JP5231594B2 - 耐震性墓誌 - Google Patents

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Description

本発明は、墓誌本体の前後の垂直な止着面に、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を表示するための表示板を止着できるようになされた耐震性墓誌に関するものである。
耐震性を向上させた従来の墓誌の一例として、実用新案登録第3144344号公報(特許文献1)が開示する耐震性墓誌が提案されている。
該耐震性墓誌aにあっては、故人の戒名や享年、没年月日等の文字を墓誌の表面に直接刻設するのではなく、図31に示すように、これらが刻設された表示板bを墓誌本体cの表面eにボルト固定する構成を採用していた。そして該表示板bのボルト固定手段としては、墓誌本体cの表面eの所要部位にネジ嵌入孔fを設けると共に、該ネジ嵌入孔fにネジ軸gの一端側の部分hを接着剤jを介して埋設状態に固着し、該表面eから水平に突出したネジ軸部kを前記表示板cの上下端部分に貫設した孔mに挿通すると共に、該表示板bから突出したネジ軸部hに座金nを介してナットpを螺合し締め付けることにより該表示板bを墓誌本体cに着脱可能に固定できるようになされていた。
そのため、多数のネジ嵌入孔fを精度良く形成することに多くの加工手間を要して製造コストの上昇を招く問題があった。又、表示板bを固定する際にナットpを強く締め付けると、前記接着されている埋設部が抜ける恐れがあり、表示板bの取り付け状態が不安定化する恐れがあった。又、長期間の内にボルトが腐食した際に、これを交換しようとしても、基端部分が墓誌本体に接着剤を介して埋設されているため、ボルトを容易には分離できない場合があった。更に、墓誌本体cの表面からのボルトの突出長さが定まっているために、厚さの異なる表示板(例えば、比較的厚い表示板)に変更せんとしても、この厚さの変更に必ずしも応じられない問題もあった。
実用新案登録第3144344号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、墓誌本体の前後の面を故人の情報を表示するために有効活用できると共に、表示板の固定状態が不安定化する恐れがなく、表示板の固定の面から耐震性向上を期し得る耐震性墓誌の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る耐震性墓誌の第1の態様は、墓誌本体の前後の止着面に、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を表示するための表示板を止着できるようになされており、該墓誌本体には、前後の止着面で開口する止着孔が貫設されており、該止着孔は、中央の小径孔部の両側に段差面を介して大径孔部が同心に連設されてなり、該止着孔に止着ボルトが挿通状態とされると共に、該止着ボルトの両側部分に螺合されたナットが前記段差面で支持された状態で締め付けられることによって該止着ボルトが前記墓誌本体に固定される如くなされており、前記前後の止着面に、ボルト孔が上下に設けられた表示板を当接せしめ、該ボルト孔を挿通した前記止着ボルトの突出部分に止着ナットを螺合し締め付けることにより、該表示板を前記止着面に固定できるようになされていることを特徴とするものである。
又、本発明に係る耐震性墓誌の第2の態様は、墓誌本体の前後の止着面に、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を表示するための表示板を止着できるようになされており、該墓誌本体には、前後の止着面で開口する止着孔が貫設されており、該止着孔は、中央の小径孔部の両側に段差面を介して大径孔部が同心に連設されてなり、該止着孔に止着ボルトが挿通状態とされると共に、該止着ボルトの両側部分に螺合されたナットが前記段差面で支持された状態で締め付けられることによって該止着ボルトが前記墓誌本体に固定される如くなされており、前記前後の止着面に、ボルト孔が上下に設けられた表示板を当接せしめ、頭部付きの止着ボルトのネジ軸を該ボルト孔に挿通させると共に、該ネジ軸を、前記止着ボルトの端部分に該止着ボルトの軸線に沿って設けられたネジ孔部に螺合し締め付けることによって、前記表示板を前記止着面に固定できるようになされていることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性墓誌の第3の態様は、前記第1の態様において、次の構成を具えるものである。