JP5231902B2 - 硝子体手術装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼球内の硝子体を切除する硝子体カッターを備える硝子体手術装置に関する。
硝子体手術で使用される硝子体カッターは、術者が保持するカッター本体の先端に固定され、先端に吸引口が設けられた外筒刃と、外筒刃の内部に往復移動可能に配置された内筒刃と、備える。吸引口から吸引される硝子体は、内筒刃が軸方向に往復移動されることにより切除される。硝子体カッターの内筒刃を往復駆動させる機構としては、シリンダ内の空気室へ圧縮ポンプ等の圧縮空気発生源からの圧縮空気を電磁弁の開閉制御により断続的に供給し、内筒刃が取り付けられたピストンをシリンダ内で往復移動させる空圧式のものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
硝子体カッターのカッティング速度は、電磁弁のON/OFFの1サイクル当りの速度により決定される。カッティング速度を高速に設定すれば、吸引口から吸引される硝子体が細かく切断され、網膜付近での硝子体の引き込みを少なくして効率よく硝子体を切除できる。このため、近年ではカッティング速度の高速化が進められている。
特開2002−125995号公報
しかし、カッティング速度を高速(例えば、1分間当りのカットレートを1200cpm以上)に設定すると、内筒刃の往復駆動の動作が圧縮空気発生源から出力される圧縮空気の圧力変動の影響を受けやすくなることが分った。すなわち、標高の低い低地で、内筒刃の往復駆動により吸引口が完全に開閉されるように、カッティング速度に応じて電磁弁のON/OFFの速度を設定したとしても、標高の高いところでは大気圧が低くなり、圧縮空気発生源から出力される空気の圧力も低くなる。この場合、内筒刃が吸引口に対して閉じ切らず、硝子体の切除が不十分となりやすい。硝子体が完全に切断されないと、吸引力により内刃の中に硝子体が引きずり込まれ、特に網膜付近では網膜が引っ張られやすくなる。また、標高の低い低地での使用においても、圧縮空気発生源の駆動状態の変動により出力される空気の圧力が不安定となる場合があり、この場合も圧力が低くなると、同様な問題が生じる。これを避けるために、カッティング速度を遅くすると、網膜付近の硝子体を細かく切断する手術を効率よく行えなくなる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、硝子体カッターのカッティング速度の高速化を維持しつつ、装置が使用される大気圧の変動の影響、或いは圧縮空気発生源の出力変動の影響を抑え、硝子体の切除を好適に行える硝子体手術装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 先端に吸引口が形成された外筒刃と外筒刃の軸方向に移動可能に設けられた内筒刃とを持つ硝子体カッターであって,シリンダ内の空気室への圧縮空気の供給と排気を繰り返すことによりピストンを往復移動させ,ピストンに取り付けられた内筒刃を外筒刃に対してその軸方向に往復移動させて硝子体を切除し,切除された硝子体を眼球外に排出する硝子体カッターと、空気室へ圧縮空気を供給するために圧縮空気を発生する圧縮空気発生源と、該圧縮空気発生源と前記硝子体カッターの空気室との間に配置され、弁の開閉により圧縮空気発生源からの圧縮空気の供給と空気室からの圧縮空気の排気とを切換える電磁弁と、を備える硝子体手術装置において、前記圧縮空気発生源から前記電磁弁の経路又は前記電磁弁から前記空気室までの経路に配置され,前記空気室に供給される圧縮空気の圧力を検知する圧力センサか,又は装置が設置された場所の大気圧を検知する気圧センサ,あるいは装置が設置された場所の高度を計測する高度計からなるセンサと、該センサの検知結果に基づいて前記電磁弁の開閉時間を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(2) (1)の硝子体手術装置は、硝子体カッターのカッティング速度を設定する信号を入力する設定手段を備え、前記センサは前記空気室に供給される圧縮空気の圧力を検知する圧力センサであり、前記制御手段は、設定されたカッティング速度に基づいて前記電磁弁の開閉時間を制御すると共に、前記圧力センサにより検知された圧力に応じて、カッティング速度を維持したまま、前記電磁弁の開閉のON/OFFの1サイクルにおけるON時間のデューティ比を変更することを特徴とする。
