JPH05154172A - 手術装置 - Google Patents

手術装置

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JPH05154172A
JPH05154172A JP3347618A JP34761891A JPH05154172A JP H05154172 A JPH05154172 A JP H05154172A JP 3347618 A JP3347618 A JP 3347618A JP 34761891 A JP34761891 A JP 34761891A JP H05154172 A JPH05154172 A JP H05154172A
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suction
cutter
sucked
opening
inner cylinder
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JP3347618A
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Yoshihiro Takahashi
良浩 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引停止時に吸引を即座に停止することで、
被吸引物を必要以上に吸引してしまうのを防ぐ。 【構成】 中空の外部材(12)に内部材(13)を入
れ、外部材(12)に設けられた開口部(18)に入っ
た被吸引物(30)を内部材(13)を移動することに
より切除する構成としたカッター(5)と、開口部(1
8)に被吸引物(30)を入れるための吸引部(25)
と、内部材を移動するための駆動部(24)とを備え、
被吸引物(30)の吸引を停止した後に、駆動部(2
4)が開口部(18)を閉じるように構成した手術装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、硝子体や白内障など
の眼科手術に用いるのに最適な手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば眼科手術用の手術装置はカッター
を有する。このカッターは、眼球に挿入される。カッタ
ーは開口部を有する外筒と、これに密着してすり合せる
内筒とからなる。この内筒を軸方向に往復動作すること
により、外筒の開口部と内筒の先端とにより、吸引部の
吸引力により開口部に入った被吸引物を切除するように
なっている。この被吸引物はたとえば硝子体のにごった
部分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように吸引して切
除したあと、吸引部を停止した後においても吸引力が内
筒と外筒内に残っている。この状態で、カッターを眼球
から引抜こうとすると、その切除してはいけない硝子体
の部分までいっしょに引張ってしまうことがある。
【0004】そこで、吸引部の吸引力をなくするため
に、吸引部に大気開放用のバルブを設けることが考えら
れる。あるいは、吸引部のチューブをある器具でつぶし
て吸引力を強制的に止めることが考えられる。
【0005】しかし、大気開放用のバルブで大気に開放
する場合には、吸引部内のバルブを開放することで行な
っている。この吸引部とカッターの開口部とは長いチュ
ーブで接続されており、この長いチューブに吸引力が残
ってしまう。このため吸引を即時停止するのは困難であ
る。
【0006】器具内のチューブをつぶして吸引を強制的
に停止する場合、チューブをつぶすのにかなりの力が必
要となる。その力によりカッターが眼球に対して動き、
しかもカッターの先端が吸引箇所以外の部分に当たる可
能性があり危険である。またチューブを電気的な手段
(例えば電磁弁)の力で行なおうとすると、器具が重く
なったり器具までの配線が必要となり構造が複雑になっ
てしまう。
【0007】この発明の目的は、吸引部の構造を複雑に
せずに、かつカッターの開口部付近において即座に吸引
を停止できる手術装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、中空の外部
材に内部材を入れ、外部材に設けられた開口部に入った
被吸引物を内部材を移動することにより切除する構成と
したカッターと、開口部に被吸引物を入れるための吸引
部と、内部材を移動するための駆動部を備え、被吸引物
の吸引を停止した後に、駆動部が開口部を閉じるように
構成した手術装置である。
【0009】
【作用】吸引部の吸引を停止した後、駆動部が開口部を
閉じる。
【0010】
【実施例】図1を参照する。
【0011】眼科手術の中の硝子体切除手術では、眼球
43の水晶体aと網膜bの間にあるゲル状の硝子体の濁
った部分(以下被吸引物30という)を吸引して取除
き、その代わりに透明な液体に置き換える。これにより
光が水晶体aを通過して網膜bに到達できるようにして
視力回復を図る。
【0012】本発明の手術装置1は、本体50と器具部
51から成る。器具部51は、カッター5、ライトガイ
ド6、プラグ7、灌流ボトル8を有している。
【0013】本体50は、カッター駆動部24、吸引部
25、光源部26を有する。フットスイッチ20は本体
に接続されている。
【0014】灌流ボトル8内の灌流液27はチューブ2
8とプラグ7を介して眼球43内に注入できる。灌流ボ
トル8の高さを変えることで灌流液の注入圧力を変える
ことができる。
【0015】光源部26は、光ファイバ29とライトガ
イド6を介して光を眼球43内に照射する。
【0016】次に図2に基いてカッター5と吸引部25
およびカッター駆動部24を説明する。
【0017】カッター5は、本体11、外筒12、内筒
13、後部材14、ピストン15、バネ16、チューブ
17などを含む。このカッター5の外筒12は眼球43
内に差込まれて、眼球43内の被吸引物30を切除する
ものである。
【0018】本体11は術者が握る部分である。本体1
1には外筒12の後端が固定されている。外筒12の閉
じた先端側には開口部18が形成されている。
【0019】内筒13の一部分は外筒12内に挿入され
ている。外筒12と内筒13はたとえば鋼で作られてい
る。内筒13の残りの部分はピストン15と後部材14
を通っている。内筒13はピストン15に固定されてい
る。内筒13はチューブ38に接続されている。
【0020】バネ16はピストン15を後部材14側に
押している。このバネ16はOリング押え34とピスト
ン15の間に配置されている。
【0021】Oリング押え34はOリング35を押えて
いる。ピストン15と本体11の間にはダイヤフラム3