即ち、前記止着ボルトは、両切りの中央ボルトの両端側部分の夫々を、長ナットの内側のネジ孔部に螺合すると共に、該長ナットの外側のネジ孔部に、両切りの繋ぎボルトの内側部分を螺合してなり、前記表示板の前記ボルト孔を挿通した該繋ぎボルトの突出部分に止着ナットを螺合し締め付けることにより、該表示板が前記止着面に固定できることを特徴とするものである。
本発明に係る耐震性墓誌の第4の態様は、前記第2の態様において、次の構成を具えるものである。即ち、前記止着ボルトは、両切りの中央ボルトの両端部分の夫々を、長ナットの内側のネジ孔部に螺合してなり、前記表示板の前記ボルト孔を挿通した前記ネジ軸を該長ナットの外側のネジ孔部に螺合し締め付けることにより、該表示板を前記止着面に止着できることを特徴とするものである。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
本発明に係る耐震性墓誌は、墓誌本体に、前後の止着面で開口する止着孔を貫設すると共に、該止着孔は、中央の小径孔部の両側に段差面を介して大径孔部が同心に連設されたものとして構成し、該止着孔に止着ボルトを挿通状態とすると共に、該止着ボルトの両側部分に螺合されたナットを締め付けることによって該止着ボルトを墓誌本体に固定する構成を採用するときは、前記墓誌本体の前後の止着面で、前記表示板を安定状態で止着し得る止着部を構成できる。
従って特許文献1におけるように、表示板をネジ固定するためのネジ軸を墓誌本体に設けた凹部に挿入して接着しなければならないのとは異なり、1本の取付けボルトだけによって、墓誌本体の前後の面を故人の情報を表示するために有効活用できる。又、このように止着ボルトを用いて表示板を止着することとし、該止着ボルトは、その両側部分に螺合されたナットを締め付けることによって墓誌本体に固定するものであるため、ネジ軸を接着剤で墓誌本体に固定する特許文献1に係る耐震性墓誌とは異なり、ネジ軸が緩んで表示板の固定状態が不安定化する恐れがなく、表示板の固定の面から耐震性向上を期し得る。
又、このようにして止着ボルトを墓誌本体に固定するため、該止着ボルトが腐食した場合は、前記ナットを取り外すことにより、止着ボルトを前記止着孔から容易に分離できるため、止着ボルトの交換を容易に行なうことができる。
特に前記止着ボルトとして、両切りの中央ボルトの両端側部分の夫々を長ナットの内側のネジ孔部に螺合する構成を採用するときは、長ナットに対する前記繋ぎボルトのネジ込み量を調整すれば、前記表示板のボルト孔を挿通した該繋ぎボルトの該表示板の前面からの突出量を所要に設定できることから、表示板の板厚が異なる場合にも、該表示板を前記固定面に容易且つ確実に固定できることになる。
又、該長ナットの外側のネジ孔部に前記頭部付きのボルトのネジ軸を螺合する構成を採用するときは、該ネジ軸の該長ナットに対するねじ込み量を調整したり、或いは、所要長さのネジ軸を有する頭部付きの止着ボルトに変更することにより、同様に、表示板の板厚が異なる場合にも該表示板を前記止着面に容易且つ確実に固定できることになる。
本発明に係る耐震性墓誌を前側から見た斜視図である。 その後側から見た斜視図である。 墓誌本体を基礎に固定した状態を示す一部断面正面図である。 耐震性墓誌を分解して示す斜視図である。 支持台を示す平面図である。 墓誌本体と、その止着面に固定される表示板を示す斜視図である。 墓誌本体のネジ固定部を示す正面図である。 ネジ固定部を示す分解斜視図である。 ネジ固定部を構成する、垂直軸部の上端側部分をなすネジ軸部の突出状態を示す斜視図である。 止着孔を示す斜視図と断面図である。 止着孔に止着ボルトを固定した状態を示す断面図である。 止着ボルトの構成を説明する分解斜視図である。 