(3) (2)の硝子体手術装置において、前記制御手段は前記圧力センサにより検知された圧力が低くなるにしたがって前記電磁弁のデューティ比を高めることを特徴とする。
(4) (3)の硝子体手術装置は、前記空気室の圧力が前記内筒刃の往復移動により前記外筒刃の吸引口が完全に閉じられるときに必要な第1圧力レベルを上回り、且つ第1圧力レベルより低い第2圧力レベルであって前記吸引口が完全に開けられるときに必要な第2圧力レベルを下回るように、前記設定手段により設定されるカッティング速度毎に前記圧力センサの検知圧力に応じて予め定められたデューティ比を記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記設定手段により設定されるカッティング速度及び前記圧力センサの検知圧力に応じて前記記憶手段に記憶されたデューティ比を呼び出して前記電磁弁の開閉を制御することを特徴とする。
本発明によれば、硝子体カッターのカッティング速度の高速化を維持しつつ、装置が使用される大気圧の変動の影響、或いは圧縮空気発生源の出力変動の影響を抑え、硝子体の切除を好適に行える。
本発明の一実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は本実施形態における眼科手術装置(硝子体手術装置)の概略構成図である。
ハンドピースである硝子体カッター1は、術者が保持するカッター本体のハウジング2を持ち、先端に吸引口3aが設けられた外筒刃3がハウジング2に固定されている。外筒刃3内には、その軸方向に移動可能な内筒刃4がピストン5に取り付けられて配置される。ピストン5は、ハウジング2に形成されたシリンダ6内のダイアフラム8により、外筒刃3の軸方向に移動可能に配置されている。ダイアフラム8の後方のシリンダ6内には、圧縮空気が供給される空気室6aが形成されている。
また、ダイアフラム8の前側には付勢部材のスプリング7が配置されたコンパートメント9が形成されている。スプリング7の付勢力により、ピストン5には、戻り(後退)方向(図中の右方向)の移動力が加えられる。また、ハウジング2には、コンパートメント9と連通する口(孔)2aが設けられ、ピストン5の移動によって生じるコンパートメント9の体積変化に対しても、口2aを介して空気が流入、流出することで、コンパートメント9内の圧力を大気圧に保つことができ、ピストン5に不要な力が加わることが抑制される。
硝子体カッター1の空気室6aは、チューブ10を介して圧縮空気を断続的に供給するための電磁弁12に接続される。電磁弁12としては、特開2002−125995号公報等に記載された周知の構造のものが利用される。電磁弁12のハウジングには、注入口P、排気口R、出力ポートA、出力ポートBの配管穴が設けられており、図示するように内部でつながっている。電磁コイル13に通電が行われると、電磁石の原理により可動鉄心が固定鉄心側へ引き寄せられ、弁が移動される。弁の移動により、注入口Pと出力ポートBが繋げられる(弁が開く)。電磁コイル13への通電が遮断されると、バネ14の付勢力により弁が動き、排気口Rと出力ポートBが繋げられ、注入口Pは出力ポートAに繋げられる(弁が閉じる)。なお、出力ポートAにはメクラ蓋15が設けられ、電磁コイル13への通電が遮断されときは、注入口Pは閉塞状態とされる。また、電磁コイル13は、後述する制御部(制御手段)30と接続されている。制御部30により電磁コイル13への通電のON/OFFが制御されることにより、電磁弁12が開閉され、圧縮された空気の供給と排気とが切換えられる。電磁弁12の開閉のON/OFFの周期(1サイクル)は、後述するカッティング速度の設定に基づいて決定される。電磁弁12の開閉のON/OFFを1サイクルとし、1サイクルにおけるON時間(電磁弁12の開時間)はデューティ比として管理される。
