JP5230173B2 - 撮像装置及び携帯情報端末機 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子の前方に開閉自在に配置されて遮光を行うシャッタを備えた撮像装置及びこの撮像装置を搭載した携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末機に関する。
CCD(電荷結合素子)等の撮像素子を備えた従来のデジタルスチルカメラとしては、CCDの前方に配置されて光路を開閉する機械式のシャッタを備え、撮影の待機状態では、機械式のシャッタが開放状態に維持され、レリーズ動作により、図7に示すように、CCDが電荷の蓄積を開始し所定の露光時間が経過すると、モータ等の電磁アクチュエータが閉じ通電されて機械式のシャッタが光路を閉じるように制御されるものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
ところで、上記従来のデジタルカメラにおける機械式のシャッタは、撮影前の待機状態においては、電磁アクチュエータの磁気的付勢力等により、光路を開いた状態に保持されている。
一方、このような機械式のシャッタが、例えば、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等に搭載のモバイルカメラに適用された場合、一般のデジタルカメラに比べて使用頻度が高いことから、誤って落下あるいは他のものと衝突させたりして外部からの衝撃力等を受ける機会が多くなる。
したがって、撮影待機状態において、外部からこのような衝撃力等が加わると、開き状態に保持されていたシャッタがその衝撃力で勝手に閉じてしまい、撮影が行えないという不都合を生じる場合がある。
特開平4−281684号公報 特開平6−70224号公報 特開平1−310329号公報
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮像素子の前方に開閉自在に配置されて遮光を行うシャッタを備えた撮像装置及びこの撮像装置を搭載した携帯電話機あるいは携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末機が、撮影待機状態において落下あるいは衝突等により外部から衝撃力を受けた場合でも、シャッタが確実に閉じ動作を行って撮影が行える撮像装置及び携帯情報端末機を提供することにある。
本発明の撮像装置は、レンズ光学系と、被写体の画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子の前方に配置されて光路を開閉するシャッタと、開き通電によりシャッタに開き動作及び閉じ通電によりシャッタに閉じ動作を行わせる電磁アクチュエータと、電磁アクチュエータの通電制御を行う制御手段と、を備えた撮像装置であって、制御手段は、電源投入により、電磁アクチュエータに開き通電を行うことでシャッタを開き状態に位置付けて動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態とし、レリーズ動作がなされたとき、電磁アクチュエータに対して、撮影前に先ず開き通電を行い、続いて閉じ通電を行うことで撮影を終了させ、最後に開き通電を行うことでシャッタを撮影前の開き位置に復帰させて撮影待機状態とする、ことを特徴としている。
この構成によれば、電源が投入されると、制御手段により、電磁アクチュエータに開き通電が行われて、シャッタが開き状態に位置付けられ、動画を撮影可能な動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態になる。そして、レリーズ動作がなされると、制御手段により、撮影待機状態からシャッタを開き方向へ作動させるように撮影前に先ず電磁アクチュエータに開き通電が行われ、続いて閉じ通電が行われてシャッタが閉じ動作を行うことで撮影が終了し、さらに開き通電が行われてシャッタが開き動作を行って撮影前の開き位置に復帰し撮影待機状態になる
このように、撮影待機状態から撮影を行う毎に、シャッタが開き状態又は閉じ状態のいずれの状態にあっても、必ず電磁アクチュエータが開き通電される(シャッタを単に位置決めするのではなく完全な開き動作を行わせるのに十分な通電がなされる)ため、シャッタは開き状態にあるときはそのまま開き状態に保持され又閉じ状態にある場合は開き動作を行う。