墓誌本体の前後の止着面に表示板を止着した状態を示す断面図である。 墓誌本体の前の止着面にのみ表示板を止着した状態を示す断面図である。 ネジ固定部を筒状カバーで覆い隠した状態を示す断面図である。 筒状カバーを支持台上に吊り下ろす作業工程を説明する説明図である。 固定空所の他の態様を示す断面図である。 頭部付きのボルトを用いて墓誌本体を基礎に固定した状態を示す一部断面正面図である。 その固定部分の拡大断面図である。 筒状カバーを支持台に載置する施工工程を説明する一部断面正面図である。 その筒状カバーを支持台に載置した状態を示す一部断面正面図である。 分割式の筒状カバーを示す斜視図である。 分割式の筒状カバーの他の態様を示す斜視図である。 分割式の筒状カバーのその他の態様を示す斜視図である。 墓誌本体の止着面に表示板を止着する他の構成を説明する断面図である。 その止着で用いる止着ボルトの構成を説明する分解斜視図である。 墓誌本体に表示板を止着したその他の態様を示す断面図である。 表示板が止着されない後の止着面におけるナットの締め付け状態を示す断面図である。 表示板が止着されない後の止着面におけるナットの締め付け状態の他の態様を示す断面図である。 従来の耐震性墓誌のその他の態様を示す正面図である。 その耐震性墓誌における、墓誌本体に対する表示板の固定構造を説明する断面図である。
図1〜3において本発明に係る耐震性墓誌1は、基礎2に固定される支持台3と、該支持台3に下部5がネジ固定される墓誌本体6と、該墓誌本体6の該下部5のネジ固定部7を覆い隠す筒状カバー9とを具えている。
前記支持台3は、図3〜5に示すように、御影石等の石材からなり、左右方向に延長する直方体状を呈しており、その上面11の一点鎖線で囲んだ内側部分12(図4〜5)には、前記墓誌本体6の下面13が当接されると共に、該上面11の二点鎖線で囲んだ外側部分15(図4〜5)の、前記内側部分12を除いた部分16には、前記筒状カバー9の下面17が当接される。本実施例においては、二点鎖線で囲んだ該外側部分は粗磨き加工が施されると共に、その外側部分は仕上げ磨き加工が施されている。
そして前記支持台3の前記内側部分12の両側には、図3〜5に示すように、前記基礎2に固定された例えばL字状を呈する、例えばステンレス製のアンカー軸19の垂直軸部20を挿通させる挿通孔21,21が上下方向で貫設されている。又本実施例においては、該挿通孔21,21の上端22,22の夫々に、前記外側部分15の範囲において、例えば十字状を呈する排水溝23が連設されている。その溝幅は例えば2mmに設定され、その溝深さは例えば3mmに設定されている。
前記墓誌本体6は、図1〜4に示すように、例えば御影石等の石材からなり厚さが均一な矩形板状を呈する。該墓誌本体6の主要部の寸法を例示すれば、左右方向長さが700mmで高さが790mm、厚さが80mmに設定されている。その下面13は粗面に形成されており、その前後の止着面26,27は平滑な垂直面に形成され、該止着面26,27には、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を刻設等により表示するための表示板29をネジ固定により止着できるようになされている。該表示板29は、図6に示すように、本実施例においては、例えば御影石等の石材からなり上下に長い矩形板状を呈する薄板として形成されており、その上下にボルト孔30,30が設けられている。該表示板29の各部の寸法を例示すれば、その左右方向の幅が60mmに設定されると共にその上下長さが600mmに設定され、その厚さは10mmに設定されている。
そして前記墓誌本体6の下部5には、本実施例においては図4、図7〜8に示すように、該下部5の両側に位置させて、該墓誌本体6をその厚さ方向(前後方向)に貫通する例えば円形状孔31aとしての固定空所31が設けられると共に、該固定空所31の下端底部32に、前記垂直軸部20を挿通させる縦孔33が貫設されている。
