JP5230374B2 - 溝入加工用スローアウェイチップ - Google Patents

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本発明は、略直方体形状のチップ本体の表面に被覆層が形成された溝入加工用スローアウェイチップに関する。
先端切刃と側面切刃とを持つ略直方体形状のスローアウェイチップをホルダの先端に取り付けて被削材を溝入加工する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この溝入チップのような切削工具においては、より高い耐摩耗性のために、表面に被覆層を形成して切刃の耐摩耗性を向上することが行われているが、例えば物理蒸着(PVD)法により被覆層を成膜する場合には、切刃稜近傍にて被覆層の層厚が厚くなって、切刃においてチッピングが発生やすくなる傾向にある。そこで、例えば、特許文献3では、切刃稜近傍の被覆層を研磨加工して膜厚を切刃稜に向かって滑らかに薄くして、切刃におけるチッピングを防止することが記載されている。
実開平7−603号公報 特開2003−245805号公報 特公平5−9201号公報
しかしながら、特許文献1、2のような溝入加工用スローアウェイチップに被覆層を成膜すると、先端切刃の角部に被覆層が厚く成膜されてしまい、切刃における被覆層の膜厚が薄くせざるを得ないので、さらなる耐摩耗性の向上は困難であった。
また、特許文献3のように、先端切刃の角部に成膜した被覆層を後で研磨して薄くする方法では、加工精度に限界があって先端切刃における被覆層の厚みを一様に合わせることが困難で、工具寿命にバラツキが生じるという問題があった。
本発明は、先端切刃における被覆層の厚みが極端に厚くなって欠損することを抑制でき、かつ先端切刃における被覆層の厚みを一様に合わせることができて切刃全体における耐欠損性のばらつきが小さい溝入加工用スローアウェイチップを提供することを目的とする。
本発明の溝入加工用スローアウェイチップは、
略直方体形状のチップ本体と、
該チップ本体の端部上面に設けられたすくい面と、
該すくい面の先端縁および両端縁にそれぞれ設けられた先端切刃および側面切刃とを備えて、
前記先端切刃の角部におけるすくい角が前記先端切刃の中央部におけるすくい角よりも小さく、
前記先端切刃の前記中央部の逃げ面側に着座面に対して垂直のストレート部が形成されているとともに、前記先端切刃の角部においては前記ストレート部がないかまたは前記中央部におけるストレート部の長さよりも短い長さで前記ストレート部が形成されてなり、
かつ、少なくとも前記先端切刃は被覆層にて覆われていることを特徴とする。
ここで、前記先端切刃は、前面視において、両方の前記角部から中央部側へ向かうに従って低くなるように凹状をなしていることが望ましい。
また、前記先端切刃の中央部における前記ストレート部の長さLが0.05mm〜0.095mmであることが望ましい。
本発明の溝入加工用スローアウェイチップによれば、前記先端切刃の前記中央部の逃げ面側に、着座面に対して垂直、すなわち逃げ角がゼロ度のストレート部が形成されているとともに、前記先端切刃の角部においては前記ストレート部がないかまたは前記中央部におけるストレート部長さよりも短い長さでストレート部が形成されているので、先端切刃の表面に成膜される被覆層の層厚を制御することができる。すなわち、切刃全体における被覆層の厚みの差を小さくすることができて、切削性能のバラツキを抑制できる。
ここで、前記先端切刃は、前記角部の切刃の両端から中央部側へ向かうに従って低くなるように凹状をなしていることが、切屑の流れを中央部に向かわせて安定した切屑処理ができるとともに、成形時のストレート部の長さを容易に制御できる点で望ましい。
また、前記先端切刃の中央部における前記ストレート部の長さLが0.05mm〜0.095mmであることが、先端切刃における被覆層の耐欠損性を向上できる点で望ましい。