硝子体カッター1の空気室6aに接続される経路となるチューブ10は、電磁弁12が持つ出力ポートBに接続されている。電磁弁12の注入口Pは、レギュレータ22を介して圧縮空気発生源となるコンプレッサー等の圧縮ポンプ20の空気送出口に接続されている。圧縮ポンプ20は、常に圧縮空気を送出する構成とし、ここでは、硝子体カッター1の作動中、つまり、後述するフットスイッチ35が踏み込まれている間、圧縮ポンプ20が常に圧縮空気を送出するものとする。レギュレータ22は、圧縮ポンプ20から送出される一定圧以上の圧縮空気を外に逃がし、電磁弁12に送られる圧縮空気の圧力を一定圧以下にする。また、圧縮空気発生源には、装置が持つ圧縮ポンプ20の他、医療施設が持つ圧縮空気の供給システムが使用される場合がある。電磁弁12の排気口Rは排気音低減用のマフラー25に接続されている。
ここで、電磁弁12と圧縮ポンプ20との間の経路には、空気室6aに供給される圧縮空気の圧力を検知するための圧力センサ40が配置されている。圧力センサ40は制御部30に接続されている。圧力センサ40は、電子式圧力スイッチ等、周知のものが使用される。なお、圧力センサ40は、電磁弁12と硝子体カッター1の空気室6aとの間の経路に配置される構成であっても良い。しかし、圧力センサ40自体が空気室を持つ構成の場合には、電磁弁12の開閉によりが切換えられる圧縮空気の供給と排気の応答性が鈍くなることがあるので、図1のように、電磁弁12と圧縮ポンプ20との間の経路に圧力センサ40が配置されることが好ましい。圧力センサ40として圧電素子を利用した構成を用いる場合には、電磁弁12と硝子体カッター1の空気室6aとの間の経路に配置されていても良い。この場合には、圧力センサ40の検知圧力は空気室6aの圧力に近くなるため、圧力センサ40にて硝子体カッター1の駆動圧を精度良くモニタできる。
硝子体カッター1が持つ内筒刃4の内部の吸引流路は、吸引チューブ31と繋げられ、吸引チューブ31は吸引ポンプ33を介してその先端が廃液袋32に接続されている。吸引ポンプ33により内筒刃4内に吸引圧が付加されることにより、切除された硝子体Vが吸引口3aから吸引され、内筒刃4、チューブ31内を介して、廃液袋32に排出される。
制御部(制御手段)30には、電磁弁12、圧縮ポンプ20、吸引ポンプ33、フットスイッチ35、各種の種々条件を設定するための設定パネル(設定手段)36、圧力センサ40等が接続されている。制御部30は圧力センサ40からの検知信号を取得する。
タッチパネル式の設定パネル36では、図2に示されるように、眼内に供給される灌流圧、硝子体カッター1のカッティング速度、吸引ポンプ33による吸引圧等が設定される。灌流圧を設定するための灌流ポール高さの設定値は、高さ設定ボックス42のUPボタン43、DOWNボタン44で変更される。硝子体カッター1のカッティング速度の設定値は、カッティング速度設定ボックス45のUPボタン46、DOWNボタン47で変更される。カッティング速度は、例えば、低速の500cpmから高速の2500cpmまで設定可能にされている。吸引ポンプ33の吸引圧設定値は、吸引圧設定ボックス48のUPボタン49、DOWNボタン50で変更される。各設定ボックスで設定された設定値は、制御部30の記憶手段であるメモリ37に保存される。
次に、以上のような構成を備える硝子体手術装置において、硝子体カッター1による硝子体のカッティング動作を中心に説明する。術者は、図示なき灌流瓶からの灌流液を眼内に導くと共に、硝子体カッター1の外筒刃3を患者眼内に挿入し、吸引口3aが切除目的の混濁部等の患部に位置するように配置する。フットスイッチ35の踏込み操作で、硝子体カッター1の動作開始信号が入力されると、制御部30により電磁弁12及び吸引ポンプ33が駆動される。電磁弁12が開閉駆動されると、硝子体カッター1内の空気室6aに圧縮ポンプ20からの圧縮空気が注入と排気が交互に繰り返されることにより、ピストン5に固定された内筒刃4が外筒刃3に沿って往復運動し、吸引口3aから吸引されている硝子体Vが切除される。
制御部30は、設定パネル36により設定されたカッティング速度により電磁弁12を駆動制御する。制御部30からの制御信号により電磁弁12の通電が行われると(各電磁弁の電磁コイル13が通電されると)、電磁弁12の注入口Pと出力ポートBがつながり、圧縮ポンプ20からの圧縮空気がチューブ10を介して空気室6aに送られる。これにより、ピストン5を進行方向に移動される。ピストン5が移動されると、ピストン5に固定された内筒刃4が外筒刃3に沿って移動し、吸引口3aから吸引されている硝子体Vが切除される。
