆動するようにクラッチ軸を介して動力を伝達するように指令し、カム211を回動(あるいは所定角度回転)させ、図12(B)に示す状態とすると、転写ベルト20は支点214を支点として黒ユニット101Kを除くカラーユニット(101C、101Y、101M)全体を、バー213により転写ベルト20から離間させる。
本発明ではこの接離機構の駆動源を他の駆動部の動力(たとえば装置本体の駆動系の動力)から得、クラッチ軸に設けられた昇降カム211の偏芯量により当接から離間までの離間量に変換して、中間転写ベルト20と感光体との接離を自在に行なうことができる。この駆動系の制御は制御部により行なうことができる。この制御部は、たとえばコンピュータ機能を有する(すなわちCPU、ROM、RAM、不揮発メモリーを内蔵して構成され、I/Oポートを介して駆動系、光学センサなどのセンサ類と接続されている。)制御部により光学センサからの検出信号を入力する。そして搬送ベルトの速度、その搬送ベルト上に設けられた現像のある位置を基準にした現像同士の重ね合わせなどを実行するためなどに、前記したそのある位置が現在あるいは所定時間後にどの位置に来るかを算出(制御)する等により搬送ベルトの速度等を制御するために、制御部は制御信号を駆動部22に対して出力してこれを制御する。なお、この制御系は、本発明の光学センサ10をスケールセンサとして使用する場合の制御系と同様である。
モノクロ画像作成時には、カラーの色あわせを行う必要がなく、転写ベルトの精密な駆動を行う必要がないため、カバーを閉めてセンサ動作も停止させることができる(図13のステップS6参照)。
モノクロ画像作成から2以上の色の現像剤を用いてカラー画像作成に動作が切り替わると、本発明の光学センサでは、カバーが開くと同時に清掃部材によって光学センサの光学ウィンドウが清掃された後に、センサ動作が開始される。このため、信号劣化の無い状態での動作が期待できる(図13のステップS12〜S13参照)。
カラー転写ユニットの接離は、前述の白黒画像作成持の他に、本体の電源OFFや動作停止時にも動作させるため、自動的に適当な間隔を持ってセンサの清掃動作を行わせることができる。
上述の光学センサの動作は白黒画像作成などモノクロ画像作成時にセンサ電源を切断してしまうことが、省電力として有用であるが、この制御は、カバー開閉機構のスイッチのON/OFF制御でもよく、また図示しないセンサ制御回路からの制御でも構わない。
カラー電子写真複写機の電源投入直後の初期設定を中間転写ベルトに対して全ての色の感光体、現像手段、潜像手段などの組を離間モードとなるように設定した例について説明する(S1)。画像形成装置の制御部では、2色以上でカラー画像選択ボタンが選択されたか否かを判断し(S2)、ステップS2においてモノクロを選択した場合(ステップS2/Noの場合)、次いでコピーボタンが押下されたか否かを判断し(S3)、S3において押下されたと判断された場合にそのモノクロコピーが白黒か否かを判断する。
白黒と判断された場合(ステップS4/Yesの場合)にはカラーユニット101C、Y、Mを転写ベルト20から離間させるように一部離間モードとし(S5)、センサカバーを閉じ(S6)、モノクロ画像を作成する(S7)。またステップS4においてモノクロコピーが白黒以外の場合と判断される(ステップS4/Noの場合)と、ステップS6へと進む。
このステップS5の一部離間モードは、図12を用いて説明した接離機構により行なわれる。
次いで、画像形成が終了したか否かが判断される(S8)。終了した場合には(S8/Yes)、初期設定に戻り(S10)、終了する。また終了しない場合には(S8/No)所定時間経過したか判断され、所定時間経過後に初期設定モードに戻る。
また前記ステップS3においてコピーボタンが押下されない場合(ステップS3/Noの場合)、S8に進む。
一方、S2において2色以上のカラーで画像をコピーする場合(S2/Yes)にコピーボタンが押下されたか否かを判断する(S2/Yes→S11)。コピーボタンが押下された場合には制御部では全当接モードとし(S12)、センサカバーを開くように指令する(S13)。このようにして光学センサ10を動作させ、2色以上のカラー画像を形成する(S14)。そして、画像形成終了か否かを判断する(S15)。同様に、上記ステップ11(S11)でコピーボタンがONされない場合にも、画像形成終了か否かを判断し(S15)、終了すれば(S15/Yes)S10に進み、また終了していない場合(S15/No)には、所定時間経過したかを判断し(S16)、所定時間経過後に初期設定モードに復帰する。
1a 発光部
1b コリメートレンズ
2 受光検出部(受光素子)
3 ウィンドウ
4、4’ ギャップ規制部
5 清掃部
6、24 被検出物(スケール)
7 遮蔽部(覆い)
8 被検出物からの反射光
8’ 被検出物からの透過光
10、10’ 函体
20 走行体(転写ベルト(中間転写ベルト))
29 スリットマスク
30 カバー
31 分割ビーム
40 透明部
41 遮蔽部
51〜53 第1〜第3の清掃部材
70 清掃摺動機構
71 レバー
72 接離用カム
73 付勢部(バネ)
74 駆動クラッチ
75 バー
76 支点
211 昇降カム
212 付勢手段(バネ)
213 バー
214 支点
Claims (8)
- 光源からの光ビームを被検出物に照射する投光部と、前記光ビームが前記被検出物に照射されたその被検出物からの透過光あるいは反射光を受光する受光部を有する光学センサにおいて、
前記投光部から前記受光部までの間の光路上に設けられるウィンドウと、
前記投光部および/または前記受光部と、前記被検出物とを所定距離に保持するギャップ規制部と、
前記ウィンドウを遮蔽する第1の遮蔽部と、
前記第1の遮蔽部および/または前記ギャップ規制部に設けられ、前記ウィンドウを清掃する清掃部と、を有し、
前記ギャップ規制部は、前記第1の遮蔽部とともに前記ウィンドウ上を移動可能であり、
前記清掃部は、前記第1の遮蔽部および前記ギャップ規制部の移動に伴って前記ウィンドウに接触して清掃することを特徴とする光学センサ。 - 前記第1の遮蔽部と前記ギャップ規制部は一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学センサ。
- さらに第2の遮蔽部を有し、前記第1の遮蔽部と前記第2の遮蔽部とが前記被検出部を挟持するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学センサ。
- 無端状の走行体と、前記無端状の走行体の無端方向に回転駆動させる駆動手段とを有する無端状走行体の搬送装置において、
前記被検出物は無端状の走行体の走行方向に周期的に設けられた複数のマークからなるスケール部であり、
前記スケール部を検出するセンサは、請求項1〜3のいずれかに記載の光学センサであることを特徴とする無端状走行体の搬送装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
請求項1〜3のいずれかに記載の光学センサを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の無端状走行体の搬送装置を搭載した画像形成装置であって、
前記無端状走行体の搬送装置は、画像形成装置の感光体上に形成された画像を転写する転写ベルトまたは中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成装置はシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の感光体ドラムを備えたタンデム型の画像形成装置であって、
前記画像形成装置は前記4色のうちの1色のみで画像形成を行なう場合には、前記スケール部を検出するセンサを遮蔽しておくことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記1色がブラック(K)の場合に前記ブラック(K)以外の感光体ドラムを転写ベルトないし中間転写ベルトから離す転写接離機構を備え、
前記転写接離機構の動作に連動して、前記センサを遮蔽しておくことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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