本発明の溝入加工用スローアウェイチップについて、その好適例についての概略斜視図である図1、図1のチップを(a)上方から見た概略図、(b)先端方向から見た概略図である図2、図2(a)の(A)A−A断面図、(B)B−B断面図、(C)C−C断面図である図3を基に説明する。
図1に示すように、溝入加工用スローアウェイチップ(以下、単にチップと称す。)1は、略直方体形状のチップ本体2と、
チップ本体2の端部上面に設けられたすくい面3と、
すくい面3の先端縁および両端縁にそれぞれ設けられた先端切刃4および側面切刃5とを備えている。
また、チップ1は、図2、3に示すように、先端切刃4の角部4aにおけるすくい角αが先端切刃4の中央部4bにおけるすくい角αよりも小さく、かつ先端切刃4の中央部4bの逃げ面7(前逃げ面7a)側に着座面8に対して垂直のストレート部9が長さLで形成されているとともに、先端切刃4の角部4aにおいてはストレート部9がないかまたは中央部4bにおけるストレート部9の長さよりも短い長さLでストレート部9が形成されている。そして、図3に示すように、チップ1は基体11の先端切刃4の表面が被覆層10で覆われている。
これによって、チップ1の先端切刃4に成膜される被覆層10の層厚を制御すること、すなわち、先端切刃4における被覆層10の厚みを同程度に合わせることができて、チップ1は切削バラツキの小さい工具性能を有するものとなる。なお、被覆層10は基体11の全面を覆っていなくてもよく、例えば、側面切刃5が被覆層10で覆われない構成であってもよい。かかる構成であれば、加工面粗度を小さくすることができる。
ここで、先端切刃4は、図2に示すように、両側の角部4a,4aから中央部4b側へ向かうに従って低くなるように凹状をなしていることが、切屑の流れを中央部に固定させて安定した切屑処理ができるとともに、成形時のストレート部L、Lの長さを容易に制御できる点で望ましい。なお、図1〜3にはすくい面3上に4つのブレーカ突起13が形成されており、切屑排出性がさらに向上する。
また、先端切刃4の中央部4bにおけるストレート部の長さLが0.05mm〜0.095mmであることが、先端切刃4における被覆層10の耐欠損性を向上できる点で望ましい。
なお、上記構成において、先端切刃4の中央部4bでのストレート部9における被覆層10の厚みをt、逃げ面7における被覆層9の厚みをtとしたときに、t/tが1.2〜1.5であることが、切刃における耐欠損性をさほど低下させずに耐摩耗性の向上ができる点で望ましい。なお、逃げ面7(前逃げ面7a、横逃げ面7b)においては時折衝突する切屑によって被覆層10が剥離しないように被覆層10の厚みが薄いほうがよい。
また、チップ1を構成する基体11は、例えば超硬合金、サーメット、セラミックス、ダイヤモンド、cBN等の硬質焼結体からなる。
(製造方法)
上記ストレート部9を形成する方法について、図4に示すチップ1の成形体を作製するための成形用金型におけるダイスの一例を基に説明する。
本発明においては、成形体を作製するための顆粒として弾性の高いバインダを添加する。これによって、プレス成形時に成形体がスプリングバックによって膨張して切刃となるエッジ部が金型の壁面にこすれて摩耗する形態とする。
ここで、先端切刃4の角部4aのストレート部9の長さLを先端切刃4の中央部4bのストレート部9の長さLよりも小さくする方法について図4を基に説明する。図にはチップ用の成形体を作製するためのプレス成形用金型におけるダイスの一例についての(a)概略平面図、(b)(a)のD−D断面(先端切刃の角部)の要部拡大断面図、(b)(a)のE−E断面(先端切刃の中央部)の要部拡大断面図を示す。図5には図4のプレス成形用金型を用いて(a)成形体を加圧している状態、(b)プレス成形体を取り出す状態を示す模式図を示している。