内筒刃4が前進移動されるときを吸引口3aの閉状態とする。電磁弁12の通電が遮断されると、排気口Rと出力ポートBとが繋げられ、空気室6aの圧縮空気が消音のためのマフラー25に流出され、大気開放される。また、スプリング7の付勢力によりピストン5は逆方向に移動される。ピストン5が逆方向に移動されると、内筒刃4は外筒刃3に沿って戻り方向に移動することとなる。これにより、吸引口3aは開状態となり、吸引ポンプ33から吸引チューブ31を介して与えられる吸引力により、切除された硝子体Vは内筒刃4内及び吸引チューブ31を通って廃液袋32に排出される。また、吸引口3aに新たな硝子体Vが吸引されて引き込まれる。
ここで、電磁弁12の開閉のデューティ比(開閉のON/OFFの1サイクルにおけるON時間の比率)は、装置製造時に硝子体カッター1のカッティング速度に応じて予め定められている。図3は、電磁弁12のON/OFFの時間t1/t2と、空気室6aにおける圧力変動(駆動圧)の関係を示す図である。図3の上段において、「High」は、内筒刃4の前進により吸引口3aが完全に閉じられるときに必要な第1圧力レベル(空気室6aの圧力レベル)とし、「Low」は、内筒刃4の後退により吸引口3aが完全に開放されるときに必要な圧力レベル(空気室6aの圧力レベル)で第1圧力レベルより低い第2圧力レベルとする。グラフL1は、電磁弁12の開閉による空気室6aにおける圧力変動を模式的に示したグラフである。グラフL1の最高値が「High」を上回れば、内筒刃4の前進により吸引口3aが完全に閉じられる。また、グラフL1の最低値が「Low」を下回れば、内筒刃4の後退により吸引口3aが完全に開放される。図3の下段は、グラフL1となるように設定された電磁弁12のON時間のt1及びOFF時間のt2とにより決定されるデューティ比QRの例である。例えば、標高の低い場所(大気圧が1気圧)において、カッティング速度VRが2000cpmのとき、デューティ比QRは30.7%に設定されているものとする。このときの1サイクルの周期時間Tcは30msecであり、ON時間t1は9.2msecである。図3のグラフL1では、本装置の動作が定常状態を示すものとする。定常状態とは、硝子体カッター1のカッティング動作が繰り返され、圧力の増減の1サイクルが一定の波形に達した状態を指すものとする。


図5は、空気室6aの圧力変動が図3の「High」レベル及び「Low」レベルを満たすべく、大気圧が1気圧の場所で装置製造時に設定されたカッティング速度(Cut Rate)VRと電磁弁12の開閉のデューティ比QRとの関係を示した図である。この設定データは、制御部30が持つメモリ37に予め記憶されている。制御部30は、設定パネル36により設定されたカッティング速度VRに基づいてデューティ比QRを呼び出し、カッティング速度VRの周期時間Tcと、デューティ比QRによるON/OFFの時間t1,t2と、に従って電磁弁12の開閉の駆動を制御する。
硝子体手術装置が装置製造時と同じ標高の場所(同じ大気圧)で使用されれば、図5にしたがったデューティ比QRにより電磁弁12の開閉の駆動を制御することにより、内筒刃4の往復移動による吸引口3aの開閉を安定して行える。しかし、硝子体手術装置が標高の高い場所で使用され、大気圧が低くなると、圧縮ポンプ20から送出される圧縮空気の圧力自体が低下し、図3のグラフL2に示されるように、空気室6aに供給される圧縮空気の圧力の最高値が「High」レベルを下回るようになる。この場合、内筒刃4の前進により吸引口3aが完全に閉じられず、硝子体の切除が不十分となる。特に、カッティング速度VRが1200cpm以上等の高速で設定されている場合に、圧縮ポンプ20から送出される圧縮空気の圧力変動の影響を受けやすくなる。
そこで、制御部30は、圧力センサ40により検知された圧力に応じて電磁弁12のON/OFFの1サイクルにおける開閉時間の制御を行う。具体的には、制御部30は、圧力センサ40により検知された圧力に応じて電磁弁12のデューティ比QRを変更する。すなわち、制御部30は、圧力センサ40により検知された圧力が定常状態の所定圧力より低くなった場合、図4に示されるように、カッティング速度VRを変えず(ON時間t1とOFF時間t2の合計の周期時間Tcを維持したまま)、その圧力の低下に応じてデューティ比QRを高くする。ON時間t1が長くされることにより、図3のグラフL2の場合に比べて、空気室6aに圧縮空気が多く注入されることとなる。つまり、圧縮空気の空気室6aへの注入時間が長くされると、グラフL2で示される圧力変動の上昇における傾きが同じままで、図4のグラフL3に示されるように圧力の最高値が「High」レベルを超えることとなる。これにより、内筒刃4が前進され、吸引口3aが完全に閉じられるようになる。また、OFF時間t2の時間を適切に設定することにより、空気室6aに供給される圧縮空気の圧力の最低値が「Low」レベルを下回り、吸引口3aが開放されるように内筒刃4を後退させることができる。