本実施例においては図8〜9に示すように、前記固定空所31の下端底部32に、前後方向に稍長い、平面視で長方形状を呈する嵌合凹部35が設けられると共に、該嵌合凹部35に、前記垂直軸部20を挿通させる透孔36が中央部に設けられた矩形板状の固定支持板37が、略密接状態に嵌め入れられる如くなされている。該固定支持板37は、例えばステンレス製であり、その各部の寸法を例示すれば、長辺長さが60mmで短辺長さが30mm、厚さが5mmに設定されている。
かかる構成を有する墓誌本体6は、図3、図7に示すように、前記縦孔33に前記垂直軸部20が挿入された状態で、下面25が前記支持台3の前記内側部分12に載置される。図9は、前記嵌合凹部35に前記固定支持板37が嵌め入れられると共に、前記縦孔33に挿入された垂直軸部20が該透孔36に挿通され、該垂直軸部20の上端側部分をなすネジ軸部39が該固定支持板37の上面40で突出した状態を示している。該固定支持板37の上面40は水平面を呈している。この状態で、図7に示すように、該ネジ軸部39に座金38を介して、ネジ固定具41としての固定ナット41aを螺合し締め付けることにより、図3に示すように、該固定支持板37を幅広の座金として機能させて、前記下部5を、前記基礎2に固定状態とされた前記支持台3にネジ固定できる。このように固定ナット41aを螺合し締め付ければ、前記アンカー軸19を介して、墓誌本体6と支持台3とを同時に前記基礎2に固定できることになるのである。本実施例においては、前記固定空所31が、前記墓誌本体6をその厚さ方向に貫通する例えば円形の貫通孔31aとして形成されているため、前記固定ナット41aを該固定空所31内において、スパナ等の工具を用いて締め付ける際、該作業を、該貫通孔31aの前側や後側において容易に行うことができる。
該固定空所31は、本実施例においては直径が70mmに設定されており、前記嵌合凹部35の左右方向の幅が40mmに設定されると共に、該嵌合凹部35の底面42と前記墓誌本体6の下面25との間の距離が50mmに設定されている。又、前記縦孔33の径は18mmに設定されると共に前記垂直軸部20の径は16mmに設定されている。
又前記墓誌本体6には、図3〜4に示すように、前記表示板29を前記前後の止着面26,27にネジ止着するための止着孔43が設けられている。該止着孔43は図10に示すように、中央の小径孔部45の両側に段差面46,46を介して大径孔部47,47が同心に連設されてなる。かかる構成を有する止着孔43の各部の寸法を例示すれば、前記小径孔部45の径は12mmで、その前後方向の長さは10mmに、又、前記大径孔部47の径は25mmでその前後方向の長さは35mmに設定されている。
そして図11に示すように、該止着孔43に止着ボルト(例えばステンレス製)49が挿通状態とされる。該止着ボルト49は、本実施例においては図11〜12に示すように、両切りの中央ボルト51の両側部分52,52に長ナット50a,50aとしてのナット50,50を螺合して構成されている。該止着ボルト49は、より具体的には、前記中央ボルト51の両側部分52,52を該長ナット50a,50aの内側のネジ孔部55,55に螺合してなり、該長ナット50a,50aを、例えば座金48を介して、前記段差面46,46で支持された状態で締め付けることによって、該止着ボルト49が前記墓誌本体6に固定される如くなされている。なお、該長ナット50a,50aの外端56,56は前後の止着面26,27から突出しないようになされている。
前記構成を有する止着孔43は、前記前後の止着面26,27に対する前記表示板29の配置に合わせて所要に設定されるものである。本実施例においては、図1〜2に示すように、前記前後の止着面26,27に、戒名等の故人の情報が刻設される表示面28を有した第1の表示板29aの8枚が、所要間隔を置いて、例えば10mmの間隔を置いて、平行状態に固定されるものとなされており、該前の止着面26の右側に寄せて、上下長さが比較的短い、「墓誌」等の表題文字が表示面28に刻設等される第2の表示板29bが固定されるものとなされている。そして、該第1の表示板29a、該第2の表示板29bの夫々の上下に設けられた前記ボルト孔30,30(図6)に位置合わせして前記止着孔43,43が設けられている。