図4、5に示すように、プレス成形用金型38は、内側に空洞34が形成されたダイス35と、棒状をなす上パンチ36および下パンチ37の一対のパンチとからなる。空洞34の先端切刃の角部に対応する部分は、D−D断面に示すように、逃げ角β(>0)のチップ1を成形するために上部に向かって幅が広がる成形体部31と、成形体部31の先端切刃4の角部4aの上端面Xの直上に位置して垂直壁面部32の高さtとの比t/成形体部31の高さt=0.03〜0.35の垂直壁面部32と、垂直壁面部32の直上に位置して垂直壁面部32よりも角度θ(θ>β)で幅(w)が広がる逃がし部33とを具備する形状からなる。また、空洞34の先端切刃の中央部に対応する部分は、E−E断面に示すように、逃がし部33を設けずに、垂直壁面部32が前記高さtよりも高くなる、もしくはそのまま金型38の上面まで続く形状からなる。
このプレス成形用金型38を用いて成形すると、図5に示すように、先端切刃4の角部4a側においては、成形体39をダイス35から取り出す際に成形体39がスプリングバックによって膨張しても垂直壁面部32の長さ分だけしか成形体39の上面側側面端部40が干渉しないので、成形体39の上面側側面端部40の形状が潰れることなく擦れ摩耗部が小さくなる。また、一対のパンチ36、37で加圧する際に成形体部31の上面から上横部に押し出された粉末は、通常上パンチ36とダイス35との間に挟まれてバリを生じさせてしまうこともあるが、本発明によれば、この押し出された粉末が逃がし部33に抜けてゆくのでさほど高い圧力で加圧されることもなくて発生するバリを極薄くかつ低密度なものとすることができる。そのため、成形後にエアを吹き付けるようなわずかな力で容易にバリ取りをすることができる。その結果、成形体39の先端切刃4の角部4a側のストレート部9を小さくして鋭利なエッジとすることができる。
一方、先端切刃の中央部においては、逃がし部33を設けずに垂直壁面部32が前記高さtよりも高くなるかそのまま金型38の上面まで続く形状であることから、成形体39をダイス35の上部に押し上げて取り出す際に先端切刃4の中央部4b、先端切刃4の角部4aの部分がダイス35の内壁面に干渉して成形体39の側面12の交差稜線部18の直下に擦れ摩耗によるストレート部9を形成できる。
また、焼成後の基体11に被覆層10の成膜方法としてはイオンプレーティング法等の物理蒸着(PVD)法が好適に適応可能である。詳細な成膜方法の一例について、アークイオンプレーティング成膜装置(以下、AIP装置と略す。)50の模式図である図6を参照して説明する。
図6のAIP装置50は、真空チャンバ51の中にNやAr等のガスをガス導入口52から導入し、カソード電極53とアノード電極54とを配置して、両者間に高電圧を印加してプラズマを発生させ、このプラズマによってターゲット55から所望の金属あるいはセラミックスを蒸発させるとともにイオン化させて高エネルギー状態とし、このイオン化した金属を試料(基体11)の表面に付着させて、基体11の表面に被覆層10を被覆する構造となっている。また、図6によれば、基体11は試料支持冶具56に設けられた複数の試料支持部58それぞれにすくい面がターゲット55に対向するように載置されてタワー57が複数(図6では試料支持冶具56が8セット、タワー57が2セット図示されている。)配置された構成となっている。また、タワー57および試料支持冶具56はそれぞれ回転しており、各試料が順にターゲット55に対向して被覆層の厚みは均一となるように配慮されている。この構成によって、各試料の切刃全周の厚みばらつきを小さくできるので、全体の厚みが厚くなっても部分的に欠損しやすい部分ができにくい。
さらに、図6によれば、基体11を加熱するためのヒータ59と、ガスを系外に排出するためのガス排出口60と、基体11にバイアス電圧を印加するためのバイアス電源61が配置されている。そして、ターゲット55を用いて、アーク放電やグロー放電などにより金属源を蒸発させイオン化すると同時に、窒素源の窒素(N)ガスや炭素源のメタン(CH)/アセチレン(C)ガスと反応させることにより、基体11の表面に被覆層10が堆積する。