図6は、圧力センサ40による検知圧力Pに応じて変更されるデューティ比QRの関係を示す図である。圧力センサ40による検知圧力Pが一定値Paより低くなった場合(一定値Paは許容幅を持たせても良い)、その検知圧力Pが低下するに従って、デューティ比QRが高くなるように変えられる。なお一定値Paよりも検知圧力Pが高い場合は、大気圧が充分高い場合なので、デューティ比QRを変更する必要はないものとすr。検知圧力Pとデューティ比QRとの関係は、例えば、次のようにして予め得ておくことができる。すなわち、圧縮ポンプ20から出力される圧縮空気の圧力を変化させ、空気室6aの代わりに調整用に設けた空気室の圧力を、圧力センサ40とは別に設けられた調整用圧力センサによりモニタする。そして、図3のグラフL1、図4のグラフL3と同じく、調整用圧力センサによりモニタされた圧力の最高値が「High」レベルを超え、且つ最低値が「Low」レベルを下回るように、このときの圧力センサ40の検知圧力Pに対するデューティ比QRの値を決定する。これにより、図6に示されるように、検知圧力Pとデューティ比QRとの関係のグラフG1を作成し、これを制御部30が持つメモリ37に記憶しておく。そして、実際の装置の使用において、制御部30は圧力センサ40による検知圧力Pを得たら、図6のグラフG1のデューティ比QRをメモリ37から呼び出し、これに基づいて電磁弁12の駆動を制御する。これにより、硝子体カッター1のカッディング速度を高速化した場合でも、そのカッディング速度を変更することなく(カッティング速度の高速化を維持しつつ)、装置が使用される標高による大気圧の変動の影響を抑え、硝子体の切除が適切に行われる。このため、網膜付近の硝子体を細かく切断する手術を効率よく行える。図6のグラフG1においては、検知圧力Pに対するデューティ比QRが細かく変化するように設定されているように図示されているが、段階的な設定であっても良い。
また、一定の大気圧下の使用においても、圧縮ポンプ20から出力される圧縮空気の圧力は、圧縮ポンプ20の駆動状態、使用状態、経年変化等によっても変動が生じることがある。この場合においても、圧力センサ40により電磁弁12を介して空気室6aに供給される圧縮空気の圧力が常時検知されているので、圧縮空気の圧力変動の影響を抑え、硝子体カッター1の内筒刃4の駆動を安定させることができる。
なお、図6に示された検知圧力Pに対応するデューティ比QRの関係のグラフG1は、設定パネル36により設定されるカッティング速度VR毎に用意しておき、これをメモリ37に記憶しておけば、各速度に応じてより適切に内筒刃4を駆動することができる。制御部30は、設定パネル36により設定されるカッティング速度VRと圧力センサ40の検知圧力Pに応じて、メモリ37に記憶されたデューティ比を呼び出し、電磁弁12の開閉を制御する。
上記の説明では、圧力センサ40が電磁弁12と圧縮ポンプ20との間の経路に配置された場合を中心に説明したが、圧力センサ40は電磁弁12と硝子体カッター1の空気室6aとの間の経路に配置される構成であっても良い。この場合、圧力センサ40により検知される圧力は、図3のグラフL1等に示されるように、周期的に振動した圧力として検知され、空気室6aの圧力に近いものが検知される。従って、図6のグラフG1の関係を使用しなくても、圧力センサ40による検知圧力Pの最大値が「High」レベルを超え、且つ最低値が「Low」レベルを下回るように、検知圧力Pに基づいて電磁弁12の開閉のデューティ比QRを直接制御する方法も可能である。
