JP3117142B2 - 眼科手術装置 - Google Patents

眼科手術装置

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JP3117142B2
JP3117142B2 JP02308835A JP30883590A JP3117142B2 JP 3117142 B2 JP3117142 B2 JP 3117142B2 JP 02308835 A JP02308835 A JP 02308835A JP 30883590 A JP30883590 A JP 30883590A JP 3117142 B2 JP3117142 B2 JP 3117142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、眼科手術、たとえば硝子体手術などにお
いて被切除物を切除するための眼科手術装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来の眼科手術装置のカッターは、たとえば開口部を
有する外筒と、これに密着してすり合せる内筒とからな
る。この内筒を軸方向に往復動作することにより、外筒
の開口部と内筒の先端とにより、開口部に入った被切除
物を切除するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の内筒は、このカッター内部にあるバネ力と、圧
縮空気を送り出す圧縮供給圧力は、それぞれあらかじめ
定められたものであり変えることができない。カッター
それぞれのバネ力のバラツキ又はすり合せる力のバラツ
キによって、内筒の移動のスピードやタイミングが変わ
ってくる。この変化が眼内のゆれを発生させる原因とな
る。
圧縮空気の圧力とバネの力とによって内筒が往復する
形式のカッターでは、それぞれの力のバランスがマッチ
ングしたときに最も眼への影響を少なくすることができ
る。そこで、バネ力のバラツキを圧縮空気の力を変化さ
せることでカバーできるようにする必要がある。
[発明の目的] この発明は眼への影響を少なくすることができる眼科
手術装置を提供することを目的とする。
[発明の要旨] この発明は特許請求の範囲に記載の眼科手術装置を要
旨としている。
[課題を解決するための手段] 第1図を参照する。
外部材としての外筒12は、先端部に開口部18を有す
る。この外筒12に挿入する中空の内部材としての内筒13
は、バネ力と圧縮空気圧力を用いて外筒12に対して往復
動作させることで、開口部18に吸引された被吸引物30を
切除する。この内筒13の往復動作の状態を検知手段50に
より検知するようになっている。
駆動制御手段51はこの検知手段50により得られた内筒
13の往復動作の状態に応じて、圧縮空気圧力を変化させ
てバネの力と圧縮空気の圧力のマッチングを図る。
[作 用] 内筒13の往復動作の状態からバネ力のバラツキを知
り、圧縮気体圧力を調整することにより、最適な内筒13
の往復動作状態で被吸引物30を切除する。
[実 施 例] 第1図の眼科手術装置は、カッター10と本体100を備
える。カッター10は、本体11、外筒12、内筒13、後部材
14、ピストン15、バネ16、エアーパイプ17などを含む、
このカッター10の外筒12は眼球E内に差込まれて、眼球
E内の被吸引物30を切除するものである。
本体11は術者が握る部分である。本体11には外筒12の
後端が固定されている。外筒12の閉じた先端側には開口
部18が形成されている。
内筒13の一部分は外筒12内に挿入されている。外筒12
と内筒13は鋼で作られている。内筒13の残りの部分はピ
ストン15と後部材14を通っている。内筒13はピストン15
に固定されているが、後部材14には固定されていない。
後部材14は押え環11aを介して本体11にねじ止められ
ている。後部材14に取付けられた調整ネジ14aでストッ
パ28の位置を変えることができ、ピストン15の位置を軸
方向または往復動作方向に調整できる。つまり、内筒13
の初期位置を調整できる。そして内筒13の往復動作のス
トロークも変えることができる。
バネ16はピストン15を後部材14側に押している。この
バネ16はOリング押え24とピストン15の間に配置されて
いる。
Oリング押え24はOリング25を押えている。ピストン
15と本体11の間にはダイヤフラム26が配置してある。ス
トッパ28はOリング27とピストン15の間に設けられてい
る。
ダイヤフラム26は圧縮空気パルスをバネ16のある室内
にいかせないためのシール材である。Oリング25はバネ
16のある室内の空気を外筒12内にいかせないためのシー
ル材である。
本体100は検知手段50と駆動制御手段51を有する。駆
動制御手段51は、圧縮圧力制御部60、バルブ61、コンプ
レッサ62を有する。コンプレッサ62で作られた圧縮空気
はチューブ63、可とう性のチューブ22、チューブ17を介
してピストン15に対してパルス状に送られるようになっ
ている。ピストン15がバネ16の力に抗して前方へ(第1
図左方向)往動することができるようになっている。圧
縮空気パルスがなくなると、バネ16の力によりピストン
は初期位置にもどる。つまり第1図の状態になる。この
ようにしてピストン15と内筒13の往復動を行う。
検知手段50はホトディテクタ70と処理部71を有する。
ホトディテクタ70は内筒13の後部13aの往復動作の様子
を検知するためのものである。つまり内筒13が往復動作