6が配置してある。内筒13と後部材14の間にはOリ
ング58が設けられている。
【0022】カッター駆動部24は、バルブ61、コン
トローラ62、圧縮ポンプ63を有している。バルブ6
1は、大気開放部64とチューブ65を有する。バルブ
61はチューブ17を介してカッター5の室60に接続
されている。バルブ61のチューブ65は圧縮ポンプ6
3に接続されている。
【0023】バルブ61はコントローラ62によりオ
ン,オフ操作の選択が行われる。バルブ61がオンにな
ると、チューブ17と圧縮ポンプ63が接続される。バ
ルブ61がオフになると、チューブ17は大気開放部6
4に接続される。
【0024】吸引部25は、吸引ボトル70、圧力制御
部71、真空ポンプ72を有している。吸引ボトル70
はチューブ38を介して吸引した被吸引物30を収容す
るためのものである。この吸引ボトル70内の圧力の制
御は圧力制御部71と真空ポンプ72により行う。
【0025】フットスイッチ20により、コントローラ
62と圧力制御部71を別々に制御する。
【0026】操作 図2を参照する。
【0027】カッター駆動部24からの圧縮空気パルス
により、内筒13が当所位置からスプリング16に抗し
て動き図3のように外筒12の開口部18を閉じ、それ
により被吸引物30を切除する。吸引部25により被吸
引物30を内筒13と吸引チューブ73を通して吸引ボ
トル70に導く。カッター5内のスプリング16の作用
により内筒13を当所位置にもどす。その往復運動をく
りかえし、切除、吸引をくりかえす。
【0028】カッター駆動部24では、フットスイッチ
20のONの信号によりコントローラ62からバルブ6
1にパルス信号を送り、バルブ61をON/OFFさせ
て圧縮空気をパルス状に出力する。
【0029】吸引部25ではフットスイッチ20の踏込
み量に応じた吸引圧を圧力制御部71でつくりだし、吸
引ボトル70を吸引する。これによりカッター5より被
吸引物30を吸引する。
【0030】吸引物30をカッター5により切除して吸
引している時に、何らかの理由、たとえば手術を終了す
る時に吸引を即座に停止しなければならない場合は、術
者はフットスイッチ20をすべてOFFにする。
【0031】その時吸引部25の圧力制御部71は大気
圧となり吸引ボトル70内を大気圧にする。これと同時
にカッター駆動部24のコントローラ62により、ある
一定時間バルブをONの状態、つまり圧縮空気をカッタ
ー5の室60に入れっぱなしにする。つまり、内筒13
がスプリング16の力に抗して前に動き(図では眼球4
3側に移動し)開口部18を図3のように内筒13の先
端部分13aにより即時にふさぐ。それにより、吸引が
即時停止となる。
【0032】チューブ73内と内筒13内が大気圧にな
った後に、コントローラ62によりバルブがOFFにさ
れ、内筒13が逆方向にそってスプリング16の力によ
りもどる。これにより、図4のように開口部18が再び
開き当初の状態になる。これによりただちに再度手術を
開始できる。
【0033】このようにすることで、吸引してはいけな
い部分まで吸引してしまうおそれがなくなる。しかもカ
ッター5を眼球43から引抜いても何ら問題が生じな
い。
【0034】ところで、本発明は上述の実施例に限定さ
れない。
【0035】たとえばカッターの内筒は、図2の圧縮空
気による駆動に限らず、モータやソレノイドで駆動し
て、外筒の開口部を閉じてもよい。すなわち、カッター
駆動部は圧縮空気を作る圧縮ポンプを用いる他に、モー
タやソレノイドが使用できる。
【0036】吸引部は真空ポンプを用いる代わりに圧縮
空気を真空に変換する装置を使用してもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カッターを複
雑な構成にしなくても吸引停止時には開口部が閉じるの
で、開口部付近において即時に吸引停止が行え、必要以
上に被吸引物を吸引するのを防ぐ。これにより吸引して
はいけない部分を吸引してしまうことがなく、治療対象
部分を保護し、手術の安全性を向上できる。
【0038】請求項2の発明によれば、一定時間後開口
部を開けるので、再度手術を開始でき、手術の効率がよ
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手術装置の実施例の概略を示す図。
【図2】本発明の手術装置の実施例を詳細に示す図。
【図3】本発明の手術装置の実施例における外筒の開口
部を内筒により閉じた状態を示す図。
【図4】本発明の手術装置の実施例における外筒の開口
部を開いた状態を示す図。
【符号の説明】
1 手術装置 5 カッター 12 外筒 13 内筒 15 ピストン 20 フットスイッチ 24 カッター駆動部 25 吸引部 30 被吸引物 61 バルブ ◆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の外部材(12)に内部材(13)
    を入れ、外部材(12)に設けられた開口部(18)に
    入った被吸引物(30)を内部材(13)を移動するこ
    とにより切除する構成としたカッター(5)と、 開口部(18)に被吸引物(30)を入れるための吸引
    部(25)と、 内部材(13)を移動するための駆動部(24)を備
    え、 被吸引物(30)の吸引を停止した後に、駆動部(2
    4)が開口部(18)を閉じるように構成した手術装
    置。
  2. 【請求項2】 被吸引物(30)の吸引を停止した後あ
    る一定時間後に、駆動部(24)が内部材(13)を移
    動して開口部(18)を開ける構成とした請求項1に記
    載の手術装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0880310A (ja) * 1994-09-13 1996-03-26 Nisshin Flour Milling Co Ltd 哺乳動物の卵巣摘出器具
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JP2009066266A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Nagashima Ika Kikai Kk 医療用嘴管の駆動装置
JP2009525783A (ja) * 2006-02-06 2009-07-16 アルコン,インコーポレイティド 顕微手術用器具
JP2010203868A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 圧力調整器

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