前記表示板29を前記前後の止着面26,27に固定するに際しては、例えば図13に示すような頭部付きの止着ボルト59を用いて行うことができる。該頭部付きの止着ボルト59は、表面60が球面状を呈する頭部61にネジ軸62が突設されている。該表示板29の後面54を前後の止着面26,27に当接させた状態で、該頭部付きの止着ボルト59の該ネジ軸62を、座金63を介して前記ボルト孔30に挿通して後、前記長ナット50aの外側のネジ孔部65に螺合し締め付けると、該表示板29を前記止着面26,27に止着できる。該座金63は、本実施例においては、前記大径孔部47の径に略等しい外形を有する大径座金66と、それよりも径の小さい小径座金67の2枚を重ねて用いる。
前記墓誌本体6の前後の止着面26,27には、前記表示板29が前記要領により止着されるのであるが、新設の墓誌にあっては、一般には、前の止着面26には表示板29が止着されるが後の止着面27には未だ表示板が止着されない。表示板29が止着されない後の止着面27にあっては、図14に示すように、前記座金63(図14においては大径座金66)の全体又は一部分を前記止着孔43の前記大径孔部47に、前記長ナット50aの外端56で支持された状態にして嵌め入れ、この状態で、前記頭部付きの止着ボルト59の前記ネジ軸62を、前記長ナット50aの外側のネジ孔部65に螺合し締め付けておく。このように構成すれば、該座金63によって前記大径孔部47の開放端を極力閉蓋した状態となし得、該大径孔部47内に雨水等が進入するのを極力防止できて好ましい。
なお本実施例においては、隣り合う第1の表示板29a,29a間に10mm程度の比較的大きな隙間71(図1)を形成することとしているため、表示板に製造誤差が生じた場合にも該表示板を止着面に確実に止着できると共に、隣り合う表示板29a,29a間に比較的大きな隙間71を形成できるため、該隙間71の汚れを、ブラシ等を用いて容易に除去することができる。
又前記筒状カバー9は、図4に示すように、例えば御影石等の石材を以て一体物として構成された、左右方向に延長する角筒状を呈し、前記止着ボルト49が取り外された状態にある前記墓誌本体6をその上端側72からその下端側73に向けて略密接した状態で挿通させるための例えば矩形状のカバー挿通孔75が上下方向で貫設されている。又、該筒状カバー9の下面17は粗面に形成されている。そして該筒状カバー9が、該カバー挿通孔75に前記墓誌本体6を挿通させてその下面17で前記支持台3に載置されることにより、図1〜3、図15に示すように、前記固定空所31におけるネジ固定部7が該筒状カバー9の前後の壁部76,76で覆い隠されるようになされている。
本実施例においては、該筒状カバー9の左右の側壁部77,77の外表面に手掛け用凹部79,79が設けられている。前記カバー挿通孔75の短辺長さは、前記墓誌本体6の厚さが80mmであるのに対し85mm程度に設定されると共に、その長辺長さは、前記墓誌本体6の左右方向長さが700mmであるのに対し705mm程度に設定されている。夫々5mm程度大きく設定しているのは、製作上の誤差を考慮してのものである。
かかる構成を有する筒状カバー9は、図16に示すように、クレーンで吊り上げ、前記カバー挿通孔75に墓誌本体6の上端側72を挿入状態として後、該筒状カバー9を前記支持台3上に吊り下ろす。その後、作業者が前記左右の手掛け用凹部79,79に手を掛けて該筒状カバー9を所要に位置決めする。然る後、該筒状カバー9の下端縁と前記支持台の上面部との間に生ずる隙間82(図1〜2)、及び、前記カバー挿通孔75の内周縁部と前記墓誌本体6の表面との間に生ずる隙間86(図1〜2)にコーキング材を充填する。
本実施例においては、前記のように、墓誌本体6の下面13及び前記筒状カバー9の下面17が粗面に形成されると共に、前記支持台3に設けられた前記挿通孔21に十字状の排水溝23(図4)が連設されている。かかることから、前記墓誌本体6の下面13と前記支持台3の上面部(前記内側部分)12との間や、前記筒状カバー9の下面17と前記支持台3の前記除いた部分16との間に雨水が浸入したときには、流入した雨水は、該粗面間に形成される流路を流れて前記排水溝23に向けて移動し易い。このように移動した水は該排水溝23を通して前記挿通孔21内に順次流入するので、排水性が良好である。