したがって、撮像装置が外部からの衝撃力等で、開き状態に保持されていたシャッタが勝手に閉じてしまっても、撮影前に必ずシャッタが開き状態となるため、確実に撮影を行うことができる。特に、シャッタの状態を判別することなく必ず開き通電がなされるため、制御を簡略化できる。
また、本発明の携帯情報端末機は、レンズ光学系と、被写体の画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子の前方に配置されて光路を開閉するシャッタと、開き通電によりシャッタに開き動作及び閉じ通電によりシャッタに閉じ動作を行わせる電磁アクチュエータと、撮像素子により撮影された画像情報を含む種々の情報を表示する表示部と、種々の操作を行う操作部と、電磁アクチュエータの通電制御を行う制御手段と、を備えた携帯情報端末機であって、制御手段は、電源投入により、電磁アクチュエータに開き通電を行うことでシャッタを開き状態に位置付けて動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態とし、レリーズ動作がなされたとき、電磁アクチュエータに対して、撮影前に先ず開き通電を行い、続いて閉じ通電を行うことで撮影を終了させ、最後に開き通電を行うことでシャッタを撮影前の開き位置に復帰させて撮影待機状態とする、ことを特徴としている。
この構成によれば、電源が投入されると、制御手段により、電磁アクチュエータに開き通電が行われて、シャッタが開き状態に位置付けられ、動画を撮影可能な動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態になる。そして、レリーズ動作がなされると、制御手段により、撮影待機状態からシャッタを開き方向へ作動させるように撮影前に先ず電磁アクチュエータに開き通電が行われ、続いて閉じ通電が行われてシャッタが閉じ動作を行うことで撮影が終了し、さらに開き通電が行われてシャッタが開き動作を行って撮影前の開き位置に復帰し撮影待機状態になる
このように、撮影待機状態から撮影を行う毎に、シャッタが開き状態又は閉じ状態のいずれの状態にあっても、必ず電磁アクチュエータが開き通電される(シャッタを単に位置決めするのではなく完全な開き動作を行わせるのに十分な通電がなされる)ため、シャッタは開き状態にあるときはそのまま開き状態に保持され又閉じ状態にある場合は開き動作を行う。
したがって、携帯情報端末機が外部からの衝撃力等で、開き状態に保持されていたシャッタが勝手に閉じてしまっても、撮影前に必ずシャッタが開き状態となるため、確実に撮影を行うことができる。特に、シャッタの状態を判別することなく必ず開き通電がなされるため、制御を簡略化できる。
上記構成をなす撮像装置及び携帯情報端末機によれば、撮像素子の前方に配置されて光路を開閉するシャッタ、シャッタを開閉駆動する電磁アクチュエータを備えた構成において、シャッタに閉じ動作を行わせる前に予め開き動作を行わせるようにしたことにより、撮像装置又は携帯情報端末機が外部から衝撃力等を受けて、開き状態に保持されていたシャッタが勝手に閉じてしまっても、撮影前に必ずシャッタが開き状態となるため、確実に撮影を行うことができる。
特に、シャッタの状態に拘わらず必ず開き通電を行うため、制御を簡略化できる。また、レリーズ動作がなされたときに開き通電がなされるため、少なくとも1回の制御だけで撮影の直前に必ずシャッタを開き状態に位置付けることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置を搭載した携帯情報端末機(携帯電話機)を示す外観図、図2はその構成及び制御回路を示すブロック図である。
この携帯電話機は、図1に示すように、本体10の表面に種々の操作を行う操作釦11及び種々の情報を表示するモニター12が配置され、本体10の上端に信号の送受信を行うアンテナ13が伸縮自在に設けられ、本体10の表面でモニター12の近傍には撮影窓14が設けられている。
また、本体10の内部には、撮影窓14の背後に撮像装置としてのカメラユニット20が設けられ、他の領域には制御回路等を構成する種々の電子部品を実装した回路基板が配置されている。
カメラユニット20は、図2に示すように、本体10の内壁に固定されており、レンズ光学系としての2つのレンズ21,22、撮像素子としてのCCD(電荷結合素子)23、レンズ21とレンズ22との間に配置され光路を開閉するシャッタ24、シャッタ24を開閉駆動する電磁アクチュエータとしてのムービングマグネット型のモータ25等を備えている。