なお、ターゲット55としては、例えば、金属チタン(Ti)、金属アルミニウム(Al)、金属M(ただし、MはTiを除く周期表第4、5、6族元素、希土類元素およびSiから選ばれる1種以上)をそれぞれ独立に含有する金属ターゲット、これらを複合化した合金ターゲット、これらの化合物粉末または焼結体からなる混合物ターゲットを用いることができる。
また、プラズマを発生するためにはアーク放電やグロー放電などを用い、導入ガスとしては窒素源の窒素(N)ガスや炭素源のメタン(CH)/アセチレン(C)ガスを用いることができる。そして、窒素(N)ガスやアルゴン(Ar)ガスを流した状態で成膜する。また、成膜時のバイアス電圧は被覆層10の内部応力を小さくするために30〜125Vに設定することが望ましい。
WC粉末、Co粉末、Cr粉末およびVC粉末を混合し、これにバインダとしてパラフィンを添加、造粒して平均粒径100μmの造粒粉末を調整した。次に、所定部分が図1に示す断面の形状で、図1の溝入加工用スローアウェイチップ(チップの厚み(成形体部の高さ)t=4.3mm、先端切刃逃げ角β=4.5°、側面切刃逃げ角β=6°、先端切刃の角部におけるすくい角α=6.0°、先端切刃の中央部におけるすくい角α=14.5°)を成形できる図4のダイスと、これに嵌め込まれる一対のパンチを準備し、これに図5のように、上記造粒粉末を充填してプレス成形し、エアブラシによってバリ取り加工を施し、逃げ角が正のポジチップ形状の成形体を得た。この成形体を脱バインダ処理して真空焼成して研削加工およびホーニング加工を行った後、図6の状態で試料を成膜装置内に載置して、窒素(N)ガスをチャンバ内に導入してバイアス電圧50Vの条件でPVD法によって表1に示す厚みのTiAlN被覆層を成膜してチップを作製した(試料No.1〜10)。
一方、上記同様にして、先端切刃の角部におけるすくい角α=14.5°、先端切刃の中央部におけるすくい角α=14.5°の溝入加工用スローアウェイチップを作製し
た(試料No.11)。
得られたチップの切刃部を投影機にて観察し、先端切刃および側面切刃における逃げ面の切刃直下にストレート部が形成されたか否か、およびその長さを測定した。測定に際しては、ストレート部長さの測定は形状測定器を用いて行った。より具体的には、チップの側面を形状測定器で観察して写真のコントラストからストレート部長さを測定した。なお、測定に際して切刃にホーニングが形成されている場合には、ホーニング加工された部分の下限を基準点として逃げ面側に伸びるストレート部長さを測定した。また、この方法でストレート部長さがわからないときには、交差稜線部を含む断面でチップを切断し、その断面を顕微鏡にて観察してストレート部長さを計測した。また、試料の断面観察を行って、ストレート部、逃げ面それぞれにおける被覆層の厚みを測定した。なお、逃げ面の被覆層の厚みは逃げ面の中間における被覆層の厚みを測定した。結果は表1に示した。また、先端切刃および側面切刃にバリの残存はなかった。
Figure 0005230374
そして、このチップをホルダに装着して以下の切削試験を行い、切削性能(耐摩耗性評価、耐欠損性評価)を行った。
(耐摩耗性試験)
切削方法:溝入れ加工
被削材 :SNCM439
切削速度:200m/分
送り :0.1mm/rev
切込み :10.0mm
切削状態:湿式
評価方法:150分を上限として切削を行い、欠損が生じるまでの加工時間を評価した。なお、150分加工しても欠損しなかった試料については、そのチップの前逃げ面摩耗量を測定した。なお、前逃げ面摩耗量測定の際にはホーニング長さを摩耗量に含めないようにして測定した。
(耐欠損性試験)
切削方法:溝入れ加工
被削材 :SCM440(5mm溝×4本入り)
切削速度:150m/分
送り :0.1〜0.5mm/rev(高送り試験)
切込み :1.5mm
切削状態:乾式
評価方法:1パス毎に送りを0.03mm/revずつ上げる端面高送り試験を行い、切刃に欠損が生じた送りを測定した。
結果は表2に示した。
Figure 0005230374