このようにして筒状カバー9を支持台3に載置して後、前記表示板29を前記要領により墓誌本体6の前の止着面26に止着する一方、後の止着面27には、表示板は固定せず、前記座金63を介して前記頭部付きの止着ボルト59を螺合し締め付けておく。
このようにして止着された各表示板29には、故人別に戒名や享年、没年月日等の故人の情報を刻設等により表示していく。未表示の表示板29に新たな故人の情報を刻設等する場合は、前記上下の頭部付きの止着ボルト59,59を取り外すことによって該未表示の表示板29を取り外し、これを作業所に持ち込んで戒名等の所要の刻設等を行って後、前記と同様の要領により、該表示板29を前記前後の止着面26,27の所要部分に止着する。
前の止着面26が例えば8人の故人によって埋まり、新たな故人の表示板を前の止着面26に止着せんとする際は、例えば図1において左端に固定されている第1の表示板29a1を取り外し、これを図2に示すように、後の止着面27に、前記と同様にして止着する。そして、各表示板の位置を一つずつ左に移し、新たな故人の情報が表示された別途の第1の表示板29を前の止着面26の右端側に前記と同様にして止着する。
本発明においては、前記のように、止着ボルト49を前記止着孔43に挿通状態として、該止着ボルト49の両端側部分に螺合されたナット50,50を締め付けることにより該止着ボルト49を墓誌本体6に固定する構成を採用するため、墓誌本体6の前後の止着面26,27側の双方に、表示板29の止着部を構成できる。かかることから、該前後の止着面26,27の双方において、1本の止着ボルト49を用いて表示板29をネジ固定できるのである。
本発明においては、特許文献1におけるように墓誌本体6の前の面だけが表示板の止着面となるのではなく、後の面をも表示板の止着のために活用できる構成を採用している。かかることから、特許文献1におけるように、古い表示板を処分することなくこれを後の止着面27aに移すことができるので、古い表示板であってもこれを順次残すことができる。
以上のような構成を有する耐震性墓誌1によるときは、地震時の振動によって墓誌本体6に加わる荷重を、基礎2に固定された1本のアンカー軸19を介して、基礎2に固定状態の支持台3に直接的に伝達させることができるのであり、耐震性向上を期し得ることとなる。又、前記止着面26,27に対する表示板29の止着は、前記止着孔43に挿通され且つ両側部分に螺合されたナット50,50が締め付けられることによって墓誌本体6に固定されてなる止着ボルト49を用いて行うことができるため、表示板29を、地震時の振動によっても安定した固定状態で保持できることになる。このようなことの結果、本発明によるときは、全体としての耐震性に優れた墓誌を構成できることになる。
特に本実施例においては、墓誌本体6の下部5を前記支持台3にネジ固定する際、前記固定空所31の下端底部32に凹設された嵌合凹部35に密接状態に嵌め入れた矩形板状を呈する固定支持板37を介して、前記ネジ固定具41としての固定ナット41aを、垂直軸部20としての前記ネジ軸部39に螺合し締め付ける構成を採用している。このように、一定の厚みがあり且つ広い当接面積を有する固定支持板37を介して固定ナット41aを締め付けるため、墓誌本体6を支持台3に、より安定した状態でネジ固定できることになり、地震時における左右方向や前後方向等の揺れに対して、より優れた耐震性を発揮できることになる。又、前記固定支持板37が前記嵌合凹部35に略密接状態に嵌め入れられていることから、前記固定ナット41aを締め付ける際に該固定支持板37が共回りするのを防止できる。
そして、前記下部5を前記支持台3にネジ固定するために用いられた前記固定空所31は、その全体が、前記筒状カバー9の前後の壁部76,76で覆い隠された状態となるため、該固定空所31及びその内部に納められている固定ナット41aや固定支持板37、前記ネジ軸部39等は目視不能の状態となる。従って、前記墓誌本体6の下部5を前記支持台3に対してネジ固定する手段を採用しているにも拘わらず、このネジ固定部分によって墓誌の外観が損なわれる恐れがなく、墓誌の見栄えを向上させ得ることとなる。