ここで、モータ25は、シャッタ24に連結される駆動ピン及び円柱状の永久磁石を有し所定の角度範囲を回動するロータ、励磁用のコイル、ロータの周りにおいて磁気回路を形成するヨーク等により形成されており、コイルへの開き通電によりロータがシャッタ24に開き動作を行わせ、コイルへの閉じ通電によりロータがシャッタ24に閉じ動作を行わせるようになっている。
また、非通電の状態においては、ロータは回動範囲の両端位置にてそれぞれ磁気的付勢力により保持されて、シャッタ24を開き状態あるいは閉じ状態に保持するようになっている。
制御回路は、図2に示すように、種々の制御信号を発し全体の制御を司る制御手段としてのCPU等からなる制御部31、CCD23に対する電力供給のオン/オフ等を行うCCD駆動回路32、CCD23により撮影された画像信号を処理する画像信号処理回路33、モータ25への通電を制御するモータ駆動回路34、種々の情報を記憶する記憶部35、カメラユニット20のメインスイッチ36、カメラユニット20のレリーズ動作を行うレリーズスイッチ37、その他モニター12の表示回路(不図示)、アンテナ13を介しての信号の送信及び受信処理を行う送受信処理回路(不図示)等により形成されている。尚、メインスイッチ36及びレリーズスイッチ37は、本体10の表面に配置された操作釦11の一部として組み込まれている。
制御部31は、種々の検出信号、操作による指令信号等に基づいて演算処理、判定処理等を行って、種々の制御信号を発するものである。例えば、制御部31は、CCD23及び画像信号処理回路33を通して得られた画像情報に基づいて、被写体からの反射光の光量レベルを判定し撮影に最適な露光時間を算出する。
また、制御部31は、操作者のレリーズ動作によりレリーズスイッチ37がオンとされると、撮影毎に、モータ25に対して閉じ通電を行う前に予め開き通電を行うようにモータ駆動回路34に制御信号を発する。
メインスイッチ36は、カメラユニット20により動画の撮影を行えると同時に静止画の撮影待機状態とする場合及び動画の撮影を行えず又静止画の非撮影待機状態とする場合に、制御部31及びCCD駆動回路32を介して、CCD23に対する電力供給のオン/オフを行うものである。
メインスイッチ36がオンの状態においては、モータ駆動回路34がモータ25に対して開き通電を行ってシャッタ24を開き状態に位置付けた後、通電が断たれて磁気的付勢力によりシャッタ24の開き状態が保持される。したがって、この開き状態においては、CCD23により動画撮影が可能である。
一方、メインスイッチ36がオフの状態においては、モータ駆動回路34がモータ25に対して閉じ通電を行ってシャッタ24を閉じ状態に位置付けた後、通電が断たれて磁気的付勢力によりシャッタ24の閉じ状態が保持される。したがって、この閉じ状態においては、CCD23による撮影は不可である。
レリーズスイッチ37は、メインスイッチ36がオンの状態(静止画の撮影待機状態)において、被写体の静止画を撮影する際に操作するものである。例えば操作釦11の一つのプッシュ操作(レリーズ動作)により、CCD駆動回路32を介して、CCD23が一旦オフとされ再びオンとされて初期化された後、電荷の蓄積を開始し所定時間(露出時間)経過後にオフとされる。
次に、携帯電話機において、カメラユニット20で被写体を撮影する際の撮影動作及びシャッタの駆動方法について、図3のタイムチャートを参照しつつ説明する。先ず、カメラユニット20のメインスイッチ36がオンにされると、CCD23に電力が供給され、又、モータ駆動回路34を介してモータ25に対し開き通電が行われて、シャッタ24が光路を開いた開き状態に位置付けられる。この状態においては、カメラユニット20で動画の撮影を行うことができると同時に、静止画を撮影する際の撮影待機状態となる。
ここで、操作者がレリーズ動作を行ってレリーズスイッチ37がオンになると、図3に示すように、先ず、モータ駆動回路34を介して、モータ25に対し開き通電(シャッタ24を閉じ状態から開き状態に完全に移動させるに十分な通電)が行われる。
このとき、携帯電話機を落下させることなく又他のものと衝突させることなく、すなわち、本体10が外部から何ら衝撃力を受けていない状態のときは、シャッタ24は既に開き状態にあるためそのままの状態に保持される。
一方、携帯電話機を落下あるいは衝突させ本体10が所定レベル以上の衝撃力を受けてシャッタ24が勝手に閉じ状態に移動している場合は、シャッタ24はモータ25により本来の開き状態に位置付けられる。これにより、撮影可能な状態となる。