表1、2の結果から明らかなように、先端切刃の角部および中央部におけるストレート部の長さが0.005mm未満とストレート部が形成されていない試料No.8では、角部においてチッピングが多発し、早期に欠損した。また、内刃および外刃のストレート部における被覆層の厚みが逃げ面における被覆層の厚みより小さくした試料No.10では、耐摩耗性が悪いものであった。さらに、内刃および外刃のストレート部における被覆層の厚みが逃げ面における被覆層の厚み同じ試料No.9では、外刃における摩耗の進行が速くて、内刃においてはチッピングも発生した。
さらに、先端切刃の角部におけるすくい角が前記先端切刃の中央部におけるすくい角と同じ試料No.11も耐欠損性および耐摩耗性とも劣るものであった。
これに対して、本発明に従い、内刃と外刃にストレート部を形成して被覆層を5〜厚みをするとともに、ストレート部における被覆層の厚みを逃げ面における被覆層の厚みよりも厚くした試料No.1〜7では、いずれも耐欠損性および耐摩耗性に優れたものであった。
溝入加工用スローアウェイチップについて、その好適例についての概略斜視図である。 図1のチップを(a)上方から見た概略図、(b)先端方向から見た概略図である。 図2(a)のA−A断面図(A)、B−B断面図(B)、C−C断面図(C)である。 図4のチップの製造方法を説明するための図であり、チップ用の成形体を作製するためのプレス成形用金型におけるダイスの一例を示し、(a)概略平面図、(b)(a)のD−D断面の要部拡大断面図、(c)(a)のE−E断面の要部拡大断面図である。 図4のプレス成形用金型を用いて(a)成形体を加圧している状態、(b)プレス成形体を取り出す状態を示す模式図である。 図1のチップの被覆層の成膜方法の一例であるアークイオンプレーティング成膜装置の模式図である。 図6の成膜装置における試料のセット方法を示す模式図である。
符号の説明
1 溝入加工用スローアウェイチップ(チップ)
2 チップ本体
3 すくい面
4 先端切刃
4a 先端切刃の角部
4b 先端切刃の中央部
5 側面切刃
7 逃げ面
7a 前逃げ面
8 着座面
9 ストレート部
11 基体
10 被覆層
13 ブレーカ突起
31 成形体部
32 垂直壁面部
33 逃がし部
34 空洞
35 ダイス
36 上パンチ
37 下パンチ
38 プレス成形用金型
39 成形体
40 上面側側面端部
50 AIP装置
51 真空チャンバ
52 ガス導入口
53 カソード電極
54 アノード電極
55 ターゲット
56 試料支持冶具
57 タワー
58 試料支持部
59 ヒータ
60 ガス排出口
61 バイアス電源
α 先端切刃の角部におけるすくい角
α 先端切刃の中央部におけるすくい角
先端切刃の角部におけるストレート部の長さ
先端切刃の中央部におけるストレート部の長さ

Claims (3)

  1. 略直方体形状のチップ本体と、
    該チップ本体の端部上面に設けられたすくい面と、
    該すくい面の先端縁および両端縁にそれぞれ設けられた先端切刃および側面切刃とを備えて、
    前記先端切刃の角部におけるすくい角が前記先端切刃の中央部におけるすくい角よりも小さく、
    前記先端切刃の中央部の逃げ面側に着座面に対して垂直のストレート部が形成されているとともに、前記先端切刃の前記角部においては前記ストレート部がないかまたは前記中央部におけるストレート部の長さよりも短い長さで前記ストレート部が形成されてなり、
    かつ、少なくとも前記先端切刃は被覆層にて覆われていることを特徴とする溝入加工用スローアウェイチップ。
  2. 前記先端切刃は、前面視において、両方の前記角部から中央部側へ向かうに従って低くなるように凹状をなしていることを特徴とする請求項1記載の溝入加工用スローアウェイチップ。
  3. 前記先端切刃の中央部における前記ストレート部の長さLが0.05mm〜0.095mmであることを特徴とする請求項1または2記載の溝入加工用スローアウェイチップ。
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