又、将来的な墓誌の移設も容易となる。即ち、特許文献1におけるように、一端側が墓誌本体の孔部に挿入されて接着により固定されたネジ軸を用いる場合とは異なり、前記頭部付きの止着ボルト59を除去すれば前記表示板29を前記墓誌本体6から容易に取り外すことができる。そして、前記止着ボルト49を前記止着孔43から取り外して後、前記筒状カバー9を吊り上げて除去し、その後、前記固定ナット41aを取り外せば、該墓誌本体6と前記支持台3とを前記基礎2から容易に取り外すことができる。かかることから、新たな設置場所において、基礎にアンカー軸を固定して後、前記と同様の要領によって墓誌10を組み立てることができる。
又本実施例においては、前記止着ボルト49を、両切りの中央ボルト51の両側部分52,52の夫々を長ナット50a,50aの内側のネジ孔部55,55に螺合すると共に、前記表示板29のボルト孔30を挿通した前記頭部付きの止着ボルト59のネジ軸62を該長ナット50aの外側のネジ孔部65に螺合する構成を採用している。そのため、特許文献1におけるような、一端側が墓誌本体に埋設されてなるネジ軸を用いて表示板を墓誌本体に固定する場合とは異なり、厚さのより厚い表示板29を墓誌本体6に固定せんとする場合は、該ネジ軸62の該長ナット50aに対するねじ込み量を調整したり、或いは、頭部付きの止着ボルト59のネジ軸62を所要長さのものとする等によって容易に応ずることができる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 前記墓誌本体6に止着ボルト49を介して表示板29を止着する際、該止着ボルト49は例えば図25〜26に示すように、両切りの中央ボルト51の両側部分52,52の夫々を、ナット50としての長ナット50a,50aの内側の雌ネジ部55,55に螺合すると共に、該長ナット50a,50aの外側のネジ孔65,65に、両切りの繋ぎボルト106,106の内側部分107,107を螺合して構成することもできる。該中央ボルト51の両側部分52,52に螺合されたナット50,50が、前記段差面46,46で座金104を介して支持された状態で締め付けられることによって、該中央ボルト51が墓誌本体6に固定される。そして、該両繋ぎボルト106,106の先側部分109,109が前記前後の止着面26,27から所要長さ突出した状態となるように、該繋ぎボルト106,106の前記長ナット50a,50aに対する螺合長さが所要に設定されている。
このように構成する場合、前記構成を有する表示板29を前記前後の止着面26,27に固定するに際しては、図25に示すように、該表示板29の後面54を前記前後の止着面26,27に当接させた状態で、前記ボルト孔30を挿通した前記繋ぎボルト106の、該表示板29の前面110で突出した突出部分111に、座金63を介して止着ナット(本実施例においては袋ナット)113を螺合し締め付ける。これにより、該表示板29を前記前後の止着面26,27に止着できる。この場合、該長ナット53に対する繋ぎボルト106の螺合量を調整すれば、前記突出部分111の突出量を所要に設定できることから、表示板29の板厚が異なる場合にも該表示板29を前記前後の止着面26,27に確実に固定できることになる。
前記止着ボルト49は、図27に示すように、1本の両切りのボルト115を用いて構成することもでき、前記止着孔43は、中央の小径孔部45の長さが比較的長く形成されると共に該小径孔部45の両側に段差面46,46を介して、比較的長さの短い大径孔部47,47が同心に連設されている。そして該止着孔43に前記1本の止着ボルト49が挿通状態とされると共に、前記大径孔部47に納まるナット50,50が該止着ボルト49の両側部分に螺合され、前記段差面46,46で支持された状態で締め付けられることによって、該止着ボルト49が前記墓誌本体6に固定される如くなされている。そして、前記墓誌本体6の前後の止着面26,27に前記表示板29を固定するに際しては、例えば図27に示すように、前記ボルト孔30を挿通した前記止着ボルト49の突出部分116に座金63を介して止着ナット(例えば袋ナット)113を螺合し締め付けて行う。