を矢印M方向にするごとにホトディテクタ70が信号S1を
出して処理部71で処理される。この処理された信号S2に
基いて圧縮圧力制御部60が働きバルブ61を制御すること
により、コンプレッサー62からピストン15へ与える圧縮
空気圧力を自動的に調整可能である。
吸引ユニット21は、第2図のように内筒13、チューブ
21a,21cを介して陰圧により切除ずみの被吸引物30を吸
引して収容することができる。
[操 作] 第1図を参照して、吸引切除手術におけるバネ16の力
と圧縮空気圧力とのマッチングを行なうための手順を示
す。
まず内筒13の後部13aを本体部100側に属するホトディ
テクタ70に挿入する。ピストン15への圧縮空気圧力は、
本体100のバルブ61が開している時間によって変化する
ようになっており、チューブ63,22,17を介してピストン
15へ送られる。
内筒13の往復動作の状態を表すホトディテクタ70の信
号S1は、処理部71で処理される。処理部71の信号S2は圧
縮圧力制御部60へ伝わる。信号S2をうけた圧縮圧力制御
部60は、最もよい値になるように判断を行ない、バルブ
61の閉じている時間を決定する。第3図〜第5図はカッ
ター10の内筒13の往復動作の状態をホトディテクタ70で
読みとった信号S2を示している。
第3図は眼内への影響がもっとも少ない時の波形であ
る。Sポイントにあった内筒13は圧縮空気によりTポイ
ントへ移動し、外筒12とのすり合せによって被切除物30
を切除する。TポイントからUポイントまでの時間tは
被切除物30が切除された瞬間を示す。UポイントからV
ポイントまでの時間はバネ16によってVポイントへもど
るために必要な時間で短かいほどよい。眼内への影響は
S→T→U→Vが短かい時間で終了すると少ない。ただ
し先端到達部まで内筒13が確実に到達する必要がある。
第4図と第5図は眼内への影響が大きい場合である。
第4図の場合はTポイントからUポイントまでの時間が
長い。これは圧縮空気の圧力がバネ16の力よりも強いこ
とを示している。このため、圧縮圧力制御部60は第1図
のバルブ61の開時間を自動的に短かくして第3図の状態
に近づける必要がある。
第5図は第4図と逆で、圧縮空気の圧力が低くて内筒
13が先端到達部まで行けず、切除が不可能となる。この
場合、圧縮圧力制御部60は圧縮圧力が低いと判断して、
バルブ61の開時間を長くして第3図の状態に近づける必
要がある。以上のようにしてバネ16の力と圧縮空気圧力
マッチングが行なわれる。マッチングが終了すると、図
示しない表示装置においてオペレータに対して終了のサ
インを発生する。
以上がマッチングの手順である。マッチングがおわる
と、第2図のように内筒13の後部13aを通常の吸引ユニ
ット21のチューブ21aの接続部21cへ接続して手術を開始
する。
第2図を参照して、実際に眼球E内の被吸引物30を吸
引切除する様子を説明する。
吸引ユニット21を作動して、被吸引物30を開口部18内
に吸引する。そして駆動制御手段51を作動してピストン
15を往復動させる。
これにより、開口部18に入っている被吸引物30を切除
する。切除した被吸引物30は内筒13、チューブ21aを介
して吸引ユニット21に収容される。
この発明は上述の実施例に限定されない。たとえば圧
縮空気圧力の値を変化させる方法として、コンプレッサ
とバルブとをつなぐチューブの径を変化させるようにし
てもよい。また、コンプレッサの電源圧力を変化させて
供給圧力を元からさげてもよい。圧縮空気以外の気体を
用いてもよい。
マッチングを自動でなく術者が手動で行なってもよ
い。
[発明の効果] 請求項1の発明によれば内部材の往復動作の状態を知
ることができる。
請求項2の発明によれば、バネの力と圧縮気体圧力と
のバランスを自動的にマッチングさせることにより、眼
内への影響をもっとも少なくした状態で内部材を往復動
作でき、より安全な手術が可能である。また手術時間の
短縮をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の眼科手術装置を示し、特に内筒の往
復動作の状態を検知している状態を示す図、第2図は同
装置を示し、切除して吸引する動作を示す図、第3図は
内筒の往復動作が適切な場合の信号を示す図、第4図と
第5図は往復動作が不適切な場合の信号を示す図であ
る。 12……外筒(内部材) 13……内筒(外部材) 50……検知手段 51……駆動制御手段 70……ホトディテクタ 71……処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に開口部(18)を有する中空の外部
    材(12)と、その外部材(12)に挿入する中空の内部材
    (13)とを有し、バネ力と圧縮気体圧力により内部材
    (13)を外部材(12)に対して往復動作させることで、
    開口部(18)に吸引された被吸引物(30)を切除するカ
    ッター(10)を備える眼科手術装置において、 この内部材(13)の往復動作の状態を検知する検知手段
    (50)を備えたことを特徴とする眼科手術装置。
  2. 【請求項2】検知手術(50)により得られた内部材(1
    3)の往復動作の状態に応じて、内部材を往復動作させ
    るために付与される圧縮気体圧力を変化させる駆動制御
    手段(51)を備える請求項1に記載の眼科手術装置。
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