続いて、CCD23の画像信号に基づいて被写体の光量が測定されて、露光時間が算出される。そして、CCD駆動回路32を介してCCD23が一旦オフとされた後に再びオンとされて電荷の蓄積を開始し、所定時間(露光時間)経過後に、図3に示すように、モータ駆動回路34を介してモータ25に対して閉じ通電が行われ、シャッタ24は即座に閉じ動作を行う。これにより、静止画の撮影が完了する。
その後、CCD23に蓄積された画像信号は、画像信号処理回路33を介して、記憶部35に記憶される。そして、再びモータ駆動回路34を介してモータ25に対して開き通電が行われ、シャッタ24は開き状態に位置付けられ、動画の撮影が可能になると同時に静止画の撮影待機状態となる。
以上のように、シャッタ24が開き状態又は閉じ状態のいずれの状態にあるかに拘わらず、静止画の撮影を行う直前に、特にレリーズ動作がなされたときに、制御部31はモータ25に対して開き通電を行ってシャッタ24を開き状態に位置付けようとするため、外部から衝撃力を受けてシャッタ24が勝手に閉じてしまった場合等に、確実に撮影可能な状態に復帰させることができる。また、シャッタ24の状態に拘わらず、撮影毎に必ず開き通電を行うため、制御を簡略化できる。
図4は、本発明に係る撮像装置の他の実施形態を示すタイムチャートである。この実施形態において、制御部31は、CCD23及び画像信号処理回路33を通して得られた画像情報に基づいて、被写体からの反射光の光量レベルを判定し、この光量レベルの判定結果に基づいて、カメラユニット20が撮影待機の状態にあるにも拘わらず光量が所定レベル以下の場合、シャッタ24が光路を完全にあるいは部分的に閉じた状態にあると判断して、モータ25に対して開き通電を行うようにモータ駆動回路34に制御信号を発する。
この実施形態における撮影動作及びシャッタの駆動方法について、図4のタイムチャートを参照しつつ説明する。先ず、カメラユニット20のメインスイッチ36がオンにされると、CCD23に電力が供給され、又、モータ駆動回路34を介してモータ25に対し開き通電が行われて、シャッタ24が光路を開いた開き状態に位置付けられる。この状態においては、カメラユニット20で動画の撮影を行うことができると同時に、静止画を撮影する際の撮影待機状態となる。
静止画の撮影待機状態において、携帯電話機を落下あるいは衝突させ本体10が所定レベル以上の衝撃力を受けて、図4に示すように、シャッタ24が勝手に閉じ状態に移動した場合は、制御部31は、CCD23の画像信号(暗情報)により光量が所定レベル以下であると判定し(シャッタ24が閉じていると判断し)、モータ駆動回路34を介して、予めモータ25に対し開き通電(シャッタ24を閉じ状態から開き状態に完全に移動させるに十分な通電)を行う。これにより、シャッタ24は本来の開き状態に位置付けられ、撮影可能な状態となる。
一方、携帯電話機を落下させることなく又他のものと衝突させることなく、すなわち、本体10が外部から何ら衝撃力を受けていない状態のときは、シャッタ24は既に開き状態にある。したがって、制御部31は、何ら制御信号を発することなく、撮影待機状態を維持する。
そして、操作者がレリーズ動作を行ってレリーズスイッチ37がオンになると、CCD23の画像信号に基づいて被写体の光量が測定されて、露光時間が算出される。そして、CCD駆動回路32を介してCCD23が一旦オフとされた後に再びオンとされて電荷の蓄積を開始し、所定時間(露光時間)経過後に、図4に示すように、モータ駆動回路34を介してモータ25に対して閉じ通電が行われ、シャッタ24は即座に閉じ動作を行う。これにより、静止画の撮影が完了する。
その後、CCD23に蓄積された画像信号は、画像信号処理回路33を介して、記憶部35に記憶される。そして、再びモータ駆動回路34を介してモータ25に対して開き通電が行われ、シャッタ24は開き状態に位置付けられ、動画の撮影が可能になると同時に静止画の撮影待機状態となる。
以上のように、CCD23から得られる光量が所定レベル以下の場合にのみ、制御部31はモータ25に対して開き通電を行ってシャッタ24を開き状態に位置付けるため、シャッタ24が既に開き状態にある場合に無駄な制御動作を行わず、その分だけ消費電力等を低減できる。
図5及び図6は、本発明に係る撮像装置のさらに他の実施形態を適用する制御回路を示すブロック図及びタイムチャートであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態において、制御回路には、図5に示すように、本体10に設けられた衝撃センサ38、この衝撃センサ38から出力される信号に基づき衝撃力を検出する衝撃検出回路39が追加されている。