図28、図29には、前の止着面26にのみ表示板29が固定される一方、後の止着面27には、未だ表示板29が固定されないで止着ナット113が螺合され締め付けられた状態が示されている。この場合、表示板29を固定する際に用いることのできる座金63が、前記ナット50に当接された状態で止着ナット(例えば袋ナット)113が螺合され締め付けられている。後の止着面27に表示板29を固定するに際しては、該後の止着面27からの繋ぎボルト10の突出部分111の長さを所要に設定する等して、前記と同様にして表示板29をネジ固定できる。
(2) 前記表示板29は、前記のように石材を用いて構成されることの他、プラスチック製やステンレス製、防錆処理の施された鉄製、アルミニウム製、陶板製、セラミック板製とされる等、所要強度を具える素材を用いて構成できる。
1 耐震性石碑
2 基礎
3 支持台
5 支持台の下部
6 石碑本体
7 ネジ固定部
9 筒状カバー
19 アンカー軸
20 垂直軸部
21 挿通孔
26 止着面
27 止着面
29 表示板
30 ボルト孔
31 固定空所
32 下端底部
35 嵌合凹部
36 透孔
37 固定支持板
39 ネジ軸部
41 ネジ固定具
41a 固定ナット
43 止着孔
45 小径孔部
46 段差面
47 大径孔部
49 止着ボルト
50 ナット
59 頭部付きの止着ボルト
75 カバー挿通孔
100 筒状カバー片
113 止着ナット

Claims (4)

  1. 墓誌本体の前後の垂直な止着面に、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を表示するための表示板を止着できるようになされており、
    該墓誌本体には、前後の止着面で開口する止着孔が貫設されており、該止着孔は、中央の小径孔部の両側に段差面を介して大径孔部が同心に連設されてなり、
    該止着孔に止着ボルトが挿通状態とされると共に、該止着ボルトの両側部分に螺合されたナットが前記段差面で支持された状態で締め付けられることによって該止着ボルトが前記墓誌本体に固定される如くなされており、
    前記前後の止着面に、ボルト孔が上下に設けられた表示板を当接せしめ、該ボルト孔を挿通した前記止着ボルトの突出部分に止着ナットを螺合し締め付けることにより、該表示板を前記止着面に固定できることを特徴とする耐震性墓誌。
  2. 墓誌本体の前後の止着面に、故人の戒名や享年、没年月日等の故人の情報を表示するための表示板を止着できるようになされており、
    該墓誌本体には、前後の止着面で開口する止着孔が貫設されており、該止着孔は、中央の小径孔部の両側に段差面を介して大径孔部が同心に連設されてなり、
    該止着孔に止着ボルトが挿通状態とされると共に、該止着ボルトの両側部分に螺合されたナットが前記段差面で支持された状態で締め付けられることによって該止着ボルトが前記墓誌本体に固定される如くなされており、
    前記前後の止着面に、ボルト孔が上下に設けられた表示板を当接せしめ、頭部付きの止着ボルトのネジ軸を該ボルト孔に挿通させると共に、該ネジ軸を、前記止着ボルトの端部分に該止着ボルトの軸線に沿って設けられたネジ孔部に螺合し締め付けることによって、前記表示板を前記止着面に固定できることを特徴とする耐震性墓誌。
  3. 前記止着ボルトは、両切りの中央ボルトの両端側部分の夫々を、長ナットの内側のネジ孔部に螺合すると共に、該長ナットの外側のネジ孔部に、両切りの繋ぎボルトの内側部分を螺合してなり、前記表示板の前記ボルト孔を挿通した該繋ぎボルトの突出部分に止着ナットを螺合し締め付けることにより、該表示板が前記止着面に固定できることを特徴とする請求項1記載の耐震性墓誌。
  4. 前記止着ボルトは、両切りの中央ボルトの両端部分の夫々を、長ナットの内側のネジ孔部に螺合してなり、前記表示板の前記ボルト孔を挿通した前記ネジ軸を該長ナットの外側のネジ孔部に螺合し締め付けることにより、該表示板を前記止着面に止着できることを特徴とする請求項2記載の耐震性墓誌。
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