また、上記では圧縮空気発生源である圧縮ポンプ20の出力変動にも対応可能にするために、圧力センサ40を圧縮ポンプ20と硝子体カッター1の空気室6aとの間の経路に配置したが、圧縮ポンプ20の出力変動が無視できるものであれば、圧力センサ40として大気圧の変化を直接検知する気圧計を使用して良い。この場合も、図6のグラフG1のような気圧と電磁弁12のデューティ比QRとの関係をメモリ37に記憶しておく。そして、制御部30は、図4のグラフL3を満たすべく、気圧計(気圧センサ)による気圧の検知結果に基づいてデューティ比QRを変更する。これにより、装置が使用される大気圧の変動の影響を抑え、硝子体の切除を安定して行える。さらに、大気圧は標高の高さに変換することができるので、気圧計に変えて高度計からなるセンサを使用し、その検知結果に基づいてデューティ比QRを変更する構成も可能でも目的を達成できる。
本実施形態における硝子体カッターの構造及び硝子体手術装置の概略構成図である。 硝子体手術の設定パネル画面の説明図である。 電磁弁のON/OFF制御と空気室の圧力変動を示すタイミングチャートである。 デューティ比QRを変更した場合の電磁弁のON/OFF制御と空気室の圧力変動を示すタイミングチャートである。 1気圧の場所で装置製造時に設定されたカッティング速度VRと電磁弁12の開閉のデューティ比QRとの関係を示した図である。 圧力センサ40による検知圧力Pとデューティ比QRの関係を示す図である。
符号の説明
1 硝子体カッター
6a 空気室
12 電磁弁
20 圧縮ポンプ
30 制御部
35 フットスイッチ
40 圧力センサ

Claims (4)

  1. 先端に吸引口が形成された外筒刃と外筒刃の軸方向に移動可能に設けられた内筒刃とを持つ硝子体カッターであって,シリンダ内の空気室への圧縮空気の供給と排気を繰り返すことによりピストンを往復移動させ,ピストンに取り付けられた内筒刃を外筒刃に対してその軸方向に往復移動させて硝子体を切除し,切除された硝子体を眼球外に排出する硝子体カッターと、空気室へ圧縮空気を供給するために圧縮空気を発生する圧縮空気発生源と、該圧縮空気発生源と前記硝子体カッターの空気室との間に配置され、弁の開閉により圧縮空気発生源からの圧縮空気の供給と空気室からの圧縮空気の排気とを切換える電磁弁と、を備える硝子体手術装置において、
    前記圧縮空気発生源から前記電磁弁の経路又は前記電磁弁から前記空気室までの経路に配置され,前記空気室に供給される圧縮空気の圧力を検知する圧力センサか,又は装置が設置された場所の大気圧を検知する気圧センサ,あるいは装置が設置された場所の高度を計測する高度計からなるセンサと、
    該センサの検知結果に基づいて前記電磁弁の開閉時間を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする硝子体手術装置。
  2. 請求項1の硝子体手術装置は、硝子体カッターのカッティング速度を設定する信号を入力する設定手段を備え、
    前記センサは前記空気室に供給される圧縮空気の圧力を検知する圧力センサであり、
    前記制御手段は、設定されたカッティング速度に基づいて前記電磁弁の開閉時間を制御すると共に、前記圧力センサにより検知された圧力に応じて、カッティング速度を維持したまま、前記電磁弁の開閉のON/OFFの1サイクルにおけるON時間のデューティ比を変更することを特徴とする硝子体手術装置。
  3. 請求項2の硝子体手術装置において、前記制御手段は前記圧力センサにより検知された圧力が低くなるにしたがって前記電磁弁のデューティ比を高めることを特徴とする硝子体手術装置。
  4. 請求項3の硝子体手術装置は、前記空気室の圧力が前記内筒刃の往復移動により前記外筒刃の吸引口が完全に閉じられるときに必要な第1圧力レベルを上回り、且つ第1圧力レベルより低い第2圧力レベルであって前記吸引口が完全に開けられるときに必要な第2圧力レベルを下回るように、前記設定手段により設定されるカッティング速度毎に前記圧力センサの検知圧力に応じて予め定められたデューティ比を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定されるカッティング速度及び前記圧力センサの検知圧力に応じて前記記憶手段に記憶されたデューティ比を呼び出して前記電磁弁の開閉を制御することを特徴とする硝子体手術装置。
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