制御部31は、カメラユニット20が撮影待機の状態にあるとき、衝撃センサ38及び衝撃検出回路39から信号が出力されると、シャッタ24が光路を完全にあるいは部分的に閉じた状態にあるとみなして、モータ25に対して開き通電を行うようにモータ駆動回路34に制御信号を発するようになっている。
衝撃センサ38は、本体10の内壁面に固定されて、本体10を落下させた場合あるいは他のものに衝突させた場合に外部から受ける衝撃力に応じた信号を出力するものである。衝撃センサ38としては、例えば、衝撃の際の加速度に応じた信号を出力する加速度センサ、又は、衝撃の際に直接受けた圧力に応じた信号を出力する圧電素子等を用いた圧力センサ等が適用される。
衝撃検出回路39は、衝撃センサ38の出力信号に基づいて衝撃力を検出し制御部31に向けて検出信号を出力するものである。ここで、衝撃検出回路39においては、衝撃力を受けた際にシャッタ24が必ず開き状態から閉じ状態に移動してしまうその衝撃力のレベルを予め求めておき、衝撃センサ38から出力される信号がこのレベル(所定レベル)以上のときに、制御部31に信号を出力するようにし、この信号に基づいて、制御部31がモータ25に開き通電を行わせる制御信号を発するようにするのが好ましい。
この実施形態における撮影動作及びシャッタの駆動方法について、図6のタイムチャートを参照しつつ説明する。先ず、カメラユニット20のメインスイッチ36がオンにされると、CCD23に電力が供給され、又、モータ駆動回路34を介してモータ25に対し開き通電が行われて、シャッタ24が光路を開いた開き状態に位置付けられる。この状態においては、カメラユニット20で動画の撮影を行うことができると同時に、静止画を撮影する際の撮影待機状態となる。
静止画の撮影待機状態において、携帯電話機を落下あるいは衝突させ本体10が所定レベル以上の衝撃力を受けた場合、衝撃センサ38及び衝撃検出回路39からの信号が出力される。そして、図6に示すように、制御部31は、この検出信号に基づき、シャッタ24が閉じているとみなし、モータ駆動回路34を介して、予めモータ25に対し開き通電(シャッタ24を閉じ状態から開き状態に完全に移動させるに十分な通電)を行う。これにより、閉じ状態に移動していたシャッタ24は本来の開き状態に位置付けられ、撮影可能な状態となる。
仮に、所定レベル以上の衝撃力を受けたにも拘わらず、シャッタ24が開き状態にあった場合は、モータ25に対して開き通電を行っても、シャッタ24はそのまま開き状態に保持される。
一方、携帯電話機を落下させることなく又他のものと衝突させることなく、すなわち、本体10が外部から何ら衝撃力を受けていない状態のときは、シャッタ24は既に開き状態にあり、衝撃センサ38及び衝撃検出回路39からは何ら信号が出力されない。したがって、制御部31は、何ら制御信号を発することなく、撮影待機状態を維持する。
そして、操作者がレリーズ動作を行ってレリーズスイッチ37がオンになると、CCD23の画像信号に基づいて被写体の光量が測定されて、露光時間が算出される。そして、CCD駆動回路32を介してCCD23が一旦オフとされた後に再びオンとされて電荷の蓄積を開始し、所定時間(露光時間)経過後に、図6に示すように、モータ駆動回路34を介してモータ25に対して閉じ通電が行われ、シャッタ24は即座に閉じ動作を行う。これにより、静止画の撮影が完了する。
その後、CCD23に蓄積された画像信号は、画像信号処理回路33を介して、記憶部35に記憶される。そして、再びモータ駆動回路34を介してモータ25に対して開き通電が行われ、シャッタ24は開き状態に位置付けられ、動画の撮影が可能になると同時に静止画の撮影待機状態となる。
以上のように、衝撃センサ38から所定レベル以上の信号が出力されたときにのみ、制御部31はモータ25に対して開き通電を行ってシャッタ24を開き状態に位置付けるため、シャッタ24が閉じるような衝撃力を受けない場合は、無駄な制御動作を行わず、その分だけ消費電力等を低減できる。
