JP5230507B2 - 塗装方法 - Google Patents
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Description
マーを塗装する方法であって、
該水性プライマーを塗装した直後のウエット塗膜(乾燥膜厚で10μm)について、20℃においてズリ速度0.01秒−1の定常流で測定したときの粘度が10,000〜100,000mPa・sの範囲内になるように制御することを特徴とする塗装方法を提供するものである。
性アクリル系樹脂(B)を皮膜形成成分として含んでなる水性塗料であり、両樹脂の合計固形分量を基準にして、樹脂(A)を通常10〜90重量%、好ましくは40〜80重量%、さらに好ましくは40〜60重量%、そして樹脂(B)を通常10〜90重量%、好ましくは20〜60重量%、さらに好ましくは40〜60重量%となるような割合で含有するのが形成塗膜の付着性、耐水性等の点から適当である。該水性プライマーは、これら両樹脂を水性媒体中に溶解又は分散せしめることにより調製することができる。
ンを望む場合には乳化重合法などによって行なうことができる。
を求める。
製造例1〜10
表1及び表2に示す配合組成で各成分を常法に従って配合して混合分散し、固形分が35%となるように脱イオン水で希釈して、各水性プライマー(1)〜(10)を得た。
(注1)水性ポリオレフィン系樹脂(A−1): 「スーパークロンF723」、日本製紙ケミカル社製、商品名、塩素化ポリオレフィンの水性分散体、固形分30%。
(注2)水性ポリオレフィン系樹脂(A−2): 「ハードレンEH−801」、東洋化成工業社製、商品名、無水マレイン酸変性塩素化ポリオレフィンの水性分散体、固形分30%。
(注3)水性アクリル系樹脂(B−1): 「ボンコートAC−501」、DIC社製、商品名、アクリル樹脂エマルション、固形分60%、ガラス転移温度:0℃。
(注4)導電性顔料(C−1): 「バルカンXC72」、キャボットスペシャルティーケミカルズ株式会社製、商品名、導電性カーボンブラック顔料。
(注5)導電性顔料(C−2): 「ケッチェンブラックEC600J」、ライオンアクゾ株式会社製、商品名、導電性カーボンブラック顔料。
(注6)「JR−806」:テイカ社製、商品名、チタン白。
(注7)粘性調整剤(D−1): 「ASE−60」、ロームアンドハース社製、商品名、アルカリ膨潤型粘性調整剤。
(注8)粘性調整剤(D−2):v「SN−661」、サンノプコ社製、商品名、ウレタン会合型粘性調整剤。
(注9)粘性調整剤(D−3): 「DSX3290」、コグニス社製、商品名、ウレタン会合型粘性調整剤。
(注10)「BYK307」: BYK CHEMIE INTERNATIONAL GMBH社製、商品名、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、表面調整剤。
(注11)「BYK333」: BYK CHEMIE INTERNATIONAL GMBH社製、商品名、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサン、表面調整剤。
実施例1〜9及び比較例1〜7
被塗物1〜3に上記のとおり製造した各水性プライマーを、表3に示す組み合わせ及び塗装条件で、乾燥膜厚で約10μmになるようにスプレー塗装した。塗装した直後のウエット塗膜について、20℃においてズリ速度0.01秒−1の定常流で測定したときの粘度をHAAKE社製の粘弾性測定器「レオメータRS150」を用いて測定した。
した。
(1)被塗物1: バンパーに成型加工したポリプロピレン(表面に長鎖脂肪酸モノグリセリドと長鎖脂肪酸アミドが存在、25℃・65%RH環境下でのθが22°、23℃・60%RH環境下で3日間放置後のθが38°で、23℃・80%RH環境下で3日間放置後のθが33°であり、Δθが5°)。
(2)被塗物2: バンパーに成型加工したポリプロピレン(表面に3級アルカノールアミドと脂肪酸モノグリセリドが存在、25℃・65%RH環境下でのθが40°、23℃・60%RH環境下で3日間放置後のθが42°で、23℃・80%RH環境下で3日間放置後のθが32°であり、Δθが10°)。
(3)被塗物3: バンパーに成型加工したポリプロピレン(イソプロパノールで脱脂処理済、25℃・65%RH環境下でのθが96°、23℃・60%RH環境下で3日間放置後のθが96°で、23℃・92%RH環境下で3日間放置後のθが92°であり、Δθが4°)。
(*1)耐ハジキ性: 前記のとおり各被塗物面に水性プライマーを塗装し、60℃で3分間乾燥させた後の塗面状態を評価した。
○:ハジキなし。
×:ハジキあり。
(*2)初期付着性: 上塗り塗装後の各試験塗装物の塗膜面に素地に達するようにカッターで切り込み線を入れ、大きさ2mm×2mmのマス目を100個作り、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、20℃においてそれを急激に剥離した後のマス目の残存塗膜数を調べ、次の基準で評価した。
○は100個(剥離なし)。
△は99〜51個。
×は50個以下。
(*3)耐水性: 上塗り塗装後の各試験塗装物の一部を切り取り、40℃の温水に10日間浸漬し、引き上げて乾燥してから、上記の初期付着性試験と同様にして付着性試験を行ない、残存塗膜数を調べ、上記の基準で評価した。また、引き上げ後の塗装面を目視で観察し、次の基準で評価した。
○はブリスター発生なし。
△はブリスター発生は殆どないがツヤビケしている。
×はブリスター発生を示す。
Claims (2)
- 帯電防止剤を少なくとも0.4質量%含有するオレフィン樹脂系バンパーであって、その表面の25℃・65%RH環境下での水に対する接触角(θ)が少なくとも20°であり且つ23℃・80%RH環境下で3日間放置後と23℃・60%RH環境下で3日間放置後との水接触角の差(Δθ)が少なくとも5°であるオレフィン樹脂系バンパーの表面に、洗浄又は脱脂(ワイピング)処理をすることなく、水性ポリオレフィン系樹脂(A)、水性アクリル系樹脂(B)、顔料(C)、粘性調整剤(D)及び疎水性溶剤(E)を含有し且つペンダントドロップ法による25℃における表面張力が26〜29mN/mの範囲内になるように制御してなる水性プライマーを塗装する方法であって、
該水性プライマーを塗装した直後のウエット塗膜(乾燥膜厚で10μm)について、20℃においてズリ速度0.01秒-1の定常流で測定したときの粘度が10,000〜100,000mPa・sの範囲内になるように制御することを特徴とする塗装方法。 - 該粘度及び表面張力の制御を、塗装する水性プライマーの組成変更及び/又は塗装条件の変更により行なう請求項1記載の塗装方法。
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