上記実施形態においては、シャッタ24の状態に拘わらず撮影毎に必ずモータ25に対して開き通電を行う手法、CCD23から得られる光量の情報に基づいてモータ25に対して開き通電を行う手法、さらに、衝撃センサ38から出力された信号に基づいてモータ25に対して開き通電を行う手法を、それぞれ別々に示したが、これに限定されるものではなく、いずれか二つの手法を兼ね備えた構成、あるいは、全ての手法を兼ね備えた構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、カメラユニット20として、二つのレンズ21,22とそれらの間に配置されたシャッタ24とを備える単焦点レンズ光学系のものを示したが、これに限定されるものではなく、ズームレンズ光学系にシャッタを設けたカメラユニットに対して、本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、カメラユニット20のシャッタ24を駆動する電磁アクチュエータとして、ムービングマグネット型のモータ25を示したが、これに限定されるものではなく、シャッタを開閉駆動するものであればその他の電磁アクチュエータを備えた構成において、本発明を適用してもよい。
上記実施形態においては、本発明を適用する撮像装置(カメラユニット)を搭載する携帯情報端末機として、携帯電話機を示したが、これに限定されるものではなく、落下等により衝撃力を受けるものであれば携帯型パーソナルコンピュータ等その他のものであってもよい。
本発明に係る撮像装置が適用される携帯電話機の外観を示す正面図である。 本発明に係る撮像装置を駆動するための制御回路を示すブロック図である。 本発明に係る撮像装置の駆動制御を示すタイムチャートである。 本発明に係る撮像装置の他の駆動制御を示すタイムチャートである。 本発明に係る撮像装置を駆動するための他の制御回路を示すブロック図である。 本発明に係る撮像装置のさらに他の駆動制御を示すタイムチャートである。 従来の撮像装置の駆動制御を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 携帯電話機の本体
11 操作釦
12 モニター
13 アンテナ
14 撮影窓
20 カメラユニット(撮像装置)
21,22 レンズ(レンズ光学系)
23 CCD(撮像素子)
24 シャッタ
25 モータ(電磁アクチュエータ)
31 制御部(制御手段)
32 CCD駆動回路
33 画像信号処理回路
34 モータ駆動回路
35 記憶部
36 メインスイッチ
37 レリーズスイッチ
38 衝撃センサ
39 衝撃検出回路

Claims (2)

  1. レンズ光学系と、
    被写体の画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置されて光路を開閉するシャッタと、
    開き通電により前記シャッタに開き動作及び閉じ通電により前記シャッタに閉じ動作を行わせる電磁アクチュエータと、
    前記電磁アクチュエータの通電制御を行う制御手段と、を備えた撮像装置であって、
    前記制御手段は、
    電源投入により、前記電磁アクチュエータに開き通電を行うことで前記シャッタを開き状態に位置付けて動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態とし、
    レリーズ動作がなされたとき、前記電磁アクチュエータに対して、撮影前に先ず開き通電を行い、続いて閉じ通電を行うことで撮影を終了させ、最後に開き通電を行うことでシャッタを撮影前の開き位置に復帰させて撮影待機状態とする
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. レンズ光学系と、
    被写体の画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置されて光路を開閉するシャッタと、
    開き通電により前記シャッタに開き動作及び閉じ通電により前記シャッタに閉じ動作を行わせる電磁アクチュエータと、
    前記撮像素子により撮影された画像情報を含む種々の情報を表示する表示部と、
    種々の操作を行う操作部と、
    前記電磁アクチュエータの通電制御を行う制御手段と、を備えた携帯情報端末機であって、
    前記制御手段は、
    電源投入により、前記電磁アクチュエータに開き通電を行うことで前記シャッタを開き状態に位置付けて動画撮影状態及び画像情報を得られる撮影待機状態とし、
    レリーズ動作がなされたとき、前記電磁アクチュエータに対して、撮影前に先ず開き通電を行い、続いて閉じ通電を行うことで撮影を終了させ、最後に開き通電を行うことでシャッタを撮影前の開き位置に復帰させて撮影待機状態とする
    ことを特徴とする携帯情報端末機。
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